JP2008043917A - 流量調整弁機構及びそれを使用したワンハンドノズル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 第2ランド部3cが流入路1の開口1aか又は流出路2の開口2aを部分的に塞ぐように停止される状態では、第1ランド部3bと第2ランド部3cとの間に形成される第1環状溝3eと、第2ランド部3cと第3ランド部3dとの間に形成される第2環状溝3fの両方に、流入路1の開口1aからの圧力水が導かれるものの、これら第1環状溝3e及び第2環状溝3f内における第1〜第3ランド部3b,3c,3dの受圧面積が等しいため、それら圧力作用は全てキャンセルされて、スプール3aは移動せず、シリンダ5との位置関係が保持される。
【選択図】 図1
Description
詳しくは、流入路と流出路との間に、これら両流路を連通させたりその連通を遮断したりするスプール弁を設け、操作部の手動操作により、このスプール弁のスプール及びそれに設けられる第1〜第3ランド部を往復動させてスプール弁を切換える流量調整弁機構、及び、それを使用したワンハンドノズルに関する。
更に、この散水ノズルの先端には、水流切換え用のノズルヘッド(ヘッド本体)が設けられ、このノズルヘッドをノズル本体(ボディ本体)に対して相対回転させることにより、ノズルヘッドから噴出される水形が、シャワー、ジョーロ、直射あるいは拡散などに夫々切り換えられるようにしている。
特に、操作レバーの移動により中央の第2ランド部が流入路の開口を部分的に塞ぐように位置すれば、その通過流量を微調整することもできるが、その微調整された流量を維持するには、スプリングのバネ力に抗して操作レバーを移動し続けなければならず、しかもこの状態から僅かでも操作レバーが動くと、一度微調整された流量は変動してしまい、再度、微調整された流量に直すには、操作レバーの移動により中央の第2ランド部を元の位置に戻さなければならず、その操作が難しく面倒であるという問題があった。
また、この流量調整弁機構を使用したワンハンドノズルでは、水流切換え用のノズルヘッドをノズル本体に対して相対的に動かさなければ、ノズルヘッドから噴出される水形を切換えられないため、一方の片手でノズル本体を持ちながら他方の片手でノズルヘッドを動かさなければならず、両手を使わなければ水流(水形)の切換えができないという問題もあった。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、操作部をコンパクトに配備することを目的としたものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の目的に加えて、片手で水流を切換えることを目的としたものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、前記操作部を、シリンダに開設された長孔を貫通してスプールにその軸方向へ往復動自在に連係させた構成を加えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の流量調整弁機構を複数、夫々の操作部が接近するように配置し、これら流量調整弁機構の流出路に夫々異なる水流の噴水口を設けたことを特徴とするものである。
従って、操作部に触ることなく調整された流量を維持することができる。
その結果、開弁状態を維持するために操作レバーを移動し続ける必要がある従来のものに比べ、操作部で一度、流量を微調整してしまえば操作部に触れて動かさない限りは調整された流量が変動しないため、調整し直す手間が省けて便利であると共に、長時間に亘る使用でも使用者の負担とならず、握力が小さい子供や老人でも使い勝手が良い。
従って、操作部をコンパクトに配備することができる。
従って、片手で水流を切換えることができる。
その結果、両手を使わなければ水流(水形)の切換えができない従来のものに比べ、ホースやその他の道具を持った状態で、それらを離すことなく希望の水流に切換えられて便利であると共に、複数の水流を同時に噴出させることもできて、洗浄能力の向上も図れる。
しかも、各操作部により通水・止水及び流量調整の制御も片手で行えるから使用勝手が非常に良い。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1(b)に示す如く、各シリンダ5の入口側の開口1aを部分的に塞ぐように、各スプール3aの第2ランド部3cが配置される中間状態では、流入路1からの給水の通過流量を調整しながら、各第1環状溝3e及び各流出路2の開口2aを介して所望の水流の噴水口7へ給水される。
図1(c)に示す如く、各シリンダ5の入口側の開口1aをまたいで、各スプール3aの第2ランド部3cと第3ランド部3dが配置される全閉状態では、流入路1からの給水を遮断して止水される。
図4及び図5では、三つのシーソースイッチ3が共に全閉位置で停止した状態を示している。
