JPH08176095A - ナフトキノンジアジド化合物及び感光性組成物 - Google Patents
ナフトキノンジアジド化合物及び感光性組成物Info
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- JPH08176095A JPH08176095A JP31665394A JP31665394A JPH08176095A JP H08176095 A JPH08176095 A JP H08176095A JP 31665394 A JP31665394 A JP 31665394A JP 31665394 A JP31665394 A JP 31665394A JP H08176095 A JPH08176095 A JP H08176095A
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Abstract
ジスルホニルクロライド基とジヒドロキシ化合物の水酸
基が反応してスルホン酸エステル結合で縮合した骨格を
有することを特徴とするナフトキノンジアジド化合物、
および該キノンジアジド化合物を含有する感光性組成
物。 【効果】 高感度で耐薬品性にも優れる。
Description
合物及びポジ型感光性組成物に関する。更に詳しくは、
高感度で耐薬品性に優れ、感光性平版印刷版やフォトレ
ジストに適したナフトキノンジアジド化合物及びポジ型
感光性組成物に関する。
がポジ型平版印刷版やフォトレジストの分野で使用され
てきた。これらのキノンジアジド化合物は通常ノボラッ
ク樹脂等のバインダー樹脂に混合されて、ポジ型感光性
組成物として使用されているが、薬品に対する耐性が低
いという問題があった。この耐薬品性を向上させるため
に、多くの検討がなされている。例えば、バインダー樹
脂の分子量を高くする方法や、フェノール性水酸基を有
するアクリル系バインダー(特開昭50−55406
号、同51−33620号、同51−34711号、同
51−36129号各公報参照)、ポリウレタンバイン
ダー(特開昭63−261350号、同63−2879
42号、特開平2−77748号、同2−156241
号、同2−287546号、同4−85542号各公報
参照)、スルホンアミドバインダー(特開平2−167
550号公報参照)、アクリル樹脂のキノンジアジドス
ルホン酸エステル(特開昭51−39023号、同51
−39024号公報参照)を使用する方法等が挙げられ
る。しかし、これらの方法では、まだ耐薬品性が十分で
なかったり、感度の低下を伴う等の問題があった。
する場合には有機酸または有機酸無水物等を配合するこ
とで感度等を向上させることが一般的ではあるが、従来
の感光性組成物では、配合量を多くすると、耐薬品性が
低下するため、配合量を低くする必要があった。
の低下等の問題がなく、耐薬品性に優れたキノンジアジ
ド化合物及びそれを含有する感光性組成物を提供するも
のである。また、該感光性組成物を平版印刷版に適用し
た場合には従来以上に有機酸または有機酸無水物等を配
合することが可能となり、より高感度な感光性平版印刷
版を実現できる。
ため、鋭意検討した結果、特定のジスルホニルクロライ
ド化合物とジヒドロキシ化合物を縮合させ、ナフトキノ
ンジアジド骨格を分子主鎖内に有するナフトキノンジア
ジド化合物が高感度で耐薬品性にも優れることを見出し
本発明に到達した。かかる本発明の目的は、下記一般式
(1)で表されるジスルホニルクロライド化合物のスル
ホニルクロライド基とジヒドロキシ化合物の水酸基が反
応してスルホン酸エステル結合で縮合した骨格を有する
ことを特徴とするナフトキノンジアジド化合物、によっ
て容易に達成される。
コキシ基またはハロゲン原子を表す。)
発明に用いる前記一般式(1)で表されるジスルホニル
クロライド化合物としては、1,2−ナフトキノン−
(2)−ジアジド−3,6−ジスルホニルクロライド、
1,2−ナフトキノン−(2)−ジアジド−4,6−ジ
スルホニルクロライド、1,2−ナフトキノン−(2)
−ジアジド−4,7−ジスルホニルクロライド等が挙げ
られ、4,6−体、4,7−体がより好ましい。
合物としては、2′,4′−ジヒドロキシアセトフェノ
ン、2′,5′−ジヒドロキシアセトフェノン、2′,
6′−ジヒドロキシアセトフェノン、3′,5′−ジヒ
ドロキシアセトフェノン、3,5−ジヒドロキシアニソ
ール、1,2−ジヒドロキシアントラキノン、1,4−
ジヒドロキシアントラキノン、1,5−ジヒドロキシア
ントラキノン、1,8−ジヒドロキシアントラキノン、
2,6−ジヒドロキシアントラキノン、2,2′−ジヒ
ドロキシアゾベンゼン、2,2′−ジヒドロキシベンゾ
フェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、4,
4′−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,5−ジヒドロ
キシ−1,4ベンゾキノン、ビフェノール、2,2′−
ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、
1,4−ジヒドロキシ−2,3−ジメチルアントラキノ
ン、2,3−ジヒドロキシ−1,4−ジオキサン、2,
