JPH08169382A - 自転車用フロントディレーラ - Google Patents

自転車用フロントディレーラ

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JPH08169382A
JPH08169382A JP6316234A JP31623494A JPH08169382A JP H08169382 A JPH08169382 A JP H08169382A JP 6316234 A JP6316234 A JP 6316234A JP 31623494 A JP31623494 A JP 31623494A JP H08169382 A JPH08169382 A JP H08169382A
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • B62M9/00Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like
    • B62M9/04Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio
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    • B62M9/10Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like involving different-sized wheels, e.g. rear sprocket chain wheels selectively engaged by the chain, belt, or the like
    • B62M9/12Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like involving different-sized wheels, e.g. rear sprocket chain wheels selectively engaged by the chain, belt, or the like the chain, belt, or the like being laterally shiftable, e.g. using a rear derailleur
    • B62M9/131Front derailleurs
    • B62M9/136Chain guides; Mounting thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • B62M9/134Mechanisms for shifting laterally
    • B62M9/1342Mechanisms for shifting laterally characterised by the linkage mechanisms

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内外両チェン掛け換えガイドが別作動する自
転車用フロントディレーラを構造簡単に得る。 【構成】 内チェン掛け換えガイド4を内揺動リンク2
と外揺動リンク3を介してベース部材1に連結するとと
もに、これらによって平行四連リンク機構を形成してあ
る。外チェン掛け換えガイド5を内チェン掛け換えガイ
ド4とは別部品に形成して外揺動リンク3に枢着してあ
る。操作ケーブル8を引っ張りおよび緩め操作すると、
平行四連リンク機構が変形して内外チェン掛け換えガイ
ド4,5がベース部材1に対して車体横方向に移動す
る。この時、外揺動リンク3における外チェン掛け換え
ガイド5の枢着点19の揺動支点15からの距離が内チ
ェン掛け換えガイド4の枢着点17の揺動支点15から
の距離よりも大であることにより、外チェン掛け換えガ
イド5が内チェン掛け換えガイド4よりも大きいストロ
ークを作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車用フロントディ
レーラ、詳しくは、チェンに掛け換え作用する内チェン
掛け換えガイドと外チェン掛け換えガイドとが別々に作
動するフロントディレーラに関する。
【0002】
【従来の技術】複数枚のフロントチェンホイールにディ
レーラによってチェンを掛け換える場合、一般には、デ
ィレーラの外チェン掛け換えガイドによってチェンを大
径側チェンホイールから小径側チェンホイールに掛け換
える下り変速を行う時の方が、ディレーラの内チェン掛
け換えガイドによってチェンを小径側チェンホイールか
ら大径側チェンホイールに掛け換える上り変速を行う時
