JP2010229756A - 壁取付け型水栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】スパウトに水をかけても、水がスパウト内の電気コードに達することを防止する、壁取付け型の水栓を提供する。
【解決手段】本発明による水栓(1)は、スパウト(4)を有し、その内面(14)に、センサ(16)及び吐水口(18)が取付けられる。水栓(1)は、更に、吐水口(18)に接続された通水管(20)と、センサ(16)に接続された電気コード(22)を有する。スパウト(4)の管状の取付け口(10c)は、台座(34)を介して壁(2)に取付けられる。台座(34)は、壁(2)に固定されるフランジ固定部(38)と、それから壁(2)に対して横方向に延びる筒部(40)と、通水管(20)及び電気コード(22)が通る貫通孔(40b)を有する。筒部(40)は、取付け口(10c)の内側に嵌合する外周面(40a)を有し、外周面(40a)は、その上側部分(40ab)に、周方向に延びる溝(40d)を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、水栓に関し、特に、壁取付け型の水栓に関する。
近年、設置面に水が溜まることがある手洗、洗面台取付け型の水栓と比較して、汚れにくいという清掃の利点を有し且つデザインがスマートである壁取付け型の水栓の要望がある。その中でも、センサ等の電気部品を備えた吐水部(スパウト)と、吐水及び止水の制御を行う制御機能部とが設けられた壁取付け型の自動水栓は、機械式の水栓のような操作部がなく、使い勝手が良い水栓である(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2003−293408号公報 特開2002−167819号公報
自動水栓等の電気部品を備えた水栓の場合、吐水部に接続される通水管及び電気部品に接続される電気コードが、スパウト内を通っている。スパウトに上から水をかけた場合、壁取付け型の水栓は、洗面台取付け型の水栓と異なり、スパウト内に水が浸入するおそれがある。水がスパウト内に浸入すると、電気コードに水がかかり、作動不良を起こす恐れがある。
そこで、本発明の目的は、スパウトに水をかけても、水がスパウト内の電気コードに達することを防止する、壁取付け型の水栓を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明による壁取付け型の水栓は、壁の表側に取付けられるように構成されたスパウトを有し、スパウトは、内部空間と、電気部品及び吐水口とを備え、更に、吐水口に接続された通水管と、電気部品に接続された電気コードと、を有し、スパウトは、通水管及び電気コードがスパウトの内部空間から外に延びる管状の取付け口を有し、管状の取付け口は、通水管及び電気コードが壁の裏側に延びるように台座を介して壁に取付けられ、台座は、壁に固定されるフランジ固定部と、フランジ固定部から壁に対して横方向に延びる筒部と、通水管及び電気コードが通る貫通孔とを有し、筒部は、スパウトの管状の取付け口の内側に嵌合する外周面を有し、外周面は、その上側部分に、周方向に延びる溝を有することを特徴としている。
このように構成された壁取付け型の水栓によれば、台座の筒部がスパウトの管状の取付け口の内側に嵌合しているので、水がスパウトと台座の隙間からスパウトの内部空間に浸入しにくい構造になっている。仮に、水がスパウトと台座の隙間から浸入して、毛細管現象により、筒部の外周面の上側部分と取付け口との間を伝わっていったとしても、筒部の外周面の上側部分の溝によって、水の移動が阻止される。その結果、スパウトの内部空間を通っている電気コードに水が達することが防止され、電気部品の作動不良を防止することができる。
上記壁取付け型水栓の実施形態において、好ましくは、筒部の外周面は、その下側部分に、スパウトの取付け口を下方から固定するためのネジ山付き孔を有し、ネジ山付き孔の位置と溝の位置は、スパウトの長手方向に一致し、溝は、外周面の全周にわたって設けられる。
