JPH0123631Y2 - - Google Patents

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JPH0123631Y2
JPH0123631Y2 JP3800385U JP3800385U JPH0123631Y2 JP H0123631 Y2 JPH0123631 Y2 JP H0123631Y2 JP 3800385 U JP3800385 U JP 3800385U JP 3800385 U JP3800385 U JP 3800385U JP H0123631 Y2 JPH0123631 Y2 JP H0123631Y2
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JP
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press machine
press
rotary table
mold
eject
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は複数の金型を回転台上に載置し、回転
台を間欠回転させることにより自動的に金型交換
および選択使用を行うようにしたプレス機に関す
るものである。
(従来の技術) 従来の汎用プレス機においては、通常、プレス
機1台に1工程分の金型を取付け、これに1人の
作業者が付いて前面にて作業を行うのが一般的で
ある。
また、従来のプレス機において、金型交換が必
要な場合は、治具を緩めて金型をプレス機のボル
スターから取外し、その後、種類の異なる金型を
治具により固定している。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、かゝる従来のプレス機においては、
1個の金型により1工程の加工を行つている関係
から、多工程のプレス加工を行う場合は、複数種
の金型を工程数に等しい台数のプレス機に夫々取
付け、各プレス機毎に作業者を配置して作業を行
う必要があることから設備費や人件費が嵩み、プ
レス製品の製造コストが大巾に高騰する問題があ
つた。
勿論、1台のプレス機を用いて金型交換を行い
ながら多工程のプレス加工を実施することも不可
能ではないが、前述の通り、従来のプレス機は、
金型交換作業が煩雑であることから、段取時間が
長くなり、作業能率が大巾に低下すると共に、金
型交換作業中は危険限界内に手を挿入しなければ
ならず、安全性の面においても問題があつた。
なお、かゝる従来のプレス機における金型交換
作業の煩雑さを克服すべくプレス機の前面に予備
の金型を載置する回転テーブル(インデツクステ
ーブルともいう)を設置し、金型の交換作業時間
を短縮することも一部で行なわれているが、上述
の如くプレス機の前面に回転テーブルを設置した
場合には、プレス機前面での作業が出来ず、自動
車用モール・建築窓枠等の長尺物のプレス加工が
不可能になるため、被加工物が小物品に限定され
ると共に、プレス機前面での金型の調整が困難に
なる問題があり、かゝる点について、更に改善す
べき余地が残されていた。
本考案はかゝる従来のプレス機が有していた金
型交換の問題に着目し、1台のプレス機に、上面
に複数の金型を載置して回転する偏平環状の回転
台を、その一部が前記プレス機のプレス中心を通
過する如くプレス機のフレームを取巻いて水平に
配設し、該回転台上に載置した金型を適宜プレス
機のプレス中心に位置させて金型の交換および選
択使用を容易ならしめ、もつて前記問題点を解消
せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本考案の構成を実
施例に対応する第1図乃至第3図にもとづいて説
明する。
プレス機1のフレーム2を取巻くように水平に
配設された偏平環状の回転台5は、前記フレーム
2に固着された支持台3,4により上下動可能な
ローラ12を介して正逆転可能に支承されてお
り、支持台3,4下部の駆動モータ22により減
速機21を介して正逆方向に間欠駆動されるよう
になつている。
また、前記回転台5の各金型取付位置には、
夫々金型に付設される被加工物取出用のエゼクト
機構45に作動流体を供給するための入口ポート
44,44′が回転台5を上下に貫通して設けら
れていると共に、前記支持台3又は4の上面に
は、前記入口ポート44,44′と対向して作動
流体供給ポート37,37′が設けられていて、
両者が互いに合致し連通したとき、圧力源43か
ら電磁弁38,41,42を介して前記エゼクト
機構45に作動流体を供給し得るようになつてい
る。
なお、こゝで云うエゼクト機構とは、プレス加
工後に金型から被加工物を取出すためのもので、
公知のエゼクトシリンダやエゼクトノズルがこれ
