JP2006255229A - 機能部ケースの蓋体脱着構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】機能部ケースの良好なシール性を確保し得るとともに、機能部ケースの後端部の上側に厚い鏡体等の障害物が存在していても良好に蓋体を脱着することのできる機能部ケースの蓋体脱着構造を提供する。
【解決手段】ケース外に突出した吐水口から吐水を行う自動手洗装置の機能部ケースの蓋体脱着構造において、下ケース18Aの上端部且つ外周部に沿って下ケースリブ122を起立状態に設けるとともに、蓋体18B下面には蓋リブ124,126を設けて、それらを上下に且つ前後に所定距離スライド可能に嵌め合せるようにする。そして蓋体18Bを後方にスライド移動させた状態で固定ねじ132にて蓋体18Bを側面で下ケース18Aに固定するようになす。
【選択図】 図5

Description

この発明は手洗装置の機能部ケースの蓋体の脱着構造に関する。
従来、機能部ケースから吐水口を突出させ、吐水口より手洗器のボウル部等の水受凹部に向けて吐水するようになした手洗装置が公知である。
例えは下記特許文献1に、この種の手洗装置として機能部ケースから石鹸液の吐出口,手洗水の吐水口,温風の吹出口を突出させ、それぞれの前方に手を差し出すとそれら吐出口,吐水口,吹出口に近接して配置された、各対応する人体検知センサによる人体検知に基づいて自動的に石鹸液の吐出,手洗水の吐水,手乾燥用の温風の吹出しをなすようにした自動手洗装置が開示されている。
ところで、機能部ケースはその内部に配管その他の機能部品が組み込まれることから、組付性やメンテナンス作業性を考えると、これを下ケースとその上面の開放部を閉鎖する蓋体とで構成して、その蓋体を脱着可能に下ケースに固定するようになすのが好都合である。
但しこの場合、蓋体の脱着構造が問題となる。
その固定構造として、蓋体を下ケースに対して前後にスライドさせることで蓋体を下ケースに対し脱着するようになすことが考えられる。
この場合、単純に蓋体を下ケースに対して前後にスライドさせることだけを考えるのであれば、このような脱着構造を考えることは比較的容易である。
例えば下記特許文献2には、手洗装置における機能部ケースの蓋体となる天板を、下ケースに対し前後にスライド移動させるだけで脱着するようになした点が開示されている。
しかしながら機能部ケースへの水の浸入を防止する必要がある場合、下ケースと蓋体との間のシール性を考えると、上記のような単純なスライド式の脱着構造では、十分なシール性を確保することが難しい。
そこで下ケースと蓋体とを上下の嵌合せ構造とすることが考えられる。
具体的には下ケースの上端部に、下ケースの上面の開放部を取り囲むように外周部に沿って環状に延びる立上り形状の下ケースリブを、また蓋体に、その下ケースにリブの外周面に沿って環状に延びる立下り形状の蓋リブを設けて、それらを上下に合わせるようにし、下ケースリブの上端面で蓋リブの被支持面を支持するとともに、蓋リブにて下ケースリブを外周側から覆うようにするといったことが考えられる。
このようにすれば、蓋体を下ケースに取り付けた状態でそれらの間を良好にシールすることが可能となる。
しかしながらこの場合、単純に蓋体の脱着構造を下ケースと蓋体との上下の嵌合せ構造とすると、蓋体を上向きに下ケースから取り外そうとしたとき、機能部ケースの後端部の直上に例えば壁付きの厚みの厚い鏡体等があったりすると、その鏡体が障害となって、蓋体を取り外すことができなくなってしまう問題を生ずる。
蓋体の脱着構造としてはその他に、蓋体を下ケースに取り付けた状態で機能部ケースの外観を良好なものとすることも求められる。
以上吐水口からの吐水の他に石鹸液の吐出,温風の吹出しの機能を備えた自動手洗装置について述べたが、石鹸液の吐出機能,温風吹出し機能を備えていない、単に吐水機能のみを備えた手洗装置においても同様の問題が内在している。
特許第2656289号 特開2000−172号公報
本発明はこのような事情を背景とし、機能部ケースの良好なシール性を確保し得るとともに、機能部ケースの後端部の上側に厚みの厚い鏡体等の障害物が存在していても、良好に蓋体を脱着することのできる機能部ケースの蓋体脱着構造を提供することを目的としてなされたものである。
