JP2009057687A - 遠隔操作式排水栓装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排水管の詰まりや故障の原因を軽減すると共に、施工を容易かつ迅速におこなうことが可能な遠隔操作式排水栓装置を提供する。
【解決手段】排水口Aを開閉する弁体1と、弁体1を操作伝達体2を介して操作する操作部10とを有する遠隔操作式排水栓装置であって、操作伝達体2は、弁体1の弁軸1aの下端1bに先端11aが当接して突き上げる可撓性の第1ワイヤ部11と、操作部10に接続される可撓性の第2ワイヤ部12とを有し、排水口Aに連通する排水管20の外側で、第1ワイヤ部11と第2ワイヤ部12とを着脱自在に連結する連結手段30を有し、第1ワイヤ部11を外側方向へ常時弾発付勢する弾発部材33が、第1ワイヤ部11に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、遠隔操作式排水栓装置に関する。
従来、洗面所や浴槽等に使用される槽体(タンク)には、貯水するために排水口に施蓋可能な弁体を設け、弁体を操作可能な操作部を排水口から離れた位置に配設し、弁体を遠隔操作して、排水口の開閉を可能にしたものが知られている。
このような、弁体を遠隔操作して排水口を開閉する水栓装置では、特許文献1記載のように、操作部の操作をワイヤ部材等の操作伝達体で伝達し、排水口に連結する排水管内の揺動部材を揺動させ、弁体を排水口の下方から突き上げて排水口を開状態にするものが知られている。
また、特許文献2記載のように、操作伝達体の動作を保持・解除するロック機構部を排水管に直接的に付設したものが知られている。
特開2000−27257号公報 特開2004ー68327号公報
上述したような、揺動機構やロック機構を有する遠隔操作式の排水栓装置は、操作伝達体の調整や、揺動機構やロック機構等に操作伝達体を取着させる作業は煩雑であった。そのため、洗面台や浴槽等の裏側での暗く狭い箇所での施工は、時間と手間がかかり容易ではなかった。
また、排水管内部に揺動部材を有する揺動機構部を設けるものは、ゴミ等の異物が絡まり、装置が故障する原因や排水管が詰まる原因となる虞れがあった。
解決しようとする課題は、施工現場の狭い箇所でワイヤ等の操作伝達体を排水管近傍の揺動機構部やロック機構部に取付けするのが煩雑で困難であったである。また、排水管内に設けた揺動機構部が故障や詰まりの原因となる虞れがあった点である。
そこで、本発明は、排水管の詰まりや故障の原因を軽減すると共に、施工を容易かつ迅速におこなうことが可能な遠隔操作式排水栓装置の提供を目的とする。
そこで、上記目的を達成させるために本発明に係る遠隔操作式排水栓装置は、排水口を開閉する弁体と、該弁体を操作伝達体を介して操作する操作部とを有する遠隔操作式排水栓装置において、上記操作伝達体は、上記弁体の弁軸の下端に先端が当接して突き上げる可撓性の第1ワイヤ部と、上記操作部に接続される可撓性の第2ワイヤ部とを有し、上記排水口に連通する排水管の外側で、上記第1ワイヤ部と上記第2ワイヤ部とを着脱自在に連結する連結手段を有し、上記第1ワイヤ部を外側方向へ常時弾発付勢する弾発部材が、上記第1ワイヤ部の外端側に設けられているものである。
また、排水口を開閉する弁体と、該弁体を操作伝達体を介して操作する操作部とを有する遠隔操作式排水栓装置において、上記操作伝達体は、上記弁体の弁軸の下端に先端が当接して突き上げる可撓性の第1ワイヤ部と、上記操作部に接続される可撓性の第2ワイヤ部とを有し、上記排水口に連通する排水管の外側で、上記第1ワイヤ部と上記第2ワイヤ部とを着脱自在に連結する連結手段を有し、上記操作部と上記第2ワイヤ部とを有する操作ユニットの一部に、上記操作部の操作レバーの操作毎に上記弁体による上記排水口の開状態と閉状態を交互に自動ロックするスラストロック機構を設けたものである。
