JP2007085525A - 吐水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】押しボタンが回転操作されてもバルブ押さえの緩みが発生しない吐水装置を提供する。
【解決手段】吐水装置10は、通水路53c,53dが形成された水栓本体53bと、通水路53c,53dを開閉するため通水路53c,53dに臨む状態で配置された主弁体12を有するパイロット弁部13と、パイロット弁部13を受入部53eに固定するためパイロット弁部13を収納した状態で水栓本体53bに螺着されたバルブ押さえ14と、パイロット弁部13を開閉操作するための押しボタン11と、を備えている。バルブ押さえ14の外周に、ボタンガイド15が水栓本体53bに対し回転不能に装着され、ボタンガイド15に対し押しボタン11が回転不能に装着されている。ボタンガイド15は、ストッパ16を用いて、水栓本体53bに対して回転不能に装着されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、押圧操作により、吐水・止水を切り換えることのできる吐水装置に関する。
従来の吐水装置(水栓器具)はハンドルを回転させたり、レバーを昇降させたりすることによって吐水、止水の切り換えを行うものが主流であったが、近年、押しボタンを押圧操作することによって吐水、止水を切り換えることのできる吐水装置の採用が増加している。このような吐水装置として、例えば、特許文献1記載の「水栓器具」がある。
この「水栓器具」(吐水装置)は、吐水口に連通する主水路と、主水路を開閉する主弁と、主弁に対して閉弁方向に水圧を作用させる背圧弁と、主水路内の水を背圧室に導く小孔と、背圧室内の水抜きを行うパイロット水路と、その開閉を行うパイロット弁と、押しボタンを押込操作するごとに、パイロット弁の閉弁および閉弁保持と、開弁および開弁保持とを交互に繰り返すスラストロック式の吐止水操作部とを含んで構成されている。
特開2001−304443号公報
特許文献1記載の「水栓器具」は、押しボタンを押圧操作することにより、吐水口からの吐水、止水が交互に繰り返されるようになっているが、押しボタンを誤って回転操作すると、ロック機構を押さえている部材などが緩んで、隙間から水が漏れたり、部材が外れたりする可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、押しボタンが回転操作されてもバルブ押さえの緩みが発生しない吐水装置を提供することにある。
本発明の吐水装置は、
通水路が形成された水栓本体と、
前記水栓本体内の通水路を開閉するため前記通水路に配置された圧力開放穴が設けられた主弁体と、該主弁体に対して閉弁方向に水圧を作用させる圧力室と、該圧力室内の水を排出するために前記圧力開放穴を開閉するパイロット弁部と、からなる開閉バルブと、
前記開閉バルブを固定するため前記開閉バルブを収納した状態で前記水栓本体に螺着されたバルブ押さえと、
前記開閉バルブを開閉操作する押しボタンと、
を備え、前記押しボタンの押圧操作により止水状態と吐水状態とを切換可能な吐水装置において、
前記水栓本体に対して回転不能に装着されたボタンガイドを前記バルブ押さえの外周に設け、前記押しボタンを前記ボタンガイドに対して回転規制状態に装着したことを特徴とする。
このような構成とすれば、水栓本体に対して回転不能に装着されたボタンガイドがバルブ押さえの外周に位置し、このボタンガイドに対して押しボタンが回転規制状態に装着された構造が形成される。従って、押しボタンに加えられた回転操作力は、水栓本体に回転不能に装着されたボタンガイドを介して水栓本体で受けることとなる。これによって、押しボタンに加えられた回転操作力がパイロット弁部やバルブ押さえに伝達されるのを阻止することができるため、バルブ押さえの緩みを防止することができる。
ここで、前記バルブ押さえを前記ボタンガイドに対して回転不能状態に係止すれば、パイロット弁部からバルブ押さえに回転力が加わったとき、ボタンガイドによってバルブ押さえの回転が阻止されるため、バルブ押さえの緩みが発生しない。
一方、前記押しボタンを前記ボタンガイドに対して設定範囲内で回転可能に装着し、前記押しボタンの前記設定範囲内の回転で流量調節を行う流量調節機能を前記開閉バルブに設けることもできる。このような構成とすれば、設定範囲内で押しボタンを回転させることによって流量調節を行うことが可能となる。この場合、流量調節範囲は水栓本体に固定されたボタンガイドによって一定範囲に規制されるため、流量調節範囲を超えた過大な回転操作力が押しボタンに加えられても、その回転操作力がバルブ押さえやパイロット弁部に伝達されることがなく、バルブ押さえの緩みを防止することができる。
