JP2007231537A - 水栓 - Google Patents

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智 近藤
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Abstract

【課題】
ポップアップ式排水栓の操作レバーが一体的に設けられた水栓において、操作レバーの操作性を向上させるとともに、操作レバーについて高い加工精度を要求することなくその製造コストを低減できる水栓を提供すること。
【解決手段】
水栓本体2内に保持孔22を設け、水栓本体2下部には、取付部に固定するための固定用ナット9が螺着される固定用ねじ7を設けると共に固定用ねじ7内には保持孔22と連通する挿通孔13を形成し、操作レバー50は、保持孔22及び挿通孔13に昇降自在に保持されるとともに、排水栓を駆動操作するためのレリーズ74が接続され、操作レバー50を、保持孔22から水栓本体2外に突出される引き棒52と、引き棒52とは別体に形成されて保持孔22又は挿通孔13内に配設される挿入部材70とに分割し、引き棒52と挿入部材70とを連接して配設した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ポップアップ式排水栓の操作レバーが一体的に設けられた水栓に関する。
従来、図5に示すように、ポップアップ式排水栓の操作レバー92が一体的に設けられた水栓90が知られている。この種の水栓90は、操作レバー92下部に取付金具82により取り付けられたレリーズ74を、操作レバー92を昇降操作することにより昇降させて、洗面ボウル内などに設けられるポップアップ式の排水栓(図示省略)の開閉操作を行うことができるものである。
このような水栓90には水栓本体2の下面と協働して取付面を挟持固定する固定用ナット9が螺着される固定用ねじ7が突設されているものがある。この他にも、水栓本体2の下面には給水管(図示省略)、給湯管6など多数の配管類が突設されているが、ポップアップ式排水栓の操作レバー92を一体的に設けた水栓90では、水栓本体2の下面における操作レバー92を挿通するスペースを省略するためなどを理由として、この固定用ねじ7の内部に挿通孔13を設け、この挿通孔13に操作レバー92を挿通させている。そして、水栓本体2内に形成された保持孔94とこの挿通孔13との両方に渡って保持される長い操作レバー92を用いることとし、保持孔94のみならず固定用ねじ7の挿通孔13によっても操作レバー92が保持されるように構成することにより、操作レバー92が長い範囲に渡って保持されるので、操作レバー92の操作性を向上させるとともに、操作レバー92の変形を未然に防止することができるものとされている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−167821号公報(図5)
ところが、従来の水栓90では、上記のように極めて長い操作レバー92を用いているために、操作レバー92が僅かに曲がっていても、その昇降操作の際に保持孔94や挿通孔13内周面に接触し易く操作性が妨げられやすい。このため保持孔94及び挿通孔13に渡る長い操作レバー92が真っ直ぐに形成されるように加工精度を極めて高くする必要があり、このために製造コストが嵩む要因となっていた。また、操作レバー92が長くなればその重量も嵩むため、特に引き上げ操作時の操作性が重くなり、このことも操作性に悪影響を及ぼしていた。
本発明は上記した従来の水栓の問題点を解消するものであり、ポップアップ式排水栓の操作レバーが一体的に設けられた水栓において、操作レバーの操作性を向上させるとともに、操作レバーについて高い加工精度を要求することなくその製造コストを低減できる水栓を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段を以下に説明する。本発明の水栓は、ポップアップ式排水栓の操作レバーが一体的に設けられた水栓であって、水栓本体内に保持孔が設けられ、水栓本体下部には、水栓本体を取付部に固定するための固定用ナットが螺着される固定用ねじが設けられると共に該固定用ねじ内には前記保持孔と連通する挿通孔が形成され、前記操作レバーは、前記保持孔及び前記挿通孔に昇降自在に保持されるとともに、前記排水栓を駆動操作するためのレリーズが接続され、前記操作レバーが、前記保持孔から水栓本体外に突出される引き棒と、該引き棒と別体に形成されて前記保持孔又は前記挿通孔内に配設される挿入部材とに分割されるとともに、前記引き棒と前記挿入部材とが連接して配設されたことを特徴とするもの(請求項1)である。
