JP2017131420A - 吐出装置 - Google Patents

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秀征 小牧
隆弘 近藤
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隆弘 近藤
真也 坂田
Shinya Sakata
真也 坂田
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Abstract

【課題】吐出部の取り外し時に部品を紛失する恐れが無く、また強い応力を要せず簡便に吐出部の取り外しが可能な機構を有する吐出装置を提供する。【解決手段】吐出口部を有する吐出口部材と、これを覆う本体ケース25と、吐出口部に着脱可能に設けられ、先端に開口が形成された吐出口キャップ212と、吐出口キャップ212の外周に係止可能な係止部213aと、本体ケース25から外部に露出する操作部213bを有する固定リング213と、本体ケース25内に形成され、固定リング213を吐出口キャップ212に対して進退可能に収容する収容部25cと、を備え、固定リング213は、前記操作部213bからの操作により収容部25c内で吐出口キャップ212に対して進退して係止部213aによる係止及び該係止の解除を行うことで、吐出口キャップ212を吐出口部に着脱可能とする液体吐出装置。【選択図】図6

Description

本発明は、吐出装置に関する。
従来、公共施設のトイレや洗面所に設置される手洗装置では、手動又は自動で水石けん等の洗浄液や水を手洗装置のボウル部に向けて吐出する吐水装置や洗浄液吐出装置等の吐出装置が知られている。このような吐出装置は、手動で各種動作を行うものであるか、あるいはセンサで物体を検知し、その検出信号に応じてポンプや弁の開閉等を制御することで各種動作を行うものである。
このような吐出装置においては、ノズル等の吐出部に詰まり等が生じた場合にメンテナンスが必要となるため、吐出部を取外し可能な構造としたものが提案されている(例えば、後述の特許文献1参照)。
特許第4651426号公報
特許文献1に記載された吐出装置は、吐出部をネジで本体に固定するものであるため、メンテナンス時にネジを取り外した際、ネジを紛失する恐れがある。しかし、例えばネジを紛失しないようネジを大きくすると意匠性が低下する問題がある。また、吐出部自体をネジ構造とすることで本体に螺合させて固定する方法も考えられるが、締め付け時にかかる応力により、本体内や吐出部内において使用される樹脂部材が破損する恐れがある。破損を防止するため部材のサイズを大きくすると、吐出口の口径を大きくせざるを得ない等、同様に意匠性が低下する問題が生じる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、吐出部の取り外し時に部品を紛失する恐れが無く、また強い応力を要せず簡便に吐出部の取り外しが可能な機構を有する吐出装置を提供することを目的とする。
本発明は、吐出口部(例えば、後述の吐出口部211)を有する吐出口部材(例えば、後述の吐出口部材21)と、該吐出口部材を覆う本体ケース(例えば、後述の本体ケース25)と、前記吐出口部に着脱可能に設けられ、先端に開口が形成された吐出口キャップ(例えば、後述の吐出口キャップ212)と、該吐出口キャップの外周に係止可能な係止部(例えば、後述の係止部213a)を一端側に有するとともに、前記本体ケースから外部に露出する操作部(例えば、後述の操作部213b)を他端側に有する固定具(例えば、後述の固定リング213)と、前記本体ケース内に形成され、前記固定具を前記吐出口キャップに対して進退可能に収容する収容部(例えば、後述の収容部25c)と、を備え、前記固定具は、前記操作部の本体ケース側に向かう方向に押し込む操作及び本体ケース外側に向かう方向に引き出す操作により前記収容部内で前記吐出口キャップに対して進退して前記係止部による係止及び該係止の解除を行うことで、前記吐出口キャップを前記吐出口部に着脱可能とする吐出装置(例えば、後述の液体吐出装置20)に関する。
前記固定具の後退方向は、下方に向かうに従い基端側に傾斜する方向であることが好ましい。
前記収容部は、前記本体ケースに形成されることが好ましい。
