JP2020020146A - 水栓用の逆止弁内蔵給水管 - Google Patents

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裕美 粟田
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Abstract

【課題】逆止弁のメンテナンス性を向上させることができる逆止弁内臓給水管を提供する。【解決手段】逆止弁6と、逆止弁6の下流側に配置されサプライ管3が接続される吐水口11、及び逆止弁6を管軸O方向の上端部12aから着脱可能な逆止弁収容部14を有する脚管本体12と、脚管本体12の上端部12aに装着される栓体13と、を備え、栓体13が上端部12aに装着された状態で、逆止弁6が逆止弁収容部14に保持され、逆止弁6を通過した水が吐水口11に向けて流通される構成の水栓用の逆止弁内蔵給水管とする。【選択図】図5

Description

本発明は、水栓用の逆止弁内蔵給水管に関する。
従来、シングルレバー式の混合水栓では、例えば特許文献1に示すような、逆止弁が内部に組み込まれたソケット(逆止弁ソケット)を脚管の下に備え、吐出側に送り出した水が逆流しないようにしたものが知られている。このような逆止弁ソケットでは、一般的にシンク等の被固定部の下側に組み付けられている。
特開平8−177093号公報
しかしながら、上述したような従来の混合水栓では、逆止弁をメンテナンスする際に、止水栓と水栓とを接続する管を取り外す必要があるうえ、シンクの下側で行う作業となることから、作業効率が悪く、逆止弁を容易に着脱することができないという問題があった。
しかも、従来の場合には、逆止弁ソケットが脚管と別体となっているので、脚管に対して逆止弁ソケットを取り付けることを忘れるおそれがあり、その点で改善の余地があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、逆止弁のメンテナンス性を向上させることができる水栓用の逆止弁内蔵給水管を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る水栓用の逆止弁内蔵給水管は、被固定部に固定される水栓用の逆止弁内蔵給水管であって、逆止弁と、前記被固定部より上方側に位置する管軸方向の一端部から、前記逆止弁を着脱可能な逆止弁収容部を有する管本体と、前記管本体の一端部に装着される栓体と、を備え、前記栓体が前記一端部に装着された状態で、前記逆止弁が前記逆止弁収容部に保持されることを特徴としている。
本発明によれば、被固定部に固定する管本体に逆止弁が着脱可能に装着され、管本体の一端部を被固定部より上にした状態で逆止弁内蔵給水管を被固定部に固定することができる。逆止弁内蔵給水管は、管本体に栓体を装着することで、逆止弁収容部に配置されている逆止弁が栓体によって位置決めされて保持される。そして、逆止弁を通過した水は管本体の吐水口を介して下流側へ流通する。
本発明では、逆止弁を交換するといったメンテナンスを行う際に、被固定部の上方において、管本体の一端部の栓体を取り外し、その一端部から管本体とは別体になっている逆止弁を容易に取り出すことができる。したがって、従来のようにシンク等の被固定部の下方で管を取り外すといった手間のかかる作業が不要となるので、メンテナンス性を向上させることができる。
また、本発明に係る水栓用の逆止弁内蔵給水管は、前記栓体には、前記逆止弁を通過した水を下流側に向けて流通させる流路が形成されていることを特徴としてもよい。
この場合には、管本体に対して栓体を装着させた状態で、逆止弁と下流側の吐水口との間の空間を栓体で閉塞させることなく、栓体に形成される流路を通じて逆止弁を通過した水を吐水口に向けて流通させることができる。
また、本発明に係る水栓用の逆止弁内蔵給水管は、前記栓体には、前記管本体の内面に係止される管係止部が形成され、前記管本体の内面には、前記管軸方向で、前記管本体の前記被固定部よりも上方に位置する吐水口と前記逆止弁収容部との間において、前記栓体の前記管係止部が係止される被係止部が形成されていることが好ましい。
