JPH0817632B2 - 脱穀装置の揺動選別装置 - Google Patents

脱穀装置の揺動選別装置

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JPH0817632B2
JPH0817632B2 JP1323493A JP32349389A JPH0817632B2 JP H0817632 B2 JPH0817632 B2 JP H0817632B2 JP 1323493 A JP1323493 A JP 1323493A JP 32349389 A JP32349389 A JP 32349389A JP H0817632 B2 JPH0817632 B2 JP H0817632B2
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D41/00Combines, i.e. harvesters or mowers combined with threshing devices
    • A01D41/12Details of combines

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Threshing Machine Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主としてコンバインに搭載して用いられる
脱穀装置の揺動選別装置に関する。
〔従来の技術〕
上記揺動選別装置としては、従来例えば実開昭64−11
645号公報に示されるように、処理物量に応じてグレン
シーブの漏下面積を調節可能に構成したものがあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、グレンシーブ上に供給される処理物
量が多いときには漏下面積を増大して漏下性能を高める
ことで選別能力の向上を図り、又、処理物量が少ないと
きには漏下面積を減少してワラ屑の漏下を抑制すること
で選別精度を高めることができる有効な手段であるが、
濡れ脱穀性能については、未だ不充分なものであった。
近年、兼業農家がコンバインによる収穫作業を行う
際、コンバインを取扱える作業者が収穫に従事できる時
間的制約(例えば土曜日と日曜日だけ従事できる)等に
よって、雨上がりの後や朝露の残っている早朝に作業を
行わねばならないことがあり、このような場合は濡れ脱
穀が強いられる。
この濡れ脱穀時における選別装置の最大の問題点はワ
ラ屑等の付着によるグレンシーブの目づまりにあり、こ
れを抑制する一つの手段としてはグレンシーブの目合を
大きくすることが考えられる。ところが、目合を大きく
すると漏下性能が向上して目づまりしにくくなるととも
に、穀粒の漏下が良好に行われるが、その反面、ワラ屑
の混入も当然多くなって選別精度が低下する不具合が生
じ、比較的頻度の少い濡れ脱穀のためにグレンシーブの
目合をむやみに大きくすることはできないものであっ
た。
本発明は、かかる実情に着目してなされたものであっ
て、漏下面積変更調節可能なグレンシーブの構造に更に
改良を加えることで、選別能力、選別精度の向上はもち
ろんのこと、濡れ脱穀性能をも向上することのできる揺
動選別装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明の主たる特徴構成
は、グレンパンから処理物の供給を受ける一番物選別
用のグレンシーブの前方上部に前後方向にスライド可能
な可動グレンパンを設け、この可動グレンパンのスライ
ドにより前記グレンシーブの漏下面積を調節可能に構成
してある脱穀装置の揺動選別装置において、前記グレン
シーブを樹脂で一体成型するとともに、このグレンシー
ブの目合いを後方ほど小さくしてある点にあり、好まし
くは、前記グレンシーブを、縦格子部と横格子部を交
差させて矩形の漏下用開口群を形成したものに成型する
とともに、前記縦格子部及び横格子部の上面を凸曲面に
構成し、あるいは、前記グレンシーブを、縦格子部と
横格子部を交差させて矩形の漏下用開口群を形成したも
のに成型するとともに、前記縦格子部及び横格子部の上
面を凸曲面に構成し、かつ、前記可動グレンパンを前記
グレンシーブの上面に摺接させることにある。
〔作 用〕
上記主たる特徴構成によれば、次のように作用す
る。
(a)稲の収穫時でグレンシーブ上への処理物供給量が
多い場合は、可動グレンパンを前方に退入させてグレン
シーブの漏下面積を充分大きくする。この際、グレンシ
ーブに供給される前に処理物はグレンパンによる揺動移