本発明によれば、吐出部の取り外し時に部品を紛失する恐れが無く、また強い応力を要せず簡便に吐出部の取り外しが可能な機構を有する吐出装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る手洗装置の全体斜視図である。 上記実施形態に係る洗浄液吐出装置の機能を示すブロック図である。 上記実施形態に係る洗浄液吐出装置の正面図である。 図3におけるA−A断面図である。 図3におけるB−B断面図である。 図5におけるC−C断面図である。 図5におけるC−C断面図である。 上記実施形態に係る洗浄液吐出装置の分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
本実施形態に係る吐出装置は、例えば鉄道の駅等の公共施設のトイレや洗面所に設置される手洗装置に設置され、人の手等の物体をセンサで検知し、その検知信号に基づいて自動的に水や水石けん等の洗浄液の吐出を行う自動水栓や洗浄液吐出装置等の吐出装置である。
図1は、本発明の一実施形態に係る吐出装置が設けられた手洗装置1の全体斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る手洗装置1は、吐水装置10と、洗浄液吐出装置20と、ボウル30と、台40と、を備える。
また、本実施形態に係る手洗装置1は、複数の併設された同一種類の手洗装置のうちの一つである。
吐水装置10は、吐水装置本体10aの先端側に、物体を検知するセンサ11と、吐水口12と、を有する。吐水装置10は、人の手等の物体がセンサ11の検知範囲内に入ることでセンサ11が物体を検知すると、自動的に吐水口から水(あるいは湯)を吐出する。
洗浄液吐出装置20は、洗浄液吐出装置本体20aの先端側に、物体を検知するセンサ23と、吐出口に接続された吐出口キャップ212と、とを有する。洗浄液吐出装置20は、人の手等の物体がセンサ23の検知範囲内に入ることでセンサ23が物体を検知すると、自動的に吐出口キャップ212から水石けん等の洗浄液を吐出する。なお、この洗浄液吐出装置20の構成については、後段で詳述する。
ボウル30は、吐水装置10から吐水され手洗いに使用された水や、洗浄液吐出装置20から吐出され手洗いに使用された水石けん等の洗浄液を受けて排出する。ボウル30の上面にはボウル部本体31が形成され、ボウル部本体31の中央の窪みには排水口32が形成されている。排水口32は、図示しない排水管と連通している。手洗いに使用され、ボウル30に吐出された水や洗浄液は排水口32に導かれ、排水口32から排水管を通じて下水道等の外部に排出される。
台40は、ボウル30の下部に設けられ、図示しない排水管やその他の配管等の設備機器を被覆する。台40は、その内部が視認されることや、台40内に配置される設備機器が触れられることを防ぐ。
本実施形態に係る液体吐出装置として、洗浄液吐出装置20を例に挙げて以下に説明する。
図2は、本実施形態に係る洗浄液吐出装置20の機能を示すブロック図である。以下、図2を用いて本実施形態に係る洗浄液吐出装置20の構成について説明する。
図2に示す通り、洗浄液吐出装置20は、先端側に吐出口キャップ212と、人の手等の物体を検知するセンサ23と、を備える洗浄液吐出装置本体20a(以下、「装置本体20a」という)と、洗浄液供給管60と、空気供給管70と、制御部80と、を有する。
吐出口キャップ212は、洗浄液吐出装置20の吐出口部に接続される部材であり、洗浄液と空気が混合されることで形成される泡を先端部から吐出する。センサ23は、後述する制御部80と電気的に接続されており、物体を検知すると検知信号を制御部80に送信する。
洗浄液供給管60は、水石けん等の洗浄液が流通する管であり、その下流側端部は装置本体20aに接続され、上流側端部は洗浄液を貯留する洗浄液タンク61に接続されている。なお、図2上、洗浄液タンク61は単一の装置本体20aに接続されているが、パブリック用途であるため実際には複数の装置本体20aに接続される。
また、洗浄液供給管60には洗浄液ポンプ62が接続されている。洗浄液ポンプ62は、後述の制御部80と電気的に接続されており、制御部80から送信される制御信号に基づいて洗浄液タンク61に貯留された水石けん等の洗浄液を装置本体20aに圧送して供給する。
