JP2008256055A - 水栓の操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作装置を斜め下向きに取り付けた場合であっても押ボタンが押込位置にある状態で操作力の入力部となるボタンカバーが自重で下がってしまうことがなく取付けの向きを任意に定めることのできる水栓の操作装置を提供する。
【解決手段】押ボタン82に対してボタンカバー228を介して押込力を加えるごとに押ボタン82が押込位置と突出し位置との間で移動し且つロック機構にてそれぞれの位置に停止する水栓の操作装置294において、ボタンカバー228と円筒部材254との一方に爪部291を、他方に掛止孔292を設けてそれらを掛止させるようにする。これにより押ボタン82が押込位置にある状態でボタンカバー228が自重で下がってこないようにする。
【選択図】 図16

Description

この発明は水栓の操作装置に関し、特に押込位置と突出し位置との間で移動する押ボタンと、操作力の入力部となるボタンカバーとを備えて成る水栓の操作装置に関する。
水栓の操作装置には従来から様々なものが知られているが、本出願人は先の特許願(特願2006−100501:未公開)において、新規な水栓の操作装置として次のような操作装置、即ち(イ)軸方向の押込位置と突出し位置との間で移動可能な操作部としての押ボタンと、(ロ)押ボタンとは別体且つ分離しており、押ボタンの押込位置に対応した第1位置と突出し位置に対応した第2位置との間で移動する、押ボタンを軸方向外側で覆う押込みの操作力の入力部となるボタンカバーと、(ハ)押ボタンを押込位置と突出し位置との間で移動可能に保持する本体部と、を有し、押ボタンに対してボタンカバーを介して押込力を加えるごとに押ボタンが押込位置と突出し位置との間で移動し、且つロック機構にて押込位置と突出し位置とにそれぞれ停止する水栓の操作装置を提案している。
図19はその具体例を示している。
同図において、300は操作装置301における押ボタン,302は押ボタン300を軸方向の押込位置と突出し位置との間で移動可能に保持する操作装置301の本体部,304は押ボタン300とは別体且つ分離しており、押ボタン300を軸方向外側で覆うボタンカバーである。
この操作装置301では、ボタンカバー304に対して下向きの押込力を加えるごとに、押ボタン300が図19(A)に示す押込位置と、これから図中上向きに突き出した突出し位置とに交互に移動し、且つロック機構によりそれら押込位置と突出し位置とに停止する。
この例では、押ボタン300が押込位置にある状態で吐水が行われ、また突出し位置にある状態で止水が行われる。
押ボタン300は回転操作部としての機能も有しており、そして押ボタン300が回転操作されることで、吐水の流量調節が行われる。
ボタンカバー304は、押ボタン300を押込操作する際にだけ操作力の入力部となる部分で(押ボタン300への回転の操作力の入力は回転ハンドル306にて行われる)、従ってボタンカバー304は、回転方向には固定状態で、図中上下方向にのみ移動可能に設けられている。
この操作装置301において、ボタンカバー304は、押ボタン300が突出し位置にあるときにはストッパ308が回転ハンドル306側のストッパ310に当ることによって、押ボタン300の突出し位置に対応した第2位置、即ち図19(A)に示す押ボタン300の押込位置に対応した第1位置から図中上向きに突き出した位置(このときボタンカバー304は回転ハンドル306からも突き出している)に位置保持されるが、図19(A)に示す状態、即ちボタンカバー304が押ボタン300の押込位置に対応した第1位置にあるときには、ボタンカバー304はストッパ308がストッパ310に当るまでの範囲内において図中上下にフリーの状態、即ち上下に移動可能な状態にある。
従って操作装置301が水平な面に下向きに取り付けられているような場合や、図20に示しているように水平角度から垂直な角度に到るまでの所定角度で傾斜した面を取付面312として下向きに取り付けられている場合には、ボタンカバー304は、押ボタン300が押込位置にあるとき自重で押ボタン300の押込位置に対応した第1位置に位置保持される。
ところが操作装置301が垂直な面に横向きに取り付けられたような場合、或いは僅かに下向きに取り付けられたような場合には、ボタンカバー304に対し押込力を加えて押ボタン300を押込位置に押し込み且つそこに停止させた場合であっても、図19(B)に示しているように、ボタンカバー304が図19(A)に示す第1位置から自重で下がってきてしまって(図中上方向に)、回転ハンドル306から外観上突き出した状態となってしまう恐れがあり、この場合、使用者は現在の水栓の状態が止水状態であるにも拘らず、吐水状態と誤って認識してしまう恐れが生ずる。
こうした問題は、押ボタン300が回転操作部としての機能を有しており、また押ボタン300が押込みと突出しとによって吐水と止水を切り換えるものである場合に限らず、ボタンカバーが押ボタンと別体且つ分離しており、ボタンカバーを介して押ボタンに押込力が加えられる形式の操作装置において共通に生じ得る問題である。
尚、本発明に関連すると思われる従来技術として下記特許文献1,特許文献2,特許文献3に開示のものがあるが、これらは本発明とは異なったもので、別異のものである。
本出願人の知る限りにおいてこれら特許文献に開示のものよりも本発明により近い従来技術は存在していない。
実開平5−95784号公報 実開昭61−79077号公報 特開平10−269887号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、操作装置を横向き或いは下向きに取り付けた場合であっても、押ボタンが押込位置にある状態で操作力の入力部となるボタンカバーが自重で降下してしまうようなことがなく、従って取付けの向きを任意に定めることのできる水栓の操作装置を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、(イ)軸方向の押込位置と突出し位置との間で移動可能な操作部としての押ボタンと、(ロ)該押ボタンとは別体且つ分離しており、該押ボタンの前記押込位置に対応した第1位置と前記突出し位置に対応した第2位置との間で移動する、該押ボタンを軸方向外側で覆う押込みの操作力の入力部となるボタンカバーと、(ハ)該押ボタンを前記押込位置と前記突出し位置との間で移動可能に保持する本体部と、を有し、前記押ボタンに対して前記ボタンカバーを介して押込力を加えるごとに該押ボタンが前記押込位置と前記突出し位置との間で移動し、且つロック機構にて該押込位置と突出し位置とにそれぞれ停止する水栓の操作装置であって、前記ボタンカバーと前記本体部との一方に爪部を、他方に、該ボタンカバーが前記第1位置まで押し込まれた状態で該爪部を