JPH08176454A - ピラゾロンモノアゾ化合物およびそれを用いる繊維材料の染色または捺染方法 - Google Patents

ピラゾロンモノアゾ化合物およびそれを用いる繊維材料の染色または捺染方法

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JPH08176454A
JPH08176454A JP32283594A JP32283594A JPH08176454A JP H08176454 A JPH08176454 A JP H08176454A JP 32283594 A JP32283594 A JP 32283594A JP 32283594 A JP32283594 A JP 32283594A JP H08176454 A JPH08176454 A JP H08176454A
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JP
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acid
amino
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hydrogen
dyeing
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JP32283594A
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Nobutaka Kunimi
信孝 国見
Yasuyoshi Ueda
泰嘉 植田
Takashi Omura
隆 尾村
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶解性、染色性能および諸堅牢度に優れ、繊
維上で黄色の色調を与えるピラゾロンモノアゾ化合物を
提供し、それを繊維材料の染色または捺染に適用する。 【構成】 遊離酸の形で式(I)で示される化合物およ
びそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法。 式中、Dは置換されていてもよいフェニルまたはナフチ
ル基を表すが、これらは繊維反応性基を持たず;R1
メチル、カルボキシルまたはアルコキシカルボニルを表
し;R2 は水酸基またはアミノを表し;R3 は水素、メ
チルまたはスルホを表し;R4 およびR5 は互いに独立
に、水素または置換されていてもよいアルキルを表し;
6 およびR7 は互いに独立に、水素または置換されて
いてもよいアルキル、フェニルもしくはナフチル基を表
し;nは2、3または4を表し;Yは−CH=CH2
たは−CH2CH2Zを表し、ここにZはアルカリの作用
で脱離する基である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒドロキシ基および/
またはアミド基を有する材料、特にセルロース繊維、天
然または合成ポリアミド繊維、ポリウレタン繊維、皮革
など、さらにはそれらのいずれかを含む混紡繊維を黄色
に染色および捺染するのに適し、耐光堅牢かつ耐湿潤堅
牢な染色を可能にする改良された化合物、ならびにその
適用に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から種々の反応染料が知られてお
り、そして繊維材料の染色および捺染の分野に広く使用
されている。例えば、分子構造中にビニルスルホン系の
反応基を有するピラゾロンモノアゾ化合物およびそれを
反応染料として使用することは、特開平 3-88861号公報
などにおいて公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、反応染料分野
における現在の技術水準は、特定の染色法に対する適性
に関する高い要求水準および染色物の堅牢性に関する要
求の高度化の点から、まだまだ十分に満足すべきものと
はいえない。すなわち、公知の反応染料は、例えばビル
ドアップ性などの染色性能において、また溶解性や堅牢
性の面において、必ずしも十分とはいえないため、さら
に改良された染料の提供が望まれている。ビルドアップ
性に優れることは、染色の経済性に対する要求レベルが
ますます高くなってきている今日、極めて重要な要素で
ある。
【0004】本発明者らは、こうした公知染料の欠点を
改良し、さらに染料に対して要求される要件を広く満足
できる新規な化合物を見出す目的で鋭意研究した結果、
本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊離酸の形で
