JP2004232691A - プッシュ式水栓 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】流入路21に対向して複数の流出路23を設ける。いずれか1つの流出路23を選択して流入路21に接続するための流量調節兼流路選択機構27を設ける。操作ハンドル13の押圧操作ごとに、流入路21から選択された流出路23への流路を開放状態と閉成状態とに交互に切り換えるための開閉弁機構26を設ける。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば浴室のカウンタ等に設けられるプッシュ式水栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のプッシュ式水栓としては、例えば、特許文献1に開示されるような構成のものが知られている。この従来構成においては、押釦を押圧操作するごとに、流入路から流出路への流路が開放状態と閉成状態とに交互に切り換えられるようになっている。また、調節ハンドルを回動操作することにより、流出路からの吐水流量が調節されるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開昭53−56721号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この従来のプッシュ式水栓を、例えば浴室のカウンタ等に取り付けて、吐水管とシャワーヘッドとに湯水を吐出させようとする構成が一般的である。このような構成の場合、湯水の流路を吐水管とシャワーヘッドとに選択的に切り換えるための選択切換バルブを、プッシュ式水栓の流出路側に設ける必要がある。しかしながら、このようにプッシュ式水栓と選択切換バルブとを別々に設けた場合、カウンタのスペースが狭くなるとともに、プッシュ式水栓と選択切換バルブとを離れた位置で操作しなければならず、操作性が悪くなるという問題があった。また、プッシュ式水栓と選択切換バルブとを別々に取り付けて、それらの間を配管接続する必要があるため、施工が面倒になり、施工性が悪くなるという問題もあった。
【0005】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、選択切換バルブを別に設ける必要がなく、流出路の選択切換を行うことができて、操作性及び施工性を向上させることができるプッシュ式水栓を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、操作ハンドルの押圧操作ごとに、流入路から流出路への流路を開放状態と閉成状態とに交互に切り換えるための開閉弁機構を備えたプッシュ式水栓において、前記流出路を複数設けるとともに、いずれか1つの流出路を選択して流入路に接続するための流路選択機構を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
従って、この請求項1に記載の発明によれば、選択切換バルブを別に設ける必要がなく、流出路の選択切換を行うことができる。よって、このプッシュ式水栓を、例えば浴室のカウンタ等に取り付けて使用した場合、カウンタのスペースを有効利用することができるとともに、流出路の選択切換及び吐水と止水の切換を一カ所で行うことができて、操作性を向上させることができる。また、プッシュ式水栓と別に選択切換バルブを取り付けて、それらの間を配管接続する必要がないので、施工性を向上させることもできる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記開閉弁機構の開放時に、流出路からの吐水流量を調節するための流量調節機構を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
従って、この請求項2に記載の発明によれば、流出路からの吐水流量の調節も併せて行うことができて、操作性を一層向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記流路選択機構及び流量調節機構は、操作ハンドルの回動操作に基づいて流出路の選択及び吐水流量の調節を行うことを特徴とするものである。
【0010】