該押ボタンの突出し方向に弾性的に掛止させる掛止凹部をそれぞれ設け、且つそれら爪部と掛止凹部とは、前記ボタンカバーの自重では掛止解除せずに該ボタンカバーを前記第1位置に位置保持する一方、該押ボタンの突出しの力で掛止解除して該押ボタンの突出しに伴い該ボタンカバーの該第1位置から第2位置への移動を許容するものとなしてあることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記押ボタンは押込みと突出しによって吐水と止水とを切り換えるものであることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記押ボタンは回転操作部としての機能を有する一方、前記ボタンカバーは回転方向に固定状態に設けてあるものであることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項3において、前記押ボタンは回転によって吐水流量を調節するものであることを特徴とする。
請求項5のものは、(イ)軸方向の押込位置と突出し位置との間で移動可能且つ回転操作部としての機能も有する押ボタンと、(ロ)該押ボタンの押込位置に対応した第1位置と該突出し位置に対応した第2位置との間で移動可能且つ回転方向に固定状態に設けられた、該押ボタンを軸方向の外側で覆う押込みの操作力の入力部となるボタンカバーと、(ハ)該押ボタンを前記押込位置と突出し位置との間で移動可能に保持する本体部と、を有し、該押ボタンに対して前記ボタンカバーを介して押込力を加えるごとに該押ボタンが前記押込位置と前記突出し位置との間で移動し、且つロック機構にて該押込位置と突出し位置とにそれぞれ停止する水栓の操作装置であって、前記押ボタンの押込み及び突出しと一体に前記ボタンカバーを前記第1位置と第2位置との間で移動させる一方、該押ボタンの回転方向には該ボタンカバーを該押ボタンに対して相対移動可能に該ボタンカバーを該押ボタンに連結する連結部を設けたことを特徴とする。
請求項6のものは、請求項5において、前記押ボタンは、前記押込みと突出しとにより吐水と止水とを切り換え、且つ回転により吐水流量を調節するものであることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように請求項1のものは、ボタンカバーと本体部との一方に爪部を、他方に、ボタンカバーが第1位置まで押し込まれた状態でその爪部を弾性的に掛止させる掛止凹部を設け、且つそれら爪部と掛止凹部とを、ボタンカバーの自重では掛止解除せずにボタンカバーを第1位置に位置保持する一方、押ボタンの突出しの力で掛止解除して、ボタンカバーを押ボタンの突出しに伴って第1位置から第2位置へと移動を許容するものとしたもので、この請求項1によれば、操作装置が横向き或いは斜め下向き或いは下向きに取り付けられた場合であっても、押ボタンが押込位置にある状態で、ボタンカバーがこれに対応した第1位置から突出し側である第2位置まで自重で下がってしまうのを良好に防止することができる。
それ故この請求項1の操作装置は、その設置に際しての取付けの向きに対する制約が除かれ、様々な向きでこれを取り付けることが可能となる。
ここで上記爪部と掛止凹部との少なくとも一方は、ボタンカバーと本体部との少なくとも一方に弾性片を設けて、その弾性片にこれを設けておくことができる。
また上記押ボタンは、押込みと突出しとによって吐水と止水とを切り換えるものとなしておくことができる(請求項2)。
更にこの押ボタンは回転操作部としての機能を有すものとなし、また上記のボタンカバーは回転方向に固定状態のものとなしておくことができる(請求項3)。
このように押ボタンが回転操作部としての機能を有する一方で、ボタンカバーが押込みの力だけを入力するもので回転方向に固定状態である場合、押ボタンとボタンカバーとを一体化しておくことができないが、それにも拘らず本発明によればボタンカバーを押ボタンの押込み又は突出しと一体に第1位置と第2位置との間で軸方向に移動させ、且つ押ボタンが押込位置にあるときにはボタンカバーをこれに対応した第1位置に、また押ボタンが突出し位置にあるときにはこれに対応した第2位置にそれぞれ位置保持することが可能である。
この請求項3において、押ボタンは回転によって吐水流量を調節するものとなしておくことができる(請求項4)。
次に請求項5は、上記押ボタンが回転操作部としての機能も有し、一方でボタンカバーが押ボタンの押込方向と突出し方向とに、即ち軸方向に移動可能且つ回転方向には固定状態に設けられている場合において、そのボタンカバーを押ボタンに対し軸方向に一体に移動させる状態に、回転方向には相対移動可能とする状態にボタンカバーと押ボタンとを連結する連結部を設けたもので、この請求項5によれば、押ボタンの回転を確保しつつボタンカバーを押しボタンとともに押込側と突出し側に一体に移動させ、且つ押ボタンを押込位置に位置させた状態でボタンカバーをこれに対応した第1位置に位置保持することができる。
従ってこの請求項5においても、様々な向きで操作装置を取り付けることが可能となる。
この場合において、上記押ボタンは、押込みと突出しとにより吐水と止水とを切り換え、且つ回転により吐水流量を調節するものとなしておくことができる(請求項6)。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1は、パイロット式に吐止水及び流量調節(流調)を行う水栓の要部を表したもので、図中10はその水栓におけるボデーで、その内部に主水路を形成する1次側の流入水路12,2次側の流出水路14が形成されている。
この実施形態では、弁機構全体が単一のユニットとして着脱可能な弁カートリッジ16として構成されている。同図中18はその弁カートリッジ16のカートリッジケースで、このカートリッジケース18は、上部18-1と下部18-2とに分割されており、そしてそれらがカートリッジケース18の中間部をなす後述の背圧室形成部材54にて弾性的に連結されている。
弁カートリッジ16は、ボデー10内部に挿入された状態で、ボデー10への固定ナット19のねじ込みにより抜止状態に固定されている。
図1において、20は主水路上に設けられたダイヤフラム弁からなる主弁で、樹脂製の硬質の主弁本体22と、これにより保持されたゴム製のダイヤフラム膜24とからなっている。
この主弁20は、主弁座25に対して図中上下方向に進退移動して主水路を開閉し、また主水路の開度を変化させる。
詳しくは、主弁座25への着座によって主水路を遮断し、また主弁座25から図中上向きに離間することによって主水路を開放する。
また主弁座25からの離間量に応じて主水路の開度を大小変化させ、主水路を流れる水の流量即ち吐水部からの流量を調節する。
この主弁20の図中上側の背後には背圧室26が形成されている。
