JP2003293408A - 水栓の取付構造 - Google Patents

水栓の取付構造

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JP2003293408A JP2002096947A JP2002096947A JP2003293408A JP 2003293408 A JP2003293408 A JP 2003293408A JP 2002096947 A JP2002096947 A JP 2002096947A JP 2002096947 A JP2002096947 A JP 2002096947A JP 2003293408 A JP2003293408 A JP 2003293408A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水栓のケースを被取付体に固定した筒状の台座
部材に嵌合した状態で、その台座部材を介して被取付体
に固定するに際し、ガタツキなく固定でき且つ固定強度
を高強度となす。 【解決手段】台座部材58におけるケース68との嵌合
部106の上部を所定周長に亘り切り欠いて、その切欠
部の両端面を、軸方向に所定長さで延びる支持面108
となす一方、ケース68の内面には支持面108に当接
して支持される一対の被支持面112を軸方向に延設
し、且つ台座部材58に嵌合させたケース68を抜止ク
リップ60にて軸方向に抜け止めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は水栓の取付構造に
関し、詳しくは被取付体から横向きに突き出す状態で水
栓のケースを取付固定する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被取付体から横向きに突き出す状
態で水栓のケースを取付固定することが行われている。
図13はその取付構造の従来の例を示している。
【0003】図13において、200は被取付体(ここ
では縦の取付壁)202の前面に配置された筒状の台座
部材であって、被取付体202の裏面に配置されたホル
ダ204にねじ式の締結部206にて締結され、その締
結力に基づいてホルダ204とともに被取付体202を
内外両側から挟み込む状態に被取付体202に固定され
ている。
【0004】208は吐止水弁を内蔵し、またその吐止
水弁を操作するハンドル210及び吐水口212の設け
られた水栓のケースで、その基端部が上記台座部材20
0を介して被取付体202に取付固定されている。詳し
くはこのケース208は、台座部材200に対し外嵌さ
れた上、その台座部材200の下面の雌ねじ孔214
に、ケース208側の開口216を通じて下側からビス
218をねじ込むことにより台座部材200に、即ち被
取付体202に固定されている。尚、220は台座部材
200とケース208との嵌合部分を水密にシールする
Oリングである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの取付
構造の場合、下側からビス218をねじ込んでケース2
08と台座部材200との嵌合部分を固定する構造であ
るため、ケース208と台座部材200との嵌合クリア
ランスに基づいて上側に隙間が生じてしまい、このため
ケース208を上から押えると、ねじ固定された部分だ
けでケース208を含む水栓を支持することとなるた
め、充分な固定強度が得られ難く、またガタツキを発生
し易い問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の水栓の取付構造
はこのような課題を解決するために案出されたものであ
る。而して請求項1のものは、水栓のケースを被取付体
に固定した筒状の台座部材に嵌合した状態で、該台座部
材を介して該被取付体に固定する水栓の取付構造であっ
て、前記台座部材における前記ケースとの嵌合部の上部
を所定周長に亘り切り欠いて、該切欠部の両端面を軸方
向に所定長さで延びる支持面となす一方、該ケースの内
面には一対の該支持面に対応する位置において該支持面
に当接し支持される被支持面を軸方向に延設し、且つ該
台座部材に嵌合させた該ケースを軸方向に抜け止めする
抜止手段を設けたことを特徴とする。
【0007】請求項2のものは、請求項1において、前
記ケースが吐水口の設けてある吐水部のケースであるこ
とを特徴とする。
【0008】請求項3のものは、請求項2において、前
記吐水部が人体検知センサの設けられた自動水栓の吐水
部であることを特徴とする。
【0009】請求項4のものは、請求項1〜3の何れか
において、前記抜止手段が、前記台座部材の嵌合部の外
周面に沿って周方向に形成された係合溝と、前記ケース
の嵌合部に設けられた貫通の嵌込開口を兼ねた係合凹部
と、該係合凹部を通じて且つ該係合凹部と前記係合溝と
に跨って軸直角方向に弾性的に嵌め込まれた抜止クリッ
