JPH08168411A - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な気密性を維持しつつ簡単に蓋の開閉を
行える化粧用コンパクト容器を提案する。 【構成】 皿状容器体２内に中枠４を設け、この中枠に
化粧品収納皿５を嵌合させ、また、中枠４外周に回動可
能に嵌合させた回動筒32を有し、該筒外方の容器体周縁
部に回動可能に露出させた回動レバー35を連結部34を介
して連結してなる回動部材７を設けている。また、中枠
４の下向き段部Ａ下面と該段部下方に位置する回動部材
７のフランジ33との間にＯリング８を介在させ、蓋体３
より垂設した係止筒40内面と上記回動筒外面とに互いに
係合する横突条41及び42を突設した。そして、上記回動
レバー35を回動することにより各横突条の係合状態から
係合解除状態になる如く構成し、係合状態において蓋体
裏面のパッキン６を化粧品収納皿５上面に圧接する如く
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は化粧用コンパクト容器に
関する。

【０００２】

【従来の技術】化粧用コンパクト容器として、容器体後
部に後部を回動可能に連結するとともに、容器体上面を
開閉可能に蓋体を設け、容器体に化粧品を収納した化粧
品充填皿を嵌着させてなるものが知られている。

【０００３】これらは一般に蓋体前部下面より垂設した
フックを容器体前面上部に突設した係止突条に離脱可能
に押圧係止させて閉じ蓋状態を維持させる如く構成して
いる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の容器では化粧品収納部の上面を密に閉塞するこ
とが難しく、長期の使用によって化粧品が乾燥する等の
不都合を生じる場合がある。

【０００５】本発明は上記した従来技術の欠点を解消す
るもので、良好な気密性を維持しつつ且つ簡単に蓋の開
閉を行える化粧用コンパクト容器を提案するものであ
る。また、回動レバーの円滑な係脱操作が行えて、しか
も確実な密閉性を付与できる容器を提案するものであ
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本請求項１発明の容器は
上記課題を解決するため、化粧品収納凹部10を設けてな
る容器体２と、該容器体上面を開閉可能に設けた蓋体３
と、上記化粧品収納凹部10内に起立させた円筒部16内周
に下部の小外径部外周を抜け出し不能に嵌合係止させる
とともに、小外径部上端より下向き段部Ａを介して拡径
した大外径部を上方に延設させた皿状の中枠４と、該中
枠内に嵌合させて内部に化粧品を収納する化粧品収納皿
５と、上記蓋体３の頂壁18裏面に固定するとともに、上
記化粧品収納皿上面に圧接して気密性を維持するパッキ
ン６と、上記中枠の大外径部外周に上部を回動可能に嵌
合させた回動筒32下端縁より上記下向き段部Ａ下方位置
へフランジ33を延設するとともに、回動筒32外周より外
方へ延設した連結部34外周縁に回動レバー35を連結さ
せ、該レバーを容器体周縁部に回動可能に露出させた回
動部材７と、上記フランジ33及び上記下向き段部Ａ間に
介在させたＯリング８と、上記フランジ33及びＯリング
８間に介在させたリング板状の滑り板９とを備え、上記
蓋体頂壁18より垂設してその下部を上記回動筒32外周に
嵌合させた係止筒40を設け、該係止筒40内面と回動筒32
外面とにそれぞれ周方向複数の横突条41及び42を突設す
るとともに、各横突条を互いに係合させてパッキン６を
化粧品収納皿５上面に圧接させ、各横突条41及び42の係
合状態から係合解除状態に至る間を回動レバー35の往復
回動が可能に規制したことを特徴とする化粧用コンパク
ト容器として構成した。

【０００７】また、請求項２発明の容器は、上記化粧品
収納凹部10が、周壁部分を開放した化粧品収納凹部10a
であり、上記回動レバー35が、上記回動筒32外周下部よ
り外方へ延設したフランジ状連結部34a 外周縁に内周下
部を連結した円筒状の回動レバー35a である請求項１記
載の化粧用コンパクト容器として構成した。

