JP2002167819A - 吐水具の取付構造 - Google Patents

吐水具の取付構造

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JP2002167819A JP2000365655A JP2000365655A JP2002167819A JP 2002167819 A JP2002167819 A JP 2002167819A JP 2000365655 A JP2000365655 A JP 2000365655A JP 2000365655 A JP2000365655 A JP 2000365655A JP 2002167819 A JP2002167819 A JP 2002167819A
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Tatsushi Taniguchi
達志 谷口
Akimitsu Umemoto
明光 梅本
Kaoru Nosaka
薫 野坂
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より安全性の高い吐水具の取付構造を提供する
こと。 【解決手段】壁面(W)から突出させた給水路(2)の先端部
に、外側方に抜け止め凸部(5)を突出させた接続用部材
(3)を取付け、同接続用部材(3)に吐水具本体(1)の基部
を取付けるとともに、前記抜け止め凸部(5)を吐水具本
体(1)内面に係合させ、さらに、止めネジ(4)を介して吐
水具本体(1)を接続用部材(3)に連結固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、吐水具の取付構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、比較的大口径の吐水
口100が浴槽200に臨むように、浴室Bの側壁面Wに略垂
直に取付けられた吐水具Aがある。
【0003】従来、かかる吐水具Aは、吐水具本体とな
る外殻部が鋳物などで形成されており、特に浴槽200へ
の給水に用いられるものは大型で、数Kg程度の重量物
である。
【0004】ところで、かかる吐水具Aの取付構造とし
ては、側壁面Wに連通孔を形成するとともに、同連通孔
から側壁面Wの内部に配管された給水管の先端部を露出
させ、同先端部の外周に形成した雄ネジ部に、吐水具本
体を直接螺合させたものがあった。
【0005】しかし、直接螺合させるためには吐水具本
体を把持して回転させる必要があり、吐水具を把持する
工具などで外観に傷をつけたりすることがある。
【0006】そこで、近年では、吐水具本体と接続用部
材とを分離し、前記給水管の先端に接続用部材を螺着
し、同接続用部材に吐水具本体を嵌合するとともに、吐
水具本体に設けたネジ孔から止めネジを螺入して、前記
接続用部材に吐水具本体を連結固定する構造のものが主
流となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記取付構
造では、吐水具本体は接続用部材に嵌合して止めネジの
みで連結固定されているので、吐水具Aの施工時に止め
ネジを締め忘れた場合や、締め付け力が不足して止めネ
ジが脱落してしまった場合には、吐水具Aを使用してい
る間に吐水具本体が水勢によって前方へ飛び出してしま
うおそれがあった。
【0008】特に、図1に示したように浴室Bに用いら
れる大型のものでは、吐水量が大きいのでなおさらであ
り、しかも、吐水具本体は、前述したように比較的重量
物なので、かかる吐水具本体が飛び出したりすると大変
危険である。
【0009】本発明は、上記課題を解決することのでき
る吐水具の取付構造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の本発明は、壁面から突出させた給水
路の先端部に、外側方に抜け止め凸部を突出させた接続
用部材を取付け、同接続用部材に吐水具本体の基部を取
付けるとともに、前記抜け止め凸部を吐水具本体内面に
係合させ、さらに、止めネジを介して吐水具本体を接続
用部材に連結固定したことを特徴とする吐水具の取付構
造に係るものである。
【0011】また、請求項2記載の本発明は、壁面から
突出させた給水路先端部の外側に、外周面に抜け止め凸
部を突設した接続用部材を螺合し、同接続用部材の外側