下記一般式(I)で示されるピラゾロンモノアゾ化合物
を提供するものである。
【0006】
【0007】(式中、Dは置換されていてもよいフェニ
ルまたはナフチル基を表すが、これらは繊維反応性基を
持たず; R1 はメチル、カルボキシルまたはアルコキ
シカルボニルを表し; R2 は水酸基またはアミノを表
し; R3 は水素、メチルまたはスルホを表し; R4
およびR5 は互いに独立に、水素または置換されていて
もよいアルキルを表し; R6 およびR7 は互いに独立
に、水素または置換されていてもよいアルキル、フェニ
ルもしくはナフチル基を表し; nは2、3または4を
表し; Yは−CH=CH2 または−CH2CH2Zを表
し、ここにZはアルカリの作用で脱離する基である)
【0008】本発明はまた、このピラゾロンモノアゾ化
合物を用いて繊維材料を染色または捺染する方法をも提
供する。
【0009】一般式(I)において、Dはフェニルまた
はナフチルであり、それぞれ無置換であっても置換され
ていてもよい。Dで表わされるフェニルは、好ましく
は、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ハロゲノ、
アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ニトロ、スルホ
およびカルボキシルの群から選ばれる1、2または3個
の置換基により置換されたものであり、またDで表わさ
れるナフチルは、好ましくは、1、2または3個のスル
ホで置換されたものである。
【0010】R1 がアルコキシカルボニルの場合のアル
コキシとしては、例えば1〜4個の炭素原子を有するも
のが挙げられる。
【0011】R4 およびR5 は互いに独立に、水素また
はアルキルであり、アルキルは無置換であっても置換さ
れていてもよい。ここでのアルキルは、1〜4個の炭素
原子を有するものが好ましい。このアルキルに置換して
もよい基としては、例えば、水酸基、シアノ、アルコキ
シ、ハロゲノ、カルバモイル、カルボキシル、アルコキ
シカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、スルホ、ス
ルファモイルなどが挙げられる。置換基を構成するアル
コキシおよびアルキルは、例えば1〜4個の炭素原子を
有するものであることができる。
【0012】好ましいR4 およびR5 としては、例え
ば、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、 sec−ブチル、2−ヒド
ロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキ
シプロピル、2−ヒドロキシブチル、3−ヒドロキシブ
チル、4−ヒドロキシブチル、2,3−ジヒドロキシプ
ロピル、3,4−ジヒドロキシブチル、シアノメチル、
2−シアノエチル、3−シアノプロピル、メトキシメチ
ル、エトキシメチル、2−メトキシエチル、2−エトキ
シエチル、3−メトキシプロピル、3−エトキシプロピ
ル、2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル、クロロメ
チル、ブロモメチル、2−クロロエチル、2−ブロモエ
チル、3−クロロプロピル、3−ブロモプロピル、4−
クロロブチル、4−ブロモブチル、カルボキシメチル、
2−カルボキシエチル、3−カルボキシシプロピル、4
−カルボキシブチル、1,2−ジカルボキシエチル、カ
ルバモイルメチル、2−カルバモイルエチル、3−カル
バモイルプロピル、4−カルバモイルブチル、メトキシ
カルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、2−メ
トキシカルボニルエチル、2−エトキシカルボニルエチ
ル、3−メトキシカルボニルプロピル、3−エトキシカ
ルボニルプロピル、4−メトキシカルボニルブチル、4
−エトキシカルボニルブチル、メチルカルボニルオキシ
メチル、エチルカルボニルオキシメチル、2−メチルカ
ルボニルオキシエチル、2−エチルカルボニルオキシエ
チル、3−メチルカルボニルオキシプロピル、3−エチ
ルカルボニルオキシプロピル、4−メチルカルボニルオ
キシブチル、4−エチルカルボニルオキシブチル、スル
ホメチル、2−スルホエチル、3−スルホプロピル、4
−スルホブチル、スルファモイルメチル、2−スルファ
モイルエチル、3−スルファモイルプロピル、4−スル
ファモイルブチルなどを挙げることができる。
【0013】なかでも、R4 およびR5 は互いに独立
に、水素、メチルまたはエチルであるのが好ましく、と
りわけR4 が水素またはメチルであり、R5 が水素、メ