2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2′,4′−ジヒドロキシ−3′−メチルアセトフェノ
ン、1,8−ジヒドロキシ−3−メチルアントラキノ
ン、2′,4′−ジヒドロキシ−3′−メチルブチロフ
ェノン、2,4′−ジヒドロキシ−3′−メチルヘキサ
ノフェン、2′,4′−ジヒドロキシ−3′−メチルプ
ロピオフェン、1,2−ジヒドロキシナフタレン、1,
3−ジヒドロキシナフタレン、1,5−ジヒドロキシナ
フタレン、1,6−ジヒドロキシナフタレン、2,3−
ジヒドロキシナフタレン、2,6−ジヒドロキシナフタ
レン、2,7−ジヒドロキシナフタレン、5,8−ジヒ
ドロキシ−1,4−ナフトキノン、2′,4′−ジヒド
ロキシプロピオフェン、2′,5′−ジヒドロキシプロ
ピオフェン、1,5−ジヒドロキシ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフタレン、2,6−ジヒドロキシトルエ
ン、2,6−ビス(ヒドロキシメチル)−p−クレゾー
ル、ビス(2−ヒドロキシフェニル)メタンビス(4−
ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(2−ヒドロキシ−
5−クロロフェニル)メタン、ビス(2−ヒドロキシ−
5−クロロフェニル)スルフィド、2,2−ビス(4−
ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン、ビス(2−ヒド
ロキシ−3,5−ジクロロフェニル)スルフィド、ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)メタ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル
フェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−
ジメチルフェニル)スルホン、1,3−ビス(2−ヒド
ロキシエトキシ)ベンゼン、1,4−ビス(2−ヒドロ
キシエトキシ)ベンゼン、ビス〔4−(2−ヒドロキシ
エトキシ)−3,5−ジブロモフェニル〕スルホン、ビ
ス〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕スルホ
ン、ビス(2−ヒドロキシエチル)ジスルフィド、1,
2−ビス(2−ヒドロキシエチルチオ)エタン、1,4
−ビス(α−ヒドロキシイソプロピル)ベンゼン、1,
4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、3,3
−ビス(ヒドロキシメチル)ヘプタン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、ビ
ス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)スルフィ
ド、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−1,3−プロ
パンジオール、1,1′−ビス(2−ヒドロキシナフチ
ル)スルフィド、ビス(3−ヒドロキシフェノキシ)エ
タン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロ
ヘキサン、α,α′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
−1,4−ジイソプロピルベンゼン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)エタン、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)エーテル、1,1−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−1−フェニルエタン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルホン、ビスフェノールA等が挙げられ、好ましくは
2′,4′−ジヒドロキシアセトフェノン、2′,5′
−ジヒドロキシアセトフェノン、2′,6′−ジヒドロ
キシアセトフェノン、3′,5′−ジヒドロキシアセト
フェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,
2′−ジヒドロキシ−3′−メチルアセトフェノン、
2′,4′−ジヒドロキシ−3′−メチルアセトフェノ
ン、ビスフェノールA、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルフィドである。
クロライド化合物とジヒドロキシ化合物を反応させる方
法としては、一般のキノンジアジドスルホン酸エステル
を合成する方法が用いられる。例えば、ほぼ等量の両成
分を通常はジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメチル
ホルムアミド、アセトン、メチルエチルケトン、メタノ
ール、エタノールまたはグリコールモノメチルエーテル
等の溶剤に溶かし、20℃〜70℃でスルホニルクロラ
イド基とほぼ当量の塩基を少量ずつ加えることによって
合成できる。塩基としては重炭酸アルカリ、炭酸アルカ
リ、水酸化アルカリ、トリエチルアミン、ピリジン等の
