JP2020084660A - 流体栓装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この特許文献1に記された流体栓装置は水栓装置であり、可撓管としてのホースを水栓装置の内部に収納するタイプのシャワーヘッド(スパウト)を備えている。シャワーヘッドは、水栓に設けた筒状の腕部に、互いの長手方向が一致する状態に挿通固定することができる。腕部には、シャワーヘッドの基端部を挿入する筒状体が設置されており、シャワーヘッドの基端部および筒状体には、互いに係合可能な突起および溝部が各別に形成されている。
本発明に係る流体栓装置の特徴構成は、
流体管の開閉・遮断を行うハンドルが備えられた栓本体と、
流体の吐出口が先端部に設けられ、前記栓本体の内部に挿通されて流体を流通させる可撓管が基端部に接続されたスパウトと、
前記栓本体を覆い、前記スパウトが固定される筒状の腕部を有するスパウトホルダと、を有し、
前記スパウトと前記スパウトホルダとに亘って互いに面当接する差込式の凸部および凹部の何れかを各別に有する継手部が設けられ、
前記凸部が前記基端部に設けられることで、前記基端部に、前記スパウトの軸心の方向に交わる環状の第1端面が形成され、
前記凹部が前記腕部の端部に設けられることで、前記端部に、前記第1端面と当接可能な環状の第2端面が形成され、
前記軸心の方向と水平方向とのなす角度に対して、前記継手部の差込方向と水平方向とのなす角度が大きく設定されている点にある。
本構成のスパウトは、スパウトの軸心の方向が、継手部の差込方向に対して角度を有する。そのため、スパウトの重量の作用により、スパウトが最も安定した姿勢となるようにスパウトの先端部が最下位置に落ち着く。よって、吐出口の方向が自然に下向きとなる。
本発明に係る流体栓装置においては、前記凸部が前記基端部に設けられ、前記凸部の外径寸法が前記凸部の先端側ほど小さく形成されていると好都合である。
本構成のように、凸部の先端側の外径寸法が小さく形成されることで、スパウトをスパウトホルダに固定するべく凸部を凹部に挿入する際に、凸部が凹部に干渉し難くなる。よって、スパウトの再固定が円滑になる。
本発明に係る流体栓装置においては、前記スパウトが、前記吐出口が最も下方を向く姿勢となる状態で、前記第1端面の各部における前記環状の径方向に沿った幅につき、最上方にある部位の幅を、最下方にある部位の幅より狭く構成することができる。
スパウトホルダの形状は、流体栓装置の意匠上の観点から、例えばスパウトの形状と連続した円筒形状とされる場合がある。そのような場合、本構成のように、凸部が第1端面において上方にオフセットした構成とすることで、凸部の突出方向がスパウトの軸心の方向に対して角度を有していても、スパウトホルダの形状を損なわずに凸部をスパウトホルダに収容することができる。
本発明に係る流体栓装置においては、前記第1端面および前記第2端面が曲面に構成されていると好都合である。
本構成のように、第1端面と第2端面を曲面に構成することで両者の当接面積が増大する。よって、スパウトが回転しようとする際の摩擦抵抗を高めることができる。
本発明に係る流体栓装置においては、前記凸部および前記凹部に、前記スパウトが前記スパウトホルダに対して回転するのを規制する回転規制部が形成されていると好都合である。
本構成のように、回転規制部を設けることで、スパウトをスパウトホルダに固定した姿勢が安定し流体の吐出方向が安定する。また、スパウトを旋回させるべくスパウトに外力を作用させた場合に、スパウトが軸心の方向を中心に回転することがなく使用感が向上する。
本発明に係る流体栓装置においては、前記回転規制部として、前記凸部および前記凹部の断面形状を楕円に形成することができる。