チルまたはエチルである場合が好ましい。
【0014】R6 およびR7 は互いに独立に、水素、ア
ルキル、フェニルまたはナフチルであり、ここでのアル
キル、フェニルおよびナフチルは、それぞれ無置換であ
っても置換されていてもよい。
【0015】R6 およびR7 で表されるアルキルは、低
級アルキル、それも1〜4個程度の炭素原子を有するも
のが好ましい。このアルキルに置換してもよい基として
は、例えば、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ、
スルホ、カルボキシル、水酸基、クロロ、フェニル、ス
ルファート、アセチルアミノ、ジメチルアミノなどが挙
げられる。R6 およびR7 で表されるアルキルは、無置
換のまたは、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ、
スルホ、カルボキシル、水酸基、クロロ、フェニルおよ
びスルファートの群から選ばれる1もしくは2個の置換
基により置換されたものが好ましい。 なかでも特に好
ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、 sec−ブチル、2−ヒド
ロシヒエチル、2−スルファートエチル、2−スルホエ
チル、2−メトキシエチル、2−カルボキシエチルなど
が挙げられる。
【0016】また、R6 および/またはR7 がフェニル
で置換されたアルキル、例えばベンジルである場合、そ
のフェニルはさらに置換されていてもよい。このフェニ
ルに置換してもよい基としては、例えば、1〜4個の炭
素原子を有するアルキル、1〜4個の炭素原子を有する
アルコキシ、スルホ、クロロなどが挙げられる。フェニ
ルで置換されたアルキルとしては、無置換のまたは、上
記の群から選ばれる1もしくは2個の置換基により置換
されたベンジルが好ましい。なかでも好ましいものは、
ベンジル、2−、3−または4−スルホベンジルなどで
ある。
【0017】R6 およびR7 で表されるフェニルに置換
してもよい基としては、例えば、1〜4個の炭素原子を
有するアルキル、1〜4個の炭素原子を有するアルコキ
シ、スルホ、カルボキシル、ハロゲノ、スルホメチル、
水酸基などが挙げられる。R6 およびR7 で表される
フェニルは、無置換のまたは、1〜4個の炭素原子を有
するアルキル、1〜4個の炭素原子を有するアルコキ
シ、スルホ、カルボキシル、クロロおよびブロモの群か
ら選ばれる1もしくは2個の置換基により置換されたも
のが好ましい。なかでも特に好ましくは、フェニル、2
−、3−または4−カルボキシフェニル、2−、3−ま
たは4−スルホフェニル、2,4−または2,5−ジス
ルホフェニル、2−、3−または4−クロロフェニル、
2−、3−または4−メチルフェニル、2−、3−また
は4−メトキシフェニルなどが挙げられる。
【0018】R6 およびR7 で表されるナフチルに置換
してもよい基としては、例えば、水酸基、カルボキシ
ル、スルホ、1〜4個の炭素原子を有するアルキル、1
〜4個の炭素原子を有するアルコキシ、クロロなどが挙
げられる。R6 およびR7 で表されるナフチルは、無置
換のまたは、上記の群から選ばれる1、2もしくは3個
の置換基により置換されたものが好ましい。 なかでも
特に好ましくは、2−、3−、4−、5−、6−、7−
または8−スルホ−1−ナフチル、1−、5−、6−、
7−または8−スルホ−2−ナフチル、1,5−、5,
7−、6,8−、4,8−、4,7−、3,8−、4,
6−、3,7−または3,6−ジスルホ−2−ナフチ
ル、4,6,8−、2,4,7−または3,6,8−ト
リスルホ−1−ナフチル、1,5,7−、4,6,8−
または3,6,8−トリスルホ−2−ナフチルなどが挙
げられる。
【0019】本発明においては、R6 およびR7 は互い
に独立に、水素、置換されていてもよいアルキルまたは
置換されていてもよいフェニルであるのが好ましい。特
に、R6 およびR7 のいずれか一方が水素、メチルまた
はエチルであり、他方が置換されていてもよいフェニ
ル、それも、無置換のまたは、1〜4個の炭素原子を有
するアルキル、1〜4個の炭素原子を有するアルコキ
シ、スルホ、カルボキシルもしくはハロゲノで置換され
たフェニルである場合が、染料特性上好ましい。
【0020】Yが−CH2CH2Zである場合のZは、ア
ルカリの作用で脱離する基であり、例えば、硫酸エステ
ル基、チオ硫酸エステル基、リン酸エステル基、酢酸エ
ステル基、ハロゲン原子などがこれに該当する。 なか
でも硫酸エステル基が好ましい。したがって、Yはβ−
スルファートエチルであるのが好ましい。
【0021】nは2、3または4を表すが、なかでも2
または3である場合が好ましい。
