JP2015227534A - シングルレバー水栓 - Google Patents

シングルレバー水栓 Download PDF

Info

Publication number
JP2015227534A
JP2015227534A JP2014112469A JP2014112469A JP2015227534A JP 2015227534 A JP2015227534 A JP 2015227534A JP 2014112469 A JP2014112469 A JP 2014112469A JP 2014112469 A JP2014112469 A JP 2014112469A JP 2015227534 A JP2015227534 A JP 2015227534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water discharge
hot water
operation lever
discharge area
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014112469A
Other languages
English (en)
Inventor
篤則 山田
Atsunori Yamada
篤則 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KVK Corp
Original Assignee
KVK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KVK Corp filed Critical KVK Corp
Priority to JP2014112469A priority Critical patent/JP2015227534A/ja
Publication of JP2015227534A publication Critical patent/JP2015227534A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)

Abstract

【課題】使用者が湯の吐出領域を明確に認識できて、節湯が可能になるシングルレバー水栓を提供すること【解決手段】シングルレバー水栓の操作レバー41が回動範囲の中央位置Cと右側の領域とに位置したときに水が、回動範囲の左側の領域に位置したときに湯水混合水が吐出される。また、操作レバー41が湯水混合水の領域の外側に位置したときに湯が吐出される。前記操作レバー41の水吐出領域と混合水吐出領域の角度範囲を等しくし、操作レバーが混合水吐出領域と湯吐出領域との間の境界を越える際にクリック感が発生されるようにした。【選択図】図13

