JPH08174092A - パンチングマシン - Google Patents

パンチングマシン

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Publication number
JPH08174092A
JPH08174092A JP6325196A JP32519694A JPH08174092A JP H08174092 A JPH08174092 A JP H08174092A JP 6325196 A JP6325196 A JP 6325196A JP 32519694 A JP32519694 A JP 32519694A JP H08174092 A JPH08174092 A JP H08174092A
Authority
JP
Japan
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punch
plate
force
cylinder
striker
Prior art date
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Pending
Application number
JP6325196A
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English (en)
Inventor
Shigeru Ito
茂 伊藤
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
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Publication of JPH08174092A publication Critical patent/JPH08174092A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絞り加工を含む張り出し成形加工と厚板打抜
きの板反りに対して有効な板押え力を得る。 【構成】 パンチPに設けたストリッピングスプリング
139の外側に板押え部材121を設け、この板押え部
材121の下部を前記パンチPの下端外周に挿入して設
けてなると共に、板押え部材121の上部フランジ状と
なし、このフランジ部材129A上面を押圧する環状の
駆動部材155として流体圧作動のシリンダ157をス
トライカ15を備えたストライカケース143に設けて
なることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパンチングマシンに係
り、更に詳細には、パンチを囲んで設けた板押え部材を
独立した駆動部材にて押圧し、絞りを含む張出し成形と
厚板打抜き時の板反りに対して有効な板押え力が得られ
るパンチングマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチングマシンに備えたパンチ
には板押え部材が設けられ、この板押え部材はパンチに
設けたストリッピングスプリングのスプリング力によっ
て板材を押えているのが一般的である。また、板押え部
材をパンチと分離しフレームに取り付け、スプリングあ
るいは油圧により作動させ、パンチはラムに引っ掛けて
強制的にストリッピングする方式のものが採用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のパンチングマシンに備えた板押え部材のうち、スプ
リング力により板材を押える方式では、初期圧力が小さ
く成形が進むと圧力が大きくなる。このことは、張り出
し加工時は初期圧力に大きな板押え力を必要とするのに
反する。また、プレスラム仕事量の内スプリングに無駄
な量を消費するので有効な板押え力とならない。
【0004】板押え部材をパンチと分離し油圧を用いた
場合は、板押え圧力は油圧圧力となるので、大きな圧力
と1サイクルで必要な油量を満足させるポンプとモータ
を必要とし、設備が大型化するという問題がある。ま
た、パンチをラムに引っ掛けて強制的にストリッピング
する固定ストッパでは、パンチを板材から引離すために
は有効であるが、成形用とか厚板抜きの反り対策には効
果が無い。
【0005】この発明の目的は、絞り加工を含む張り出
し成形加工と厚板抜き時の板反りに対して有効な板押え
力を得るパンチングマシンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のパンチングマシンは、パン
チを支承したパンチ支持部材と、上記パンチと協働して
板材の加工を行なうダイを支承したダイ支持部材と、加