また、排水口を開閉する弁体と、該弁体を操作伝達体を介して操作する操作部とを有する遠隔操作式排水栓装置において、上記操作伝達体は、上記弁体の弁軸の下端に先端が当接して突き上げる可撓性の第1ワイヤ部と、上記操作部に接続される可撓性の第2ワイヤ部とを有し、上記排水口に連通する排水管の外側で、上記第1ワイヤ部と上記第2ワイヤ部とを着脱自在に連結する連結手段を有し、上記操作部の操作レバーの操作毎に上記弁体による上記排水口の開状態と閉状態を交互に自動ロックするスラストロック機構を備えた一つの操作ユニットと、上記スラストロック機構を備えていない別の操作ユニットとを、上記連結手段によって選択可能にしたものである。
また、排水口を開閉する弁体と、該弁体を操作伝達体を介して操作する操作部とを有する遠隔操作式排水栓装置において、上記操作伝達体は、上記弁体の弁軸の下端に先端が当接して突き上げる可撓性の第1ワイヤ部と、上記操作部に接続される可撓性の第2ワイヤ部とを有し、上記排水口に連通する排水管の外側で、上記第1ワイヤ部と上記第2ワイヤ部とを着脱自在に連結する連結手段を有し、上記排水口に連通する排水管の外側から挿入した上記第1ワイヤ部を上記弁体の弁軸方向へ案内する筒状エルボ型のガイド部を、上記排水管に内装したものである。
本発明の遠隔操作式排水栓装置によれば、暗く狭い箇所での施工であっても、容易かつ迅速に施工できる。また、第1ワイヤ部で直接に弁体を動作させるので、複雑な機構部を排水管内に設けずに済み、異物の詰まりや機構部の故障を軽減できる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1と図2に、本発明の遠隔操作式排水栓装置の第1の実施の形態を示す。
洗面所や浴槽等の貯水可能な槽体(又は流し台)の排水口Aは、下水管に連通する排水管20に連通連結している。
図1に示すように、排水口Aは、傘状の弁体1を施蓋可能に配設している。弁体1は、排水管20の軸心方向に垂下する弁軸1aを有している。また、押しボタン式の操作レバー14を有する操作部10に接続された操作伝達体2の先端が、排水管20の軸心直交方向に形成された分岐口20aから挿入されて、その先端は弁軸1aの下端1bに対面している。
操作伝達体2は、弁軸1aの下端1bを、先端11aが当接して突き上げる可撓性の撚線状金属製ワイヤ部材を有する第1ワイヤ部11と、操作部10に接続される可撓性の撚線状の金属製ワイヤ部材を有する第2ワイヤ部12と、に分離可能なものである。また、第1・2ワイヤ部11,12は共に、金属製ワイヤ部材の一部を長手方向に摺動(移動)自在に樹脂製の被覆部材で覆っている。
第1ワイヤ部11は、排水管20の外側にある外端(つまり、先端11aとは反対側の端部)側を、雄ねじ部を有する第1連結部材31に内装されている。
第2ワイヤ部12は、操作部10側に接続された基端12a側とは反対側の末端12b側を、第1連結部材31の雄ねじ部に螺着可能な袋ナット部を有する第2連結部材32に内装されている。
操作伝達体2は、第1連結部材31の雄ねじ部と第2連結部材32の袋ナット部を螺合可能なものであり、第1連結部材31と第2連結部材32の螺着・螺脱によって、第1ワイヤ部11と第2ワイヤ部12の間で操作部10の操作した力(作動力)を伝達可能・不可能に、第1ワイヤ部11と第2ワイヤ部12とを着脱自在な連結手段30を有するものである。
また、図2に示すように、連結手段30は、操作伝達体2の一部であった第2ワイヤ部12と、第2連結部材32と、操作部10と、が一体状となった操作ユニットαを、排水管20に取着した第1連結部材31から着脱自在なものである。
また、第1ワイヤ部11の先端11aを弁体1の下端1bから離間する方向へ、第1ワイヤ部11の外端11bを常時弾発付勢する弾発部材33を、第1連結部材31に内装している。言い換えると、第1ワイヤ部11を排水管20の外側へ常時弾発付勢する弾発部材33を、排水管20の外側に設けている。
