JP2002097694A - 洗面装置 - Google Patents

洗面装置

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JP2002097694A
JP2002097694A JP2000288738A JP2000288738A JP2002097694A JP 2002097694 A JP2002097694 A JP 2002097694A JP 2000288738 A JP2000288738 A JP 2000288738A JP 2000288738 A JP2000288738 A JP 2000288738A JP 2002097694 A JP2002097694 A JP 2002097694A
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mechanical box
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Yasumi Ota
育實 太田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 既設溢水路を、排水栓装置のレリースワイヤ
の挿通空間として有効利用した上に溢水穴部分に設けた
操作部の操作で排水部を開閉でき、しかもレリースワイ
ヤの摺動抵抗が小さく、排水栓装置としての操作性と共
に耐久信頼度が大幅に向上する洗面装置を提供する 【解決手段】 操作部で支軸322aを押動すると支軸
322aに回転リング322bの上側の被係合歯322
b’がメカボックス321の天井壁部321aの係合歯
322dに係合案内させて回動した後、下側の被係合歯
322b’がメカボックス321内周面の係止歯322
eに係止して開栓状態にする。再度操作部を押動する
と、上側の被係合歯322b’が係合歯322dに係合
案内されて回動した後、下側の被係合歯322b’が、
係止歯322eに係止されずに回転リング322bと共
に支軸322aを降下させ、閉栓状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔操作型の排水
栓装置を備えた洗面装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、遠隔操作型の排水栓装置を備えた洗
面装置には、上縁面に設けた操作部の押動力を、伝達部
を構成する複数本の梃子杆を介して栓部に伝達して排水
部を開閉する遠隔操作型が存在していた。この構造で
は、大きな操作力が必要で、仕掛け的にも大掛かりでも
あることから、今日アウターチューブ内にインナーワイ
ヤを摺接可能に挿通させて伝達部を構成し、その伝達部
を操作部の押動操作力を伝達部を介して伝達することよ
って排水部を開閉する遠隔操作型の排水栓装置が備えた
洗面装置が主流を占めるようになっている。ところで、
レリースワイヤを使用する遠隔操作型の排水栓装置とし
て、例えば実開平1−136568号等に開示されてい
るスラストロック機構を用いたタイプが知られている。
その基本的な原理構成は、栓蓋の支軸322aがメカボ
ックス321に上下動可能に支持され、スラストロック
機構322を、その支軸322aに固定され上面に係合
歯を有する固定リングXと、その支軸322aに固定リ
ングXに対して直列状で且つ回転可能に設けられ下面に
被係合歯を有する回転リング322bと、メカボックス
321内周面に設けた係止歯322eとを備えており、
支軸322aをレリースワイヤ22で下方から弾機の弾
撥力に抗して押動する度に、固定リングXの係合歯との
回転歯の係合で回転リング322bが回転して、回転毎
に係止歯322eに対する回転歯の係止と係止解除とが
交互に繰り替えされ、係止が解除されると係止歯322
e間の溝部から固定リングXと共に回転リング322b
が下方にガイドされて栓蓋で排水部の開閉が行なわれる
(図17参照)。この構成の場合、支軸322aの上下
動用のスペースの他に、回転リング322bに対して固
定リングXが直列状に収容される縦スペースを有するメ
カボックス321が必要であり、メカボックス321が
長尺化する。
【0003】ところで、陶製の洗面器における既設の溢
水路21をレリースワイヤ22の配線路として有効利用
することが提案される。ところが、前記の通りメカボッ
クス321が長尺化すると、その既設の溢水路21がボ
ール壁部11aの裏面に臨んで確保されることから、溢
水路21の底面21’がボール壁部11aの裏面に対し
て接近した関係になる。そのため、長尺なメカボックス
321を排水口金具3に配設してレリースワイヤ22他
端側をそのメカボックス321に接続すると、どうして
もメカボックス321の下端に接続するレリースワイヤ
22の他端側が図17に示すように非常に小さな曲率で
曲折してしまうことを避けることができず、インナーワ
イヤのアウターチューブに対する摺動抵抗が大きくなっ