また本発明の他の目的は、固定手段として固定ねじを使う場合において、その固定ねじが使用者から見えず、機能部ケースの外観を良好となし得る蓋体脱着構造を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、下ケースと、該下ケースの上面の開放部を閉鎖する蓋体とを有し、ケース外に突出した吐水口から吐水を行う手洗装置の機能部ケースにおける蓋体脱着構造であって、前記下ケースの上端部に、前記開放部を取り囲むように外周部に沿って環状に延びる下ケースリブを起立状態に設けるとともに、前記蓋体の下面には、該下ケースリブの外周面に沿って環状に延びる立下り形状の蓋リブを設け、該下ケースリブの上端面を該蓋体の下面の被支持面に当てて該蓋体を受けるとともに、該蓋リブと下ケースリブとを上下に合わせて該蓋リブにて下ケースリブを外側から覆うようになし、且つ前記下ケースリブと蓋リブとの間には該蓋体を該下ケースに対して前後に所定距離スライド可能とする前後方向の間隔が形成してあって、該蓋体を後方へのスライド移動の後端位置で固定手段により該下ケースに固定するようになしてあることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記下ケースと蓋体とを前記固定手段としての固定ねじにて側面で固定するようになしてあることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項2において、締付状態の前記固定ねじを正面視において隠蔽する隠蔽部が設けてあることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項2,3の何れかにおいて、前記固定ねじによる固定構造を、該固定ねじを締付状態から所定量緩めた後に緩み方向に空回りさせ、固定ねじが外れない構造となしてあることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、下ケースの上端にその開放部を取り囲むように外周部に沿って環状に延びる下ケースリブを起立状態に設ける一方、蓋体の下面には対応する立下り形状の環状の蓋リブを設け、その下ケースリブの上端面を蓋体の下面の被支持面に当ててこれを受けるようになすとともに、蓋リブと下ケースリブとを上下に合わせて、蓋リブにて下ケースリブを外側から覆うようになしたもので、この脱着構造によれば、蓋体と下ケースとの間をそれら下ケースリブと蓋リブとによって良好にシールすることができ、機能部ケース内への水の浸入を良好に防止することができる。
また本発明では下ケースに対し蓋体を前後に所定距離スライド可能とする前後方向の間隔を下ケースリブと蓋リブとの間に形成し、そして蓋体を後方へのスライド移動の後端位置で固定手段により蓋体を下ケースに固定するようになしており、従って本発明の脱着構造においては、固定手段による固定を解除し、且つ蓋体を下ケースに対し前方に上記設定距離スライド移動させた上で、蓋体を下ケースから上向きに取り外すことができる。
従って蓋体の後端部の上側に厚みの厚い鏡体等の障害物があっても、良好に蓋体を下ケースから取り外すことが可能となる。
次に請求項2は、下ケースと蓋体とを固定手段としての固定ねじにて、その側面で固定するようになしたもので、このようにすれば、固定ねじの存在が正面の使用者から見て分り難く、従って固定ねじの存在によって機能部ケースの外観が特に悪化することもなく、また固定ねじの存在が分り難いため、悪戯によって固定ねじが外されてしまい、また蓋体が下ケースから取り外されてしまうといったことを防止することができる。
ここで蓋体と下ケースとは、蓋リブと下ケースリブとにおいて固定ねじにより固定するようになしておくことができる。
更にこの請求項2において、締付状態の固定ねじを正面視において隠蔽する隠蔽部を設けておくことができる(請求項3)。
このようにすれば、より効果的に使用者に対して固定ねじが見えないようにすることができ、機能部ケースの美観を更に良好となすことができるとともに、悪戯による固定ねじの取外しをより効果的に防ぐことができる。