プとを有していることを特徴とする。
【0010】
【作用及び発明の効果】上記のように本発明の水栓の取
付構造は、台座部材の上部を切り欠いて両端面を軸方向
に延びる一対の支持面となす一方、ケースの内面にはそ
の支持面に当接する被支持面を設けて、それら一対の支
持面により水栓のケースを支持するようになし、且つ抜
止手段にてケースを台座部材から抜け止めしたもので、
この水栓の取付構造によれば、図13に示す従来の取付
構造、即ち下側のビスによる固定部分だけでケースを支
持する構造のものと異なって、軸方向に所定長さで延び
る台座部材の支持面及びケースの被支持面の当接で軸方
向所定長さに亘って支持するため、それら支持面と被支
持面に沿って軸方向に支持力が分散することとなって強
い支持強度、即ち固定強度が得られる。またそれら支持
面と被支持面との当接に基づいて台座部材周りのケース
の回転も防止することができる。
【0011】本発明は、吐水口の設けてある吐水部のケ
ースの取付けに適用して好適である(請求項2)。吐水
部のケースの場合、そこに通水管が接続されてその通水
管を通じ吐水部に水が導かれるが、そのような通水管と
して可撓性のチューブを用いた場合、予め吐水部にチュ
ーブを接続した状態でこれを被取付体に取り付けると好
適である。
【0012】この場合、予め吐水部に接続してある通水
用のチューブを、筒状をなす台座部材に挿通する必要が
生じるが、本発明ではその筒状をなす台座部材の上部が
切り欠かれているため、通水用のチューブを台座部材に
通すための開口部分が大きく広がっており、従ってその
台座部材への通水用のチューブの挿通作業が極めて容易
となり、ひいては吐水部の被取付体への取付作業が容易
となる。
【0013】本発明は、特に人体検知センサの設けられ
た自動水栓の吐水部を取付壁に取り付けるに際し適用し
て好適である(請求項3)。このような自動水栓の吐水
部の場合、通水用のチューブに加えて人体検知センサか
らの信号を、別に離れた部位の制御部に接続するための
電気配線が吐水部に接続されることとなり、この場合に
おいて台座部材に切欠部が設けてあることによって、そ
の電気配線を通水用のチューブとともに容易に筒状をな
す台座部材に挿通作業することができる。
【0014】本発明において上記抜止手段は、台座部材
の外周面に沿って形成した係合溝と、ケースに設けた貫
通の嵌込開口を兼ねた係合凹部と、その係合凹部と係合
溝とに跨って軸直角方向に弾性的に嵌め込まれる抜止ク
リップとを含んで構成しておくことができる(請求項
4)。このようになした場合、単にケースと台座部材と
を軸方向に嵌め合せた上、抜止クリップを差し込むだけ
で簡単に水栓のケースの取付作業を行うことができる。
【0015】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1及び図2において、10はキャビネット
で一対の側板12,12、天板14,底板16及び図2
に示す取手18を備えた前面の扉20を備えており、そ
れらの内部に収納空間22が形成されている。ここで底
板16は、室の床24から所定距離上側の位置に設けら
れている。また天板14の上面から上向きに立ち上がる
ようにしてパネル(被取付体としての縦の取付壁)26
が設けられている。
【0016】天板14の上面にはまた、パネル26の前
部において手洗鉢28が設置されている。この手洗鉢2
8の底部の排水口からは排水管30が下向きに延び出し
ている。
【0017】図1及び図2において、32は自動手洗水
栓で、パネル26に取り付けられた吐水部34と、キャ
ビネット10内部において側板12に取り付けられた本
体部36と、キャビネット10の底板16の下側に配設
され、給水元管に接続された電磁弁38とを有してい
る。
【0018】本体部36はボックス40を有しており、
図5に示すようにその内部に基板39が収容されてい
る。この基板39上には商用電源を降圧して直流化する
直流電源回路43と、吐水部34からの吐水と吐水停
止,後述する発光部54(図3,図4参照)における発
光と発光停止等を制御する制御回路45とが設けられて
いる。即ちこの本体部36のボックス40は、電源ボッ
クスと制御ボックスとを兼ねたものとして構成されてい
る。尚、図5において47は後述の電気配線44,46
の接続部を覆蓋する蓋体である。
【0019】この本体部36からは電源コード41が延
び出しており、その先端の差込プラグが図1に示してい
るように壁に設けられたコンセント42に差込接続され
ている。尚本例において、本体部36のボックス40内
部に電池を収容し、これを電源として自動手洗水栓32
を作動させるようになすこともできる。
【0020】本体部36からは、電気配線44,46が
下向き及び上向きに延び出しており、それぞれが上記電
磁弁38及び吐水部34に接続されている。図1に示し
ているように、電磁弁38からはまた可撓性チューブか
ら成る給水管48が上向きに延び出していてその先端部