また、前記開閉バルブに係合固定される弾性変形可能な爪部を前記押しボタンに設け、前記爪部の変形を規制するためのインデックスを前記押しボタンに嵌め込めば、押しボタンをパイロット弁部に対して強固に固定することができるため、経年劣化などによって押しボタンにガタが生じたり、外れたりするのを防止することができ、耐久性が向上する。
本発明により、押しボタンが回転操作されても構成部材の緩みが発生しない吐水装置を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態である吐水装置を用いた水栓器具を示す側面図、図2は図1に示す水栓器具のスパウトおよび吐水部の正面図、図3は図2におけるA−A線断面図、図4は図1に示す水栓器具を構成する吐水装置付近の分解図、図5は図4の一部拡大図、図6は図3の一部拡大図、図7は図1に示す吐水装置を構成する開閉バルブの分解斜視図、図8は図6におけるB−B線断面図である。
図1,図2に示すように、本実施形態の吐水装置10を用いた水栓器具50は、シンクや洗面台などの設置面S上に据え付けられる本体部51と、この本体部51から上方に延設されたネック部52と、このネック部52の先端部分に配置されたヘッド部53と、を備えている。ヘッド部53の正面部分には吐水装置10が配置され、ヘッド部53の先端には、湯水の吐水口54aを有する切替操作部54が配置されている。本体部51には、吐水口54aから吐出される湯の温度を調節するための温度調節部55が設けられ、ヘッド部53正面の吐水装置10には、押圧操作により、吐出状態と止水状態とを切り替えるための押しボタン11が設けられている。ネック部52は、本体部51から鉛直上方に起立した後、滑らかに湾曲して下方に垂下する、所謂、グースネック状に形成されている。
設置面S下に配設した水供給管および湯供給管(図示せず)からそれぞれ供給される水および湯は、温度調節部55の設定に従って本体部51内で適宜混合され、ヘッド部53先端の吐水口54aから吐出される。このとき、ヘッド部53先端の切替操作部54を回動させることにより、吐水口54aからの吐水状態を、シャワー吐水または直流吐水に切り替え可能である。また、図3に示すように、ヘッド部53の基端には、ネック部52内に出し入れ可能に収容されたフレキシブルホース56が継ぎ手56aを用いて固定されており、ヘッド部53はネック部52から突出された継ぎ手57に対して着脱自在となっており、使用者がヘッド部53を掴んで、その延長方向に引っ張れば、フレキシブルホース56が引き出され、ヘッド部53を自由に動かすことができる。
ヘッド部53は、図3〜図5に示すように、カバー53aと、その中に収納された水栓本体53bと、吐水装置10と、切替操作部54と、を備えている。継ぎ手57がネジ52aによってネック部52に固定されており、この継ぎ手57内をフレキシブルホース56が挿通している。フレキシブルホース56の先端は水栓本体53bの通水路53cに連通して固定されており、ネック部52にヘッド部53を着脱する際、水栓本体53bに設けられた板ばね58がネック部52から突出した継ぎ手57周面の凹部57aに係合することにより、所定のクリック感を伴って着脱できるようになっている。
水栓本体53bは係止具59によってカバー53a内に固定され、この水栓本体53bの内部には、フレキシブルホース56と連通する通水路53c,53dが形成され、水栓本体53bの正面部分には、吐水装置10を取り付けるための凹形状の受入部53eが、通水路53c,53dに臨んだ状態で開設されている。また、吐水装置10の上流側の水圧が異常上昇した場合、吐水装置10を迂回して湯水を流出させるための安全弁19が、通水路53c,53dの下方の水栓本体53b内に設けられている。
吐水装置10は、通水路53c,53dが形成された水栓本体53bと、水栓本体53b内の通水路53c,53dを開閉するため通水路53c,53dに臨む状態で配置された主弁体12とパイロット弁部13とから成る開閉バルブと、パイロット弁部13を受入部53eに固定するためパイロット弁部13を収納した状態で水栓本体53bに螺着されたバルブ押さえ14と、パイロット弁部13内のパイロット弁131を進退操作するための押しボタン11と、を備えている。また、バルブ押さえ14の外周には、ボタンガイド15が水栓本体53bに対して回転不能に装着され、このボタンガイド15に対して、押しボタン11が回転不能に装着されている。また、ボタンガイド15は、断面がクランク形状をなすように折曲したストッパ16を用いて、水栓本体53bに対して回転不能に装着されている。