操作部10は、操作レバー14を押すことで、その押力を、第2ワイヤ部12に伝達するものである。操作レバー14を押すと、第2ワイヤ部12の基端12aが末端12b方向へ押された状態で摩擦により保持可能なものである。また、操作レバー14を引くことで、第2ワイヤ部12の押された状態を解除できるものである。
よって、第1の実施の形態の遠隔操作式排水栓装置は、図1に示したような第1ワイヤ部11と第2ワイヤ部12が作動力を伝達可能に連結した状態で、操作部10の操作レバー14を押して離すと、第2ワイヤ部12の基端12aを押された状態で保持され、末端12bが第1ワイヤ部11の外端11bを押し、第1ワイヤ部11の先端11aが弁体1を突き上げ、排水口Aが開状態となる。また、操作レバー14を引くことで、第2ワイヤ部12の保持が解除され、弾発部材33によって第1ワイヤ部11が外側(第2ワイヤ部12側)方向に弾発付勢されて弁軸1aの下端1bから先端11aを離間させて、弁体1の自重により排水口Aを閉状態にするものである。
図3と図4に、本発明の遠隔操作式排水栓装置の第2の実施の形態を示す。
第1の実施の形態と同様に、操作部10と弁体1と、及び、第2ワイヤ部12と第1ワイヤ部11とを有する操作伝達体2を備えている。また、着脱自在な連結手段30を有している。
第2の実施の形態は、操作部10の操作レバー14の操作毎に弁体1による排水口Aの開状態と閉状態を交互に自動ロックするスラストロック機構50を備えている。
スラストロック機構50は、操作部10の操作レバー14を押して離すと、スラストロック機構50によって、操作レバー14は操作前の状態(押す前の位置)に戻ると共に、第2ワイヤ部12の基端12aを末端12b方向へ押したままの状態に自動ロック可能なものである。
また、スラストロック機構50は、再び(第2ワイヤ部12の基端12aを末端12b側へ押したままに保持した状態で)操作レバー14を押して離すと、操作レバー14は操作前の状態(押す前の位置)に(図示省略の戻しバネによって)戻ると共に、第2ワイヤ部12のロックを自動解除するものである。つまり、スラストロック機構50は、操作部10の操作レバー14を押す方向の操作のみで、排水口Aを開閉させるものである。
よって、第2の実施の形態の遠隔操作式排水栓装置は、図3に示したような第1ワイヤ部11と第2ワイヤ部12が作動力を伝達可能に連結した状態で、操作部10の操作レバー14を押して離すと、操作レバー14は最初の状態(位置)に戻ると共に、第2ワイヤ部12の基端12aを押された状態で自動ロックし、末端12bが第1ワイヤ部11の外端11bを押し、先端11aにより弁体1を突き上げ、排水口Aを開状態となる。また、もう一度操作レバー14を押して離すことで、操作レバー14は最初の状態(位置)に戻ると共に、第2ワイヤ部12のロックが自動解除され、弾発部材33によって第1ワイヤ部11が外側(第2ワイヤ部12側)方向に弾発付勢されて弁軸1aから先端11aを離間させて、弁体1の自重により排水口Aを閉状態にするものである。
また、図4に示すように、第2の実施の形態の遠隔操作式排水栓装置は、操作伝達体2を連結手段30によって分離させることで、第2ワイヤ部12と、第2連結部材32と、スラストロック機構50を備えた操作部10と、を有する一つの操作ユニットα’を形成するものである。
ここで、本発明の遠隔操作式排水栓装置は、スラストロック機構50を備えた一つの操作ユニットα’と、スラストロック機構50を備えていない別の操作ユニットαと、のどちらか一方を選択して、その選択した一方の第2連結部材32を、第1ワイヤ部11の先端11aを内装し排水管20に取着した第1連結部材31に、螺着可能である。つまり、一つの操作ユニットα’の第2連結部材32と別の操作ユニットαの第2連結部材32のナット部(雌ねじ部)は同一形状のものである。つまり、操作ユニットを選択・交換可能なものである。