従って、この請求項3に記載の発明によれば、1つの操作ハンドルにより、開閉弁機構、流路選択機構及び流量調節機構を作動操作することができて、構造の簡略化を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、浴室のカウンタ11上にはプッシュ式水栓12が配設され、その前面には操作ハンドル13が突設されている。プッシュ式水栓12の上部には温度調節器14が付設され、その側部には温度調節つまみ15が突設されている。プッシュ式水栓12の下部には吐水管16が突設されている。温度調節器14の側部にはシャワーホース17が延長され、その先端にはシャワーヘッド18が接続されている。
【0012】
図2〜図4に示すように、前記プッシュ式水栓12における水栓本体20の後端上部には流入路21が突出形成され、接続管22を介して温度調節器14に接続されている。そして、温度調節器14において所望の設定温度に調節された湯水が、接続管22を介して流入路21から水栓本体20内に供給されるようになっている。水栓本体20の中央下部には第1流出路23が突出形成され、その下端には前記吐水管16が接続されている。水栓本体20の中央側部には第2流出路24が突出形成され、その先端には接続管25を介して前記シャワーホース17が接続されている。
【0013】
前記水栓本体20内には開閉弁機構26が配設されている。そして、操作ハンドル13が押圧操作されるごとに、この開閉弁機構26が作動されて、流入路21から流出路23,24への流路が開放状態と閉成状態とに交互に切り換えられる。これにより、吐水管16あるいはシャワーヘッド18から、湯水が吐水または止水されるようになっている。
【0014】
前記水栓本体20内には流量調節機構を兼用する流路選択機構(以下、単に流量調節兼流路選択機構という)27が配設されている。そして、操作ハンドル13が回動操作されることにより、この流量調節兼流路選択機構27が作動されて、いずれか一方の流出路23,24が流入路21に選択接続されるとともに、流出路23,24への吐水流量が調節されるようになっている。
【0015】
すなわち、図1に示すように、操作ハンドル13の頂面には指標13aが設けられている。そして、この指標13aに基づいて、操作ハンドル13を時計方向に回動操作したときには、第1流出路23が流入路21に選択接続されるとともに、その第1流出路23への吐水流量が操作ハンドル13の回動量に応じて増大される。また、操作ハンドル13を反時計方向に回動操作したときには、第2流出路24が流入路21に選択接続されるとともに、その第2流出路24への吐水流量が操作ハンドル13の回動量に応じて増大されるようになっている。
【0016】
次に、前記各機構26,27の構成について詳細に説明する。
図2及び図3に示すように、前記開閉弁機構26において、水栓本体20内にはガイド筒28が嵌合固定され、その周壁には流入路21に連通する連通孔28aが形成されるとともに、内周には弁座口28bが形成されている。ガイド筒28の弁座口28bには弁体29が移動可能に挿通され、その中央部には弁座口28bに開閉可能に対応する開閉部29aが形成されている。弁体29の後端にはピストン部29bが形成され、このピストン部29bによりガイド筒28内に弁室30が形成されている。
【0017】
前記弁体29の中心には挿通孔31が形成され、その後端にはテーパ面31aが形成されている。弁体29の挿通孔31には弁軸32が移動可能に挿通され、その後端にはテーパ面31aに接離可能に対応するテーパ部32aが形成されている。弁軸32の前端には止め輪33が取り付けられ、弁体29の前端に係合可能に対応している。
【0018】
前記弁軸32の後端とガイド筒28の内底部との間には第1バネ34が介装され、この第1バネ34により弁軸32及び弁体29が前方に向かって移動付勢されている。これにより、図2及び図3に示すように、通常は弁軸32のテーパ部32aがテーパ面31aと接合する位置に保持されるとともに、弁体29の開閉部29aが弁座口28bを閉成する位置に保持されている。
【0019】
前記弁体29のピストン部29bには小孔35が貫通形成されている。そして、弁軸32が第1バネ34の付勢力に抗して後方へ押圧移動されたとき、弁軸32の後方移動に伴い、弁体29が止め輪33を介して後方に移動される。このため、図7に示すように、開閉部29aが弁座口28bから離間する位置に移動配置されて、流入路21から流出路23,24への流路が開放されるようになっている。
【0020】