【0022】本発明化合物は、遊離酸の形でまたはその
塩の形で存在し、特にアルカリ金属塩およびアルカリ土
類金属塩が好ましく、なかでもナトリウム塩、カリウム
塩およびリチウム塩が好ましい。
【0023】本発明化合物は、例えば、下記一般式(I
I)
【0024】 D−NH2 (II)
【0025】(式中、Dは前記の意味を有する)で示さ
れる芳香族アミン、下記一般式(III)
【0026】
【0027】(式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は前
記の意味を有する)で示されるピラゾール誘導体、下記
一般式(IV)
【0028】
【0029】(式中、R5 、nおよびYは前記の意味を
有する)で示される脂肪族アミン、下記一般式(V)
【0030】
【0031】(式中、R6 およびR7 は前記の意味を有
する)で示されるアミン、および2,4,6−トリハロ
ゲノ−s−トリアジンを原料として、通常のカップリン
グ反応および縮合反応により製造することができる。
【0032】すなわち、一般式(II)で示される芳香族
アミンはジアゾ化して用い、そのジアゾニウム塩が一般
式(III) で示されるピラゾール誘導体の4−位にカップ
リングするように、そして一般式(III) で示されるピラ
ゾール誘導体の−NHR4 、一般式(IV)で示される脂
肪族アミンの−NHR5 、および一般式(V)で示され
るアミンのアミノ基が、各々2,4,6−トリハロゲノ
−s−トリアジンのハロゲン原子と縮合するように、そ
れぞれの反応を任意の順序で行うことにより、一般式
(I)で示される化合物またはその塩を得ることができ
る。以下に、いくつかの具体的な製造方法を例示する。
【0033】第一の方法は、一般式(II)で示される芳
香族アミンをジアゾ化し、それを一般式(III) で示され
るピラゾロン誘導体と、弱酸性ないし弱アルカリ性でカ
ップリングさせて、下記一般式(VI)
【0034】
【0035】(式中、D、R1 、R2 、R3 およびR4
は前記の意味を有する)で示されるモノアゾ化合物を
得、 次いで、一般式(IV)で示される脂肪族アミン、
一般式(V)で示されるアミンおよび一般式(VI)で示
されるモノアゾ化合物を、任意の順序で2,4,6−ト
リハロゲノ−s−トリアジンに縮合させることにより、
一般式(I)で示される化合物またはその塩を得るもの
である。
【0036】2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジ
ンとの縮合反応において、その順序は特に制限されるも
のでなく、また反応条件も特に制限されないが、一次的
には温度−10〜+40℃でpH2〜9、二次的には温
度0〜70℃でpH2〜9、さらに三次的には温度10
〜100℃でpH2〜7に調整しながら縮合させて、一
般式(I)で示される化合物またはその塩を得ることが
できる。
【0037】第二の方法は、一般式(III) で示されるピ
ラゾール誘導体と2,4,6−トリハロゲノ−s−トリ
アジンを縮合させた後、 一般式(II)で示される芳香
族アミンをジアゾ化して得られるジアゾニウム塩を、弱
酸性ないし弱アルカリ性でカップリングさせ、 次い
で、一般式(IV)で示される脂肪族アミンおよび一般式
(V)で示されるアミンを任意の順序で縮合させること
により、一般式(I)で示される化合物またはその塩を
得るものである。一般式(III) で示されるピラゾール誘
導体と2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジンとの
縮合反応は、温度−10〜+40℃でpH2〜9に調整
しながら行うことができる。また、カップリング生成物
と一般式(IV)で示される脂肪族アミンおよび一般式
(V)で示されるアミンとの縮合反応は、一次的には温
度10〜70℃でpH2〜9に調整しながら、二次的に
は温度30〜90℃でpH2〜9に調整しながら行うこ
とができる。
【0038】第三の方法は、一般式(III) で示されるピ
ラゾール誘導体および一般式(IV)で示される脂肪族ア
ミンを、任意の順序で2,4,6−トリハロゲノ−s−
トリアジンに縮合させた後、一般式(II)で示される芳
香族アミンをジアゾ化して得られるジアゾニウム塩を、
弱酸性ないし弱アルカリ性でカップリングさせ、次いで
一般式(V)で示されるアミンを縮合させることによ
り、一般式(I)で示される化合物またはその塩を得る
ものである。一般式(III) で示されるピラゾール誘導体
および一般式(IV)で示される脂肪族アミンの2,4,
6−トリハロゲノ−s−トリアジンへの縮合反応は、一
次的には温度−10〜+40℃でpH2〜9に調整しな
