JP4025988B2 - 吐水具スタンド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、継手管先端に吐水具ホルダが取り付けられ、継手管がその軸心方向に摺動可能に挿通され、吐水具を昇降させることのできる吐水具スタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、継手管先端に吐水具ホルダが取り付けられ、継手管がその軸心方向に摺動可能に挿通されて、吐水具を昇降させることのできる吐水具スタンドが種々知られている。このような吐水具スタンドは、吐水具ホルダとともに吐水具の上下位置を変更可能に設けることにより、吐水具の利便性を向上させるものである。一方、この吐水具スタンドでは、継手管の下端の、あらかじめ設定したリフト量に対応する位置にフランジ状のストッパーが形成され、吐水具ホルダを引き上げた際に、このストッパーが、天板に固定され継手管を摺動可能に挿通するホルダ下端面に当接するように設けられており、吐水具ホルダを上方に引き上げた場合の天板からの継手管の抜け防止が図られるとともに、上方に引き上げた吐水具ホルダや吐水具が、吐水具スタンド上方のキャビネットや鏡に接触したり、引き上げた吐水具からの吐水が洗面ボウル等の外に飛散したりすることがないようにされていた(特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−350557号公報(第2、3頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した吐水具スタンドでは、あらかじめ継手管に、想定したリフト量に応じた部位にストッパーを形成することとしているため、吐水具スタンドが設置される状況に応じた適切なリフト量とするためには、ストッパーの形成位置を異ならせた継手管をそれぞれ製造しておく必要があり、このために吐水具スタンドの製造コストが嵩んでいた。また、継手管にあらかじめストッパーを形成しておくため、施工現場においてリフト量を調節・変更したい場合であっても対応できないという問題も生じていた。
【0005】
本発明は上記した従来の吐水具スタンドの問題点を解消するものであり、種々のリフト量の継手管を同一の金型で製造可能とすることにより、製造コストが安い吐水具スタンドを提供することを目的とする。また、施工現場でリフト量を調節・変更可能な吐水具スタンドを提供することも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本各発明の採った手段を以下に説明する。本発明の吐水具スタンドは、先端側に吐水具が支持される継手管と、該継手管の軸心方向に継手管を摺動可能に挿通するホルダと、を備えた吐水具スタンドであって、 前記継手管の下端寄り外周面には、継手管軸心方向において異なる位置にそれぞれ設けられる2つ以上の係止凹部が備えられ、前記いずれかの係止凹部に嵌着されて前記ホルダの下端面に係止可能な係止片が備えられたことを特徴とするものである(請求項1)。
【0007】
継手管がその軸心方向に摺動されて吐水具の位置を可変可能な吐水具スタンドにおいて、異なる2箇所以上の部位で継手管を係止可能に設けることにより、吐水具スタンドの設置状況に応じて、継手管のリフト量を変更することができる。ここで、「係止凹部」と「係止片」は、「係止片」がホルダ下端面に係止可能となるように「係止凹部」に嵌着されるものであれば特に限定はされないが、例えば、「係止凹部」として、継手管外周面に複数の周溝を設け、この周溝のいずれかに、ホルダ下端面内径よりも大径に形成された「係止片」としてのCリングを嵌着させるものを例示できる。
【0008】
また、本発明の別の吐水具スタンドは、先端側に吐水具が支持される継手管と、該継手管の軸心方向に継手管を摺動可能に挿通するホルダと、を備えた吐水具スタンドであって、前記継手管の下端外周面には、前記ホルダの下端に係止可能な係止凸状部が設けられ、前記係止凸状部より上部で下端寄り外周面には、前記ホルダの下端に係止可能な係止片が嵌着可能な係止凹部が1つ以上設けられ、前記係止凸状部及び前記係止凹部は、前記継手管軸心方向において異なる位置にそれぞれ設けられたことを特徴とするものである(請求項2)。
【0009】