空気供給管70は、洗浄液吐出装置本体20aに洗浄液の泡を形成するための空気を供給する管であり、その下流側端部は装置本体20aに接続され、上流側端部はエアポンプ71に接続されている。エアポンプ71はモータ等の駆動部を有し、駆動部を駆動させることで空気を圧縮し、空気供給管70を通じて空気を下流側に圧送する。エアポンプ71は後述の制御部80と電気的に接続されており、制御部80から送信される制御信号に基づいて空気を洗浄液吐出装置20本体に供給する。
制御部80は、マイコン等を搭載した回路基板により構成される。制御部80は、センサ23からの検知信号に基づき洗浄液ポンプ62及びエアポンプ71に制御信号を送信し、装置本体20aへの洗浄液及び空気の供給の有無を切り替えるように制御する。具体的には、制御部80は、一度センサ23から検知信号を受信すると洗浄液ポンプ62及びエアポンプ71を所定時間動作させ、動作終了後、一定時間はセンサ23から検知信号を受信しても洗浄液ポンプ62及びエアポンプ71の動作を行わないような制御を行う。
次に、図3〜図6を用いて本実施形態に係る洗浄液吐出装置20の内部構造について詳しく説明する。
図3は、洗浄液吐出装置20の正面図である。図3に示す通り、洗浄液吐出装置20の正面からは、後述する固定リング213がわずかに視認できる。
図4は、図3におけるA−A断面図であり、図5は、図3におけるB−B断面図である。
図4及び図5に示す通り、洗浄液吐出装置20は、吐出口部材21と、接続部材22と、センサ23と、固定部材本体241及びナット242を含む固定部材24と、本体ケース25と、洗浄液供給管60と、空気供給管70と、を備える。
また、装置本体20aは、このうち吐出口部材21と、本体ケース25と、を含む。
吐出口部材21は、先端に吐出口部211が形成され、内部に洗浄液(空気と混合された泡状のものを含む)の流通路217を有する。また、吐出口部材21は、後述のセンサ23を保持するセンサ収容部216を有する樹脂製の部材である。
吐出口部211は流通路217に通じる筒状に形成された箇所であり、先端に吐出口キャップ212が接続される。吐出口キャップ212は、洗浄液が吐出される先端に開口が形成された部材であり、吐出口部211における軸方向の移動が規制されるように固定具としての固定リング213により保持される。吐出口キャップ212の内部にはメッシュ部材214が収容されている。メッシュ部材214は、空気と混合され、泡状となった水石けん等の洗浄液を更にきめ細かな泡とするために用いられる。
吐出口部211の外周にはOリング211aが装着され、吐出口キャップ212はOリング211aを介して吐出口部211と完全に密着するため洗浄液の液漏れが防止される。
また、吐出口部材21は、後述の接続部材22と接続される。吐出口部材21における吐出口部材21と接続部材22との接続部215は流通路217に通じる筒状に形成された箇所であり、外周にはOリング215aが装着されている。吐出口部材21はOリング215aを介して接続部材22と完全に密着するため洗浄液の液漏れが防止される。
以上説明した構成を有する吐出口部材21によれば、洗浄液は接続部材22との接続部215を通じて吐出口部材21に供給され、吐出口部材21内の流通路217を通じて吐出口部211から吐出口キャップ212側に供給される。
なお、流通路217は内部で屈曲した構造を有し、接続部215に通じる水平方向に延びる上流側の流路と、吐水口キャップ212に通じる斜め下方向に延びる下流側の流路とからなる。従って、吐出口部211や吐出口キャップ212に曲部を設けることなく、即ち、装置本体や吐出口に曲部を設けることなく、洗浄液を斜め下方向に吐出することができる。
また、吐出口部材21には後述のセンサ23を収容して保持するセンサ収容部216が設けられる。センサ収容部216は後述の本体ケース25における傾斜面部25aにおいて開口するように形成され、センサ23とほぼ同じ形状及び大きさの凹部形状を有する。センサ収容部216にセンサ23が挿入されることでセンサ23は吐出口部材21内に保持される。
また、センサ収容部216は、傾斜面部25aから基端側に向かい上方に傾斜しており、その水平方向に対する傾斜角度は吐出口キャップ212の水平方向に対する傾斜角度とほぼ等しい。従って、後述するセンサ23からの出射光の出射角度と、吐出口キャップ212から吐出される洗浄液の吐出角度とはほぼ等しい。