て、操作性が低下したり、耐久性が低減する虞れがあ
る。無論、人造大理石製等の洗面器の既設溢水路を利用
してレリースワイヤを配線し、排水口金具にメカボック
スを配設する場合にも、同様な危惧が生じる虞れがあっ
た。このような問題点は、排水口が押し引きによって開
閉される排水栓装置にも同様に生じるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来事情
に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、既設溢
水路を、排水栓装置のレリースワイヤの挿通空間として
有効利用した上に溢水穴部分に設けた操作部の操作で排
水部を開閉することができる洗面装置を提供することに
ある。他の目的とする処は、既設溢水路を挿通するレリ
ースワイヤの摺動抵抗が小さく、排水栓装置としての操
作性と共に耐久信頼度が大幅に向上する洗面装置を提供
することにある。更に他の目的とする処は、溢水穴に排
水栓装置の操作部をボール部内から操作可能に取付けで
きる洗面装置を提供することにある。他の目的とする処
は、人造大理石製等の溢水路を一体成形できない洗面器
を支持するキャビネット内の空間を広々と使用する洗面
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に講じた技術的手段は、洗面器のボール部と排水部とに
亘って連絡している既設溢水路に溢水穴から遠隔操作式
の排水栓装置におけるレリースワイヤを挿通させ、その
操作部を、溢水穴部分にボール部内から操作可能に設
け、排水部に、前記操作部の操作で排水口を開閉する栓
部を設けたことを要旨とする。前記排水栓装置は、押動
操作の度にロックとロック解除とを交互に繰り返して排
水口を開閉するタイプと、押しによって排水口を開栓
し、引きによって排水口を閉栓するタイプとが採用され
る。また、前記押動操作専用のレリースワイヤとして
は、自己潤滑性を有する四フッ化エチレン樹脂製とする
アウターチューブと、金属材からなるコイル状の線状コ
アからなるインナーワイヤとで構成したものや、オレフ
ィン系の熱可塑性樹脂製のアウターチューブと、2フッ
化エチレン樹脂製の樹脂ロッドからなるインナーワイヤ
とで構成ものものが好適である。この前者のレリースワ
イヤでは、自己潤滑性のため、インナーワイヤとの摩擦
抵抗で摩擦粉が生じても、それが潤滑材として機能し、
摺動抵抗の抑制材として機能するようになる。また、後
者のレリースワイヤでは、オレフィン系の熱可塑性樹脂
製のアウターチューブと、2フッ化エチレン樹脂製の樹
脂ロッドとの熱膨張特性が近似し、温水をオーバーフロ
ーさせても支障がないこと。4フッ化エチレン樹脂製の
アウターチューブに対してオレフィン系の熱可塑性樹脂
製のアウターチューブが廉価であり、更に金属材からな
るコイル状の線状コアからなるインナーワイヤに対して
2フッ化エチレン樹脂製の樹脂ロッドからなるインナー
ワイヤは、機械的特性に差異がない上、廉価である。
【0006】以上の技術的手段によれば、陶製、人造大
理石製等の洗面器に設けられている既設の溢水路に溢水
穴からレリースワイヤを通し、そのレリースワイヤの一
端側が接続されてボール部内から操作される操作部を押
動操作または押し引き操作して、レリースワイヤの他端
側が接続されている栓部で排水口を開閉する。プッシュ
タイプの場合のレリースワイヤは前者のみ、後者の場合
は、プッシュプルタイプとプッシュタイプに併用するこ
とができる。
【0007】また、操作部は、ボール部に開穴した溢水
穴から溢水路内に挿入した後、溢水穴の背後で交差する
ように回動させる座板を後端に有し両端を開放した内部
中空状の操作筒部と、その操作筒部の前側周面に形成し
た螺子部に螺合して前記座板とでボール壁部を挟持する
挟持体と、前記操作筒部の後端を閉口するように一端側
のアウターチューブを間接的に取付けてインナーワイヤ
を操作筒部内に突出させるレリースワイヤと、操作筒部
内に後端が進退可能にガイドされて押し釦で操作の度に
インナーワイヤが移動する操作軸とを備えていると好適
なものである。
【0008】以上の技術的手段では、ボール部内におい
て手前から溢水穴方向に押し釦を押動することで排水口
を開閉する。また、後端の開口にレリースワイヤの一端
側を間接的に取付けた操作筒部を、レリースワイヤの他
端側を溢水穴を通して座板を同溢水穴から溢水路内に挿
入した状態で座板が溢水穴に対して直交するように操作
筒部を回動させた状態でその操作筒部にナットを螺合し
て、座板と挟持体(ナット体)とで操作筒部をセットし
て操作部の槽内からの取付けが行なわれる。そして、操
作軸の押動操作に必要なストロークが、溢水路を占有し
ない。
【0009】また、押し釦と溢水穴を開穴するボール壁
との間に操作軸、操作筒部を外部から隠蔽する弾性膜か
らなるジャバラ状の化粧筒を介在し、その化粧筒に押し
釦の戻り弾機をインサートもしくはその内面に一体的に
設けていても良いものである。
