JPH094736A - シングルレバー式湯水混合栓 - Google Patents
シングルレバー式湯水混合栓Info
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- JPH094736A JPH094736A JP17422495A JP17422495A JPH094736A JP H094736 A JPH094736 A JP H094736A JP 17422495 A JP17422495 A JP 17422495A JP 17422495 A JP17422495 A JP 17422495A JP H094736 A JPH094736 A JP H094736A
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Abstract
式の湯水混合栓によるエネルギーの浪費を効果的に防止
できると共に、使いやすいシングルレバー式湯水混合栓
を提供する。 【構成】 シングルレバー式湯水混合栓1において、前
記固定ディスク3上に形成された水流入弁孔3aを少な
くとも混合水流出弁孔の手前または奥に配置し、ハンド
ルが正面に来る位置では水流入弁孔3aのみが前記混合
水流出弁孔に連通されることを特徴としている。
Description
混合栓の改良技術に関する。
は、湯水を混合して得られる湯水混合水の温度および流
量を一つのハンドルの操作によって極めて簡単に調整で
きることを特徴としており、近年では、洗面場、手洗
い、台所、風呂場などにおいて、広く利用されている。
栓は、例えば実公昭63−2706号公報に開示されて
いるように、湯と水の流路にそれぞれ連通される湯流入
弁孔と水流入弁孔と、混合水流路に連通される混合水流
出弁孔とが開設されたセラミックよりなる略円盤状の固
定弁体に、水密状態に摺動自在に上載されたセラミック
よりなる略円盤状の可動弁体が、その上部に設けられた
ガイドに枢支されるレバーを介してハンドルと連動連結
され、かつ、その可動弁体に前記湯流入弁孔と水流入弁
孔から導入された湯水を前記混合水流出弁孔に回流させ
るための内部流路が形成され、これらのガイド、固定弁
体、可動弁体およびレバーが略円筒状のカバー体内に挿
入されている。
の上下方向の回動操作によって混合水の吐出流量を適宜
に調節できると共に、左右方向の回動操作によって湯水
混合水の混合割合を適宜に調節でき、極めて容易に所望
温度の混合水または湯または水を、所望流量吐出する事
が可能となり、扱いやすい。つまり、前記ハンドルを操
作することにより、この湯水混合栓の湯温および吐水量
が制御され、給湯管等を介して湯水混合栓の湯流入側に
接続された給湯器や瞬間湯沸かし器などの給湯設備が稼
働される。
備が給湯動作を開始してから実際に水を加熱して熱湯を
供給し、この熱湯が給湯管を通って湯水混合栓に供給さ
れるまでには、かなりの時間を必要としている。
手洗いなどにおいて利用されるような場合には、使用者
が湯水混合栓を操作して吐水を開始したときから給湯設
備が動作して湯水混合栓に熱湯が供給されるまでの間
に、例えば、手洗い動作が終了するという事態が発生す
る。つまり、湯水混合栓からは冷水のみが吐出されてい
るにもかかわらず、給湯設備において燃焼動作を行って
エネルギーを消費し、その熱は給湯設備から湯水混合栓
までの間の給湯管において発散するというエネルギーの
浪費が発生していた。
が最も利用しやすい正面の位置にあるときに、湯水混合
水が吐出されるので、特別に必要としていないときであ
っても、無意識のうちに湯水混合水を吐出させてしまう
ことが多かった。そして、特に公共施設に配置された湯
水混合栓の場合には、その使用者は省エネを考慮してハ
ンドルを水側に回動させるより、むしろ操作の容易な位
置において使用する傾向があった。
ものであって、極めて簡単な工夫によって、シングルレ
バー式の湯水混合栓によるエネルギーの浪費を効果的に
防止できると共に、使いやすいシングルレバー式湯水混
合栓を提供することを目的としている。
流入弁孔、水流入弁孔、混合水流出弁孔が開設される固
定弁体と、この固定弁体に摺動自在に重合配置されて、
前記両流入弁孔から流入された湯水を前記混合水流出弁
孔に流出させるための内部流路を形成した可動弁体と、
この可動弁体を操作するハンドルとを有し、前記ハンド
ルの上下回動によって吐出量を調節可能とし、その左右
回動によって温度調節を可能とするシングルレバー式湯