【０００８】また、請求項３発明の容器は、上記連結部
34が、上記蓋体の周壁17下端縁と容器体周壁13上端縁に
形成した横長溝45内を貫通する板状連結部34b であり、
上記回動レバー35が、上記板状連結部34b 先端に連結し
た板状レバー35b である請求項１記載の化粧用コンパク
ト容器として構成した。

【０００９】また、請求項４発明の容器は、上記回動筒
32内周下部に上記滑り板９周縁部を係止する突条38を周
方向複数設けてなる請求項１記載の化粧用コンパクト容
器として構成した。

【００１０】また、請求項５発明の容器は、上記蓋体係
止筒40に設けた横突条41を、その上面が低段部41a から
傾斜面41b を介して高段部41c に至る如く構成してなる
請求項１記載の化粧用コンパクト容器として構成した。

【００１１】

【作用】図７の状態から例えば指掛け部37の凹部に指を
かけて左方に回動させると回動部材７が回動して蓋体係
止筒40と回動筒32の各横突条41及び42の係合が外れ開蓋
が可能となる。尚、この際、指掛け部37の凸部が容器体
周壁17に係止されるまで回動させると各横突条41及び42
の係合が外れる。

【００１２】使用後はその状態で蓋体３を閉じ、次いで
回動レバー35を反対方向に回動させると、各横突条41及
び42が係合して閉蓋状態となる。この際、回動筒32はＯ
リング８の弾発力に抗して若干上方へ引き上げられた状
態となってＯリング８の弾力が回動筒32を下方へ押し下
げる方向に働き、パッキン６が化粧品収納皿５上面を圧
接してその気密性を維持する。また、回動レバー35はそ
の横長凹部44が係止突起43に係止されるまで回動し、係
止された時点で各横突条41及び42相互が完全に係合す
る。

【００１３】また、図９乃至図１２に示す実施例では、
図１０の状態から回動レバー35を後方へ押し込むと図１
１の状態の横長溝45終点位置まで回動し、各横突条41及
び42の係合が外れて回蓋が可能となる。使用後は、該状
態で蓋体３閉じ、回動レバー35を逆方向へ押し戻せば各
横突条41及び42が係合する。内部の具体的作用は上記実
施例と同様である。

【００１４】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。

【００１５】図１乃至図８は本発明の実施例を示すもの
で、図中１は化粧用コンパクト容器を示す。該容器１
は、容器体２と、蓋体３と、中枠４と、化粧品収納皿５
と、パッキン６と、回動部材７と、Ｏリング８と、滑り
板９とを備えている。

【００１６】容器体２は化粧品収納凹部10を備えてい
る。

【００１７】本実施例に於いて、容器体２は平面視横長
楕円状をなし、その右方に平面視略円形の化粧品収納凹
部10を、左方にパフ等の化粧具を収納するための化粧具
収納凹部11をそれぞれ凹設している。上記化粧具収納凹
部11は、底壁12周縁部より立設した周壁13と、円弧状を
なす仕切り壁14とで囲まれた部分に凹設しており、一
方、本実施例の化粧品収納凹部10a は、仕切り壁14によ
り化粧具収納凹部11と画成し、それ以外の周壁部分は開
放して底壁12のみで構成している。また、後部中央に後
述する蓋体のボスを収納枢着させるための上下面及び後
面開口の凹部15を設けている。

【００１８】また、化粧品収納凹部10a 内中央部には円
形窓孔を穿設し、該窓孔周縁部より上方へ、中枠４の後
述する小外径部が嵌合する短い円筒部16を立設してい
る。

【００１９】蓋体３は、容器体２上面を開閉可能に設け
ている。

【００２０】本実施例では、周壁17上端縁より頂壁18を
延設するとともに、頂壁18下面後部中央より垂設したボ
ス19を上記凹部15内に収納してその両側を枢着させ、回
動可能に連結している。また、頂壁18下面の上記化粧具
収納凹部11上方位置には鏡20を嵌着固定させている。

【００２１】中枠４は、上記円筒部16内周に下部の小外
径部外周を抜け出し不能に嵌合係止させるとともに、小
外径部上端より下向き段部Ａを介して拡径した大外径部
を上方に延設させた皿状をなしている。