【0010】この技術的手段によれば、操作軸、操作筒
部を外部から隠蔽する弾性膜からなるジャバラ状の化粧
筒がレリースワイヤにおけるインナーワイヤの戻り弾機
として有効に兼用される。
【0011】また、操作部が、ボール部に開穴した溢水
穴に引っ掛けてボール部の内面に添接して配置されるサ
ポート体と、そのサポート体にそのサポート体を覆うよ
うに槽内から取付けられる下面を開放したカバー体と、
前方斜め上方を向いて前記カバー体に凹設された案内凹
部に上下動可能にガイドされる押し釦と、前記案内凹部
の底部分に一端側のアウターチューブを間接的に取付け
て突出するインナーワイヤを前記押し釦の操作で押動さ
せる操作軸とを備えていても良いものである。
【0012】この技術的手段によれば、ボール部内にお
いて手前上方側から押し釦を押動する操作で排水口を開
閉する。また、操作部は、サポート体を溢水穴に引っ掛
け、レリースワイヤの他端側を溢水穴を通してそのサポ
ート体にカバー体を取付けることで、槽内からセットさ
れる。
【0013】また、栓部は、メカボックス内にスラスト
ロック機構を備えてなり、そのスラストロック機構は、
そのメカボックスに上下動可能に案内される栓蓋の支軸
と、その支軸に回転可能に設けられ上下両面に被係合歯
を有する回転リングと、該支軸を下方に付勢する弾機
と、前記メカボックスの天井壁部に刻設され前記弾機の
付勢力に抗してレリースワイヤで前記支軸を上昇する度
に上側の被係合歯を係合案内して回転リングを回転させ
る係合歯と、同メカボックスの内周面に形成され前記支
軸上昇の度に下側の被係合歯の係止と係止解除とを交互
に繰り返す係止歯とを備え、前記メカボックスを、排水
口金具に上方から抜差し可能に係止している構成が好適
である。
【0014】以上の技術的手段によれば、操作部を押動
すると、支軸が押し上げられて支軸に回転可能になって
いる回転リングの上側の被係合歯がメカボックスの天井
壁部に形成されている係合歯に係合案内され回転し、押
動力を停止すると、弾機の弾撥力を受ける下側の被係合
歯がメカボックス内周面の係止歯に係止し、開栓状態に
なる。再度操作部を押動すると、回転リングの上側の被
係合歯が同係合歯に係合案内されて回転し、押動力を停
止すると、弾機の弾撥力を受ける下側の被係合歯が、前
記係止歯に今度は係止されずに案内されて回転リングと
共に支軸を降下させ、閉栓状態にする。これを操作部の
押動の度に交互に繰り返す。また、係合歯をメカボック
スの天井壁に直接刻設して、固定リング分、メカボック
スの縦スペースを削減して同ボックスを小型化する。
尚、レリースワイヤの他端側は、排水部(詳細には排水
口金具)内に引出しメカボックスに接続後、そのメカボ
ックスを排水口金具に上方から抜差し可能に係止して、
排水栓装置は取付施工される。
【0015】そして、洗面器が人造大理石製等の溢水路
を一体成形できないものであり、且つその排水口金具の
下端開放部をキャップで被蓋し、排水口金具に水密状に
外嵌されて溢水路の下端部を構成する溢水案内用の接続
筒部にその側方から排水系の始端を接続するようにして
いる場合も有効なものである。
【0016】以上の技術的手段によれば、溢水路の下端
部を構成する溢水案内用の接続筒部にその側方から排水
系の始端を接続することによって、その排水系をキャビ
ネットの側板(背板でも可)に接近するように水平状に
配路してから同側板に添って垂設する配路にする、所謂
排水口金具直下のキャビネット空間を占有しない排水経
路を構成可能とする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図8は、本発明洗面装置の
第1の実施の形態を、図9は同第2の実施の形態を、更
には、図10〜図12は、第3の実施の形態を、図13
及び図14は、第4の実施の形態を各々示している。ま
ず、第1の実施の形態を説明すると、符号1は、陶製の
洗面器、2は排水栓装置である。
【0018】陶製の洗面器1は、図1等に示すようにボ
ール部11に溢水路21を一体成形した周知の構造のも
のを図示し、ボール部11の下端開口には、溢水路21
下端に連通する連通空間211が開設され、その下端開
口に、連通空間211に対応して排水用孔13を有する
排水口金具(排水部)3を掛止してセットし、パッキン
100を介して外螺子23に螺合する締付ナット33を
締付けることでその排水口金具3をボール部11の底部
分に水密状に取付けている。符号200は袋ナット、3
00はその袋ナット200を介して排水口金具3下端に
連通状に接続される排水管である。
【0019】排水栓装置2は、押動操作のみで排水口を
開閉するタイプを示しており、操作部12、その操作部
12に一端側に接続するレリースワイヤ22、同レリー
スワイヤ22の他端側に接続される栓部32から構成さ
れている。
【0020】レリースワイヤ22は、自己潤滑性を有す
る四フッ化エチレン樹脂製とするアウターチューブ22
1と、金属材からなるコイル状の線状コアからなるイン