図2〜図4に示すように、前記流量調節兼流路選択機構27において、水栓本体20内には外筒37が嵌合固定され、その周壁には各流出路23,24に連通する第1及び第2連通孔37a,37bが形成されている。外筒37内には回転内筒38が所定角度範囲内(実施形態では、図4に示す状態と図9に示す状態との間の180度の範囲内)で回動可能に挿通支持され、その周壁には外筒37の連通孔37a,37bに対応可能な調節孔38aが形成されている。
【0021】
そして、図4に示すように、回転内筒38が時計方向に規制位置まで大きく回動されたときには、調節孔38a全体が第1連通孔37aに対応配置される。これにより、吐水管16側の第1流出路23が流入路21に選択接続されるとともに、その第1流出路23への吐水流量が最大に調節設定される。また、図8に示すように、回転内筒38が時計方向に小さく回動されたときには、調節孔38aが第1連通孔37aに部分的に対応配置される。これにより、吐水管16側の第1流出路23が流入路21に選択接続されるとともに、その第1流出路23への吐水流量が所定の値に調節設定されるようになっている。
【0022】
これに対して、図9に示すように、回転内筒38が反時計方向に規制位置まで大きく回動されたときには、調節孔38a全体が第2連通孔37bに対応配置される。これにより、シャワーホース17側の第2流出路24が流入路21に選択接続されるとともに、その第2流出路24への吐水流量が最大に調節設定される。また、図10に示すように、回転内筒38が反時計方向に小さく回動されたときには、調節孔38aが第2連通孔37bに部分的に対応配置される。これにより、シャワーホース17側の第2流出路24が流入路21に選択接続されるとともに、その第2流出路24への吐水流量が所定の値に調節設定されるようになっている。
【0023】
図5及び図6に示すように、前記回転内筒38の内周面には3つの突条39が等間隔おきで軸線方向へ延びるように形成され、それらの突条39間には縦溝40が形成されている。各突条39の後端には鋸歯面41がそれぞれ形成され、これらの鋸歯面41によって、隣接する縦溝40の中間部に位置するようにストッパ部42が形成されている。
【0024】
図2、図3及び図5に示すように、前記回転内筒38内の前部には操作軸43が挿通支持され、その前端には前記操作ハンドル13が取り付けられている。操作軸43の後端中央には支持孔44が形成されるとともに、後端外周にはフランジ部45が形成されている。操作軸43のフランジ部45と回転内筒38との間には第2バネ46が介装され、この第2バネ46により、操作軸43が前方の突出位置に向かって移動付勢されている。
【0025】
前記操作軸43のフランジ部45の外周面には3つの係合突起47が等間隔おきに突設されるとともに、フランジ部45の後面には6つの山形カム面48が等間隔おきに形成されている。そして、操作軸43の各係合突起47が回転内筒38の各縦溝40に摺動可能に係合されることにより、操作軸43が回転内筒38内に一体回動可能及び軸線方向へ相対移動可能に支持されている。
【0026】
前記操作軸43の支持孔44には回転体49が相対回転可能及び軸線方向へ相対移動可能に挿通支持され、その中央外周にはフランジ部50が形成されている。フランジ部50の外周面には、回転内筒38の縦溝40及びストッパ部42に係合可能な3つの係合突起51が等間隔おきに突設されている。また、フランジ部50の前面には、操作軸43の山形カム面48に係合可能な6つの傾斜面52が等間隔おきに形成されている。
【0027】
前記弁軸32の前端と接離可能に対応するように、回転内筒38内の後部には作動軸53が支持筒54を介して軸線方向へ移動可能に支持され、その前端が前記回転体49の後端に螺着されている。支持筒54と回転体49との間には第3バネ55が介装され、この第3バネ55により、回転体49及び作動軸53が前方に向かって移動付勢されて、回転体49の傾斜面52が操作軸43の山形カム面48に係合されるようになっている。
【0028】
次に、前記のように構成されたプッシュ式水栓12の作用を説明する。
通常では、図2及び図3に示すように、第1バネ34の付勢力により、弁体29が前方位置に移動配置され、その開閉部29aが弁座口28bに接合して、流入路21と流出路23,24との間の流路が閉成された状態にある。この状態では、第2バネ46の付勢力により、操作ハンドル13及び操作軸43が前方位置に移動配置されている。また、第3バネ55の付勢力により、回転体49及び作動軸53が前方位置に移動配置され、その回転体49上の係合突起51が回転内筒38の縦溝40内に挿入係合されている。