接続部材22は、上流側に洗浄液供給管60及び空気供給管70が接続され、下流側に吐出口部材21が接続され、内部に洗浄液及び空気の流通路を有する樹脂製の部材である。また、接続部材22は、洗浄液供給管60及び空気供給管70との接続箇所の下流側に洗浄液と空気を混合させる混合部221を備える。
また、接続部材22における、接続部材22と吐出口部材21との接続部222は、嵌合部222aを有し、嵌合部222aが吐出口部材21の接続部215の外周に形成された溝部215bと嵌合することで、吐出口部材21と接続部材22とが接続される。
なお、吐出口部材21に形成された吐出口部211の口径は洗浄液の吐出に勢いをつけるため、ある程度の狭さを要する。一方、接続部材22に形成される混合部221は洗浄液と空気を混合させるため、ある程度の広さを有する空間を要する。即ち、これらの大きさの関係上、吐出口部材21及び接続部材22を一体の部材として成型することは困難であり、これらの樹脂部材は通常、本実施形態におけるように、個別に成型した後に接続して使用される。
センサ23は、赤外線センサや光電センサ、電波センサ等人の手等の物体が検知範囲内に入ることで人の手等の物体を検知するセンサであり、本実施形態においては発光部と受光部を有する赤外線式測距センサが用いられる。赤外線式測距センサは、発光部から光を出射し、出射した光による人の手等の被検知物からの反射光を受光部で受光し、所定の検知範囲内に被検知物があるか否かを検知する。
センサ23は、略直方体形状を有し、吐出口部材21に設けられたセンサ収容部216に収容される。センサ23は、発光部から発光する光及び受光部により受光する光が通過する光透過面231を有し、センサ23は吐出口部材21に収容された状態において光透過面231のみが、後述の傾斜面部25aの一部を構成する化粧カバー25a1の開口から外部に露出する。
固定部材24は、装置本体20aを壁W等に固定する部材であり、固定部材本体241と、ナット242と、を含む。
固定部材本体241は、雄ねじ部が外周側に形成された円筒部241aと、円筒部241aよりも大きな外径を有するフランジ部241bとからなる金属製の部材である。固定部材本体241は、円筒部241aとフランジ部241bの端部においてそれぞれ開口する中空部分を内部に有する。該中空部分を介し、洗浄液供給管60及び空気供給管70が装置本体20aに挿通される。
ナット242は内側に固定部材本体241の雄ねじ部と螺合可能な雌ねじ部が形成された円環状の金属部材であり、固定部材本体241と螺合させて固定部材本体241のフランジ部241bとの間に壁Wを挟み込み、締め付けることで洗浄液吐出装置20は壁Wに固定される。また、ナット242は後述の止めネジ251により装置本体20aと係合する。
ナット242と壁Wとの間にはワッシャー243が挿入される。ワッシャー243は略円形の開口部を有する部材であり、固定部材本体241の円筒部241aに装着可能な部材である。ワッシャー243は固定部材本体241の円筒部241aに装着され、ナット242と壁Wとの間に挿入されることでナット242の回転が防止される。
本体ケース25は、先端部に傾斜面部25aを有する略円筒状の金属部材であり、吐出口部材21等、取付面W1に対し表側に配置される部材を覆い、内部に収容する。本体ケース25は、止めネジ251がナット242と係合することにより固定される。
本体ケース25の先端部における傾斜面部25a及び基端部25bは開口しており、傾斜面部25aの一部は化粧カバー25a1から構成される。化粧カバー25a1は、本体ケース25に係止されており、化粧カバー25a1に設けられた開口部からはセンサ23の光透過面231及び吐出口部211に接続された吐出口キャップ212が露出しており、基端部は取付面W1と当接している。従って、洗浄液吐出装置20の外観の大部分は本体ケース25で覆われている。洗浄液吐出装置20はノズルや本体に曲部を設けることなく構成され、取付面W1からの延出長さであるL寸法が小さく、直線的でコンパクトな外観を有する。