無機及び有機の塩基性化合物を用いることができるが、
弱アルカリの方が好ましい。オルトキノンジアジド化合
物の単離は、反応混合物を希塩酸のような希酸中に加
え、析出物を濾別、乾燥することによって行われる。
用いる方法も挙げることができる。例えば、ジヒドロキ
シ化合物をアルカリ性水溶液に溶かした溶液に、テトラ
メチルアンモニウムクロライド、テトラエチルアンモニ
ウムブロマイド、テトラエチルアンモニウムクロライ
ド、テトラエチルアンモニウムヨーダイド、テトラプロ
ピルアンモニウムブロマイド、テトラプロピルアンモニ
ウムハイドロキサイド、テトラブチルアンモニウムブロ
マイド、テトラブチルアンモニウムクロライド、テトラ
ブチルアンモニウムハイドロキサイド、テトラブチルア
ンモニウムハイドロサルフェート、テトラブチルアンモ
ニウムヨーダイド、トリオクチルメチルアンモニウムク
ロライド、トリラウリルメチルアンモニウムクロライ
ド、ジ硬化午脂アルキルジメチルアンモニウムアセテー
ト、ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、ベン
ジルトリメチルアンモニウムハイドロキサイド、ベンジ
ルトリエチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリブ
チルアンモニウムブロマイド、ベンジルトリブチルアン
モニウムクロライド、フェニルトリメチルアンモニウム
クロライド、1−メチル−3−エチルイミダゾリウムク
ロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、
セチルトリメチルアンモニウムブロマイド等のアンモニ
ウム塩、テトラブチルホスホニウムブロマイド、ベンジ
ルトリフェニルホスホニウムクロライド、セチルテトラ
ブチルホスホニウムブロマイド、セチルトリエチルブロ
マイド等のホスホニウム塩、ジシクロヘキシル−18−
クラウン−6,15−クラウン−15、ベンゾ−15−
クラウン−5,18−クラウン−6、ジベンゾ−18−
クラウン−6、ジベンゾ−24−クラウン−8,15−
クラウン−5、ジシクロヘキシル−24−クラウン−8
等のクラウンエーテル類、2,1,1−クリプテイト、
2,2,1−クリプテイト、2,2,2−クリプテイ
ト、ベンゾ−2,2,2−クリプテイト等のクリプタン
ド類、等の相間移動触媒を触媒量から等量加え、これに
前記一般式(1)で表されるジスルホニルクロライド化
合物を水と混ざらない有機触媒、例えば、塩化メチレ
ン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素
等のハロゲン化炭化水素、クロロベンゼン、トルエン、
ベンゼン等の芳香族化合物、酢酸エチル等のエステル類
等に溶かした溶液を加え、室温から70℃の間で激しく
攪拌し、希酸で中和後、析出物をそのまま、または有機
層に貧溶媒を加えた時の析出物を濾取、乾燥する。
ロライド基や水酸基が残るため、これらの基の完全な消
失は必ずしも確認できないが、薄層クロマトグラフィー
(以下、TLCと略す。)による原料の消失とゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー(以下、GPCと略
す。)による分子量の増加からポリエステルタイプの化
合物が生成したと確認した。
子量は本発明の目的のためには大きいほうが好ましい
が、100,000を超えると塗布溶媒への溶解性や現
像性や感度の点で不利となると思われる。本発明のナフ
トキノンジアジド化合物と併用することが好ましいアル
カリ可溶性樹脂としては、従来公知のバインダーとして
使用可能な樹脂はいずれでも使用可能であるが、例えば
特開平2−137850号公報に記載のノボラック樹脂
やビニル系重合体樹脂、特開平2−866号公報に記載
の高分子化合物、米国特許第3,751,257号明細
書に記載されているポリアミド樹脂、米国特許3,66
0,097号明細書に記載されている線状ポリウレタン
樹脂、ポリビニルアルコールのフタレート化樹脂、ビス
フェノールAとエピクロルヒドリンから縮合されたエポ
キシ樹脂、酢酸セルロース、セルロースアセテートフタ
レート等のセルロース類等があげられ、ノボラック樹脂
やビニル系重合体樹脂およびその組合わせ等が好適な例
としてあげられる。
とが好ましい有機酸としては、pKa値(25℃、水
中)が6未満であることが好ましく、6以上の場合は地
汚れ等の問題が生じる可能性がある。好ましい有機酸と
しては、イソフタル酸、コハク酸、1,2−シクロヘキ
サンジカルボン酸、1,2−シクロペンタンジカルボン
酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸、1,2−シクロヘキセンジ
カルボン酸、2,3−ジヒドロキシ安息香酸、3,4−
ジメチル安息香酸、ジメチルマロン酸、メソ酒石酸、ス
ベリン酸、セバシン酸、p−トルイル酸、2−ヒトロキ
シ−m−トルイル酸、2−ヒトロキシ−p−トルイル
酸、2−ヒトロキシ−o−トルイル酸、フタル酸、フマ
ル酸、没食子酸、マレイン酸、メチルマロン酸、プロピ
ルマロン酸、3,4−ジメトキシ安息香酸、3,5−ジ
メトキシ安息香酸、β−エチルグルタル酸、グリセリン
酸、グルタコン酸、グルタル酸、β,β−ジエチルグル
