JPH08210566A - 給水管 - Google Patents
給水管Info
- Publication number
- JPH08210566A JPH08210566A JP1717595A JP1717595A JPH08210566A JP H08210566 A JPH08210566 A JP H08210566A JP 1717595 A JP1717595 A JP 1717595A JP 1717595 A JP1717595 A JP 1717595A JP H08210566 A JPH08210566 A JP H08210566A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water supply
- supply pipe
- hose
- pipe
- metal strip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内部のホースが潰れにくいとともに、可撓性
のある二重構造の給水管を提供すること。 【構成】 給水管１の端部には継手２，３を備え、中央
部は、軟質樹脂製のホース４と金属帯状部材を螺旋状に
巻いた保護管５との二重構造となっている。金属帯状部
材の断面形状は縁の部分が反り返ったＳ字状に成形さ
れ、螺旋状に巻いた状態における金属帯状部材の隣り合
う溝を、相互に嵌合させることによって前記保護管５が
形成されている。
のある二重構造の給水管を提供すること。 【構成】 給水管１の端部には継手２，３を備え、中央
部は、軟質樹脂製のホース４と金属帯状部材を螺旋状に
巻いた保護管５との二重構造となっている。金属帯状部
材の断面形状は縁の部分が反り返ったＳ字状に成形さ
れ、螺旋状に巻いた状態における金属帯状部材の隣り合
う溝を、相互に嵌合させることによって前記保護管５が
形成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、給水用のホースの外側
に金属製で可撓性の保護管を設けた給水管に関するもの
である。
に金属製で可撓性の保護管を設けた給水管に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来より、シャワー付きのトイレのシャ
ワー用の給水管等においては、銅パイプが用いられるこ
とが多かった。銅パイプは耐圧性も充分であるととも
に、若干の可撓性があるので使用されている。しかし、
銅パイプの可撓性は不十分であるため施工が容易である
とはいえなかった。一旦曲げたのちの微調整等の作業が
しにくく、特に、充分に熟練していない作業者が施工し
た場合には、後日に漏れが発生したりする等の問題があ
った。
ワー用の給水管等においては、銅パイプが用いられるこ
とが多かった。銅パイプは耐圧性も充分であるととも
に、若干の可撓性があるので使用されている。しかし、
銅パイプの可撓性は不十分であるため施工が容易である
とはいえなかった。一旦曲げたのちの微調整等の作業が
しにくく、特に、充分に熟練していない作業者が施工し
た場合には、後日に漏れが発生したりする等の問題があ
った。
【０００３】そこで、銅パイプより曲げやすい可撓性の
給水管として、ステンレス線を緻密に編んで柔らかな保
護カバーを形成し、その内側に、ホースを挿入した構成
の給水管が使用されるようになってきた。従来例の給水
管の一例を図５に示した。この給水管の表面は、ステン
レス線を斜めに緻密に編んだ編地ａになっており、折り
曲げ自在な構造となっている。
給水管として、ステンレス線を緻密に編んで柔らかな保
護カバーを形成し、その内側に、ホースを挿入した構成
の給水管が使用されるようになってきた。従来例の給水
管の一例を図５に示した。この給水管の表面は、ステン
レス線を斜めに緻密に編んだ編地ａになっており、折り
曲げ自在な構造となっている。
【０００４】そして、この給水管の内部には、前記編地
ａによって保護された樹脂性のホースｂが挿入されてお
り、このホースｂの中を水が流通するように構成されて
いる。このような構成によって、水密性はホースｂが担
い、耐水性および外力に対する保護は金属性の編地ａの
部分が担うことによって、好ましい給水管となっている
のである。
ａによって保護された樹脂性のホースｂが挿入されてお
り、このホースｂの中を水が流通するように構成されて
いる。このような構成によって、水密性はホースｂが担
い、耐水性および外力に対する保護は金属性の編地ａの
部分が担うことによって、好ましい給水管となっている
のである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図５に示した
ような給水管では、外側が編地になっているので、確か
に、可撓性は得られるが、小さな曲率で曲げた場合や外
力が加わった場合に、内側のホースｂが潰れて閉塞して