がら、二次的には温度0〜70℃でpH2〜9に調整し
ながら行うことができる。また、カップリング生成物と
一般式(V)で示されるアミンとの縮合反応は、温度2
0〜90℃でpH2〜9に調整しながら行うことができ
る。
【0039】第四の方法は、一般式(III) で示されるピ
ラゾール誘導体、一般式(IV)で示される脂肪族アミン
および一般式(V)で示されるアミンを、任意の順序で
2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジンに縮合させ
た後、一般式(II)で示される芳香族アミンをジアゾ化
して得られるジアゾニウム塩を、弱酸性ないし弱アルカ
リ性でカップリングさせることにより、一般式(I)で
示される化合物またはその塩を得るものである。2,
4,6−トリハロゲノ−s−トリアジンへの三つの縮合
反応は、一次的には温度−10〜+40℃でpH2〜9
に調整しながら、二次的には温度0〜70℃でpH2〜
9に調整しながら、そして三次的には温度10〜90℃
でpH2〜7に調整しながら行うことができる。
【0040】以上に例示した方法に限られるわけではな
いが、本発明化合物はこのようにして製造することがで
きる。原料の2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジ
ンとしては、特に塩化シアヌルおよびフッ化シアヌルが
好ましい。
【0041】一般式(II)で示される芳香族アミンとし
ては、例えば次のようなものを挙げることができる。
【0042】2−、3−または4−アミノベンゼンスル
ホン酸、2−アミノ−5−メチルベンゼンスルホン酸、
2−アミノ−5−エチルベンゼンスルホン酸、2−アミ
ノ−5−メトキシベンゼンスルホン酸、2−アミノ−5
−エトキシベンゼンスルホン酸、2−アミノ−5−クロ
ロベンゼンスルホン酸、2−アミノ−5−ブロモベンゼ
ンスルホン酸、2−アミノ−5−アセチルアミノベンゼ
ンスルホン酸、2−アミノ−5−プロピオニルアミノベ
ンゼンスルホン酸、2−アミノ−5−ニトロベンゼンス
ルホン酸、2−アミノ−4−クロロ−5−メチルベンゼ
ンスルホン酸、2−アミノ−5−クロロ−4−メチルベ
ンゼンスルホン酸、2−アミノ−4−メトキシベンゼン
スルホン酸、2−アミノ−4−エトキシベンゼンスルホ
ン酸、2−アミノ−4−クロロベンゼンスルホン酸、3
−アミノ−4−メチルベンゼンスルホン酸、3−アミノ
−4−エチルベンゼンスルホン酸、3−アミノ−4−メ
トキシベンゼンスルホン酸、3−アミノ−4−エトキシ
ベンゼンスルホン酸、3−アミノ−4−クロロベンゼン
スルホン酸、3−アミノ−4−ブロモベンゼンスルホン
酸、4−アミノ−3−メチルベンゼンスルホン酸、4−
アミノ−3−エチルベンゼンスルホン酸、4−アミノ−
3−メトキシベンゼンスルホン酸、4−アミノ−3−エ
トキシベンゼンスルホン酸、4−アミノ−3−クロロベ
ンゼンスルホン酸、4−アミノ−3−ニトロベンゼンス
ルホン酸、2−アミノベンゼン−1,4−ジスルホン
酸、2−アミノベンゼン−1,5−ジスルホン酸、
【0043】2−アミノ安息香酸、2−アミノ−4−メ
トキシ安息香酸、2−アミノ−5−メトキシ安息香酸、
2−アミノ−4−アセチルアミノ安息香酸、2−アミノ
−5−アセチルアミノ安息香酸、2−アミノ−4−スル
ホ安息香酸、2−アミノ−5−スルホ安息香酸、
【0044】4−アミノ−2,5−ジメチルベンゼンス
ルホン酸、4−アミノ−2,5−ジエチルベンゼンスル
ホン酸、4−アミノ−2,5−ジメトキシベンゼンスル
ホン酸、4−アミノ−2,5−ジエトキシベンゼンスル
ホン酸、4−アミノ−2,5−ジクロロベンゼンスルホ
ン酸、4−アミノ−2,5−ジブロモベンゼンスルホン
酸、4−アミノ−2−メチル−5−メトキシベンゼンス
ルホン酸、4−アミノ−2−メチル−5−エトキシベン
ゼンスルホン酸、2−アミノ−5−メチルベンゼン−
1,4−ジスルホン酸、2−アミノ−5−エチルベンゼ
ン−1,4−ジスルホン酸、2−アミノ−5−メトキシ
ベンゼン−1,4−ジスルホン酸、2−アミノ−5−エ
トキシベンゼン−1,4−ジスルホン酸、2−アミノ−
5−アセチルアミノベンゼン−1,4−ジスルホン酸、
2−アミノ−5−プロピオニルアミノベンゼン−1,4
−ジスルホン酸、
【0045】2−アミノナフタレン−1−スルホン酸、
2−アミノナフタレン−1,5−ジスルホン酸、2−ア
ミノナフタレン−1,7−ジスルホン酸、2−アミノナ
フタレン−1,5,7−トリスルホン酸、2−アミノナ
フタレン−3,6−ジスルホン酸、2−アミノナフタレ
ン−3,8−ジスルホン酸、2−アミノナフタレン−
3,6,8−トリスルホン酸、2−アミノナフタレン−