工位置に割出されたパンチを打圧する上下動自在なスト
ライカと、を備えてなるパンチングマシンにして、前記
パンチに設けたストリッピングスプリングの外側に板押
え部材を設け、この板押え部材の下部を前記パンチの下
端外周に挿入して設けると共に、板押え部材の上部をフ
ランジ状となし、このフランジ部上面を押圧する環状の
駆動部材を前記ストライカを備えたストライカケースに
設けてなることを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2によるこの発明のパンチン
グマシンは、前記環状の駆動部材は流体圧作動のシリン
ダで構成されていることが望ましいものである。
【0008】
【作用】以上のような請求項1,2によるパンチングマ
シンとするとにより、まず、環状の駆動部材である流体
圧作動のシリンダへ圧油を供給する。そしてストライカ
を介してパンチを打圧すると、同時に前記シリンダにて
板押え部材を押圧し、板材ダイとの間で挾圧する。板押
え部材と板材との間に大きな力が発生してくるとパンチ
は板材を形成し始める。その際、ストリッピングスプリ
ングを撓わませてパンチを板材より抜く力を蓄える。
【0009】而して、絞りを含む張出し成形や厚板打抜
き時の板反りに対して、油圧力でコントロールされた環
状の流体圧作動のシリンダにより大きな挾圧力が得ら
れ、小さな挾圧力で良い場合は、環状の流体圧作動のシ
リンダによらずストリッピングスプリングのバネ力によ
る。
【0010】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
【0011】図5,図6および図7を参照するに、タレ
ットパンチプレス1はコモンベース3を備えており、こ
のコモンベース3上には門型形状の本体フレーム5が立
設されている。この本体フレーム5は開口部7を有した
上部フレーム5Uと下部フレーム5Dとで構成されてい
る。この下部フレーム5D上の加工位置部分にはプレス
の力を受けるディスクサポート9が設けられている。
【0012】この本体フレーム5における上部フレーム
5Uにはラム11を上下動せしめるための油圧シリンダ
またはクランク駆動あるいはサーボ駆動などからなる駆
動装置13が設けられている。前記ラム11の下部には
ストライカ15が備えられている。しかも、前記ラム1
1は上部フレーム5Uに取付けられたラムガイド部材1
7に案内されてZ軸方向(図5,図6において上下方
向)へ揺動自在に揺動される。
【0013】上記構成により、駆動装置13を駆動せし
めると、ラム11がラムガイド部材17に案内されてZ
軸方向へ移動するので、ストライカ15が上下動される
ことになる。
【0014】前記本体フレーム5における下部フレーム
5DにはY軸方向(図6,図7において左右方向)へ適
宜な間隔で複数のブラケット19がZ軸方向へ延伸して
取付けられている。この複数のブラケット19上には支
持フレーム21が設けられている。この各支持フレーム
21には複数のボール23を介してワークテーブル25
のサイドテーブル25SがY軸方向へ移動自在に設けら
れている。このワークテーブル25は固定されたセンタ
テーブル25Cの両側にサイドテーブル25Sを備えた
構成となっている。
【0015】このワークテーブル25の図7において左
側上には板材移動位置決め装置27のうちのキャレッジ
ベース29が設けられている。このキャレッジベース2
9にはX軸方向(図5において左右方向,図7において
上下方向)へ延伸した回転自在なボールネジ31が支承
されている。このボールネジ31にはナット部材を介し
てX軸方向へ移動自在なキャレッジ33が設けられてい
る。しかも、このキャレッジ33に板材Wをクランプす
る複数のワーククランプ35が備えられている。
【0016】前記キャレッジベース29の下部にはX軸
用モータ37が図7に示すように設けられており、この
X軸用モータ37の出力軸には駆動プーリ39が装着さ
れている。一方、前記ボールねじ31の一端には従動プ
ーリ41が装着されており、この従動プーリ41と駆動
プーリ39とにはタイミングベルト43が巻回されてい
る。
【0017】上記構成により、図示省略のY軸用駆動モ
ータを駆動せしめると、キャレッジベース29を介して
サイドテーブル25Sが支持フレーム21に支承された
ボール23を介してY軸方向へ移動されることになる。
また、X軸駆動用モータ37を駆動せしめると、キャレ
ッジ33がX軸方向へ移動されることになる。したがっ
て、ワーククランプ35にクランプされた板材WはX,
Y軸方向へ移動され、板材Wの所望位置が前記ストライ
カ15の下方位置である加工位置に位置決めされること
