JP4208177B2 - 吐水具スタンド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、継手管先端に吐水具ホルダが取り付けられ、継手管が回動可能且つ継手管軸心方向に摺動可能に挿通された吐水具スタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、継手管(スライドパイプ)先端に吐水具ホルダが取り付けられ、継手管が回動可能且つ継手管軸心方向に摺動可能に挿通された吐水具スタンドでは、洗面台の天板に取付けた支持部材の挿孔に、継手管を上下の摺動と高さの位置決め自在に支承し、該継手管部先端にはスリットにより分割された弾性変形可能な突起及び雄セレーション部を周方向へ交互に形成し、シャワーヘッドを支持する吐水具ホルダの下端部内周には、継手管の突起と弾力的に係合する段部及び雄セレーション部と弾力的に嵌合する雌セレーション部を形成し、前記継手管と吐水具ホルダの結合により、吐水具ホルダが上下への摺動と周方向への回転を可能にしたものが知られている(特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−350557号公報(第2、3頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の吐水具スタンドでは、継手管の先端に吐水具ホルダを回動自在に組み付け、吐水具ホルダが継手管に対して回動する際に節度感を得ることとしているのであるが、シャワーヘッドや吐水具ホルダーに衝撃などが加わった場合に、上記した吐水具スタンドの回動機構が損傷を受け易く、特に、節度感を与えるために形成したセレーションなどが損傷した結果、適切な節度感が失われてしまうという恐れがあった。また、場合によっては吐水具ホルダが継手管から外れてしまうという恐れもあった。
【0005】
本発明は上記した従来の吐水具スタンドの問題点を解消するものであり、吐水具スタンドの回動機構の損傷などを防止し、適切な節度感を常に得ることができる吐水具スタンドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段を以下に説明する。本発明は、横断面非真円形状の継手管と、該継手管の先端に接続固定されるとともに吐水具を支持する吐水具ホルダと、前記継手管が回動可能かつ継手管軸心方向に摺動可能に挿通されるとともに、天板等の取付部に固定されるホルダと、前記継手管が継手管軸心方向に摺動可能に挿通されるとともに、前記継手管の横断面外形と略同一形状であって、継手管の軸心回り方向に嵌合する挿通孔を備え、前記ホルダに対して回動可能な回動体と、を備える吐水具スタンドであって、前記ホルダまたは前記回動体の一方には、前記継手管軸心回り方向に沿って複数の凸状部または凹状部が形成され、他方には、前記凸状部または凹状部と弾発的に係合する係合片が弾性変形可能に形成されるとともに、前記継手管の横断面外形と略同一形状であって前記継手管の軸心回りに嵌合する挿通孔を備え前記継手管に対して共に回動するとともに、前記回動体及びホルダを被覆するカバーが備えられたことを特徴とするものである。
【0007】
天板等に固定されるホルダに対して回動可能な回動体を設けて、これらのホルダ及び回動体のいずれか一方に複数以上の凸状部または凹状部を設け、他方にはこれに弾発的に係合する係合片を設けることにより、継手管とともに回動する回動体が回動する際に節度感が与えられる。回動体には、継手管がその軸心方向に摺動可能に挿通されており、継手管に接続固定される吐水具ホルダを昇降させることができる。一方、回動体の挿通孔は、継手管と同様に、非真円形状に形成されており、この挿通孔に継手管がその軸心回り方向に嵌合して、継手管の回動体に対する相対的回動が規制されている。よって、回動体に対して継手管は、その軸心方向に摺動可能に挿通されるとともに、継手管を回動させると、回動体もともに継手管軸心回りに回動するように設けられている。このように構成することにより、吐水具ホルダに支持される吐水具を昇降可能、回動可能に設けるとともに、回動操作時には適度な節度感(クリック感)を得ることができる。
【0008】