タル酸、1,1−シクロブタンジカルボン酸、1,3−
シクロブタンジカルボン酸、1,1−シクロペンタンジ
カルボン酸、β,β−ジメチルグルタル酸、テレフタル
酸、ピメリン酸、β−プロピルグルタル酸、マンデル
酸、β−メチルグルタル酸、β,β−メチルプロピルグ
ルタル酸、リンゴ酸、1,1−シクロヘキサンジカルボ
ン酸、メルドラム酸、アスコルビン酸、p−トルエンス
ルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、メシチレンス
ルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベン
ゼンスルホン酸、m−ベンゼンジスルホン酸、p−トル
エンスルフィン酸、ベンジルスルフィン酸、メタンスル
フィン酸、フェニルホスホン酸、メチルホスホン酸、ク
ロルメチルホスホン酸、ジメチルホスフィン酸、リン酸
ジフェニル、亜リン酸ジフェニル、エチル硫酸、トリフ
ルオロ酢酸、2,6−ジクロロ安息香酸や化学便覧基礎
編II(丸善(株)1984年、第339〜342頁)に
記載されているpKaが6未満の有機酸をあげることが
できる。これらのうち、カルボン酸類がより好ましい。
添加量は多過ぎるとアルカリ耐性が低くなり、少な過ぎ
ると現像性が悪くなる。
2−80022号公報、特開昭58−11932号公
報、特開平4−63350号公報に記載されたものをあ
げることができ、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタ
ル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、無水マレイン酸、無
水コハク酸をあげることができる。添加量は多過ぎると
アルカリ耐性が低くなることがり、少な過ぎると現像性
が悪くなることがある。
ほか、必要に応じて他の添加剤を含むことができる。例
えば、活性光線の照射によりハロゲン遊離基を生成する
化合物を含有することができるが、このような化合物と
しては、下記一般式(2)及び(3)で示されるトリハ
ロアルキル化合物及びジアゾニウム塩化合物が好ましく
用いられる。
ハロアルキル基を示し、WはN,S,Se,P,Cの各
原子を示し、ZはO,N,S,Se,Pの各原子を示
す。Yは発色団基を有し、かつWとZを環化させるに必
要な非金属原子群を示す。但し、非金属原子群により形
成された環が前記Xaを有していてもよい。)
無機化合物の対イオンを表す。) 具体的には、例えば一般式(2)のトリハロアルキル化
合物としては、下記一般式(4)、(5)又は(6)で
表される化合物が含まれる。
トリハロアルキル基、Lは水素原子またはメチル基、J
は置換若しくは非置換アリール基又は複素環基を表し、
nは0,1または2である。) 一般式(4)で表わされる化合物としては具体的には、
ゾール化合物、特開昭54−74728号公報に記載さ
れている2−トリクロロメチル−5−(p−メトキシス
チリル)−1,3,4−オキサジアゾール化合物、又は
る化合物としては具体的には、特開昭53−36223
号公報に記載されている4−(2,4−ジメトキシ−4
−スチリル)−6−トリクロロメチル−2−ピロン化合
物、特開昭48−36281号公報に記載されている
2,4−ビス−(トリクロロメチル)−6−p−メトキ
シスチリル−s−トリアジン化合物、2,4−ビス(ト
リクロロメチル)−6−p−ジメチルアミノスチリル−
s−トリアジン化合物等が挙げられる。
ウム塩化合物としては、露光によって強力なルイス酸を
発生するジアゾニウム塩が好ましく、対イオン部分とし
ては無機化合物の対イオンが推奨される。このような化
合物の具体例としては、ジアゾニウム塩のアニオン部分
がフッ化リンイオン、フッ化ヒ素イオン、フッ化アンチ
モンイオン、塩化アンチモンイオン、塩化スズイオン、
塩化ビスマスイオン及び塩化亜鉛イオンの少なくとも1
種である芳香族ジアゾニウム塩が挙げられ、好ましくは
パラジアゾフェニルアミン塩が挙げられる。
を生成する化合物の全感光層中に含まれる量は0.01
〜20重量%が好ましく、より好ましくは0.1〜20
重量%、特に好ましくは0.2〜10重量%である。本
発明の感光性組成物においては、好ましくは上記活性光
線の照射によりハロゲン遊離基を生成する化合物と共
に、その光分解生成物と相互作用をすることによってそ
の色調を変える変色剤が含有される。このような変色剤
としては、発色するものと退色又は変色するものとの2
種類がある。退色又は変色する変色剤としては、例えば
ジフェニルメタン、トリフェニルメタン系チアジン、オ
キサジン系、キサンテン系、アンスラキノン系、イミノ
ナフトキノン系、アゾメチン系等の各種色素が有効に用
いられる。
ものが挙げられる。ブリリアントグリーン、エオシン、
エチルバイオレット、エリスロシンB、メチルグリー
ン、クリスタルバイオレット、ベイシックフクシン、フ
ェノールフタレイン、1,3−ジフェニルトリアジン、
アリザリンレッドS、チモールフタレイン、メチルバイ
オレット2B、キナルジンレッド、ローズベンガル、メ
タニルイエロー、チモールスルホフタレイン、キシレノ
ールブルー、メチルオレンジ、オレンジIV、ジフェニル
チオカルバゾン、2,7−ジクロロフルオレセイン、パ
ラメチルレッド、コンゴーレッド、ベンゾプルプリン4
B、α−ナフチルレッド、ナイルブルー2B、ナイルブ