になる。
【0018】前記本体フレーム5に隣接したサブフレー
ム45が前記コモンベース3上に立設されている。サブ
フレーム45は上部フレーム45Uと下部フレーム45
DからなるC型形状の構造となっている。この上部フレ
ーム45Uの下部には上部回転軸47Uを介して回転自
在な例えば長方体形状の上部タレット49が、また、下
部フレーム45Dの上部には下部回転軸47Dを介して
回転自在な例えば長方体形状の下部タレット51がそれ
ぞれ支承されている。
【0019】前記上部タレット49の両側にはパンチP
を装着したパンチホルダPHが着脱可能に取付けられて
いると共に、下部タレット51の両側には、前記パンチ
Pと対応した位置にダイDを装着したダイホルダDHが
着脱可能に取付けられている。しかも、上,下部フレー
ム45U,45Dの内側には図6において左右両側には
上,下部回転軸47U,47Dを回転せしめるための回
転駆動手段が設けられている。
【0020】前記下部タレット51の側部には、図7に
示されているように、板材Wを支承するブラッシなどの
支持部材53を備えた半円弧状の補助テーブル55が備
えられている。したがって、下向き成形加工ができると
共に下部タレット51の回転時における板材Wに発生す
る傷を減少することができる。
【0021】上記構成により、上,下部回転軸47U,
47Dの回動により、上,下部タレット49,51が割
出されて選択されたパンチP,ダイDが加工位置に位置
決めされる。次いで、ストライカ15の上下動によっ
て、パンチPとダイDが協働して板材Wの所望位置にパ
ンチング加工が行なわれることになる。
【0022】このように、このパンチング処理は上下動
自在なラム11の作動によって行なわれるが、このとき
の作動により発生した熱は上部フレーム5Uの部分から
サブフレーム45の上部フレーム45Uの部分にまでは
熱伝導しないで放出される。すなわち、上,下部タレッ
ト49,51はサブフレーム45の上,下部フレーム4
5U,45Dによって支承されているので、上,下部タ
レット49,51に生ずる熱変位は上,下部タレット4
9,51の回転熱のみで維持でき、前記ラム11の発生
する発熱を受けて芯ずれが起こるというような大きな熱
影響を受けるようなことはない。
【0023】前記サブフレーム45の上,下部フレーム
45U,45Dの図5において左側には隣接して、前記
上部タレット49に対して着脱交換すべきパンチPを支
持したパンチホルダマガジン57と、下部タレット51
に対して着脱交換すべきダイDを支持したダイホルダマ
ガジン59とが設けられている。前記上部タレット49
のパンチ着脱交換位置PTが図5に示されているよう
に、前記パンチホルダマガジン57の下方に位置すると
共に、下部タレット51のダイ着脱交換位置DTがやは
り図5に示されているように、前記ダイホルダマガジン
59の上方に位置するように、金型交換装置61の上,
下金型交換装置61U,61Dが前記パンチ,ダイ交換
位置PT,DTの上下方向に配置されている。
【0024】前記パンチ,ダイホルダマガジン57,5
9はそれぞれ上下方向に対抗して配置されていると共
に、図7に示されているようにエンドレス状のチェン部
材63,65が駆動スプロケット67、従動スプロケッ
ト69に巻回されている。駆動スプロケット67にはサ
ーボモータのごとき駆動モータ71,73が連動連結さ
れている。前記チェン部材63,65にはそれぞれ相対
向してパンチ,ダイホルダPH,DHをクランプするク
ランプ爪75,77がエンドレス状に複数取付けられて
いる。
【0025】前記上,下金型交換装置61U,61Dの
下部にはパンチ,ダイホルダPH,DHをクランプする
チャック爪79,81が備えられている。また、前記サ
ブフレーム45の上,下部フレーム45U,45Dに取
付けられたサーボモータのごときチェンジャ用の駆動モ
ータ83,85で前記上,下金型交換装置61U,61
Dが上下動されるようになっている。
【0026】上記構成により、加工位置でパンチPとダ
イDとの協働で板材Wにパンチング加工を行なっている
間に、パンチ,ダイ着脱交換位置PT,DTにおいて、
上,下金型交換装置61U,61Dを駆動モータ83,
85によって上下動させて、上,下部タレット49,5
1に装着されているパンチ,ダイホルダPH,DHをチ
ャック爪79,81で抜き取って、パンチ,ダイホルダ
マガジン57,59に装着する。次いで、パンチ,ダイ
ホルダマガジン57,59のクランプ爪75,77から
パンチ、ダイホルダPH,DHをチャック爪79,81
で抜き取って上,下部タレット49,51に装着する。