この場合には、吐水口よりも一端部側の突出寸法を抑えることができ、被固定部上に突出する部分を小さくすることができる。そのため、外観の見映えの低下を防ぐことができ、意匠性の向上を図ることができる。つまり、吐水口よりも一端部側に被係止部が設けられる場合のように、栓体の取り付け部分の突出長が大きくなって外観が損なわれることを防止することができる。
また、本発明に係る水栓用の逆止弁内蔵給水管は、前記栓体を覆うとともに、上面に開口部が形成されたカバーが設けられ、前記逆止弁は、前記開口部を通じて前記逆止弁収容部に着脱可能に設けられていてもよい。
この場合には、栓体とともに管本体がカバーによって覆われて隠れた状態となり、水栓全体としての外観の見映えを向上させることができる。しかも、カバーを取り外すことなく、開口部を通じて逆止弁収容部に逆止弁を着脱することが可能であり、メンテナンス性を維持することができる。
また、本発明に係る水栓用の逆止弁内蔵給水管は、前記カバーには、前記開口部を塞ぐキャップが設けられていることを特徴としてもよい。
この場合には、カバーの開口部を利用しないときにはその開口部をキャップで塞ぐことができるので、外観の低下を防止することができる。
また、本発明に係る水栓用の逆止弁内蔵給水管は、前記管本体の前記一端部には、分岐流路が接続可能に設けられていることを特徴としてもよい。
この場合には、管本体を流通する水を、水栓に向かう水の流路とは別で、管本体の一端部に接続した分岐流路によって分岐させることができる。
本発明の水栓用の逆止弁内蔵給水管によれば、逆止弁のメンテナンス性を向上させることができる。
本発明の実施形態による脚管を備えた水栓の全体構成を示す斜視図である。 図1に示す水栓の側面図であって、カバーを仮想線で示した図である。 サプライ管が接続された脚管の構成を示す斜視図であって、脚管本体及び吐水口を仮想線で示した図である。 サプライ管が接続された脚管の構成を示す側面図であって、脚管本体及び吐水口を仮想線で示した図である。 サプライ管が接続された脚管の縦断面図である。 脚管の栓体の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態による水栓用の逆止弁内蔵給水管の一例について、図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示す本実施形態の水栓用の逆止弁内蔵給水管(脚管10)は、洗面所、キッチンおよび浴室等のカウンター5(被固定部)の据え付け面5a(ここではカウンター5の上面に相当)に底板50を介して取り付けられる2ホール仕様のシングルレバー式の混合水栓(水栓1)に適用されている。
なお、図1では、見やすくするためにカウンター5、及び底板50を省略し、図2においてカバー20、カウンター5を仮想線(二点鎖線)で示した図になっている。
水栓1は、図2に示すように、水栓本体2と、水栓本体2に水や湯を供給するためのサプライ管3と、サプライ管3の上流端3aに接続されカウンター5(あるいは底板50)に固定される2ホールのそれぞれに接続される一対の脚管10と、を備えている。本実施形態では、一方の脚管10(図1及び図2において紙面左側の脚管10)には、例えば食洗器等に水を分岐するための分岐栓4が設けられている。
水栓1には、水栓本体2の下部分と、サプライ管3及び脚管10のカウンター5上に露出する部分を覆うカバー20が設けられている。
脚管10は、建屋側の給水配管(図示省略)の端部に接続されている。
水栓本体2は、柱状をなし、下端が据え付け面5a上の底板50に取り付けられている。水栓本体2の下部側面には2つの流入口2A、2Bが形成され、流入口2A、2Bのそれぞれにサプライ管3A、3Bの下流端が接続されている。水栓本体2の上端には、水栓1の開栓と閉栓との切り替え、吐水量の調整、水温の調整などを行うハンドルレバー21が設けられている。本実施形態による水栓1では、使用者がハンドルレバー21の先端を上方に持ち上げることで吐水が開始され、その持ち上げる高さに応じて吐水量が調整される。また、本実施形態による水栓1では、湯(高温の水)と水(低温の水)との混合水が吐水され、使用者によるハンドルレバー21の左右方向への操作量によって高温の水と低温の水との混合比率が調整され、混合水の温度が調整される。
水栓本体2には、高さ方向の中間部分の側面から側方に向けで突出するように吐水管22が設けられている。吐水管22の管内には、給水された水が流れる流路が形成され、この流路と連通する吐水口22aが形成されている。