本発明では、上記と同様に異なる2箇所以上の部位で継手管を係止可能に設けることができ、吐水具スタンドの設置状況に応じて、継手管のリフト量を変更することができる。また、最も大きなリフト量を設定する場合には、係止凹部には係止片を嵌着せず、継手管の最下端の係止凸状部によりホルダの下端が係止されこととし、これよりも小さなリフト量を設定する場合には、係止凸状部よりも上方の係止凹部に係止片を嵌着してリフト量を調節することができる。よって、係止凸状部にホルダの下端が係止される際のリフト量を初期設定のリフト量と定めることにより、初期設定のリフト量からリフト量を変更しない限り係止片を不要とすることができる。したがって、リフト量を変更する可能性が高くない場合には、当初は吐水具スタンドに係止片を付属させずに部品点数を少なくすることができる。
【0010】
また、上記した係止片が継手管に対して取り外し自在に設けることもできる(請求項2)。このように構成することにより、いったん係止凹部に嵌着した係止片を別の係止凹部に取り付けることができるので、吐水具スタンドの施工現場でリフト量の調節を行ったり、施工後に改めてリフト量を変更することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の吐水具スタンドの実施の形態を図1から図8を参考にして詳細に説明する。図1に示すように、本発明の吐水具スタンド10は、天板1の取付孔2に挿通固定され、その先端にシャワーヘッド12を支持し、継手管16を天板1に対して上下に昇降可能に設けられるとともに、継手管16の軸心回りに回動可能に設けられたものである。
【0012】
シャワーヘッド12は、合成樹脂製の吐水具ホルダ14先端に着脱自在に支持されており、必要に応じて、その基端部側に接続され天板1裏側に引き回されたシャワーホース(図示省略)とともに引き出し自在に支持されている。吐水具ホルダ14は、上述したように、その先端側にシャワーヘッド12を着脱自在に支持可能に設けられ、基端側には合成樹脂製の継手管16が接着固定されている。吐水具ホルダ14は、その先端側が緩やかに屈曲されており、先端に支持するシャワーヘッド12の吐水方向が、吐水具スタンド10手前側に設けられた洗面ボウル等(図示省略)の中央に向けられ、吐水が洗面ボウル外に飛散し難く設けられている。そして、継手管16は、後述するホルダ18等に挿通されて、天板1に取り付けられている。
【0013】
継手管16は、図3に示すように、その断面が略四角状に形成されている。また、後述するが、図1及び図4に示すようにその外周面下端寄りには、ホルダ18の内径よりも大径のCリング52を嵌着することのできる5つの周溝50が周設されている。
【0014】
図1乃至図4に示すように、継手管16は、合成樹脂製のホルダ18、回動体32、カバー40に、その軸心方向に摺動自在に挿通されている。図2及び図4に示すように、ホルダ18は、全体が略円筒形状に形成されている。ホルダ18には、その長手方向の一端側に設けられ天板1に固定する際にスリップ板4を介在させてナット3が螺着される雄ねじ部20と、この雄ねじ部20の他端側に設けられ、その外周面に周方向に凸部24が連設された内筒部22と、内筒部22の奥端側より突設されて内筒部22外側に開口された外筒部26と、が備えられている。雄ねじ部20は天板1の取付孔2の内径よりも小さな外径に設けられ、一方、外筒部26は取付孔2の内径よりも大きな外径に設けられ、取付孔2に上方より雄ねじ部20を挿通して外筒部26によりホルダ18が天板1に係止される。
【0015】
雄ねじ部20の先端には小径部28が設けられている。そして、この小径部28先端には、ホルダ18の軸心を挟んで対向する位置にそれぞれ突設され、ホルダ18の径方向に弾性的に可撓可能な突設片23が備えられている。この突設片23の内周面には、雄ねじ部20の周方向に沿って形成され、後述するCリング52が係合する溝21が設けられている。また、外筒部26の開口端部には、カバー40が取り付けられるフランジ部30が周設されている。そして、内筒部22の外周面には、外筒部26内周面と向き合うように、内筒部22の周方向に沿って多数の凸部24が等間隔に連設されている。また、ホルダ18の挿通孔25の内径は、継手管16の最大外径よりわずかに小さく形成されて、継手管16がその軸心方向に摺動可能に設けられている。また、図3に示すように、挿通孔25は、その横断面は継手管16が内設する真円形状に設けられており、挿通される継手管16が、この挿通孔25内で回動可能に設けられている。