ナーワイヤ222とで形成されている。
【0021】この操作部12は、後端開放部に、フレア
加工でアウターチューブ221を係止したナット125
aを螺嵌してインナーワイヤ222のみを内部に突出さ
せた内部中空状の操作筒部125の後端に座板125b
を左右方向に突設し、レリースワイヤ222の他端側
を、溢水穴41から溢水路21内に挿入した状態でその
座板125dを同様に溢水穴41から溢水路21内に挿
入して溢水穴41の背後で交差するようにその操作筒部
125を人為的に回動させた後、操作筒部125前側周
面の螺子部125cに挟持体126を螺合して座板12
5bと挟持体126とでボール壁部11aを挟持し、操
作筒部125内でインナーワイヤ222の先端を操作軸
124の後端の抜け防止軸部124aに連結すると共
に、前記挟持体126を弾性膜からなるジャバラ状の化
粧筒127で被蓋し、操作軸124先端に押し釦123
を螺合した構造になっている。尚、符号128は前記と
同様に押し釦123の戻りを確実化するために設けた戻
り弾機であり、前記ジャバラ状の化粧筒127に戻り弾
機128をインサートもしくは内面に一体的に設けられ
ている。
【0022】この実施の形態では、操作筒部125の後
端に間接的に連結されるレリースワイヤ22の他端部を
溢水穴41から挿入してから、座板125bを同溢水穴
41に差入れた後、座板125bが直交状となるように
回動させる操作筒部125の回動、挟持体126の締付
け、化粧カバー127の配置、押し釦123の取付けを
順に行なわれ、続いてボール部11内でレリースワイヤ
22の他端側をメカボックス321の下端に接続後、そ
のメカボックス321を前記係止孔53bに上方から係
止して取付施工が完了する。尚、溢水は、化粧筒127
両サイドの残置される溢水穴41部分から行なわれる。
【0023】前記栓部32は、メカボックス321内に
スラストロック機構322を備えた構造のものである。
スラストロック機構322は、内部を中空状とするメカ
ボックス321に上下動可能に案内される栓蓋4の支軸
322aと、その支軸322aに回転可能に設けられ上
下両面に被係合歯322b’、322b’を有する回転
リング322bと、該支軸322aを下方に付勢する弾
機322cと、前記メカボックス321の天井壁部32
1aに刻設された係合歯322dと、同メカボックス3
21の内周面に形成された係止歯322eとを備え、前
記メカボックス321を、排水口金具3に上方から抜差
し可能に係止させてある。
【0024】回転リング322bは、支軸322aに設
けられた2個の鍔部322a’、322a’間に同軸を
もって回転可能に挿嵌されており、外側上下に90度の
間隔をおいて前記係合歯322dと係止歯322eに係
合する被係合歯322b’、322b’を形成してい
る。この被係合歯322b’、322b’は、上側が係
合歯322d用、下側が係止歯322e用である。係合
歯322dは、メカボックス321の天井壁部321a
に鋸状歯部322d’を直接刻設することによって形成
されている。係止歯322eは、メカボックス321の
側壁に互いに90度の間隔を空けて4個形成されてお
り、この4個の係止歯322eの上端は、鋸状歯部32
2e’で構成してある。また、前記被係合歯322
b’、322b’は、上端部と下端部を各々傾斜面とす
る略横向き台形状に形成され、上側が前記係合歯322
dの鋸状歯部322d’に係合し、下側が係止歯322
eの鋸状歯部322e’に係合するようになっている。
前記する係合歯322dと係止歯322eは、鋸状歯部
322d’、322e’が向い合うように対向配置され
るようになっている。また、前記4個の係止歯322e
相互間は、回転リング322bにおける被係合歯322
b’が嵌合する溝部322fになっており、その溝部3
22fの長さは、少なくと支軸322aが栓蓋4を排水
口金具3の排水口43に密着できるように下降できる長
さにしてある。そして、弾機322cは、上側の鍔部3
22a’と前記天井壁部321aとの間に介在されてい
る。
【0025】前記メカボックス321は、排水口金具3
から突設し先端に平面視C型状の係止部53aを有する
ブラケット53のその係止孔53bに抜き差し可能に係
止する環状係止凹部321bをその外周面中途部に周設
してある。また、この実施の形態においては、前記支軸
322aで扛上される栓蓋4は、図1等に示すように周
面に環状パッキン141を周設した蓋部14に、メカボ
ックス321に上方から遊嵌合する振れ止め部142を
一体もしくは一体的に垂設した構成になっている。そし
て、メカボックス321の下端に接続されるレリースワ
イヤ22の他端側先端のプランジャー222aが前記押
し釦123を押動操作する度に支軸に凹設された凹部
(図示せず)底を押し上げられて、栓蓋4が上昇して開
栓するようになっている。
【0026】図1、図2は、排水口金具3の上端部であ
る排水口43を閉栓した状態を示しており、この図1、
図2の状態から図3の開栓状態に、更に閉栓状態へと移