に吐水具本体の基部を嵌合して、前記抜け止め凸部を吐
水具本体の基部内周面に形成した環状溝に係合させ、さ
らに、吐水具本体に設けたネジ孔から止めネジを螺入し
て接続用部材に設けたテーパ面に当接させることによ
り、吐水具本体を接続用部材に連結固定したことを特徴
とする吐水具の取付構造に係るものである。
【0012】また、請求項3記載の本発明では、上記吐
水具本体の基部端面に、抜け止め凸部を吐水具本体内部
に案内する案内孔を設けた。
【0013】また、請求項4記載の本発明では、上記吐
水具本体は、壁面に対して略水平状態に取付けられてい
ることとした。
【0014】さらに、請求項5記載の本発明では、上記
吐水具本体に、抜け止め凸部と協働して吐水具の取付姿
勢を規制する位置決め手段を設けた。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る吐水具の取付構造
は、壁面から突出させた給水路の先端部に、外側方に抜
け止め凸部を突出させた接続用部材を取付け、同接続用
部材に吐水具本体の基部を取付けるとともに、前記抜け
止め凸部を吐水具本体内面に係合させ、さらに、止めネ
ジを介して吐水具本体を接続用部材に連結固定したもの
である。
【0016】すなわち、本実施の形態に係る吐水具は、
内部に流水路を形成し、同流水路と連通する吐水口を先
端に形成し、基端部近傍にネジ孔を設けた管状の吐水具
本体と、同吐水具本体を、先端を浴室などの側壁面に突
出させた給水路としての給水管に連結するための接続用
部材とを主な構成要素としており、前記接続用部材を給
水管の先端に螺着した後、同接続用部材に吐水具本体の
基端を嵌合して、その後、前記ネジ孔から止めネジを螺
入して、同止めネジ先端を接続用部材に設けたテーパ面
に当接させることにより、吐水具本体を接続用部材に連
結固定して、吐水具が側壁面から略水平状態に突出した
状態で配設されるようにしている。
【0017】上記構成において、接続用部材の外周面に
凸部挿通孔を設け、同挿通孔中に抜け止め凸部を挿通固
定する一方、吐水具本体の基部端面に、前記抜け止め凸
部を吐水具本体内部に案内する案内孔を設け、同案内孔
に抜け止め凸部を通して吐水具本体の基部内周面に形成
した環状溝に係合させるようにして、吐水具本体が前方
へ抜け落ちることのないようにしている。
【0018】なお、接続用部材を給水管に螺着する際に
は、同接続用部材と壁面との間にはパッキンを介設する
ことが望ましい。また、接続用部材の胴部外周面は、ス
パナなどで容易に回転できるように六角ナット状に面取
り形成しておくとよい。
【0019】さらに、接続用部材を給水管に螺合したと
きに、抜け止め凸部が上部側に位置するように締め込
み、同抜け止め凸部を案内孔に通し、同抜け止め凸部を
吐水具本体の基部内周面に形成した環状溝に係合させた
後は、吐水具本体を軸周りに適宜回転させ、吐水口が直
下方に向くように取付姿勢を調整するようにしている。
そのために、案内孔は、吐水口に対して所定角度だけ周
方向にずらした位置に形成するとよい。
【0020】また、上記吐水具本体に、抜け止め凸部と
協働して吐水具の取付姿勢を規制する位置決め手段を設
けることができる。
【0021】例えば、抜け止め凸部を係合する前記環状
溝の所定個所に凸部当接部を形成し、抜け止め凸部を環
状溝に係合させた後、吐水具本体を軸周りに適宜回転さ
せる際に、吐水口が直下方に向く位置で前記抜け止め凸
部が凸部当接部と当接して位置決めされるように構成す
ることができる。
【0022】上記構成により、本実施の形態に係る吐水
具の取付構造では、吐水具を使用している間に、たとえ
止めネジが緩んだり、あるいは、施工時に止めネジを締
め忘れたりした場合でも、抜け止め凸部によって吐水具
本体が接続部材から脱落して壁面側から飛び出したりす
ることを確実に防止することができ、安全性が著しく向
上する。
【0023】なお、上記してきた抜け止め凸部として
は、ピン、突起、ネジなどが考えられるが、広がり方向
に付勢された筒状のピンを用いることで、抜け止め凸部
としての機能を十分に発揮させながら、抜け止め凸部自
身の脱落を防止でき、なおかつ製造工程も簡易化するこ
とができる。
【0024】また、吐水具としては、単に吐水口が形成
されたスパウトのみのものでもよいし、操作ハンドル付
きの水栓や、ポップアップ式止水栓操作部などを備えた
ものであってもよい。
