JP2007085142A - 水栓装置 - Google Patents

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Shigemi Fujimura
重美 藤村
Takeshi Miura
剛 三浦
Hideyuki Matsui
英之 松井
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Abstract

【課題】吐水部と支持管とを確実かつ安定的に連結することができて、ガタツキが発生せず、吐水部の引き出し操作も容易な水栓装置を提供する。
【解決手段】水栓装置は、シンクや洗面台などの設置面S上に据え付けられる本体部と、この本体部から上方に起立するとともに滑らかに湾曲して垂下した形状の支持管52と、基端部が給水源(図示せず)に連通した状態で支持管52内に出し入れ可能に収納された自在管56と、この自在管56の先端部56aに接続された状態で支持管52の先端部52aに着脱可能に連結された吐水部53と、を備えている。支持管52の先端部52aには、自在管56を包囲した状態で環状連結部57が突設され、この環状連結部57を挿入するため吐水部53の基端部53yから先端部53xに向かって自在管56を包囲した状態で筒状連結部60が開設されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、一般住宅の流し台や洗面台などに配置される水栓装置に関する。
台所や洗面台などに設置される水栓装置は、従来、様々なデザイン、形状、機能を備えたものが使用されてきたが、近年、吐水具部分を引っ張ると、水栓装置本体に内蔵された自在管(自在管)とともに吐水具を引き出すことのできるものが開発されている。このような水栓装置として、例えば、特許文献1記載の「水栓」がある。この「水栓」(水栓装置)は、水栓本体の内部にホースを収納し、ホース吐水端に接続した吐水具を引き出し自在としたものであって、吐水具が水栓本体と接続された状態において一定範囲内において吐水具が回転可能である。
特開2003−268824号公報
特許文献1記載の「水栓」の場合、支持管と吐水具との連結部分において互いに係合している部分が短いだけでなく、樹脂部材同士の嵌合を利用して固定されているため、ガタツキが大きい。また、吐水・止水を押圧操作で切り替える開閉弁を吐水具の先端部分に設けた場合、押圧操作を行ったときに吐水具が支持管から離脱して落下する可能性がある。
また、特許文献1記載の「水栓」を、台所用として多用されている、所謂、グースネックタイプの水栓に利用した場合、吐水具の位置が高くなり、使用者側への突出寸法も大きくなるため、吐水具を引き出し難くなることがある。
本発明が解決しようとする課題は、吐水部と支持管とを確実かつ安定的に連結することができて、ガタツキが発生せず、吐水部の引き出し操作も容易な水栓装置を提供することにある。
本発明の水栓装置は、設置面上に据え付けられる本体部から上方に起立するとともに滑らかに湾曲して垂下した形状の支持管と、基端部が給水源に連通した状態で前記支持管内に出し入れ可能に収納された自在管と、前記自在管の先端部に接続された状態で前記支持管の先端部に着脱可能に連結された吐水部とを備え、
前記支持管の先端部に前記自在管を包囲した状態で突設された環状連結部と、前記環状連結部を挿入するため前記吐水部の基端部から先端部に向かって前記自在管を包囲した状態で開設された筒状連結部と、を設け、
前記環状連結部の突設方向を、前記支持管の先端部における中心軸の仮想延長線より下方に傾斜させて配置したことを特徴とする。
このような構成とすれば、吐水部の基端部に開設された筒状連結部内に、支持管の先端部に突設された環状連結部が深く挿入されることによって吐水部と支持管とが連結されるため、吐水部と支持管とを確実かつ安定的に連結することができて、ガタツキも発生しない。また、支持管の先端部に突設された環状連結部の突設方向を、当該支持管の先端部における中心軸の仮想延長線より下方に傾斜させて配置しているため、重力方向に近い角度で吐水部を引き出すことが可能であり、吐水部の引き出し操作も容易である。
