JP2003213775A - 便器への吐水管取付構造 - Google Patents
便器への吐水管取付構造Info
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Abstract
便器において、洗浄水を吐水する吐水管のノズル先端が
洗浄水の流動によって振動せす、経年変化によってもノ
ズルの先端が所定の方向からずれることなく安定して洗
浄水の吐水が実現できボウル洗浄不良などの問題が発生
しない吐水管取付構造を提供する。 【解決手段】 便器のボウル上部壁面に沿わせて洗浄水
を吐水するための吐水管の取付構造であって、前記吐水
管は前記便器の本体に固定するための基端部と、少なく
とも先端部が屈曲可能な弾性を有するノズル部とを備
え、前記基端部を前記便器に取り付けた状態で前記ノズ
ル部の先端部近傍が前記ボウル上部壁面に沿って弾性変
形する。
Description
沿わせて洗浄水が供給される便器に洗浄水を吐水するた
めの吐水管の取付構造に関する。
が供給される便器に洗浄水を吐水するための吐水管の取
付構造として図2に示すものがある。便器15のボウル
壁面16上に洗浄水を吐水するノズル14をノズル14
の基端部を便器15に取り付けている。ノズル14は、
フランジ部18を一体的に構成しており、便器15の挿
通孔19に挿入されたあと、ナット17がノズル14に
ネジ込まれることにより、漏水防止を目的としたパッキ
ン20と便器15の陶器壁21を挟んで固定される。
の先端が固定されていないため、便器15に洗浄水を吐
水する際に、洗浄水の流動によってノズル14の先端が
振動したり、経年変化によってノズル14の先端が所定
の方向からずれるなどして、ボウル面の洗浄不良が発生
したり、ボウルからの洗浄水の飛び出しが発生しやすく
なるという問題がある。また、ノズル14の先端がボウ
ル壁面16に沿っていないため、洗浄水がボウル面全体
に行き渡らず洗浄不良が発生することがある。
に沿わせて洗浄水を供給する便器において、洗浄水を吐
水する吐水管のノズル先端が洗浄水の流動によって振動
せす、経年変化によってもノズルの先端が所定の方向か
らずれることなく安定して洗浄水の吐水が実現できボウ
ル洗浄不良などの問題が発生しない吐水管取付構造を提
供することにある。
記課題を解決するために、本発明は、便器のボウル上部
壁面に沿わせて洗浄水を吐水するための吐水管の取付構
造であって、前記吐水管は前記便器の本体に固定するた
めの基端部と、少なくとも先端部が屈曲可能な弾性を有
するノズル部とを備え、前記基端部を前記便器に取り付
けた状態で前記ノズル部の先端部近傍が前記ボウル上部
壁面に沿って弾性変形することを特徴とする。そうする
ことにより、便器に洗浄水を吐水する際に洗浄水の流動
によってノズル部の先端が振動せず、経年変化によって
ノズル部の先端が所定の方向からずれることもないた
め、ボウル面の洗浄不良やボウルからの洗浄水の飛び出
しを防ぐことができる。また、ノズル部の先端がボウル
上部壁面に沿っているため、洗浄水がボウル面全体に行
き渡り、洗浄不良を防止することができる。
部の先端部の吐水口が上下方向に細長い略長方形である
ことを特徴とする。そうすることにより、先端部が円形
のノズルと同等の開口面積を得る場合、吐水される洗浄
水の水流の中心がボウル上部壁面に近づくのでノズルか
らの吐水直後からボウル上部壁面に洗浄水をより確実に
沿わせて吐水することができる。
吐水管の基端部が水密状態に前記便器の本体に固定され
ていることを特徴とする。そうすることにより、ボウル
上部壁面に沿って吐水された洗浄水が、吐水管の基端部
より便器外部へ漏水することを防止することができる。
づいて説明する。図1は、本発明にかかる便器への吐水
管取付構造を示す断面図である。吐水管7は、便器1の
ボウル上部壁面1cに沿うように便器洗浄水を吐水する
ノズル7aと便器1に取り付け固定するための基端部7
bを備えている。ノズル7aの長さは吐水管7を便器1
に取り付け固定した状態で、先端部近傍がボウル上部壁
面1cに沿って弾性変形し、しかも先端部が下記に開口
部1bと略面一となる寸法を有している。
器1のボウル後部でボウル面1aに連絡した開口部1b
を形成した給水路部2を備えている。給水路部2の便器
1の後方側には給水路部2の内部と連通し給水路部2内
に向かって拡径するテーパ状の穴形状の貫通孔3が穿設
されている。吐水管7の基端部7bがガイド部材12を
介して貫通孔3に取り付け固定されている。
を内嵌装して保持する硬質部6と、硬質部6と貫通孔3
の間に介在される軟質部4により構成されている。硬質
部6は、合成樹脂で円筒形状に形成されており、その外
周面はネジが加工された小径部6aと小径部6aからテ