図5に、本発明の遠隔操作式排水栓装置の第3の実施の形態を示す。
第1の実施の形態と同様に、操作部10と弁体1と、及び、第2ワイヤ部12と第1ワイヤ部11とを有する操作伝達体2を備えている。また、着脱自在な連結手段30を有している。
そして、排水管20の内部には、排水管20の軸心直交方向に形成した分岐口20aから挿入した被覆されていない金属製ワイヤ部材を有する第1ワイヤ部11の先端11aを、所定の方向(施工後の状態で、弁軸1aの下端1bを突き上げ可能な方向)に、誘導する樹脂製のガイド部40を一体成形して設けている。ガイド部40は、軸心直交方向から挿入した第一ワイヤ部11の先端11aをスムーズに軸心方向へ誘導可能なものである。さらに、第1ワイヤ部11が排水管20の内部で傾倒しないように断面視略L字状に成形されている。また、ワイヤ部11が折り曲がらないように、曲がり部を曲面とした筒状エルボ型である。また、ガイド部40は、ゴミ等のつまりの原因とならないようにできるだけ径方向を細く設定するのが望ましい。
上述した本発明の遠隔操作式排水栓装置の使用方法(作用)について説明する。
まず、排水管20を施工する前(工場での生産の際)に、排水管20の分岐口20aから第1ワイヤ部11を挿通させ、先端11aを排水口Aが配管される側方向に向ける(つまり、施工後の状態で、弁軸1aの下端1bに対面状となるように配設させる)。そして、第1ワイヤ部11の外端11bを弾発部材33で外側方向に弾発付勢させるように内装した第1連結部材31を排水管20に取着させる。
ここで、図5に示す第3の実施の形態のように、排水管20内に、筒状エルボ型のガイド部40を形成しておけば、第1ワイヤ部11の先端11aは、排水管20の内壁を損傷させることなく容易かつスムーズに排水口A側に向く。
次に、施工現場で、第1ワイヤ部11の先端11aが内装される排水管20を排水口Aに連通するように配管すると共に、排水管20の反対側を下水管に連通する既設管に配管する。弁体1を排水口Aを施蓋可能に配設する。すると、第1ワイヤ部11の外端11bを、弾発部材33の弾発力より強い力で押圧することで、第1ワイヤ部11の先端11aが弁軸1aの下端1bを突き上げて排水口Aを開状態可能に施工される。
次に、スラストロック機構50を有する一つの操作ユニットα’(図4に示した第2の実施の形態)又は、スラストロック機構50を備えていない別の操作ユニットα(図2に示した第1の実施の形態)のいずれか一方を選択する(図6参照)。選択した操作ユニットの操作部10を所定の位置(排水口Aから離れた位置)に施工する。選択した操作ユニットを連結手段30で連結し、第1ワイヤ部11と第2ワイヤ部12の間で、操作レバー14を操作した力(作動力)を伝達可能にして、施工が終了する。
そして、図1に示した第1の実施の形態の操作ユニットαを施工(選択)した際は、第1ワイヤ部11と第2ワイヤ部12の連結状態で、操作部10の操作レバー14を押して離す。すると、第2ワイヤ部12の末端12bが、第1ワイヤ部11の外端11bを弾発部材33の弾発付勢する方向とは逆の方向に押す。第1ワイヤ部11は、弾発部材33よりも強い力で弁体1方向へ保持され、第1ワイヤ部11の先端11aが弁軸1aの下端1bに当接して突き上げ、排水口Aを開状態にする。また、操作レバー14を引くと、第2ワイヤ部12の保持は解除され、第1ワイヤ部11の先端11aは、弾発部材33によって、弁軸1aの下端1bから離間する方向に弾発付勢される。そして、操作レバー14が最初の状態(位置)に戻ると共に、第1ワイヤ部11の先端11aが離間したことにより、弁体1は自重で降下し、排水口Aを閉状態にする。
また、図4に示した第2の実施の形態の一つの操作ユニットα’を施工(選択した)際は、第1ワイヤ部11と第2ワイヤ部12の連結状態で、操作部10の操作レバー14を押す。すると、第2ワイヤ部12の末端12bが、第1ワイヤ部11の外端11bを弾発部材33の弾発付勢する方向とは逆の方向に押す。弾発部材33よりも強い押力により、第1ワイヤ部11の先端11aが弁軸1aの下端1bに当接して突き上げ、排水口Aを開状態にする。