背圧室26は、内部の圧力を主弁20に対して図中下向きの閉弁方向の押圧力として作用させる。
主弁20には、これを貫通して1次側の流入水路12と背圧室26とを連通させる導入小孔28が設けられている。
この導入小孔28は、流入水路12からの水を背圧室26に導いて背圧室26の圧力を増大させる。
主弁20にはまた、これを貫通して背圧室26と2次側の流出水路14とを連通させる水抜水路としてのパイロット水路30が設けられている。
このパイロット水路30は、背圧室26内の水を流出水路14に抜いて、背圧室26の圧力を減少させる。
図1に示しているように、主弁20にはその中心部においてこれを軸心方向に貫通する貫通孔が設けられており、そこに吐止水パイロット弁及び流調パイロット弁を兼ねた共通のパイロット弁34が挿通され、このパイロット弁34の外周面と貫通孔の内周面との間に、通路幅が狭小な環状をなす上記パイロット水路30が形成されている。
この主弁20には、図4及び図5にも示しているように貫通孔の内周面に沿って主弁20の軸心周りに環状をなすパイロット弁座36が一体に設けられている。
38はこのパイロット弁座36におけるシール部で、環状溝内部に環状をなす弾性シールリングとしてのOリング40を保持ししている。
上記パイロット弁34は、このパイロット弁座36に対し主弁20の軸心に沿って図中上下方向に進退移動可能に嵌合するようになっている。
詳しくは、このパイロット弁34は、断面円形をなし且つ図中上下方向即ち進退方向において外径が同径のシール部42と、その下側(図中下側)の環状の凹所44とを有している。
環状の凹所44の軸方向の各端部は、凹所44の最小径部に向かって漸次小径となるテーパ面とされており、そのテーパ面の大径側の各端部に段付部48,50が形成されている。
尚、図1はパイロット弁34の止水時の状態を表しており、このときパイロット弁34は、シール部42をOリング40を介してパイロット弁座36に対し全周に亘って径方向に弾性接触させ、パイロット弁34とパイロット弁座36との間を水密にシールした状態にある。
またこのとき主弁20は主弁座25に着座した状態にあって、主水路は閉鎖された状態にある。
図4,図5はパイロット弁34の移動による流調(流量調節)時の作用を表している。
この実施形態では、流調の際にパイロット弁34はパイロット水路30を閉鎖することはなく、その移動によってパイロット水路30の開度だけを変化させる。
後述の回転スリーブ84に対する回転操作量がそのように規制されている。
この実施形態では、図4(I)に示しているようにパイロット弁34が図中上向きに後退移動すると、パイロット弁34とパイロット弁座36との間の隙間が大となり、背圧室26内の水がパイロット水路30を通じて流出水路14側に多く抜け出して背圧室26の圧力が減少する。
そこで主弁20が流入水路12との圧力差により図中上向きに後退移動し、そして図4(II)に示しているように、流入水路12の圧力と背圧室26の圧力とがバランスする位置で主弁20の後退移動が停止する。
即ち、主弁20がパイロット弁34の後退移動に追従するようにして共に後退移動し、そしてパイロット弁34の停止とともに主弁20もまた停止する。
この主弁20の後退移動によって主弁20と主弁座25との間の隙間が大となり、流入水路12から流出水路14への水の流入量が増大する。
この状態からパイロット弁34が更に図中上向きに後退移動させられると、背圧室26の圧力と流入水路12との圧力をバランスさせるようにして、主弁20がパイロット弁34の後退移動に追従して後退移動し、主水路の開度を更に広くして主水路を流れる水の流量を増大させる(図4(III)参照)。
一方パイロット弁34が、図5(I)に示しているように図中下向きに前進移動すると、パイロット弁34とパイロット弁座36との間、詳しくはパイロット弁34におけるシール部42とパイロット弁座36に保持されたOリング40との間の隙間が小さくなって、即ちパイロット水路30の開度が小さくなって、背圧室26から流出水路14に抜ける水の量が少なくなり背圧室26の圧力が増大する。
このため、その増大した圧力により主弁20が今度は図中下向きに前進移動して、背圧室26の圧力と流入水路12との圧力をバランスさせる位置で停止する。
このとき主弁20と主弁座25との間の隙間は小さくなって、即ち主水路の開度が小さくなって、主水路を流れる水の流量が減少する(図5(II)参照)。
そしてこの状態から更にパイロット弁34が図中下向きに前進移動すると主水路の開度が更に小さくなり、主水路を流れる水の流量が更に減少する(図5(III)参照)。
図1において、54は背圧室形成部材で逆カップ状を成しており、その内側に上記の背圧室26を形成している。
この背圧室形成部材54はまた、主弁押えとしての働きもなしている。
この背圧室形成部材54には、一対の弾性を有する環状のシールリングとしてのOリング52が保持されている。
これらOリング52は、後述の作用軸60における第1軸部62の外周面に全周に亘り弾性接触して、第1軸部62と背圧室形成部材54との間、即ち背圧室26との間を水密にシールする。
尚、カートリッジケース18における下部18-2にもまたその外周面にOリング56が保持されており、このOリング56にてボデー10との間が水密にシールされている。
図1において、60は加えられた操作力に基づいてパイロット弁34を作用させる作用軸で、この作用軸60は、一様な円形断面且つ一様な外径で軸方向に延びる制御軸部としての第1軸部62と、筒状をなす第2軸部64とに軸方向に2分割されている。
そしてその制御軸部としての働きをなす第1軸部62の図中下部に上記のパイロット弁34が一体に構成されている。
この筒状の第2軸部64には、その内周面に雌ねじ66が設けられている。
一方第1軸部62は、その上端部にボールジョイント67にて3次元的に相対移動可能な大径の頭部68を有しており、その頭部68の外周面に雄ねじ70が設けられている。
そしてこの第1軸部62の雄ねじ70が第2軸部64の雌ねじ66に螺合されている。
この作用軸60は、雌ねじ66と雄ねじ70とのねじ送り作用で第1軸部62が図中上下方向に進退移動する。
即ち、作用軸60全体が雌ねじ66と雄ねじ70とのねじ送りによって全体的に伸縮するようになっている。
尚第1軸部62側の頭部68には、図2に示しているように互いに平行をなす平坦な係合面72が形成されており、この係合面72を回止め部材76の一対の挟持片74が挟持しており、これら挟持片74の挟持作用によって、第1軸部62が回転防止されている。
即ちこの回止め部材76の回転防止作用によって、第2軸部64の回転により第1軸部62が図中上下方向に進退移動させられる。
そしてこの第1軸部62の図中上下方向の進退移動に伴って、その先端側に一体に構成された上記のパイロット弁34が一体に図中上下方向に進退移動させられ、これによりパイロット弁34の位置が同方向に変化せしめられる。
