JP4840056B2 - 水栓及びその取付方法 - Google Patents
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Description
これに対して、「リンク機構式」にも「ワイヤー式」にも対応できる水栓があれば、既設の各種の洗面台などに柔軟に対応することができるばかりでなく、排水栓を含む水栓毎取り替える必要がなくなる。また、水栓を製造する際にも異なる排水機構毎に機種を作り分ける手間が省け、コストの低減や省エネルギー、省資源の観点からも望ましいことである。
発明協会公開技法公技番号2005−503008号
図1は、本発明の実施の形態に係る水栓の断面構造を例示する模式図である。
そして、ガイド軸3の内部には、上下に移動可能な操作軸9が内装されている。操作軸9は、排水栓を操作するための操作部8と連動し、その上下動作により排水栓を遠隔操作可能とされている。ガイド軸3の先端付近は、後に詳述する「ワイヤー式」の駆動機構と接続する際に利用される凹溝17が設けられている。また、操作軸9の先端部には、後に詳述する「リンク機構式」の駆動機構と接続する際に利用されるネジ山あるいはその他の接続機構が設けられている。またさらに、操作部8の上下動のストロークは、「ワイヤー式」のみならず、「リンク機構式」にも対応可能なように拡張されている。
図2は、ワイヤー式の排水栓駆動機構を例示する模式断面図である。
水栓1が取り付けられる洗面台などのボウルの底部には、排水栓12が設けられている。排水栓12は、パッキン(図示せず)を適宜備えた栓部14と、栓部14の上下の動きを規制するガイド12aと、備えた栓本体12bを有し、ボウルの底面に取り付けられた排水口金具13内に収容されている。そして、水栓本体2の操作部8の押圧操作により栓部14を開閉させるために、栓部14を上下に動かすリフト機構23が設けられている。
また、図4は、その取付部を拡大して表した模式図である。
図5は、リンク機構式の排水栓駆動機構を表す模式断面図である。
この排水栓110は、パッキン(図示せず)を適宜備えた栓部111と、栓部111の上下の動きを規制するガイド部115とを有する。排水栓110は、ボウルの底面に取り付けられた排水口金具112、排水口部材116の中に収容されている。そして、栓部111を開閉させるための連結棒109が排水栓110のガイド部115の下方の開口(図示せず)に挿入されている。連結棒109は、排水口部材116に液密に設けられた支持部108を中心として、その両端が上下に揺動可能とされている。
また、図7は、延長ロッド120の模式図である。
まず、水栓1の操作軸9の先端に延長ロッド120が取り付けられる。
延長ロッド120は、例えば、その先端に雌ネジ溝122が形成され、操作軸9の先端に設けられた雄ネジ溝9A(図1参照)と螺合して固定することができる。また、延長ロッド120は、複数の貫通孔124を有する。
図8は、連結棒109と連結金具130との連結部分を表す模式図である。
また、図9は、ピン140を表す模式図である。
一方、連結金具130は複数の挿入孔132を有し、リンク機構式の排水栓駆動機構に設けられた連結棒109がこれら挿入孔132のいずれかに挿入される。
すなわち、図10において左側はワイヤー式の排水栓駆動機構の保持機構ユニット11が必要とするストロークS1を例示し、右側は本実施形態の水栓1の操作部8が動きうる最大のストロークS2を例示する。なお、これらストロークは、操作部8の上面を基準として表した。
すなわち、この水栓1は、ハンドル250を備え、使用者がこのハンドル250を回動させることにより、吐水口220からの吐水を開始させ、停止させることができる。そして、本実施形態においても、図1に関して前述したものと同様のガイド軸3及び操作軸9(図示せず)が設けられている。そして、図示した如くリンク機構式の排水栓駆動機構に対応させて延長ロッド120、連結金具130を取り付けることができ、また、図3に例示した如くワイヤー式の排水栓駆動機構の保持機構ユニット11を取り付けることもできる。
図12に表した変型例においては、操作軸9を貫通するピン160により、操作軸9に対して延長ロッド120を接続、固定する。
図13に表した変型例においては、操作軸9の先端付近の外周に溝を設け、この溝にE型止め輪170を挿入することにより、操作軸9に対して延長ロッド120を接続、固定する。
図14に表した変型例においては、操作軸9の先端付近の外周に溝を設け、この溝にC型リング180を挿入することにより、操作軸9に対して延長ロッド120を接続、固定する。
図15に表した変型例においては、操作軸9の先端付近の外周に溝を設け、この溝に延長ロッド120の先端の差し込み爪180を係合させることにより、操作軸9に対して延長ロッド120を接続、固定する。
このように、本実施形態においては、操作軸9と延長ロッド120とを接続する機構としては各種の方法を用いることができる。
しかし、本発明はこれらの具体例には限定されない。すなわち、本発明の水栓を構成する本体や操作部、操作軸、ガイド軸などの形状、構造、配置関係については、各種の変型を与えたものも本発明の要旨を含む限り本発明の範囲に包含される。同様に、エルボーと吐水管カバーとの結合方法について、各種の変型を与えたものも本発明の要旨を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (7)
- 水を吐水する吐水口と、
排水栓を操作するための操作部と、
水栓を固定する基部に設けられた取付孔を貫通するガイド軸と、
前記ガイド軸を貫通し前記操作部と連動する操作軸と、
を備え、
前記ガイド軸の先端部は、その外周にワイヤー式の排水栓駆動機構が有する保持機構ユニットを接続可能な凹溝を有し、
前記操作軸は、その先端に延長ロッドを接続可能な接続機構を有することを特徴とする水栓。 - 水を吐水する吐水口と、
排水栓を操作するための操作部と、
水栓を固定する基部に設けられた取付孔を貫通するガイド軸と、
前記ガイド軸を貫通し前記操作部と連動する操作軸と、
前記操作軸の先端に接続可能とされた延長ロッドと、
を備え、
前記ガイド軸の先端部は、その外周にワイヤー式の排水栓駆動機構が有する保持機構ユニットを接続可能な凹溝を有することを特徴とする水栓。 - 前記延長ロッドに固定可能とされ、且つリンク機構式の排水栓駆動機構が有する連結棒と連結可能とされた連結金具をさらに備えたことを特徴とする請求項2記載の水栓。
- 前記延長ロッドに対する前記連結金具の固定位置が調整可能とされたことを特徴とする請求項3記載の水栓。
- 前記連結金具への前記連結棒の連結位置が調整可能とされたことを特徴とする請求項3または4に記載の水栓。
- 前記操作軸が移動可能なストロークは、前記保持機構ユニットが必要とするストロークよりも大きいことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の水栓。
- 前記操作軸は、上下に移動可能とされ、
前記操作軸が移動可能な前記ストロークの上端は、前記保持機構ユニットが必要とする前記ストロークの上端よりも上にあることを特徴とする請求項6記載の水栓。
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JP2006267838A JP4840056B2 (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 水栓及びその取付方法 |
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