よりも、チェン掛け換えガイドを大ストローク横移動さ
せる必要がある。このため、外チェン掛け換えガイドと
内チェン掛け換えガイドとを単一部品に作成するなど、
内外両ガイドが一体に移動するディレーラの場合にあっ
ては、上り変速時に、内チェン掛け換えガイドが下り変
速時における外チェン掛け換えガイドの横移動ストロー
クと同じだけの移動ストロークを移動するように操作す
ることになる。すなわち、内チェン掛け換えガイドを実
際のチェン掛け換えに必要なストローク以上の大ストロ
ークを移動させて変速操作することになる。すると、上
り変速時には、下り変速のディレーラ操作を行わせるた
めのリターンばねを大幅に弾性変形させながらディレー
ラを操作することになって、変速操作が重くなる。とこ
ろが、ディレーラの内チェン掛け換えガイドと外チェン
掛け換えガイドとを別部品に形成して変速操作時には別
々に動くようにすると、変速の際には、外チェン掛け換
えガイドが内チェン掛け換えガイドよりも大ストローク
を移動し、両ガイドが同一ストロークを移動する場合よ
りもリターンばねの変形ストロークを少なく済ませて楽
に変速操作できるようになる。
【0003】内チェン掛け換えガイドと外チェン掛け換
えガイドが別々に作動するようになったフロントディレ
ーラとして、従来、たとえば特開昭61−150884
号公報に示されるものがあった。すなわち、ベース部材
に内揺動リンクと外揺動リンクを介して内チェン掛け換
えガイドを連結するとともに、これらの部材によって平
行四連リンク機構を構成されている。そして、前記外揺
動リンクに外チェン掛け換えガイドを連結し、外チェン
掛け換えガイドを支持するピンが回動可能に支持する回
動片、および、外チェン掛け換えガイドに取り付けたス
トッパねじなどで成る運動変換機構を備えるとともに、
この運動変換機構が内チェン掛け換えガイドを低速側に
付勢するばねの動きを外チェン掛け換えガイドの揺動に
変換するように構成されている。そして、外チェン掛け
換えガイドと相対揺動可能な作動アームを操作ケーブル
によって操作すると、前記平行四連リンク機構が変形し
て内チェン掛け換えガイドが車体横方向に移動するとと
もに、前記運動変換機構の作用により、外チェン掛け換
えガイドが内チェン掛け換えガイドとは別に作動して車
体横方向に移動するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のディレーラ技術
の場合、回動片を備えるとか、作動アームを揺動リンク
とは別部品に形成して備える必要があるなど比較的構造
が複雑になっていた。本発明の目的は、内チェン掛け換
えガイドと外チェン掛け換えガイドとが別作動するフロ
ントディレーラを構造簡単に得られるようにすることに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による自転車用フ
ロントディレーラは、目的達成のために、車体に連結さ
れるベース部材に対して内揺動リンクと外揺動リンクを
介して内チェン掛け換えガイドを連結するとともに、こ
の内チェン掛け換えガイドが前記ベース部材に対して車
体横方向に移動する状態に前記ベース部材、前記内揺動
リンク、前記外揺動リンクおよび前記内チェン掛け換え
ガイドによって四連リンク機構を形成し、外チェン掛け
換えガイドを前記内チェン掛け換えガイドとは別体部品
に形成するとともに、前記四連リンク機構が変形するこ
とによって前記外チェン掛け換えガイドが前記ベース部
材に対して車体横方向に移動する状態に、前記内揺動リ
ンクと前記外揺動リンクの少なくとも一方の前記内チェ
ン掛け換えガイド枢着点とは異なる枢着点に前記外チェ
ン掛け換えガイドを枢着してあることを特徴とする。
【0006】外揺動リンクあるいは内揺動リンクのベー
ス部材に対する揺動支点から内チェン掛け換えガイド枢
着点までの距離よりも小である箇所を外チェン掛け換え
ガイドのための枢着点と設定してこの箇所に外チェン掛
け換えガイドを枢着する構成を採用して実施してもよい
が、請求項2による構成を採用すると、つぎの作用効果
が得られる。
【0007】外チェン掛け換えガイドを内揺動リンクと
外揺動リンクの両方に連結して実施してもよいが、請求
項3による構成を採用すると、つぎの作用効果が得られ
る。
【0008】外揺動リンクもシートチューブ部の後側に
配置して車体に装着するように構成して実施してもよい
が、請求項4による構成を採用すると、つぎの作用効果
が得られる。
【0009】外チェン掛け換えガイドとして金属製を採
用して実施してもよいが、請求項5によるガイドを採用
をすると、つぎのように有利である。
【0010】
【作用】外揺動リンクと内揺動リンクの少なくとも一方