ここで回止め部材76は円形の台座部78を有しており、この台座部78が、その下側の背圧室形成部材54に固定されている。
図1において80は、作用軸60における第1軸部62、即ちそこに一体に構成されたパイロット弁34を駆動する働きをなす駆動機構で、有底円筒形状をなす押ボタン(駆動子)82と、回転スリーブ(ロック部)84及びスラストロック機構の要素を成す回転子86とを有している(図2参照)。
回転スリーブ84は、回転によりパイロット弁34を図4及び図5に示しているように前進及び後退運動させることにより、主弁20をこれに追従して移動させ流量調節を行う部分で、また押ボタン82は、1回の押込みごとにパイロット弁34を前進位置である閉弁位置と上昇位置である開弁位置とに位置切換えするための部分である。
回転スリーブ84は、図1に示しているようにその下部がカートリッジケース18における上部18-1に内嵌状態で回転可能且つ抜止状態に組み付られている。
押ボタン82は、回転スリーブ84に内嵌されて回転スリーブ84に対し軸方向即ち図中上下方向に移動可能とされている。
この押ボタン82の外周面には縦の突条87(図2参照)が設けられていて、この突条87が回転スリーブ84の内面の縦の凹条88に嵌り込んでおり、押ボタン82が回転スリーブ84の回転とともに一体に回転するようになっている。
即ち回転スリーブ84の回転運動が押ボタン82に伝えられるようになっている。
尚この押ボタン82にはまた、その内周面に縦の凹条90が形成されていて、そこに作用軸60における雌ねじ部材としての第2軸部64の外周面に設けられた縦の突条91が嵌り込んでおり、第2軸部64が押ボタン82と一体に回転するようになっている。
即ち回転スリーブ84を回転させると、その回転運動が押ボタン82を介して第2軸部64に伝えられて、第2軸部64が回転運動する。
尚、押ボタン82の外周面にはガイド突起92が設けられている。
このガイド突起92は、回転スリーブ84の嵌入溝94に嵌入して押ボタン82の上下方向の摺動時の案内をなす。
押ボタン82の下端には、図3にも示しているように山形状をなす係合歯96が周方向に沿って所定ピッチで連設されている。
この係合歯96の下面には、直下の回転子86を押ボタン82の上下動即ち下向きの前進移動と上向きの後退移動とによってカム作用で回転させるための駆動カム面98が形成されている。
回転子86はリング状の部材から成るもので、周方向の複数箇所(ここでは4箇所)に、図中上向きに山形状に突出する係合歯100が設けられている。
また周方向の同じ箇所においてその外側に突出する形態で鋸歯状をなす係合歯102が、同じく上向きに設けられている。
内側の係合歯100は、一方の斜辺に沿った上面が押ボタン82の駆動カム面98に対応した第1従動カム面104とされている。
ここで第1従動カム面104の傾斜角度θはここでは、押ボタン82側の駆動カム面98と同一角度とされている。
一方外側の係合歯102においてもまた、その斜辺に沿った上面が角度θで傾斜した第2従動カム面106とされている。
この実施形態では、第1従動カム面104と第2従動カム面106との傾斜角度が異ならせてあり、第2従動カム面106の傾斜角度θが急角度をなし、これに対して第1従動カム面104の傾斜角度θが小角度とされている。
この回転子86は、図2及び図1に示しているようにその下面を第2軸部64の外向きのフランジ部108の上面にて支持されており、かかるフランジ部108の上面を図3で示す矢印方向に回転摺動する。
図1及び図2に示しているように、第2軸部64のフランジ部108の下面には金属製のコイルスプリング(付勢手段)110の上端が当接させられており、かかるコイルスプリング(以下単にスプリングとする)110による付勢力が第2軸部64に対して上向きに及ぼされている。即ちこの第2軸部64を介して回転子86、押ボタン82に対して、更には第2軸部64に螺合された第1軸部62に対し、スプリング110による付勢力が後退方向の上向きに及ぼされている。
上記回転スリーブ84には、図3に詳しく示しているようにその上部内周面にガイド部112が内方に突出する状態で設けられている。
このガイド部112は下端に係合歯114を有している。
この係合歯114の下面にもまた、回転子86をカム作用で回転させるための、回転子86の第2従動カム面106に対応した傾斜形状の案内カム面116が形成されている。
ここで案内カム面116の傾斜角度は、回転子86の第2従動カム面106と同じ傾斜角度とされている。
このガイド部112にはまた、上記のように上下方向に延びる嵌入溝94が周方向に所定間隔で形成されている。回転子86は外方への突出形状をなす係合歯102を嵌入溝94に位置させる回転位置となったとき、かかる係合歯102を嵌入溝94の内部に嵌入させることによって図中上方への後退運動が許容される。
一方係合歯114は、係合歯102に噛み合ってこれをその前進状態、即ち図中下降状態に保持してロックする働きをなす。即ちパイロット弁34を閉弁位置に保持してロックする働きをなす。
本実施形態では、図3に示すガイド部112及びこれを備えた回転スリーブ84、下端に係合歯96及び駆動カム面98を備えた押ボタン82、その直下の回転子86、更にこれらを上向きに付勢するスプリング110等にてスラストロック機構が構成されている。
この実施形態では、第2軸部64の下側に、押ボタン82の押し込み時に回転子86を強制回転させる機能を備えた強制回転リング118が設けられている。
この強制回転リング118は、図1に示すように回止め部材76の台座部78上に載置されている。
この強制回転リング118は、全体として円筒形状をなしているとともに,その下端には内向きのフランジ部120が設けられていて、このフランジ部120と、第2軸部64の外向きのフランジ部108との間にスプリング110が介装されている。
この強制回転リング118はまた、そのフランジ部120がスリップワッシャとしての働きもなしており、回転スリーブ84の回転時,即ちこれと一体に回転する第2軸部64の回転時に、強制回転リング118が回止め部材76の台座部78上をスリップ回転して、第2軸部64の回転に伴ってスプリング110が捩れ変形するのを防止する。
その結果として、スプリング110の上向きの弾発力を、設定した適性な弾発力で作用させることができる。
この強制回転リング118には、その上端に沿って周方向に所定間隔で複数の爪122が上向きに突出状態で一体に設けられている。これら爪122の上面は傾斜形状のカム面124とされている。
これらカム面124は、押ボタン82により回転子86に対して下向きの力が及ぼされたとき、回転子86の突出形状の第2係合歯102の下面のコーナー部126(図3参照)に当接して、回転子86をそのカム作用で強制的に図3中反時計方向に回転させる働きをなす。