行する一連に動作を図4、図5に基づいて説明すると、
先ず、図4(実線参考)は、図1、図2の閉栓状態を示
し、回転リング322bの被係合歯322b’がメカボ
ックス321の前記溝部322fでガイドされて下降状
態にある。この状態から操作部12の押し釦123を弾
機322cの弾撥力に抗して押動操作すると、レリース
ワイヤ(詳細にはインナーワイヤ222)22で支軸3
22aが押し上げられて、回転リング322bの上側の
被係合歯322b’が係合歯322dの鋸状歯部322
d’に係合して回転される(図5(a)の二点鎖線参
考)。そして、その押動力を停止すると、回転リング3
22bの下側の被係合歯322b’が係止歯322eの
鋸状歯部322e’に係合し回転され、図3の開栓状態
(図5(b))となる。再度操作部12を押動操作する
と、回転リング322bの上側の被係合歯322b’が
前記係合歯322dにおける鋸状歯部322d’の隣に
位置する鋸状歯部322d’に係合し回転される(図5
(c))。そして、押動力を停止すると、回転リング3
22bの下側の被係合歯322b’が前記係止歯322
eにおける鋸状歯部322e’の隣に位置する鋸状歯部
322e’に係合して回転されて被係合歯322b’、
322b’が前記溝部322fでガイドされて下降し
(図5(d))、再び図1、図2の閉栓状態へと移行す
る。
【0027】栓部32において、メカボックス321下
端に接続した状態のレリースワイヤ22他端側の曲折状
態を図1等で明示しているが、同図1において二点鎖線
で明示した従来の曲折状態に比べて大きな曲率で接続す
ることが可能になっている。これは従来の固定リングの
高さ分、メカボックス321が小型化されてその分、メ
カボックス321の下端の位置を上位に配置できたこと
を要因とするものである。
【0028】次に第2の実施の形態を説明すると、この
実施の形態は、前記するレリースワイヤ22を、オレフ
ィン系の熱可塑性樹脂製(例えばポリエチレン)のアウ
ターチューブ221と、2フッ化エチレン樹脂製(PV
DF)の樹脂ロッドからなるインナーワイヤ222とで
構成し、栓部32の構造を前記する第1の実施の形態と
異ならしめてある。栓部32は、排水口金具3の排水用
孔13の縁に上方から抜き差し可能に弾性的に掛止する
輪状ブラケット(十字状の支持腕の外端を輪状体で連結
した構造)323と、その輪状ブラケット323の中央
部(十字状の支持腕の交差部)に凹設された凹部324
底から立上げ形成されたガイド筒325と、その凹部3
24底から垂設し同一円周上に窓孔326aを開孔した
連絡筒326と、前記ガイド筒325に支軸322aが
嵌装される栓蓋4等から構成されている。レリースワイ
ヤ22は、その他端側に図9で示すように前記連絡筒3
26内に差し込まれて、爪部327aが前記窓孔326
aに係止する係止筒327が取付けてある。この係止筒
327は、ラッパ状を呈してなり、下半部に等間隔をお
いてスリットを設けて、縮径可能になっており、手で握
って縮径させた状態で連絡筒325に挿入した後、手を
離せば爪部327aが弾性的な拡径力で前記窓孔326
aに係止してインナーワイヤ222の先端のみが凹部3
24底を貫通して支軸3222aの下端に当接もしくは
接近して臨むようになっている。
【0029】この実施の形態は、内部にスラストロック
機構を採用しない、押し釦123言わばプッシュするこ
とよって栓蓋4を持上げて開栓し、プル(引く)ことに
よって閉栓する排水栓装置である。即ち、オレフィン系
の熱可塑性樹脂製(例えばポリエチレン)のアウターチ
ューブ221と、2フッ化エチレン樹脂製(PVDF)
の樹脂ロッドからなるインナーワイヤ222とからなっ
ている。無論、このレリースワイヤ22を、前記する第
1の実施の形態のレリースワイヤとして使用すること自
由なものである。また、この実施の形態において、開栓
状態、閉栓状態の維持は、前記する抜け防止軸部124
aにOリング124bを嵌着し、そのOリング124b
と操作筒部125の内周面との摩擦抵抗で行なうように
なっており、この実施の形態においては、図示するよう
に化粧筒127には、戻り弾機をインサートも一体的に
も設けていない。
【0030】次に第3の実施の形態を説明すると、この
実施の形態は、操作部12の変形例を示すものである。
操作部12は、サポート体121、カバー体122、押
し釦123、操作軸124とを備え、サポート体121
は、図11に示すようにボール部11に開孔した溢水穴
41と直交状になる縦向楕円孔121aを中央部に、そ
の縦向楕円孔121aを挟んで隣設して長孔121b、
121bを各々開孔し且つ前面の上縁、両縁に連続して
面一状に差込突縁部121cを突設した平板状を呈して
なり、前記両長孔121b、121bを挿通するL字ボ
ルト121d、121dの折曲棒部121d’、121
d’同士を連結板121eで連結し、その連結板121
eを溢水穴41の穴下縁裏面に当てがった状態で槽内か