また、ホルダと回動体との間で節度感を生じさせることとしており、継手管の端部に節度感を生じさせるための別部材を取り付けるなどの必要はない。よって、吐水具ホルダと継手管との間に両者が相対的に回動可能となるような機構を設ける必要が無く、吐水具ホルダと継手管とを堅固に固定することができる。したがって、吐水具ホルダや吐水具に衝撃などが加わった場合でも、吐水具ホルダと継手管との間の回動機構が損傷を受けるおそれが少ない。また、横断面非真円形状の継手管を用いるだけで、既存の吐水具ホルダなどを利用してかかる機構を実現できるので、継手管自体やホルダ自体に、節度感を生じさせるための突起やセレーションなどを加工する必要がなく、この種の吐水具スタンドが容易に製造できる。また、横断面非真円形状の継手管とこれに略合致する挿通孔を備えた回動体を用いるだけで両者の相対的回動を規制することができ、両者の相対的回動の規制のための部材を別途必要とはしない。よって、部品点数を削減できる。
【0009】
ここで、「吐水具」はシャワーヘッドや吐水口等、湯や水などを吐出する種々の水栓部品をいう。ホルダまたは回動体の一方には、凸状部または凹状部のいずれかを設ければ良く、また、継手管軸心回り方向に沿って設けられれば、その設けられる部位は限定されない。例えば、ホルダの外周面、内周面や開口部端面などの部位に設けることができる。また、係合片には、凸状部または凹状部に係合する係合突起を設けることができる。このような係合突起を設けることにより、節度感を適切・確実に生ぜしめることができる。また、カバーにより回動体及びホルダを被覆することにより、吐水具スタンドの美観を向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の吐水具スタンドの実施の形態を図1から図6を参考にして詳細に説明する。図1に示すように、本発明の吐水具スタンド10は、天板1の取付孔2に挿通固定され、その先端にシャワーヘッド12を支持し、継手管16を天板1に対して上下に昇降可能に設けられるとともに、継手管16の軸心回りに回動可能に設けられたものである。
【0011】
シャワーヘッド12は、合成樹脂製の吐水具ホルダ14先端に着脱自在に支持されており、必要に応じて、その基端部側に接続され天板1裏側に引き回されたシャワーホース(図示省略)とともに引き出し自在に支持されている。吐水具ホルダ14は、上述したように、その先端側にシャワーヘッド12を着脱自在に支持可能に設けられ、基端側には合成樹脂製の継手管16が接着固定されている。吐水具ホルダ14は、その先端側が緩やかに屈曲されており、先端に支持するシャワーヘッド12の吐水方向が、吐水具スタンド10手前側に設けられた洗面ボウル等(図示省略)の中央に向けられ、吐水が洗面ボウル外に飛散し難く設けられている。そして、継手管16は、後述するホルダ18等に挿通されて、天板1に取り付けられている。
【0012】
継手管16は、図3に示すように、その断面が略四角状に形成されている。また、後述するが、図1及び図4に示すようにその外周面下端寄りには、ホルダ18の内径よりも大径のCリング52を嵌着することのできる5つの周溝50が周設されている。
【0013】
図1乃至図4に示すように、継手管16は、合成樹脂製のホルダ18、回動体32、カバー40に、その軸心方向に摺動自在に挿通されている。図2及び図4に示すように、ホルダ18は、全体が略円筒形状に形成されている。ホルダ18には、その長手方向の一端側に設けられ天板1に固定する際にスリップ板4を介在させてナット3が螺着される雄ねじ部20と、この雄ねじ部20の他端側に設けられ、その外周面に周方向に凸部24が連設された内筒部22と、内筒部22の奥端側より突設されて内筒部22外側に開口された外筒部26と、が備えられている。雄ねじ部20は天板1の取付孔2の内径よりも小さな外径に設けられ、一方、外筒部26は取付孔2の内径よりも大きな外径に設けられ、取付孔2に上方より雄ねじ部20を挿通して外筒部26によりホルダ18が天板1に係止される。
【0014】
雄ねじ部20の先端には小径部28が設けられている。そして、この小径部28先端には、ホルダ18の軸心を挟んで対向する位置にそれぞれ突設され、ホルダ18の径方向に弾性的に可撓可能な突設片23が備えられている。この突設片23の内周面には、雄ねじ部20の周方向に沿って形成され、後述するCリング52が係合する溝21が設けられている。また、外筒部26の開口端部には、カバー40が取り付けられるフランジ部30が周設されている。そして、内筒部22の外周面には、外筒部26内周面と向き合うように、内筒部22の周方向に沿って多数の凸部24が等間隔に連設されている。また、ホルダ18の挿通孔25の内径は、継手管16の最大外径よりわずかに小さく形成されて、継手管16がその軸心方向に摺動可能に設けられている。また、図3に示すように、挿通孔25は、その横断面は継手管16が内設する真円形状に設けられており、挿通される継手管16が、この挿通孔25内で回動可能に設けられている。