但し回転子86はその回転抵抗、即ち第2軸部64におけるフランジ部108の上面に対する摺動抵抗、及び押ボタン82の駆動カム面98に対する摺動抵抗が小さいときには、スプリング110の付勢力に基づいて、強制回転リング118のカム面124に接する前に、押ボタン82の駆動カム面98と、回転子86の第1従動カム面104とのカム作用で、強制回転リング118のカム面124に接する前に回転運動する。
しかしながら回転子86は長期使用すると、摺動面で発生する磨耗粉などによって摺動抵抗が次第に増大するようになる。
そこで押ボタン82を下向きに押しても、回転子86が軽く円滑に回転しない恐れが生じてくる。
このとき、回転子86が円滑に回転しない場合であっても、押ボタン82を下向きに強く押し込むと、回転子86の係合歯102のコーナー部126が、強制回転リング118のカム面124に当ることによって、回転子86が強制回転リング118のカム面124により強制的に回転駆動される。
本実施形態では、回転スリーブ84を介して押ボタン82を回転させると、これと一体に作用軸60における第2軸部64が回転し、そしてその回転により雌ねじ66と雄ねじ70とのねじ送りにて作用軸60の第2軸部62が、即ちパイロット弁34が図1中上下方向に進退移動し、これにより流量調節が行われる。
一方押ボタン82を押込操作すると、図6及び図7に示すように1回の押し込みごとに押ボタン82が押込位置(図6に示す状態)と突出し位置(図7に示す状態)とに移動し、これとともにパイロット弁34が図6に示す下降位置である閉弁位置と、図7に示す上昇位置である開弁位置とに位置切換えされ、且つスラストロック機構によりそれぞれの位置に位置保持される。
図8及び図9は、押ボタン82に対する1回の押し込みごとにパイロット弁34を閉弁位置と開弁位置とに位置切換えして、それぞれの位置に位置保持するスラストロック機構の作用を具体的に表している。
図8(I)はパイロット弁34の閉弁状態即ち止水状態を表しており、このとき回転子86における係合歯102が回転スリーブ84のガイド部112の係合歯114に噛み合った状態にあって、回転子86は図1中の下降位置即ち前進位置にロック状態に保持される。即ちパイロット弁34が閉弁状態に保持される。
尚このとき、押ボタン82は押込位置で停止し、自重で押込位置に保持される(押ボタン82が図6,図7に示すように下向きとなっている場合)。
この状態で(II)に示しているように押ボタン82を図中下向に押し込むと、回転子86がスプリング110による上向きの付勢力に抗して下向きに押し下げられ、回転子86の係合歯102とガイド部112の係合歯114との係合が外れる。
すると押ボタン82の駆動カム面98と回転子86の第1従動カム面104とのカム作用で、回転子86が図中左方向に所定角度回転させられ、そして押ボタン82の係合歯96と回転子86の係合歯100とが丁度噛み合った位置(第1ストッパ位置)で回転停止させられる。図8(III)(A)はこのときの状態を表している。
このとき、(III)(B)に示しているように回転子86の第2従動カム面106はガイド部112の回転方向の次の案内カム面116に対向した状態となり、そこで(IV)に示しているように回転子86に加えていた押込力を除くと、スプリング110の付勢力で回転子86が押ボタン82及び第2軸部64即ち作用軸60とともに微小距離上昇して係合歯102の第2従動カム面106が、ガイド部112の案内カム面116に当接する。
そしてそれら案内カム面116と第2従動カム面106とのカム作用で回転子86が更に同図中矢印で示す方向に回転移動して、図8(V)(B)に示すように係合歯102がガイド部112の嵌入溝94の位置に至る。
ここにおいて係合歯102が嵌入溝94に嵌入するに至って、回転子86が押ボタン82及び作用軸60とともにスプリング110の付勢力によって上向きに後退運動させられ(図9(VI))、押ボタン82が図中上向きに突き出されて、その突出し位置に位置保持されるとともに、パイロット弁34が開弁状態(吐水状態)となって主水路に水の流れが生じ、水栓における吐水部からの吐水が行われる。
この開弁状態から再び押ボタン82を押し込むと、回転子86が上昇位置から下降せしめられ、そして係合歯102が嵌入溝94から外れると、回転子86が駆動カム面98と第1従動カム面104とのカム作用で、図9(VII)中矢印方向(左方向)に回転移動して、回転子86の係合歯100が押ボタン82の回転方向の次の係合歯96に噛み合うに至って、ここに回転子86の次の1ピッチの回転運動がそこで停止せしめられる(図9(VIII))。
この状態で押ボタン82に対する押込力を除くと、スプリング110の付勢力で回転子86が最下位置から微小距離上昇して、係合歯102の第2従動カム面106がガイド部112の案内カム面116に当接するに至り(図9(IX))、更にそれらのカム作用で回転子86が引き続いて図中左方向に回転移動して、回転子86の係合歯102がガイド部112の次の係合歯114に噛み合う位置(第2ストッパ位置)となり、ここに回転子86の回転動がそこで停止させられる(図9(X))。
この図9(X)に示す状態は、図8(I)に示すのと同じ状態であって、ここに水栓が止水状態となる。
図10〜17は本実施形態における操作装置を示している。
図中294は操作装置で、この操作装置294は、図10に示しているように回転式の流量調節ハンドル224と押ボタン82及び押ボタン82を軸方向外側で覆うボタンカバー228を含んで構成されている。
ここでボタンカバー228の上面には、図11に示しているように表示230が施されている。
このボタンカバー228は回転方向には固定で、図中上下方向にのみ移動可能とされている。
図10において、回転式の流量調節ハンドル224は、全体として円形のリング状をなしており、その周方向所定個所に外向きに突出するつまみ226が設けられている。
尚この流量調節ハンドル224は、全体としてわずかにテーパ形状をなしている。
上記回転スリーブ84とこのリング形状の流量調節ハンドル224との間には、操作力を伝達する中間リングとしての内リング部材232と、外リング部材234とが介在させられている。
内リング部材232は、図11及び図12に示しているように円筒形状をなしており、回転スリーブ84に対して上から下向きに被せられ、回転スリーブ84にて下側から支持されている。
この内リング232には、周方向所定個所に貫通の位置決孔236が設けられており、この位置決孔236に、回転スリーブ84の外周面に設けられた位置決突起238が嵌り込んでいる。そしてそれら位置決孔236と位置決突起238との係合作用で、内リング部材232が回転スリーブ84と一体回転するようになっている。
この内リング部材232にはまた、その外周面の周方向所定個所に、外向きに突出する位置決突起240が設けられている。