4,8−ジスルホン酸、2−アミノナフタレン−6,8
−ジスルホン酸、2−アミノナフタレン−4,6,8−
トリスルホン酸など。
【0046】また、一般式(V)で示されるアミンとし
ては、例えば次のようなものを挙げることができる。
【0047】アンモニア;
【0048】アミノベンゼン、1−アミノ−2−、−3
−または−4−メチルベンゼン、1−アミノ−3,4−
または−3,5−ジメチルベンゼン、1−アミノ−2
−、−3−または−4−エチルベンゼン、1−アミノ−
2−,−3−または−4−メトキシベンゼン、1−アミ
ノ−2−、−3−または−4−エトキシベンゼン、1−
アミノ−2−、−3−または−4−クロロベンゼン、3
−または4−アミノフェニルメタンスルホン酸、2−、
3−または4−アミノベンゼンスルホン酸、3−または
4−メチルアミノベンゼンスルホン酸、3−または4−
エチルアミノベンゼンスルホン酸、5−または4−アミ
ノベンゼン−1,3−ジスルホン酸、2−アミノベンゼ
ン−1,4−ジスルホン酸、4−アミノベンゼン−1,
2−ジスルホン酸、4−アミノ−5−メチルベンゼン−
1,2−ジスルホン酸、2−、3−または4−アミノ安
息香酸、5−アミノベンゼン−1,3−ジカルボン酸、
5−または4−アミノ−2−ヒドロキシベンゼンスルホ
ン酸、5−アミノ−2−エトキシベンゼンスルホン酸、
N−メチルアミノベンゼン、N−エチルアミノベンゼ
ン、1−メチルアミノ−3−または−4−メチルベンゼ
ン、1−エチルアミノ−4−クロロベンゼン、1−エチ
ルアミノ−3−または−4−メチルベンゼン、1−(2
−ヒドロキシエチル)アミノ−3−メチルベンゼン、3
−または4−メチルアミノ安息香酸、3−または4−メ
チルアミノベンゼンスルホン酸、2−、4−、5−、6
−、7−または8−アミノナフタレン−1−スルホン
酸、1−、4−、5−、6−、7−または8−アミノナ
フタレン−2−スルホン酸、7−メチルアミノナフタレ
ン−2−スルホン酸、7−エチルアミノナフタレン−2
−スルホン酸、7−ブチルアミノナフタレン−2−スル
ホン酸、7−イソブチルアミノナフタレン−2−スルホ
ン酸、4−、5−、6−、7−または8−アミノナフタ
レン−1,3−ジスルホン酸、2−、3−または4−ア
ミノナフタレン−1,5−ジスルホン酸、3−、4−、
7−または8−アミノナフタレン−1,6−ジスルホン
酸、3−または4−アミノナフタレン−1,7−ジスル
ホン酸、3−または4−アミノナフタレン−2,6−ジ
スルホン酸、3−または4−アミノナフタレン−2,7
−ジスルホン酸、 6−、7−または8−アミノナフタ
レン−1,3,5−トリスルホン酸、4−、7−または
8−アミノナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸お
よび4−アミノナフタレン−1,3,7−トリスルホン
酸のような芳香族アミン;ならびに
【0049】メチルアミン、エチルアミン、n−プロピ
ルアミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミン、イ
ソブチルアミン、 sec−ブチルアミン、ジメチルアミ
ン、ジエチルアミン、メチルエチルアミン、2−クロロ
エチルアミン、2−メトキシエチルアミン、2−アミノ
エタノール、2−メチルアミノエタノール、ビス(2−
ヒドロキシエチル)アミン、2−アセチルアミノエチル
アミン、1−アミノ−2−プロパノール、3−メトキシ
プロピルアミン、1−アミノ−3−ジメチルアミノプロ
パン、2−アミノエタンスルホン酸、アミノメタンスル
ホン酸、2−メチルアミノエタンスルホン酸、3−アミ
ノ−1−プロパンスルホン酸、2−スルファートエチル
アミン、アミノ酢酸、メチルアミノ酢酸、ε−アミノカ
プロン酸、3−アミノプロピオン酸、ベンジルアミン、
2−、3−または4−クロロベンジルアミン、4−メチ
ルベンジルアミン、N−メチルベンジルアミン、2−、
3−または4−スルホベンジルアミン、2−フェニルエ
チルアミン、1−フェニルエチルアミンおよび1−フェ
ニル−2−プロピルアミンのような脂肪族アミン。
【0050】本発明化合物は繊維反応性を有し、ヒドロ
キシ基含有またはカルボンアミド基含有材料の染色また
は捺染に使用できる。材料は繊維材料の形で、あるいは
その混紡材料の形で使用されるのが好ましい。ヒドロキ
シ基含有材料は、天然または合成ヒドロキシ基含有材
料、例えばセルロース繊維材料またはその再生生成物、
ポリビニルアルコールなどであることができる。セルロ
ース繊維材料は、木綿、あるいはその他の植物繊維、例
えばリネン、麻、ジュートおよびラミー繊維が好まし
い。再生セルロース繊維は、例えばビスコース・ステー
プルおよびフィラメント・ビスコースである。カルボン