【００２２】本実施例では、円形底壁21周縁より外面が
小外径部となる小径周壁22を立設し、該周壁上端縁より
外方へ下面が下向き段部Ａを構成するフランジ23を延設
し、該フランジ23周縁より外面が大外径部となる大径周
壁24を起立させて構成し、小径周壁22外周を上記円筒部
16内に嵌合させ、更に小径周壁22外周下部に周設した係
合突条25を上記円筒部16内周に周設した係止突条26下面
に係合させて上方への抜け出しを防止している。また、
小径周壁22の上端部を二重筒状に構成してその内側筒を
化粧品収納皿５を係止するための係止筒部27として構成
している。

【００２３】化粧品収納皿５は、内部に化粧品を収納
し、上記中枠４内に嵌着固定された皿状をなしている。

【００２４】本実施例では、上記中枠の大径周壁24内に
嵌合させた周壁28下端縁より底壁29を延設し、底壁29下
面中央部所定位置より垂設した係止筒部30の外周を、中
枠４の上記係止筒部27内周に突条相互の凹凸係合手段を
介して離脱可能に係合させ、また、周壁28上端縁よりフ
ランジ31を延設している。

【００２５】パッキン６は、エラストマー等の弾力性を
有する材質で構成したもので、上記蓋体頂壁18下面に固
定させるとともに、化粧品収納皿５上面に圧接してその
気密性を維持する如く構成している。

【００２６】本実施例では、蓋体頂壁18裏面に両面テー
プ等により接着した円板状のパッキン６を設けている
が、円板状に限らず、リング状であっても良い。また、
その固定方法も、両面テープによる接着に限らず、単に
嵌合固定させることも可能であり、その他の方法であっ
ても良い。

【００２７】回動部材７は、上記中枠４の大外径部外周
に上部を回動可能に嵌合させた回動筒32下端縁より上記
下向き段部Ａ下方位置へフランジ33を延設するととも
に、回動筒32外周より外方へ延設した連結部34外周に連
結した回動レバー35を容器体２周縁部に回動可能に露出
させて構成している。

【００２８】本実施例では、上記大径周壁24外周に上部
を回動可能に嵌合させた回動筒32下端縁より内方に上記
円筒部16近傍に至るフランジ33を延設し、また、回動筒
32外周下端縁より外向きフランジ状の連結部34a を延設
してその外周縁に円筒状の回動レバー35a を延設してい
る。上記フランジ状連結部34a には周方向四箇所の切欠
き部36を設けている。また、上記回動レバー35a は、容
器体の周壁の一部を兼用するもので、その前後所定位置
には、凹部と該凹部両側の凸部よりなる指掛け部37を設
けている。

【００２９】Ｏリング８は、エラストマー等の弾力性を
有する材質で構成された断面円形のリング状で、回動部
材７の上記フランジ33と中枠４の上記下向き段部Ａとの
間に介在させている。尚、断面円形に限らず、その他の
断面形状であっても良い。

【００３０】また、滑り板９は、フッ素樹脂等の表面が
滑らかなプラスチックフィルムを特に好ましく使用出
来、その他に金属薄板や、金属とプラスチックの積層体
等を使用することができ、上記フランジ33及びＯリング
８間に介在させて、回動部材７の円滑な回動を可能に構
成している。

【００３１】また、回動筒32内周下部の前後左右にそれ
ぞれ突条38を突設して、リング板状の滑り板９外周縁を
係止可能に構成している。また、この突条38を形成する
上で成形上便利な様に、突条下面から後方に至り、上記
連結部34の切欠き36に連通する部分にぞれぞれ切欠き39
を穿設させている。

【００３２】本発明では、上記蓋体頂壁18より垂設しそ
の下部を上記回動筒32外周に嵌合させた係止筒40を設
け、該係止筒40内面と回動筒32外面とにそれぞれ周方向
複数突設した横突条41及び42を互いに係合させてパッキ
ン６を化粧品収納皿５上面に圧接させるとともに、各横
突条41及び42の係合状態から係合解除状態に至る間を回
動レバーの往復回動が可能に規制している。

