JPH08174264A - ソルダーペースト - Google Patents

ソルダーペースト

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JPH08174264A
JPH08174264A JP6317160A JP31716094A JPH08174264A JP H08174264 A JPH08174264 A JP H08174264A JP 6317160 A JP6317160 A JP 6317160A JP 31716094 A JP31716094 A JP 31716094A JP H08174264 A JPH08174264 A JP H08174264A
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resin
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博文 中村
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3457Solder materials or compositions; Methods of application thereof
    • H05K3/3485Applying solder paste, slurry or powder

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】洗浄工程を省略できるファインパターン用のソ
ルダーペーストを得る。 【構成】カルボン酸付加熱硬化性樹脂にはんだ粉末を添
加し、更に樹脂の硬化剤,溶剤を添加し混練りする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はソルダーペースト、特
に、はんだ接合後の洗浄が不用であるファインパターン
用のソルダーペーストに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のソルダーペーストは、はんだ合金
の粉末100重量部に対し5〜20重量部の液状の熱硬
化性樹脂オリゴマーまたは液状の熱可塑性樹脂と5重量
部以下のアミンの塩酸塩、イミダゾール、カルボン酸、
および燐酸から選ばれる少なくとも一種以上の化合物と
を混練してなる。(例えば、特開平2−80194号公
報参照)。
【0003】はんだ合金は通常200メッシュ前後の球
状のものが用いられ、活性剤としてはアミンの塩酸塩、
イミダゾール、カルボン酸、燐酸、ZnCl2 ・NH4
Cl等が好ましく、ベーストの粘度調整剤として水素添
加ヒマシ油、有機べントナイトなどのチキソ剤も加えら
れる。 従来例1 エピコート828(エポキシ) 10 部 イミダゾール塩酸塩 0.3部 はんだ粉末(300メッシュ以下) 87.7部 硬化ヒマシ油 1 部 従来例2 アデカレジンEP−600(ポリオール) 10 部 モノメチルアミン塩酸塩 0.5部 はんだ粉末(300メッシュ以下) 89.5部 硬化ヒマシ油 1 部 従来例3 日立ポリセットレジンPS−51(ポリエステル) 10 部 ZNCl2 ・NH4 Cl 1 部 はんだ粉末 88 部 硬化ヒマシ油(300メッシュ以下) 1 部 以上2例のクリームはんだを製作し、シルクスクリーン
印刷を行なうと8時間以上の大気露出によっても粘度が
変化せず良好な印刷性を維持できたと報告されている。
【0004】クリームはんだにカプリル酸を配合する
と、ファインパターンに適用できるものが得られる。
(例えば、特開平3−151189号公報参照) 0.5mmピッチのパッドパターンに対しては洗浄不用
のものが、0.3mmピッチのパッドパターンに対して
は洗浄後の活性剤残渣が少ないものがある。 従来例4 (洗浄不用,ハロゲン系活性剤不用,0.5mmピッチ) Sn63−Pb37 90.0% 重合ロジン 5.0% ブチルカルビートル 3.4% カプリル酸 1.3% ヒマシ油 0.3% 従来例5 (洗浄必要,ハロゲン系活性剤必要,0.3mmピッチ) Sn63−Pb37(粒径20μm以下) 90.0% 重合ロジン 5.0% ブチルカルビートル 1.5% カプリル酸 3.0% ヒマシ油 0.3% 塩酸ジエチルアミン 0.2% はんだ接合後、印刷配線基板上にソルダーペースト中の
活性剤,ロジン等の残渣があると、印刷配線基板の導電
性パターンの腐食,リード間のマイグレーションや、フ
リップチップ型のベアチップ実装ではベアチップ側のア
ルミパッド,配線の腐食が発生する。従来使用されてい
る松ヤニ(いわゆるロジン)は、それ自身に活性剤であ
るカルボン酸(カルボキシル基)を含有してる。
【0005】図4はロジンの代表的なアビエチン酸の構
造を示す図である。ここに示されたカルボン酸は、はん
だ付け後でも消失せずロジン中に存在しているため、ロ
ジンの洗浄処理が必要となる。
【0006】現在,0.3mm程度のファインなパッド
ピッチのパターンに使用できるソルダーペーストの要求
があり、これに応えるためには20μm以下の粉末はん
だを使用する必要があるが、はんだ粉末が微細になると
共に表面積は増大し、酸素量も表面積に比例して増加し
て、リフロー時に未溶解やハンダボール(絶縁テストで