に該当する。
(作用) 上記構成からなる本考案のプレス機は、回転台
5上面の金型取付位置15に複数の同種類又は異
種類の金型19を載置し、回転台5を間欠回転さ
せて適宜所要の金型をプレス機1のプレス中心P
に位置させ、又は随時、必要とする金型を選択し
てプレス機1によつて金型19を上下から圧縮し
て被加工物Wのプレス加工を行う。
なお、回転台5を回転させる場合には、ローラ
12を僅かに上昇させ、回転台5を支持台3,4
上面から浮上させてモータ22の負荷を軽減する
と共に、プレス加工された後の被加工物Wは、支
持台3又は4側に設けた供給ポート37,37′
が入口ポート44,44′と合致した時点で作動
するエゼクト機構45により型から取外される。
(実施例) 以下本考案の実施例を添付図面にもとづいて詳
細に説明する。
第1図は本考案プレス機の一例を示す正面図、
第2図は、同プレス機の左側面図、第3図は第1
図における−矢視断面図である。
これらの図において、1はC型フレーム2を備
えたクランク式プレス機、3は該プレス機1のボ
ルスター部分に固着された前部支持台、4はプレ
ス機1の背面に取付けた後部支持台であつて、両
支持台3,4の各上面3a,4aには、前記フレ
ーム2を取巻いた状態で偏平環状の回転台5が水
平に載置され、該回転台5は、その外周面5aに
前記前部支持台3および後部支持台4の各上面3
a,4aに取付けた案内ローラ6の外周面を接触
させることにより、回転中心Oを中心として回転
自在に支承されている。
また、前記前部支持台3および後部支持台4
は、第4図に示す如くその下面に圧縮空気源から
圧力空気を導入するポート7を備えたシリンダ8
を固着し、該シリンダ8内にピン9で回り止めし
て挿設した短いストロークのピストン10の上端
に支軸11により回転可能に軸承したローラ12
を前記支持台3,4に穿設した孔13を通じ支持
台3,4上面より出没させるリフト機構14を備
えており、前記ローラ12をピストン10の上昇
により押し上げ、該ローラ12により前記回転台
5の下面5bを支持台3,4から僅かに浮上した
状態で、回転自在に支承するようになつている。
前記回転台5は、その上面5c6箇所に矩形のダ
イプレート15,15…が固着されており、各ダ
イプレート15,15…に、夫々上型16および
下型17間に復帰用圧縮スプリング18を介装し
た公知の金型、所謂たゝき式金型19が各1個取
付けられており、各金型19が回転台5の回転に
伴つて前記プレス機1のプレス中心Pに位置する
ようになつている。
また、回転台5は、その内周部に設けたリング
ギヤ20に、減速機21を介し駆動モータ22に
より駆動されるピニオンギヤ23を噛合させてい
て、駆動モータ22の正逆回転により任意の方向
に回転するようになつている。
24は前記回転台5の停止位置を確保するため
の位置決め機構であつて、該位置決め機構24
は、第5図に示す如く前記支持台3,4の下面に
固着したステー25にオートスイツチ付きのエア
シリンダ26を取付け、該エアシリンダ26の作
動軸27の上端にフローテイングジヨイント28
を介して先端が球面状をなしたパイロツトピン2
9を連結し、該パイロツトピン29を前記ステー
25に一体形成した案内筒30の通孔31にオイ
ルレスブツシユ32を介して摺動自在に支持した
もので、前記エアシリンダ26が作動し、パイロ
ツトピン29が上昇して支持台3,4の孔33よ
り上方に突出したとき、前記回転台5側に取付け
たピン受け部材34の嵌合孔35に嵌入し、回転
台5の回り止めを図る役割を有している。
更に、36は、前記前部回転台3および後部支
持台4に設けられた圧力空気供給用ターミナル
で、該ターミナル36は、第6図に示す如く前記
支持台3,4に穿設した2個の供給ポート37,
37′にエゼクトシリンダ制御用電磁弁38の各
出口ポート39,39′を連結すると共に、該電
磁弁38の各入口ポート40,40′を、エゼク
トノズル開閉用電磁弁41,42を介してエアタ
ンク等の空圧源43に連結した構成を有してお
り、前記供給ポート37,37′が前記回転台5
の各金型取付位置近傍に穿設した入口ポート4
4,44′と合致したとき、該ポート44,4
4′を通じて圧縮空気を前記金型19に付設した
エゼクトシリンダ45に供給するようになつてい
る。
本考案のプレス機は叙上の構成を有するもので
あるが、次にその作用について説明する。
先ず、本考案プレス機を用いて多工程のプレス
加工を行う場合は、予め各ダイプレート15,1
5…に異なる種類の金型19を取付け、プレス機
1の前面又は後方に作業者が位置して金型19内
に被加工物Wをセツトし、正しくセツトされた否
かを確認した上で、プレス機1の操作ボタンを両
手で押すと、プレス機1によつて金型19が上下
から押圧され、一工程のプレス加工を完了する。