ルーA、フェナセタリン、メチルバイオレット、マラカ
イトグリーン、パラフクシン、ビクトリアピュアブルー
BOH〔保土谷化学(株)製〕、オイルブルー#603
〔オリエント化学工業(株)製〕、オイルピンク#31
2〔オリエント化学工業(株)製〕、オイルレッド5B
〔オリエント化学工業(株)製〕、オイルスカーレット
#308〔オリエント化学工業(株)製〕オイルレッド
OG〔オリエント化学工業(株)製〕、オイルレッドR
R〔オリエント化学工業(株)製〕オイルグリーン#5
02「オリエント化学工業(株)製〕、スピロンレッド
BEHスペシャル〔保土谷化学工業(株)製〕、m−ク
レゾールパープル、クレゾールレッド、ローダミンB、
ローダミン6G、ファーストアシッドバイオレッドR、
スルホローダミンB、オーラミン、4−p−ジエチルア
ミノフェニルイミノナフトキノン、2−カルボキシアニ
リノ−4−p−ジエチルアミノフェニルイミノナフトキ
ノン、2−カルボステアリルアミノ−4−p−ジヒドロ
オキシエチルアミノーフェニルイミノナフトキノン、p
−メトキシベンゾイル−p′−ジエチルアミノ−o′−
メチルフェニルイミノアセトアニリド、シアノ−p−ジ
エチルアミノフェニルイミノアセトアニリド、1−フェ
ニル−3−メチル−4−p−ジエチルアミノフェニルイ
ミノー5−ピラゾロン、1−β−ナフチル−4−p−ジ
エチルアミノフェニルイミノ−5−ピラゾロン。
ミン類を挙げることができる。この目的に適するアリー
ルアミン類としては、第一級、第二級芳香族アミンのよ
うな単なるアリールアミンのほかにいわゆるロイコ色素
も含まれ、これらの例としては次のようなものが挙げら
れる。ジフェニルアミン、ジベンジルアニリン、トリフ
ェニルアミン、ジエチルアニリン、ジフェニル−p−フ
ェニレンジアミン、p−トルイジン、4,4′−ビフェ
ニルジアミン、o−クロロアニリン、o−ブロモアニリ
ン、4−クロロ−o−フェニレンジアミン、o−ブロモ
ーN,N−ジメチルアニリン、1,2,3−トリフェニ
ルグアニジン、ナフチルアミン、ジアミノジフェニルメ
タン、アニリン、2,5−ジクロロアニリン、N−メチ
ルジフェニルアミン、o−トルイジン、p,p′−テト
ラメチルジアミノジフェニルメタン、N,N−ジメチル
−p−フェニレンジアミン、1,2−ジアニリノエチレ
ン、p,p′,p″−ヘキサメチルトリアミノトリフェ
ニルメタン、p,p′−テトラメチルジアミノトリフェ
ニルメタン、p,p′−テトラメチルジアミノジフェニ
ルメチルイミン、p,p′,p″−トリアミノ−o−メ
チルトリフェニルメタン、p,p′,p″−トリアミノ
トリフェニルカルビノール、p,p′−テトラメチルア
ミノジフェニル−4−アニリノナフチルメタン、p,
p′,p″−トリアミノトリフェニルメタン、p,
p′,p″−ヘキサプロピルトリアミノトリフェニルメ
タン。
域1〜5で変色しうる色素が好ましい。上記の変色剤の
感光性組成物中に占める割合は、0.01〜10重量%
であることが好ましく、更に好ましくは0.02〜5重
量%で使用される。また、本発明の感光性組成物には好
ましくは下記一般式(7)で表わされる置換フェノール
類とアルデヒド類との縮合樹脂及び/又は該樹脂のo−
ナフトキノンジアジドスルホン酸エステル化合物を含
む。
子、アルキル基又はハロゲン原子を表わし、R7 は炭素
原子数2以上のアルキル基又はシクロアルキル基を表
す。)
ール類において、R5 およびR6 は各々水素原子、アル
キル基(炭素原子数1ないし2のアルキル基は特に有用
である。)またはハロゲン原子(フッ素、塩素、臭素お
よびヨウ素の各原子の内、特に塩素原子および臭素原子
が好ましい。)を表し、R7 は炭素原子数2以上のアル
キル基(好ましくは炭素原子数15以下であり、炭素原
子数3ないし8のアルキル基は特に有用である。)また
はシクロアルキル基(炭素原子数3ないし8のシクロア
ルキル基は特に有用である。)を表す。
プロピルフェノール、tert−ブチルフェノール、t
ert−アミルフェノール、ヘキシルフェノール、te
rt−オクチルフェノール、シクロヘキシルフェノー
ル、3−メチル−4−クロロ−5−tert−ブチルフ
ェノール、イソプロピルクレゾール、tert−ブチル
クレゾール、tert−アミルクレゾール、ヘキシルク
レゾール、tert−オクチルクレゾール、シクロヘキ
シルクレゾール等が挙げられ、そのうち特に好ましくは
tert−オクチルフェノールおよびtert−ブチル
フェノールが挙げられる。
ムアルデヒド、ベンズアルデヒド、アセトアルデヒド、
アクロレイン、クロトンアルデヒド、フルフラール等の
脂肪族および芳香族アルデヒドが挙げられ、炭素原子数
1ないし6のものを包含する。そのうち好ましくはホア
ルムアルデヒドおよびベンズアルデヒドである。該置換
フェノール類とアルデヒド類とを縮合させた樹脂は、一
般式(7)により表される置換フェノールと、アルデヒ
ド類とを酸性触媒の存在下で重縮合して合成される。使
用される酸性触媒としては、塩酸、しゅう酸、硫酸、リ
ン酸等の無機酸や有機酸が用いられ、置換フェノール類
とアルデヒド類との配合比は、置換フェノール類1モル
部に対しアルデヒド類が0.7〜1.0モル部用いられ
る。反応溶媒としては、アルコール類、アセトン、水、
ストラヒドロフラン等が用いられる。
(3〜48時間)反応後、減圧下加熱し、水洗して脱水