【0025】さらに、本発明に係る吐水具の取付構造
は、水平状態となるような取付姿勢のみならず、例え
ば、起立状態、垂下状態に取付ける構造に適用すること
もできる。
【0026】
【実施例】本実施例に係る吐水具Aは、従来技術の説明
に用いた図1に示すように、浴室B内に取付けられた大
型のものであり、水平に突出して吐水口100が浴槽200に
臨むように、側壁面Wに略垂直に取付けられている。ま
た、吐水具Aの上方位置に湯と水との流量を操作する操
作ハンドル300,300が取付けられ、さらにその上方にシ
ャワー装置400が配設されている。なお、500はシャワー
用操作ハンドル、600は洗い場である。
【0027】以下、本吐水具Aの取付構造について、図
面を参照しながら説明する。
【0028】図2は本発明に係る吐水具の取付構造の一
実施例を示す説明図、図3は図2のI−I線における端
面図、図4は同吐水具の分解斜視図、図5は同吐水具の
取付手順の一部を示す説明図である。
【0029】先ず、図2〜図4を参照しながら、本実施
例に係る吐水具Aの構成について説明すると、吐水具A
は、基本的に管状に形成されており、本実施例では、上
面部をなだらかな湾曲面とし、側面部から下面部にかけ
て、上面部よりも曲率を大きくして下方へ膨出する湾曲
面に形成し(図3参照)、先端部をゆるやかに下方に向
けて湾曲状に伸延させたデザインの吐水具本体1と、同
吐水具本体1を、先端を側壁面Wに突出させるように予
め配管された給水路としての給水管2に連結するための
接続用部材3とを主な構成要素としている。
【0030】上記吐水具本体1は、基端部に円状の接続
口10を形成するとともに、先端部下面に大口径の吐水用
開口を形成し、同開口に吐水キャップ11を取付けて吐水
口100を形成し、同吐水口100と前記接続口10とを中空部
12を介して連通している。11aは吐水キャップ11内に配
設した整流網体である。
【0031】また、吐水具本体1の基端部の下面には、
後述する止めネジ4を螺入するネジ孔13を接続口10内に
貫通するように設けるとともに、接続口10の内周面に
は、その端部寄りに環状溝14を形成している。
【0032】他方、接続用部材3は、胴部30の前後端部
にフランジ部31,32を形成し、前側フランジ部31の周面
に形成した溝内にOリング33を装着している。
【0033】また、胴部30の内周面には、雌ネジ部S1が
形成されており、前記給水管2の先端部外周に形成され
た雄ネジ部S2に螺合可能としている。また、胴部30の外
周面は、スパナなどの工具を用いて容易に回転できるよ
うに、六角ナット状に面取り形成している。
【0034】さらに、同胴部30の一側に、止めネジ4の
先端部を当接させる湾曲テーパ面34aを形成した止めネ
ジ受け部34を設けるとともに、同止めネジ受け部34から
180度の位置に、本発明の要部をなす抜け止め凸部を突
設している。
【0035】すなわち、接続用部材3の胴部30の外周面
において、後側フランジ部32寄りで、かつ前記ネジ受け
部34と対極位置にピン挿通孔35を設け、同挿通孔35中
に、抜け止め凸部として、広がり方向に付勢された筒状
の抜け止めピン5を挿通固定している。
【0036】そして、かかる抜け止めピン5に対応し
て、吐水具本体1の基部端面に案内孔15を設け、抜け止
めピン5を吐水具本体1内部に容易に案内可能とし、同
案内孔15に抜け止めピン5を通して前記環状溝14に係合
させるようにしている。
【0037】すなわち、図2に示すように、吐水具本体
1を側壁面Wに取付けて実際に吐水具Aとして使用した
際に、給水管2からの水勢で吐水具本体1が飛び出し方
向へ強く付勢されても、抜け止めピン5が環状溝14に係
合しているので、例え止めネジ4が緩んで脱落した場合
であっても確実に抜け止め効果を奏することができる。
なお、図2中、6は発泡性樹脂よりなるパッキンであ
り、接続用部材3の後側フランジ部32内に形成された凹
部内に嵌装されている。
【0038】このように、本実施例に係る吐水具Aの取
付構造は、側壁面Wから水平状態に突設して設けられた
浴槽200への給水用として、また、ホテルなどのユニッ
トバスなどに用いる高級大型吐水具などに好適に用いる
ことができる。
【0039】ここで、本実施例に係る吐水具Aを実際に
浴室Bの側壁面Wに取付ける工程について説明する。
【0040】(a)図4及び図5に示すように、先ず、予
め側壁面Wから浴室B内に先端部を突出させるように配