この実施形態の水栓では、溝が筒部の外周面の上側部分だけでなく、全周にわたって設けられているので、仮に、水がスパウトと台座の隙間から浸入して、筒部の外周面の上側部分と取付け口との間を伝わっていったとしても、筒部の外周面の上側部分の溝によって、水の移動が阻止され、更に、水が溝に沿って下方に案内され、ネジ山付き孔を通って外に排出される。その結果、スパウトの内部空間を通っている電気コードに水が達することがより確実に防止され、電気部品の作動不良を防止することができる。
上記壁取付け型水栓の実施形態において、好ましくは、更に、台座のフランジ固定部を覆うフランジカバーを有し、フランジカバーは、台座の筒部とスパウトの取付け口とを嵌合させたときにスパウトによってフランジ固定部に押付けられるカバー平面部と、カバー平面部の周囲から壁に向かって延びるカバー側面部とを有し、カバー側面部の内側において、カバー平面部と壁との間にパッキンが設置される。
この実施形態の水栓では、フランジカバーは、台座の筒部とスパウトの取付け口とを嵌合させたときにスパウトによってフランジ固定部に押付けられる。一方、カバー平面部と壁との間にパッキンが設置されているので、フランジカバーは、パッキンの反発力によってスパウトに向かって押当てられる。そのため、水がスパウトと台座の隙間からスパウトの内部空間に浸入することがより確実に防止される。スパウトの内部空間を通っている電気コードに水が達することが更に確実に防止され、電気部品の作動不良を防止することができる。
上述したように、本発明による壁取付け型の水栓は、スパウトに水をかけても、水がスパウト内の電気コードに達することを防止することができる。
壁取付け型の自動水栓システムを示す斜視図である。 図1の自動水栓システムの部分的な側面図である。 水栓の拡大縦断面図である。 台座の斜視図である。 台座の縦断面図である。 壁の斜視図である。 連結管接続部の拡大縦断面図である。 内側接続部材の斜視図である。 内側接続部材の縦断面図である。 外側接続部材の斜視図である。 外側接続部材の縦断面図である。
図面を参照して、本発明による壁取付け型の水栓の実施形態を説明する。図1は、壁取付け型の自動水栓システムを示す斜視図である。図2は、図1の自動水栓システムの部分的な側面図である。図3は、後述するスパウトの拡大断面図である。図4及び図5はそれぞれ、後述する台座の斜視図及び縦断面図である。図6は、壁の斜視図である。図7は、連結管接続部の拡大縦断面図である。図8及び図9はそれぞれ、内側接続部材の斜視図及び縦断面図である。図10及び図11はそれぞれ、外側接続部材の斜視図及び縦断面図である。
図1に示すように、壁取付け型の自動水栓1は、垂直な壁2に取付けられた吐水部、即ち、スパウト4と、スパウト4とは別体で、スパウト4からの吐水を制御する制御機能部8とを有している。またボウル6が固定されたパネル5が壁2から水平に延びておりスパウト4からの吐水を受けるようになっている。さらに制御機能部8はパネル5の下方で壁2に取付けられている。
図2に示すように、スパウト4は、壁2の表側Aに取付けられるように構成され、壁2から水平方向に延び、概略的には、円筒形状である。また、スパウト4は、内部空間12を形成する内面14を有しており、スパウト4の下方に手を差し出したことを感知するセンサ(電気部品)16及び吐水口18を内部空間12に含んでいる。センサ16及び吐水口18は、内面14に取付けられている。
水栓1は、更に、吐水口18に連通接続され且つスパウト4の内部空間12からスパウト4の外に延びる可撓性の通水管20と、スパウト4内のセンサ16に接続され且つスパウト4の内部空間12から外に延びる電気コード22とを有している。
通水管20及び電気コード22は両方とも、スパウト4が取付けられる壁2のところに設けられた第1の開口24とそれから離れたところにおいて壁2に設けられた第2の開口26との間を壁2の裏側Bで連結する湾曲した連結管(CD管)28の中に、スパウト4の内部空間12から第1の開口24を通して挿入され、第2の開口26から壁2の表側Aに延びている。
通水管20及び電気コード22は、更に、制御機能部8に接続されている。制御機能部8は、センサ16の信号に応答して、通水管20への通水及び止水、即ちスパウト4からの吐水を行う電子制御バルブ28を有し、通水管20は、電子制御バルブ28を介して供給管30に接続されている。