Description

本発明は、1つの操作レバーにより水、湯、及び湯水混合水を吐出できるようにしたシングルレバー水栓に関するものである。
この種のシングルレバー水栓においては、操作レバーの操作によって作動される弁機構が搭載されている。そして、操作レバーによって弁機構の可動弁体を固定弁体に対して相対移動させることにより、水(冷水)、湯及び水と湯との混合水のいずれかが吐出されるとともに、その吐出量が調整される。通常、操作レバーが右端位置にあるときには、水が吐出され、操作レバーが左端位置にあるときには、湯が吐出され、操作レバーが左右両端位置の間にあるときには、湯水混合水が吐出される。操作レバーの手前側と奥側との間における上下方向の回動操作により、吐水・止水及び吐水量の調節が行われる。
特許文献1においては、操作レバーがあらかじめ決められた領域を通る際に使用者に対してクリック感が与えられる手段を設けて、シングルレバー水栓の使用者が湯水の混合度合や吐水量を認識できるようにしている。
特開2012−132161号公報
ところが、特許文献1に記載のシングルレバー水栓においては、操作レバーの左右方向の操作範囲の中央部において湯水混合水が吐出される。使用者は無意識に操作レバーを左右方向の中央部において操作することが多い。このため、湯が不要な場合にも、給湯が行なわれるため、給湯エネルギー浪費の原因になるおそれがある。また、水吐出領域の左右対称位置に湯吐出領域が設けられているため、操作レバーを水吐出の反対側に回して湯を吐出する場合、水吐出の場合と同じ操作量で反対側に回しやすい。従って、高温の湯が大量に無駄に吐出されやすく、エネルギー浪費に拍車がかかるおそれがある。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、給湯エネルギーの浪費を抑えることができるシングルレバー水栓を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明においては、操作レバーが左右方向における回動範囲の中央位置と一側の水吐出領域とに位置したときに水が、前記回動範囲の他側の混合水領域に位置したときに湯水混合水が、操作レバーが前記水吐出領域の反対側であって前記混合水吐出領域の外側に位置したときに湯がそれぞれ吐出されるように流路を設定するための弁機構を設けたシングルレバー水栓において、前記水吐出領域と混合水吐出領域の角度範囲を等しくし、前記操作レバーが混合水吐出領域と湯吐出領域との間の境界を越える際にクリック感を発生させるためのクリック手段を設けたことを特徴としている。
以上のように構成すれば、湯吐出の場合、操作レバーを混合水吐出領域を越えて大きく左側に回動させる必要があるため、使用者は湯吐出状態であることを明確に認識できる。このため、操作レバーを不用意に湯吐出領域に移動させてしまうおそれが減少され、給湯エネルギーの浪費防止に有効である。また、操作レバーが湯吐出領域と混合水吐出領域との間の境界を越えるときには、クリックが発生されるため、使用者は操作レバーが湯吐出領域に進入したこと、湯吐出領域から離脱したことを明確に認識できて、湯の無駄な吐出を避けることができる。
本発明によれば、給湯エネルギーの浪費を回避できる効果がある。
実施形態のシングルレバー水栓を示す断面図。 図1のシングルレバー水栓の要部分解斜視図。 図1の3−3線における部分拡大断面図。 図1のシングルレバー水栓のベース部材を拡大して示す斜視図。 シングルレバー水栓の弁機構を分解して示す斜視図。 図5の弁機構の固定弁及び可動弁を拡大して示す分解斜視図。 図1の水栓の弁ケースを拡大して示す斜視図。 サブクリック機構を示す簡略断面図。 メインのクリック機構を示す断面図。 固定弁体の平面図。 通水孔の形状を模式的に示す線図。 固定弁体と可動弁体との組付け状態を示す平面図。 操作レバーの水平方向の回動範囲を示す平面図。 止水時における可動弁体の位置を示す平面図。 最多吐水量時における可動弁体の位置を示す平面図。 中間吐水量時における可動弁体の位置を示す平面図。
以下に、この発明を具体化したシングルレバー水栓の実施形態を図面に従って説明する。
図1〜図4に示すように、この実施形態のシングルレバー水栓のベース部材11の上部外周にはネジ部12が形成されるとともに、上端には一対の位置決め凹部13が形成されている。
図1に示すように、ベース部材11の下端には、螺子軸14が固定されている。そして、ベース部材11を流し台の天板等の取付板16上に配置した状態で、取付板16の裏面側において螺子軸14に締付体15を外嵌するとともに、雌ネジ体15aを螺子軸14に螺着することにより、ベース部材11が取付板16上に固定される。
図2〜図4に示すように、前記ベース部材11には、給水通路17及び給湯通路18が貫設されている。給水通路17及び給湯通路18の下端開口部にはそれぞれ図示しない給水源及び給湯源に接続された給水管20及び給湯管21が連結されている。
図1に示すように、ベース部材11の上端とその下部の外周との間には、吐水通路19が貫設されている。吐水通路19の外周側の開口部に対応するように、ベース部材11の外周には下部ケース22が水平面内で回動可能に取り付けられ、その一部には吐水通路19と連通する吐水管22aが突設されている。この吐水通路19からの水,湯及び湯水混合水が吐水管22aを経て外部に放出される。
図1及び図2に示すように、前記ベース部材11の上部にはユニット化された弁機構23が設置され、この弁機構23を収容する収容筒24がベース部材11のネジ部12に螺着されている。図1,図2及び図5に示すように、弁機構23は、下部弁ケース25と、その下部弁ケース25上に突起26bと凹部25cとの係合によって取り付けられた中間部弁ケース26と、この中間部弁ケース26の上部に突起50aと凹部26cとの係合によって取り付けられた上部弁ケース50とを備えている。
図1,図3及び図5に示すように、前記下部弁ケース25の底壁には、ベース部材11の給水通路17に連通する給水口29、及びベース部材11の給湯通路18に連通する給湯口30が隣接して形成されるとともに、ベース部材11の吐水通路19に連通する吐水口31が形成されている。前記給水口29及び給湯口30の下端開口部29a,30aには、パッキン32がそれぞれ取り付けられている。図7に示すように、下部弁ケース25の下面には、一対の位置決め突起33が突設されている。そして、図1及び図2に示すように、この位置決め突起33がベース部材11の前記位置決め凹部13に係合されることによって、下部弁ケース25の給水口29、給湯口30及び吐水口31がベース部材11の給水通路17、給湯通路18及び吐水通路19にそれぞれ接続されている。
前記弁機構23は、下部弁ケース25内において突起25aと凹部27aとの係合により固定された固定弁体27と、同じく下部弁ケース25内において固定弁体27上に位置し、水平方向へ摺動可能な可動弁体28とを備えている。固定弁体27及び可動弁体28は、高い耐摩耗性を得るためにセラミックにより形成されている。可動弁体28の上面には支持体28aが固定されている。