この場合において、固定ねじを凹部で固定するようになし、その凹部よりも前側の凸部を上記隠蔽部となしておくことができる。
次に請求項4は、固定ねじによる固定構造を、締付状態から固定ねじを所定量緩めた後に緩み方向に空回りさせ、固定ねじが外れない構造となしたもので、このようにしておけば、蓋体の脱着の際に固定ねじを紛失してしまう恐れを無くし、従って固定ねじの紛失により蓋体の再組付けができなくなってしまうといったことを防ぐことができる。
次に本発明を吐水機能の他、石鹸液の吐出機能,手乾燥用の温風の吹出機能を備えてそれら吐水,石鹸液の吐出,温風の吹出しを自動的に行う自動手洗装置に適用した場合の実施形態を図面に基づいて以下に詳しく説明する。
図1において、10は自動手洗装置(ここでは壁掛式)で、陶器製の手洗器12と、その下部のキャビネット14及び手洗器12に装着された機能部ユニット16とを有している。
機能部ユニット16は機能部ケース(以下単にケースとする)18を有しており、各種機能部がそこに内蔵されている。
ここでケース18は、ケース本体としての下ケース18Aと、その上面の開放部を閉鎖する蓋体18Bとを有している。
手洗器12の後部には、図2及び図3に示しているようにその後端縁に沿って立上る後壁部24と、左右一対の側壁部26とで囲まれた収容凹部28が形成されており、図2にも示しているようにその収容凹部28に上記の機能部ユニット16が収容されている。
機能部ユニット16は、その後面と側面とがそれぞれ後壁部24と左右一対の側壁部26とで囲われており、その前面が手洗器12のボウル部(水受凹部)32に向けて開放されている。
ここで収容凹部28の底部は、機能部ユニット16を支持する平坦な支持部(取付基体)30とされている。
尚図2において、34はボウル部32に設けられた排水口である。
図1に示しているように、機能部ユニット16におけるケース18の前面壁102には、石鹸液の吐出口40と対応する人体検知センサ46,手洗水の吐水口38と対応する人体検知センサ44、及び手乾燥用の温風を吹き出す吹出口36と対応する人体検知センサ42が設けられている。
ここで吐出口40,吐水口38及び吹出口36は、それぞれケース18の前面壁102から突出する形態で設けられている。
また吹出口36は、吹出ノズル100の先端に左右に細長いスリット状に形成されている。
この自動手洗装置10では、石鹸液の吐出口40の前方に手を差し出すと、人体検知センサ46がこれを検知して吐出口40から自動的にムース状の石鹸液(石鹸液に空気を混合して泡状としたもの)を吐出する。
また吐水口38の前方に手を差し出すと、人体検知センサ44がこれを検知して吐水口38から自動的に手洗水としての温水を吐水する。
更に吹出口36の前方に濡れた手を差し出すと、人体検知センサ42がこれを検知して吹出口36から自動的に温風を吹き出し、濡れた手を乾燥させる。
図1に示しているように、キャビネット14の内部には排水管50が設けられており、その上端がボウル部32の排水口34に接続されている。
ボウル部32からの排水は、この排水管50のトラップ部52を経て外部に排出される。
キャビネット14にはまた、その内部且つ下部に石鹸液タンク60が設けられており、そこに所定量の石鹸液(水石鹸液)が貯溜されるようになっている。
この石鹸液タンク60からは給液管62が延び出しており、その給液管62上に給液ポンプ64が設けられている。
石鹸液タンク60内の石鹸液は、この給液ポンプ64により給液管62を通じて上記の石鹸液の吐出口40へと送られる。
70は空気ポンプで、この空気ポンプ70により空気が給気管68を通じて上記石鹸液の吐出口40に向けて送られる。
石鹸液はこの空気とともに混合されてムース状とされ、吐出口40からボウル部32に向けて吐出される。
尚、ケース18の前面壁102には石鹸液の補給を行うための補給口65が設けられており、この補給口65と石鹸液タンク60とが補給管66で連絡されている。
この補給口65には、引出容器48が前後に出し入れ可能に設けられており、石鹸液の補給は、この引出容器48を引き出した状態で、その上面の注入口に対して石鹸液を注入することにより行う。