らナット121f止めすることによってボール部11の
内面に添接して配置されるようになっている。
【0031】カバー体122は、後方と下方の双方を共
に開放した内部中空状の本体122aに、前方斜め上方
を向いて案内凹部122bを凹設すると共に前記差込突
縁部121cと対応する内面部分に係合凹部122cを
凹設し、更に前記案内凹部122bの底部分に底板部を
中心に案内凹部122b内及び案内凹部122b外に連
続してガイド筒部122dを一体に形成し、そのガイド
筒部122dの下端開放部にレリースワイヤ22の一端
側が間接的に接続されている。このレリースワイヤ22
の一端側は、前記ガイド筒部122dの下端開放部の外
周面に螺合するナット223の底部内面にアウターチュ
ーブ221の一端部をフレア加工で係止してインナーワ
イヤ222のみをガイド筒部122d内に突出させてあ
る。操作軸124は、一端(先端)を押し釦123裏側
中央部に取付け、他端(後端)を前記ガイド筒部122
dでガイドされるようにそのガイド筒部122d内に進
入位置させ、その他端(後端)に前記インナーワイヤ2
22の突出端が連結してある。尚、操作軸124の前記
他端側は、ガイド筒部122dから外れないように抜け
防止鍔部を有する構成になっており、レリースワイヤ2
2は前記縦向楕円孔121a、溢水穴41を経て溢水路
21に配線されている。符号122fは、案内凹部12
2bの底に開孔した排出孔である。図12は、陶製の洗
面器1の溢水路21を利用して排水栓装置2を取付施工
する状態を示し、説明すると、前記のようにサポート体
121を溢水穴41に引っ掛けた状態でレリースワイヤ
22の他端側を縦向楕円長孔121aを介して溢水路2
1に挿入し、同他端側をブラケット53の係止孔53b
を通してボール部11内に引出すようにして前記カバー
体122の係合凹部122cにサポート体121の差込
突縁部121cを差込係止して操作部12をそのサポー
ト体121を視認不能にカバーして、操作部12をセッ
トする。続いてボール部11内でレリースワイヤ22の
他端側をメカボックス321の下端に接続後、そのメカ
ボックス321を前記係止孔53bに上方から係止して
取付施工が完了する。尚、溢水は、カバー体122の下
端開放部122g、縦向楕円長穴121a、溢水穴41
を介して行なわれる。符号123aは、押し釦123の
戻りを確実化するための弾機である。
【0032】更に、図13及び図14に示す第3の実施
の形態を説明すると、この実施の形態は、人造大理石製
等、溢水路21をボール部11と一体成形できない洗面
器1に排水栓装置2を装設した場合の例であり、栓部3
2の構成は前記する第1の実施の形態と同様であるた
め、同一符号を付して説明は省略する。この実施の形態
では、フレキシブル路体21aの上端に、図示しないが
前記する溢水穴41に連通する入穴付きの取付板を一体
または一体的に設け、その取付板をボール壁部裏面に入
穴が溢水穴41に連通するように貼着等で固定し、その
取付板における穴縁に前記する第1の実施の形態のL字
ボルト121dの折曲棒部121d’を引っ掛けたり、
同取付板の裏面に前記第2の実施の形態の座板125b
を交差状に当接させて挟持体126とで操作筒部125
を挟持するようにする。入穴は、溢水穴41と同様形状
にし、また座板125bを直交状に回動させる場合に
は、フレキシブル路体21aの取付板との接合部を座板
125bのその動向を阻害しない程度の空間を内部に確
保するように構成する。また、下端においては、図示す
るように前記排水口金具3に開孔した排水用孔13を囲
繞する溢水案内用の接続筒部21bを、パッキン100
を介して排水口金具3に螺嵌でその下端開放部を被蓋す
るキャップ5でボール部11底部に締着し、その接続筒
部21bの側方から前記フレキシブル路体21aの下端
を連結する連結筒21cを突設形成し、またキャビネッ
トの側板(図示せず)に接近するまで水平状に延設して
から側板に添うように配管される排水系の始端となる排
水管300を連結するための排水用の連結筒21cを同
様に側方に突設形成している。
【0033】この図13において、二点鎖線は、前記第
1の実施の形態と同様に従来のメカボックス321との
接続状態のレリースワイヤ22他端側の曲折状態を示し
ており、これは固定リングの高さ分(従来例が有す
る)、メカボックス321の下端がこの実施の形態のメ
カボックス321の下端レベルに比べて下位レベルに位
置する結果、非常に小さな曲率での接続が余儀なくされ
てしまうことを現すものである。
【0034】図15は、第1、第3の実施の形態におけ
る栓部と、レリースワイヤと、溢水路との寸法関係を示
し、図16は、第4の実施の形態における栓部と、レリ
ースワイヤと、溢水路との寸法関係を示している。これ
によると、第1、第3の実施の形態の栓部32を使用し
た場合、13mmの大きな曲率をもってメカボックス3
21の底部にレリースワイヤ22を接続できたものに対
して、従来の栓部の場合には、5mmの小さな曲率でし