図5,図6及び図10に示すように、前記固定弁体27には、四半円弧状の通水孔34及び同じく四半円弧状の通湯孔35がほぼ同一円周上において形成されている。固定弁体27上の通水孔34と通湯孔35との間の位置には、ほぼ半円状の吐水孔36が形成されている。これらの通水孔34、通湯孔35及び吐水孔36は、前記下部弁ケース25における給水口29、給湯口30及び吐水口31にパッキン25bを介して連通されている。
前記可動弁体28には連通孔37が形成され、その連通孔37には通水音を低減させるための網体38が取り付けられている。前記支持体28aは固定弁体27の上面を閉塞して、連通孔37の上部側に流路を画定している。そして、前記ベース部材11の給水管20からの水が下部弁ケース25の給水口29を経て固定弁体27の通水孔34に到る。また、ベース部材11の給湯管21からの湯が下部弁ケース25の給湯口30を経て固定弁体27の通湯孔35に到る。通水孔34からの水及び通湯孔35からの湯は可動弁体28の連通孔37を介して固定弁体27の吐水孔36、下部弁ケース25の吐水口31、ベース部材11の吐水通路19を経て吐水管22aに導かれる。
図1及び図5に示すように、中間部弁ケース26の上部内側には軸支体26aが設けられ、この軸支体26aは中間部弁ケース26の中心軸線L1を中心にして水平面内において回動可能である。前記軸支体26aの内側には、連結片39が支軸40を介して鉛直面内において回動可能に取り付けられている。連結片39の上端には、操作レバー41が固定されている。このため、操作レバー41は、支軸40を中心にして上下方向へ回動操作可能であるとともに、中間部弁ケース26の中心軸線L1を中心にして水平面内において左右方向へ回動操作可能である。連結片39は前記支持体28aを介して可動弁体28に連結されている。
図1,図5及び図8に示すように、前記上部弁ケース50上には蓋部材55が水平面内において回転可能に支持されている。蓋部材55には前記連結片39が上方へ突出するための開口56が形成されている。この開口56の両側には円弧面57が形成されるとともに、この円弧面57にはそれぞれサブクリック手段を構成する突条58が形成されるとともに、円弧面57の端縁には壁部59が形成されている。
前記連結片39には長孔39aが貫設されるとともに、収容孔39bが形成されている。長孔39a内にはサブクリック手段を構成するピン43が挿通され、その両端部が外部に突出している。前記収容孔39b内にはスプリング44が収容されており、このスプリング44は収容孔39bの上端のネジ部に螺合されたネジ45と前記ピンとの間に位置している。そして、スプリング44によってピン43が前記円弧面57に向かって付勢されている。
そして、操作レバー41の上下方向の回動操作によりピン43が円弧面57上を壁部59によって案内されながら摺動されるとともに、ピン43が前記突条58を乗り越えることによりクリック感が発生される。操作レバー41の水平面内の左右方向への回動により連結片39を介して前記軸支体26aが一体に水平面内において回転される。また、連結片39の水平面内の回動により、蓋部材55も同方向に回転される。さらに、操作レバー41の前後方向、つまり上下方向の回動及び水平面内の左右方向の回動により、連結片39及び支持体28aを介して可動弁体28が固定弁体27上において前後左右に移動される。
図5及び図9に示すように、前記上部弁ケース50の内周面にはクリック手段を構成する複数の突条51が形成されている。前記蓋部材55にはスプリング52によって外方へ付勢されたクリック手段を構成する円柱状の係合子53が設けられており、この係合子53が前記突条51を乗り越える際にクリック感が発生される。
図13に示すように、前記操作レバー41の水平方向,すなわち左右方向の回動範囲は、図示しないストッパにより、使用者側である正面側の中央位置Cから右側へ50度、左側へ60度の範囲に設定されている。また、操作レバー41が中央位置C及び左側の50度の位置を通過して同中央位置Cを越えることにより、前記突条51と係合子53とによって前記のクリック感が発生される。なお、図13から明らかなように、操作レバー41が正面側の中央に配置されたときに、前記中央位置Cは僅かに左側に変位しており、この変位については後述する。
図10及び図11に示すように、前記固定弁体27の通水孔34は前部側(図10の下部側)に向かって徐々に幅が狭く形成されている。なお、図11は、通水孔34の開口幅の変化度合いを模式的に示したものである。通水孔34の前端,すなわち正面側の端部には上方に向かって広がる斜面34aが形成されている。
図12に示すように、前記可動弁体28の連通孔37の前縁には張出し部37aが形成されている。
そして、操作レバー41が下方回動状態のときには、連結片39の垂直面内における回動を介して、図12及び図14に示すように、可動弁体28が後方(図14の上方)に配置される。この状態においては、操作レバー41の水平面内における左右方向への回動によって可動弁体28が水平方向に回動された場合、連通孔37の回動範囲が通水孔34及び通湯孔35から外れた位置になる。従って、この場合は止水状態に維持される。
また、操作レバー41が上方回動状態のときには、連結片39の垂直面内における回動により、図15及び図16に示すように、可動弁体28が前方に移動される。このため、可動弁体28の水平回動にともなう連通孔37の回動範囲が通水孔34及び通湯孔35と重なり、通水孔34及び通湯孔35の少なくとも一方と吐水孔36とが連通孔37を介して連通して、水,湯または湯水混合水の吐出状態になる。
すなわち、図12,図15及び図16に示すように、操作レバー41が左右方向の中央に位置したとき(図13の実線位置)には、通水孔34に連通孔37が重なる一方、前記張出し部37aによって通湯孔35が閉鎖される。従って、この状態で水が吐出可能になる。このとき、操作レバー41が配置上の中央となるが、通水孔34がその中央から僅かに偏倚した中央位置Cに配置される。以後、この位置を操作レバー41においても中央位置Cとする。操作レバー41が前記中央位置Cから右側に回動された場合には、連通孔37が通水孔34に重なる状態が維持され、水の吐出可能状態が維持される。従って、正面側の中央位置Cから右側は水吐出領域であり、その範囲は中央位置Cから右側へ操作レバー41の中心角50度となっている。
操作レバー41が前記中央位置Cから左側に回動された場合には、図15及び図16に示すように、連通孔37が通湯孔35と重なる領域に移動される。このとき、操作レバー41が前記中央位置Cから50度の範囲内に位置する状態においては連通孔37は通湯孔35及び通水孔34の双方と重なるため、湯水混合水が吐出される。従って、操作レバー41の中央位置Cから左側へ中心角50度の範囲は混合水吐出領域となっている。