キャビネット14の内部にはまた湯水の混合部54と、温水の供給遮断を行う電磁弁56とが設けられており、その混合部54に対し冷水と湯とを供給する配管が接続されている。
混合部54に供給された冷水と湯とは、ここで所定比率に混合されて適温の混合水とされ、電磁弁56の開弁により給水管58を通じて吐水口38へと送られて、そこからボウル部32に向けて吐水される。
キャビネット14の内部には更に、ケース72の内部に送風機及びヒータを収容した乾燥機本体35が設けられており、この乾燥機本体35から送風管74が上向きに延び出している。
この乾燥機本体35のケース72には吸気口76が設けられており、この吸気口76から吸引された空気がヒータの加熱作用で温風とされて、送風機による送風作用で送風管74を通じて吹出口36へと送られる。
図2に示しているように、吹出ノズル100は吹出室ケース78に一体的に設けられている。
吹出室ケース78の内部には吹出室80が形成されている。
この吹出室80は送風路の一部を成しており、乾燥機本体35から送り出された温風が、送風管74内部を上向きに流れて送風路の一部をなす吹出室80内に流入し、吹出口36から外部に勢い良く吹き出される。
尚、図3に示しているように機能部ユニット16の内部、即ちケース18の内部には、自動手洗装置10の動作制御をなす制御基盤112と、電源電圧を変圧する電源トランス116が設けられている。これらは蓋体18Bの下面に吊下状態に固定されている。
図4に示しているように上記下ケース18Aの上端部には、その上面の開放部120を取り囲むように外周部に沿って環状に延びる下ケースリブ122が起立状態に設けられている。
この下ケースリブ122は、左右方向に延びる前後の一対の横リブ122Aと、左右両端において前後方向に延びる一対の縦リブ122Bとを有しており、全体として平面形状が横長の四角形状をなしている。
一方蓋体18Bの下面には、下ケースリブ122の外周面に沿って環状に延びる立下り形状の外リブ(蓋リブ)124と、更に下ケースリブ122の内周面に沿って環状に延びる立下り形状の内リブ(蓋リブ)126が設けられている。
これら外リブ124,内リブ126もまた、左右方向に延びる前後一対の横リブ124A,126Aと、左右両端において前後方向に延びる左右各一対の縦リブ124A,126Aとを有しており、それぞれが左右に横長の平面四角形状をなしている。
これら外リブ124と内リブ126との間の蓋体18Bの下面は、フラットな面で下ケースリブ122の上端面に当接する平面4角形状の被支持面128とされている。
この例では、蓋体18Bを下ケース18Aの上に載せると、下ケースリブ122が蓋体18Bにおける外リブ124と内リブ126との間に嵌り合った状態となる。
そして下ケースリブ122の上端面が、蓋体18Bにおける被支持面128に当接してこれを支持し、また蓋体18Bにおける外リブ124が下ケースリブ122を外側から被った状態となる。
また蓋体18における内リブ126が下ケースリブ122を内側から被った状態となる。
そしてそれら下ケースリブ122と蓋体18Bにおける蓋リブ、即ち外リブ124と内リブ126とによって、下ケース18Aと蓋体18Bとの間が良好にシールされ、外部からケース18内に水が浸入するのが良好に防止される。
尚、下ケースリブ122は周方向に沿って、詳しくは左右の一対の縦リブ122Bにおいて上下の段差形状を有しているが、蓋体18B側の被支持面128もまた、これに対応した上下の段差形状を有しており、蓋体18Bを下ケース18Aの上に載せた状態で、下ケースリブ122の上端面は全周に亘って蓋体18Bの下面に、詳しくは被支持面128に接触した状態となる。
尚下ケースリブ122、詳しくは前後の一対の横リブ122Aと蓋リブ即ち外リブ124及び内リブ126における各前後の一対の横リブ124A,126Aとの間には、図7(I)に示しているように蓋体18Bを前後方向にスライド可能とする所定の間隔Sが確保されている。