ここで、前記吐水部に、押圧操作により吐水状態、止水状態を切替可能な吐水装置を設ければ、吐水部において、吐水・止水の切替操作を行うことが可能となるため、使い易さが向上する。
また、前記環状連結部の外周および前記筒状連結部の内周にそれぞれ横断面形状が楕円形状、長円形状若しくは多角形状をなし、互いに係脱可能な嵌合部を設けることが望ましい。このような構成とすれば、吐水部が支持管に連結された状態にあるとき、吐水部は支持管に対して回転不能となるため、連結時の安定性がさらに向上する。
一方、前記吐水部を、合成樹脂で形成された吐水具本体と、前記吐水具本体の外表面を略密着状に被覆する金属製のカバーと、で形成することもできる。このような構成とすれば、十分な強度および耐久性を確保しつつ、軽量化を実現することができる。また、金属製のカバーに対してはメッキ加工による意匠性の向上も図ることができる。
また、前記吐水装置より上流側の水圧が規定圧力を超えると開弁し、前記吐水具本体と前記カバーとの隙間に排水する安全弁を前記吐水具本体内に設ければ、給水源における水圧上昇などのトラブルが発生したときに、吐水部や自在管などの構成部材が損傷したり、破壊したりするのを防止することができる。
本発明により、吐水部と支持管とを確実かつ安定的に連結することができて、ガタツキが発生せず、吐水部の引き出し操作も容易な水栓装置を提供することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態である水栓装置を示す側面図、図2は図1に示す水栓装置の吐水部を引き出した状態を示す側面図、図3は図1に示す水栓装置を構成するスパウトおよび吐水部の正面図、図4は図2に示す水栓装置の一部省略正面図、図5は図3におけるA−A線断面図、図6は図4におけるB−B線断面図である。また、図7は図1に示す水栓装置の吐水部付近の分解図、図8は図5の一部拡大図、図9は図1に示す水栓装置の吐水部を構成する開閉バルブの分解斜視図、図10は図8におけるD−D線断面図、図11は図5におけるC−C線断面図である。
図1,図2に示すように、本実施形態の水栓装置50は、シンクや洗面台などの設置面S上に据え付けられる本体部51と、この本体部51から上方に起立するとともに滑らかに湾曲して垂下した形状の支持管52と、基端部が給水源(図示せず)に連通した状態で支持管52内に出し入れ可能に収納され引き出された状態では自在に屈曲する自在管56と、この自在管56の先端部56a(図5参照)に接続された状態で支持管52の先端部52aに着脱可能に連結された吐水部53と、を備えている。支持管52の先端部52aには、自在管56を包囲した状態で環状連結部57が突設され、この環状連結部57を挿入するため吐水部53の基端部53yから先端部53xに向かって自在管56を包囲した状態で筒状連結部60(図6参照)が開設されている。環状連結部57はネジ62により自在管56の先端部52aに固定されている。
支持管52の先端部52aに突設された環状連結部57の突設方向Pは、支持管52の先端部52aにおける中心軸の仮想延長線Lより下方に傾斜させて配置している。吐水部53の正面部分には吐水装置10が配置され、吐水部53の先端部53xには、湯水の吐水口54aを有する切替操作部54が配置されている。本体部51には、吐水口54aから吐出される湯の温度と流量とを調節するための流量温度調節部55が設けられ、吐水部53正面の吐水装置10には、押圧操作により、湯水の吐出状態と止水状態とを切り替えるための押しボタン11が設けられている。支持管52は、本体部51から鉛直上方に起立した後、滑らかに湾曲して下方に垂下する、所謂、グースネック状に形成されている。
環状連結部57の基端部外周および筒状連結部60の基端部内周には、それぞれ横断面形状が楕円形状をなし、互いに係脱可能な嵌合部57a,60aが設けられている。従って、吐水部53を支持管52に連結することにより、筒状連結部60内に環状連結部57が収納され、嵌合部57a,60a同士が互いに嵌合しているとき、吐水部53は支持管52に対して回動不能な状態に保たれる。