先ず、ノズル本体B1を片手で持ちながら、指などによりシャワー吐水用の操作部4、直射(集中)吐水用の操作部4又は拡散吐水用の操作部4のどれか押圧操作して、図1(a)及び図2、3に示す全開状態と図1(c)に示す全閉状態との移行過程で、図1(b)に示す如く、その第2ランド部3cを流入路1の開口1aが部分的に塞がれる中間状態で停止させると、第1ランド部3bと第2ランド部3cとの間の第1環状溝3eと、第2ランド部3cと第3ランド部3dとの間の第2環状溝3fの両方に、流入路1の開口1aからの圧力水が導かれ、この第1環状溝3eから各流出路2の開口2aを通って、シャワー吐水用の噴水口7a、拡散吐水用の噴水口7b又は直射吐水用の噴水口7cのいずれかから、流入路1の開口1aから第2ランド部3cを介して第1環状溝3eへ連通する給水の通過面積に見合った流量が噴出される。
それにより、操作部4を触れなくても一度調整された流量を維持できる。
それにより、操作部4をコンパクトに配備できるという利点がある。
それにより、片手のみの操作で水流(水形)を切換えることができると共に、複数の水流を同時に噴出させることもでき、しかも、夫々の操作部4の操作により各水流の通水・止水及び流量調整の制御も片手で行えるから使用勝手が非常に良いという利点がある。
更に、操作部4の手動操作により、スプール3aの第2ランド部3cが流入路1の開口1aを通過するように構成したが、これに限定されず、図示せぬが操作部4の手動操作によってスプール3aの第2ランド部3cが流出路2の開口2aを通過するように構成しても良い。
これらの場合も、前示実施例と同様な作用効果が得られる。
また更に、操作部4としてシーソースイッチを用いたが、これも限定されず、このシーソースイッチに代えて例えばスライドスイッチなど、少なくともスプール3aとの連係部分4aを、スプール3aの軸方向へ往復動させると共に、使用者が手動操作した位置を維持し得る構造のものであれば、図示例以外の構造のものを用いても良い。
B1 ノズル本体 1 流入路
1a (入口側の)開口 2 流出路
2a (出口側の)開口 3 スプール弁
3a スプール 3b 第1ランド部
3b 第2ランド部 3d 第3ランド部
3e 第1環状溝 3f 第2環状溝
3g 環状シール 3h 環状凹部
4 操作部 4a 連係部分
4c 操作面 5 シリンダ
5a 長孔 6 軸受け
7 噴水口 7a シャワー吐水用の噴水口
7b 拡散吐水用の噴水口 7c 直射吐水用の噴水口
Claims (3)
- 流入路(1)と流出路(2)との間に、これら両流路(1,2)を連通させたりその連通を遮断したりするスプール弁(3)を設け、このスプール弁(3)のスプール(3a)及びそれに設けられる第1〜第3ランド部(3b,3c,3d)の往復動によりスプール弁(3)を切換える流量調整弁機構において、
前記スプール弁(3)のスプール(3a)に設けられる第1〜第3ランド部(3b,3c,3d)の受圧面の面積を全て等しくすると共に、このスプール(3a)が往復動自在に収容されるシリンダ(5)に対して、該スプール(3a)と連係してその軸方向へ往復動させる操作部(4)を移動自在に設け、この操作部(4)によるスプール(3a)及び第1〜第3ランド部(3b,3c,3d)の停止位置を、流入路(1)からの水圧に関係なく保持することを特徴とする流量調整弁機構。 - 前記操作部(4)を、シリンダ(5)に開設された長孔(5a)を貫通してスプール(3a)にその軸方向へ往復動自在に連係させた請求項1記載の流量調整弁機構。
- 請求項1または2記載の流量調整弁機構(A)を複数、夫々の操作部(4)が接近するように配置し、これら流量調整弁機構(A)の流出路(2)に夫々異なる水流の噴水口(7)を設けたことを特徴とするワンハンドノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006224115A JP2008043917A (ja) | 2006-08-21 | 2006-08-21 | 流量調整弁機構及びそれを使用したワンハンドノズル |
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JP2006224115A JP2008043917A (ja) | 2006-08-21 | 2006-08-21 | 流量調整弁機構及びそれを使用したワンハンドノズル |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2006224115A Pending JP2008043917A (ja) | 2006-08-21 | 2006-08-21 | 流量調整弁機構及びそれを使用したワンハンドノズル |
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JP (1) | JP2008043917A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013084569A1 (ja) * | 2011-12-07 | 2013-06-13 | 株式会社タカギ | 散水ノズル |
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-
2006
- 2006-08-21 JP JP2006224115A patent/JP2008043917A/ja active Pending
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