水混合栓において、前記固定弁体上に形成された水流入
弁孔を少なくとも混合水流出弁孔の手前または奥に配置
し、前記ハンドルが正面に来る位置では水流入弁孔のみ
が前記混合水流出弁孔に連通されることを特徴としてい
る。
れた水流入弁孔を少なくとも混合水流出弁孔の手前また
は奥に配置し、前記ハンドルが正面に来る位置では水流
入弁孔のみが前記混合水流出弁孔に連通されるようにす
ることにより、使用者が最も利用しやすい状態で湯水混
合栓を操作したときには、冷水のみが湯水混合栓から吐
出される。したがって、湯水混合栓を操作するたびに湯
の流入側に接続された給湯設備が給湯動作を始めること
がなく、無駄なエネルギーを浪費する事がなくなる。
合水が必要な場合には、前記ハンドルを左右方向に回動
操作して、ハンドルを左右方向に回動させた状態におい
て吐水することにより、前記内部流路を湯流入弁孔にも
連通連結でき、任意の温度の湯水混合水を吐出すること
も可能である。
混合栓の一実施例を示す図であり、図1は前記湯水混合
栓1の要部分解斜視図、図2は前記湯水混合栓1の縦断
面正面図、図3は縦断面側面図、図4は前記湯水混合栓
1の湯および水の流路を概略的に示す透視図、図5は前
記湯水混合栓1のハンドル操作と弁体の動きを示す平面
図である。
湯水混合栓であり、この湯水混合栓1は、下方の水流路
1a、湯流路1bおよび混合水流路1cと上方の弁室1
dとに区画されており、弁室1dにはカートリッジタイ
プの湯水混合弁2が取換え可能に設置される。また、流
路1a,1b,1cには、図外の給湯設備が連通連結さ
れた湯導入口Bと水道管に連通連結された水導入口Wお
よび湯水混合水吐出口Mがそれぞれ開設されている。つ
まり、図4に図示されているように、湯導入口Bから供
給される熱湯bと水導入口Wから供給される冷水wが湯
水混合栓1内において適宜混合されて混合水mとして吐
出される。なお、この混合水mとして冷水wまたは熱湯
bのみを吐出することも可能であるが、以下の説明では
便宜上混合水mとして説明する。
略円筒状のケース体2a内にディスク状の固定弁体3、
この固定弁体3に摺動自在に重合配列されるディスク状
の可動弁体4を有しており、この湯水混合弁2は、底部
に設けられた固定弁体3の水流入弁孔3a,湯流入弁孔
3b,混合水流出弁孔3cが、それぞれ水流路1a,湯
流路1b,混合水流路1cに水密状態で連通するよう
に、前記弁室1e内に装填される。なお、3dは前記各
弁孔3a,3b,3cと各流路1a,1b,1cを連通
連結するアタッチメントである。
前記ガイド5が回動自在に挿入されており、このガイド
5によって前記可動弁体4を回動自在に固定弁体3に押
しつけている。また、このガイド5には金属材よりなる
レバー6が支点6aを中心に枢着されている。したがっ
て、レバー6は支点6aを中心に傾動自在であると共
に、前記ガイド5を介してケース体2a内に回動自在に
支持される。また、前記レバー6の下端は可動弁体4の
上部に設けられた凹部4aに係入され、レバー6の上端
には操作用のハンドル7(図3参照)が取り付けられて
いる。
操作することにより、前記可動弁体4の下面に形成され
た略楕円形の内部流路4cを図3において左右方向に平
行移動して、図5(A)の状態と図5(B)の状態と間
の平行移動を行い、湯水混合水m(図4参照)の流量を
調節できる。また、このハンドル7を左右方向に回動操
作することにより内部流路4cの流入口を図2において
左右方向に移動でき、図5(B)の状態から図5(C)
または図5(D)の方向への移動を行うことにより、前
記湯導入口Bから供給される熱湯bと水導入口Wから供
給される冷水wの混合比を調整できる。つまり、ハンド
ル7の左右方向の回動操作によって、湯水混合水吐出口
Mから吐出される混合水mの温度を調節できる。
1においては、前記水流入弁孔3aの口部を湯流入弁孔
3b側に拡大しており、逆に湯流入弁孔3bの口部を小
さくしている。言い換えるなら、本実施例のシングルレ
バー式湯水混合栓1は前記水流入弁孔3aの口部を混合
水流出弁孔3cの手前側に拡大して(図2参照)配置し
ているので、前記ハンドル7が正面位置にある状態、つ
まり、レバー6を左右の何れにも回動させることなく、
支点6aを中心に傾動させた状態では、可動弁体4に設
けられた内部流路4cが水流入弁孔3aのみを混合水流
出弁孔3cに連通するようにしている。〔図5(B)参
照〕
方向に回動して前記可動弁体4を手前側に摺動させたと
きに、混合水mの流量が多くなるように構成されている