しまうという問題があった。
ような給水管では、外側が編地になっているので、確か
に、可撓性は得られるが、小さな曲率で曲げた場合や外
力が加わった場合に、内側のホースｂが潰れて閉塞して
しまうという問題があった。
【０００６】そこで、本発明においては、内部のホース
が潰れにくいとともに、可撓性のある二重構造の給水管
を提供することを目的としているのである。
が潰れにくいとともに、可撓性のある二重構造の給水管
を提供することを目的としているのである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１におい
ては、両端部には継手が固定され、中央部は軟質樹脂製
のホースとこのホースを覆う可撓性の保護管との二重構
造となっている給水管において、前記保護管は、断面形
状がＳ字状の金属製の帯状部材が螺旋状に巻かれ、隣り
合う前記金属帯状部材の縁の部分を相互に嵌合させるこ
とによって連結されて形成された保護管とした。
ては、両端部には継手が固定され、中央部は軟質樹脂製
のホースとこのホースを覆う可撓性の保護管との二重構
造となっている給水管において、前記保護管は、断面形
状がＳ字状の金属製の帯状部材が螺旋状に巻かれ、隣り
合う前記金属帯状部材の縁の部分を相互に嵌合させるこ
とによって連結されて形成された保護管とした。
【０００８】本発明の請求項２においては、前記保護管
の金属帯状部材の縁の部分を緩く嵌合させることによっ
て、給水管の長手方向に伸縮可能に連結した。
の金属帯状部材の縁の部分を緩く嵌合させることによっ
て、給水管の長手方向に伸縮可能に連結した。
【０００９】
【作用】請求項１の給水管によれば、両端部には継手が
固定され、中央部は軟質樹脂製のホースとこのホースを
覆う可撓性の保護管との二重構造となっている給水管に
おいて、前記保護管は、断面形状がＳ字状の金属製の帯
状部材が螺旋状に巻かれ、隣り合う前記金属帯状部材の
縁の部分を相互に嵌合させることによって連結されてい
るので、螺旋状の金属製の帯状部材が弾性変形すること
によって、可撓性が得られる。
固定され、中央部は軟質樹脂製のホースとこのホースを
覆う可撓性の保護管との二重構造となっている給水管に
おいて、前記保護管は、断面形状がＳ字状の金属製の帯
状部材が螺旋状に巻かれ、隣り合う前記金属帯状部材の
縁の部分を相互に嵌合させることによって連結されてい
るので、螺旋状の金属製の帯状部材が弾性変形すること
によって、可撓性が得られる。
【００１０】このとき、前記金属帯状部材の縁の部分を
相互に嵌合させるとき、固く嵌合すると嵌合部分がズレ
にくいので、外力を加えたときには屈曲するが、外力を
取り去るとその時の形状に保たれるという適度な可撓性
が得られる。
相互に嵌合させるとき、固く嵌合すると嵌合部分がズレ
にくいので、外力を加えたときには屈曲するが、外力を
取り去るとその時の形状に保たれるという適度な可撓性
が得られる。
【００１１】また、本発明の請求項２におけるように、
前記金属帯状部材の縁の部分を相互に嵌合させるとき、
緩く嵌合すると嵌合部分がズレやすいので、外力を加え
たときには屈曲することは当然ながら、外力を取り去っ
た状態であっても、重力によって変形するという高い可
撓性が得られる。さらに、嵌合部分が長手方向にズレる
ことも可能となり、保護管の全長が伸縮することが可能
となる。よって、前記保護管の両端を引っ張ると保護管
は伸長し、押すと縮む。
前記金属帯状部材の縁の部分を相互に嵌合させるとき、
緩く嵌合すると嵌合部分がズレやすいので、外力を加え
たときには屈曲することは当然ながら、外力を取り去っ
た状態であっても、重力によって変形するという高い可
撓性が得られる。さらに、嵌合部分が長手方向にズレる
ことも可能となり、保護管の全長が伸縮することが可能
となる。よって、前記保護管の両端を引っ張ると保護管
は伸長し、押すと縮む。
【００１２】
【実施例】以下に、本発明の給水管を実施例に基づいて
詳細に説明する。図１において、１は本発明による給水
管であり、端部には継手２，３を備え、中央部は、軟質
樹脂製のホース４と金属帯状部材を螺旋状に巻いた保護
管５との二重構造となっている。
詳細に説明する。図１において、１は本発明による給水
管であり、端部には継手２，３を備え、中央部は、軟質
樹脂製のホース４と金属帯状部材を螺旋状に巻いた保護
管５との二重構造となっている。
【００１３】以下に、前記保護管５の構造を詳細に説明
する。前記保護管５の外観は、図１のＡの部分に示され
ているように、金属帯状部材が螺旋状に巻かれた状態を
示している。そして、その内部構造は、図１の断面部分
と、図２に示されているように、前記金属帯状部材の断
面形状は縁の部分が反り返ったＳ字状に成形されてい
る。即ち、縁の部分には溝が形成されているのである。
図２において示したＰは、螺旋状に巻いた前記金属帯状