かメカボックス321の底部に接続できないことが理解
される。また、図16は、第4の実施の形態の栓部32
を使用した場合、14mmの大きな曲率をもってメカボ
ックス321の底部にレリースワイヤ22を接続できた
ものに対して、従来の栓部の場合には、4.6mmの小
さな曲率でしかメカボックス321の底部に接続できな
いことが理解される。尚、第2の実施の形態の栓部32
を使用した場合のメカボックス321の底部に接続する
レリースワイヤ22の曲率を示していなが、図15と変
りない曲率をもってレリースワイヤ22をメカボックス
321に接続できるものであった。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、陶
製、人造大理石製等の洗面器の既設の溢水路を利用して
配線されるレリースワイヤを、溢水穴部分に設けられて
いる操作部を槽内から操作することによって排水口を開
閉する便利な遠隔操作型の洗面装置を新規に提供するこ
とができる。そして、請求項2のようにレリースワイヤ
を、オレフィン系の熱可塑性樹脂製のアウターチューブ
(例えばポリエチレン)と、2フッ化エチレン樹脂製の
樹脂ロッドとで構成している場合、両者は熱膨張特性が
近似し、温水をオーバーフローさせても支障がなく使用
できること。更には、2フッ化エチレン樹脂製の樹脂ロ
ッドからなるインナーワイヤは機械的な特性に優れ、プ
ル式のみらなずプルプッシュ式にも安心して使用でき、
且つ両素材ともに非常に廉価で、安価な洗面装置の提供
に寄与できる。しかも、請求項3、5は、共に操作部を
洗面器内からセットできる上、栓部の開閉に必要な操作
軸のストロークが溢水路を占有することがなくなり、そ
れによって溢水穴からの溢水路に案内されるインナーワ
イヤ一端側の曲率も大径となってレリースワイヤ一端側
についても摺動抵抗が小さく抑制して応答性を向上で
き、レリースワイヤの両端が共に摺動抵抗が抑制され応
答性に秀でたより耐久信頼性の高い洗面装置を提供する
ことができる。また、請求項4のように押し釦と溢水穴
を開穴するボール壁との間に操作軸、操作筒部を外部か
ら隠蔽するジャバラ状の化粧筒に押し釦の戻り弾機をイ
ンサートもしくはその内面に一体的に設けている場合に
は、内部に化粧筒が戻し弾機を兼務することになり、わ
ざわざ戻し弾機を介在する必要が無くなり、組立て作業
の面倒さを軽減する一助になる。その上、請求項6のよ
うに栓部の開閉機構を構成するスラストロック機構が、
固定リングの厚み分、メカボックスの縦スペースを削減
してそのボックスを短寸にするから、排水部(排水口金
具)に対してメカボックスの下端をそれ分(固定リング
分)上位レベルで配設して、既設の溢水路をレリースの
配線路にしているにも関らず、レリースワイヤ他端側の
曲率を大径にしてメカボックスに接続可能(図1、図1
3、図15、図16参照)となり、インナーワイヤのア
ウターチューブに対する摺動抵抗を小さく抑制して操作
性を向上させ、耐久性の低下を防止する応答性に優れた
洗面装置を提供することができる。そして、請求項7の
ように、排水口金具の下端開放部をキャップで被蓋し、
排水口金具に水密状に外嵌されて溢水路の下端部を構成
する溢水案内用の接続筒部にその側方から接続する排水
管をキャビネットの側板に接近するまで延設し更に同側
板に沿って添うように配管している場合にあっては、人
造大理石製の洗面器を載置するキャビネット空間を広々
と利用でき、非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の要部を示す正面断面図で一
部省略して示す。
【図2】閉栓状態を示す栓部部分の拡大断面図。
【図3】開栓状態を示す栓部部分の拡大断面図。
【図4】係合歯、被係合歯、係止歯の関係を示す展開図
で、閉栓状態を示す。
【図5】同係合歯、被係合歯、係止歯の関係を示す展開
図で、(a)は、回転リングの上側の被係合歯が、係合
歯の鋸状歯部に係合し案内される状態を示し、(b)
は、回転リングの下側の被係合歯が、係止歯の鋸状歯部
に係合し案内されて開栓している状態を示し、(c)
は、回転リングの上側の被係合歯が、係合歯の鋸状歯部
に係合し案内される状態を示し、(d)は、回転リング
の下側の被係合歯が、係止歯の鋸状歯部に係合し案内さ
れて溝部に落下し閉栓しようとする状態を示す。
【図6】操作部の拡大断面図。
【図7】(7)−(7)線に添える拡大矢視図で、溢水
穴に引っ掛けられたサポート体を示す。
【図8】排水栓装置の分解図で断面して示す。
【図9】第2の実施の形態の正面断面図で一部切欠して
示す。における操作部の正面断面図。
【図10】第3の実施の形態の取付状態を示す正面断面
図で一部省略して示す。
【図11】(11)−(11)線拡大断面図。
【図12】排水栓装置の取付け状態を示す分解図で断面
して示す。
【図13】第4の実施の形態における排水部分の正面断
面図。
【図14】図12の横断面図。
【図15】第1、第3の実施の形態における栓部と、レ