次いで、プレス機1のロータリーカムスイツチ
と連動して電磁弁38,41,42が動作し、エ
ゼクトシリンダ45によつて被加工物Wを金型1
9から自動的に取出す。
そして、次に作業者が回転台起動ボタンを押す
と位置決め機構24のエアシリンダ26が作動
し、パイロツトピン29が下降して回転台5の嵌
合孔35から抜脱しすると共に、リフト機構14
が作動して回転台5が支持台3,4上面から浮上
して回転台5をフリーの状態とする。
これに続いて駆動モータ22が回転し、回転台
5を所要角度だけ回転させ、所要の金型19がプ
レス中心Pに位置していることを確認した上で、
前記位置決め機構24のパイロツトピン29を回
転台5の嵌合孔35に嵌入し、リフト機構14の
ローラ12を下降させて回転台5を支持台3,4
によつて下面から支持する。
かくして、プレス機1のプレス中心Pに運ばれ
た異なる種類の金型に被加工物Wをセツトし、プ
レス加工を行えば、多工程のプレス加工を極めて
能率よく行うことが出来る。
なお、金型19に対する被加工物Wの装填は安
全を確保する上で、プレス機1の加工位置以外の
場所で行うのが好ましいが、自動的に被加工物の
着脱を行うようにしたメカニカルハンドを使用す
る場合は、予め定められた作動順序に従つて必要
な金型の選択プレス機の作動、回転台の回転、エ
ゼクト機構の動作を制御すれば、より高能率に作
業を行うことができ、1人の作業者が何台ものプ
レス機を担当することが出来る。
(考案の効果) 以上述べた如く本考案の金型回転装置付プレス
機は、上面に複数の金型を載置して回転する偏平
環状の回転台を、その一部がプレス機のプレス中
心を通過する如くプレス機のフレームを取巻いて
水平に配設したものであり、回転台が金型を載置
した状態でプレス機の周囲に位置し、プレス機の
前面が開放されるため、プレス機前面からの金型
調整や長尺物の加工が容易に行えると共に、プレ
ス機の実質上の据付面積があまり増大せず、ま
た、1人の作業者で多工程のプレス加工を安全、
かつ、能率よく行うことが出来るというすぐれた
効果を発揮し、生産性向上に大いに寄与するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る金型回転装置付プレス機
の正面図、第2図は同プレス機の左側面図、第3
図は第1図における−矢視拡大断面図、第4
図は本考案プレス機に適用可能なリフト機構の側
断面図、第5図は同プレス機に適用可能な位置決
め機構の側断面図、第6図は同プレス機に適用可
能なエゼクト機構をエア供給系と共に示した側断
面図である。 1……プレス機、2……フレーム、3,4……
支持台、5……回転台、12……ローラ、14…
…リフト機構、19……金型、21……減速機、
22……駆動モータ、24……位置決め機構、3
7,37′……供給ポート、38,41,42…
…電磁弁、43……圧力源、44,44′……入
口ポート、45……エゼクト機構、P……プレス
中心、O……回転中心、W……被加工物(プレス
製品)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上面に複数の金型を載置可能な偏平環状の回
    転台を、その一部がプレス機のプレス中心を通
    過する如く前記プレス機のフレームを取巻いて
    水平に配設し、該回転台を前記フレームに固着
    した支持台により、上下動可能なローラを有す
    るリフト機構を介し正逆回動可能に支承すると
    共に、前記回転台の各金型取付位置に被加工物
    取出用のエゼクト機構を作動させるための作動
    流体の入口ポートを回転台を上下に貫通して形
    成し、かつ、該入口ポートと連通可能な作動流
    体供給ポートを前記支持台の一部に形成し、該
    供給ポートを電磁バルブを介して圧力源と連結
    せしめたことを特徴とする金型回転装置付プレ
    ス機。 2 回転台が正逆回転可能な減速機付モータによ
    り正逆方向に間欠駆動される実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のプレス機。 3 エゼクト機構が、入口ポートに連結されたエ
    ゼクトシリンダである実用新案登録請求の範囲
    第1項又は第2項記載のプレス機。 4 エゼクト機構が、入口ポートに連結されたエ
    ゼクトノズルである実用新案登録請求の範囲第
    1項又は第2項記載のプレス機。
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JPS61158323U (ja) 1986-10-01

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