一方、環状連結部57の先端部外周には周溝57bが形成され、筒状連結部60の上方内周面には、周溝57bに係脱可能な略V字状の板バネ58が、その角部58aを筒状連結部60内へ弾性的に出没可能に突出させて配置されている。吐水部53を支持管52に連結する際に、吐水部53の筒状連結部60内に環状連結部57が挿入されると、環状連結部57の周溝57bに板バネ58の角部58aが弾性的に係合することにより、吐水部53が支持管52の先端部52aに固定される。また、板バネ58の角部58aが環状連結部57の先端部57cを乗り越えて周溝57bに係合する際に、角部58aが先端部53xを乗り越えるときに生じるたわみ力と、このたわみ力がなくなったときとの差でクリック音が発生するので、係合完了を確認することができる。
設置面S下に配設される水供給管および湯供給管(図示せず)からそれぞれ供給される水および湯は、流量温度調節部55の設定に従って本体部51内で適宜混合され、吐水部53先端の吐水口54aから吐出される。このとき、吐水部53先端の切替操作部54を回動させることにより、吐水口54aからの吐水状態を、シャワー吐水または直流吐水に切り替えることができる。図5,図6に示すように、吐水部53の基端部53y側には、支持管52内に出し入れ可能に収容された自在管56が継ぎ手61を介して接続され、吐水部53は支持管52から突出した環状連結部57に対して着脱自在となっているため、使用者が吐水部53を掴んで、環状連結部57の突設方向Pに引っ張れば、自在管56が容易に引き出され、自在管56の屈曲可能範囲内で吐水部53を自由に動かすことができる。
吐水部53は、図7〜図9に示すように、合成樹脂で形成された吐水具本体53bと、この吐水具本体53bの外表面を略密着状に被覆する金属製のカバー53aと、吐水装置10と、切替操作部54と、を備えている。自在管56の先端部56aに取り付けられた継ぎ手61を係止具59で吐水具本体53b内に固定することにより、自在管56が吐水部53に着脱可能に固定され、吐水具本体53bも係止具59によってカバー53a内に固定されている。吐水具本体53bの内部には、自在管56と連通する通水路53c,53dが形成され、吐水具本体53bの正面部分には、吐水装置10を取り付けるための凹形状の受入部53eが、通水路53c,53dに臨んだ状態で穿設されている。また、吐水装置10の上流側の通水路53c内の水圧が異常上昇した場合に、吐水装置10を迂回して湯水を流出させるための安全弁19が、通水路53c,53dの下方の吐水具本体53b内に設けられている。
図7〜図9に示すように、吐水装置10は、通水路53c,53dが形成された吐水具本体53bと、吐水具本体53b内の通水路53c,53dを開閉するため通水路53c,53dに臨む状態で配置された主弁体12とパイロット弁部13とからなる開閉バルブと、パイロット弁部13を受入部53eに固定するためパイロット弁部13を収納した状態で吐水具本体53bに螺着されたバルブ押さえ14と、パイロット弁部13内のパイロット弁131を進退操作するための押しボタン11と、を備えている。また、バルブ押さえ14の外周には、ボタンガイド15が吐水具本体53bに対して回転不能に装着され、このボタンガイド15に対して、押しボタン11が回転不能に装着されている。また、ボタンガイド15は、断面がクランク形状をなすように折曲したストッパ16を用いて、吐水具本体53bに対して回転不能に装着されている。
受入部53eの底部には、押しボタン11の押圧操作によって昇降する主弁体12を着座、離座させるための弁座18が形成されている。止水状態では主弁体12が弁座18に着座しているが、押しボタン11を押圧操作して吐水状態にすると、主弁体12が弁座18から離れ、吐水具本体53bの通水路53cへ流入した湯水は、弁座18と主弁体12との間を通過して通水路53dへ流入し、吐水口54aから吐出される。