短絡してしまう)が発生しやすくなる。従来例5にて
0.3mm程度のファインなパッドピッチのパターンに
使用できると報告されているソルダーペーストには活性
剤を必要としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のソルダーペース
トは、ファインパターンのはんだ接合において、活性剤
が添加(または含有)されているので、はんだ接合後に
残渣を完全に洗浄しなけばならない(洗浄困難)という
欠点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のソルダーペース
トは、粉末状はんだ,樹脂,溶剤等を含有するソルダー
ペーストにおいて、前記樹脂がカルボン酸付加熱硬化性
樹脂であり、前記粉末状はんだの表面に酸化防止処理が
施されており、硬化剤を添加されている。
【0009】
【作用】カルボン酸付加熱硬化性樹脂は、カルボン酸が
はんだ付け面の酸化被膜を除去する働きがあり、はんだ
付け後にこの樹脂を硬化させる場合カルボン酸が硬化反
応に寄与し、カルボン酸は消失し、安定した樹脂硬化物
だけが残り、さらにこの樹脂硬化物がはんだ接合部の周
囲を取り囲むので、接合部分が機械的に強固な構造にな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】図1はカルボン酸付加熱硬化性樹脂が、銅
の酸化被膜を除去する場合の化学反応を示す図である。
【0012】図2はカルボン酸付加熱硬化性樹脂中のカ
ルボン酸が消失する化学反応を示す図である。 実施例1 In52−Sn48(融点117℃,粒径20μm以
下) 90.0% ビキシレノールジグリシジルエーテル 7.5% ヒマシ油 1.0% ブチルカルビートル 1.0% 硬化触媒(130℃以上で作用) 0.5% 図3は本発明の一使用例を示す断面図であ
る。上記重量配合率でカルボン酸付加熱硬化性樹脂と溶
剤と硬化剤とを混練りしたソルダーペーストを用いて、
フリップチップ型のLSIチップ1の金バンプ2とプリ
ント基板6の基板パッド5(接続パッドピッチ120μ
m)とを接合(リフロー温度130℃)し、その後15
0℃で1時間の樹脂硬化を行った。はんだ3の周囲はエ
ポキシ樹脂4で取り囲まれており、洗浄処理をせずに表
面のイオン残渣をイオノグラフで測定したところ、はん
だ接合前のイオン残渣と同等の結果が得られ、印刷特
性,電気特性とも良好であった。 実施例2 Sn63−Pb37(粒径20μm以下,表面に酸化防止処理) 90.0% THPA付加クレゾールノボラックアクリレート 7.5% 硬化ヒマシ油 1.0% ブチルカルビトール 1.0% ジシアンジアミド 0.5% 実施例3 Sn96.5−Ag3.5 91.0% THPA付加クレゾールノボラックアクリレート 6.0% 水素添加ヒマシ油 1.0% エチル・セルローズ 1.5% 硬化触媒 0.5% これらの構成においても実施例1と同様の良好な結果を
得た。
【0013】
【発明の効果】本発明のソルダーペーストは、カルボン
酸付加熱硬化性樹脂中のカルボン酸により、はんだ付け
面の酸化被膜を除去し、はんだ付け後にこの樹脂を硬化
することによりカルボン酸を消失させ安定した樹脂硬化
物だけを残すので、ファインパターンのはんだ接合にお
いて、洗浄工程を省略できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】カルボン酸付加熱硬化性樹脂が、銅の酸化被膜
を除去する場合の化学反応を示す図である。
【図2】カルボン酸付加熱硬化性樹脂中のカルボン酸が
消失する化学反応を示す図である。
【図3】本発明の一使用例を示す断面図である。
【図4】ロヂンの代表的なアビエチン酸の構造を示す図
である。
【符号の説明】
1 LSIチップ 2 金バンプ 3 はんだ 4 エポキシ樹脂 5 基板パッド 6 プリント基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末状はんだ,樹脂,溶剤等を含有する
    ソルダーペーストにおいて、前記樹脂がカルボン酸付加
    熱硬化性樹脂であり、硬化剤を添加したことを特徴とす
    るソルダーペースト。
  2. 【請求項2】 粉末状はんだ,樹脂,溶剤等を含有する
    ソルダーペーストにおいて、前記前記粉末状はんだの表
    面に酸化防止処理が施されていることを特徴とするソル
    ダーペースト。
  3. 【請求項3】 粉末状はんだ,樹脂,溶剤等を含有する
    ソルダーペーストにおいて、前記樹脂がカルボン酸付加
    熱硬化性樹脂であり、前記粉末状はんだの表面に酸化防
    止処理が施されており、硬化剤を添加したことを特徴と
    するソルダーペースト。
  4. 【請求項4】 前記カルボン酸付加熱硬化性樹脂がカル
    ボン酸付加変成エポキシ樹脂である請求項1または3記
    載のソルダーペースト。
  5. 【請求項5】 前記カルボン酸付加熱硬化性樹脂の硬化
    温度を、前記粉末状はんだの融点より高くした請求項1
    または3記載のソルダーペースト。
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