この一連の動作を行なうことによって、パンチ,ダイ着
脱交換位置PT,DTと、パンチ,ダイホルダマガジン
57,59との間で、上,下金型交換装置61U,61
Dの上下方向における直線的移動で、パンチ,ダイホル
ダPH,DHを直接交換することができるので、従来よ
りも段取り、交換の時間を短縮させることができる。従
って、多品種少量生産や柔軟性のある自動化に対応で
き、延いては無人運転を行なうことも可能である。
【0027】前記パンチ,ダイホルダマガジン57,5
9の交換位置には、図6,図7に示されているように、
すでに公知の2本のアームからなる通常の金型交換装置
87とツーリングタワ89が配置されている。この金型
交換装置87は2本のアーム91の先端にクランプ爪9
3が取付けられ、90,180度に回転できるもので、
構造はすでに公知のもの採用しているから詳細な説明を
省略する。また、ツーリングタワ89も円筒部材95の
外周にクランプ爪97を複数段に設け、このクランプ爪
97にパンチ,ダイホルダPH,DHがクランプされて
いる。そして、円筒部材95が回動自在かつ上下動自在
となっている。すなわち、円筒部材95は流体シリンダ
99の作動で上下動されると共に、サーボモータ101
の駆動により駆動プーリ103,タイミングベルト10
5、従動プーリ107を介して回動されるようになって
いる。したがって、パンチ,ダイホルダマガジン57,
59とツーリングタワ89との間では金型交換装置87
でパンチ,ダイホルダPH,DHの交換が行なわれるの
である。
【0028】次に、本実施例の主要部であるストライカ
15により上下動するパンチPと板押え装置について更
に詳細に説明する。
【0029】図1,図2および図3を参照するに、上部
回転軸47Uに上部タレット49は回転自在に支承さ
れ、この上部タレット49へ上部金型交換装置61Uの
作動によりパンチPを備えたパンチホルダ109が着脱
自在に設けられている。より詳細には、上部タレット4
9の上,下面に装着されたエンドプレート111U,1
11D内にウォームホイール113が回転自在に設けら
れている。そして、ウォームホイール113は図2に示
されているごとくウォーム115に噛合し、図示を省略
したがモータにより駆動する公知の構成であるパンチP
の回転割しを行なうインデックス機構にウォーム115
は連結されている。
【0030】前記ウォームホイール113の内面にはキ
ー溝117が成形され、このキー溝117にキー119
を備えた前記パンチホルダ109が装着される。このパ
ンチホルダ109の内部には、前記キー119に係合し
て上下動自在な板押え部材121を構成する部材である
ガイド123と、このガイド123の上部に一体的に設
けたリティナカラー125と、ガイド123の下部に一
体的に設けた板押えプレート127とが装着されてい
る。
【0031】前記板押え部材121を構成する一部材で
あるリティナカラー125の上面にはフランジ部129
Aを備えた押圧プレート129が複数本の締付けボルト
131により固着されている。
【0032】前記板押え部材121の内部には、図示を
省略したがパンチホルダ109内にキーで方向規制され
上下動可能に保持されたパンチPが装着されていて、こ
のパンチPの下部は例えば成形加工用として凸部133
となり、パンチPの上部はパンチシャンク135が形成
され、このパンチシャンク135の上部にパンチヘッド
137が形成されている。また、このパンチヘッド13
7と前記板押え部材121を構成するリティナカラー1
25との間に、パンチPと板材とを引離すストリッピン
グスプリング139として例えば複数の皿バネが装着さ
れている。
【0033】なお、パンチヘッド137の上面と押圧プ
レート129に形成したフランジ部129Aの上面と
は、同一面とし同時にパンチ力と板押え力を得るか、押
圧プレート129に形成したフランジ部129Aの上面
を若干量パンチヘッド137の上面より突出させて、板
押へ部材121がパンチPより先に板材表面に接するよ
うにセットする。
【0034】一方、ラム11により上下移動するストラ
イカ15は、図2に示されているごとくシフトシリンダ
141にてガイド15Aに案内されて水平方向へ移動自
在となり、図示の場合はパンチPが一本であるが、パン
チホルダ109内にパンチPが複数本設けられている場
合は、ストライカ15をシフトシリンダ141を作動さ
せて、公転させることにより、その内の所望のパンチP
上に位置決めする。または、パンチホルダ109を回転
させ所望のパンチPをストライカ15の直下に割出して
も良い。
【0035】前記ストライカ15とシフトシリンダ14
1は、ストライカケース143に内蔵されている。より