このように、吐水装置10においては、吐水部53の基端部53yに開設された筒状連結部60内に、支持管52の先端部52aに突設された環状連結部57が深く挿入されることによって吐水部53と支持管52とが連結されるため、吐水部53と支持管52とを確実かつ安定的に連結することができ、ガタツキも発生しない。また、支持管52の先端部52aに突設された環状連結部57の突設方向を、当該支持管52の先端部52aにおける中心軸の仮想延長線Lより下方に傾斜させて配置しているため、重力方向に近い角度で吐水部53を引き出すことが可能であり、その引き出し操作も容易である。
前述したように、環状連結部57の外周および筒状連結部60の内周には、それぞれ横断面形状が楕円形状をなし、互いに係脱可能な嵌合部57a,60aが設けられているため、吐水部53が支持管52に連結されているとき、吐水部53は支持管52に対して回転不能な状態にあるため、連結時の安定性に優れている。また、押しボタン11の押圧操作により吐水状態、止水状態を切替可能な吐水装置10が吐水部53に設けられているため、吐水部53において吐水・止水の切替操作が可能であり、極めて使い易い。
ここで、図8,図9に基づいて、開閉バルブについて詳細に説明する。開閉バルブを構成する主弁体12はパイロット弁部13との間に圧力室12aを形成したダイヤフラム弁体であり、この圧力室12a内の水を通水路53dへ排水する圧力開放穴12bと、通水路53cからの水を圧力室12a内へ流入させるブリード穴12cが設けられており、その周囲のフランジ部12dが、受入部53eに対して、パイロット弁部13によって押し付けられた状態で固定されている。
パイロット弁部13は圧力開放穴12bを開閉するためのパイロット弁131を圧力室形成部材132内に収納してなり、パイロット弁131はバネ131aによって下方に付勢され、圧力開放穴12bに当接することにより、圧力室12aからの湯水の流出を防いでいる。また、このパイロット弁131は圧力室形成部材132から突出する連結棒133によって中間部材134に連結されている。この連結棒133はキャップ135によって中間部材134に固定されている。
中間部材134は操作力伝達部材136に嵌め込まれ、両者は一体化した状態で上下に移動可能である。この操作力伝達部材136は固定筒138内を上下に移動可能であり、この固定筒138の内周に設けられているカム溝138aに、操作力伝達部材136の外周下部に設けられたカム突起136aが嵌り込んでおり、また、バネ137によって上方に付勢されている。操作力伝達部材136は、固定筒138と、この固定筒138に対して回動可能な操作筒139によって囲まれている。
このような開閉バルブにおいて、操作力伝達部材136が押しボタン11の押圧操作によって下方向に押されると、操作力伝達部材136の外周下部に設けられたカム突起136aがカム溝138aによるラッチ状態から外れてバネ137による付勢により上方へ移動する。この移動に伴い、中間部材134および連結棒133も上方へ移動し、連結棒133の下端に設けられた拡張部133aによってパイロット弁131が引き上げられ、圧力開放穴12bが開放される。その結果、圧力室12a内の湯水が通水路53dへ排出され、主弁体12が弁座18から離れるように上昇することにより、通水路53cから通水路53dへ向かって吐水される。
この後、押しボタン11の押圧操作によって操作力伝達部材136が再度下方向に押されると、操作力伝達部材136の外周下部に設けられたカム突起136aがカム溝138aによるラッチ状態に移行する。その結果、中間部材134および連結棒133も下方へ移動し、パイロット弁131がバネ131aによって押し下げられ、主弁体12へ当接して圧力開放穴12bが閉塞される。すると、圧力室12aにはブリード穴12cを通じて通水路53cからの湯水が流入することによって圧力室12a内の圧力が高まり、主弁体12が弁座18へ向けて下降して当接することにより、通水路53cから通水路53dへ向かう吐水が停止される。
なお、パイロット弁部13を構成する操作筒13aを回動させると、パイロット弁部13が昇降して主弁体12の最大上昇高さが変化し、吐水状態における、弁座18と主弁体12との隙間が増減するので、吐水量を変化させることができるが、本実施形態の場合、流量温度調節部55により水栓装置50の流量調節が可能なことから、吐水装置10においては、外部から吐水量調節を行わない構造としている。