サプライ管3(3A、3B)は、図2に示すように、下流端が接続された水栓本体2の流入口2A、2Bから底板50に沿って横方向に延びている。サプライ管3の上流端3aは、脚管10の上部に形成される吐水口11に差し込まれてOリング111(図3参照)を介して接続されている。なお、サプライ管3は、脚管10に対して不図示の固定手段によって水圧によって抜け出すことが防止されていることが好ましい。
底板50は、サプライ管3の延在方向に沿って長く延びる薄板状をなし、カウンター5の据え付け面5a上に配置されている。底板50の長手方向に沿う側縁部には、カバー20に形成される係止爪を係止させるための穴部を有する係止片53が設けられている。
カバー20は、図1及び図2に示すように、カウンター5を正面から見たときに左右方向に長く延び、天壁が略平坦に形成された有頂筒状をなし、内側に収納空間を有している。カバー20は、水栓本体2の流入口形成部2aと、サプライ管3、脚管10の上端部分を上方から被せて収納するようにして底板50の係止片53に係止されて取り付けられる。つまり、水栓本体2の流入口形成部2aよりも上方部分がカバー20より上に突出した状態となる。
カバー20には、脚管10の栓体13の上側の位置において開口部20a(図4参照)が形成されている。この開口部20aは、キャップ23によって閉塞されている。つまり、キャップ23を取り外すことで、カバー20を底板50に取り付けた状態のまま、開口部20aを通じて脚管本体12から栓体13を取り外して逆止弁6を脚管10の逆止弁収容部14(図5参照)に着脱することができる。
また、このようにカバー20の上方側に開口部20aを設けることで、脚管10に対して分岐流路(図1に示す分岐栓4)を接続することができる。但し、必ずしも分岐栓4を設けることに限定されることはなく、図1に示す紙面右側の脚管10のように設けずにキャップ23で閉塞したままでもよい。
脚管10は、水栓1のサプライ管3をカウンター5に固定するための給水管である。なお、以下の脚管10の説明では、符号3Aの一方のサプライ管に接続され、分岐栓4が設けられていない脚管10(図1、図2における紙面右側の脚管10)を用いて説明する。
脚管10は、図3乃至図5に示すように、逆止弁6と、逆止弁6の下流側に配置されサプライ管3Aが接続される吐水口11、及び逆止弁6を管軸O方向の一端側の上端部12a(一端部)から収容可能な逆止弁収容部14(図5参照)を有する脚管本体12(管本体)と、脚管本体12の上端部12aに着脱可能に装着される栓体13と、を備えている。
吐水口11は、管軸O方向に直交する方向に突出して延びるとともに、内周面にOリング111を介してサプライ管3Aの上流端3a側が差し込まれるようになっている。ここで、接続されるサプライ管3Aの上流端3aは、脚管本体12の内面から管中心側に突出しないように配置されている。
脚管本体12の外周には、吐水口11の下側の位置で全周に沿って延在するフランジ部15が形成されている。脚管10は、脚管本体12におけるフランジ部15より下の部分がカウンター5を貫通する取付孔52(図2参照)に差し込まれてカウンター5に固定される。このとき、フランジ部15は、据え付け面5a上に配置される底板50の上面50aに係止されている。
そして、脚管10は、脚管本体12の他端側の下端部12bが建屋側の給水配管(図示省略)に接続されている。
脚管本体12の内面には、図5に示すように、管軸O方向の中間部分で、吐水口11より下方の位置において、吐水口11に対して後述する雌ねじ部121を挟んだ下側に逆止弁収容部14が配置されている。逆止弁収容部14は、逆止弁6を同軸に収容する円筒状に囲まれた領域である。逆止弁収容部14の下端には、径方向の内側に突出するとともに全周にわたって延在する環状の受け面141が形成されている。受け面141は、逆止弁6の下端外周縁6aが当接され、逆止弁6の下端部12b側への移動を規制している。
逆止弁収容部14の内径は、逆止弁6の外径(この外径は、後述する弁座筒62に設けられる外周Oリング621に相当)と一致している。
また、脚管本体12における逆止弁収容部14よりも上方部分の内径は、逆止弁収容部14の内径よりも大きく、かつ後述する逆止弁6の外周Oリング621の外径よりも大きく形成されている。逆止弁収容部14の上部で雌ねじ部121との境界部分には、上方に向かうに従い漸次、内径寸法が大きくなるテーパー面142が形成されている。なお、このテーパー面142は、平面であってもよいし、湾曲面であってもかまわない。