さらに、操作レバー41が混合水吐出領域からさらに左側に回動されると、図15及び図16に示すように、連通孔37は通水孔34から外れて通湯孔35のみと重なる。このため、湯が吐出される状態となる。連通孔37が通湯孔35のみと重なる範囲は、中心角10度に設定されている。従って、混合水吐出領域から外側の10度の範囲は湯吐出領域である。
そして、操作レバー41の水平方向への回動操作により、可動弁体28が水吐出領域と混合水吐出領域との間の境界、すなわち正面側の中央位置C、混合水吐出領域と湯吐出領域との間の境界を越えるときには、前記クリック感が発生される。
このとき、操作レバー41の上下方向の回動角度に応じて可動弁体28の前後位置が調節されて、連通孔37と通水孔34及び通湯孔35と重なり度合いが調節され、その結果、吐出水量が調節される。そして、操作レバー41が最多水量の位置,つまり最も起立する位置に配置されたときに、前記ピン43が突条58に係合して、突条51と係合子53とによってクリック感が発生される。
次に、前記のように構成されたシングルレバー水栓の作用を説明する。
図13の実線及び図14〜図16の各「中央」において示された図は、操作レバー41が左右方向の中央位置Cに配置された状態を示すものである。この状態において、操作レバー41が支軸40を中心に使用者の最も手前側に下方回動されたときには、連結片39及び支持体28aを介して可動弁体28が水平面内で図14の上方に直線的に移動される。この可動弁体28の直線移動により、図14の「中央」に示すように、固定弁体27の通水孔34及び通湯孔35が可動弁体28によって閉鎖されて、止水状態となる。また、この状態で、操作レバー41が左右いずれかに、水平面内で回転されても、図14から明らかなように、通水孔34及び通湯孔35の閉鎖状態が維持されて、止水状態が継続される。
操作レバー41が最も後方の奥側に上方回動された状態においては、図15に示すように、可動弁体28が同図の下側に移動される。このため、図15に示すように、可動弁体28が同図の下方へ直線的に移動される。そして、このとき、操作レバー41が図13の中央位置Cにあるときには、図15の「中央」に示すように、張出し部37aによって通湯孔35が閉鎖されるとともに、通水孔34と吐水孔36とが連通孔37を介して連通されて、水が吐出される。
また、操作レバー41が中間部弁ケース26の中心軸線L1を中心に左右いずれかの方向へ回動操作されたときには、連結片39及び支持体28aを介して可動弁体28が水平面内で回動される。図15に示すように、操作レバー41が図13に示す水吐出領域に回動された際には、図15の「水」に示すように、可動弁体28が通水孔34側に移動されて、水吐出状態が維持される。
操作レバー41が混合水吐出領域に移動されたときには、可動弁体28が通湯孔35側に移動されて、連通孔37が通湯孔35、通水孔34、吐水孔36の三者に跨る。このため、水と湯との混合水が吐出される。
さらに、操作レバー41が湯吐出領域に回動された際には、連通孔37が通湯孔35上に位置して連通孔37を介して通湯孔35と吐水孔36とが連通されるとともに、可動弁体28によって通水孔34が閉鎖される。このため、湯が吐出される。
操作レバー41が下方位置と上方位置との間に位置した際には、図16に示すように、通水孔34及び通湯孔35に連通孔37と重ならない部分が生じる。従って、その分だけ水量が減少される。つまり、操作レバー41の上下方向の操作角度に対応した量の吐水が得られる。
ところで、本実施形態においては、湯を吐出させる場合、操作レバー41が混合水吐出領域の左方にある外側の湯吐出領域に移動される。この場合、湯吐出領域は中央の水吐出領域から中心角50度の範囲の混合水吐出領域を越えて、その外側に位置するため、使用者は、湯吐出のための領域を明確に確認することができる。さらに、操作レバー41が混合水吐出領域と湯吐出領域との間の境界を越えるときに、クリック感が発生されるため、操作レバー41が湯吐出領域に達したことや、湯吐出が終了して混合水吐出領域に戻ったことが明確に確認される。
さらに、通水孔34が中央位置Cに向かって狭くなっているため、水吐出の際には、設定水量の大小に関わらず、操作レバー41が中央位置C側に位置するほど水量が少なくなる。例えば、操作レバー41が最も起立された状態、すなわち、水量最多の状態に対して、操作レバー41が中央位置Cに位置する際には、右端に位置する場合に比較して水量は60〜70パーセントである。
従って、この実施形態のシングルレバー水栓によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)湯吐出の場合は、操作レバー41を混合水吐出領域を越えて大きく左側に回動させる必要があるため、湯吐出状態であることを明確に認識できる。言い換えれば、操作レバー41を不用意に湯吐出領域に移動させてしまうおそれが減少され、給湯エネルギーの浪費防止に有効である。
(2)混合水吐出領域と水吐出領域とが左右に50度ずつ対称状に配置され、湯吐出領域は混合水吐出領域の外側に配置されている。従って、操作レバー41を湯吐出領域まで回動させることは、使用者に対して混合水吐出の場合と異なる感覚を与えることになり、使用者は操作レバー41が湯吐出領域に移行したことを適切に認識できる。従って、湯の不要な吐出を減らすことができる。
(3)しかも、操作レバー41が湯吐出領域と混合水吐出領域との間の境界を越えるときには、クリックが発生されるため、使用者は操作レバー41が湯吐出領域に進入したこと、湯吐出領域から離脱したことを明確に認識できる。
(4)操作レバー41が正面側に位置したときにクリックが発生されるため、使用者は操作レバー41が中央に位置したことを適切に認識できる。従って、正面側の位置において、迷うことなく水を吐出でき、給湯エネルギーの浪費防止に有効である。
(5)通水孔34の中央側に上方へ広がる斜面34aが形成されているため、操作レバー41が混合水吐出領域から湯吐出領域に移動して、可動弁体28の連通孔37が通水孔34から離れる際に、前記斜面34aにより水の流れが徐々に絞られる。従って、弁機構23に対する負荷の急激な変動が抑えられるとともに、ウォーターハンマーの発生を回避できる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・操作レバー41の中央位置Cを前記実施形態に構成に対して左右いずれかの方向においてある程度ずれた角度(例えば、実施形態の構成に対して中心角10度以下程度)の位置とすること。
・水吐出領域及び混合水吐出領域の範囲を50度以外にすること。この場合、40度〜60度の範囲内が好ましい。
・湯吐出領域の角度範囲を10度以外にすること。この場合、5度〜20度の範囲内が好ましい。
・給水管20及び給湯管21の接続関係を入れ換えるとともに、可動弁体28の通水孔34及び通湯孔35の配置関係を入れ換えて、操作レバー41の水吐出領域と混合水吐出領域及び湯吐出領域との配置を左右反転させること。
11…ベース部材、23…弁機構、25…下部弁ケース、27…固定弁体、28…可動弁体、31…吐水口、34…通水孔、35…通湯孔、36…吐出孔、37…連通孔、41…操作レバー。