詳細には、ストライカ15は回転板145に装着され、
この回転板145の外周にウォームホイール147が装
着されていて、図2に示されているごとく、ウォームホ
イール147にはウォーム149が螺合し、ウォーム1
49はストライカ公転駆動モータ151に連結されてい
る。そして、前記ストライカケース143は複数本の締
結ボルト153により前記ラム11の下面に固着されて
いる。
【0036】また、前記ストライカケース143の下面
外周近傍に板押え部材121を作動せしめる駆動部材1
55として例えば流体圧作動のシリンダ157を構成す
る一部材である外筒159が固着されている。この外筒
159の内部にピストン161が上下動自在に装着さ
れ、ピストン161の下端に押圧部材163が設けられ
ている。なお、この押圧部材163の押圧面は前記板押
え部材121のフランジ部129Aに当接し押圧するよ
うになっている。また、符号165は油圧室であり、図
外の油圧発生源よりフレキシブルホース167を介して
油路169に連通している。(図2参照) 上記構成により、その作用としては、ラム11の下端に
設けたストライカケース143の内部のウォームホイー
ル147が回転する。このウォームホイール147はス
トライカ公転駆動モータ151の駆動により、ウォーム
149を回転させることにより回転する。このウォーム
ホイール147を支承する回転板145にはシフトシリ
ンダ141が内蔵されシフトシリンダ141の作動によ
り、ストライカ15がウォームホイール147の径方向
へ移動し、パンチホルダ109内の所望のパンチP上に
選択位置決めされる。
【0037】そして、ストライカケース143の下部に
設けた駆動部材155である流体圧作動のシリンダ15
7の油圧室165内へ図外の圧油発生源より圧油を供給
すると、ピストン161は下降し所定位置で停止する。
この状態でラム11を下降すると、ピストン161の先
端に設けた押圧部材163は、板押え部材121のフラ
ンジ部129Aに当接しリティナカラー125、ガイド
123、板押えプレート127の順に力を伝えて、板材
をダイDとの間で挾圧する。
【0038】板押えプレート127に大きな力が発生し
てくると、ストライカ15を介してパンチPも下降し板
材を成形し始める。そして、パンチPに設けたパンチヘ
ッド137によりストリッピングスプリング139を撓
ませ、パンチPを板材Wより引抜く力を蓄える。更に、
パンチPの下降により、板材をダイDとの協働により板
材Wの板厚のみ残して成形を終了する。
【0039】而して、従来金型の外に板押え部材121
により強力な板押え力を得ることができ、この板押え力
は油圧力でコントロールされ、小さな板押え力を得たい
場合は、ストリッピングスプリング139のバネ力で良
く、安く、早く、高速加工にも耐えられる。また、強力
な板押え力により絞りも含む張り出し成形と厚板抜き時
の板反りに対して良好な効果を発揮することができる。
【0040】次に、前記シリンダ157を作動させる油
圧回路について更に詳細に説明する。図4を参照する
に、油圧回路171は、板押え部材121を作動させる
駆動部材155としてのシリンダ157に圧油を供給す
るには、油圧源173を作動させ油路175を通って圧
油を圧設定リリーフ弁177へ供給する。この圧設定リ
ーフ弁177はアキュムレータ179使用時の圧力を設
定する弁であり、圧力はNCで指令される。例えば、負
荷6TONに設定すればアキュムレータ179には20
%圧力を許容しているので、負荷7.2TONまで上昇
可能である。
【0041】前記圧設定リリーフ弁177にて設定され
た圧油は油路181を通り前記アキュムレータ179へ
蓄油され、パイロット式逆止め弁183とロッキング弁
185を通りシリンダ157に設けた油圧室165へ油
路169を通り供給され、ピストン161を突出させ
る。なお、油路181の途中にはチェック弁187と安
全弁189と設定圧メータ191が設けられている。更
に前記ロッキング弁185は、加工終了後ラム11上昇
時に切換えて流れを閉じる。
【0042】シリンダ157の油圧室165からの戻り
油は、アキュムレータ179へ戻し蓄油し次のストロー
クの時に、ここの油をシリンダ157へ供給すると共に
前述した油圧源173からアキュムレータ179へ補充
する。
【0043】アキュムレータ179へ戻り油を蓄油する
には、パイロット式逆止め弁183の球を浮かせる必要
があり、油圧源173より油路175を通った圧油は分
技された油路193を通りリサイクルに設けたブロッキ
ング回路切換弁195を通ってパイロット用油路197
を通り、パイロット式逆止め弁183の球を浮上させ、