部材の溝に通された１本の木綿糸であり、前記金属帯状
部材の隣り合う部分に適度な摩擦を与えるとともに、保
護管５の内側と外側とを遮蔽している。
する。前記保護管５の外観は、図１のＡの部分に示され
ているように、金属帯状部材が螺旋状に巻かれた状態を
示している。そして、その内部構造は、図１の断面部分
と、図２に示されているように、前記金属帯状部材の断
面形状は縁の部分が反り返ったＳ字状に成形されてい
る。即ち、縁の部分には溝が形成されているのである。
図２において示したＰは、螺旋状に巻いた前記金属帯状
部材の溝に通された１本の木綿糸であり、前記金属帯状
部材の隣り合う部分に適度な摩擦を与えるとともに、保
護管５の内側と外側とを遮蔽している。
【００１４】このように螺旋状に巻いた状態における前
記金属帯状部材の隣り合う溝を、相互に嵌合させること
によって前記保護管５が形成されているのである。この
とき、前記金属帯状部材の溝は相互に嵌合されている
が、固着されてはいず、相互に若干はズレることが可能
であるので、保護管全体としては、可撓性が得られるの
である。
記金属帯状部材の隣り合う溝を、相互に嵌合させること
によって前記保護管５が形成されているのである。この
とき、前記金属帯状部材の溝は相互に嵌合されている
が、固着されてはいず、相互に若干はズレることが可能
であるので、保護管全体としては、可撓性が得られるの
である。
【００１５】端部の継手２，３のホースとの接続部分に
おいては、図１に示されているように、前記ホース４の
端には継手２のさし込み部２１が挿入されている。この
差し込み部２１の外面に形成された３段の楔状の抜け止
めが前記ホース４の内面を押し広げるように挿入され
て、水密状態となっているのである。前記ホース４の端
部の外側の保護管５は、前記継手２，３と連結された金
属製筒２２とともに８角柱状にカシメられて固定され、
継手２から抜けないように構成されている。
おいては、図１に示されているように、前記ホース４の
端には継手２のさし込み部２１が挿入されている。この
差し込み部２１の外面に形成された３段の楔状の抜け止
めが前記ホース４の内面を押し広げるように挿入され
て、水密状態となっているのである。前記ホース４の端
部の外側の保護管５は、前記継手２，３と連結された金
属製筒２２とともに８角柱状にカシメられて固定され、
継手２から抜けないように構成されている。
【００１６】なお、図１においては、二つの継手のうち
一方の継手２は内面に雌ネジが形成された袋ナット６を
備え、他方の継手３の外面には雄ネジが形成されている
が、両端とも袋ナットを備えてもよく、両端とも雄ネジ
が形成されてもよい。
一方の継手２は内面に雌ネジが形成された袋ナット６を
備え、他方の継手３の外面には雄ネジが形成されている
が、両端とも袋ナットを備えてもよく、両端とも雄ネジ
が形成されてもよい。
【００１７】上記構造の給水管１は、図３に示したよう
に、例えば、シャワー付きトイレのシャワー用の給水管
として使用される。即ち、水栓６とシャワー給水部７と
の間の給水管として使用されるのである。この給水管１
は可撓性を備えているので、水栓６の状況に応じて自由
に屈曲させて接続することができるのである。また、水
圧が高い場合でも、ホース４の外側を金属製の保護管５
で覆っているので、ホース４が膨張したり破裂したりす
ることを防止するのである。
に、例えば、シャワー付きトイレのシャワー用の給水管
として使用される。即ち、水栓６とシャワー給水部７と
の間の給水管として使用されるのである。この給水管１
は可撓性を備えているので、水栓６の状況に応じて自由
に屈曲させて接続することができるのである。また、水
圧が高い場合でも、ホース４の外側を金属製の保護管５
で覆っているので、ホース４が膨張したり破裂したりす
ることを防止するのである。
【００１８】なお、保護管５の材質としてはステンレス
が好ましい。この給水管１によれば、表面がステンレス
で光沢が得られるので、外観的にも好ましいものとな
る。
が好ましい。この給水管１によれば、表面がステンレス
で光沢が得られるので、外観的にも好ましいものとな
る。
【００１９】図４は、別実施例の給水管の要部断面図で
ある。図４において、金属帯状部材の断面形状のＳ字状
の部分を拡大して示したように、隣り合う縁の部分を相
互に緩く嵌合したので、図４のＡの状態から図４のＢの
状態まで縮んだり、逆に伸長したりすることが可能であ
る。よって、保護管５Ｂは全体として長手方向に伸縮す
ることが可能となる。内側のホース４は樹脂製であるの
で若干伸縮することが可能である。
ある。図４において、金属帯状部材の断面形状のＳ字状
の部分を拡大して示したように、隣り合う縁の部分を相
互に緩く嵌合したので、図４のＡの状態から図４のＢの
状態まで縮んだり、逆に伸長したりすることが可能であ
る。よって、保護管５Ｂは全体として長手方向に伸縮す
ることが可能となる。内側のホース４は樹脂製であるの