【0015】
ホルダ18の外筒部26と内筒部22との間には、回動体32が回動自在に組み付けられている。回動体32は、全体が有底円筒形状に形成されて、その底部に、継手管16が挿通される挿通孔34が形成されている。挿通孔34は平面視略四角の形状に設けられ、継手管16の外径横断面形状に略合致し、継手管16にその軸心回りにおいて嵌合している。よって、この挿通孔34に挿通された継手管16と回動体32とは相対的に回動が規制され、継手管16が回動されると回動体32も共に回動されるように設けられている。
【0016】
また、回動体32の側部には、その径方向に弾性的に可撓可能に突設された舌片状の2つの係合片36が設けられている。係合片36の先端寄り内側には、ホルダ18の凸部24と弾発的に係合する係合突起38が形成されている。これらの2つの係合片36に設けられた係合突起38間の間隔は、ホルダ18の軸心を挟んだ凸部24の頂点間の長さよりも短く設けられており、ホルダ18の内筒部22と外筒部26との間に組み付けられた回動体32が継手管16の回動に伴い回動する際に、係合突起38が凸部24を乗り越えるようにして内筒部22に圧着されるように設けられている。また、係合片36を回動体32軸心を挟んで対向する位置にそれぞれ設けることにより、継手管16に一方向から力が加えられた状態でも、係合突起38が凸部24に安定的に係合するように設けられている。
【0017】
回動体32の上方には、さらに、継手管16がその挿通孔42に挿通されて、カバー40が取り付けられている。カバー40は全体が有底円筒形状に形成されて、その底部に、継手管16が挿通される挿通孔42が形成されている。挿通孔42は平面視略四角の形状に設けられ、継手管16の外径横断面形状に略合致し継手管16にその軸心回りにおいて嵌合している。よって、この挿通孔42に挿通された継手管16とカバー40とは相対的に回動が規制されており、継手管16が回動されるとカバー40も共に回動されるように設けられている。カバー40の側部には、周方向に等間隔に、内方上向きに突設された3つの係止突起44が形成されており、ホルダ18の外筒部26にカバー40を被覆する際に、カバー40の開口部を外筒部に圧入し、ホルダ18のフランジ部30が係止突起44を乗り越え、係止突起44によりフランジ部30が係止されて、カバー40がホルダ18に取り付けられ、このカバー40により回動体32等が被覆されている。また、カバー40の挿通孔42裏側周縁には、周回状の突状部46が形成されており、この突状部46内側にYパッキン48が取り付けられて、継手管16と挿通孔42との間からの湯・水の浸入が防止されている。
【0018】
このように構成された吐水具スタンド10では、吐水具ホルダ14を回動させて、例えば、その先端に支持されるシャワーヘッド12からの吐水方向を変える際に、吐水具ホルダ14に接続固定された継手管16が吐水具ホルダ14とともに回動される。また、継手管16に略嵌合する回動体32及びカバー40は、ホルダ18に対して、継手管16とともに回動する。一方、ホルダ18は天板1に対して固定されたままであり、回動はしない。この際に、上述したように、回動体32の係合片36が撓みながら、係合突起38がホルダ18側の凸部24を順次乗り越えつつ回動体32が回動され、凸部24を乗り越える際に適度の節度感が付与されるとともに、シャワーヘッド12の吐水方向を任意の方向に変更してその吐水方向を保持することができる。なお、この係合突起38と凸部24とが係合された状態では、湯水吐水時の反力や使用者の手が軽く触れた程度では回動体32は回転することはなく、シャワーヘッド12の吐水方向を安定的に保持することができる。また、吐水具ホルダ14がどのような高さに位置されていてもホルダ18と回動体32との上下方向の相対位置は変わらないため、このような節度感や、シャワーヘッド12の安定的な保持を、吐水具ホルダ14の位置にかかわらず常に得ることができる。また、吐水具ホルダ14と継手管16との間に節度感を生じさせる部材を設けたりすることなく、継手管16のうち、比較的長いホルダ48に収容されホルダ18に対して比較的傾きの少ない部位において節度感を生じさせる部材を設けているので、継手管16が傾いたために係合片36と凸部24との係合度合いが変化して節度感が変わってしまうというおそれが少ない。
【0019】