のベース部材に対する揺動支点から内チェン掛け換えガ
イド枢着点までの距離よりも大である箇所を外チェン掛
け換えガイドのための枢着点と設定してこの箇所に外チ
ェン掛け換えガイドを枢着してあるか、あるいは、外揺
動リンクと内揺動リンクの少なくとも一方のベース部材
に対する揺動支点から内チェン掛け換えガイド枢着点ま
での距離よりも小である箇所を外チェン掛け換えガイド
のための枢着点と設定してこの箇所に外チェン掛け換え
ガイドを枢着してある。このために、四連リンク機構を
変形操作すると、前後者いずれの場合でも、内チェン掛
け換えガイドが四連リンク機構の変形のために車体横方
向に移動する。この時、内揺動リンクまたは外揺動リン
クが揺動することにより、外チェン掛け換えガイドを車
体横方向に移動操作する。そして、前者の場合には、外
チェン掛け換えガイドの枢着点が内チェン掛け換えガイ
ド枢着点との前記距離差のために内チェン掛け換えガイ
ド枢着点よりも大ストロークを移動し、外チェン掛け換
えガイドの作動ストロークを内チェン掛け換えガイドの
作動ストロークよりも大きくし、後者の場合には、外チ
ェン掛け換えガイドの枢着点が内チェン掛け換えガイド
枢着点との前記距離差のために内チェン掛け換えガイド
枢着点よりも小ストロークを移動し、外チェン掛け換え
ガイドの作動ストロークを内チェン掛け換えガイドの作
動ストロークよりも小さくする。
【0011】請求項2による構成を採用すると、外揺動
リンクが揺動すると、外チェン掛け換えガイドの枢着点
が内チェン掛け換えガイドの枢着点よりも大ストローク
を作動し、外チェン掛け換えガイドの作動ストロークを
内チェン掛け換えガイドの作動ストロークよりも大きく
する。
【0012】請求項3による構成を採用すると、外チェ
ン掛け換えガイドなどをコンパクトに形成できる。すな
わち、外チェン掛け換えガイドを内外両揺動リンクに連
結すると、内外両チェン掛け換えガイドが枢着点の相違
によって別作動するのであり、この時、外チェン掛け換
えガイドは内外両揺動リンクによる支持のために、チェ
ン掛け換えに必要な所定姿勢を維持する。この場合、外
チェン掛け換えガイドには内外両揺動リンクに連結する
ための連結部を備える必要がある。これに対し、外チェ
ン掛け換えガイドを外揺動リンクに連結するとともに内
チェン掛け換えガイドに揺動リンクによって連結する
と、外チェン掛け換えガイドが外揺動リンクによる移動
操作のために内チェン掛け換えガイドとは別に作動する
とともに、この時、外チェン掛け換えガイドは揺動リン
クを介しての内チェン掛け換えガイドによる支持のため
に、チェン掛け換えに必要な所定姿勢を維持する。この
ため、外チェン掛け換えガイドには内揺動リンクに連結
するための構成を備える必要がなくなる。また、両チェ
ン掛け換えガイドを連結する揺動リンクは、外チェン掛
け換えガイドを内揺動リンクに連結するための構成に比
してコンパクトに形成できる。
【0013】請求項4による構成を採用すると、チェン
掛け換えガイドが比較的軽小でもチェンを確実に押し操
作するようになる。すなわち、チェン掛け換えガイドの
うちのシートチューブ部の横側に位置するガイド部分は
チェンホィールの上端部に対応するためにチェン掛け換
え反力が強力に作用することになる。このため、外揺動
リンクがシートチューブ部よりも後側に位置すると、チ
ェン掛け換えガイドに対し、チェン掛け換え反力が強力
に作用する箇所よりも後側に位置ずれした箇所に連結し
て支持作用することになる。これに対し、外揺動リンク
がシートチューブ部の横側に位置すると、チェン掛け換
えガイドに対し、チェン掛け換え反力が強力に作用する
箇所に連結して支持作用することになり、チェン掛け換
えガイドが比較的軽小であってもチェンを所望どおり押
し操作するようになる。
【0014】外チェン掛け換えガイドとして請求項5に
よるガイドを採用すると、走行時にチェンが大幅に揺れ
動いて接触しても騒音の発生を抑制する。また、チェン
がチェンホィールに噛み込んで巻き上げられることがあ
っても、チェンが当たると弾性変形して変形や破損の回
避を可能にする。
【0015】
【発明の効果】外チェン掛け換えガイドが内チェン掛け
換えガイドよりも大ストロークを作動するとか、内チェ
ン掛け換えガイドよりも小ストロークしか作動しないよ
うに操作できることによって、内チェン掛け換えガイド
と外チェン掛け換えガイドとを別作動させ得る。その割
りには、内チェン掛け換えガイドと外チェン掛け換えガ
イドとが内揺動リンクや外揺動リンクに枢着点を相違さ
せて連結しているだけの簡単な構造にでき、変速レバー
を比較的小スロトーク操作するだけで楽に変速できるな
ど有利なものが故障しにくいとか安価に得られるように