【００３３】本実施例では、係止筒40内面下部の左右斜
め前部及び左右斜め後部の等間隔離間位置に四箇所の横
突条41を突設し、また、回動部材７の回動筒32外周上部
で上記各横突条41とそれぞれ対応する離間位置四箇所に
上記横突条と同じ長さに横突条42を突設している。係止
筒40の各横突条41は一端部上面を下方へ凹んだ状態の低
段部41a に構成し、この低段部41a から傾斜面41b を介
して他端を高段部41cに構成しており、上記回動筒32の
横突条42の一部が最初その低段部41a 上面に係合した状
態では遊嵌し、傾斜面を介して高段部41c に係合した際
にＯリング８の弾発力に抗して若干浮き上がった状態で
係合する如く構成し、パッキン６の弾力性と相まって化
粧品収納皿５上端を密に閉塞する如く構成している。

【００３４】また、化粧品収納凹部10内の上記仕切り壁
14内面下部所定位置に係止突起43を突設し、一方、上記
回動レバー35a 下部所定位置には後面及び下面開放の横
長凹部44を穿設し、該凹部44内に上記係止突起43を嵌合
させている。そして、図７の状態では係止突起43が凹部
44一側端に係止されており、この状態から左方向に回動
レバー35a を回動させると、指掛け部37の凸部が容器体
周壁13に係止される位置まで回動し、この間を回動部材
７の往復回動が可能に構成している。

【００３５】図９乃至図１２は他の実施例を示すもの
で、本実施例では、容器体の化粧品収納凹部10は周壁13
で囲まれた化粧品収納凹部10b として構成しており、ま
た、連結部34は上記回動筒32外周の右斜め前部より突設
た矩形板状連結部34b として構成し、蓋体周壁17下端縁
と容器体周壁13上端縁に形成した横長溝45内をその先端
部が貫通し、また、回動レバー35は容器体及び蓋体の右
前部斜め位置外周部分に設けた中空板状の回動レバー35
b として構成している。

【００３６】また、化粧品収納皿５は、中枠４の大径周
壁24内周に凹凸係合手段を介して係止させている。

【００３７】その他の基本的構成は上記実施例と同様な
ので同符号を付して説明を省く。

【００３８】尚、上記各部材は特に断りの無い限り合成
樹脂で形成すると良い。

【発明の効果】以上説明した如く本発明容器は、容器体
に下向き段部を介して拡径した大外径部を有する中枠を
固定するとともに、該中枠内に化粧品収納皿を嵌合さ
せ、上記大外径部外周に回動可能に嵌合させた回動筒内
周下端よりフランジを延設してなる回動部材を設け、ま
た、上記フランジと上記下向き段部との間にＯリングを
介在させるとともに、蓋体頂壁より垂設した係止筒内面
と回動筒外面とにれそれぞれ周方向複数の横突条を突設
し、各横突条を互いに係合させて蓋体頂壁裏面に固定し
たパッキンを化粧品収納皿上面に圧接させる如く構成し
たので、各横突条の係合時にＯリングの弾力が回動部材
を下方へ押し下げる方向に働き、パッキンと化粧品収納
皿上面との良好な密閉性を得られるものであり、長期の
使用にあったても内容物が乾燥したり、或いは内容物が
流出する等の不都合を生じることはない。

【００３９】また、回動部材は、回動筒外周より外方へ
延設した連結部外周縁に回動レバーを連結させ、該レバ
ーを容器体周縁部に回動可能に露出させているため、し
かもこの回動レバーは、上記各横突条の係合状態から係
合解除状態に至る間の往復回動が可能に規制しているた
め、手の感触で所定方向へ回動レバーを回動させること
で蓋体を開くことができ、また、逆に所定幅回動させれ
ば密閉性を維持しつつ閉蓋状態とすることができるた
め、取り扱いも極めて便利である。

【００４０】また、回動部材の上記フランジ上面とＯリ
ングとの間に滑り板を介在させたので、Ｏリングとフラ
ンジとの摩擦を解消して回動部材の円滑な回動を行える
ものである。

【００４１】また、回動筒内周下部に滑り板周縁部を係
止する突条を周方向複数設けたものは、滑り板の装着が
容易に行える利点を兼ね備えている。

【００４２】また、蓋体の横突条上面を低段部から傾斜
面を介して高段部に形成したものは回動部材の横突条が
極めて容易に係合することができる効果を兼ね備えてい
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施例を示す縦断面図である。