図8,図9に示すように、バルブ押さえ14は、その外周下端部に形成された雄ネジ部14aを、吐水具本体53bの受入部53eの内周に形成された雌ネジ部53fに螺着させることによって固定され、吐水具本体53bはカバー53aに回転不能に固定されている。押しボタン11は、同心円状に配置された外筒11aおよび内筒11bを上端部分で連結した形状であり、外筒11aの内周に形成された軸心方向の複数の凸条11cを、ボタンガイド15の外周に形成された軸心方向の凹溝15aの両端部分に係合させた状態で装着されている。従って、押しボタン11はボタンガイド15に対して回転不能に装着されている。
これにより、吐水具本体53bに対して回転不能に装着されたボタンガイド15がバルブ押さえ14の外周に位置し、このボタンガイド15に対して押しボタン11が回転不能に装着された構造が形成される。従って、押しボタン11を押圧操作すると、主弁体12が弁座18からの離座、着座を交互に繰り返すことにより、従来の吐水装置と同様に、吐水状態、止水状態の切り替えが行われる。一方、押しボタン11に回転操作力が加えられた場合、その回転操作力は、吐水具本体53bに回転不能に装着されたボタンガイド15を介して吐水具本体53bで受けることとなる。このため、押しボタン11に加えられた回転操作力がパイロット弁部13やバルブ押さえ14に伝達されることがなく、バルブ押さえ14の緩みを防止することができる。
また、バルブ押さえ14は、その外周面に形成された複数の軸心方向の凹溝14bと、ボタンガイド15の内周面に形成された複数の軸心方向の凸条15bとを互いに嵌合させることによって、ボタンガイド15に対して回転不能に係止されている。従って、パイロット弁部13からバルブ押さえ14に回転力が加わったとき、ボタンガイド15によってバルブ押さえ14の回転が阻止されることとなり、バルブ押さえ14の緩みが発生することもない。
一方、図8に示すように、押しボタン11の内筒11bの下端部分には、パイロット弁部13の操作筒139から上方に突出した突条139aに弾性変形して係合固定される(所謂、スナップフィット固定される)爪部11dが設けられており、この突条139aの変形を規制するためのインデックス17が、押しボタン11の上面開口部から突条139aの内側に向かって、その脚部17aが当接するように嵌め込まれている。なお、インデックス17の脚部17aの一部に設けられた爪部17bが、突条139aのスリット部139bに嵌合されている。これにより、内筒11bの上面開口部はインデックス17によって閉塞され、押しボタン11がパイロット弁部13に対して強固に固定されるため、経年劣化などによって押しボタン11にガタが生じたり、外れたりするのを防止することができ、優れた耐久性を発揮する。
また、図5,図8および図11で示したように、吐水部53は、合成樹脂で形成された吐水具本体53bと、吐水具本体53bの外表面を略密着状に被覆する金属製のカバー53aとで形成されている。従って、吐水部53においては、十分な強度および耐久性を確保しつつ、軽量化を実現することができる。また、金属製のカバー53aに各種メッキ加工を施すことによって意匠性の向上も図ることができる。
前述したように、吐水具本体53b内には安全弁19が配置されているため、吐水装置10より上流側にある通水路53c内の水圧が、規定圧力であるバネ19aの付勢力を超えると安全弁19が開弁して、通水路53c内の湯水は排水口19bを通って、吐水具本体53bとカバー53aとの間の空洞部53gに排水され、過大圧力を開放することができる。従って、給水源における水圧上昇などのトラブルが発生したときに、吐水部53や自在管56などの構成部材が損傷したり、破壊したりするのを防止することができる。
この場合、安全弁19から空洞部53gに排出された湯水は、吐水具本体53bとカバー53aとの隙間を通って下方へ流動していき、吐水部53の先端部53xから流下するので、吐水口54aからの漏水とは異なることが見るだけで判り、水圧異常に対して速やかな対応をとることができる。