なった。
【0016】請求項2による構成を採用すると、内チェ
ン掛け換えガイドが外チェン掛け換えガイドよりも小ス
ロトークしか作動しないようにできることにより、走行
時にチェンが内外両チェン掛け換えガイドに接触しない
ようにしながら所望どおり上り変速も下り変速もできる
割には、変速レバーの操作ストロークを小にして有利に
変速できるようになる。
【0017】請求項3による構成を採用すると、外チェ
ン掛け換えガイドをコンパク化できるとともに、外チェ
ン掛け換えガイドの姿勢維持が軽小な揺動リンクによっ
てできることにより、ディレーラ全体がコンパクトで車
体に装着しやすいものになる。
【0018】請求項4による構成を採用すると、チェン
掛け換えガイドを比較的軽小にできることにより、ディ
レーラ全体が軽小で操作しやすいものになる。
【0019】請求項5による構成を採用すると、騒音発
生を抑制して静かに走行できるようになるとともに、変
形や破損が発生しにくいように耐久性に富んだものにな
る。
【0020】
【実施例】図1、図2および図5に示すように、ベース
部材1に一対の揺動リンク2,3を介して内チェン掛け
換えガイド4および外チェン掛け換えガイド5を連結す
るとともに、一対の揺動リンク2,3のうちの揺動リン
ク2の基部に一端側がベース部材1に係止し、他端側が
揺動リンク2に係止するように構成して内装したコイル
式リターンばね6により、揺動リンク2をベース部材側
に揺動付勢することによって内外両チェン掛け換えガイ
ド4,5を低速位置に付勢するように構成して、自転車
用フロントディレーラを構成してある。このフロントデ
ィレーラは、ベース部材1を自転車用車体に連結すると
もに、前記揺動リンク2に一体成型してある操作アーム
7に変速操作装置(図示せず)からの操作ケーブル8を
連結し、この操作ケーブル8を引っ張りおよび緩め操作
することにより操作して、自転車駆動用チェン9を外径
が大・中・小異なる3枚のフロントチェンホィールH
1,H2,H3に掛け換えるものであり、詳しくはつぎ
のように構成してある。
【0021】ベース部材1は、図5に明示するように自
転車用車体のシートチューブ部10の外周面に当て付け
るように形成した湾曲取り付け面1aを有した取り付け
部1b、この取り付け部1bの一端側に連結ピン11に
よって揺動開閉自在に取り付けた締め付けバンド12を
備えており、この締め付けバンド12を締め付けねじ1
3によってベース部材1に締め付け操作し、この締め付
け力でシートチューブ部10に締め付け固定することに
よって自転車用車体に連結する。この時、一対の揺動リ
ンク2,3のうちの揺動リンク2が揺動リンク3よりも
車体内側に位置し、かつ、揺動リンク2の方がシートチ
ューブ部10の後側で揺動リンク3の方がシートチュー
ブ部10の横側に位置する取り付け位置で連結する。す
ると、内外両チェン掛け換えガイド4,5がチェン9に
適切に掛け換え作用する適正な取り付け姿勢になる。一
対の揺動リンク2,3のうち車体外側に位置する方の外
揺動リンク3はシートチューブ部10の横外側に位置し
て内外両チェン掛け換えガイド4,5をチェン掛け換え
反力が作用する前端側で支持する。これにより、内外両
チェン掛け換えガイド4,5は、チェン掛け換え反力に
抗して強固に支持されながらチェン9の掛け換えを行
う。
【0022】一対の揺動リンク2,3のうちの車体内側
に位置する方の内揺動リンク2は、ベース部材1に車体
前後方向の支持ピン14を介して揺動自在に支持される
ように連結し、車体外側に位置する方の外揺動リンク3
は、ベース部材1の前後一対の支持片部1c,1cにこ
れらの間に位置させて前記支持ピン14と平行またはほ
ぼ平行な支持ピン15を介して揺動自在に支持されるよ
うに連結してある。内チェン掛け換えガイド4は、優れ
た耐磨耗性および曲げ強度を備えるように焼き入れ処理
した板金製のチェン掛け換え作用部4aと、このチェン
掛け換え作用部4aの前端側の裏面側に取り付けた板金
製の連結部4bとによって形成してあり、チェン掛け換
え作用部4aには、このチェン掛け換え作用部4aの下
端側に位置する第1チェン押圧部41a、この第1チェ
ン押圧部41aよりも高レベルに位置するとともに外チ
ェン掛け換えガイド5の方に突出している第2チェン押
圧部41b、この第2チェン押圧部41bよりも高レベ
ルに位置するとともに外チェン掛け換えガイド5の方に
突出している第3チェン押圧部41cを備えてある。前
記連結部4bが形成している前後一対の連結アーム4
c,4dを外揺動リンク3の遊端側に前記支持ピン14
と平行またはほぼ平行な枢支ピン17を介して回動自在
に枢着し、前記前後一対の連結アーム4c,4dのうち
の後側の連結アーム4dを内揺動リンク2の遊端側に前