また、本体ケース25には収容部25cが設けられている。収容部25cは、本体ケース25の内側に向けて大きく開口し、外側に向けて小さく開口する孔部である。収容部25cは、固定リング213を吐出口キャップ212に対して進退可能に収容し、固定リング213が装置本体20aから脱落することを防ぐ。なお、収容部25cは本体ケース25の内部に設けられるものであればよいが、本体ケース25に設けられることが好ましい。
この固定リング213と収容部25cによる吐出口キャップ212の保持機構に関しては後段で詳述する。
洗浄液供給管60は、水石けん等の洗浄液を装置本体20aに供給する、例えばプラスチック製のチューブ等、可撓性を有する部材である。洗浄液供給管60の下流側端部は、接続部材22に形成された接続部223aと係合することで接続部材22と接続される。
空気供給管70は、洗浄液の泡を形成するための空気を装置本体20aに供給する、例えばプラスチック製のチューブ等、可撓性を有する部材である。空気供給管70の下流側端部は、継手72を介し接続部223bと接続される。継手72の一方は接続部223bと螺合することで接続部223bと接続され、継手72の他方は空気供給管70の内径に応じた凸部形状を有し、空気供給管70の内周部と係合することで空気供給管70と接続される。
なお、継手72の一方の先端には逆止弁73が設けられており、逆止弁73により、洗浄液供給管60から接続部材22に供給される洗浄液の空気供給管70への逆流が防止される。
次に、本実施形態に係る吐出口キャップ212の保持機構について説明する。
図6及び図7は、図5におけるC−C断面図である。
図6は固定リング213が吐出口キャップ212に係止された状態を示し、図7は固定リング213と吐出口キャップ212との係止状態が解除された状態を示す。
図6及び図7に示す通り、固定リング213は、一端側に互いに対向し開口部を備える一対の係止部213aを有し、他端側に操作部213bを有する弾性変形可能な金属製の部材である。固定リング213は、操作部213bの本体ケース側に向かう方向に押し込む操作及び本体ケース外側に向かう方向に引き出す操作(以下、「進退操作」という場合がある)により吐出口キャップ212を吐出口部211に着脱可能とする。このような固定リング213は、例えば板状の金属部材を折り曲げ成形して得られる。
係止部213aは、互いに接近及び離隔する方向に弾性変形が可能であり、係止部213aの開口部の幅は吐出口キャップ212に形成された溝部212aの幅よりも狭い。固定リング213を装置本体20a側に押し込む方向に力を加えることで、係止部213aが弾性変形し、吐出口キャップ212に形成された溝部212aに係止される。これにより、吐出口キャップ212の移動が規制され、該係止状態が解除されることで移動の規制が解除される。このような係止状態と係止状態の解除が可能となるよう、固定リング213は吐出口キャップ212に対して進退可能に収容部25cに収容される。
操作部213bは、Uの字状に形成される。また、係止部213aの幅は操作部213bの幅よりも大きく、係止部213aと操作部213bとの間には段部が設けられている。操作部213bは、本体ケース25に設けられた収容部25cにおける開口25c1を通じ外部に露出する。なお、「露出する」とは、外部から操作可能に視認できることを示す。
人が工具等を操作部213bに引っ掛けて、装置本体20aから固定リング213を引き出す力を加えることで、固定リング213が弾性変形し、吐出口キャップ212に形成された溝部212aと固定リング213における係止部213aとの係止状態が解除される。一方、吐出口キャップ212と固定リング213との係止状態が解除された状態において、人が操作部213bに対し本体側に押し込む力を加えることで、固定リング213が弾性変形し、係止部213aは吐出口キャップ212に形成された溝部212aに係止される。
なお、本実施形態において、係止状態における操作部213bは、開口25c1から本体ケース25外側にわずかに突出しているため、人が操作しやすい。
図6におけるように、固定リング213が装置本体20a側に押し込まれると、吐出口キャップ212に形成された溝部212aに固定リング213の係止部213aが係止され、吐出口キャップ212の軸方向への移動が規制される。吐出口キャップ212は吐出口部211に接続されているため、この状態では吐出口キャップ212の全ての方向への移動が規制されており、吐出口キャップ212は装置本体20aに固定されている。