一方外リング部材234は、図11にも示しているように円筒部242と、フランジ部244、及び下向きに突き出した弾性爪252とを有している。
この外リング部材234は、図10に示しているようにその支持部材となる円筒部材(操作装置294の本体部)254に取り付けられている。
詳しくは、図12の底部245を円筒部材254のフランジ部256に着座させる状態に、弾性爪252が円筒部材254の上端外周部の環状の段付部258に弾性掛止され、円筒部材254により支持される状態に、かかる円筒部材254に回転可能に取り付けられている。
尚、円筒部材254は下端部に舌片状の固定部260を有していて、図10に示すように固定ナット168及びハウジング166の上部を覆う状態に、かかるハウジング166に取付固定されている。
この外リング部材234には、図12の部分拡大図に示しているように、内周面の周方向所定個所に一対の突起246,248が微小な間隔を隔てて内向きに突出する形態で設けられている。
これら突起246と248との間には位置決溝250が形成されており、そこに図14にも示しているように上記内リング部材232における外向きの位置決突起240が嵌り込んでいる。そしてこれにより、内リング部材232と外リング部材234とが一体に回転するようになっている。
ここで一方の突起246は上下中間部で切り欠かれており、その切欠部249によって突起246が、上突起246-1と下突起246-2とに分かれている。
図11において、上記外リング部材234にはまた、フランジ部244に位置決用の切欠262と、上向きに起立する弾性爪264とが互いに異なった位置で周方向の複数個所に設けられている。
更にまたこのフランジ部244には、わずかにテーパ形状をなす流量調節ハンドル224に対する嵌込ガイド266が、上向きに起立する形態で設けられている。
他方流量調節ハンドル224には、図11に示しているようにリング内周面に、外リング部材234の切欠262に嵌り込む位置決突起としてのリブ268と、上向きの弾性爪264を弾性掛止させるための掛止突起270とが、周方向の複数個所に設けられている。
これら流量調節ハンドル224と外リング部材234とは、外リング部材234の切欠262と流量調節ハンドル224のリブ268との嵌合により一体回転運動させられ、また外リング部材234の上向きの弾性爪264と、流量調節ハンドル224の掛止突起270との掛止作用に基づいて、上下方向に組み付けられている。
即ち流量調節ハンドル224が、それら弾性爪264と掛止突起270との掛止作用により図中上向きに抜け防止されている。
図12及び図13に示しているように、支持部材としての円筒部材254には、内向きのフランジ部256の上面から起立する円弧形状の立上り部272が設けられている。この立上り部272の内面には、周方向中間位置において縦の位置決溝274が設けられている。
一方、上記ボタンカバー228には、図13に示しているようにその上壁282から立ち下がる円弧形状の立下り部276が設けられている。
この立下り部276の外周面からは、周方向中間位置で下向きに突出する回転方向の位置決突起278が設けられている。ここで位置決突起278は、径方向に弾性変形可能な弾性片とされている。
図14に示しているようにボタンカバー228は、これら立上り部272と立下り部276とを嵌合させる状態に組み付けられている。そしてボタンカバー228は、それら位置決溝274と位置決突起278との嵌合により回転方向に位置決めされている。即ちそれらの位置決作用によって、ボタンカバー228が回転方向に位置固定とされている。
このボタンカバー228には、円弧形状をなす立下り部276の周方向端に、径方向外向きに突出したストッパ突起280が一体に形成されている。
このストッパ突起280は、流量調節ハンドル224を小流量側に回転操作したときの終端位置を規定するものである。
詳しくは、流量調節ハンドル224と一体に回転する外リング部材234の上記突起246、詳しくは上突起246-1を回転方向に当接させることで、流量調節ハンドル224の更なる回転を規制する。
このストッパ突起280はまた、ボタンカバー228を止水状態にロックする、ロック用の突起としても働く。
上記のように流量調節ハンドル224は、外リング部材234の上突起246-1が、ボタンカバー228のストッパ突起280に当ることによって最小流量位置に位置規制される。図14及び図15(II)はこのときの状態を表している。
この状態で、(III)に示しているようにボタンカバー228を下向きに押し下げると、ボタンカバー228が後述の爪部291と掛止孔(掛止凹部)292との掛止に基いて押下げ位置(第1位置)に位置保持される。
このとき、ストッパ突起280もまた図15(II)に示す位置よりも下向きに下がった位置、詳しくは(III)に示すように突起246における上突起246-1と下突起246-2との間の切欠249と同じ高さ位置に位置した状態となる(図15(III)(B)参照)。
この状態で流量調節ハンドル224、詳しくは外リング部材234は更に反時計方向に回転移動可能となる。
そこで流量調節ハンドル224を同方向に微小角度回転させると、(III)に示すようにそこでストッパ突起280が上突起246-1と下突起246-2との間の切欠249に入り込んだ状態となる。
この状態のもとでは、ボタンカバー228を介して押ボタン82に押込力を加えても(オン(開)操作しても)、ストッパ突起280と上突起246-1との当接作用によって、ボタンカバー228及び押ボタン82は上昇移動することができず、従って押ボタン82はボタンカバー228を介して押込位置に、即ち止水位置に保持されてそこにロックされる。
尚流量調節ハンドル224は、図15(III)に示しているように突起246が円筒部材254の円弧形状の立上り部272の周方向端に当接することによって、それ以上の回転が阻止される。
図13に示しているように、ボタンカバー228には上壁282の下面に、下向きに突出した円形の押圧部284が設けられている。
ボタンカバー228は、下向きの力が加えられると、この押圧部284で押ボタン82を下向きに押し込んで、第1軸部62に一体に構成されたパイロット弁34を下向きに移動させる。
押し込まれたボタンカバー228はその押下げ位置(第1位置)、即ち下降位置に位置保持される。
ボタンカバー228には、外向きのフランジ部286が備えられている。このフランジ部286には、周方向の複数個所(ここでは4個所)に弾性片288が設けられている。これら弾性片288のそれぞれの先端部には、図10(B)に示しているように上向きと下向きの一対の突起290が設けられている。
ここで各突起290は外面形状が曲面形状とされている。
このフランジ286及び弾性片288、更にその先端部に設けられた突起290は次のように働く。