管された給水管2の先端部にパッキン6を通し、同パッ
キン6を介在させた状態で、接続用部材3を、給水管2
に螺着する(図5)。このとき、接続用部材3はスパナ
などの工具で回転させながら、側壁面Wに強く当接する
まで捻じ込むとともに、抜け止めピン5が真上位置にく
るように捻じ込み量を調整する。なお、捻じ込み量によ
っては、側壁面Wに傷をつける場合もあるが、接続用部
材3が側壁面Wに当接する径よりも、接続用部材3を覆
うように取付けられる吐水具本体1の基端部外形の方が
大きいので、傷などが外部に露呈されることはない。
【0041】(b)次いで、吐水具本体1を軸周りに傾け
て、案内孔15内に前記抜け止めピン5を通しながら押し
込み、抜け止めピン5を吐水具本体1の内周面に形成さ
れた環状溝14を摺動させながら、吐水口100が直下方に
向くように吐水具本体1を回転させる。
【0042】(c)最後に、止めネジ4を、吐水具本体1
に設けたネジ孔13に六角レンチなどの工具を用いて螺入
して、吐水具本体1を、接続用部材3を介して側壁面W
に連結固定する。このとき、止めネジ4の先端は接続用
部材3に設けた止めネジ受け部34の湾曲テーパ面34aに
当接しているので、捻じ込むほどに、吐水具本体1は側
壁面W側に若干量移動することになり、吐水具本体1は
側壁面Wに密着状態に取付けることができる。しかも、
止めネジ4としてはスプリングネジを使用して、可及的
に緩みがないようにして安全性の向上を図っている。ま
た、止めネジ4は、吐水具本体1の下面に埋設された状
態で螺入されているので、外観上の見栄えを損なうこと
もない。
【0043】以上説明してきたように、本実施例によれ
ば、スプリングネジからなる止めネジ4によって、吐水
具本体1を接続用部材3にしっかりと連結固定している
上に、抜け止めピン5を配設していることから、二重の
安全構造を備えることになり、吐水具Aを使用している
間に、たとえ止めネジ4が緩んだり、あるいは、施工時
に止めネジ4を締め忘れたりした場合であっても、吐水
具本体1が接続用部材3から脱落して側壁面Wから飛び
出したりすることがなく、安全性が著しく向上してい
る。
【0044】なお、吐水具Aとしては、本実施例の吐水
具本体1のように、単に吐水口100を形成したスパウト
の他、例えば、操作ハンドル付きの水栓や、ポップアッ
プ式止水栓操作部などを備えたものなど、吐水機能を有
するものであれば何にでも適用可能である。
【0045】また、取付姿勢としても、水平状態ではな
く、起立状態、垂下状態、どのような取付姿勢であって
も構わない。
【0046】ところで、本実施例の変容例として、吐水
具本体1に、前記抜け止めピン5と協働して吐水具本体
1の取付姿勢を規制する位置決め手段を設けることがで
きる。
【0047】例えば、抜け止めピン5を係合する前記環
状溝14の所定個所、すなわち、吐水具本体1を接続用部
材3に嵌合させた後、抜け止めピン5を環状溝14に係合
させ、吐水口100が直下方に向く位置まで吐水具本体1
を軸周りに適宜回転させるが、その回転量に見合う位置
に位置決め手段としてピン当接部(図示せず)を形成
し、吐水具本体1を軸周りに回転させると、吐水口100
が直下方に向く所定の位置で規制されるように構成する
ことができる。
【0048】このように、位置決め手段を設けること
で、簡単な構成でありながら、吐水具本体1を所定の取
付姿勢で容易に取付けることができ、施工作業を効率化
することができる。
【0049】なお、本実施例では、抜け止め凸部とし
て、広がり方向に付勢された筒状の抜け止めピン5を用
いたが、例えば、接続用部材に突起を設けたり、ピンに
代えてネジなどを用いることもできる。
【0050】
【発明の効果】発明は上記のような形態で実施されるも
ので、以下の効果を奏する。
【0051】(1)壁面から突出させた給水路の先端部
に、外側方に抜け止め凸部を突出させた接続用部材を取
付け、同接続用部材に吐水具本体の基部を取付けるとと
もに、前記抜け止め凸部を吐水具本体内面に係合させ、
さらに、止めネジを介して吐水具本体を接続用部材に連
結固定したことにより、吐水具を使用している間に、た
とえ止めネジが緩んだり、あるいは、施工時に止めネジ
を締め忘れたりした場合でも、吐水具本体が接続部材か
ら脱落して壁面側から飛び出して落下するおそれがな
く、安全性を著しく向上させることができる。
