JP3514112B2 - 洗浄水タンクにおける手洗吐水管の接続構造 - Google Patents

洗浄水タンクにおける手洗吐水管の接続構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗浄水タンクにおけ
る手洗吐水管の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】便器洗浄水を内部に貯える洗浄水タンク
は、一般にタンク本体を別体に成すタンク蓋に手洗鉢が
形成されてそこに手洗吐水管が立設され、かかる手洗吐
水管からの吐水によって手を洗える構造となっている。
タンク内部には手洗吐水管に給水を導くための導水管が
配設され、その導水管の先端部分の接続管部が、手洗鉢
の下面側に突出する手洗吐水管の基端部に接続されるよ
うになっている。
【0003】図5はこの手洗吐水管と接続管部の従来
(実開平3−103379号公報)の接続構造の一例を
示している。
【0004】図において100は手洗鉢102に立設さ
れた手洗吐水管であり、104は吐水管本体である。
【0005】106は筒状の部材から成る吐水管の基端
部であって、吐水管本体104に一体に固着されてい
る。この基端部106の外周面には雄ねじが形成されて
おり、この雄ねじにナット108が捩じ込まれることに
よって、吐水管100が手洗鉢102に固定されてい
る。この吐水管基端部106の下端には、中心部に貫通
孔を有するゴムキャップ110が嵌められている。
【0006】タンクの内部には、給水を手洗吐水管10
0に導くための、ほぼ全体が蛇腹管から成る導水管11
2が配設されている。導水管112の先端部分は、軸方
向にストレートなチューブ状を成す接続管部116とさ
れており、この接続管部116がタンク本体114の壁
に掛止されたホルダ118にて起立状態に保持されてい
る。そしてこの接続管部116が、ゴムキャップ110
の中心の貫通孔を挿通して吐水管基端部106の内部に
嵌入している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の手洗吐水管
の接続構造にあっては、ホルダ118が必要である。ま
た、ホルダ118のタンク本体114への掛止が甘いと
接続管部116が傾き易く、接続管部116を吐水管基
端部106に挿入させにくい。
【0008】本発明は、ホルダが不要であり、しかも接
続管部を確実に起立させておき吐水管基端部に常にスム
ーズに挿入することが可能な洗浄水タンクにおける手洗
吐水管の接続構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄水タンクに
おける手洗吐水管の接続構造は、タンク本体と別体を成
すタンク蓋に手洗鉢が形成され、且つ該手洗鉢に手洗吐
水管がその基端部を該手洗鉢下面側に突出させる状態で
立設されており、該吐水管基端部に対して接続管部が嵌
入されており、該接続管部は、該タンク内部において給
水源から延びる導水管の先端部分であ該接続管部は
起立状態に保持されている手洗吐水管の接続構造におい
て、該タンクインナータンクを有した二重式タンク
あり、該インナータンクに蓋が設けられており、該蓋に
該接続管部保持されていることを特徴とするものであ
る。
【0010】かかる洗浄水タンクにおける手洗吐水管の
接続構造にあっては、接続管部を二重式タンクの蓋に保
持させており、接続管部を常に正確に所定位置に起立さ
せておくことができる。このため、吐水管基端部に対し
接続管部を挿入させ易い。
【0011】また、本発明では、ホルダが不要である。
【0012】本発明においては、接続管部の下部にフラ
ンジが設けられ、前記蓋に該フランジが通過可能な大径
部とフランジが通過不能な小径部とが連なった略瓢箪形
の開口が設けられており、前記接続管部は、該フランジ
を蓋下方から該大径部を挿通させた後、小径部に係合さ
せることにより蓋に保持させたものであるのが好まし
い。
【0013】かかる構造にあっては、接続管部を蓋に対
しきわめて簡単に固定保持させることができる。
【0014】この場合、開口を囲む囲壁が蓋に立設され
ているのが好ましい。このようにすると、接続管部と手
洗吐水管との間からの漏出水が囲壁内から該開口を通っ
てインナータンク内に落下するようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施の形態
について説明する。図1は実施の形態に係る洗浄水タン
クにおける手洗吐水管の接続構造に用いられるインナー
タンクの蓋の構成図、図2はロータンクの全体縦断面
図、図3は図2のIII−III線に沿う断面図である。図4
は蓋と接続管部との係合関係を示す説明図である。
【0016】図2,3の通り、陶器製のアウタータンク
10内に合成樹脂製のインナータンク12が配置され、
このインナータンク12に蓋14が装着されている。ア
ウタータンク10の上面には陶器製の手洗鉢16が載設
され、この手洗鉢16に後述の手洗吐水管60が立設さ
れている。
【0017】蓋14の周縁から下向きに突片18が突設
され、この突片18がインナータンク12の上部内縁に
係合し、これにより蓋14がずれることなくインナータ
ンク12に装着される。
【0018】アウタータンク10及びインナータンク1
2の底面の開口にフロート弁装置20の流出筒部22が
挿通され、ナット24が締め込まれている。
【0019】フロート弁装置20のフロート弁体26
は、ハンドル装置30のL形シャフト32の先端部に対
しチェーン34によって連結されており、ハンドル36
を回してフロート弁体26を引き上げることにより、イ
ンナータンク12内の水が便器へ放流される。
【0020】インナータンク12内に所定水位となるよ
うに水を供給するために、アウタータンク10の側面の
上部にボールタップ40が取り付けられている。ボール
タップ40は浮玉42によって上下方向に回動するレバ
ー44を備えており、該レバー44が下方に傾くとボー
ルタップ40が開栓状態となり、該ボールタップ40か
ら給水の一部がインナータンク12内に直接流出すると
共に、該ボールタップ40の流出水の他部は、該ボール
タップ40に接続された蛇腹状チューブ48及び接続管
部50を介して手洗吐水管60に供給され、この手洗吐
水管60の上端から手洗鉢16に向って流出する。な