ーパ状に拡径する拡径部6bとからなり内径はノズル7
の外径とほぼ同一に形成されている。軟質部4はゴムな
どの軟質材で形成されており、その外形は挿通孔3の内
面に接触することで水密にするテーパ状の形状を有し、
その内形は硬質部6の外形の拡径部6bに接触すること
で水密にするテーパ状の形状を有している。
ナット5を螺合していくことにより硬質部6が給水路部
2内と反対側に移動し、拡径部7bが軟質部4を介して
貫通孔3に係止して固定される。その結果、吐水管7も
固定される。
で構成され、図示しない洗浄給水装置に連絡する接続管
8との嵌合部にはOリング9を装着しており、接続管8
の内側にOリング9を介して挿入されることで水密に接
続されている。また、ナット5と接続管8の外周にはフ
ランジ状の突起が形成されており、そのフランジ状の突
起部にまたがるように特開平8−29677に開示され
ている所謂配管接続金具10を装着することで連結され
ている。さらに、ナット5を硬質部6のネジ部に締め付
ける事で、硬質部6は、軟質部4を介して貫通孔3のテ
ーパ形状部に押圧され水密に接触するとともに、接触面
がテーパ状であるため硬質部6と貫通孔3の芯はほぼ同
一になるように矯正される。
るいは樹脂で一体的に構成されており、ナット5および
硬質部6に挿入され、その挿入部の外径はナット5およ
び硬質部6の内径とほぼ同一に形成されている。先端部
の形状は、円形状でもよいが上下方向に細長い略長方形
でもよく、そうすることでボウル上部壁面1cに洗浄水
がより沿いやすくなる。また、ナット5と硬質部6の挿
入部にはOリング11が装着されており、洗浄水の外部
への漏水を防止している。さらに、屈曲可能な先端部
は、便器1のボウル上部壁面1cに沿うように屈曲して
その反力によりボウル上部壁面1cに常に接触するよう
に位置している。ノズル7aと硬質部6の嵌合は、公差
管理されほぼ同一に形成されている上、ノズル7aに装
着されているOリング11の反発力による調芯作用によ
り、ノズル7aと硬質部6の芯はほぼ同一となる。
ぼ同一となるように構成されることになり、ノズル7a
は便器1の貫通孔3に対し好適な位置かつ確実に設置さ
れることになることで、ボウル面の洗浄不良やボウルか
らの洗浄水の飛び出しを避けることができる。また、軟
質部4の内外周および硬質部6の外周は貫通孔3と同様
にテーパ状に拡径して構成されているので、ナット5を
締め付けた際に貫通孔3への押付け力が高くなり、シー
ル性も確実となる。
1のボウル面1a後方裏側に使用者から見えない位置で
ガイド部材12を介して便器の本体に固定されているの
で、便器の外観を損なわずに吐水管の接続が可能とな
る。また、ノズル7aの接続が基端部7bの1ケ所のみ
でされているので、比較的容易な組立も可能となる。
具10で連結されているが、ナット5の外周にネジを構
成し、接続管8の先端に袋ナットを装着することでねじ
込み接続としてもよい。
は樹脂で構成しているが、先端部をより強固にボウル上
部壁面1cに密接させるためにはノズル7aの材質をよ
り曲げ弾性の高い例えば銅管のような金属としてもよ
い。
断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 便器のボウル上部壁面に沿わせて洗浄水
を吐水するための吐水管の取付構造であって、前記吐水
管は前記便器の本体に固定するための基端部と、少なく
とも先端部が屈曲可能な弾性を有するノズル部とを備
え、前記基端部を前記便器に取り付けた状態で前記ノズ
ル部の先端部近傍が前記ボウル上部壁面に沿って弾性変
形することを特徴とする便器への吐水管取付構造。 - 【請求項2】 前記ノズル部の先端部の吐水口が上下方
向に細長い略長方形であることを特徴とする請求項1に
記載の便器への吐水管取付構造。 - 【請求項3】 前記吐水管の基端部が水密状態に前記便
器の本体に固定されていることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載の便器への吐水管取付構造。
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JP2002006834A JP3951714B2 (ja) | 2002-01-16 | 2002-01-16 | 便器への吐水管取付構造 |
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- 2002-01-16 JP JP2002006834A patent/JP3951714B2/ja not_active Expired - Fee Related
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