リースワイヤと、溢水路との寸法関係を示す正面断面
図。
【図16】第4の実施の形態における栓部と、レリース
ワイヤと、溢水路との寸法関係を示す正面断面図。
【図17】参考例を示す栓部分の拡大断面図。
【符号の説明】
1:洗面器 21:既設の
溢水路 41:溢水穴 22:レリ
ースワイヤ 32:栓部 12:操作
部 321:メカボックス 322:ス
ラストロック機構 4:栓蓋 322a:支軸 322b:回転リング 322b’:被
係合歯 322c:弾機 321a:天
井壁部 322d:係合歯 322e:係
止歯 3:排水口金具(排水部) 11:ボール部 121:サポート体 122:カバ
ー体 122b:案内凹部 123:押
し釦 221:アウターチューブ 222:イン
ナーワイヤ 125b:座板 125:操
作筒部 125c:螺子部 11a:ボール
壁部 126:挟持体 5:キャッ
プ 21b:接続筒部 124:操作軸 43:排水口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗面器のボール部と排水部とに亘って連
    絡している既設溢水路に溢水穴から遠隔操作式の排水栓
    装置におけるレリースワイヤを挿通させ、その操作部
    を、溢水穴部分にボール部内から操作可能に設け、排水
    部に、前記操作部の操作で排水口を開閉する栓部を設け
    たことを特徴とする洗面装置。
  2. 【請求項2】 前記レリースワイヤは、アウターチュー
    ブをオレフィン系の熱可塑性樹脂製、インナーワイヤを
    2フッ化エチレン樹脂製の樹脂ロッドにしていることを
    特徴とする請求項1記載の洗面装置。
  3. 【請求項3】 前記操作部は、ボール部に開穴した溢水
    穴から溢水路内に挿入した後、溢水穴の背後で交差する
    ように回動させる座板を後端に有し両端を開放した内部
    中空状の操作筒部と、その操作筒部の前側周面に形成し
    た螺子部に螺合して前記座板とでボール壁部を挟持する
    挟持体と、前記操作筒部の後端を閉口するように一端側
    のアウターチューブを間接的に取付けてインナーワイヤ
    を操作筒部内に突出させるレリースワイヤと、操作筒部
    内に後端が進退可能にガイドされて押し釦で操作の度に
    インナーワイヤが移動する操作軸とを備えていることを
    特徴とする請求項1または2記載の記載の洗面装置。
  4. 【請求項4】 前記押し釦と溢水穴を開穴するボール壁
    との間に操作軸、操作筒部を外部から隠蔽する弾性膜か
    らんなるジャバラ状の化粧筒を介在し、その化粧筒に押
    し釦の戻り弾機をインサートもしくはその内面に一体的
    に設けていることを特徴とする請求項3記載の洗面装
    置。
  5. 【請求項5】 前記操作部は、ボール部に開穴した溢水
    穴に引っ掛けてボール部の内面に添接して配置されるサ
    ポート体と、そのサポート体にそのサポート体を覆うよ
    うに槽内から取付けられる下面を開放したカバー体と、
    前方斜め上方を向いて前記カバー体に凹設された案内凹
    部に上下動可能にガイドされる押し釦と、前記案内凹部
    の底部分に一端側のアウターチューブを間接的に取付け
    て突出するインナーワイヤを前記押し釦の操作で押動さ
    せる操作軸とを備えていることを特徴とする請求項1〜
    3いずれか1項記載の洗面装置。
  6. 【請求項6】 前記栓部は、メカボックス内にスラスト
    ロック機構を備えてなり、そのスラストロック機構は、
    そのメカボックスに上下動可能に案内される栓蓋の支軸
    と、その支軸に回転可能に設けられ上下両面に被係合歯
    を有する回転リングと、該支軸を下方に付勢する弾機
    と、前記メカボックスの天井壁部に刻設され前記弾機の
    付勢力に抗してレリースワイヤで前記支軸を上昇する度
    に上側の被係合歯を係合案内して回転リングを回転させ
    る係合歯と、同メカボックスの内周面に形成され前記支
    軸上昇の度に下側の被係合歯の係止と係止解除とを交互
    に繰り返す係止歯とを備え、前記メカボックスを、排水
    口金具に上方から抜差し可能に係止していることを特徴
    とする請求項1〜5いずれか1項記載の洗面装置。
  7. 【請求項7】 前記洗面器が人造大理石製等の溢水路を
    一体成形できないものであり、且つその排水口金具の下
    端開放部をキャップで被蓋し、排水口金具に水密状に外
    嵌されて溢水路の下端部を構成する溢水案内用の接続筒
    部にその側方から排水系の始端を接続するようにしてい
    ることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の洗
    面装置。
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