【0029】
この状態において、吐水管16から湯水を吐水させて使用する場合には、操作ハンドル13を指標13aの指示に基づいて、図1の時計方向に回動操作する。すると、操作軸43が一体的に回動され、係合突起47と縦溝40との係合を介して、回転内筒38が同方向へ回動される。これにより、図4及び図8に示すように、操作ハンドル13の回動量に応じた位置関係で、回転内筒38の調節孔38aが外筒37の第1連通孔37aに対応配置されて、流入路21が吐水管16側に選択切換されるとともに、その吐水管16への吐水流量が調節される。
【0030】
その後、操作ハンドル13を押圧操作すると、操作軸43が第2バネ46の付勢力に抗して後方に移動され、回転体49を介して作動軸53が同方向に移動される。これにより、図7に示すように、弁軸32が第1バネ34の付勢力に抗して後方に押圧移動され、弁体29が弁座口28bから離間した後方位置に移動されて、流入路21と第1流出路23との間の流路が開放される。その結果、前記のように調節された所定吐水流量の湯水が第1流出路23を介して吐水管16から吐出される。
【0031】
この場合、前記操作軸43の後方移動に伴って、山形カム面48と傾斜面52との係合により、回転体49が所定角度回動され、図6に示すように、その回転体49上の係合突起51が回転内筒38の縦溝40から脱出して、ストッパ部42に係合されている。よって、この状態で操作ハンドル13の押圧操作を解放しても、第2バネ46の付勢力により、操作ハンドル13及び操作軸43が前方位置に復帰移動されるが、回転体49及び作動軸53は後方位置に保持されている。これにより、弁軸32及び弁体29が後方位置に押圧保持されて、流入路21と第1流出路23との間の流路が開放状態に保持され、吐水管16から湯水が吐出され続ける。
【0032】
その後、操作ハンドル13を再び押圧操作すると、操作軸43が後方に移動され、山形カム面48と傾斜面52との係合により、回転体49がさらに所定角度回動される。これにより、回転体49上の係合突起51が回転内筒38のストッパ部42から離脱して、縦溝40内に挿入係合される。このため、その後に操作ハンドル13の押圧操作を解除すると、第2バネ46の付勢力により、操作ハンドル13及び操作軸43が前方位置に復帰移動されるとともに、第3バネ55の付勢力により、回転体49及び作動軸53も前方位置に復帰移動される。
【0033】
これにより、図2及び図3に示すように、弁軸32が押圧状態から開放されて、第1バネ34の付勢力により、弁軸32及び弁体29が前方位置に移動される。しかし、弁室30内は減圧状態であるため、弁体29はすぐに弁座口28bを閉鎖することなく、小孔35より流入路21から弁室30に供給される圧力水によって図3の左方に移動されて、弁室30の容積が徐々に拡大する。そして、弁室30内の水圧が流入路21内の水圧と同圧になると、第1バネ34の付勢力により弁体29が弁座口28bを閉塞し、吐水管16からの湯水が止水される。このように、操作ハンドル13を繰り返し押圧操作することにより、吐水管16が湯水の吐水状態と止水状態とに交互に切り換えられる。
【0034】
次に、シャワーヘッド18から湯水を吐水させて使用する場合には、操作ハンドル13を指標13aの指示に基づいて、図1の反時計方向に回動操作すると、前記の場合と同様に、操作軸43を介して回転内筒38が同方向へ回動される。これにより、図9及び図10に示すように、操作ハンドル13の回動量に応じた位置関係で、回転内筒38の調節孔38aが外筒37の第2連通孔37bに対応配置されて、流入路21がシャワーホース17側に選択切換されるとともに、そのシャワーホース17への吐水流量が調節される。
【0035】
その後、操作ハンドル13を押圧操作すると、前記と同様に弁体29が後方位置に移動されて、流入路21と第2流出路24との間の流路が開放される。これにより、調節された所定吐水流量の湯水が第2流出路24からシャワーホース17に流出されて、シャワーヘッド18から吐出される。そして、この場合にも前記との場合と同様に、操作ハンドル13を繰り返し押圧操作することにより、シャワーヘッド18が湯水の吐水状態と止水状態とに交互に切り換えられる。
【0036】