次に、操作レバー14を押すのを止める(手を離す)。すると、操作レバー14は、操作前の状態に戻るが、第2ワイヤ部12は、第1ワイヤ部11を押したままの状態でロックされるので、第1ワイヤ部11の先端11aは、弁軸1aの下端1bに当接したままとなり、排水口Aは開状態に維持される。
そして、もう一度操作レバー14を押して離す。すると、操作レバー14は、操作前の状態(位置)に戻るが、スラストロック機構50により、第2ワイヤ部12による第1ワイヤ部11の押圧が解除され(ロックが解除され)、第1ワイヤ部11の先端11aが弾発部材33によって、弁軸1aの下端1bから離間する方向に弾発付勢される。そして、第1ワイヤ部11の先端11aが離間したことにより、弁体1は自重で降下し、排水口Aを閉状態にする。
つまり、第2の実施の形態では、操作レバー14を押した後、操作レバー14は、押す前の状態に戻る。さらに、操作毎に排水口Aを開状態と閉状態に交互にスラストロック機構50が切換える。よって、操作部10を押す方向の操作のみで、排水口Aが開閉可能になる。
また、図5に示した第3の実施の形態のように、排水管20の内部にガイド部40を設けておけば、第1ワイヤ部11が排水管20の内壁に接触せずにスムーズに往復運動できる。また、ガイド部40によって、弁軸1a方向へ第1ワイヤ部11の先端11aが移動する際に、傾倒や撓みの虞れが軽減されてより確実に弁軸1aの下端1bに当接する。
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、操作部10の他の実施例として、操作レバー14を押し続けている間のみ排水口Aを開状態となるようにしても良い。
また、第2の実施の形態の操作部10のスラストロック機構50を、操作レバー14を押して離すと、押した方向(下方に収納された状態)に操作レバー14をロックし第1ワイヤ部11を押圧して排水口Aを開状態とし、下方に収納された状態の操作レバー14を再び押すと、操作レバー14が最初の状態(突出した位置)に戻って、第1ワイヤ部11への押力を解除(ロックを解除)して、排水口Aを閉状態とするようにしてもよい。
また、第2の実施の形態の操作部10のスラストロック機構50を、第2連結部材31に内装又は付設して設けても良い。また、第2ワイヤ部12の基端12a側と末端12b側に分断して設けてもよい。また、図示省略の操作レバー14の戻しバネを設けなくてもよい。
また、第3の実施の形態のガイド部40は、排水管20とは、別体に成形し、排水管20に固着(融着や接着)させても良い。また、ガイド部40は金属製でも良い。
また、排水管20の分岐口20aから外側に第1ワイヤ部11の挿入用分岐配管を設けても良い。分岐配管は、排水管20に連通していれば良く、排水管20をT字状やY字状に形成しても良い。
以上のように、本発明は、排水口Aを開閉する弁体1と、弁体1を操作伝達体2を介して操作する操作部10とを有する遠隔操作式排水栓装置において、操作伝達体2は、弁体1の弁軸1aの下端1bに先端11aが当接して突き上げる可撓性の第1ワイヤ部11と、操作部10に接続される可撓性の第2ワイヤ部12とを有し、排水口Aに連通する排水管20の外側で、第1ワイヤ部11と第2ワイヤ部12とを着脱自在に連結する連結手段30を有し、第1ワイヤ部11を外側方向へ常時弾発付勢する弾発部材33が、第1ワイヤ部11の外端側に設けられているので、排水管20と操作部10の間で、操作伝達体2を連結手段30によって、容易に接続できる。狭い箇所(制限された空間内)での施工であっても、複雑なワイヤ部や機構の調整等(煩雑な作業等)をする必要がなく容易に施工できる。また、弁軸1aをワイヤ部11の先端11aで直接突き上げるので、排水管20の内部に揺動板等の複雑な機構を必要とせず、髪の毛やゴミといった排水管20の詰まりを防止できる。さらに、故障の虞れを軽減できる。