受入部53eの底部には、押しボタン11の押圧操作によって昇降する主弁体12を着座、離座させるための弁座18が形成されている。止水状態では主弁体12が弁座18に着座しているが、押しボタン11を押圧操作して吐水状態にすると、主弁体12が弁座18から離れ、水栓本体53bの通水路53cへ流入した湯水は、弁座18と主弁体12との間を通過して通水路53dへ流入し、吐水口54aから吐出される。
ここで、図6,図7に基づいて、開閉バルブについて詳細に説明する。主弁体12はパイロット弁部13との間に圧力室12aを形成したダイヤフラム弁体であり、この圧力室12a内の水を通水路53dへ排水する圧力開放穴12bと、通水路53cからの水を圧力室12a内へ流入させるブリード穴12cが設けられており、その周囲のフランジ部12dが、受入部53eに対して、パイロット弁部13によって押し付けられた状態で固定されている。
パイロット弁部13は圧力開放穴12bを開閉するためのパイロット弁131を圧力室形成部材132内に収納してなり、パイロット弁131はバネ131aによって下方に付勢され、圧力開放穴12bに当接することにより、圧力室12aからの湯水の流出を防いでいる。また、このパイロット弁131は圧力室形成部材132から突出する連結棒133によって中間部材134に連結されている。この連結棒133はキャップ135によって中間部材134に固定されている。
中間部材134は操作力伝達部材136に嵌め込まれ、両者は一体化した状態で上下に移動可能である。この操作力伝達部材136は固定筒138内を上下に移動可能であり、この固定筒138の内周に設けられているカム溝138aに、操作力伝達部材136の外周下部に設けられたカム突起136aが嵌り込んでおり、また、バネ137によって上方に付勢されている。操作力伝達部材136は、固定筒138と、この固定筒138に対して回動可能な操作筒139によって囲まれている。
このような開閉バルブにおいて、操作力伝達部材136が押しボタン11の押圧操作によって下方向に押されると、操作力伝達部材136の外周下部に設けられたカム突起136aがカム溝138aによるラッチ状態から外れてバネ137による付勢により上方へ移動する。この移動に伴い、中間部材134および連結棒133も上方へ移動し、連結棒133の下端に設けられた拡張部133aによってパイロット弁131が引き上げられ、圧力開放穴12bが開放される。その結果、圧力室12a内の湯水が通水路53dへ排出され、主弁体12が弁座18から離れるように上昇することにより、通水路53cから通水路53dへ向かって吐水される。
この後、押しボタン11の押圧操作によって操作力伝達部材136が再度下方向に押されると、操作力伝達部材136の外周下部に設けられたカム突起136aがカム溝138aによるラッチ状態に移行する。その結果、中間部材134および連結棒133も下方へ移動し、パイロット弁131がバネ131aによって押し下げられ、主弁体12へ当接して圧力開放穴12bが閉塞される。すると、圧力室12aにはブリード穴12cを通じて通水路53cからの湯水が流入することによって圧力室12a内の圧力が高まり、主弁体12が弁座18へ向けて下降して当接することにより、通水路53cから通水路53dへ向かう吐水が停止される。
なお、吐水装置10において、パイロット弁部13を構成する操作筒13aを回動させると、パイロット弁131の最大上昇高さが変化し、吐水状態における、弁座18と主弁体12との隙間が増減するので、吐水量を変化させることができる。この吐水量調節機構の詳細については後述するが、本実施形態の吐水装置10においては、外部から吐水量調節を行わない構造を採用している。
図6,図7に示すように、バルブ押さえ14は、その外周下端部に形成された雄ネジ部14aを、水栓本体53bの受入部53eの内周に形成された雌ネジ部53fに螺着させることによって固定され、バルブ押さえ14の外周に設けられたボタンガイド15はストッパ16により水栓本体53bに回転不能に装着されている。押しボタン11は、同心円状に配置された外筒11aおよび内筒11bを上端部分で連結した形状であり、外筒11aの内周に形成された軸心方向の複数の凸条11cを、ボタンガイド15の外周に形成された軸心方向の凹溝15aの両端部分に係合させた状態で装着されている。従って、押しボタン11はボタンガイド15に対して回転不能に装着されている。