また、図5及び図6に示すように、吐水具ホルダ14を上方に引き上げた場合には、継手管16の周溝50に嵌着されたCリング52が、ホルダ18の下部端面及び突設片23の溝21に係合されて、吐水具ホルダ14及び継手管16の上方へのそれ以上の移動を規制し、継手管16の抜け防止を行う。これらの5つの周溝50には、いずれにもCリング52を嵌着することができるので、Cリング52を取り付ける周溝50を変更することで吐水具ホルダ14の昇降量を調節することができ、吐水具ホルダ14の引き出し量を調節して、吐水具スタンド10上方周辺のキャビネットなどに干渉しない引き出し量の設定を容易に行うことができる。一方、吐水具ホルダ14を下方に引き下げた場合には、吐水具ホルダ14の下部端面がカバー40上に当接して吐水具ホルダ14の下方への移動が規制される。
【0020】
本発明は、上記した実施の形態に限られることなく、特許請求の範囲に記載の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、継手管16、回動体32の挿通孔34及びカバー40の挿通孔42は、横断面略四角形状としたが、これに限られず、例えば、楕円や三角形状など、嵌合して相対的回動が規制される非真円形状であれば良い。
【0021】
次いで、図7に示す別の吐水具スタンド60について説明する。本吐水具スタンド60は、カバー62が吐水具ホルダ14や継手管16の回動とともに共回りせず、ホルダ64に対して固定された状態となるものである。図7に示すように、吐水具スタンド60には、ホルダ64、回動体32、上部回動体66、Yパッキン48及びカバー62が備えられている。なお、以下、上記吐水具スタンド10と共通する構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0022】
ホルダ64は、雄ねじ部20、内筒部22、凸部24、小径部28、突設片23等が設けられるとともに、円筒状の外筒部68が備えられる。外筒部68の外周面には、カバー62の3つの係止突起44がそれぞれ係止される3つの係止凹部70が形成されている。係止凹部70は、外筒部68下端から外筒部68上方にかけて凹設されており、この係止凹部70に係止突起44が係止されることにより、カバー62の抜け止め及び回動を規制することができる。
【0023】
ホルダ64の外筒部68と内筒部22との間には、回動体32が回動自在に組み付けられている。回動体32の外周面には、上部回動体66の2つの係止凸部72がそれぞれ係止される係止凹部74が設けられている。これらの係止凹部74は、回動体32の軸心を挟んで対向する位置にそれぞれ設けられており、上部回動体66が回動体32に安定的に取り付けられるように構成されている。また、継手管16が軸心方向に挿通される挿通孔34は、平面視略四角の形状に設けられ、継手管16の外径横断面形状に略合致し、その軸心回りにおいて嵌合している。
【0024】
上部回動体66は、全体がその内部に回動体32が納まるお椀状に形成されるとともに継手管16が挿通される挿通孔76が形成されている。挿通孔76は、上記した挿通孔34と同様に、平面視略四角の形状に設けられ、継手管16の外径横断面形状に略合致し、その軸心回りにおいて嵌合している。また、挿通孔76の外周には、後述するカバー62内部に周設された真円状の周溝(図示省略)に嵌合摺接する、外形が真円状に形成された段部78が周設されている。なお、回動体32と上部回動体66との間にはYパッキン48が介在され水密が図られている。
【0025】
そして、この上部回動体66の上部に、カバー62が取り付けられている。カバー62は、カバー40と同様に、全体が有底円筒形状に形成され、その底部に継手管16をその軸心方向に挿通する挿通孔80が形成されている。カバー62には、上記したように係止突起44が形成されており、これらがホルダ64の係止凹部70に係止されることにより、カバー62の抜け防止及びホルダ64に対する相対的回動が規制されている。一方、挿通孔80は真円状に形成されており、これに挿通する継手管16が軸心方向に挿通自在かつ、軸心回りにおいて回動自在に設けられている。よって、継手管16の上下動又は回動に拘わらず、カバー62は、ホルダ64に対して固定された状態とされる。このように構成することにより、カバー62と天板1との間に異物等が挟まったり、天板1の平面度によりカバー62と天板との干渉状態が発生するような場合であっても、カバー62は天板1に対して固定されたままなので、かかる要因によって、継手管16及び吐水具ホルダ14を回動操作する際の荷重変化による違和感が生じることはない。また、継手管16の回動操作に伴って、回動体32及び上部回動体66は継手管16とともに回動するが、回動時においても上部回動体66の段部78がカバー62内部の周溝に摺接した状態とされているので、上部回動体66はカバー62に対して傾き難く、安定的に回動される。よって、回動体32との間に介在されたYパッキン48の潰し具合を常に適切なものとすることができ、確実な水密を行うことができる。