本発明の水栓装置は、一般住宅の流し台や洗面台などに設置して広く利用することができる。
本発明の実施の形態である水栓装置を示す側面図である。 図1に示す水栓装置のスパウトから吐水部を引き出した状態で示す側面図である。 図1に示す水栓装置を構成するスパウトおよび吐水部の正面図である。 図2に示す水栓装置の一部省略正面図である。 図3におけるA−A線断面図である。 図4におけるB−B線断面図である。 図1に示す水栓装置の吐水部付近の分解図である。 図5の一部拡大図である。 図1に示す水栓装置の吐水部を構成する開閉バルブの分解斜視図である。 図8におけるD−D線断面図である。 図5におけるC−C線断面図である。
符号の説明
10 吐水装置
11 押しボタン
11a 外筒
11b 内筒
11c,15b 凸条
11d,17b 爪部
12 主弁体
12a 圧力室
12b 圧力開放穴
12c フリード穴
12d フランジ部
13 パイロット弁部
13a 操作筒
14 バルブ押さえ
14a 雄ネジ部
14b 凹溝
15 ボタンガイド
15a 凹溝
16 ストッパ
17 インデックス
17a 脚部
18 弁座
19 安全弁
19a バネ
19b 排水口
50 水栓装置
51 本体部
52 支持管
52a,53x,56a 先端部
53 吐水部
53a カバー
53b 吐水具本体
53c,53d 通水路
53e 受入部
53f 雌ネジ部
53g 空洞部
53y 基端部
54 切替操作部
54a 吐水口
55 流量温度調節部
56 自在管
57 環状連結部
57a,60a 嵌合部
57b 周溝
57c 先端部
58 板バネ
58a 角部
59 係止具
60 筒状連結部
61 継ぎ手
62 ネジ
131 パイロット弁
131a,137 バネ
132 圧力室形成部材
133 連結棒
133a 拡張部
134 中間部材
135 キャップ
136 操作力伝達部材
136a カム突起
136b クラッチ面
138 固定筒
138a カム溝
139 操作筒
139a 突条
139b スリット部
139d クラッチリング
139e 傾斜面
L 仮想延長線
P 突設方向
S 設置面

Claims (5)

  1. 設置面上に据え付けられる本体部から上方に起立するとともに滑らかに湾曲して垂下した形状の支持管と、基端部が給水源に連通した状態で前記支持管内に出し入れ可能に収納された自在管と、前記自在管の先端部に接続された状態で前記支持管の先端部に着脱可能に連結された吐水部とを備え、
    前記支持管の先端部に前記自在管を包囲した状態で突設された環状連結部と、前記環状連結部を挿入するため前記吐水部の基端部から先端部に向かって前記自在管を包囲した状態で開設された筒状連結部と、を設け、
    前記環状連結部の突設方向を、前記支持管の先端部における中心軸の仮想延長線より下方に傾斜させて配置したことを特徴とする水栓装置。
  2. 前記吐水部に、押圧操作により吐水状態、止水状態を切替可能な吐水装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の水栓装置。
  3. 前記環状連結部の外周および前記筒状連結部の内周にそれぞれ横断面形状が楕円形状、長円形状若しくは多角形状をなし、互いに係脱可能な嵌合部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の水栓装置。
  4. 前記吐水部を、合成樹脂で形成された吐水具本体と、前記吐水具本体の外表面を略密着状に被覆する金属製のカバーと、で形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水栓装置。
  5. 前記吐水装置より上流側の水圧が規定圧力を超えると開弁し、前記吐水具本体と前記カバーとの隙間に排水する安全弁を前記吐水具本体内に設けたことを特徴とする請求項4記載の水栓装置。
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