記支持ピン14と平行またはほぼ平行な枢支ピン18を
介して回動自在に枢着することにより、内チェン掛け換
えガイド4を内揺動リンク2と外揺動リンク3とを介し
てベース部材1に連結するとともに、ベース部材1、内
揺動リンク2、外揺動リンク3および内チェン掛け換え
ガイド4によって平行四連リンク機構を形成してある。
つまり、平行四連リンク機構を変形させると、内チェン
掛け換えガイド4がチェンホィールH1〜H3に対する
姿勢を一定またはほぼ一定に維持しながらベース部材2
に対して車体横方向に移動する。
【0023】外チェン掛け換えガイド5は、チェン9と
の当接による衝撃を弾性変形によって緩和して騒音、変
形や破損の発生を抑制できるように樹脂で作製したチェ
ン掛け換え作用部5aと、このチェン掛け換え作用部5
aの前端側の上部に図1に示す連結ねじ27によって取
り付けた鉄製の連結部5bとによって形成するととも
に、内チェン掛け換えガイド4とは別体部品に形成して
ある。チェン掛け換え作用部5aには、このチェン掛け
換え作用部5aの前端側に位置する第1チェン押圧部5
1a、この第1チェン押圧部51aよりも低レベルに位
置するとともに内チェン掛け換えガイド4の方に突出し
ている第2チェン押圧部51bを備えてある。前記連結
部5bが形成している前後一対の連結片5c,5dを、
前記外揺動リンク3のうちの前記連結アーム4c,4d
を枢支している箇所よりも遊端側に位置する先端部分3
aに枢支ピン19を介して枢着することにより、外チェ
ン掛け換えガイド5を外揺動リンク3に枢着してある。
すなわち、外揺動リンク3のうち、内チェン掛け換えガ
イド4を連結している枢着点としての枢支ピン17より
も、ベース部材2に対する揺動支点としての支持ピン1
5からの距離が大である箇所に位置する枢支ピン19を
外チェン掛け換えガイド5のための枢着点とし、この枢
着点に外チェン掛け換えガイド5を枢着してある。外チ
ェン掛け換えガイド5のチェン掛け換え作用部5aの後
端部と、内チェン掛け換えガイド4のチェン掛け換え作
用部4aの後端部とを揺動リンク20によって連結する
とともに、この揺動リンク20は内外両チェン掛け換え
ガイド4,5に相対揺動可能にピン連結してある。つま
り、前記平行四連リンク機構を変形させると、外チェン
掛け換えガイド5は外揺動リンク3に枢着していること
によってベース部材2に対して車体横方向に移動すると
ともに、揺動リンク20で内チェン掛け換えガイド4に
連結していることによってチェンホィールH1〜H3に
対する後述の所望の変速用姿勢を現出する。
【0024】前記外チェン掛け換えガイド5の前記連結
部5bは、鉄製部品によって作成してあるとともに、優
れた連結強度や曲げ強度を備えるように焼き入れ処理し
てある。この連結部5bと前記チェン掛け換え作用部5
aとは、両者を連結している連結ねじ27を取り外すこ
とによって分離できるようにしてある。これにより、チ
ェン掛け換え作用部5aが損傷したり磨滅した場合に
は、チェン掛け換え作用部5aのみを容易に取り替えら
れる。チェン掛け換え作用部5aとしては、樹脂製の
他、熱処理を施していない鉄製、アルミ合金製、チタン
製などを採用して実施してもよい。アルミ合金製やチタ
ン製を採用すると、内チェン掛け換えガイド4や連結部
5aが鉄製であることによってこれらもアルミ合金製や
チタン製にするに比して安価に得られる割りには、横外
側からよく見えるチェン掛け換え作用部5aの見栄えが
よくなることにより、ディレーラ全体としては、安価で
見栄えがよいものになる。
【0025】操作ケーブル8を緩め操作すると、これに
伴い、前記平行四連リンク機構はリターンばね6の弾性
復元力のために内外両揺動リンク2,3がベース部材1
に対して車体内側に揺動する方向に変形するとともに、
外揺動リンク3に備えてある一対のストッパー部3b,
3cのうちの一方3bが前記連結アーム4dに取り付け
てある一対の作動ストローク調節ねじ21,22の一方
21に当接する変形限界まで変形する。操作ケーブル8
をリターンばね6に抗して引っ張り操作すると、これに
伴い、前記平行四連リンク機構は操作ケーブル8による
引っ張り力のために内外両揺動リンク2,3がベース部
材1に対して車体外側に揺動する方向に変形するととも
に、前記一対のストッパー部3b,3cのうちのストッ
パー部3cが前記一対の作動ストローク調節ねじ21,
22の調節ねじ22に当接する変形限界まで変形する。
【0026】外揺動リンク3は内チェン掛け換えガイド
4の枢着点17よりも揺動支点18からの距離が大であ
る枢着点19で外チェン掛け換えガイド5を移動操作す
ることにより、外チェン掛け換えガイド5は内チェン掛