脚管本体12の内面において、逆止弁収容部14の上側で、かつ吐水口11の下側の位置に栓体13の雄ねじ部133a(後述する)が螺合される雌ねじ部121(被係止部)が形成されている。
栓体13は、図3、図5及び図6に示すように、蓋部131、通水部132、係止部133が上方から下方の順に設けられている。
蓋部131は、脚管本体12の上端部12aの内側にOリング131aを介して嵌合される嵌合部131Aを有し、嵌合部131Aの上端には径方向の外側に張り出した鍔部131Bが形成されている。鍔部131Bは、脚管本体12の上端部12aに上方から当接することで位置決めされる。
係止部133は、中心部に中心孔133b(図5参照)が形成された筒状をなし、外周面に脚管本体12の雌ねじ部121に螺合する雄ねじ部133aが形成されている。雄ねじ部133aが雌ねじ部121に螺合されて栓体13が脚管本体12に装着されると、上方から見て係止部133の下面133cによって逆止弁収容部14内の逆止弁6の上端の一部が覆われた状態となる。すなわち、係止部133によって逆止弁6の上方への移動が規制されるので、逆止弁6が逆止弁収容部14内で保持された状態となる。
なお、本実施形態において、係止部133は、逆止弁収容部14に配置される逆止弁6の上枠614(後述する)との間に僅かに隙間が形成されている。この隙間が無い状態で、係止部133の下面133cが逆止弁6の上枠614に当接した状態であってもよく、この場合には、逆止弁6が全く動かない状態で位置決めできる。
通水部132は、逆止弁6の下流側でサプライ管3の上流側に位置し、蓋部131の嵌合部131Aと係止部133との間を連結する一対の支持柱132A、132Bが互いの間に流通穴132aを形成させて配置された構成となっている。通水部132における流通穴132a、及び一対の支持柱132A、132Bの周囲は、逆止弁6を通過した水を吐水口11側に流通させる流路が形成されている。
逆止弁6は、前記給水配管からサプライ管3を介して水栓本体2に給水された水の逆流を防ぐ機能を有している。逆止弁6は、図5に示すように、弁ケース61と、弁ケース61の下方に設けられ弁座62aを有する弁座筒62と、弁ケース61の内側に配置され弁座62aに対して近接離反するように移動可能に収容された弁体63と、を有している。
逆止弁6は、栓体13が脚管本体12の上端部12aに装着された状態で、逆止弁収容部14に保持されている。そして、逆止弁6を通過した水は、吐水口11側に流通される。
弁ケース61は、弁中心回りに周回する周方向に沿って延びる下環状部611と、下環状部611から立設する複数(ここでは4つ)の縦枠612(図3参照)と、下環状部611の上方に配置されて下環状部611より小径で弁中心と同軸に設けられる上環状部613と、縦枠612の上端と上環状部613から弁中心に向けて延びる上枠614と、を有している。縦枠612の内側には弁体63が配置される。上枠614は、弁中心側で縦枠612の上端よりも一段上方に位置するような段部が形成されている。上環状部613の内側には、後述する弁体63の弁軸631が上下移動可能に挿通されている。
弁座筒62は、弁ケース61の下環状部611の下端に係合する筒状に形成されている。弁座筒62の外周には脚管本体12の逆止弁収容部14に液密に接する外周Oリング621が設けられている。弁座筒62の上部内縁端には、弁体63の止水リング632が液密に当接可能な前記弁座62aが設けられている。ここで、外周Oリング621における逆止弁収容部14に逆止弁6が収容される前の外径は、逆止弁6の収容後の外径よりも大きくなっている。
弁体63は、上方に向けて延びる弁軸631と、外周面に設けられ弁座62aに対して当接可能なOリングからなる止水リング632と、を有している。弁体63は、スプリング64によって弁座62aに当接する方向に付勢されており、付勢に抗する水圧を受けたときに止水リング632が弁座62aから離反して水路を開くように構成されている。