させて得るか、又は水結析させて反応物を得る。上記置
換フェノール類とアルデヒド類との重合樹脂のo−ナフ
トキノンジアジドスルホン酸エステル化合物は前記縮合
樹脂を適当な溶媒、例えば、ジオキサン等に溶解させ
て、これにo−ナフトキノンジアジドスルホン酸クロラ
イドを投入し、加熱攪拌しながら、炭酸アルカリ等のア
ルカリを当量点まで滴下することによりエステル化させ
て得られる。
の水酸基に対するo−ナフトキノンジアジドスルホン酸
クロライドの縮合率(水酸基1個に対する反応率%)
は、5〜80%が好ましく、より好ましくは20〜70
%、更に好ましくは30〜60%である。該縮合率は、
元素分析によりスルホニル基の硫黄原子の含有量を求め
て計算する。
式(7)で表される置換フェノール類とアルデヒド類と
を縮合させた樹脂および該樹脂のo−ナフトキノンジア
ジドスルホン酸エステル化合物の量は0.05〜15重
量%が好ましく、特に好ましくは1〜10重量%であ
り、重量平均分子量Mwは好ましくは、5.0×102
〜5×103 の範囲であり、更に好ましくは7.0×1
02 〜3.0×103 の範囲である。その数平均分子量
Mnは3.0×102 〜2.5×103 の範囲であるこ
とが好ましく、更に好ましくは4.0×102 〜2.0
×103 の範囲である。
う。数平均分子量Mn及び重量平均分子量Mwの算出
は、柘植盛男、宮林達也、田中誠之著“日本化学会誌”
800頁〜805頁(1972年)に記載の方法によ
り、オリゴマー領域のピークを均する(ピークの山と谷
の中心を結ぶ)方法にて行うものとする。本発明の感光
性組成物には更に分子構造中に下記構造単位〔A〕及び
〔B〕の少なくとも1種を有する化合物を含有すること
もできる。
す。)
び〔B〕の少なくとも1種を有する化合物としては、上
記構造単位〔A〕及び〔B〕の一方又は両方を有する化
合物であればいかなるものでもよいが、特にnが2〜5
000の範囲内の整数であり、かつ沸点が240℃以上
である化合物が好ましく、更に好ましくはnが2〜50
0の範囲内の整数であり、かつ沸点が280℃以上であ
る化合物であり、最も好ましいものはnが3〜100の
範囲内の化合物である。このような化合物としては、例
えば、
リマーを含む) ・ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンアルキル
エーテル (末端がアルキルエーテルを形成している) (ただし、ランダムポリマーを含む)
ようなものが好ましい。すなわち、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテ
ル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキ
シエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレン高級
アルコールエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、
ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリ
オキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキ
シエチレンソルビタントリステアレート、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレン
ソルビタントリオレエート、テトラオレイン酸ポリオキ
シエチレンソルビット、ポリエチレングリコールモノラ
ウレート、ポリエチレングリコールモノステアレート、
ポリエチレングリコールモノオレエート、ポリエチレン
グリコールジステアレート、ポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテルホルムアルデヒド縮合物、オキシエチ
レンオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリエチレ
ングリコール、テトラエチレングリコール等である。
も1種を有する化合物の感光性組成物中に占める割合は
0.1〜20重量%が好ましく、より好ましくは0.2
〜10重量%である。また、上記化合物は上記含有量の
範囲内であれば、単独で用いてもよいし2種以上組合わ
せて使用してもよい。
に増感剤、可塑剤、界面活性剤などを添加することがで
きる。以上説明した感光性組成物を下記の溶媒に溶解さ
せ、更にこれを適当な支持体の表面に塗布乾燥させるこ
とにより、感光性平版印刷版とすることができる。感光
平版印刷版を形成する際に感光性組成物の各成分を溶解
する際に使用し得る溶媒としては、メチルセロソルブ、
メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブ、エチ
ルセロソルブアセテート等のセロソルブ類、プロピレン
グリコールモノメチルエーテル等のプロピレングリコー
ルエーテル類、ジエチレングリコールジメチルエーテル
等のジエチレングリコールエーテル類、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、アセト
ン、シクロヘキサノン、トリクロロエチレン、メチルエ
チルケトン等が挙げられる。これら溶媒は、単独で、あ