送中に充分比重差選別を受けて処理物層の下層に穀粒が
分離沈下しており、グレンシーブ上に移行すると直ちに
穀粒は前部の大きい漏下用開口から円滑、かつ、効率よ
く漏下する。そして、上層のワラ屑類はグレンシーブ前
部でほとんど漏下することなく後方に送られてグレンシ
ーブ上に載るが、グレンシーブ後部での漏下用開口の目
合が小さいために、ここでもワラ屑類の漏下は少い。
(b)倒伏稲の収穫時のように単位時間当りの収穫量が
少くてグレンシーブへの処理物供給量が少い時には、グ
レンパンによる比重差選別が効果的に行われず、穀粒が
処理物層の下層に分離沈下しないので、この場合には可
動グレンパンを後方に進出してグレンシーブ前方の目合
いの大きい漏下用開口を塞いで、ここからのワラ屑の漏
下を阻止する。尚、この際、穀粒は少い漏下面積で選別
されることになるが、全体としての穀粒量が少いために
漏下残りが生じることはない。
(c)麦の収穫時には可動グレンパンを後方に進出して
グレンシーブ後方の目合の小さい漏下用開口のみで選別
を行う。この際、麦の穀粒は稲の穀粒よりも漏下しやす
いために、小さい目合でも充分効果的に漏下するととも
に、稲に比較して多く発生する小さい切ワラの漏下が小
さい目合によって抑制される。
(d)雨上り後の収穫や雨露の残っている早朝の収穫時
の濡れ脱穀においては、可動グレンパンを前方に大きく
退入してグレンシーブ前部の目合の大きい漏下用開口を
使用可能とする。このように設定することで、選別精度
が多少悪化するが、少くともグレンシーブ前部での目づ
まりが回避されて連続作業が可能となる。
そして、この濡れ脱穀時において、グレンシーブが樹
脂成型品であるために濡れた処理物が付着しにくく、
又、付着しても容易に剥離しやすく、目づまり防止に有
効となる。
特に、上記特徴構成に加えて、グレンシーブの漏下
用開口を形成する縦横の格子部の上面を凸曲面にするこ
とで〈特徴構成〉、ワラ屑の引掛かり付着が生じにく
くなって目づまり防止効果が更に高まる。
又、これに加えて可動グレンパンがグレンシーブ上面
を摺接するように構成すると〈特徴構成〉、可動グレ
ンパンを前後動させて、グレンシーブ上面を摺接清浄す
ることも可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、グレンシーブ
の漏下状態を作物の種類(稲・麦)、供給処理物量に対
応して好適に変更調節でき、選別能力及び選別精度の向
上を図ることができるのみならず、濡れ脱穀性能を向上
して、雨上がり後や早朝等の収穫をも連続作業として実
施することができるようになった。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、脱穀装置は、脱穀部(A)と選
別部(B)と回収部(C)と二番物還元部(D)とを備
えている。
前記脱穀部(A)は、扱室(1)内に扱胴(2)を軸
架するとともに、扱胴(2)の下側に沿って受網(3)
を張設したもので、フィードチェーン(4)によって挟
持搬送されてきた穀稈を扱胴(2)によって扱き処理
し、その処理物を前記選別部(B)上に漏下供給する。
尚、前記受網(3)は耐摩耗性及び撥水性の優れた超高
分子量ポリエチレンの一体成型品として構成されたもの
が利用され、周方向に沿って強制振動される。
前記選別部(B)は、揺動選別装置(5)とこの揺動
選別装置(5)に選別風を送る唐箕(6)とからなる。
前記揺動選別装置(5)は、前後に揺動駆動自在な樹脂
製の枠体(7)の左右両側壁に亘ってグレンパン(8)
と、このグレンパン(8)の後部下方に連続するグレン
シーブ(9)とを設けるとともに、上下二段のストロー
ラック(10),(11)を前後に設けて構成してある。そ
して、前記受網(3)から漏下し、前記グレンパン(1
5)、前ストローラック(16)を通過して粗選別された
処理物をグレンパン(8)によって受け止め、比重差選
別しながら後方のグレンシーブ(9)へ揺動移送した
後、グレンシーブ(9)で漏下選別しながら後方へ揺動
移送し、後端から落下放出する。一方、扱室(1)の送
塵口(1a)から排出された処理物を上段のストローラッ
ク(10)及びその下に配備したふるい線(10a)で受け
止め、解ぐし処理及び漏下選別処理を行いながら後方へ
揺動移送して下段のストローラック(11)へ放出し、下
段のストローラック(11)で再度漏下選別して残ったワ
ラ屑を後端から機外へ排出する。尚、(12)は選別部
(B)で発生した細かいワラ屑を機外へ吸引排出するた
めの排塵ファンである。
前記回収部(C)は、グレンシーブ(9)から漏下し