【0052】(2)請求項2記載の本発明は、壁面から突
出させた給水路先端部の外側に、外周面に抜け止め凸部
を突設した接続用部材を螺合し、同接続用部材の外側に
吐水具本体の基部を嵌合して、前記抜け止め凸部を吐水
具本体の基部内周面に形成した環状溝に係合させ、さら
に、吐水具本体に設けたネジ孔から止めネジを螺入して
接続用部材に設けたテーパ面に当接させることにより、
吐水具を使用している間に、たとえ止めネジが緩んだ
り、あるいは、施工時に止めネジを締め忘れたりした場
合でも、吐水具本体が接続部材から脱落して壁面側から
飛び出して落下するおそれがなく、安全性を著しく向上
させることができる。
【0053】(3)請求項3記載の本発明では、上記吐水
具本体の基部端面に、抜け止め凸部を吐水具本体内部に
案内する案内孔を設けたことにより、極めて容易に抜け
止め凸部を吐水具本体に係合させることができる。
【0054】(4)請求項4記載の本発明では、上記吐水
具本体は、壁面に対して略水平状態に取付けられている
ことにより、脱落のおそれのない安全な吐水具として、
浴槽への給水用吐水具などに好適に用いることができ
る。
【0055】(5)請求項5記載の本発明では、上記吐水
具本体に、抜け止め凸部と協働して吐水具の取付姿勢を
規制する位置決め手段を設けたことにより、簡単な構成
でありながら、吐水具本体を所定の取付姿勢で容易に取
付けることができ、施工作業を効率化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る吐水具の取付状態を示す説明図
である。
【図2】同吐水具の取付構造を示す説明図である。
【図3】図2のI−I線における端面図である。
【図4】同吐水具の分解斜視図である。
【図5】同吐水具の取付手順の一部を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
A 吐水具 W 側壁面(壁面) 1 吐水具本体 2 給水管(給水路) 3 接続用部材 4 止めネジ 5 抜け止めピン(抜け止め凸部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野坂 薫 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D060 BA01 BF01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁面から突出させた給水路の先端部に、外
    側方に抜け止め凸部を突出させた接続用部材を取付け、
    同接続用部材に吐水具本体の基部を取付けるとともに、
    前記抜け止め凸部を吐水具本体内面に係合させ、さら
    に、止めネジを介して吐水具本体を接続用部材に連結固
    定したことを特徴とする吐水具の取付構造。
  2. 【請求項2】壁面から突出させた給水路先端部の外側
    に、外周面に抜け止め凸部を突設した接続用部材を螺合
    し、同接続用部材の外側に吐水具本体の基部を嵌合し
    て、前記抜け止め凸部を吐水具本体の基部内周面に形成
    した環状溝に係合させ、さらに、吐水具本体に設けたネ
    ジ孔から止めネジを螺入して接続用部材に設けたテーパ
    面に当接させることにより、吐水具本体を接続用部材に
    連結固定したことを特徴とする吐水具の取付構造。
  3. 【請求項3】吐水具本体の基部端面に、抜け止め凸部を
    吐水具本体内部に案内する案内孔を設けたことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の吐水具の取付構造。
  4. 【請求項4】吐水具本体は、壁面に対して略水平状態に
    取付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の吐水具の取付構造。
  5. 【請求項5】吐水具本体に、抜け止め凸部と協働して吐
    水具の取付姿勢を規制する位置決め手段を設けたことを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の吐水具
    の取付構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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