下ケース18Aにおける左右一対の縦リブ122Bのそれぞれには、図6に示しているようにボス部129が設けられており、そのボス部129の凹孔130に固定ねじ132が保持されている。
ここでボス部129,固定ねじ132は、左右一対の縦リブ122Bのそれぞれにおいて、後端部と前後の中間部との2箇所に設けられている。
この凹孔130の奥部にはインサートナット134が埋込状態に設けられている。
上記固定ねじ132は、軸部133とその一端部の大径の雄ねじ部150と、反対側の端部の頭部152とを有しており、頭部の六角形状の係合孔に工具を嵌めて回転操作することで、雄ねじ部150がインサートナット134にねじ込まれ、後述するように蓋体18Bを下ケース18Aに固定する。
尚、上記凹孔130はそれ自体が雄ねじ部150と同等以上の内径を有しており、凹孔130内部において雄ねじ部150が空回りするようになっている。
この凹孔130の図6中左端の開口部には、抜止プレート136が設けられている。
この抜止プレート136は、凹孔130からの固定ねじ132(具体的には大径の雄ねじ部150)の抜け止めをなすもので、図6(A)の部分拡大図に示しているように、固定ねじ132の軸部133が挿通可能且つ雄ねじ部150が通過不能の挿通穴138と、軸部133をこの挿通部138に対して軸直角方向に挿入するための挿入部140とを有している。
一方蓋体18Bにおける立下り形状の外リブ124、詳しくは左右の縦リブ124Bには、図4及び図5に示しているように上記固定ねじ132に対応する位置において内方に凹陥した凹部142(図5参照)が設けられており、そこに固定ねじ132の頭部152の厚みと同等以上の段差が形成されている。
そしてその凹部142に、正面形状がL字状をなす係合孔144が設けられている。
ここで係合孔144は、前後方向に延びる係合部146と、外リブ124の下端から係合部146に向かって上向きに延びる上下の挿入部140とを有している。
ここで挿入部140は、係合孔146の後部へと繋がっている。
次に本例の蓋体脱着構造における蓋体18Bの脱着の手順を、その作用とともに図7に基づいて以下に詳しく説明する。
図7(I)は、固定ねじ132にて蓋体18Bを下ケース18Aに固定した状態を表わしている。
このとき、同図に示しているように固定ねじ132は、蓋体18Bにおける外リブ124Bの係合孔144の係合部146に係合した状態にあり、その状態で固定ねじ132の雄ねじ部150がインサートナット134にねじ込まれて、蓋体18Bにおける外リブ124Bを下ケースリブ122Bに締め付けた状態にある。
尚図7(I)において、154はケース18の上側において壁Wに取り付けられた所定厚みの鏡体を表わしている。
この状態で蓋体18Bを下ケース18Aから取り外すには、先ず固定ねじ132を回転操作して緩め、外リブ124に対する固定力を解除する。
このとき、固定ねじ132はインサートナット134から外れる位置まで緩められるとそこで空回りし、抜止プレート136の存在によって凹孔130から抜止めされ、凹孔130内にそのまま保持された状態となる。
さてこのようにして固定ねじ132を緩めたところで、図7(II)に示しているように蓋体18Bを同図中右方向、即ち前方に所定距離スライド移動させる。
このとき、固定状態において係合部146の前端に位置していた固定ねじ132が、蓋体のスライド移動によって固定部146の後端部に位置した状態となり、そこで図7(III)に示しているように蓋体18Bを斜め上方に持ち上げるようにして、これを下ケース18Aから取り外すことができる。
尚、再び蓋体18Bを下ケース18Aに取り付ける際の手順は上記とは逆の手順となる。
以上のような本実施形態においては、蓋体18Bと下ケース18Aとの間を、下ケースリブ122と蓋リブ124、126とによって良好にシールすることができ、機能部ケース18内への水の浸入を良好に防止することができる。
また固定を解除し、蓋体18Bを下ケース18Aに対し前方に上記設定距離スライド移動させた上で、蓋体18Bを下ケース18Aから斜め上向きにしながら容易に取り外すことができる。
従って蓋体18Bの後端部の上側に厚みの厚い鏡体154が障害物として存在していても、良好に蓋体18Bを下ケース18Aから取り外すことができる。