アミド基含有材料は、例えば合成または天然のポリアミ
ド、ポリウレタン、皮革などであることができる。特に
繊維の形のもの、例えば羊毛、その他の動物毛、絹、ポ
リアミド−6,6、ポリアミド−6、ポリアミド−11
およびポリアミド−4などが挙げられる。
【0051】本発明化合物は、上述の材料上に、特に上
述の繊維材料上に、物理的化学的性状に応じた方法で、
染色または捺染できる。
【0052】例えばセルロース繊維上に吸尽染色する場
合、炭酸ソーダ、第三燐酸ソーダ、苛性ソーダのような
酸結合剤の存在下、場合により中性塩、例えば芒硝また
は食塩を加え、所望によっては、溶解助剤、浸透剤また
は均染剤を併用し、比較的低い温度で行われる。染料の
吸尽を促進する中性塩は、本来の染色温度に達した後に
初めて、またはそれ以前に、場合によっては分割して添
加できる。 パジング法に従ってセルロース繊維を染色
する場合、室温または高められた温度でパッドし、乾燥
後、スチーミングまたは乾熱によって固着できる。
【0053】セルロース繊維に対して捺染を行う場合、
一相で、例えば重曹またはその他の酸縮合剤を含有する
捺染ペーストで捺染し、次いで100〜160℃でスチ
ーミングすることによって、あるいは二相で、例えば中
性または弱酸性捺染ペーストで捺染し、これを熱い電解
質含有アルカリ性浴に通過させ、またはアルカリ性電解
質含有パジング液でオーバーパジングし、次いでスチー
ミングまたは乾熱処理することによって、実施できる。
捺染ペーストには、例えばアルギン酸ソーダや澱粉エー
テルのような糊剤または乳化剤が用いられ、所望によっ
ては、例えば尿素のような通常の捺染助剤および/また
は分散剤を併用してもよい。
【0054】セルロース繊維上に本発明化合物を固定さ
せるのに適した酸結合剤は、例えばアルカリ金属の水酸
化物、アルカリ金属またはアルカリ土類金属と無機また
は有機酸との水溶性塩基性塩、あるいは加熱状態でアル
カリを遊離する化合物であることができる。特に、アル
カリ金属の水酸化物および弱ないし中程度の強さの無機
または有機酸のアルカリ金属塩が挙げられ、なかでも、
ナトリウムまたはカリウムの水酸化物、ナトリウム塩お
よびカリウム塩が好ましい。このような酸結合剤として
具体的には、苛性ソーダ、苛性カリ、重曹、炭酸ソー
ダ、蟻酸ソーダ、炭酸カリ、第一、第二または第三燐酸
ソーダ、ケイ酸ソーダ、トリクロロ酢酸ソーダなどが挙
げられる。
【0055】合成または天然のポリアミドおよびポリウ
レタン繊維の染色は、まず酸性ないし弱酸性の染浴から
pH値の制御下に吸尽させ、次に固着させるため中性、
場合によりアルカリ性のpH値に変化させることによっ
て、行うことができる。染色は通常60〜120℃程度
の温度で実施できる。均染性を達成するために、通常の
均染剤、例えば塩化シアヌルと3倍モルのアミノベンゼ
ンスルホン酸またはアミノナフタレンスルホン酸との縮
合生成物あるいは、例えばステアリルアミンとエチレン
オキサイドとの付加生成物を用いることもできる。
【0056】
【発明の効果】本発明化合物は、繊維材料に対する染色
および捺染において優れた性能を発揮する点に特徴があ
る。特にセルロース繊維材料の染色に好適であり、この
化合物から得られる染色物は、良好な耐光性と耐汗日光
性、優れた耐湿潤性、例えば耐洗濯性、耐過酸化洗濯
性、耐汗性、耐酸加水分解性および耐アルカリ性、さら
に良好な耐摩擦性と耐アイロン性を有する。
【0057】また、優れたビルドアップ性、均染性およ
びウォッシュオフ性、そして良好な溶解性および吸尽・
固着性を有する点、染色温度や染浴比の変動による影響
を受けにくく、安定した品質の染色物が得られる点に特
徴を有する。さらには、得られた染色物のフイックス処
理時や樹脂加工時における変色が少なく、保存時の塩基
性物質との接触による変化が少ないことも特徴である。
【0058】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例によって限定されるもので
はない。例中にある部および%は、それぞれ重量部およ
び重量%を表す。
【0059】実施例1 18.9部の1−(4′−アミノフェニル)−3−メチル
ピラゾロン−5および24.7部の3−(2′−スルファ
ートエチルスルホニル)プロピルアミンを、常法により
18.4部の塩化シアヌルに順次縮合させた。別に、3
0.3部の2−アミノナフタレン−1,5−ジスルホン酸
を常法によりジアゾ化し、これを先の縮合物に加えてカ
ップリングを行った。さらに、17.3部の3−アミノベ
ンゼンスルホン酸を常法により縮合させた後、塩化ナト
リウムで塩析して、遊離酸の形で下式で示されるピラゾ
ロンモノアゾ化合物を得た。