逆止弁6は、脚管本体12の逆止弁収容部14に内蔵され、図1に示すように脚管10がサプライ管3の及び給水配管に接続された状態で、ハンドルレバー21を開操作して給水配管からの水圧を受けると弁体63が弁座62aから離反し、弁ケース61内と脚管本体12の上部空間とが連通し、給水配管から水栓本体2へ水が流れる。このように弁体63の開閉動作によって、水路が開放、遮断されるようになっている。
次に、本実施形態による脚管10の作用について説明する。
本実施形態では、図2及び図4に示すように、サプライ管3をカウンター5に固定する脚管本体12に逆止弁6が着脱可能に装着され、脚管本体12の一端部をカウンター5より上にした状態で脚管10をカウンター5に固定することができる。脚管10は、図5に示すように、脚管本体12に栓体を装着することで、逆止弁収容部14に配置されている逆止弁6が栓体13によって位置決めされて保持される。そして、逆止弁6を通過した水は吐水口11を介して下流側のサプライ管3へ流通する。
本実施形態では、逆止弁6を交換するといったメンテナンスを行う際に、カウンター5の上方において、脚管本体12の上端部12aの栓体13を取り外し、その上端部12aから脚管本体12とは別体になっている逆止弁6を容易に取り出すことができる。したがって、従来のようにシンク等のカウンターの下方で管を取り外すといった手間のかかる作業が不要となるので、メンテナンス性を向上させることができる。
また、本実施形態では、脚管本体12の逆止弁収容部14に逆止弁6が収容された逆止弁内蔵型であるので、従来のように逆止弁(逆止弁ソケット)と脚管とが別体で設けられる構成の場合で生じ得る逆止弁の施工忘れを防止することができる。
また、本実施形態では、図3〜図5に示すように、栓体13に逆止弁6を通過した水を吐水口11に向けて流通させる流通穴132aが形成されているので、脚管本体12に対して栓体13を装着させた状態で、逆止弁6と吐水口11との間の空間を栓体13で閉塞させることなく、栓体13に形成される流通穴132aを通じて逆止弁6を通過した水を吐水口11に向けて流通させることができる。
また、本実施形態では、栓体13には、脚管本体12の内面に係止される雄ねじ部133aが設けられ、脚管本体12の内面には、管軸O方向で吐水口11と逆止弁収容部14との間において、栓体13の雄ねじ部133aが係止される雌ねじ部121が設けられていることから、サプライ管3が接続される吐水口11よりも上端部12a側の突出寸法を抑えることができ、カウンター5上に突出する部分を小さくすることができる。そのため、外観の見映えの低下を防ぐことができ、意匠性の向上を図ることができる。つまり、吐水口11よりも上端部12a側に雌ねじ部が設けられる場合のように、栓体13の取り付け部分の突出長が大きくなって外観が損なわれることを防止することができる。
また、本実施形態では、栓体13とともに脚管本体12がカバー20によって覆われて隠れた状態となることから、水栓全体としての外観の見映えを向上させることができる。
しかも、カバー20を取り外すことなく、カバー20に形成されている開口部20aを通じて逆止弁収容部14に逆止弁6を着脱することが可能であり、メンテナンス性を維持することができる。
また、本実施形態では、カバー20の開口部20aを利用しないときにはその開口部20aをキャップ23で塞ぐことができるので、外観の低下を防止することができる。
また、本実施形態では、脚管本体12の上端部12aに分岐栓4が接続可能に設けられているので、脚管本体12を流通する水を、サプライ管3に向かう水の流路とは別で、脚管本体12の上端部12aに接続した分岐栓4によって分岐させることができる。
このように本実施形態の脚管10によれば、逆止弁6のメンテナンス性を向上させることができる。
以上、本発明による水栓用の逆止弁内蔵給水管の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、実施形態では、脚管10の栓体13として、蓋部131、通水部132、係止部133を備えた構成としているが、このような構成であることに制限されることはなく、他の構成を採用することも可能である。要は、栓体を管本体に装着した状態で、その栓体によって逆止弁6を保持することが可能に設けられていればよいのである。例えば、蓋部の外周面に雄ねじ部(管係止部)が形成されたものであって、上述した実施形態の通水部132や係止部133が省略されたものであってもよい。この場合、蓋部から下方に延びる部材(押さえ部材)が設けられていて、この押さえ部材によって逆止弁6を上方から押さえて保持するような構成とすることができる。