さらに固定手段としての固定ねじ132にて蓋体18Bを側面で固定するようになしているとともに、固定ねじ132を正面視において凹部142の前方の凸部を隠蔽部として隠蔽するようになしているため、固定ねじ132の存在が正面の使用者から見て分り難く、従って固定ねじ132の存在によってケース18の外観が特に悪化することもなく、また固定ねじ132の存在が分り難いため、悪戯によって固定ねじ132が外されてしまい、また蓋体18Bが下ケース18Aから取り外されてしまうといったことを効果的に防ぐことができる。
また本実施形態では、固定ねじ132による固定構造を、締付状態から固定ねじ132を所定量緩めた後に緩み方向にこれを空回りさせ、固定ねじが外れない構造となしていることから、蓋体18Bの脱着の際に、固定ねじ132を紛失してしまう恐れが無く、従って固定ねじ132の紛失により蓋体18Bの再組付けができなくなってしまうのを防止することができる。
図8は本発明の他の実施形態を示している。
この例は、上記実施形態における固定ねじ132に替えて単なる抜止ピン156を用いる一方、前面部において下ケースリブ122、詳しくは横リブ122Aと蓋リブ、詳しくはその外リブ124における横リブ124Aとを、固定ねじ158にて固定するようになした例である。
他の点については上記と同様である。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば本発明は単に吐水機能のみを有する手洗装置に適用することも可能であるなど、その趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一適用対象の一例である自動手洗装置を示す断面図である。 同自動手洗装置の側面図である。 同自動手洗装置における機能部ユニットを分解して示す断面図である。 本発明の一実施形態の蓋体脱着構造を示す斜視図である。 図4の要部拡大図である。 図5の要部断面図である。 蓋体脱着の手順を作用とともに示す説明図である。 本発明の別の実施形態を示す図である。
符号の説明
10 自動手洗装置
18 機能部ケース
18A 下ケース
18B 蓋体
38 吐水口
120 開放部
122 下ケースリブ
124 外リブ(蓋リブ)
126 内リブ(蓋リブ)
128 被支持面
130 凹孔
132 固定ねじ
134 インサートナット
136 抜止プレート
142 凹部
144 係合孔
150 雄ねじ部

Claims (4)

  1. 下ケースと、該下ケースの上面の開放部を閉鎖する蓋体とを有し、ケース外に突出した吐水口から吐水を行う手洗装置の機能部ケースにおける蓋体脱着構造であって
    前記下ケースの上端部に、前記開放部を取り囲むように外周部に沿って環状に延びる下ケースリブを起立状態に設けるとともに、前記蓋体の下面には、該下ケースリブの外周面に沿って環状に延びる立下り形状の蓋リブを設け、該下ケースリブの上端面を該蓋体の下面の被支持面に当てて該蓋体を受けるとともに、該蓋リブと下ケースリブとを上下に合わせて該蓋リブにて下ケースリブを外側から覆うようになし、且つ前記下ケースリブと蓋リブとの間には該蓋体を該下ケースに対して前後に所定距離スライド可能とする前後方向の間隔が形成してあって、該蓋体を後方へのスライド移動の後端位置で固定手段により該下ケースに固定するようになしてあることを特徴とする機能部ケースの蓋体脱着構造。
  2. 請求項1において、前記下ケースと蓋体とを前記固定手段としての固定ねじにて側面で固定するようになしてあることを特徴とする機能部ケースの蓋体脱着構造。
  3. 請求項2において、締付状態の前記固定ねじを正面視において隠蔽する隠蔽部が設けてあることを特徴とする機能部ケースの蓋体脱着構造。
  4. 請求項2,3の何れかにおいて、前記固定ねじによる固定構造を、該固定ねじを締付状態から所定量緩めた後に緩み方向に空回りさせ、固定ねじが外れない構造となしてあることを特徴とする機能部ケースの蓋体脱着構造。
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