即ち、図10においてボタンカバー228を下向きに押し込んだとき、フランジ部286が外リング部材234のフランジ部244に当ることによって、その押込端が規定される。
このとき、弾性片288の先端部に設けられた下向きの突起290が、いち早くフランジ部244に当って弾性片288が弾性変形し、ボタンカバー228におけるフランジ部286の、外リング部材234のフランジ部244への当りを和らげる。即ち緩衝する。これによってボタンカバー228を押し込んだときに発生する音を効果的に低減する。
一方、再びボタンカバー228に押込力を加えてこれを上昇させる際、ボタンカバー228のフランジ部286が、流量調節ハンドル224の内向きのフランジ部227に当って、その上昇端が規定される。
このときにも、ボタンカバー228の弾性片288の上向きの突起290がいち早く流量調節ハンドル224のフランジ部227に当接し、そしてその際の弾性片288の弾性変形に基づいて、ボタンカバー228におけるフランジ部286の、流量調節ハンドル224のフランジ部227に対する当りを和らげ、その際に発生する音を低減する。
以上の操作装置は全体として次のような動きを行う。
図15(I)は、流量調節ハンドル224を最大流量まで回転させた状態を表している。この状態では、ボタンカバー228を介して押ボタン82を開操作した状態で主水路に最大流量で水を流通する。
この状態から流量調節ハンドル224を図中反時計方向に回転させると、図15(II)に示す最小流量位置で、流量調節ハンドル224と一体に回転する外リング部材234の突起246、詳しくは上突起246-1が、ボタンカバー228のストッパ突起280に当接して、それ以上の回転が一旦阻止される。
この状態でボタンカバー228を押し下げて、そこに位置保持させた状態とすると、この時点で流量調節ハンドル224の更なる若干の回転が許容された状態となる。
そこで流量調節ハンドル224を反時計方向に更に回転させると、わずかに回転させたところで外リング部材234の突起246が、円筒部材254の立上り部272の周方向端に当接して、そこで更なる回転が阻止される。
この状態のとき、押下げ位置(第1位置)にあるボタンカバー228のストッパ突起280が、外リング部材234の上突起246-1と下突起246-2との間の切欠249に入り込んだ状態となって、上下方向に移動禁止された状態となる。
即ちここにおいてボタンカバー228を介して押ボタン82がロックされた状態となる。従ってこの状態でボタンカバー228を介して押ボタン82に押込みの力を加えても、押ボタン82は上昇移動せず、従って押ボタン82及びボタンカバー228の上昇に基づく吐水も行われない。
この実施形態では、図13に示しているようにボタンカバー228の、弾性片を成す位置決突起278の先端部(下端部)に、径方向外向きの爪部291が一体に形成されている。
一方、操作装置294の本体部となる円筒部材254の立上り部272には、上記位置決溝274の形成位置において、即ち立上り部272の周方向中央部において、径方向の貫通の掛止孔(掛止凹部)292が設けられおり、ボタンカバー228に押込力を加えてこれを図中下向きに押し下げた状態としたときに、即ちボタンカバー228を押ボタン82の押込位置に対応した第1位置に位置させたときに、かかる掛止孔292に対し爪部291が掛止するようになっている。
ここで爪部291には、図16の部分拡大図に示しているように、掛止孔292に対し図中上向きに、即ちボタンカバー228の突出し方向に掛止する掛止面293が形成されている。
ここで爪部291、詳しくは掛止面293は、本実施形態の操作装置294が下向きに取り付けられた場合においても、ボタンカバー228が自重によって掛止孔292に対し掛止解除しないような形状で定められている。
爪部291(詳しくは掛止面293)はまた、押ボタン82が押込位置から突出し位置に突き出される際の突出し力により、掛止孔292に対し掛止解除されるようにその形状が予め定められている。
従ってこの実施形態では、ボタンカバー228に押込力を加えて押ボタン82を押込位置に位置させたとき、即ちボタンカバー228を押ボタン82の押込位置に対応する押下げ位置(第1位置)に位置させたとき、爪部291と掛止孔292とが掛止した状態となって、その掛止作用によりボタンカバー228がその押下げ位置に位置保持される(図17(I))。
即ち操作装置294を下向きに取り付けた場合であっても、爪部291と掛止孔292との掛止作用により、ボタンカバー228が自重によって下がってしまうような不都合を生じない。
尚、この実施形態では押ボタン82もまた、操作装置294を下向きに取り付けたとき自重で下がる可能性も有しているが、爪部291と掛止孔292との掛止に基づくボタンカバー228の位置保持作用によって、この押ボタン82もまた自重で位置が下がってしまうといったことを生じない。
一方、この状態で再びボタンカバー228を介して押ボタン82に押込力を加えると(図17(II))、ここにおいて押ボタン82に対し上記スプリング110の付勢力に基づいて突出し力が作用する。
このとき爪部291と掛止孔292との掛止作用は解除され、押ボタン82が突出し位置へと突き出されるとともに、ボタンカバー228が、その押ボタン82の突出しに伴って図中上方に押し上げられる。
そして押上げ後においてその押上位置、即ち押ボタン82の突出し位置に対応した第2位置に位置保持される(図17(III))。
このときの位置保持は、押ボタン82の突出し力及びボタンカバー228における上記のフランジ部286と流量調節ハンドル224のフランジ部227との当接によって行われる。
尚、突出し位置にある押ボタン82に対しボタンカバー228を介し押込力を加えて押込位置に位置保持させる際、上記ロック機構の説明からも明らかなように、押ボタン82は図中最も下向きに押し込まれた位置から僅かに上昇したところで押込位置にロックされる。
そのとき、爪部291は掛止孔292内部で相対的に上下方向に微小移動する。そのように掛止孔292の図中上下方向の長さが予め定められている。
但し場合によって押ボタン82を押し込んだときに爪部291が掛止孔292を通過して更に立上り部272の内面に乗り上げ、その後再び押ボタン82が微小距離図中上側に戻されたところで、即ち押ボタン82が押込位置に位置したところで、再び爪部291が掛止孔292に掛止するように、掛止孔292の長さや爪部291の形状等を定めておくことも可能である。
以上のような本実施形態によれば、操作装置294が横向きや斜め下向き或いは下向きに取り付けられた場合であっても、押ボタン82が押込位置にある状態で、ボタンカバー228がこれに対応した第1位置から突出し側である第2位置まで自重で下がってしまうのを良好に防止することができる。
