JP3519148B2 - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents
化粧用コンパクト容器Info
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- JP3519148B2 JP3519148B2 JP31276594A JP31276594A JP3519148B2 JP 3519148 B2 JP3519148 B2 JP 3519148B2 JP 31276594 A JP31276594 A JP 31276594A JP 31276594 A JP31276594 A JP 31276594A JP 3519148 B2 JP3519148 B2 JP 3519148B2
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- Japan
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- lid
- fitted
- container
- recesses
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は化粧用コンパクト容器に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】化粧用コンパクト容器として、容器体後
部に後部を回動可能に連結するとともに、容器体上面を
開閉可能に蓋体を設け、容器体に化粧品を収納した化粧
品充填皿を嵌着させてなるものが知られている。
部に後部を回動可能に連結するとともに、容器体上面を
開閉可能に蓋体を設け、容器体に化粧品を収納した化粧
品充填皿を嵌着させてなるものが知られている。
【０００３】これらは一般に蓋体前部下面より垂設した
フックを容器体前面上部に突設した係止突条に離脱可能
に押圧係止させて閉じ蓋状態を維持させる如く構成して
いる。
フックを容器体前面上部に突設した係止突条に離脱可能
に押圧係止させて閉じ蓋状態を維持させる如く構成して
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の容器では化粧品収納部の上面を密に閉塞するこ
とが難しく、長期の使用によって化粧品が乾燥する等の
不都合を生じる場合がある。
た従来の容器では化粧品収納部の上面を密に閉塞するこ
とが難しく、長期の使用によって化粧品が乾燥する等の
不都合を生じる場合がある。
【０００５】本発明は上記した従来技術の欠点を解消す
るもので、良好な気密性を維持しつつ且つ簡単に蓋の開
閉を行える化粧用コンパクト容器を提案するものであ
る。
るもので、良好な気密性を維持しつつ且つ簡単に蓋の開
閉を行える化粧用コンパクト容器を提案するものであ
る。
【０００６】また、係止帯の円滑な係脱操作が行えて、
しかも確実な密閉性を付与できる容器を提案するもので
ある。
しかも確実な密閉性を付与できる容器を提案するもので
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本請求項１発明の容器は
上記課題を解決するため、化粧品収納凹部８を設けてな
る容器体２と、該容器体に開閉可能に設けた蓋体３と、
上記化粧品収納凹部８内にＯリング23を介して若干の下
方への押し下げを可能に且つ上方への抜け出しを不能に
嵌合係止させた皿状の中枠４と、該中枠内に嵌合させて
内部に化粧品を収納する化粧品収納皿５と、上記蓋体３
の頂壁19裏面に固定するとともに、上記化粧品収納皿上
面に圧接して気密性を維持するパッキン６と、上記容器
体２側方より容器体一方半部側面に嵌合させた縦断面コ
字状をなすとともに、上部フランジ34及び下部フランジ
35により容器体上面部周縁及び容器体側面部下面を挟持
させ、且つ、外方への所定幅の往復動が可能に係止させ
た係止帯７とを備え、上記上部フランジ34が係合する容
器体２上面部周縁に複数の凹部37を設けるとともに、蓋
体周壁18外周下部に各凹部37内に嵌合可能な突起39を突
設し、且つ、上部フランジ34所定位置に突起挿通用の切
欠き38を設け、上記係止帯７の外方引き出し状態に於い
て、切欠き38と凹部37とが重複して蓋体の開閉を可能に
構成するとともに、係止帯７の押し込み嵌合状態に於い
て、各凹部37内の突起39上面を上部フランジ34により圧
接係止させる如く構成したことを特徴とする化粧用コン
パクト容器として構成した。
上記課題を解決するため、化粧品収納凹部８を設けてな
る容器体２と、該容器体に開閉可能に設けた蓋体３と、