【0060】
【0061】この化合物は、水性媒体中でλmax 410
nmを示した。
【0062】実施例2 30.3部の2−アミノナフタレン−1,5−ジスルホン
酸を常法によりジアゾ化し、これを26.9部の1−
(2′−スルホ−4′−アミノフェニル)−3−メチル
ピラゾロン−5とカップリングさせて、遊離酸の形で下
式で示される化合物を得た。
【0063】
【0064】この化合物の全量、24.7部の3−(2′
−スルファートエチルスルホニル)プロピルアミンおよ
び17.3部の3−アミノベンゼンスルホン酸を、常法に
より18.4部の塩化シアヌルと順次縮合させた後、塩化
ナトリウムで塩析して、遊離酸の形で下式で示されるピ
ラゾロンモノアゾ化合物を得た。
【0065】
【0066】実施例3 実施例1の2−アミノナフタレン−1,5−ジスルホン
酸の代わりに下表A欄の化合物を、1−(4′−アミノ
フェニル)−3−メチルピラゾロン−5の代わりにB欄
の化合物を、3−(2′−スルファートエチルスルホニ
ル)プロピルアミンの代わりにC欄の化合物を、3−ア
ミノベンゼンスルホン酸の代わりにD欄の化合物をそれ
ぞれ用いて、実施例1と同様の方法で合成し、各々対応
するピラゾロンモノアゾ化合物を得、染色して下表E欄
に示す色調の染色物を得た。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】
【表3】
【0070】
【表4】
【0071】
【表5】
【0072】
【表6】
【0073】
【表7】
【0074】
【表8】
【0075】染色例1 実施例1〜3で得られたそれぞれのピラゾロンモノアゾ
化合物0.3部を、各々200部の水に溶解し、芒硝20
部を加え、さらに木綿10部を加えて60℃に昇温す
る。60℃に達してから30分経過後、炭酸ソーダ4部
を加え、同温度で1時間染色する。染色終了後、水洗い
およびソーピングを行って、諸堅牢度に優れ、良好なビ
ルドアップ性を有する鮮やかな黄色の染色物を得た。
【0076】染色例2 実施例1〜3で得られたピラゾロンモノアゾ化合物の各
々を用いて、以下の組成を持つ色糊を作った。
【0077】 ピラゾロンモノアゾ化合物 5部 尿 素 5部 アルギン酸ソーダ(5%)元糊 50部 熱 湯 25部 重 曹 2部 バランス(水) 13部
【0078】この色糊をシルケット加工綿ブロード上に
印捺し、中間乾燥後、100℃で5分間スチーミングを
行い、湯洗い、リーピング、湯洗い、そして乾燥して、
諸堅牢度に優れた鮮やかな黄色の捺染物が得られた。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊離酸の形で下記一般式(I) (式中、Dは置換されていてもよいフェニルまたはナフ
    チル基を表すが、これらは繊維反応性基を持たず;R1
    はメチル、カルボキシルまたはアルコキシカルボニルを
    表し;R2 は水酸基またはアミノを表し;R3 は水素、
    メチルまたはスルホを表し;R4 およびR5 は互いに独
    立に、水素または置換されていてもよいアルキルを表
    し;R6 およびR7 は互いに独立に、水素または置換さ
    れていてもよいアルキル、フェニルもしくはナフチル基
    を表し;nは2、3または4を表し;Yは−CH=CH
    2 または−CH2CH2Zを表し、ここにZはアルカリの
    作用で脱離する基である)で示されるピラゾロンモノア
    ゾ化合物。
  2. 【請求項2】R6 およびR7 が互いに独立に、水素、置
    換されていてもよいアルキルまたは置換されていてもよ
    いフェニルである請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】R6 およびR7 の一方が水素、メチルまた
    はエチルであり、他方が置換されていてもよいフェニル
    である請求項2に記載の化合物。
  4. 【請求項4】R4 およびR5 が互いに独立に、水素、メ
    チルまたはエチルである請求項1〜3のいずれかに記載
    の化合物。
  5. 【請求項5】nが2または3である請求項1〜4のいず
    れかに記載の化合物。
  6. 【請求項6】Yがβ−スルファートエチルである請求項
    1〜5のいずれかに記載の化合物。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載のピラゾロ
    ンモノアゾ化合物を繊維材料に適用することを特徴とす
    る繊維材料の染色または捺染方法。
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