従って本実施形態の操作装置294によれば、その設置に際しての取付けの向きに対する制約が除かれ、様々な向きでこれを取り付けることが可能となる。
図18は、本発明の操作装置294の他の実施形態を示している。
この例は押ボタン82の側に、図中上下に貫通の、即ち軸方向に貫通の掛止孔(掛止凹部)295を設け、またこれに対応する位置において、ボタンカバー228に下向きの弾性片296を設けて、その弾性片296の先端部に爪部297を一体に形成し、この爪部297を掛止孔295に掛止させるようになした例である。
ここで掛止孔295と弾性片296及び爪部297は、ボタンカバー228と押ボタン82とを連結する連結部を成すもので、ここではその連結部は、ボタンカバー228と押ボタン82とを回転方向においては相対移動可能に、且つ軸方向には相対移動不能に、具体的にはボタンカバー228を押ボタン82に対し抜止状態に連結するものである。
この図18に示す実施形態では、組付けに際してボタンカバー228を押ボタン82に対して下向きに押し込むと、弾性片296の径方向内方の弾性変形を伴って爪部297が掛止孔295の周縁部に掛止した状態となり、ボタンカバー228が押ボタン82から軸方向に抜止めされる。
但し押ボタン82は、その連結状態の下でボタンカバー228に対し回転方向には相対移動可能である。
ここで爪部297には図中上側に掛止面298が設けてあり、この掛止面298が押ボタン82の掛止孔295周縁部に図中上向きに掛止する。
爪部297にはまた、傾斜形状のカム面299が設けられており、ボタンカバー228を図中下向きに押し込むと、このカム面299がガイド面となって弾性片296の弾性変形を伴い爪部297が掛止孔295に掛止状態となる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば図10〜図17の実施形態では、ボタンカバー228の側に弾性片と爪部291とが設けられ、操作装置294の本体部としての円筒部材254の側に掛止孔(掛止凹部)292が設けられているが、位置関係を逆にして、ボタンカバー228の側に掛止孔292その他の掛止凹部を、円筒部材254の側に爪部291を設けて、それらを掛止させるようになすこと、また弾性片を円筒部材254の側に、或いはボタンカバー228の側と円筒部材254の側との両方とに設けるといったことも可能であり、更に本発明はスラストロック構造に代えてハートカム構造その他のロック機構を備えたものにも適用可能であるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態の操作装置の一部とともに水栓の弁部の構造を示す図である。 図1の要部を各部材を分解して示す図である。 図2の更に要部を拡大して示す図である。 水栓の作用説明図である。 図4に続く作用説明図である。 水栓の他の作用説明図である。 図6とは更に異なる作用状態を示す作用説明図である。 同水栓におけるスラストロック機構の作用説明図である。 図8に続く作用説明図である。 同実施形態の水栓の操作装置の断面図である。 図10の操作装置の分解斜視図である。 同実施形態の各部品の取付状態を説明するための分解斜視図である。 図12とは異なる部分の取付状態の説明図である。 更に異なる部分の取付状態を説明するための断面図である。 同実施形態の作用説明図である。 同実施形態における要部の図10とは異なる断面図を示したである。 同実施形態の操作装置の図15とは別の作用説明図である。 本発明の他の実施形態の要部を示した図である。 本発明の先願に係る水栓の操作装置の一例を示す図である。 図19の操作装置の設置例を示す図である。
符号の説明
82 押ボタン
228 ボタンカバー
254 円筒部材(本体部)
288,296 弾性片
291,297 爪部
292,295 掛止孔(掛止凹部)
294 操作装置

Claims (6)

  1. (イ)軸方向の押込位置と突出し位置との間で移動可能な操作部としての押ボタンと、(ロ)該押ボタンとは別体且つ分離しており、該押ボタンの前記押込位置に対応した第1位置と前記突出し位置に対応した第2位置との間で移動する、該押ボタンを軸方向外側で覆う押込みの操作力の入力部となるボタンカバーと、(ハ)該押ボタンを前記押込位置と前記突出し位置との間で移動可能に保持する本体部と、を有し、前記押ボタンに対して前記ボタンカバーを介して押込力を加えるごとに該押ボタンが前記押込位置と前記突出し位置との間で移動し、且つロック機構にて該押込位置と突出し位置とにそれぞれ停止する水栓の操作装置であって
    前記ボタンカバーと前記本体部との一方に爪部を、他方に、該ボタンカバーが前記第1位置まで押し込まれた状態で該爪部を該押ボタンの突出し方向に弾性的に掛止させる掛止凹部をそれぞれ設け
    且つそれら爪部と掛止凹部とは、前記ボタンカバーの自重では掛止解除せずに該ボタンカバーを前記第1位置に位置保持する一方、該押ボタンの突出しの力で掛止解除して該押ボタンの突出しに伴い該ボタンカバーの該第1位置から第2位置への移動を許容するものとなしてあることを特徴とする水栓の操作装置。
  2. 請求項1において、前記押ボタンは押込みと突出しによって吐水と止水とを切り換えるものであることを特徴とする水栓の操作装置。
  3. 請求項1,2の何れかにおいて、前記押ボタンは回転操作部としての機能を有する一方、前記ボタンカバーは回転方向に固定状態に設けてあるものであることを特徴とする水栓の操作装置。
  4. 請求項3において、前記押ボタンは回転によって吐水流量を調節するものであることを特徴とする水栓の操作装置。
  5. (イ)軸方向の押込位置と突出し位置との間で移動可能且つ回転操作部としての機能も有する押ボタンと、(ロ)該押ボタンの押込位置に対応した第1位置と該突出し位置に対応した第2位置との間で移動可能且つ回転方向に固定状態に設けられた、該押ボタンを軸方向の外側で覆う押込みの操作力の入力部となるボタンカバーと、(ハ)該押ボタンを前記押込位置と突出し位置との間で移動可能に保持する本体部と、を有し、該押ボタンに対して前記ボタンカバーを介して押込力を加えるごとに該押ボタンが前記押込位置と前記突出し位置との間で移動し、且つロック機構にて該押込位置と突出し位置とにそれぞれ停止する水栓の操作装置であって
    前記押ボタンの押込み及び突出しと一体に前記ボタンカバーを前記第1位置と第2位置との間で移動させる一方、該押ボタンの回転方向には該ボタンカバーを該押ボタンに対して相対移動可能に該ボタンカバーを該押ボタンに連結する連結部を設けたことを特徴とする水栓の操作装置。
  6. 請求項5において、前記押ボタンは、前記押込みと突出しとにより吐水と止水とを切り換え、且つ回転により吐水流量を調節するものであることを特徴とする水栓の操作装置。
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