シリンダ157の戻り油をアキュムレータ179へ戻
す。なお、ブロッキング回路切換弁195の弁の位置
は、通常は図4に示されている上部の弁位置となってい
るので、油路193よりの圧油はパイロット用油路19
7へ連通していてパイロット式逆止め弁183の球を浮
上させている。
【0044】もし負荷が6TONを越えた場合には、シ
リンダ157の油圧室165の油をアキュムレータ17
9へ戻さない。すなわち、ブロッキング回路切換弁19
5の弁位置を切換えて、図4に示す位置にする下部弁位
置に切換えると、戻り油は行き止りとなりパイロット用
油路へ流れ込まないのでパイロット式逆止め弁183の
球は浮上せず流れを止められる。このため、6TONを
超えた圧油は油路199を通り、6TON以上最高20
TONに圧力設定されたブロッキング回路の圧力設定弁
201を通り油路203よりタンク205へ戻される。
なお、符号207は発生圧メータである。
【0045】上述したごとき油圧回路171によりシリ
ンダ157の出力をコントロールし強大な力を得ること
ができるので、絞りを含む張出し成形と厚板打抜き時の
板反りに対して有効な板押え力を得ることができる。
【0046】なお、この発明は前述した実施例に限定さ
れることなく、適宜な変更を行なうことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
【0047】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、請求項1,2によるこの発明によれば、パン
チに設けたストリッピングスプリングの外側に板押え部
材を設け、この板押え部材を環状の駆動部材である流体
圧作動のシリンダにて押圧して板材を挾圧する。
【0048】而して、絞りを含む張出し成形と厚板打抜
き時の板反りに対して大きな板押え力を得たい場合は、
コントロールされた油圧力で強大な板押え力で板材を押
え、小さな押え力で良い場合は、従来のストリッピング
スプリングの弾撥力で板材を押えれば良く、安く、早
く、高速加工にも耐えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、板押え装置を備えた
パンチとストライカを表した側面断面図である。
【図2】図1におけるII−II線に添った断面図である。
【図3】図2におけるIII −III 線に添った平面図であ
る。
【図4】この発明の板押え部材を作動せしめる油圧回路
説明図である。
【図5】この発明を実施する一実施例の金型交換装置を
備えたタレットパンチプレスの右側側面図である。
【図6】図5における正面図である。
【図7】図5における平面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス(パンチングマシン) 51 ストライカ 49 上部タレット 51 下部タレット 121 板押え部材 129A フランジ部 139 ストリッピングスプリング 143 ストライカケース 155 駆動部材 157 シリンダ P パンチ D ダイ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチを支承したパンチ支持部材と、上
    記パンチと協働して板材の加工を行なうダイを支承した
    ダイ支持部材と、加工位置に割出されたパンチを打圧す
    る上下動自在なストライカと、を備えてなるパンチング
    マシンにして、前記パンチに設けたストリッピングスプ
    リングの外側に板押え部材を設け、この板押え部材の下
    部を前記パンチの下端外周に挿入して設けると共に、板
    押え部材の上部をフランジ状となし、このフランジ部上
    面を押圧する環状の駆動部材を前記ストライカを備えた
    ストライカケースに設けてなることを特徴とするるパン
    チングマシン。
  2. 【請求項2】 前記環状の駆動部材は流体圧作動のシリ
    ンダで構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    パンチングマシン。
JP6325196A 1994-12-27 1994-12-27 パンチングマシン Pending JPH08174092A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103722063A (zh) * 2014-01-06 2014-04-16 长沙仙达实业有限公司 一种冲床及工件冲裁方法
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