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) このプッシュ式水栓12においては、操作ハンドル13の押圧操作ごとに、流入路21から流出路23,24への流路を開放状態と閉成状態とに交互に切り換えるための開閉弁機構26が設けられている。また、前記流出路23,24が複数設けられ、いずれか1つの流出路23,24を選択して流入路21に接続するための流量調節兼流路選択機構27が設けられている。
【0037】
このため、選択切換バルブを別に設ける必要がなく、プッシュ式水栓12において流出路23,24の選択切換を行うことができる。よって、このプッシュ式水栓12を、例えば浴室のカウンタ11等に取り付けて使用した場合、カウンタ11のスペースを有効利用することができるとともに、流出路23,24の選択切換及び吐水と止水の切換を一カ所で行うことができて、操作性を向上させることができる。また、プッシュ式水栓12と別に選択切換バルブを取り付けて、それらの間を配管接続する必要がないので、施工性を向上させることもできる。
【0038】
(2) このプッシュ式水栓12においては、前記流量調節兼流路選択機構27が、流出路23,24からの吐水流量を調節するための流量調節機構を兼用するように構成されている。このため、構造が簡単であるとともに、流出路23,24からの吐水流量の調節も併せて行うことができて、操作性を一層向上させることができる。
【0039】
(3) このプッシュ式水栓12においては、前記流量調節兼流路選択機構27が、操作ハンドル13の回動操作に基づいて作動されて、流出路23,24の選択及び吐水流量の調節が行われるようになっている。このため、1つの操作ハンドル13により、開閉弁機構26及び流量調節兼流路選択機構27を作動操作することができて、構造の簡略化を図ることができる。
【0040】
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態において、流量調節兼流路選択機構27を、開閉弁機構26の操作ハンドル13とは別の操作ハンドルによって作動操作するように構成すること。
【0041】
・ 前記実施形態において、流量調節機構を流量調節兼流路選択機構27と兼用することなく別に設けること。
・ 前記実施形態において、開閉弁機構26、流量調節兼流路選択機構27及び流量調節機構の構造を任意に変更して構成すること。
【0042】
【発明の効果】
以上、実施形態で例示したように、この発明においては、選択切換バルブを別に設ける必要がなく、流出路の選択切換を行うことができる。よって、操作性の及び施工性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のプッシュ式水栓を備えたカウンタの斜視図。
【図2】図1のプッシュ式水栓を拡大して示す要部縦断面図。
【図3】図2の一部を拡大して示す部分断面図。
【図4】図2の4−4線における要部断面図。
【図5】開閉弁機構の操作構成を分解して示す斜視図。
【図6】流量調節兼流路選択機構の回転内筒の展開断面図。
【図7】図2の状態で操作ハンドルを押圧して示す要部断面図。
【図8】図4の状態で吐水流量を調節して示す断面図。
【図9】図4の状態からシャワー側に流路を切り換えて示す断面図。
【図10】図9の状態で吐水流量を調節して示す断面図。
【符号の説明】
12…プッシュ式水栓、13…操作ハンドル、16…吐水管、17…シャワーホース、18…シャワーヘッド、20…水栓本体、21…流入路、23…第1流出路、24…第2流出路、26…開閉弁機構、27…流量調節兼流路選択機構、28…ガイド筒、28b…弁座口、29…弁体、29a…開閉部、32…弁軸、34…第1バネ、37…外筒、38…回転内筒、38a…調節孔、43…操作軸、49…回転体、53…作動軸。
Claims (3)
- 操作ハンドルの押圧操作ごとに、流入路から流出路への流路を開放状態と閉成状態とに交互に切り換えるための開閉弁機構を備えたプッシュ式水栓において、
前記流出路を複数設けるとともに、いずれか1つの流出路を選択して流入路に接続するための流路選択機構を設けたことを特徴とするプッシュ式水栓。 - 前記開閉弁機構の開放時に、流出路からの吐水流量を調節するための流量調節機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載のプッシュ式水栓。
- 前記流路選択機構及び流量調節機構は、操作ハンドルの回動操作に基づいて流出路の選択及び吐水流量の調節を行うことを特徴とする請求項2に記載のプッシュ式水栓。
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