また、排水口Aを開閉する弁体1と、弁体1を操作伝達体2を介して操作する操作部10とを有する遠隔操作式排水栓装置において、操作伝達体2は、弁体1の弁軸1aの下端1bに先端11aが当接して突き上げる可撓性の第1ワイヤ部11と、操作部10に接続される可撓性の第2ワイヤ部12とを有し、排水口Aに連通する排水管20の外側で、第1ワイヤ部11と第2ワイヤ部12とを着脱自在に連結する連結手段30を有し、操作部10と第2ワイヤ部12とを有する操作ユニットα’の一部に、操作部10の操作レバー14の操作毎に弁体1による排水口Aの開状態と閉状態を交互に自動ロックするスラストロック機構50を設けたので、押す操作のみで、容易に、排水口Aの開閉操作ができる。また、着脱自在な操作ユニットα’の一部にスラストロック機構50を設けているので、狭い配管作業箇所で、機構の調整等を行う必要がなく容易に施工ができる。また、万が一故障した際に、容易に交換できる。
また、排水口Aを開閉する弁体1と、弁体1を操作伝達体2を介して操作する操作部10とを有する遠隔操作式排水栓装置において、操作伝達体2は、弁体1の弁軸1aの下端1bに先端11aが当接して突き上げる可撓性の第1ワイヤ部11と、操作部10に接続される可撓性の第2ワイヤ部12とを有し、排水口Aに連通する排水管20の外側で、第1ワイヤ部11と第2ワイヤ部12とを着脱自在に連結する連結手段30を有し、操作部10の操作レバー14の操作毎に弁体1による排水口Aの開状態と閉状態を交互に自動ロックするスラストロック機構50を備えた一つの操作ユニットα’と、スラストロック機構50を備えていない別の操作ユニットαとを、連結手段30によって選択可能にしたので、ユーザの意見に迅速に対応でき、顧客のニーズにあった施工ができる。また、万が一操作部10が故障した際に、代替品を容易かつ迅速に交換できる。
また、排水口Aを開閉する弁体1と、弁体1を操作伝達体2を介して操作する操作部10とを有する遠隔操作式排水栓装置において、操作伝達体2は、弁体1の弁軸1aの下端1bに先端11aが当接して突き上げる可撓性の第1ワイヤ部11と、操作部10に接続される可撓性の第2ワイヤ部12とを有し、排水口Aに連通する排水管20の外側で、第1ワイヤ部11と第2ワイヤ部12とを着脱自在に連結する連結手段30を有し、排水口Aに連通する排水管20の外側から挿入した第1ワイヤ部11を弁体1の弁軸1a方向へ案内する筒状エルボ型のガイド部40を、排水管20に内装したので、第1ワイヤ部11の先端11aをスムーズに所定の方向に誘導できる。また、生産の際に、ペンチで第1ワイヤ部11を引き込む等の工程が簡素化されて生産効率を向上できる。また、先端11aが接触して起きる排水管20の内壁への損傷を防止できる。また、第1ワイヤ部11が往復運動する際に、傾倒や撓みの虞れを軽減してより確実に弁軸1aの下端1bに先端11aを当接させることができる。
本発明に係る第1の実施の形態の連結状態を示す要部断面側面図である。 本発明に係る第1の実施の形態の離脱状態を示す要部断面側面図である。 本発明に係る第2の実施の形態の連結状態を示す要部断面側面図である。 本発明に係る第2の実施の形態の離脱状態を示す要部断面側面図である。 本発明に係る第3の実施の形態を示す要部断面側面図である。 本発明の遠隔操作式排水栓装置の選択状態を説明する要部断面側面図である。
符号の説明
1 弁体
1a 弁軸
1b 下端
2 操作伝達体
10 操作部
11 第1ワイヤ部
11a 先端
12 第2ワイヤ部
14 操作レバー
20 排水管
30 連結手段
33 弾発部材
40 ガイド部
50 スラストロック機構
A 排水口
α 操作ユニット
α’一つの操作ユニット

Claims (4)