け換えガイド4よりも大きいストロークを作動するよう
に内外両チェン掛け換えガイド4,5は別作動をして変
速を行う。
【0027】つまり、操作ケーブル8を緩め操作したり
引っ張り操作して平行四連リンク機構の変形操作をする
ことにより、内外両チェン掛け換えガイド4,5が大き
さの異なるストロークを移動するように別作動して図2
に示す低速位置、図3に示す中速位置および図4に示す
高速位置に切り換わってチェン9を3枚のフロントチェ
ンホィールH1〜H3に掛け換える。
【0028】すなわち、図2に示す低速状態から操作ケ
ーブル8を引っ張り操作すると、内外両チェン掛け換え
ガイド4,5が車体外側に移動して図3に示す中速位置
に切り換わり、内チェン掛け換えガイド4がこれのチェ
ン掛け換え作用部4aの第1チェン押圧部41aによっ
てチェン9を低速チェンホイールH3から中速チェンホ
ィールH2の方に押圧し、この中速チェンホイールH2
が低速チェンホィール側の側面に備えている図6の如き
チェン掛け換え歯23に掛け操作する。すると、チェン
掛け換え歯23は掛かったチェン9をチェンホィールH
2の回動に伴ってこの中速チェンホイールH2の歯の方
に引き寄せることにより、チェン9が低速チェンホィー
ルH3から中速チェンホィールH2に掛け換わる。外チ
ェン掛け換えガイド5は内チェン掛け換えガイド4より
も若干大きいストロークを移動し、チェン9が中速チェ
ンホィールH2に掛かっても干渉しないように、中速チ
ェンホィールH2の横外側に離れて位置している。
【0029】図3に示す中速状態から操作ケーブル8を
引っ張り操作すると、内外両チェン掛け換えガイド4,
5が車体外側に移動して図4に示す高速位置に切り換わ
り、内チェン掛け換えガイド4がこれのチェン掛け換え
作用部4aの第2チェン押圧部41bによってチェン9
を中速チェンホイールH2から高速チェンホィールH1
の方に押圧し、この高速チェンホイールH1が中速チェ
ンホィール側の側面に備えている図6の如きチェン受け
止めスパイク24に乗せ操作する。すると、チェン受け
止め24は受け止めたチェン9をチェンホィールH1の
回動に伴ってこの高速チェンホイールH1の外周側に持
ち上げ、持ち上がったチェン9は前記第3チェン押圧部
41cの配置レベルに達し、この第3チェン押圧部41
cによって高速チェンホィールH1の歯先上に押圧され
ることにより、チェン9が中速チェンホィールH2から
高速チェンホィールH1に掛け換わる。チェン9は高速
チェンホィールH1の歯に噛み合うと、第3チェン押圧
部41cによって押圧されている時よりも高速チェンホ
ィールH1の回動軸芯側に若干移動することにより、チ
ェン9と第3チェン押圧部41cとは干渉しなくなる。
外チェン掛け換えガイド5は内チェン掛け換えガイド4
よりも若干大きいストロークを移動し、チェン9が高速
チェンホィールH1に掛かっても干渉しないように、高
速チェンホィールH1の横外側に離れて位置している。
【0030】図4に示す高速状態から操作ケーブル8を
緩め操作すると、内外両チェン掛け換えガイド4,5が
車体内側に移動して図3に示す中速位置に切り換わり、
外チェン掛け換えガイド5がこれのチェン掛け換え作用
部5aの第1チェン押圧部51aによってチェン9を高
速チェンホイールH1から中速チェンホィールH2の方
に押圧して高速チェンホィールH1から中速チェンホィ
ールH2の方に外すことにより、チェン9が高速チェン
ホィールH1から中速チェンホィールH2に掛け換わ
る。
【0031】図3に示す中速状態から操作ケーブル8を
緩め操作すると、内外両チェン掛け換えガイド4,5が
車体内側に移動して図2に示す低速位置に切り換わり、
外チェン掛け換えガイド5がこれのチェン掛け換え作用
部5aの第2チェン押圧部51bによってチェン9を中
速チェンホイールH2からて低速チェンホィールH1の
方に押圧して中速チェンホィールH2から低速チェンホ
ィールH1の方に外すことにより、チェン9が中速チェ
ンホィールH2から低速チェンホィールH1に掛け換わ
る。
【0032】上記実施例のディレーラにあっては、ベー
ス部材1、内揺動リンク2、外揺動リンク3および内チ
ェン掛け換えガイド4が平行四連リンク機構を形成して
いることから、内チェン掛け換えガイド4は車体に対し
て平行移動するが、外チェン掛け換えガイド5は内チェ
ン掛け換えガイド4に対して不平行移動するように、前
記枢支ピン17と19の配置関係、および、揺動リンク
20の内チェン掛け換えガイド4に対する枢着箇所と外
チェン掛け換えガイド5に対するする枢着箇所との配置
関係を設定してある。すなわち、図7(イ)に高速状態
を示し、図7(ロ)に中速状態を示し、図7(ハ)に低
速状態を示すように、外チェン掛け換えガイド5のチェ