これにより、水栓本体53bに対して回転不能に装着されたボタンガイド15がバルブ押さえ14の外周に位置し、このボタンガイド15に対して押しボタン11が回転不能に装着された構造が形成される。従って、押しボタン11を押圧操作すると、主弁体12が弁座18からの離座、着座を交互に繰り返すことにより、従来の吐水装置と同様に、吐水状態、止水状態の切り替えが行われる。一方、押しボタン11に回転操作力が加えられた場合、その回転操作力は、水栓本体53bに回転不能に装着されたボタンガイド15を介して水栓本体53bで受けることとなる。このため、押しボタン11に加えられた回転操作力がパイロット弁部13やバルブ押さえ14に伝達されることがなく、バルブ押さえ14の緩みを防止することができる。
また、バルブ押さえ14は、その外周面に形成された複数の軸心方向の凹溝14bと、ボタンガイド15の内周面に形成された複数の軸心方向の凸条15bとを互いに嵌合させることによって、ボタンガイド15に対して回転不能に係止されている。従って、パイロット弁部13からバルブ押さえ14に回転力が加わったとき、ボタンガイド15によってバルブ押さえ14の回転が阻止されることとなり、バルブ押さえ14の緩みが発生することもない。
一方、図6に示すように、押しボタン11の内筒11bの下端部分には、パイロット弁部13の操作筒139から上方に突出した突条139aに対し、弾性変形して係合固定される(所謂、スナップフィット固定される)爪部11dが設けられており、この突条139aの変形を規制するためのインデックス17が、押しボタン11の上面開口部から突条139aの内側に向かい、そのインデックス17の脚部17aが当接するように嵌め込まれている。なお、インデックス17が押しボタン11に対して所定の向きで着脱可能となるように、インデックス17の脚部17aの一部に設けられた爪部17bが、突条139aのスリット部139bに嵌合されている。これにより、内筒11bの上面開口部はインデックス17によって閉塞され、押しボタン11がパイロット弁部13に対して強固に固定されるため、経年劣化などによって押しボタン11にガタが生じたり、外れたりするのを防止することができ、優れた耐久性を発揮する。
次に、図9に基づいて、本発明のその他の実施の形態について説明する。図9はその他の実施の形態である吐水装置を示す断面図である。なお、図9において図1〜図8と同じ符号を付している部分は吐水装置10の構成部分と同じ機能を有する部分であるため、説明を省略する。
本実施形態の吐水装置30において、押しボタン31は、その外筒31aの内周に形成された軸心方向の複数の凸条31cを、ボタンガイド15の外周に形成された軸心方向の凹溝15a内に配置させた状態で装着されている。従って、押しボタン31の外筒31a内周の凸条31cが、凹溝15aの幅方向寸法W内で移動可能な範囲内において、押しボタン31はボタンガイド15に対して回動可能である。また、押しボタン31の内筒31b内周に形成された凸部31eが、パイロット弁部13の操作筒139に形成された凹部139cに嵌合されている。
従って、押しボタン31を、凹溝15aの幅方向寸法Wの範囲内で回転させると、この内筒31bとともにパイロット弁部13の操作筒139も同時に回転する。操作筒139の上面裏面側にはクラッチリング139dが、この操作筒139とは相対回転可能に収納されている。このクラッチリング139dの下面には凹凸が形成さており、その上面は上方に向けて徐々に突出した傾斜面となっている。また、クラッチリング139dが収納されている操作筒139の上面裏面側には下方向けて徐々に突出した傾斜面部139eが形成されている。このため、クラッチリング139dは、操作筒139の回転により、その高さ位置が変化する。
操作力伝達部材136が上昇して吐水を行なう場合、この操作力伝達部材136の上端に凹凸状に形成されたクラッチ面136bがクラッチリング139dの下面と当接する高さを変化させることができ、その結果、操作力伝達部材136と一体的に嵌め込まれた中間部材134の最大上昇高さを変化させることができる。中間部材134の最大上昇高さが変化すると連結棒133によるパイロット弁131の引き上げ高さも変化する。この場合、パイロット弁131の引き上げ高さが低いと(引き上げ量が小さいと)、主弁体12の弁座18からの上昇高さも低くなって吐水流量が少なくなる。逆に、パイロット弁131の引き上げ高さが高いと(引き上げ量が大きいと)、主弁体12の弁座18からの上昇高さも高くなり、吐水流量が多くなる。このように、押しボタン31の回転により吐水状態における流量調節を行うことができるので、利便性に優れている。