図3に示すように、スパウト4は、管状の本体10aと、その一方の端部を塞ぐ蓋10bを有している。蓋10bは、本体10aの一方の端部に嵌合するように構成され、Oリング32によってシールされている。また、本体10aの反対側、即ち、壁側の端部は、通水管20及び電気コード22がスパウト4の外に延びる管状の取付け口10cを構成している。スパウト4の取付け口10cは、台座34を介して壁2に取付けられている。
センサ16と吐水口18とは、一体に組み立てられ、本体10aの一方の端部から本体10aの内部空間12に挿入可能な形状を有している。吐水口18は、本体10aの長手方向に延びる通路18aと、それと連通し且つ壁から離れる方向に斜め下方に延びる通路18bとを有し、通路18bには、本体10aの下側に設けられた孔10dを介して先端ノズル18cが取付けられている。センサ16は、通路18bが延びる方向と同じ方向に吐水口18に取付けられ、孔10dを介して、吐水させようとする人の手を感知するように配置されている。吐水口18は、本体10aの下側に設けられた孔10eを介して本体10aの内面14にネジ留めされている。
吐水口18の通路18aには、通水管20が接続されている。通水管20の外径は、例えば、10〜12mmであり、例えば、軟質塩ビ管で作られている。また、本体10aの内径は、約26mmである。
電気コード22は、スパウト4の内部空間12内に設けられたコネクタ36を介して接続された第1の部分22a及び第2の部分22bを有している。
図3〜図5に示すように、台座34は、壁2に固定される板状のフランジ固定部38と、フランジ固定部38から壁2に対して横方向に延びる筒部40と、通水管20及び電気コード22が通る貫通孔40bとを有している。
筒部40は、スパウト4の管状の取付け口10cの内側に嵌合する外周面40aを有している。貫通孔40bの寸法及び形状は、通水管20及び電気コード22を通すことができる程度にできるだけ小さいことが好ましい。外周面40aは、下側に位置する下側部分40aaと、上側に位置する上側部分40abと、両側の横側部分40acを有している。横側部分40acは、平面状である。スパウト4の取付け口10cの内側の形状は、スパウト4の長手方向軸線周りの取付け角度を規定するために、筒部40と相補的な形状を有していることが好ましい。筒部40は、その下側部分44aaに、スパウト4の管状の取付け口10cを下方から固定するためのネジ山付き孔40cを有し、スパウト4は、本体10aの下側に設けられた孔10fを介して、台座34の筒部40にネジ留めされている。
筒部40の外周面40aに、周方向に延びる溝40dが、少なくとも上側部分40abに、好ましくは、全周にわたって設けられている。溝40dの位置とネジ山付き孔40cの位置は、スパウト4の長手方向に一致していることが好ましい。
図3及び図6に示すように、フランジ固定部38が固定される壁2は、表側のタイル壁2aと、裏側の補強パネル2bによって構成されている。タイル壁2aの厚さは、タイルの種類に応じて、4〜12mmである。補強パネル2bは、合板等で作られ、その厚さは、9〜12.5mmである。
第1の開口24は、通水管20及び電気コード22が通る補強パネル2bの開口2cと、補強パネル2bの開口2cよりも大きいタイル壁2aの開口2dとによって構成され、それにより、補強パネル2bに環状の露出面2eが形成されている。
図3及び図5に示すように、台座34のフランジ固定部38は、壁側の取付け面38aと、その反対側の面38bと、取付け面38aの周囲に設けられた環状凹面38cとを有し、取付け面38aに取付け孔38dが設けられている。取付け面38aは、タイル壁2aの開口2dよりも小さく且つ露出面2eに当接したスペーサ42を介して、壁2に取付けられている。取付け孔38dに挿入された取付けネジ44が露出面2eに固定されるように、取付け孔38dのピッチ(直径)は、タイル壁2aの開口2dの直径よりも小さくなっている。
図3に示すように、スパウト4は、更に、台座34のフランジ固定部38を覆うフランジカバー46を有している。フランジカバー46は、筒部40に挿入される貫通孔46cを有し、且つ、筒部40とスパウト4の取付け口10cと嵌合させたときにスパウト4によってフランジ固定部38に押付けられるカバー平面部46aと、カバー平面部46aの周囲から壁2に向かって延びるカバー側面部46bとを有している。カバー側面部46bの内側において、カバー平面部46aと壁2との間にパッキン48が設置されている。