これに対し、図7は固定リング213が装置本体20aから引き出された状態を示し、吐出口キャップ212と固定リング213の係止部213aとの係止状態が解除されている。かかる状態においては、吐出口キャップ212の軸方向への移動が自由に行えるため、人は容易に吐出口キャップ212を洗浄液吐出装置20から取り外すことができる。また、かかる状態においても、固定リング213は係止部213aと操作部213bとの間に設けられた段部が収容部25cに当接することで収容部25c内に係止され、装置本体20a外部に脱落することはない。
図8は、本実施形態に係る洗浄液吐出装置20から吐出口キャップ212を取り外した場合における分解斜視図である。
図8に示す通り、固定リング213を装置本体から引き出し、吐出口キャップ212と係止部213aとの係止状態を解除することで吐出口キャップ212を洗浄液吐出装置20から取り外すことができる。
本実施形態において吐出口キャップ212の内部にはメッシュ部材214が収容されている。メッシュ部材214は洗浄液と空気とが混合された泡が流通する部材であるため、泡が乾燥することで詰まり等の不具合が発生しやすく、定期的なメンテナンスが必要とされる。人は吐出口キャップ212を取り外すことで容易にその内部に収容されたメッシュ部材214を取り外してメンテナンスを行うことができる。
また、固定リング213の操作部213bの後退方向は図8に示す通り下方に向かうに従い基端側に傾斜する方向である。即ち、本体ケース25の外周面に対し、固定リング213は傾斜した状態で収容部25cに収容されている。このため、洗浄液吐出装置20の使用者からは操作部213bが視認しにくいが、傾斜面部25aに対向して洗浄液吐出装置20のメンテナンスを行う人間にとって、操作部213bは視認しやすくアプローチしやすい場所に位置する。
次に、本実施形態に係る洗浄液吐出装置20の動作について図2を用いて説明する。
人が装置本体20aに手を近づけ、センサ23の検知範囲内に人の手が入るとセンサ23により検知信号が制御部80に送信される。検知信号を受信した制御部80は、制御信号を洗浄液ポンプ62及びエアポンプ71に送信する。制御信号を受信した洗浄液ポンプ62は、洗浄液タンク61に貯留された洗浄液を、洗浄液供給管60を通じて装置本体20aに圧送して供給する。同様に制御信号を受信したエアポンプ71は駆動部を駆動させることで空気を圧縮し、空気供給管70を通じて空気を装置本体20aに供給する。装置本体20aに供給された洗浄液及び空気は装置本体20a内部において混合され、泡となって吐出口部に接続された吐出口キャップ212の先端から吐出される。そして、所定時間が経過すると吐出が停止される。
以上説明した本実施形態に係る洗浄液吐出装置20によれば、以下のような効果を奏する。
洗浄液吐出装置20を、吐出口部材21の先端側に形成された吐出口部211に着脱可能に設けられ、先端側に開口が形成された吐出口キャップ212と、吐出口キャップ212の外周に係止可能な係止部213aを一端側に有し、他端側に本体ケース25から外部に露出する操作部213bを他端側に有する固定リング213と、本体ケース25内に形成され、固定リング213を吐出口キャップ212に対して進退可能に収容する収容部25cを備えて構成し、固定リング213は、操作部213bからの操作により収容部25c内で吐出口キャップ212に対して進退して係止部213aによる係止及び該係止の解除を行うことで、吐出口キャップ212を吐出口部211に着脱可能なものとした。
これにより、吐出口キャップ212の取り外し時に固定リング213を紛失することが無く、且つ、強い応力を要することなく簡便に吐出口キャップ212を取り外すことができる。
洗浄液吐出装置20において、固定リング213の後退方向を、下方に向かうに従い基端側に傾斜する方向とした。これにより、洗浄液吐出装置20の使用者からは固定リング213における操作部213bが視認しづらく、洗浄液吐出装置20の外観をすっきりとした意匠性の高いものとすることができる。また、洗浄液吐出装置20のメンテナンスを行う人間にとって操作部213bは視認しやすく、また操作しやすいため、洗浄液吐出装置20のメンテナンス性を高めることができる。