るいは2種以上混合して使用することができる。
際に用いる方法としては、従来公知の方法、例えば、回
転塗布、ワイヤーバー塗布、ディップ塗布、エアーナイ
フ塗布、ロール塗布、ブレード塗布及びカーテン塗布等
が可能である。この際塗布量は用途により異なるが、例
えば固形分として0.5〜5.0g/m2 が好ましい。
鉛、鋼、銅等の金属板、並びにクロム、亜鉛、銅、ニッ
ケル、アルミニウム、鉄等がメッキ又は蒸着された金属
板、紙、プラスチックフィルム及びガラス板、樹脂が塗
布された紙、アルミニウム等の金属箔が張られた紙、親
水化処理したプラスチックフィルム等が挙げられる。こ
のうち好ましいのはアルミニウム板である。更に好まし
くは砂目立て処理、陽極酸化処理および必要に応じて封
孔処理等の表面処理が施されているアルミニウム板であ
る。
とができる。砂目立て処理の方法としては、例えば、機
械的方法、電解によりエッチングする方法が挙げられ
る。機械的方法としては、例えば、ボール研磨法、ブラ
シ研磨法、液体ホーニングによる研磨法、バフ研磨法等
が挙げられる。アルミニウム材の組成物等に応じて上述
の各種方法を単独あるいは組み合わせて用いることがで
きる。好ましいのは電解エッチングによる方法である。
酸等の無機の酸を単独ないし2種以上混合した浴で行な
われる。砂目立て処理の後、必要に応じてアルカリある
いは酸の水溶液によってデスマット処理を行い中和して
水洗する。陽極酸化処理は、電解液として、硫酸、クロ
ム酸、シュウ酸、リン酸、マロン酸等を1種または2種
以上含む溶液を用い、アルミニウム板を陽極として電解
して行なわれる。形成された陽極酸化皮膜量は1〜50
mg/dm2 が適当であり、好ましくは10〜40mg
/dm2 である。陽極酸化皮膜量は、例えば、アルミニ
ウム板をリン酸クロム酸溶液(リン酸85%液:35m
l、酸化クロム(VI):20gを1リットルの水に溶解
して作製)に浸漬し、酸化皮膜を溶解し、板の皮膜溶解
前後の重量変化測定等から求められる。
イ酸ソーダ処理、重クロム酸塩水溶液処理等が具体例と
して挙げられる。この他にアルミニウム板支持体に対し
て、水溶性高分子化合物や、フッ化ジルコン酸等の金属
塩の水溶液による下引き処理を施すこともできる。この
ようにして製造された感光性平版印刷版は、通常の方法
で現像処理することができる。例えば、透明陽画フィル
ムを通して超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、キセ
ノンランプ、タングステンランプ等の光源により露光
し、次いで、種々のアルカリ現像液にて現像する。この
結果末露光部分のみが支持体表面に残り、ポジ−ポジ型
のレリーフ像が形成される。
酸化ナトリウム、水酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、メタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウ
ム、第二リン酸ナトリウム、第三リン酸ナトリウム等の
アルカリ金属塩の水溶液が挙げられる。アルカリ金属塩
の濃度は0.1〜10重量%が好ましい。又、該現像液
中に必要に応じアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤
やアルコール等の有機溶媒を加えることができる。
発明はその要旨を超えない限りこれら実施例に制限され
るものではない。 合成例1 メカニカルスターラー、ジムロート、10ml滴下ロー
トを備えた50ml4口フラスコに0.67gの2,4
−ジヒドロキシベンゾフェノン、1.10gの1,2−
ナフトキノンジアジド−4,6−ジスルホニルクロライ
ド、12mlの1,4−ジオキサンを入れ、60℃で攪
拌した。この中に、0.55gのK2CO3 を3mlの
水に溶かした溶液を45分かけて滴下後、60℃で4時
間攪拌した。TLCにより原料スルホニルクロライド化
合物が消失したことを確認した後、反応混合物を100
mlの0.1N塩酸溶液中に入れ、析出物を濾取し、
1,4−ジオキサン、水で洗い、乾燥し0.90gの化
合物を得た。GPCによる分子量はMw=1500であ
った。
コに0.67gの2,4−ジヒドロキシベンゾフェノ
ン、0.70gのK2 CO3 、0.23gのn−Bu4
NBr、40mlの水を加え、10分間攪拌後、1.1
0gの1,2−ナフトキノンジアジド−4,6−ジスル
ホニルクロライドを40mlのトルエンに溶解した溶液
を加え、激しく5時間攪拌した。TLCによりトルエン
層の原料スルホニルクロライド化合物が消失しているこ
とを確認後、析出物を濾取、乾燥し、1.37gの化合
物2を得た。GPCによる分子量はMw=2,500で
あった。
わりに0.72gのビスフェノールAを用いた以外は合
成例2と同様にし、1.02gの化合物3(Mw=13
00)を得た。 合成例4 0.67gの2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンの代
わりに、0.69gのビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルフィドを用いた以外は合成例2と同様にし、1.2
1gの化合物4(Mw=1200)を得た。
わりに0.46gの2′,4′−ジヒドロキシアセトフ