Claims (5)

  1. 操作レバーが左右方向における回動範囲の中央位置と一側の水吐出領域とに位置したときに水が、前記回動範囲の他側の混合水吐出領域に位置したときに湯水混合水が、操作レバーが前記水吐出領域の反対側であって前記混合水吐出領域の外側に位置したときに湯がそれぞれ吐出されるように流路を設定するための弁機構を設けたシングルレバー水栓において、
    前記水吐出領域と混合水吐出領域の角度範囲を等しくし、前記操作レバーが混合水吐出領域と湯吐出領域との間の境界を越える際にクリック感を発生させるためのクリック手段を設けたシングルレバー水栓。
  2. 前記クリック手段は、操作レバーが前記水吐出領域と前記混合水吐出領域との間の境界を越える際にクリック感を発生するようにした請求項1に記載のシングルレバー水栓。
  3. 前記水吐出領域と混合水吐出領域との間の境界を使用者の正面側に配置した請求項2に記載のシングルレバー水栓。
  4. 操作レバーが吐水量最多領域に達したときにクリック感を発生させるサブクリック手段を設けた請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のシングルレバー水栓。
  5. 前記水吐出領域及び前記混合水吐出領域は操作レバーの中心角40度〜50度の範囲内であり、前記湯吐出領域は操作レバーの中心角5度〜20度の範囲内である請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載のシングルレバー水栓。
JP2014112469A 2014-05-30 2014-05-30 シングルレバー水栓 Pending JP2015227534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014112469A JP2015227534A (ja) 2014-05-30 2014-05-30 シングルレバー水栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014112469A JP2015227534A (ja) 2014-05-30 2014-05-30 シングルレバー水栓