【0016】
ホルダ18の外筒部26と内筒部22との間には、回動体32が回動自在に組み付けられている。回動体32は、全体が有底円筒形状に形成されて、その底部に、継手管16が挿通される挿通孔34が形成されている。挿通孔34は平面視略四角の形状に設けられ、継手管16の外径横断面形状に略合致し、継手管16にその軸心回りにおいて嵌合している。よって、この挿通孔34に挿通された継手管16と回動体32とは相対的に回動が規制され、継手管16が回動されると回動体32も共に回動されるように設けられている。
【0017】
また、回動体32の側部には、その径方向に弾性的に可撓可能に突設された舌片状の2つの係合片36が設けられている。係合片36の先端寄り内側には、ホルダ18の凸部24と弾発的に係合する係合突起38が形成されている。これらの2つの係合片36に設けられた係合突起38間の間隔は、ホルダ18の軸心を挟んだ凸部24の頂点間の長さよりも短く設けられており、ホルダ18の内筒部22と外筒部26との間に組み付けられた回動体32が継手管16の回動に伴い回動する際に、係合突起38が凸部24を乗り越えるようにして内筒部22に圧着されるように設けられている。また、係合片36を回動体32軸心を挟んで対向する位置にそれぞれ設けることにより、継手管16に一方向から力が加えられた状態でも、係合突起38が凸部24に安定的に係合するように設けられている。
【0018】
回動体32の上方には、さらに、継手管16がその挿通孔42に挿通されて、カバー40が取り付けられている。カバー40は全体が有底円筒形状に形成されて、その底部に、継手管16が挿通される挿通孔42が形成されている。挿通孔42は平面視略四角の形状に設けられ、継手管16の外径横断面形状に略合致し継手管16にその軸心回りにおいて嵌合している。よって、この挿通孔42に挿通された継手管16とカバー40とは相対的に回動が規制されており、継手管16が回動されるとカバー40も共に回動されるように設けられている。カバー40の側部には、周方向に等間隔に、内方上向きに突設された3つの係止突起44が形成されており、ホルダ18の外筒部26にカバー40を被覆する際に、カバー40の開口部を外筒部に圧入し、ホルダ18のフランジ部30が係止突起44を乗り越え、係止突起44によりフランジ部30が係止されて、カバー40がホルダ18に取り付けられ、このカバー40により回動体32等が被覆されている。また、カバー40の挿通孔42裏側周縁には、周回状の突状部46が形成されており、この突状部46内側にYパッキン48が取り付けられて、継手管16と挿通孔42との間からの湯・水の浸入が防止されている。
【0019】
このように構成された吐水具スタンド10では、吐水具ホルダ14を回動させて、例えば、その先端に支持されるシャワーヘッド12からの吐水方向を変える際に、吐水具ホルダ14に接続固定された継手管16が吐水具ホルダ14とともに回動される。また、継手管16に略嵌合する回動体32及びカバー40は、ホルダ18に対して、継手管16とともに回動する。一方、ホルダ18は天板1に対して固定されたままであり、回動はしない。この際に、上述したように、回動体32の係合片36が撓みながら、係合突起38がホルダ18側の凸部24を順次乗り越えつつ回動体32が回動され、凸部24を乗り越える際に適度の節度感が付与されるとともに、シャワーヘッド12の吐水方向を任意の方向に変更してその吐水方向を保持することができる。なお、この係合突起38と凸部24とが係合された状態では、湯水吐水時の反力や使用者の手が軽く触れた程度では回動体32は回転することはなく、シャワーヘッド12の吐水方向を安定的に保持することができる。
【0020】
また、図5及び図6に示すように、吐水具ホルダ14を上方に引き上げた場合には、継手管16の周溝50に嵌着されたCリング52が、ホルダ18の下部端面27及び突設片23の溝21に係合されて、吐水具ホルダ14及び継手管16の上方へのそれ以上の移動を規制し、継手管16の抜け防止を行う。また、ホルダ18の下部端面27と溝21の上端部とは、ホルダ18の軸心方向において同じ位置に設けられている。