図3に示すように、連結管28が第1の開口24に通され、台座34に固定されたスペーサ42に当接している。また、図2に示すように、連結管28は、壁2の後方(裏側)に設けられた連結管固定フレーム50に、ブラケット52を介して固定されている。
図7〜図11に示すように、連結管接続部54が第2の開口26に取付けられている。第2の開口26は、タイル壁2a及び補強パネル2bに形成された互いに同じ径の孔によって構成されている。連結管接続部54は、内側接続部材56と、外側接続部材58とを有している。
図8及び図9に示すように、内側接続部材56は、壁2に固定されるフランジ部分56aを有し、フランジ部分56aには、通水管20及び電気コード22が通る貫通孔56bが設けられている。内側接続部材56は、更に、フランジ部分56aから表側に延びる表側筒部分56cと、それから裏側に延びる裏側筒部分56dとを有している。表側筒部分56cは、その内面に雌ネジ山56eを有している。また、表側筒部分56cは、上下左右の4箇所に切欠き56fを有している。
図10及び図11に示すように、外側接続部材58は、カバー板部分58aと、その周囲から壁2に向かって延びるカバー側面部分58bを有している。カバー板部分58aには、通水管20及び電気コード22が通る貫通孔58cが設けられている。外側接続部材58は、更に、カバー板部分58aから裏側に延びる二重筒部分58dを有している。二重筒部分58dは、その外面に、内側接続部材56の雌ネジ山56eと螺合する雄ネジ山58eを有している。
次に、水栓の組立て方法を説明する。
壁2に第1の開口24及び第2の開口26を形成し、連結管28を、その両端部が第1の開口24及び第2の開口に整列するように、壁2の裏側Bで連結管固定フレーム50に固定する。第1の開口24において、タイル壁2aの開口2dを補強パネル2bの開口2cよりも大きくし、補強パネル2bの露出面2eを形成する。
タイル壁2aの厚さとほぼ同じ厚さとなるようにスペーサ42を準備し、露出面2eにスペーサ42を押し当てながら、台座34を壁2の補強パネル2bに固定する。台座34の取付け面38aの周りの環状凹面38cにより、台座34のフランジ固定部38とタイル壁2aとの間に隙間ができる。
また、吐水口18に通水管20を接続し、センサ16を取付ける。本体10aの一方の端部から、通水管20及び電気コード22を通し、反対側の端部(取付け口10c)から引出しておく。引き続いて、吐水口及18びセンサ16を本体10aの中に挿入する。吐水口18を本体10aの孔10eを利用して、ねじ留めし、吐水口18に先端ノズル18cを取付ける。更に、蓋10bを本体10aに挿入する。
パッキン48を台座34の周囲にを配置し、フランジカバー46を台座34の筒部40に挿入する。次いで、通水管20及び電気コード22を、フランジカバー46の貫通孔46c、台座34の貫通孔40b、第1の開口24、連結管28に通して、第2の開口26から押出す。引き続いて、スパウト4を台座34に押込む。スパウト4を、本体10aの孔10fを利用して、ネジ留めする。パッキン48によってフランジカバー46と壁2との間がシールされると共に、フランジカバー46がスパウト4に向かって押され、フランジカバー46とスパウト4との間に簡易シールが形成される。
第2の開口26から出ている通水管20及び電気コード22は、連結管28の中で弛んでいるので、通水管20及び電気コード22を引出して弛みをとる。
通水管20及び電気コード22を内側接続部材56の貫通孔56bに通してから、内側接続部材56を第2の開口26のところにねじ留めする。次いで、通水管20及び電気コード22を外側接続部材58の貫通孔58cに通してから、外側接続部材58を内側接続部材56に螺合させる。次いで、通水管20と電気コード22を制御機能部8に接続する。
次に、スパウト4に水がかかった場合について説明する。
本実施形態では、フランジカバー46のカバー平面部46aと壁2との間にパッキン48が設置されている。従って、スパウト4に水がかかった場合、フランジカバー46と壁との間から水が浸入することが防止される。