ン掛け換え作用部5aと、内チェン掛け換えガイド4の
チェン掛け換え作用部4aとの間隔が低速側ほど下広が
りになるように不平行移動する。つまり、高速状態での
外チェン掛け換えガイド5の前記第1チェン押圧部51
aと、内チェン掛け換えガイド4の前記第3チェン押圧
部41cとの間隔をATとする。中速状態での外チェン
掛け換えガイド5の前記第1チェン押圧部51aと、内
チェン掛け換えガイド4の前記第3チェン押圧部41c
との間隔をAMで、外チェン掛け換えガイド5の前記第
2チェン押圧部51bと、内チェン掛け換えガイド4の
前記第2チェン押圧部41bとの間隔をBMとする。低
速状態での外チェン掛け換えガイド5の前記第1チェン
押圧部51aと、内チェン掛け換えガイド4の前記第3
チェン押圧部41cとの間隔をALで、外チェン掛け換
えガイド5の前記第2チェン押圧部51bと、内チェン
掛け換えガイド4の前記第2チェン押圧部41bとの間
隔をBLで、内チェン掛け換えガイド4の前記第1チェ
ン押圧部41aと,外チェン掛け換えガイド5の前記チ
ェン掛け換え作用部5aとの間隔をCLとすると、間隔
AT,AM,ALの関係、間隔BMとBLとの関係は、 間隔AT>間隔AM>間隔AL 間隔BM>間隔BL になる。尚、間隔ATは、高速状態でチェンがチェン掛
け換え作用部4aおよび5aに接触しない間隔に設定
し、間隔BMは、中速状態でチェンがチェン掛け換え作
用部4aおよび5aに接触しない間隔に設定し、間隔C
Lは、低速状態でチェンがチェン掛け換え作用部4aお
よび5aに接触しない間隔に設定してある。つまり、外
チェン掛け換えガイド5が内チェン掛け換えガイド4に
対して平行移動する構成を採用しても、変速操作時に外
チェン掛け換えガイド5が内チェン掛け換えガイド4よ
りも大ストロークを移動するようにできるが、外チェン
掛け換えガイド5が内チェン掛け換えガイド4に対して
不平行移動する構成を採用して有利に変速操作できるよ
うにしてある。すなわち、フロントディレーラの場合、
高速状態、中速状態、および、低速状態のいずれにおい
ても、チェンが内外両チェン掛け換えガイド4,5に接
触しないようにする必要がある。このため、不平行移動
の場合における低速状態での前記間隔CLと、平行移動
の場合における低速状態でのその間隔とを同じに設定し
ても、不平行移動の場合における中速状態での前記間隔
BMおよびAMが、平行移動の場合のその間隔よりも小
間隔になり、かつ、不平行移動の場合における高速状態
での前記間隔ATが平行移動の場合のその間隔よりも小
間隔になるようにできる。この結果、外チェン掛け換え
ガイド5が内チェン掛け換えガイド4よりも大スロトー
クを移動するように構成するに当たり、平行移動の手段
を採用するよりも不平行移動の手段を採用した方が、外
チェン掛け換えガイド5が低速、中速および高速状態の
それぞれにおいてチェン掛け換えやチェンとの接触回避
に必要な姿勢になるようにしながらディレーラを操作す
るのに必要な操作ケーブル8の操作ストロークが少なく
て済み、この面からもリターンばね6の弾性変形スロト
ークを小に抑えて楽に変速操作できるようになる。
【0033】上記実施例では、チェン掛け換え歯23や
チェン受け止めスパイク24を備えているフロントチェ
ンホイールをチェン掛け換え対象のホイールとして採用
しているが、チェン掛け換え歯やチェン受け止めスパイ
クを備えないで、ディレーラの内チェン掛け換えガイド
によってチェンをホーイルの側面に押し付けて上り変速
するようになったフロントチェンホイールをチェン掛け
換え対象のホイールとする場合にも本発明によるディレ
ーラを適用できる。
【0034】〔別実施例〕図8は別実施構造を備えるフ
ロントディレーラを示す。すなわち、内外揺動リンク
2,3それぞれの内チェン掛け換えガイド4を連結して
いる枢着点18または17よりも揺動支点14または1
5からの距離が大である枢着点25または19を外チェ
ン掛け換えガイド5のための枢着点とし、この枢着点に
外チェン掛け換えガイド5を枢着してある。すなわち、
外チェン掛け換えガイド5を内外揺動リンク2,3のい
ずれにも枢着するとともに、外チェン掛け換えガイド5
が内チェン掛け換えガイド4よりも大きいストロークを
作動するように構成してある。
【0035】たとえば、外チェン掛け換えガイド5のチ
ェン掛け換え作用部の方には突出高さが異なるチェン押
圧部を備え、内チェン掛け換えガイド4のチェン掛け換
え作用部の方は平坦面に形成するとともに、前記チェン
掛け換え歯やチェン受け止めスパイクを備えないフロン
トチェンホィールに使用するように構成するなど、外チ
ェン掛け換えガイド5の作動ストロークが内チェン掛け