が吐水部34に接続され、給水元管から給水された水
が、この給水管48を通じて吐水部34へと導かれるよ
うになっている。
【0021】図3及び図4に示しているように、吐水部
34はパネル26から横向きに突き出しており、その前
端近傍位置に吐水口50が下向きに設けられている。ま
た吐水口50の前部に、差し出された手や顔等を検知す
る人体検知センサ52が設けられ、また吐水口50の後
部に、LEDにて構成した発光部54が設けられてい
る。発光部54は、照射光が角度α(ここではα=50
°)の広がりとなるように指向性が持たせてある。
【0022】ここで人体検知センサ52は、差し出され
た手が吐水口50の下方、厳密には吐水口50からの吐
水流に当る位置に到達する前に、手を検知できるように
その位置及び向きが定められている。
【0023】また発光部54は、吐水口50からの下向
きの吐水流を後側から照射し、また照射された光の全体
が図3中1点鎖線で示しているように手洗鉢28内部に
収まるように、その取付位置及び向きが定めてある。
【0024】この自動手洗水栓32の場合、使用者が例
えば手を洗うべく手洗鉢28に手を差し出すと、人体検
知センサ52による検知に基づいて発光部54の発光即
ち照明が行われ、また吐水口50からの吐水が行われ
る。また手洗いを終えた後において手を引き戻すと、人
体検知センサ52による人体非検知に基づいて吐水口5
0からの吐水停止、更にこれに遅れて発光部54の発光
停止、即ち照明停止が行われる。
【0025】この自動手洗水栓32においては、発光部
54からの照明光により吐水流を後側から照らし出し、
また併せて手洗鉢28内面を明るく照らした状態の下で
手洗いを行うことができる。
【0026】水栓使用者はその照明の下に吐水流を明確
に視認でき、明るく照らし出された手洗鉢28内部にお
いて、照明光の下に手洗い行為を行うことができる。こ
のとき、手洗鉢28内面に向けて発光部54から照射さ
れた光によって手が明るく照らし出されるため、手の汚
れの落ち具合も明確に分り、良好に手洗い行為を行うこ
とができる。
【0027】図6に示しているように、上記吐水部34
は先端が閉鎖された形態の有底筒状のケース56を有し
ている。ここでケース56は、図7,図9及び図10に
示しているように上ケース68と下ケース70とに分割
されており、その下ケース70の下面に上記吐水口50
が設けられている。
【0028】図10に示しているように、上ケース68
は下面側に開口72を有している。一方下ケース70は
略プレート状をなしていて平面形状が開口72に対応し
た形状をなしており、かかる下ケース70が上ケース6
8の開口72に嵌め合わされた状態で両者が上下に締結
固定されている。即ち下ケース70には切欠形状の一対
のねじ締結部74が設けられる一方、上ケース68には
対応する位置において筒状のねじ締結部76が設けられ
ており、上ケース68の開口72に下ケース70が嵌め
合わされた状態で、それらねじ締結部74,76におい
て上ケース68と下ケース70とがねじ78により上下
に締結固定されている。
【0029】上記吐水部34のケース56は、図中右側
の開口側の端部が台座部材58を介してパネル26に取
付固定されている。図6,図7,図8(ア)及び図12
にそのケース56のパネル26への取付構造が具体的に
示してある。先ず図6及び図7において、台座部材58
は全体として筒状をなしていて中心部に軸方向の挿通孔
102を有し、そこに上記の給水管48及び電気配線4
6が挿通されている。
【0030】この台座部材58は、大径の着座部104
と雄ねじ管62とを有しており、その雄ねじ管62がパ
ネル26を貫通して裏側に突き出している。そしてそこ
に固定ナット64がねじ込まれ、その固定ナット64と
着座部104とが、パネル26をシール用の三角パッキ
ン66を介してパネル26を内外両側から挟み込んでい
る。即ち着座部104と固定ナット64とでパネル26
を三角パッキン66を介し挟持する状態で、台座部材5
8がパネル26の前面(内面)に固定状態とされてい
る。
【0031】図6,図7,図12に示しているように台
座部材58はまた、吐水部34のケース56に対し内嵌
状態に嵌合する嵌合部106を有している。嵌合部10
6はその上部が所定周長に亘り切り欠かれており、その
切欠部の両端面が軸方向に所定長さを有する支持面10
8とされている。ここで一対の支持面108は、図8
(ア),(イ)にも示しているように斜めに傾斜した面
とされている。
【0032】この嵌合部106には、その外周面に沿っ
て周方向の係合溝109が設けられている。尚この嵌合
部106には、係合溝109よりも着座部104側の位
置にシール用の弾性を有するOリング122が装着され
ている。
【0033】一方ケース56(具体的には上ケース6
8)には、上記一対の支持面108に対応する位置にお
いて、ケース56を部分的に内方に突出させて成る一対