で若干伸縮することが可能である。
【００２０】また、この給水管は、上述したように嵌合
部分が緩いので自重だけで曲がるという高い可撓性が得
られ、外力に応じて全く抵抗なく曲がるという性質が得
られるのである。なお、混合水栓や給湯器にも使用でき
る。
部分が緩いので自重だけで曲がるという高い可撓性が得
られ、外力に応じて全く抵抗なく曲がるという性質が得
られるのである。なお、混合水栓や給湯器にも使用でき
る。
【００２１】
【発明の効果】以上のように、請求項１の給水管によれ
ば、適度な可撓性が得られるとともに、螺旋状に巻かれ
た金属帯状部材の断面はＳ字状に成形されているので、
充分な強度が得られるとともに、所定の曲率以下には曲
がらないので、内側のホースが潰れにくいという効果が
得られる。
ば、適度な可撓性が得られるとともに、螺旋状に巻かれ
た金属帯状部材の断面はＳ字状に成形されているので、
充分な強度が得られるとともに、所定の曲率以下には曲
がらないので、内側のホースが潰れにくいという効果が
得られる。
【００２２】そして、請求項２の給水管によれば、高い
可撓性が得られ、外力に応じて全く抵抗なく曲がること
ができる給水管が得られる。
可撓性が得られ、外力に応じて全く抵抗なく曲がること
ができる給水管が得られる。
【図１】本発明の実施例の給水管の一部断面側面図であ
る。
る。
【図２】前記給水管の要部断面図である。
【図３】前記給水管を用いたトイレの斜視図である。
【図４】別実施例の給水管の要部断面図である。
【図５】従来例の給水管の一部断面側面図である。
１ 給水管 ２ 継手 ３ 継手 ４ ホース ５ 保護管 ５Ｂ 保護管
Claims (2)
- 【請求項１】両端部には継手が固定され、中央部は軟質
樹脂製のホースとこのホースを覆う可撓性の保護管との
二重構造となっている給水管において、 前記保護管は、断面形状がＳ字状の金属製の帯状部材が
螺旋状に巻かれ、隣り合う前記金属帯状部材の縁の部分
を相互に嵌合させることによって連結されて形成された
保護管であることを特徴とする給水管。 - 【請求項２】請求項１に記載の給水管において、保護管
の金属帯状部材の縁の部分を緩く嵌合させることによっ
て、給水管の長手方向に伸縮可能に連結したことを特徴
とする給水管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1717595A JPH08210566A (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 給水管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1717595A JPH08210566A (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 給水管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08210566A true JPH08210566A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=11936627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1717595A Pending JPH08210566A (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 給水管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08210566A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009108988A (ja) * | 2007-11-01 | 2009-05-21 | Evuc Kk | 可撓性を有する耐圧合成樹脂管 |
| JP2010255671A (ja) * | 2009-04-22 | 2010-11-11 | Tigers Polymer Corp | 合成樹脂製可撓管 |
-
1995
- 1995-02-03 JP JP1717595A patent/JPH08210566A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009108988A (ja) * | 2007-11-01 | 2009-05-21 | Evuc Kk | 可撓性を有する耐圧合成樹脂管 |
| JP2010255671A (ja) * | 2009-04-22 | 2010-11-11 | Tigers Polymer Corp | 合成樹脂製可撓管 |
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