ェノンを用いた以外は合成例2と同様にし、0.84g
の化合物5(Mw=1400)を得た。 実施例1〜7、比較例1〜2 厚さ0.24mmのアルミニウム板(材質1050、調
質H16)を5%水酸化ナトリウム水溶液中で60℃で
1分間脱脂処理を行った後、0.5モル/1の塩酸水溶
液中で温度;25℃、電流密度;60A/dm2 、処理
時間;30秒間の条件で電解エッチング処理を行った。
次いで、5%水酸化ナトリウム水溶液中で60℃、10
秒間のデスマット処理を施した後、20%硫酸溶液中で
温度;20℃、電流密度;3A/dm2 処理時間;1分
間の条件で陽極酸化処理を行った。更に又、90℃の熱
水で20秒間、熱水封孔処理を行い、平版印刷版材料用
支持体のアルミニウム板を作製した。上記のように作製
したアルミニウム板に下記組成の感光性組成物塗布液を
回転塗布機を用いて塗布し、90℃で4分間乾燥し、感
光層膜厚が2.2g/m2 のポジ型感光性平版印刷版を
得た。
1に記載 ・フェノールとm−、p−混合クレゾール(フェノー
ル:m−クレゾール:p−クレゾール=5:57:3
8)とホルムアルデヒドの共重縮合樹脂重量平均分子量
(Mwは表−1記載)…添加量は表−1に記載。 ・p−tert−オクチルフェノールとホルムアルデヒ
ドより合成されたノボラック樹脂(Mw=1,800)
とナフトキノン−(1,2)−ジアジド−(2)−5−
スルホン酸クロライドとのエステル化合物(縮合率50
%)…1部 ・有機酸または有機酸無水物…添加量は表−1に記載 ・2−トリクロロメチル−5−〔β−(2−ベンゾフリ
ル)ビニル〕−1,3,4−オキサジアゾール…1部 ・ビクトリアピュアーブルーBOH(保土谷化学(株)
製)…1部 ・メチルエチルケトン…800部
ステップタブレット(イーストマン・コダック社製N
o.2、濃度差0.15ずつで21段階のグレースケー
ル)を密着し、1kWメタルハライドランプ(岩崎電気
(株)製、“アイドルフィン2000”)を光源として
60秒間露光し、コニカ(株)製現像液“SDR−1”
の6倍希釈溶液で25℃、45秒間皿現像し、クリア段
数と耐薬品性を評価した。耐薬品性は上記現像後の末露
光部を、印刷中に非画線部に発生する地汚れ除去する洗
浄液として用いられるウルトラプレートクリーナー(U
PC)(A.B.C.ケミカル社製)に2時間浸漬した
後のやられ具合を目視で評価した。結果を表−1に示
す。
高感度で耐薬品性にも優れる。
Claims (7)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で表されるジスルホニ
ルクロライド化合物のスルホニルクロライド基とジヒド
ロキシ化合物の水酸基が反応してスルホン酸エステル結
合で縮合した骨格を有することを特徴とするナフトキノ
ンジアジド化合物。 【化1】 (式中、Rは水素原子、アルキル基、アルコキシ基また
はハロゲン原子を表す。) - 【請求項2】 一般式(1)で表されるジスルホニルク
ロライド化合物において、Rが水素原子であることを特
徴とする請求項1記載のナフトキノンジアジド化合物。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のナフトキノンジ
アジド化合物及びアルカリ可溶性樹脂を含有することを
特徴とする感光性組成物。 - 【請求項4】 更にpKa値が6未満の有機酸を含有す
ることを特徴とする請求項3記載の感光性組成物。 - 【請求項5】 pKa値が6未満の有機酸の含有量がナ
フトキノンジアジド化合物100重量部に対して1〜5
0重量部であることを特徴とする請求項4記載の感光性
組成物。 - 【請求項6】 更に有機酸無水物を含有することを特徴
とする請求項3記載の感光性組成物。 - 【請求項7】 有機酸無水物の含有量がナフトキノンジ
アジド化合物100重量部に対して1〜50重量部であ
ることを特徴とする請求項6記載の感光性組成物。
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JP31665394A JP3625505B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | ナフトキノンジアジド化合物及び感光性組成物 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002207291A (ja) * | 2001-01-11 | 2002-07-26 | Toyo Gosei Kogyo Kk | ナフトキノンジアジド系感光剤溶液の製造方法 |
WO2009145158A1 (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-03 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | 感光性樹脂組成物、硬化レリーフパターンの製造方法及び半導体装置 |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP31665394A patent/JP3625505B2/ja not_active Expired - Fee Related
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