操作レバーを、挿入部材と水栓本体から上方に突設される引き棒とに分割したので、各部材の長さを従来の操作レバー全体の長さよりも短くすることができる。よって、保持孔及び挿通孔内周面に操作レバーが干渉して操作レバーの操作性を悪化させないようにしつつ、引き棒及び挿入部材が真っ直ぐとなるようにその加工精度を容易に高めることができる。また、このように別体に分割しつつも、引き棒と挿入部材とを合わせた長さを従来の操作レバーと同じ長さとすることができるので、これらを挿通する固定用ねじ、レリーズ、レリーズを取り付けるための取付金具などを従来と同様の汎用品を用いることができる。以上のように、本発明では、操作レバーの操作性を低下させることなくその製造コストを低減させることができる。
また、水栓本体を取り付けるデッキ面などの取付部の厚みが異なる設置場所にそれぞれ対応して水栓を設置するには、固定用ねじの長さを変更した水栓を用いて対応する必要がある場合がある。この場合には、長さが変更された固定用ねじに対応してその内部に挿通される操作レバーの長さも変更する必要がある。ここで、本発明によれば、水栓本体の外部に露呈されメッキを施すなど美観を向上させる必要のある引き棒については、同一長さの汎用部品を用いる一方、水栓本体内部等に収容され美観を向上させる必要がない挿入部材について取付部の厚みに対応した長さのものを用意することで固定用ねじの長さの変更に対応できる。よって、取付部の厚みに対応させるために固定用ねじの長さが変更されるような場合であっても、メッキなどが必要なく比較的安価な挿入部材のみを変更し、メッキを施すなど比較的高価な引き棒については同一の長さのものを共用できる。以上のように、本発明では、操作レバーの美観を損なうことなく、その製造コストを低減させることができる。また、排水栓から水栓本体までの距離が異なるような設置場所に対応してそれぞれ水栓を設置する場合においても、上記異なる長さの固定用ねじに対応させるのと同様に、レリーズは変更することなく挿入部材の長さを変更するだけで対応できるので、やはり製造コストを低減することができる。
また上記した水栓において「前記挿入部材が複数個以上に分割されていることを特徴とする水栓」とすることができる(請求項2)。
このように設けることにより、操作レバーの加工精度をより容易に高めることができる。
また上記した水栓において「前記分割された引き棒又は挿入部材の少なくとも一つが樹脂、ゴムなどの軽量部材により形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水栓」とすることもできる(請求項3)。
このように設けることにより操作レバーの軽量化を図ることができる。よって、軽い操作性の操作レバーとすることができ、操作レバーの操作性をさらに向上させることができる。特に、固定用ねじの長さに対応して操作レバー全体を長くする必要がある場合には操作レバーの重さが嵩みがちとなるため、操作レバーの長さが長い水栓の操作性を向上させるのに好適である。また、操作レバーの重量が嵩むと、操作レバーを付勢するためにレリーズに取り付けられるばねも反発力の強いものに変更する必要が生じる場合があるが、本発明では操作レバーの軽量化を図ることができるため、このようなばねの変更の必要性も少なくなる。
また、上記した水栓において、前記挿入部材が樹脂、ゴムなどの軽量部材により形成されていることとすることができる。
操作レバーをこのように構成することにより、水栓本体の外部に突出されているためにメッキなど美観の向上が必要とされ、また、操作の際に最も応力がかかりやすい引き棒については金属製等として美観向上・強度向上を維持すると共に、挿入部材を軽量化することにより、操作レバー全体としては軽量化を図ることができる。
また上記した水栓において「前記水栓本体には、水栓本体外周面から突設されるとともに内部に前記保持孔を備えて前記引き棒を昇降自在に保持するガイド管が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の水栓」とすることができる(請求項4)。
水栓本体上方に突設されるガイド管に引き棒を保持させることにより、水栓本体内部だけではなく水栓本体外周面に突設されたガイド管内においても保持することができる。よって、昇降操作時に引き棒を安定させ、操作レバーの操作性をさらに向上させることができる。
本発明は上記のように、操作レバーを引き棒と挿入部材とに分割して構成したので、操作レバーの操作性を低下させたり美観を損なうことなく、操作レバーの製造コストを低減させることができ、ポップアップ式排水栓の操作レバーが一体的に設けられた水栓の製造コストを低減させることができる。