なお、以上の流量調節機構の説明は、操作力伝達部材136が上昇した吐水状態におけるものであり、操作力伝達部材136が下降した止水状態においては、クラッチリング139d下面の凹凸とクラッチ面136bの凹凸とが歯合することはない。従って、操作筒139の回転が操作力伝達部材136に伝わることがなく、そのため、操作力伝達部材136以降の中間部材134、連結棒133、パイロット弁131、主弁体12への無用な回転負荷が掛かることがなく、耐久性を高めることができる。
このように、吐水装置30においては、押しボタン31をボタンガイド15に対して設定範囲内(凹溝15aの幅方向寸法Wの範囲内)で回転可能に装着することにより、押しボタン31の前記設定範囲内の回転で流量調節を行う機能をパイロット弁部13に設けている。従って、前記設定範囲内で押しボタン31を回転させることによって流量調節を行うことができる。この場合、流量調節範囲は水栓本体(図示せず)に固定されたボタンガイド15によって一定範囲に規制されるため、流量調節範囲を超えた過大な回転操作力が押しボタン31に加えられても、その回転操作力がバルブ押さえ14やパイロット弁部13に伝達されることはなく、バルブ押さえ14の緩みを防止することができる。
本発明の吐水装置は、洗面所、台所などの水栓器具の構成部材として広く利用することができる。
本発明の実施の形態である吐水装置を用いた水栓器具を示す側面図である。 図1に示す水栓器具のスパウトおよび吐水部の正面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 図1に示す水栓器具を構成する吐水装置付近の分解図である。 図4の一部拡大図である。 図3の一部拡大図である。 図1に示す吐水装置を構成する開閉バルブの分解斜視図である。 図6におけるB−B線断面図である。 その他の実施の形態である吐水装置を示す断面図である。
符号の説明
10,30 吐水装置
11,31 押しボタン
11a,31a 外筒
11b,31b 内筒
11c,15b,31c 凸条
11d,17b 爪部
12 主弁体
12a 圧力室
12b 圧力開放穴
12c ブリード穴
12d フランジ部
13 パイロット弁部
13a 操作筒
14 バルブ押さえ
14a 雄ネジ部
14b,15a 凹溝
15 ボタンガイド
16 ストッパ
17 インデックス
17a 脚部
18 弁座
19 安全弁
31e 凸部
50 水栓器具
51 本体部
52 ネック部
52a ネジ
53 ヘッド部
53a カバー
53b 水栓本体
53c,53d 通水路
53e 受入部
53f 雌ネジ部
54 切替操作部
54a 吐水口
55 温度調節部
56 フレキシブルホース
56a,57 継ぎ手
57a,139c 凹部
58 板ばね
59 係止具
131 パイロット弁
131a,137 バネ
132 圧力室形成部材
133 連結棒
133a 拡張部
134 中間部材
135 キャップ
136 操作力伝達部材
136a カム突起
136b クラッチ面
138 固定筒
138a 溝
139 操作筒
139a 突条
139b スリット部
139d クラッチリング
139e 傾斜面
S 設置面
W 幅方向寸法

Claims (4)

  1. 通水路が形成された水栓本体と、
    前記水栓本体内の通水路を開閉するため前記通水路に配置された圧力開放穴が設けられた主弁体と、該主弁体に対して閉弁方向に水圧を作用させる圧力室と、該圧力室内の水を排出するために前記圧力開放穴を開閉するパイロット弁部と、からなる開閉バルブと、
    前記開閉バルブを固定するため前記開閉バルブを収納した状態で前記水栓本体に螺着されたバルブ押さえと、
    前記開閉バルブを開閉操作する押しボタンと、
    を備え、前記押しボタンの押圧操作により止水状態と吐水状態とを切換可能な吐水装置において、
    前記水栓本体に対して回転不能に装着されたボタンガイドを前記バルブ押さえの外周に設け、前記押しボタンを前記ボタンガイドに対して回転規制状態に装着したことを特徴とする吐水装置。
  2. 前記バルブ押さえを前記ボタンガイドに対して回転不能状態に係止したことを特徴とする請求項1記載の吐水装置。
  3. 前記押しボタンを前記ボタンガイドに対して設定範囲内で回転可能に装着し、前記押しボタンの前記設定範囲内の回転で流量調節を行う流量調節機能を前記開閉バルブに設けたことを特徴とする請求項1または2記載の吐水装置。
  4. 前記開閉バルブに係合固定される弾性変形可能な爪部を前記押しボタンに設け、前記爪部の変形を規制するためのインデックスを前記押しボタンに嵌め込んだことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の吐水装置。
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