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015227534A true JP2015227534A (ja) 2015-12-17

Family

ID=54885136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014112469A Pending JP2015227534A (ja) 2014-05-30 2014-05-30 シングルレバー水栓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015227534A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018184994A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 株式会社タカギ 湯水混合栓

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH094736A (ja) * 1995-06-17 1997-01-07 Sanei Suisen Seisakusho:Kk シングルレバー式湯水混合栓
JPH1121958A (ja) * 1997-07-03 1999-01-26 Toto Ltd シングルレバー式水栓のクリック機構
WO2004104306A1 (en) * 2003-05-19 2004-12-02 Astracast Plc A water tap
JP2008248540A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Toto Ltd シングルレバー水栓
JP2010185569A (ja) * 2009-01-19 2010-08-26 Toto Ltd 湯水混合栓
JP2012132161A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Kvk Corp シングルレバー水栓
JP2013194873A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Takagi Co Ltd 湯水混合栓

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH094736A (ja) * 1995-06-17 1997-01-07 Sanei Suisen Seisakusho:Kk シングルレバー式湯水混合栓
JPH1121958A (ja) * 1997-07-03 1999-01-26 Toto Ltd シングルレバー式水栓のクリック機構
WO2004104306A1 (en) * 2003-05-19 2004-12-02 Astracast Plc A water tap
JP2008248540A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Toto Ltd シングルレバー水栓
JP2010185569A (ja) * 2009-01-19 2010-08-26 Toto Ltd 湯水混合栓
JP2012132161A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Kvk Corp シングルレバー水栓
JP2013194873A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Takagi Co Ltd 湯水混合栓

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018184994A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 株式会社タカギ 湯水混合栓

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017161077A (ja) 湯水混合栓
US8733396B2 (en) Controlling seat structure for a faucet
WO2017163997A1 (ja) 湯水混合水栓
JP5638379B2 (ja) シングルレバー水栓
JP2017172662A (ja) 湯水混合水栓
JP2015227672A (ja) シングルレバー水栓
WO2017193577A1 (zh) 一种主控阀芯
JP2014020551A (ja) 水栓金具用の節湯型カートリッジ
JP2015227534A (ja) シングルレバー水栓
JP6085494B2 (ja) シングルレバー水栓
JP4976664B2 (ja) 混合水栓
JP2016113856A (ja) 湯水混合栓
KR200445553Y1 (ko) 수격방지를 위한 수도밸브 카트리지
JP2012092961A (ja) シングルレバー混合水栓
JP2012092961A5 (ja)
KR101314012B1 (ko) 수전 금구
JP2011256605A (ja) シングルレバー水栓
JP2017086593A (ja) ハンドシャワ
KR101496264B1 (ko) 싱글레버용 수도밸브
JP6440090B2 (ja) 水栓装置
JP2013076445A (ja) 吐水装置
JP6418883B2 (ja) 壁埋め込み式湯水混合栓
JP6455012B2 (ja) バルブ装置
JP2018115528A (ja) 吐水装置
JP2006177076A (ja) シャワーヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181003

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190108