の突出部110が軸方向に所定長さで設けられており、
それら突出部110の下面が、台座部材58における嵌
合部106の一対の支持面108のそれぞれに当接する
被支持面112とされている。これら一対の被支持面1
12もまた、支持面108の傾斜角度に対応した角度の
傾斜面とされている。
【0034】このケース56(上ケース68)には、台
座部材58の上記係合溝109に対応する軸方向位置に
おいて、後述する抜止クリップ60の嵌込開口を兼ねた
貫通の係合凹部114が設けられている。抜止クリップ
60は、一対の弾性脚118とそれらを連結する連結部
120とを有しており、全体として略U字状をなしてい
る。
【0035】本例において、吐水部34をパネル26に
取付固定するには、予め吐水部34に給水管48及び電
気配線46を接続しておき、そしてそれらを台座部材5
8の挿通孔102に挿通した上で、吐水部34のケース
56の開口側の軸方向端部を台座部材58の嵌合部10
6に対し外嵌状態に嵌合させる。
【0036】このときケース56は、台座部材58の嵌
合部106に装着されたOリング122により水密にシ
ールされるとともに、軸方向に延びる一対の被支持面1
12において、台座部材58側の一対の支持面108に
より所定軸方向長に亘り下側から支持された状態とな
る。そこで抜止クリップ60をケース56の下面側の係
合凹所114を通じて下側から嵌め込む。
【0037】すると図8(ア)に示しているように、抜
止クリップ60の一対の弾性脚118が台座部材58に
おける嵌合部106の係合溝109に係合し、また連結
部120がケース56側の係合凹部114に係合した状
態となり、ここにおいてケース56が台座部材58から
軸方向に抜止めされる。即ち吐水部34が台座部材58
を介しパネル26に取付固定された状態となる。
【0038】図11にも示しているように、下ケース7
0には上面と下面とが開口形状をなす筒状の嵌込部80
が一体に形成されており、そこに人体検知センサ52が
上から下向きに嵌め込まれている。尚嵌め込まれた人体
検知センサ52は、嵌込部80の下面の開口部で外部に
露出した状態にある。
【0039】この人体検知センサ52の上端部には、外
向きに環状に突き出した鍔部82が設けられており、そ
の鍔部82の下面の被当接面84が筒状の嵌込部80の
上面の当接面86に当接し、それら被当接面84と当接
面86との当接作用によって、人体検知センサ52の嵌
込部80への嵌込量が規定されている。
【0040】一方図8(ウ)及び図10に示しているよ
うに、上ケース68には人体検知センサ52に対応する
位置において、その上側に段付形状の押え部88が一体
に形成してあり、その押え部88が人体検知センサ52
を下向きに押え付けている。即ちこの例において人体検
知センサ52は、下ケース70の嵌込部80に嵌め込ま
れた状態で、下ケース70と上ケース68とによって上
下から挟持されることで吐水部34に固定状態とされて
いる。
【0041】下ケース70にはまた、図10及び図11
に示しているように外周縁で開口する切欠形状の嵌込部
90が設けられており、そこにLEDにて構成した発光
部54が横向きに、詳しくは後方から前方に向けて嵌め
込まれている。
【0042】図11に示しているように、嵌込部90に
は下ケース70の裏側、即ち上側において一対のアーム
92と、当接部94と、被係止部96とが設けられてい
る。他方発光部54には、頭部97から上側に離れた位
置において被当接部100と、先端に係止爪を有するば
ねクリップ98とが設けられている。
【0043】而して発光部54を切欠形状の嵌込部90
に横向きに嵌め込むと、このとき一対のアーム92が発
光部54における頭部97と被当接部100,ばねクリ
ップ98との間に入り込み、また一方発光部54におけ
る被当接部100が、嵌込部90の当接部94に当接し
て横方向の嵌込量が規定される一方、ばねクリップ98
の先端の係止爪が、嵌込部90側の被係止部96に係止
した状態となり(図11(A)参照)、ここにおいて発
光部54が上下方向に拘束された状態となる。またばね
クリップ98の弾性係止力に基づいて抜止め状態に仮固
定される。
【0044】而してこの状態で下ケース70と上ケース
68とを嵌め合せると、ここにおいて切欠形状の嵌込部
90の開口が、上ケース68の開口72縁部で閉じられ
た状態となって、ここに発光部54が完全に嵌込部90
から横方向に抜止め状態となる。
【0045】以上のような本例の取付構造では、軸方向
に所定長さで延びる台座部材58の支持面108及び上
ケース68の被支持面112の当接に基づいて、ケース
56を所定軸方向長に亘って支持する。従ってそれら支
持面108及び被支持面112に沿って軸方向に支持力
が分散することとなり、強い支持強度、即ち固定強度が
得られる。またそれら支持面108と被支持面112と
の当接に基づいて、台座部材58周りのケース56の回
転も防止することができる。