てきた籾を回収する一番物回収部(13)と、グレンシー
ブ(9)の後端から放出されたりストローラック(1
0),(11)から漏下した枝付籾などを回収する二番物
回収部(14)とからなる。一番物回収部(13)には、回
収された一番物を横一側へ搬送するための一番スクリュ
ー(13a)を設けてあり、二番物回収部(14)には、回
収された二番物を横一側へ搬送するための二番スクリュ
ー(14a)を設けてある。
そして、前記二番物還元部(D)は、前記二番スクリ
ュー(14a)で送られた二番物を回転再処理ケース(2
0)内で打撃再処理したのちスクリューコンベア(21)
によって揚送して、揺動選別装置(5)の前記グレンパ
ン(8)上に戻すよう構成してある。
前記グレンシーブ(9)は、第2図に示すように、前
記受網(3)と同様に超高分子量ポリエチレン樹脂によ
って一体成型したものが用いられており、上面を断面形
状半円形の凸曲面とした多数の縦格子部(9a)群と横格
子部(9b)群を交差させて角形の漏下用開口(9c)群を
形成してある。そして、この漏下用開口(9c)群の目合
いは、前部(イ)においては例えば15mm角、中間部
(ロ)において13mm角、後部(ハ)において9〜11mm角
といったように、後方ほど目合いを小さく設定してあ
る。
又、このグレンシーブ(9)と前記グレンパン(8)
との間には、グレンシーブ(9)の上面に摺接しながら
前後にスライド移動自在な可動グレンパン(17)を配備
してある。この可動グレンパン(17)は、バネ(18)に
よって前方へ退入付勢されるとともに、脱穀装置外部か
ら操作されるワイヤ(19)によって後方へ引出されるよ
うになっており、グレンシーブ(9)の前部(イ)域に
おいて出退して漏下面積を増減調節するよう構成してあ
る。
上記可動グレンパン(17)は、稲の収穫時で処理物量
が多い時、及び濡れ脱穀時(稲及び麦)には最大限前方
に退入してグレンシーブ(9)の前部(イ)、中間部
(ロ)及び後部(ハ)を漏下面とし、又、麦の収穫時に
は可動グレンパン(17)を後方に進出させてグレンシー
ブ(9)の中間部(ロ)及び後部(ハ)を漏下面とす
る。又、処理物量によっては前部(イ)の一部のみを塞
ぐように調節する。
尚、前記可動グレンシーブ(17)は人為的に前後動調
節できるようにする他、穀稈量あるいは選別部内の処理
物量検出に基づいて作動するアクチュエータを用いて自
動制御することもできる。又、アクチュエータを用いる
場合には、濡れ脱穀時に周期的に可動グレンパン(17)
を前後動させてグレンシーブ(9)上面の清掃を行うと
よい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る脱穀装置の揺動選別装置の実施例を
示し、第1図は脱穀装置の縦断側面図、第2図は要部の
拡大縦断側面図である。 (8)……グレンパン、(9)……グレンシーブ、(9
a)……縦格子部、(9b)……横格子部、(9c)……漏
下用開口、(17)……可動グレンパン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グレンパン(8)から処理物の供給を受け
    る一番物選別用のグレンシーブ(9)の前方上部に前後
    方向にスライド可能な可動グレンパン(17)を設け、こ
    の可動グレンパン(17)のスライドにより前記グレンシ
    ーブ(9)の漏下面積を調節可能に構成してある脱穀装
    置の揺動選別装置において、前記グレンシーブ(9)を
    樹脂で一体成型するとともに、このグレンシーブ(9)
    の目合いを後方ほど小さくしてある脱穀装置の揺動選別
    装置。
  2. 【請求項2】前記グレンシーブ(9)を、縦格子部(9
    a)と横格子部(9b)を交差させて矩形の漏下用開口(9
    c)群を形成したものに成型するとともに、前記縦格子
    部(9a)及び横格子部(9b)の上面を凸曲面に構成して
    ある請求項(1)記載の脱穀装置の揺動選別装置。
  3. 【請求項3】前記グレンシーブ(9)を、縦格子部(9
    a)と横格子部(9b)を交差させて矩形の漏下用開口(9
    c)群を形成したものに成型するとともに、前記縦格子
    部(9a)及び横格子部(9b)の上面を凸曲面に構成し、
    かつ、前記可動グレンパン(17)を前記グレンシーブ
    (9)の上面に摺接させてある請求項(1)記載の脱穀
    装置の揺動選別装置。
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