仮に、何らかの理由で、台座34の内部に水が浸入した場合、連結管28の中を通って第2の開口26に達した水は、連結管接続部54の内側接続部材56と外側接続部材58の間の隙間及び内側接続部材56の切欠き56fを通って、外側接続部材58と壁2の間の隙間から排出される。そのため、連結管28内に水が溜まることが防止される。
また、フランジカバー46は、台座34の筒部40とスパウト4の取付け口10cとを嵌合させたときにスパウト4によってフランジ固定部38に押付けられる。一方、カバー平面部46aと壁2との間にパッキン48が設置されているので、フランジカバー46は、パッキン48の反発力によってスパウト4に向かって押当てられる。そのため、水がスパウト4と台座34の隙間からスパウト4の内部空間12に浸入することが防止される。
仮に、何らかの理由で、水がスパウト4と台座34の隙間から浸入して、毛細管現象により、筒部40の外周面40aの上側部分40abと取付け口10cとの間を伝わっていったとしても、筒部40の外周面40aの上側部分40abの溝40dによって、水の移動が阻止される。
また、溝40dが筒部40の外周面40aの上側部分40abだけでなく、全周にわたって設けられているので、仮に、水がスパウト4と台座34の隙間から浸入して、筒部40の外周面40aの上側部分40abと取付け口10cとの間を伝わっていったとしても、溝40dによって、水の移動が阻止され、更に、水が溝40dに沿って下方に案内され、ネジ山付き孔40c、孔10fを通って外に排出される。
それにより、スパウト4の内部空間12を通っている電気コード22に水が達することが防止され、センサ等の電気部品16の作動不良を防止することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
1 水栓
2 壁
4 スパウト
10c 取付け口
12 内部空間
14 内面
16 センサ(電気部品)
18 吐水口
20 通水管
22 電気コード
34 台座
38 フランジ固定部
40 筒部
40a 外周面
40aa 下側部分
40ab 上側部分
40c ネジ山付き孔
40d 溝
46 フランジカバー
46a カバー平面部
46b カバー側面部
48 パッキン
A 表側
B 裏側

Claims (3)

  1. 壁取付け型の水栓であって、
    壁の表側に取付けられるように構成されたスパウトを有し、前記スパウトは、内部空間と、電気部品及び吐水口とを備え、
    更に、前記吐水口に接続された通水管と、
    前記電気部品に接続された電気コードと、を有し、
    前記スパウトは、前記通水管及び前記電気コードが前記スパウトの内部空間から外に延びる管状の取付け口を有し、前記管状の取付け口は、前記通水管及び前記電気コードが前記壁の裏側に延びるように台座を介して前記壁に取付けられ、
    前記台座は、前記壁に固定されるフランジ固定部と、前記フランジ固定部から前記壁に対して横方向に延びる筒部と、前記通水管及び前記電気コードが通る貫通孔とを有し、前記筒部は、前記スパウトの管状の取付け口の内側に嵌合する外周面を有し、
    前記外周面は、その上側部分に、周方向に延びる溝を有することを特徴とする水栓。
  2. 前記筒部の外周面は、その下側部分に、前記スパウトの取付け口を下方から固定するためのネジ山付き孔を有し、
    前記ネジ山付き孔の位置と前記溝の位置は、前記スパウトの長手方向に一致し、
    前記溝は、前記外周面の全周にわたって設けられることを特徴とする、請求項1に記載の水栓。
  3. 更に、前記台座のフランジ固定部を覆うフランジカバーを有し、前記フランジカバーは、前記台座の筒部と前記スパウトの取付け口とを嵌合させたときに前記スパウトによって前記フランジ固定部に押付けられるカバー平面部と、カバー平面部の周囲から壁に向かって延びるカバー側面部とを有し、前記カバー側面部の内側において、前記カバー平面部と壁との間にパッキンが設置されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の水栓。
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