次に、本発明のポップアップ式排水栓の操作レバーが一体的に設けられた水栓の実施の形態を図を参考にして詳細に説明する。図1に示すように、本発明の水栓1は、洗面台の洗面ボウル奥側の取付面(図示省略)に挿通されて固定されるものであり、取付面に開設された取付穴(図示省略)に水栓1の下部が挿通されて取付面に固定される。
水栓本体2は本体が縦長で正面側に傾斜して形成されている。水栓本体2の正面側には吐水口3が突設され、この吐水口3の後方側に上方に向けて立設される水栓本体2上部にハンドル4が備えられている。
また、水栓本体2の下端面には、給水源に連通されて水栓本体2下方に引き回された給水配管(図示省略)に接続される給水管(図示省略)と、同様に、給湯源に連通されて引き回された給湯配管に接続される給湯管6と、前述した固定用ナットが螺着される固定用ねじ7と、混合弁装置(図示省略)から延設される混合配管14が突設され、また、混合配管14に接続されシャワーヘッド5に至るシャワー用配管15が挿通されている。
水栓本体2の下端部は、取付穴よりも大径に形成されており、取付面の裏面側から取り付けられる固定用ナット9と協働して取付面を挟持することによって、水栓本体2を取付面に固定する。
このように、構成された水栓1は、ハンドル4の操作により、水栓本体2内に内蔵された混合弁装置を駆動して、給水管からの給水及び給湯管6からの給湯を適宜量混合し、シャワーと通常吐水とを切り換え可能な散水板8を備えたシャワーヘッド5から吐出させるものである。
ついで、図2及び図3も参照して、水栓本体2に設けられるガイド管20について説明する。なお、図2は操作レバー50を引き上げた状態、図3は操作レバー50を押し下げた状態を示すものである。操作レバー50の引き棒52が昇降自在に保持されるガイド管20は、水栓本体2の背面側に、取付面に対して直交する方向に沿って形成されており、ガイド管20内部には細長の円筒状の保持孔22が形成されている。また、ガイド管20は、水栓本体20背面側に開口された挿入孔10内に水栓本体2の上側から螺入されて接着固定されている。ガイド管20の下端部は外径がやや小径に形成されているとともに雄ねじが刻設されており、この下端部より上方のガイド管20外周面との間には段部24が形成されている。ガイド管20は、挿入孔10内に螺入された際に、この段部24が、挿入孔10下方の小径に形成された雌ねじ部11に連なる段部12に係止され、水栓本体2に対するガイド管20の位置決めがなされる。また、ガイド管20の上部は水栓本体2の背面側外周面から上方に向かって突設されている。ガイド管20の上端部には、保持孔22よりも大径に開口された雌ねじ部26が形成されている。そして、この雌ねじ部26には、ほぼ円筒状の固定金具28がねじ込まれている。
固定金具28には、下部寄りの小径部30と上部寄りの大径部32とが備えられており、小径部30と、大径部32の小径部30寄りの外周面とには、それぞれ雄ねじが刻設されている。そして、この固定金具28には、操作レバー50の引き棒52が挿通される挿通孔34が形成されている。この固定金具28は、ガイド管20の雌ねじ部26にねじ込まれた際に、小径部30と大径部32との間に形成される段部33がガイド管20の上端部開口面に当接されてガイド管20に対して位置決めされている。
また、固定金具28の大径部32には、有底円筒状の固定ナット36が螺着されている。固定ナット36の内周面には雌ねじが刻設されており、固定金具28の大径部32の雄ねじに螺着されて固定され、固定金具28と共にガイド管20に固定されている。固定ナット36の外径は、ガイド管20の上端部外径とほぼ同じに設けられており、固定金具28に螺着された際に、ガイド管20の上端部開口端面と固定ナット36の開口端面とが当接して位置決めが行われるように構成されている。
固定金具28の開口部奥側には、固定金具28の大径部32よりも小径に形成された収容孔38が形成されている。また、固定金具28の底部40には、引き棒52が挿通される挿通孔42が形成されている。そして、収容孔38、底部40及び挿通孔42に挿通される引き棒52外周面との間に設けられる空間に、シール部材44が収容されており、固定金具28に対して固定ナット36が位置決めされた状態でシール部材44が引き棒52外周面に適度に圧着される。このようにして、引き棒52の昇降操作時に、ガイド管20に対する引き棒52の位置を保持させることができるように構成されている。
次いで、水栓本体2下部から突設される固定用ねじ7について説明する。固定用ねじ7は、外周面に雄ねじが刻設されるとともに、水栓本体2に開口された挿入孔10内の雌ねじ部11に水栓本体2の下側から螺入された上で接着固定されており、さらに水栓本体2下端内部に取り付けられた固定ブッシュ46により固定されている。雌ねじ部11に螺入される固定用ねじ7は、上記したように挿入孔10内において位置決めされたガイド管20の下端面に当接されて、水栓本体2に対して位置決めされている。そして、この固定用ねじ7に、取付面裏側から、固定座金48、固定用ナット9が螺着されて、水栓本体2下面と協働して取付面を挟持する。また、固定用ねじ7内にはガイド管20の保持孔22に連通する挿通孔13が設けられている。