また、固定リング213を収容する収容部25cを、本体ケース25に形成した。これにより、新たな部材の追加を要することなく収容部25cを形成することができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、上記実施形態においては液体吐出装置を洗浄液吐出装置20として説明したが、これに限定されず、本発明が適用可能な液体吐出装置としては吐水装置であってもよい。
また、上記実施形態においては洗浄液吐出装置20はセンサ23を備え、物体を検知して自動で洗浄液を吐出する構成となっているが、これに限定されず、洗浄液吐出装置20は手動操作により洗浄液の吐出動作を行うものであってもよい。
また、本実施形態においてメンテナンスを要する部材として吐出口キャップ212の内部に収容されるメッシュ部材214を用いて説明したが、これに限定されず、メンテナンスを要する部材としては吐出口キャップ212そのものであってもよいし、吐出口キャップ212を取り外すことでメンテナンスが可能となるいかなる部材であってもよい。
また、上記実施形態において吐出口キャップ212を保持する固定リング213を、弾性力を有する金属材料を用いて構成し、固定リング213が弾性変形することで吐出口キャップ212に形成された溝部212aに係合し、吐出口キャップ212を保持するものとして構成したが、これに限定されず、進退操作により保持状態とその解除を繰り返し行うことが可能な方法であれば固定具はいかなる方法で吐出口キャップ212を保持するものであってもよい。
また、固定リング213を、弾性力を有する金属材料等を用いて構成した場合であっても、その形状等は特に制限されず、進退操作により吐水口キャップ212に対する係止状態とその解除の繰り返しが可能な構造であればよい。保持の方法も挟み込みによる固定には限定されず、例えば吐水口キャップ212の一部に固定リング213を引っ掛けることで保持するものであってもよい。
また、上記実施形態においては、操作部213bは、本体側に押し込まれた状態において収容部25cにおける開口25c1からわずかに突出しているが、これに限られず、操作部213bは外部から操作可能に視認できる状態であればよい。例えば操作部213bが本体側に押し込まれた状態において収容部25cに収容され、開口25c1から突出しないものであってもよい。
また、上記実施形態においては洗浄液吐出装置20を壁に固定した構成となっているが、これに限定されず、洗浄液吐出装置20は台付きであってもよい。
また、上記実施形態においては複数の洗浄液吐出装置20が単一の洗浄液タンク61から洗浄液の供給を受ける構成となっているが、これに限定されず、単一の洗浄液吐出装置が単一の洗浄液タンクから洗浄液の供給を受けるように構成してもよい。
20 洗浄液吐出装置
21 吐出口部材
211 吐出口部
212 吐出口キャップ
213 固定具(固定リング)
213a 係止部
213b 操作部
25 本体ケース
25c 収容部

Claims (3)

  1. 液体を吐出する吐出装置であって、
    吐出口部を有する吐出口部材と、
    該吐出口部材を覆う本体ケースと、
    前記吐出口部に着脱可能に設けられ、先端に開口が形成された吐出口キャップと、
    該吐出口キャップの外周に係止可能な係止部を一端側に有するとともに、前記本体ケースから外部に露出する操作部を他端側に有する固定具と、
    前記本体ケース内に形成され、前記固定具を前記吐出口キャップに対して進退可能に収容する収容部と、を備え、
    前記固定具は、前記操作部の本体ケース側に向かう方向に押し込む操作及び本体ケース外側に向かう方向に引き出す操作により前記収容部内で前記吐出口キャップに対して進退して前記係止部による係止及び該係止の解除を行うことで、前記吐出口キャップを前記吐出口部に着脱可能とする吐出装置。
  2. 前記固定具の後退方向は、下方に向かうに従い基端側に傾斜する方向である請求項1に記載の吐出装置。
  3. 前記収容部は、前記本体ケースに形成される請求項1又は2に記載の吐出装置。
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