本構成であれば、凸部の断面形状を凹部の断面形状と合せて楕円とすることで、スパウトを挿入する際の後半では、楕円断面を有する凸部の外面と凹部の内面とが当接してスパウトの回転姿勢が適正姿勢に誘導される。つまり、挿入開始時のスパウトが採り得る姿勢範囲が広がるためスパウトの挿入操作性が高まる。
本発明に係る流体栓装置においては、前記凸部につき、前記凸部の中心線を含む前記凸部の鉛直断面において前記中心線に直角な方向の幅が先端側ほど短くなる第1領域を、前記凸部の基端側に形成し、前記第1領域の先端側に隣接する位置に前記幅が前記中心線に沿って変化しない第2領域を形成することができる。
例えば、凸部が先細形状であれば、固定時の一体感や挿入開始時の作業性が向上するものの、一旦、凸部が抜け始めると凸部と凹部との隙間が生じ易い。そのためスパウトがスパウトホルダに対して相対回転し抜け出し易くなる。
(特徴構成)
本発明に係る流体栓装置においては、前記凹部の開口のうち、最下縁位置が最上縁位置に対して前記差込方向に垂直な平面を挟んでスパウトの側に位置していると好都合である。
凸部が凹部から抜け出しつつ相対回転しようとするとき、凸部の外面のうち基端部の下方箇所と先端部の上方箇所とが、凹部の開口の最下縁位置と最上縁位置とに当接する。これによりスパウトの抜け出しに抵抗する状態が生じる。
本発明の流体栓装置Mは、例えば台所の流し台などに設置される水栓装置mとして用いられる。水栓装置mのうち栓本体1に対するスパウトSの装着が容易であり、その際にスパウトSの装着姿勢が確定し易いうえに装着姿勢が安定的に維持される水栓装置mに関するものである。以下、本発明に係る水栓装置mの実施形態につき図面を参照しながら説明する。
図1には、第1実施形態に係る水栓装置mを示す。この水栓装置mは、流体管である水道管の開閉・遮断を行うハンドル2が備えられた栓本体1と、栓本体1を覆い、所定方向に突出した筒状の腕部3を有するスパウトホルダHと、当該スパウトホルダHに挿入固定されるスパウトSとを備えている。スパウトSの先端部には、流体である水の吐出口4が設けられている。スパウトSの基端部には、水を流通させる可撓管5としてのフレキシブルホース5a(以下、「ホース5a」と称する)が接続されている。スパウトホルダHの開口部から栓本体1の内部に挿入されたホース5aは、栓本体1の内部で屈曲し流し台の内部に引き込まれる。
図3には、第2実施形態の水栓装置mを示す。ここでは、スパウトSの姿勢が、吐出口4が最も下方を向く状態にあるとき、第1端面f1の各部における環状の径方向に沿った幅につき、最上方にある部位の幅W1を、最下方にある部位の幅W2より狭く構成してある。つまり、スパウトSがスパウトホルダHに差し込まれた姿勢において、凸部J1を第1端面f1の高い位置に偏位形成してある。
図4(a)(b)には、第3実施形態の水栓装置mを示す。ここでは、第1端面f1および第2端面f2を曲面に構成してある。例えば第1端面f1は、スパウトSの両側部においてスパウトホルダHの側に突出している。第2端面f2の形状も第1端面f1と同じであり、スパウトSがスパウトホルダHに差し込まれた状態で第2端面f2は第1端面f1と面当接する。
図5には、第4実施形態の水栓装置mを示す。ここでは、凸部J1の差し込み方向に直角な断面における凸部J1の断面形状を楕円としてある。つまり、凸部J1は、断面形状が楕円の先細形状を有する。本構成であれば、スパウトSの挿入開始時にはスパウトSの採り得る姿勢範囲が広くなり、凸部J1を凹部J2に差し込むに従って軸芯X1の周りの回転姿勢が一つの姿勢に誘導される。このように当該楕円形状は、スパウトSの姿勢誘導部として機能すると共に回転規制部としても機能する。
図6には、第5実施形態の水栓装置mを示す。ここでは、図6(a)に示すように、スパウトSがスパウトホルダHに差し込まれた状態で、スパウトSの軸芯X1の周りの回転を防止するために、凸部J1および凹部J2の各表面に突起Jaと溝部Jbとを振り分けて形成してある。