次いで、操作レバー50について説明する。図4にも示すように、操作レバー50は、別体に形成された引き棒52と挿入部材70とから構成されている。引き棒52は、ガイド管20の保持孔22より僅かに小径に形成されて保持孔22内を摺動自在に設けられた大径部54と、この大径部54よりも小径に形成されて大径部54の上方に連設されるとともに固定金具28の挿通孔34及び固定ナット36の挿通孔42よりも僅かに小径に形成されて、これらの挿通孔34,42内を摺動自在に設けられた小径部56と、小径部56の上端部に取り付けられた把持部58とから構成されている。また、大径部54と小径部56との間には、段部60が形成されている。
このように構成された引き棒52は、上記したように、大径部54が保持孔22内に、小径部56が挿通孔34,42内に、摺動自在に保持され、図2に示すように、使用者が把持部58を掴んで引き上げた際には、段部60が固定金具28の下端面に当接されるまで引き上げられ、図3に示すように、把持部58を押し下げた際には、把持部58の下端面が固定ナット36の挿通孔42周縁部に当接するまで押し下げられるように構成されている。なお、大径部54は、固定用ねじ7の挿通孔13よりも若干小径に形成されており、図3に示すように、引き棒52を押し下げた状態においても、挿通孔13内周面に接触することは無い。
挿入部材70は、ストレートの棒状に形成され、その外径は挿通孔13内径に摺動可能な大きさに形成されている。また、その長さは、図2及び図3に示すように、操作レバー50の昇降操作のいずれにおいても、挿通孔13内に収まる長さに設けられている。また、その下端面には後述するレリーズ74の金具先端部76が挿入固定される挿入孔72が開設されている。なお、本例では、挿入部材70の上下を間違えて挿通孔13内に挿入しても金具先端部76が挿入固定されるようにするために、挿入部材70の上端面にも同様の挿入孔72が開設されている。
レリーズ74は、上記したように金具先端部76が挿入部材70の挿入孔72に挿入固定されるように差し込まれている。固定用ねじ7の下端部には、固定座金48及び固定用ナット9が取り付けられた後に、アタッチメント78が螺着されており、レリーズ74は、このアタッチメント78の雄ねじ部80に、その取付金具82がさらに螺着され、固定用ねじ7に固定されている。そして、この種のポップアップ排水栓に用いられるものと同様に、レリーズ74の金具75は、排水栓側に取り付けられたばね(図示省略)により、常に挿入部材70側に付勢されており、引き棒52を引き上げた際には、挿入部材70を上方に押し上げるように構成されている。
ついで、このように構成された水栓1の操作レバー50の昇降操作について説明する。図2に示すように、引き棒52を引き上げた状態では、ばねにより付勢されたレリーズ74の金具先端部76が、引き棒52の大径部54下端面に当接する位置まで挿入部材70を押し上げた状態となり、金具75は固定用ねじ7の挿通孔13の上方側に移動される。また、図3に示すように引き棒52を押し下げた状態では、ばねの付勢力に抗して、挿入部材70を介してレリーズ74の金具先端部76が押し下げられ、金具75は挿通孔13の下方側に移動される。この際に、シール部材44の圧着力により、引き棒52は押し下げられた状態で保持される。このような操作レバー50の昇降操作により、レリーズ74に接続された排水栓の開閉操作が行われる。
このように、別体に形成されている引き棒52及び挿入部材70が連動して、従来の操作レバーと同様にレリーズ74を駆動して排水栓の開閉操作を行うことができるが、同時に、操作レバー50が引き棒52と挿入部材70に別体に形成されているため、それぞれの長さを保持孔22及び挿通孔13の合わせた長さよりも相当に短くできる。よって、保持孔22及び挿通孔13に対するこれらの両部材の加工精度を容易に高めることができる。また、水栓本体2の外部に露呈する引き棒52のみにメッキを施して美観を向上させたり、金属製とすることで強度を向上させる一方、外部に露呈しない挿入部材70においてはメッキを不要として製造コストを低減したり、樹脂製やゴム製などの軽量材質により形成して軽量化を図ることができる。