  1. 排水口(A)を開閉する弁体(1)と、該弁体(1)を操作伝達体(2)を介して操作する操作部(10)とを有する遠隔操作式排水栓装置において、
    上記操作伝達体(2)は、上記弁体(1)の弁軸(1a)の下端(1b)に先端(11a)が当接して突き上げる可撓性の第1ワイヤ部(11)と、上記操作部(10)に接続される可撓性の第2ワイヤ部(12)とを有し、上記排水口(A)に連通する排水管(20)の外側で、上記第1ワイヤ部(11)と上記第2ワイヤ部(12)とを着脱自在に連結する連結手段(30)を有し、
    上記第1ワイヤ部(11)を外側方向へ常時弾発付勢する弾発部材(33)が、上記第1ワイヤ部(11)の外端側に設けられていることを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。
  2. 排水口(A)を開閉する弁体(1)と、該弁体(1)を操作伝達体(2)を介して操作する操作部(10)とを有する遠隔操作式排水栓装置において、
    上記操作伝達体(2)は、上記弁体(1)の弁軸(1a)の下端(1b)に先端(11a)が当接して突き上げる可撓性の第1ワイヤ部(11)と、上記操作部(10)に接続される可撓性の第2ワイヤ部(12)とを有し、上記排水口(A)に連通する排水管(20)の外側で、上記第1ワイヤ部(11)と上記第2ワイヤ部(12)とを着脱自在に連結する連結手段(30)を有し、
    上記操作部(10)と上記第2ワイヤ部(12)とを有する操作ユニット(α’)の一部に、上記操作部(10)の操作レバー(14)の操作毎に上記弁体(1)による上記排水口(A)の開状態と閉状態を交互に自動ロックするスラストロック機構(50)を設けたことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。
  3. 排水口(A)を開閉する弁体(1)と、該弁体(1)を操作伝達体(2)を介して操作する操作部(10)とを有する遠隔操作式排水栓装置において、
    上記操作伝達体(2)は、上記弁体(1)の弁軸(1a)の下端(1b)に先端(11a)が当接して突き上げる可撓性の第1ワイヤ部(11)と、上記操作部(10)に接続される可撓性の第2ワイヤ部(12)とを有し、上記排水口(A)に連通する排水管(20)の外側で、上記第1ワイヤ部(11)と上記第2ワイヤ部(12)とを着脱自在に連結する連結手段(30)を有し、
    上記操作部(10)の操作レバー(14)の操作毎に上記弁体(1)による上記排水口(A)の開状態と閉状態を交互に自動ロックするスラストロック機構(50)を備えた一つの操作ユニット(α’)と、上記スラストロック機構(50)を備えていない別の操作ユニット(α)とを、上記連結手段(30)によって選択可能にしたことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。
  4. 排水口(A)を開閉する弁体(1)と、該弁体(1)を操作伝達体(2)を介して操作する操作部(10)とを有する遠隔操作式排水栓装置において、
    上記操作伝達体(2)は、上記弁体(1)の弁軸(1a)の下端(1b)に先端(11a)が当接して突き上げる可撓性の第1ワイヤ部(11)と、上記操作部(10)に接続される可撓性の第2ワイヤ部(12)とを有し、上記排水口(A)に連通する排水管(20)の外側で、上記第1ワイヤ部(11)と上記第2ワイヤ部(12)とを着脱自在に連結する連結手段(30)を有し、
    上記排水口(A)に連通する排水管(20)の外側から挿入した上記第1ワイヤ部(11)を上記弁体(1)の弁軸(1a)方向へ案内する筒状エルボ型のガイド部(40)を、上記排水管(20)に内装したことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。
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