【0046】また本例において台座部材58には切欠部
が設けてあって、給水管48及び電気配線46を通すた
めの開口部分が大きく広がっており、従ってそれらを容
易に挿通作業でき、ひいては吐水部34をパネル26に
容易に取付作業できる。
【0047】また本例においては、単にケース56と台
座部材58とを軸方向に嵌め合せた上、その係合凹部1
14と係合溝109とに跨って抜止クリップ60を差し
込むだけで、簡単に自動手洗水栓32のケース56の取
付作業を行うことができる。
【0048】以上本発明の実施例を詳述したが、これは
あくまで一例示である。例えば上例では抜止クリップ6
0にてケース56を台座部材58から軸方向に抜止めし
ているが他の抜止手段によってこれをなすことも可能で
ある。例えば台座部材58における嵌合部106の下面
にピン孔を設けておき、対応する位置においてケース5
6の下面に設けたねじ孔に雄ねじを有する抜止ピンをね
じ込んで、その先端を台座部材58のピン孔に係合さ
せ、或いは逆に台座部材58の側にねじ孔を設けてそこ
に抜止ピンのねじをねじ込み、そしてその下端側の部分
をケース56の下面に設けたピン孔に係合させるなどし
て、ケース56の台座部材58からの抜止めをなすこと
も可能である。
【0049】また上例は自動水栓における吐水部を縦の
取付壁に取付固定する場合の例であるが、本発明は図1
3に示す水栓のケースを縦の取付壁に取り付けるに際し
て、或いはその他の形態の水栓ケースを縦の取付壁に取
り付けるに際し、またカウンターや吐水管基部等を被取
付体として取り付けるに際して適用することも可能であ
るなど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種
々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である自動手洗水栓を手洗鉢
及びキャビネットとともに示す正面断面図である。
【図2】同実施例の自動手洗水栓を手洗鉢及びキャビネ
ットとともに示す側面断面図である。
【図3】同実施例の吐水部とその周辺部を示す図であ
る。
【図4】同実施例の吐水部の底面図である。
【図5】同実施例の自動手洗水栓の本体部を拡大して示
す図である。
【図6】同実施例の吐水部の内部構造を取付構造ととも
に示す縦断面図である。
【図7】図6の各部材を分解して示す図である。
【図8】図6におけるアーア断面図,イーイ断面図及び
ウーウ断面図である。
【図9】図6の吐水部を斜め下方から見た斜視図であ
る。
【図10】図9に示す各部材を分解して示す斜視図であ
る。
【図11】図10に示す人体検知センサと発光部の取付
構造を示す斜視図である。
【図12】同実施例の吐水部の取付構造を示す斜視図で
ある。
【図13】従来の水栓の取付構造の例を示す図である。
【符号の説明】
26 パネル(被取付体) 32 自動手洗水栓 34 吐水部 50 吐水口 52 人体検知センサ 56 ケース 58 台座部材 60 抜止クリップ 106 嵌合部 108 支持面 109 係合溝 112 被支持面 114 係合凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水栓のケースを被取付体に固定した筒状
    の台座部材に嵌合した状態で、該台座部材を介して該被
    取付体に固定する水栓の取付構造であって、 前記台座部材における前記ケースとの嵌合部の上部を所
    定周長に亘り切り欠いて、該切欠部の両端面を軸方向に
    所定長さで延びる支持面となす一方、該ケースの内面に
    は一対の該支持面に対応する位置において該支持面に当
    接し支持される被支持面を軸方向に延設し、且つ該台座
    部材に嵌合させた該ケースを軸方向に抜け止めする抜止
    手段を設けたことを特徴とする水栓の取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ケースが吐水口
    の設けてある吐水部のケースであることを特徴とする水
    栓の取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記吐水部が人体検
    知センサの設けられた自動水栓の吐水部であることを特
    徴とする水栓の取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記抜
    止手段が、前記台座部材の嵌合部の外周面に沿って周方
    向に形成された係合溝と、前記ケースの嵌合部に設けら
    れた貫通の嵌込開口を兼ねた係合凹部と、該係合凹部を
    通じて且つ該係合凹部と前記係合溝とに跨って軸直角方
    向に弾性的に嵌め込まれた抜止クリップとを有している
    ことを特徴とする水栓の取付構造。
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