【0021】
上記したように、図8に示すようなCリング52の外径は、図7に示すホルダ18の下部端面27の内径よりも大きく形成されており、継手管16を上方に引き上げた際には、Cリング52の上部がホルダ18下部端面27に確実に係止され、それ以上の継手管16の移動を確実に規制することができる。また、Cリング52を嵌着することにより、ホルダ18下部端面27のほぼ全周に渡ってCリング52に係止することができ、確実・安定して規制できる。また、同時に、突設片23の溝21にCリング52が嵌合され、より一層確実に継手管16の移動規制を行う。
【0022】
また、吐水具ホルダ14及び継手管16を引き上げる際に、Cリング52がホルダ18の下部端面27に当接する直前には、まず、突設片23の下端面がCリング52上部に当接し一定の抵抗を与える。さらに、所定以上の力で引き上げられる場合には、突設片23がホルダ18外方に撓みながらCリング52を乗り越える。よって、溝21が形成された突設片23が、ホルダ18の下部端面27とともに吐水具ホルダ14及び継手管16の抜け防止を図るとともに、最終的に吐水具ホルダ14及び継手管16が規制される直前に、吐水具ホルダ14及び継手管16の引き上げ操作に対して適当な抵抗感が与えられ、急激に引き上げ操作が停止されないようにして、引き上げ操作時の操作感を向上させている。
【0023】
また、さらに吐水具ホルダ14及び継手管16を引き上げると、ホルダ18下部端面27にCリング52が当接されて引き上げ操作が停止されるとともに、Cリング52が溝21に嵌合されて継手管16が係止される。よって、Cリング52の嵌着位置によって適切に定められた吐水具ホルダ14及び継手管16の最大リフト時に、吐水具ホルダ14及び継手管16の高さを一時的に保持することでき、この引き上げた状態のまま吐水具ホルダ14に支持されるシャワーヘッド12から吐水を行うことができる。また、吐水具ホルダ14及び継手管16を下に引き下げたい場合には、突設片23の弾発力に抗して所定以上の力を吐水具ホルダ14または継手管16に加えれば、Cリング52と溝21の嵌合状態が外れ、吐水具ホルダ14及び継手管16を引き下げることができる。なお、所定以上の力が加えられなければCリング52と溝21の嵌合状態は外れないので、吐水具ホルダ14及び継手管16がその自重により下がったりするおそれはない。
【0024】
Cリング52は、周溝50に対して取り外し自在に嵌着されており、継手管16のそれぞれの周溝50には、いずれにもCリング52を嵌着することができるので、いずれの周溝50にCリング52を取り付けるかによって、同一の継手管16において、吐水具ホルダ14のリフト量を5段階に設定することができる。また、Cリング52は周溝50から取り外すこともできるので、一旦吐水具スタンド10を設置した後であっても、必要に応じてリフト量を変更することもできる。また、吐水具ホルダ14を下方に引き下げた場合には、吐水具ホルダ14の下部端面がカバー40上に当接して吐水具ホルダ14の下方への移動が規制される。なお、周溝50の数は5つに限られず2つ以上であれば他の個数でも良い。また、上記実施の形態は継手缶16の周溝50に嵌着されたCリング52がホルダ18の下部端面27及び突設片23の溝21に係合される例であるが継手管16の周溝50に嵌着されたCリング52はホルダ18の下部端面27とは接しないで突設片23の溝に係合する構造としても良い。
【0025】
次に別の実施の形態に係る継手管について図9を参考にして説明する。図9に示すように継手管16の下端外周面には係止凸状部としての凸条54が設けられており、凸条54より上部には3つの周溝50が設けられていて、凸条54の外径はCリング52の外径と同じ寸法で形成されており、凸条54の幅はCリング52の厚さと同じ寸法で形成されている。この例では凸条54を前記実施の形態における係止片とすることができるから、部品点数を減らすことができる。そして、リフト量を小さく変更したいときはCリング52をいずれかの周溝に嵌着すれば所望のリフト量に変更することができる。なお、係止凸状部はホルダの下端に係止可能であれば良く、上記のような凸条である必要はなく突起であっても良い。
【0026】