ので、前記水流入弁孔3aの口部が混合水流出弁孔3c
の手前側に拡大しているのであるが、前記可動弁体4を
奥側に摺動させたときに、混合水mの流量が多くなるよ
うに構成されたシングルレバー式湯水混合栓の場合に
は、前記水流入弁孔3aの口部を混合水流出弁孔3cの
奥側に拡大するようにしてもよいことはいうまでもな
い。
1においては、図5(B)のような最も頻繁に利用され
る状態では、湯水混合水吐出口Mから冷水wのみが混合
水mとして吐出されるようにしている。したがって、本
発明のシングルレバー式湯水混合栓1を洗面所や御手洗
いなどにおいて使用することにより、レバー6を最も利
用しやすい正面位置で操作するときには冷水wだけが吐
水されるので、使用者が無意識のうちに湯流路1bから
熱湯bを吐水させようとして給湯設備が無闇に稼働され
るようなことがなくなり、省エネに貢献できる。
る場合には、図5(D)のように、前記ハンドル7を左
側に傾けることにより、前記内部流路4cを湯流入弁孔
3bにも連通できる。つまり、本実施例のシングルレバ
ー式湯水混合栓1では、ハンドル7を正面に向けた状態
から右側に回動させた状態では常に冷水wのみが吐出さ
れ、ハンドル7を正面から左側に回動させることによっ
て熱湯bと冷水wの混合水または熱湯bを吐出させるこ
とができる。
合弁2をカートリッジ式としているので、この湯水混合
弁2を容易に取り替えられるようにしているのである
が、本発明はこれに限られるものではなく、前記固定弁
体3が湯水混合栓1の本体に直接取付可能としてもよ
い。
合栓1において、前記ハンドル7の左右方向の回動を、
その正面位置において弱い力で抑制するクリック機構を
設けてもよいことは言うまでもない。さらに、ハンドル
7を右側に倒したときに湯水混合水を供給するようにし
てもよい。加えて、ハンドル7の正面位置においては、
冷水wが吐出され、左右の何れの方向に回動させても熱
湯bと冷水wの混合水が吐出されるようにするなど、さ
まざまな変更が可能である。
固定弁体上に形成された水流入弁孔を少なくとも混合水
流出弁孔の手前または奥に配置し、前記ハンドルが正面
位置にある状態では水流入弁孔のみが前記混合水流出弁
孔に連通されるようにすることにより、使用者が最も利
用しやすい状態で湯水混合栓を操作したときには、冷水
のみが湯水混合栓から吐出されるので、湯水混合栓を操
作するたびに湯側に接続された給湯設備が給湯動作を始
めることがなく、無駄なエネルギーを浪費する事がなく
なる。
合水が必要な場合には、前記ハンドルを左右方向に回動
操作して、ハンドルを左右方向に回動させた状態におい
て吐水することにより、内部流路を前記湯流入弁孔にも
連通連結でき、任意の温度の湯水混合水を吐出できる。
例の要部を示す分解斜視図である。
図である。
図である。
湯、水、混合水の流路を示す分解斜視図である。
と可動弁体の動きを示す図である。
b…湯流入弁孔、3c…混合水流出弁孔、4…可動弁
体、4c…内部流路、7…ハンドル。
Claims (1)
- 【請求項1】 湯流入弁孔、水流入弁孔、混合水流出弁
孔が開設される固定弁体と、この固定弁体に摺動自在に
重合配置されて、前記両流入弁孔から流入された湯水を
前記混合水流出弁孔に流出させるための内部流路を形成
した可動弁体と、この可動弁体を操作するハンドルとを
有し、前記ハンドルの上下回動によって吐出量を調節可
能とし、その左右回動によって温度調節を可能とするシ
ングルレバー式湯水混合栓において、前記固定弁体上に
形成された水流入弁孔を少なくとも混合水流出弁孔の手
前または奥に配置し、前記ハンドルが正面に来る位置で
は水流入弁孔のみが前記混合水流出弁孔に連通されるこ
とを特徴とするシングルレバー式湯水混合栓。
Priority Applications (1)
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JP17422495A JP3200540B2 (ja) | 1995-06-17 | 1995-06-17 | シングルレバー式湯水混合栓 |
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- 1995-06-17 JP JP17422495A patent/JP3200540B2/ja not_active Expired - Fee Related
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