また、取付面の厚みが厚い場合などには、固定用ナット9を螺着できる長さに固定用ねじ7の長さを長くするなど、固定用ねじ7の長さが変更され、これに伴って、レリーズ74が取り付けられる挿入部材70の長さも対応して変更する必要が生ずるが、このような場合でも引き棒52は変更せず、メッキなどが必要のない挿入部材74について長さの異なるものを用意するだけでよく、対応品の製造コストの低減を図ることができる。また、操作レバー50を長くする必要がある場合でも、樹脂製など軽量材質の挿入部材70を長いものに交換すればよいので、操作レバー50全体としては重量が嵩むおそれが少ない。一方、このように操作レバー50を構成する部材を別体に形成しても、引き棒52と挿入部材70とを合わせた長さを、従来用いている一体的に形成された操作レバーの長さと同じく設けるだけで、固定用ねじ7、レリーズ74などを変更する必要はない。
また、上記した実施の形態では、ガイド管20を設けることとして、水栓本体2内部の部位の保持孔12のみならずガイド管20内の部位の保持孔12によっても引き棒52を保持することとしている。したがって、水栓本体2の高さが比較的低い場合など水栓本体2内部の部位の保持孔12の長さが十分でない場合に好適である。
なお、本発明は上記した実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上記した実施の形態では、水栓本体2にガイド管20を設けることとしたが、請求項1から請求項3までの発明ではこれに限られず、ガイド管20を省略することができ、さらに製造コストを低減することができる。この場合においては、操作レバー50は、水栓本体2内に形成された保持孔内及び挿通孔13内にのみ昇降自在に保持されることになる。特に、水栓本体2の高さが比較的高い場合などには、水栓本体2内の保持孔の長さだけで引き棒52を安定的に昇降操作することができるので、このような態様を適用することが好適である。また、本実施の形態では、挿入部材70は一体に形成されているが、挿入部材70をさらに複数個以上に分割するものとしても良い。
を図に付して説明を省略する。
本発明の水栓の側面図である。 引き棒を引き上げた状態の図1の水栓の要部縦断面図である。 引き棒を押し下げた状態の図1の水栓の要部縦断面図である。 引き棒、挿入部材及びレリーズの分解斜視図である。 従来の水栓の一部破断面図である。
符号の説明
1;水栓、2;水栓本体、3;吐水口、4;ハンドル、5;シャワーヘッド、6;給湯管、7;固定用ねじ、8;散水板、9;固定用ナット、10;挿入孔、11;雌ねじ部、12;段部、13;挿通孔、14;混合配管、15;シャワー用配管、20;ガイド管、22;保持孔、24;段部、26;雌ねじ部、28;固定金具、30;小径部、32;大径部、33;段部、34;挿通孔、36;固定ナット、38;収容孔、40;底部、42;挿通孔、44;シール部材、46;固定ブッシュ、48;固定座金、50;操作レバー、52;引き棒、54;大径部、56;小径部、58;把持部、60;段部、70;挿入部材、72;挿入孔、74;レリーズ、75;金具、76;金具先端部、78;アタッチメント、80;雄ねじ部、82;取付金具、90;水栓、92;操作レバー、94;保持孔。


Claims (4)

  1. ポップアップ式排水栓の操作レバーが一体的に設けられた水栓であって、
    水栓本体内に保持孔が設けられ、水栓本体下部には、水栓本体を取付部に固定するための固定用ナットが螺着される固定用ねじが設けられると共に該固定用ねじ内には前記保持孔と連通する挿通孔が形成され、
    前記操作レバーは、前記保持孔及び前記挿通孔に昇降自在に保持されるとともに、前記排水栓を駆動操作するためのレリーズが接続され、
    前記操作レバーが、前記保持孔から水栓本体外に突出される引き棒と、該引き棒と別体に形成されて前記保持孔又は前記挿通孔内に配設される挿入部材とに分割されるとともに、前記引き棒と前記挿入部材とが連接して配設されたことを特徴とするポップアップ式排水栓の操作レバーが一体的に設けられた水栓。
  2. 前記挿入部材が複数個以上に分割されていることを特徴とする請求項1に記載のポップアップ式排水栓の操作レバーが一体的に設けられた水栓。
  3. 前記分割された引き棒又は挿入部材の少なくとも一つが樹脂、ゴムなどの軽量部材により形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のポップアップ式排水栓の操作レバーが一体的に設けられた水栓。
  4. 前記水栓本体には、水栓本体外周面から突設されるとともに内部に前記保持孔を備えて前記引き棒を昇降自在に保持するガイド管が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のポップアップ式排水栓の操作レバーが一体的に設けられた水栓。
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