また、逆止弁6は、脚管本体12に装着された栓体13と当接していてもよいし、互いに離間していてもよい。要は、栓体13を装着した状態において、逆止弁収容部14に収容された逆止弁6がその位置で保持された状態を維持することができればよい。
また、本実施形態では、脚管本体12に対する栓体13の装着方法として、脚管本体12の雌ねじ部121と栓体13の雄ねじ部133aとを螺合させる方法としているが、このような螺合による方法であることに限定されることはなく、例えばラッチ等による係止構造であってもかまわない。
さらに、水栓1の構成、すなわち水栓本体2、カバー20、サプライ管3の形状、大きさ等の構成、またカウンター5の構成についても上述した実施形態に限定されることはなく、適宜な構成のものを採用することができる。
例えば、本実施形態ではサプライ管3と脚管10とが別体で設けられた構成としているが、脚管10にサプライ管3が一体で設けられていてもよい。
また、本実施形態では、逆止弁内蔵給水管として、カウンター5等の被固定部に固定される脚管10を適用しているが、脚管10であることに限定されることはなく、通常の給水管において内部に着脱可能に逆止弁6が設けられ、サプライ管3に接続される吐水口11が設けられ、管本体に装着される栓体13が設けられた構成であってもかまわない。
また、本実施形態では、カウンター5上にサプライ管3及び脚管本体12の上方を覆うカバー20が設けられているが、このカバー20を省略することも可能である。さらに、カバー20に脚管本体12の上端部12a(一端部)に通じる開口部20aが形成された構成としているが、この開口部20aが形成されていないカバーであってもよい。さらにまた、開口部20aにキャップ23を設けないものを採用してもかまわない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 水栓
2 水栓本体
3、3A、3B サプライ管
3a 上流端
4 分岐栓(分岐流路)
5 カウンター(被固定部)
5a 据え付け面
6 逆止弁
10 脚管(逆止弁内蔵給水管)
11 吐水口
12 脚管本体(管本体)
12a 上端部(一端部)
13 栓体
14 逆止弁収容部
20 カバー
20a 開口部
23 キャップ
121 雌ねじ部(被係止部)
131 蓋部
132 通水部
132a 流通穴(流路)
133 係止部
133a 雄ねじ部(管係止部)
O 管軸

Claims (6)

  1. 被固定部に固定される水栓用の逆止弁内蔵給水管であって、
    逆止弁と、
    前記被固定部より上方側に位置する管軸方向の一端部から、前記逆止弁を着脱可能な逆止弁収容部を有する管本体と、
    前記管本体の一端部に装着される栓体と、
    を備え、
    前記栓体が前記一端部に装着された状態で、前記逆止弁が前記逆止弁収容部に保持されることを特徴とする水栓用の逆止弁内蔵給水管。
  2. 前記栓体には、前記逆止弁を通過した水を下流側に向けて流通させる流路が形成されている請求項1に記載の水栓用の逆止弁内蔵給水管。
  3. 前記栓体には、前記管本体の内面に係止される管係止部が形成され、
    前記管本体の内面には、前記管軸方向で、前記管本体の前記被固定部よりも上方に位置する吐水口と前記逆止弁収容部との間において、前記栓体の前記管係止部が係止される被係止部が形成されている請求項1又は2に記載の水栓用の逆止弁内蔵給水管。
  4. 前記栓体を覆うとともに、上面に開口部が形成されたカバーが設けられ、
    前記逆止弁は、前記開口部を通じて前記逆止弁収容部に着脱可能に設けられている請求項1乃至3のいずれか1項に記載の水栓用の逆止弁内蔵給水管。
  5. 前記カバーには、前記開口部を塞ぐキャップが設けられている請求項4に記載の水栓用の逆止弁内蔵給水管。
  6. 前記管本体の前記一端部には、分岐流路が接続可能に設けられている請求項1乃至5のいずれか1項に記載の水栓用の逆止弁内蔵給水管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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