換えガイド4の作動ストロークよりも小であるように内
外両チェン掛け換えガイド4,5が別作動するように構
成するフロントディレーラの場合、図9に示すように構
成することにより両チェン掛け換えガイド4,5の別作
動が可能になる。すなわち、外揺動リンク3のうち内チ
ェン掛け換えガイド4を枢着した枢着点17よりも揺動
支点15からの距離が小である箇所を外チェン掛け換え
ガイド5のための枢着点26とし、この枢着点26に外
チェン掛け換えガイド5を枢着する。要するに、本発明
は、外チェン掛け換えガイド5が内チェン掛け換えガイ
ド4よりも大ストロークを作動するように構成するフロ
ントディレーラと、これとは逆に外チェン掛け換えガイ
ド5が内チェン掛け換えガイド4よりも小ストロークを
作動するように構成するフロントディレーラとのいずれ
にも適用できる。
【0036】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】自転車用フロントディレーラ全体の側面図
【図2】フロントディレーラの低速状態での後面図
【図3】フロントディレーラの中速状態での後面図
【図4】フロントディレーラの高速状態での後面図
【図5】自転車用フロントディレーラ全体の平面図
【図6】チェン掛け換え歯およびチェン受け止めスパイ
クの説明図
【図7】チェン掛け換えガイド間隔の説明図
【図8】別実施自転車用フロントディレーラの概略図
【図9】別実施自転車用フロントディレーラの概略図
【符号の説明】
1 ベース部材 2 内揺動リンク 3 外揺動リンク 4 内チェン掛け換ガイド 5 外チェン掛け換えガイド 5a チェン掛け換え作用部 10 シートチューブ部 15 揺動支点 17 内チェン掛け換えガイド枢着点 19 外チェン掛け換えガイド枢着点 20 揺動リンク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に連結されるベース部材(1)に対
    して内揺動リンク(2)と外揺動リンク(3)を介して
    内チェン掛け換えガイド(4)を連結するとともに、こ
    の内チェン掛け換えガイド(4)が前記ベース部材
    (1)に対して車体横方向に移動する状態に前記ベース
    部材(1)、前記内揺動リンク(2)、前記外揺動リン
    ク(3)および前記内チェン掛け換えガイド(4)によ
    って四連リンク機構を形成し、 外チェン掛け換えガイド(5)を前記内チェン掛け換え
    ガイド(4)とは別体部品に形成するとともに、前記四
    連リンク機構が変形することによって前記外チェン掛け
    換えガイド(5)が前記ベース部材(1)に対して車体
    横方向に移動する状態に、前記内揺動リンク(2)と前
    記外揺動リンク(3)の少なくとも一方の前記内チェン
    掛け換えガイド枢着点(17)とは異なる枢着点(1
    9)に前記外チェン掛け換えガイド(5)を枢着してあ
    る自転車用フロントディレーラ。
  2. 【請求項2】 前記外チェン掛け換えガイド(5)が前
    記外揺動リンク(3)に枢着し、この外揺動リンク
    (3)の前記ベース部材(1)に対する揺動支点(1
    5)から前記外チェン掛け換えガイド枢着点(19)ま
    での距離が、前記揺動支点(15)から前記内チェン掛
    け換えガイド枢着点(17)までの距離よりも大である
    請求項1記載の自転車用フロントディレーラ。
  3. 【請求項3】 前記外チェン掛け換えガイド(5)を前
    記外揺動リンク(3)に枢着するとともに、前記外チェ
    ン掛け換えガイド(5)と前記内チェン掛け換えガイド
    (4)とを揺動リンク(20)によって連結してある請
    求項1または2記載の自転車用フロントディレーラ。
  4. 【請求項4】 前記外チェン掛け換えガイド(5)が前
    記外揺動リンク(3)に枢着してあり、前記ベース部材
    (1)が車体に連結された状態では前記外揺動リンク
    (3)が車体のシートチューブ部(10)の横側で、前
    記内揺動リンク(2)が前記シートチューブ部(10)
    の後側に位置する配置で前記外揺動リンク(3)および
    前記内揺動リンク(2)が前記ベース部材(1)に連結
    している請求項1または2または3記載の自転車用フロ
    ントディレーラ。
  5. 【請求項5】 前記外チェン掛け換えガイド(5)のチ
    ェン掛け換え作用部(5a)が樹脂製である請求項1か
    ら4のいずれか一つに記載の自転車用フロントディレー
    ラ。
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