【0026】
次いで、別のホルダ84、回動体88について図8を参考にして説明する。このホルダ84、回動体88は、上記した吐水具スタンド10,60と異なり、ホルダ84側に係合片86を、回動体88側に凸部90を設けたものである。ホルダ84は、略円筒形状に形成され、雄ねじ部20と反対側に大径部92を備えている。大径部92の側部には、軸心を挟んでほぼ対向する位置に、大径部92の径方向に弾性的に可撓可能な2つの係合片86が横方向に突設されている。係合片86の先端寄り内側には、後述する回動体88の凸部90に弾発的に係合する係合突起94が形成されている。また、軸心方向に短い略円筒形状に形成された回動体88は、その一端側の外周面に多数の凸部90が等間隔に周設されている。また、回動体88の挿通孔96は、平面視略四角の形状に設けられて継手管16の外径横断面形状に略合致し、継手管16を挿通自在かつその軸心回りにおいては回動不能に嵌合するように設けられている。このような回動体88に挿通された継手管16が回動されると、ホルダ84に対して回動体88も併せて回動されるが、この際に、ホルダ84の係合片86が撓みながら、係合突起94が回動体88側の凸部90を順次乗り越えつつ回動体88が回動され、凸部90を乗り越える際に適度の節度感が付与されるとともに、シャワーヘッド12の吐水方向を任意の方向に変更してその吐水方向を保持することができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明の吐水具スタンドは上記のように構成されているので、吐水具スタンドの回動機構の損傷などを防止し、適切な節度感を常に得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】吐水具スタンドの一部縦断面図である。
【図2】図1の吐水具スタンドの要部拡大縦断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】図1の吐水具スタンドの一部分解斜視図である。
【図5】図1の吐水具スタンドのホルダ及び継手管の一部拡大縦断面図である。
【図6】図1の吐水具スタンドのホルダ及び継手管の一部斜視図である。
【図7】別の吐水具スタンドの一部分解斜視図である。
【図8】さらに別のホルダ及び回動体の分解斜視図である。
【符号の説明】
1;天板、2;取付孔、3;ナット、4;スリップ板、10;吐水具スタンド、12;シャワーヘッド、14;吐水具ホルダ、16;継手管、18;ホルダ、20;雄ねじ部、21;溝、22;内筒部、23;突設片、24;凸部、25;挿通孔、26;外筒部、28;小径部、30;フランジ部、32;回動体、34;挿通孔、36;係合片、38;係合突起、40;カバー、42;挿通孔、44;係止突起、46;突状部、48;Yパッキン、50;周溝、52;Cリング、60;吐水具スタンド、62;カバー、64;ホルダ、66;上部回動体、68;外筒部、70;係止凹部、72;係止凸部、74;係止凹部、76;挿通孔、78;段部、80;挿通孔、84;ホルダ84、86;係合片、88;回動体、90;凸部、92;大径部、94;係合突起、96;挿通孔。

Claims (1)

  1. 横断面非真円形状の継手管と、
    該継手管の先端に接続固定されるとともに吐水具を支持する吐水具ホルダと、前記継手管が回動可能かつ継手管軸心方向に摺動可能に挿通されるとともに、天板等の取付部に固定されるホルダと、
    前記継手管が継手管軸心方向に摺動可能に挿通されるとともに、前記継手管の横断面外形と略同一形状であって、継手管の軸心回り方向に嵌合する挿通孔を備え、前記ホルダに対して回動可能な回動体と、
    を備える吐水具スタンドであって、
    前記ホルダまたは前記回動体の一方には、前記継手管軸心回り方向に沿って複数の凸状部または凹状部が形成され、他方には、前記凸状部または凹状部と弾発的に係合する係合片が弾性変形可能に形成されるとともに、前記継手管の横断面外形と略同一形状であって前記継手管の軸心回りに嵌合する挿通孔を備え前記継手管に対して共に回動するとともに、前記回動体及びホルダを被覆するカバーが備えられたことを特徴とする吐水具スタンド。
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