本発明は、上記した実施の形態に限られることなく、特許請求の範囲に記載の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、継手管16外周面に、ほぼ平行ないわゆる2面幅の凹部を複数形成し、これに嵌着可能なクリップを取り付けることとしてもよい。またこの他にも、上記したように周溝50を形成するのではなく、単に、溝、凹部や孔を形成し、これにホルダ18下部端面27に係止される種々の形状の係止片を嵌着することとしてもよい。係止片としてはCリングの他にゴム製OリングやC形同心止め輪、E形止め輪などをあげることができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明の吐水具スタンドでは、継手管の下端寄り外周面には、継手管軸心方向において異なる位置にそれぞれ設けられる2箇所以上の係止凹部が備えられ、いずれかの係止凹部に嵌着されてホルダの下端に係止可能な係止片が備えられている(請求項1)ので、種々のリフト量の継手管を同一の金型で製造可能とし、製造コストが安い吐水具スタンドを提供することができる。また、継手管の下端外周面には、ホルダの下端に係止可能な係止凸状部が設けられ、係止凸状部より上部で下端寄り外周面には、ホルダの下端に係止可能な係止片が嵌着可能な係止凹部が1つ以上設けられ、係止凸状部及び係止凹部は、継手管軸心方向において異なる位置にそれぞれ設けられている(請求項2)ので、係止凸状部を係止片と同様に利用できるので、部品点数を減らすことができる。また、係止片を継手管に対して取り外し自在に設ける(請求項3)ことにより、施工現場でリフト量を調節することができ、施工後にリフト量を変更可能な吐水具スタンドとすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吐水具スタンドの一部縦断面図である。
【図2】図1の吐水具スタンドの要部拡大縦断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】図1の吐水具スタンドの一部分解斜視図である。
【図5】図1の吐水具スタンドのホルダ及び継手管の一部拡大縦断面図である。
【図6】図1の吐水具スタンドのホルダ及び継手管の一部斜視図である。
【図7】図1の吐水具スタンドのホルダの下から見た斜視図である。
【図8】Cリングの正面図及び側面図である。
【図9】別の吐水具スタンドの継手管の一部破断面図である。
【符号の説明】
1;天板、2;取付孔、3;ナット、4;スリップ板、10;吐水具スタンド、12;シャワーヘッド、14;吐水具ホルダ、16;継手管、18;ホルダ、20;雄ねじ部、21;溝、22;内筒部、23;突設片、24;凸部、25;挿通孔、26;外筒部、27;下部端面、28;小径部、30;フランジ部、32;回動体、34;挿通孔、36;係合片、38;係合突起、40;カバー、42;挿通孔、44;係止突起、46;突状部、48;Yパッキン、50;周溝、52;Cリング、54;凸条。
Claims (3)
- 先端側に吐水具が支持される継手管と、該継手管の軸心方向に継手管を摺動可能に挿通するホルダと、を備えた吐水具スタンドであって、
前記継手管の下端寄り外周面には、継手管軸心方向において異なる位置にそれぞれ設けられる2つ以上の係止凹部が備えられ、
前記いずれかの係止凹部に嵌着されて前記ホルダの下端に係止可能な係止片が備えられたことを特徴とする吐水具スタンド。 - 先端側に吐水具が支持される継手管と、該継手管の軸心方向に継手管を摺動可能に挿通するホルダと、を備えた吐水具スタンドであって、
前記継手管の下端外周面には、前記ホルダの下端に係止可能な係止凸状部が設けられ、
前記係止凸状部より上部で下端寄り外周面には、前記ホルダの下端に係止可能な係止片が嵌着可能な係止凹部が1つ以上設けられ、
前記係止凸状部及び前記係止凹部は、前記継手管軸心方向において異なる位置にそれぞれ設けられたことを特徴とする吐水具スタンド。 - 前記係止片が前記継手管に対して取り外し自在に設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の吐水具スタンド。
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