【図２】 図１の要部を拡大した断面図である。

【図３】 同実施例の容器体を示す平面図である。

【図４】 同実施例の蓋体を示す底面図である。

【図５】 同実施例の蓋体の縦断面図である。

【図６】 同実施例の回動部材を示す平面図である。

【図７】 同実施例の容器の平面図である。

【図８】 同実施例の容器の側面図である。

【図９】 本発明の他の実施例を示す縦断面図である。

【図１０】同実施例の平面図である。

【図１１】同実施例の回動レバーを回動させた状態の要
部平面図である。

【図１２】同実施例の回動レバーの部分を示す要部縦断
面図である。

【符号の説明】

２…容器体，３…蓋体，４…中枠，５…化粧品収納皿，
６…パッキン，７…回動部材，８…Ｏリング，９…滑り
板，10…化粧品収納凹部，13…容器体周壁，16…円筒
部，17…蓋体周壁，18…蓋体頂壁，32…回動筒，33…フ
ランジ，34，34a ，34b …連結部，35，35a ，35b …回
動レバー，38…突条，40…係止筒，41…横突条，41a …
底段部，41b …傾斜面，41c …高段部，42…横突条，45
…横長溝，Ａ…下向き段部

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 化粧品収納凹部10を設けてなる容器体２
   と、該容器体上面を開閉可能に設けた蓋体３と、上記化
   粧品収納凹部10内に起立させた円筒部16内周に下部の小
   外径部外周を抜け出し不能に嵌合係止させるとともに、
   小外径部上端より下向き段部Ａを介して拡径した大外径
   部を上方に延設させた皿状の中枠４と、該中枠内に嵌合
   させて内部に化粧品を収納する化粧品収納皿５と、上記
   蓋体３の頂壁18裏面に固定するとともに、上記化粧品収
   納皿上面に圧接して気密性を維持するパッキン６と、上
   記中枠の大外径部外周に上部を回動可能に嵌合させた回
   動筒32下端縁より上記下向き段部Ａ下方位置へフランジ
   33を延設するとともに、回動筒32外周より外方へ延設し
   た連結部34外周縁に回動レバー35を連結させ、該レバー
   を容器体周縁部に回動可能に露出させた回動部材７と、
   上記フランジ33及び上記下向き段部Ａ間に介在させたＯ
   リング８と、上記フランジ33及びＯリング８間に介在さ
   せたリング板状の滑り板９とを備え、上記蓋体頂壁18よ
   り垂設してその下部を上記回動筒32外周に嵌合させた係
   止筒40を設け、該係止筒40内面と回動筒32外面とにそれ
   ぞれ周方向複数の横突条41及び42を突設するとともに、
   各横突条を互いに係合させてパッキン６を化粧品収納皿
   ５上面に圧接させ、各横突条41及び42の係合状態から係
   合解除状態に至る間を回動レバー35の往復回動が可能に
   規制したことを特徴とする化粧用コンパクト容器。
2. 【請求項２】 上記化粧品収納凹部10が、周壁部分を開
   放した化粧品収納凹部10a であり、上記回動レバー35
   が、上記回動筒32外周下部より外方へ延設したフランジ
   状連結部34a 外周縁に内周下部を連結した円筒状の回動
   レバー35a である請求項１記載の化粧用コンパクト容
   器。
3. 【請求項３】 上記連結部34が、上記蓋体の周壁17下端
   縁と容器体周壁13上端縁に形成した横長溝45内を貫通す
   る板状連結部34b であり、上記回動レバー35が、上記板
   状連結部34b 先端に連結した板状レバー35b である請求
   項１記載の化粧用コンパクト容器。
4. 【請求項４】 上記回動筒32内周下部に上記滑り板９周
   縁部を係止する突条38を周方向複数設けてなる請求項１
   記載の化粧用コンパクト容器。
5. 【請求項５】 上記蓋体係止筒40に設けた横突条41を、
   その上面が低段部41aから傾斜面41b を介して高段部41c
   に至る如く構成してなる請求項１記載の化粧用コンパ
   クト容器。