お、チューブ48と接続管部50とは合成樹脂にて一体
に形成されている。
【0021】この手洗吐水管60は、手洗鉢16の開口
62に下端部が挿入され、該下端部にナット64が締め
込まれることにより手洗鉢16に固定されている。
【0022】合成樹脂製の蓋14は、接続管部50を装
着するための開口70を備えている。この開口70は、
大径部72と小径部74とが連なった略瓢箪形のもので
ある。接続管部50の下部にはフランジ52が設けられ
ており、このフランジ52は大径部72は通過可能であ
るが小径部74は通過不能な大きさとなっている。従っ
て、接続管部50を開口70の下方から該大径部72に
挿入し、フランジ52が大径部72を通過した段階で接
続管部50を小径部74側へシフトさせ、フランジ52
を小径部74の上縁に係合させることにより、接続管部
50を蓋14に固定保持させることができる。
【0023】なお、小径部74の下縁からは略半円筒形
状の垂下壁部76が下方に突設されている。
【0024】この開口70の外側をとり巻くように囲壁
78が立設されている。この囲壁78を設けたことによ
り、手洗吐水管60と接続管部50との間から漏れ出し
た水が囲壁78の外側へ広がることなく大径部72を通
ってインナータンク12内へ流出する。この囲壁78
は、図示の通り開口70の全周を取り囲んでいる。
【0025】手洗鉢16の鉢底部の排水孔80に対面し
て、蓋14に水受け樋部82が設けられている。この水
受け樋部82は、インナータンク12の前面側に向って
下り勾配となっており、該前面側の近傍にまで延在して
いる。
【0026】この水受け樋部82には、該インナータン
ク前面壁に対峙する流出口84が設けられている。排水
孔80から落下した水は、水受け樋部82に受け止めら
れ、該水受け樋部82を流れ下って流出口84から放出
され、インナータンク12の前面壁に注ぎかけられ、該
前面壁を伝って流れ落ちる。従って、手洗排水がインナ
ータンク12内の水面を叩くように落下することが無
く、静隠に手洗排水がインナータンク12内の貯留水と
合流する。
【0027】
【発明の効果】以上の実施の形態からも明らかな通り、
本発明にあっては接続管部を二重式タンクのインナータ
ンクの蓋に保持させており、接続管部を規定位置に直立
状態にて起立保持させておくことができ、接続管部と手
洗吐水管との嵌合が容易である。また、接続管部を保持
しておくための専用部材(ホルダ)が不要である。
【0028】本発明においては、このインナータンクの
蓋の接続管部取付用開口を大径部及び小径部を有した略
瓢箪形としておくことにより、接続管部を該開口にきわ
めて簡単に装着することができる。この場合、該開口の
周囲に囲壁を立設しておくことにより、手洗吐水管と接
続管部との間からの漏出水が囲壁の外側に広がることな
くインナータンク内に落下するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)図はインナータンクの蓋の斜視図、
(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図、(c)図
は(b)図のC−C線に沿う断面図である。
【図2】実施の形態に係る構造を備えたロータンクの断
面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】蓋の管部と接続管部との係合関係を示すもので
あり、(a)図は分解斜視図、(b)図は断面図であ
る。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 アウタータンク 12 インナータンク 14 蓋 16 手洗鉢 20 フロート弁装置 30 ハンドル装置 40 ボールタップ 50 接続管部 60 手洗吐水管 70 開口 72 大径部 74 小径部 78 囲壁 82 水受け樋部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク本体と別体を成すタンク蓋に手洗
    鉢が形成され、且つ該手洗鉢に手洗吐水管がその基端部
    を該手洗鉢下面側に突出させる状態で立設されており、 吐水管基端部に対して接続管部が嵌入されており、 該接続管部は、 該タンク内部において給水源から延びる
    導水管の先端部分であ該接続管部は 起立状態に保持されている手洗吐水管の接
    続構造において、 該タンクインナータンクを有した二重式タンクであ
    、該インナータンクに蓋が設けられており、 蓋に該接続管部保持されていることを特徴とする洗
    浄水タンクにおける手洗吐水管の接続構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記接続管部の下部
    にフランジが設けられ、 前記蓋に該フランジが通過可能な大径部とフランジが通
    過不能な小径部とが連なった略瓢箪形の開口が設けられ
    ており、 前記接続管部は、該フランジを蓋下方から該大径部を挿
    通させた後、小径部に係合させることにより蓋に保持さ
    せたものであることを特徴とする洗浄水タンクにおける
    手洗吐水管の接続構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記開口を囲む囲壁
    が蓋に立設されていることを特徴とする洗浄水タンクに
    おける手洗吐水管の接続構造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記囲壁が前記開口
    の全周を囲んでいることを特徴とする洗浄水タンクにお
    ける手洗吐水管の接続構造。
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JP6649080B2 (ja) * 2015-12-25 2020-02-19 株式会社Lixil 手洗い吐水管の接続構造
JP6662138B2 (ja) * 2016-03-23 2020-03-11 Toto株式会社 洗浄水タンク装置及びその洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器
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