図7には、第6実施形態の水栓装置mを示す。ここでは、図7に示すように、凸部J1において例えば二つの領域を形成してある。一つは、凸部J1の基端側に形成されるもので、凸部J1の軸芯X1を含む凸部J1の鉛直断面において、中心線に直角な方向の幅が先端側ほど短くなる第1領域J11である。もう一つは、第1領域J11の先端側に隣接形成されるもので、前記幅が中心線に沿って変化しない第2領域J12である。
図8には、第7実施形態の水栓装置mを示す。水道水を吐出する際に、使用者はスパウトSの先端を保持して旋回させ、吐水位置を望みの位置に調節する。このとき、スパウトSを押す力が下向き成分を含むことが多く、スパウトSは旋回の際に僅かに先端を下げながら抜け出る可能性がある。
スパウトSおよび凸部J1は、摺動性及び意匠性が重要となる為、表面の仕上げが良い材料で構成するのが好ましい。また、所定強度も必要であるため、スパウトSおよび特に凸部J1の材質としては、金属及びPOMが好ましい。金属はメッキ仕上げであるとなお良い。
2 ハンドル
3 腕部
4 吐出口
5 可撓管
f1 第1端面
f2 第2端面
H スパウトホルダ
J 継手部
J1 凸部
J11 第1領域
J12 第2領域
J2 凹部
m 水栓装置
S スパウト
X1 軸心
X2 差込方向
Claims (8)
- 流体管の開閉・遮断を行うハンドルが備えられた栓本体と、
流体の吐出口が先端部に設けられ、前記栓本体の内部に挿通されて流体を流通させる可撓管が基端部に接続されたスパウトと、
前記栓本体を覆い、前記スパウトが固定される筒状の腕部を有するスパウトホルダと、を有し、
前記スパウトと前記スパウトホルダとに亘って互いに面当接する差込式の凸部および凹部の何れかを各別に有する継手部が設けられ、
前記凸部が前記基端部に設けられることで、前記基端部に、前記スパウトの軸心の方向に交わる環状の第1端面が形成され、
前記凹部が前記腕部の端部に設けられることで、前記端部に、前記第1端面と当接可能な環状の第2端面が形成され、
前記軸心の方向と水平方向とのなす角度に対して、前記継手部の差込方向と水平方向とのなす角度が大きく設定されている流体栓装置。 - 前記凸部が前記基端部に設けられ、前記凸部の外径寸法が前記凸部の先端側ほど小さく形成されている請求項1に記載の流体栓装置。
- 前記スパウトが、前記吐出口が最も下方を向く姿勢となる状態で、前記第1端面の各部における前記環状の径方向に沿った幅につき、最上方にある部位の幅が、最下方にある部位の幅より狭く構成されている請求項1または2に記載の流体栓装置。
- 前記第1端面および前記第2端面が曲面に構成されている請求項1から3の何れか一項に記載の流体栓装置。
- 前記凸部および前記凹部に、前記スパウトが前記スパウトホルダに対して回転するのを規制する回転規制部が形成されている請求項1から4の何れか一項に記載の流体栓装置。
- 前記回転規制部として、前記凸部および前記凹部の断面形状が楕円に形成されている請求項5に記載の流体栓装置。
- 前記凸部につき、前記凸部の中心線を含む前記凸部の鉛直断面において、前記中心線に直角な方向の幅が先端側ほど短くなる第1領域が、前記凸部の基端側に形成され、前記第1領域の先端側に隣接する位置に、前記幅が前記中心線に沿って変化しない第2領域が形成されている請求項1から6の何れか一項に記載の流体栓装置。
- 前記凹部の開口のうち、最下縁位置が最上縁位置に対して、前記差込方向に垂直な平面を挟んで前記スパウトの側に位置している請求項1から7の何れか一項に記載の流体栓装置。
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