上記化粧品収納凹部８内にＯリング23を介して若干の下
方への押し下げを可能に且つ上方への抜け出しを不能に
嵌合係止させた皿状の中枠４と、該中枠内に嵌合させて
内部に化粧品を収納する化粧品収納皿５と、上記蓋体３
の頂壁19裏面に固定するとともに、上記化粧品収納皿上
面に圧接して気密性を維持するパッキン６と、上記容器
体２側方より容器体一方半部側面に嵌合させた縦断面コ
字状をなすとともに、上部フランジ34及び下部フランジ
35により容器体上面部周縁及び容器体側面部下面を挟持
させ、且つ、外方への所定幅の往復動が可能に係止させ
た係止帯７とを備え、上記上部フランジ34が係合する容
器体２上面部周縁に複数の凹部37を設けるとともに、蓋
体周壁18外周下部に各凹部37内に嵌合可能な突起39を突
設し、且つ、上部フランジ34所定位置に突起挿通用の切
欠き38を設け、上記係止帯７の外方引き出し状態に於い
て、切欠き38と凹部37とが重複して蓋体の開閉を可能に
構成するとともに、係止帯７の押し込み嵌合状態に於い
て、各凹部37内の突起39上面を上部フランジ34により圧
接係止させる如く構成したことを特徴とする化粧用コン
パクト容器として構成した。
【０００８】また、請求項２発明の容器は、容器体上面
部周縁の容器体中央部前後位置及び側端中央部位置の三
箇所に上記凹部37を設けるとともに、各凹部37にそれぞ
れ嵌合する突起39を蓋体３外周下部三箇所より突設し、
且つ、上部フランジ34両先端部所定位置二箇所に切欠き
38を穿設してなる請求項１記載の化粧用コンパクト容器
として構成した。
部周縁の容器体中央部前後位置及び側端中央部位置の三
箇所に上記凹部37を設けるとともに、各凹部37にそれぞ
れ嵌合する突起39を蓋体３外周下部三箇所より突設し、
且つ、上部フランジ34両先端部所定位置二箇所に切欠き
38を穿設してなる請求項１記載の化粧用コンパクト容器
として構成した。
【０００９】
【作用】図１の状態から係止帯７を外方へ引き出すと、
該帯７はその摺動突起36が案内溝15外側端に係止される
所定位置まで外方へ移動し、ここで容器体２中央部前後
に位置する各凹部37上部に係止帯７の切欠き38が重複し
て蓋体３の各突起39が露出するとともに、容器体側端中
央部の凹部37上面を被覆する上部フランジ34が外方へ移
行してここの突起39も露出し（図２の状態）、開蓋が可
能となる。
該帯７はその摺動突起36が案内溝15外側端に係止される
所定位置まで外方へ移動し、ここで容器体２中央部前後
に位置する各凹部37上部に係止帯７の切欠き38が重複し
て蓋体３の各突起39が露出するとともに、容器体側端中
央部の凹部37上面を被覆する上部フランジ34が外方へ移
行してここの突起39も露出し（図２の状態）、開蓋が可
能となる。
【００１０】使用後は係止帯７を引き出した状態で蓋体
３を閉じ、各突起39を各凹部37内に嵌合させた後、係止
帯７を押し込んで各突起39上面を上部フランジ34により
圧接し、蓋体３を容器体２に係止する。この際、パッキ
ン６が化粧品収納皿５上面を圧接してその気密性を維持
する。また、Ｏリングの弾性によりパッキン６の圧接を
補助してより良好な気密性を維持する。
３を閉じ、各突起39を各凹部37内に嵌合させた後、係止
帯７を押し込んで各突起39上面を上部フランジ34により
圧接し、蓋体３を容器体２に係止する。この際、パッキ
ン６が化粧品収納皿５上面を圧接してその気密性を維持
する。また、Ｏリングの弾性によりパッキン６の圧接を
補助してより良好な気密性を維持する。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【００１２】図１乃至図１０は本発明の実施例を示すも
ので、図中１は化粧用コンパクト容器を示す。該容器１
は、容器体２と、蓋体３と、中枠４と、化粧品収納皿５
と、パッキン６と、係止帯７とを備えている。
ので、図中１は化粧用コンパクト容器を示す。該容器１
は、容器体２と、蓋体３と、中枠４と、化粧品収納皿５
と、パッキン６と、係止帯７とを備えている。
【００１３】容器体２は皿状で化粧品収納凹部８を備え
ている。
ている。
【００１４】本実施例に於いて、容器体２は平面視横長
楕円状をなし、その右方に平面視円形の化粧品収納凹部
８を、左方に化粧具収納凹部９をそれぞれ凹設してい
る。また、周壁10後部左端に後述する蓋体のボスを収納
枢着させるための上下面及び後面開口の凹部11を設けて
いる。
楕円状をなし、その右方に平面視円形の化粧品収納凹部
８を、左方に化粧具収納凹部９をそれぞれ凹設してい
る。また、周壁10後部左端に後述する蓋体のボスを収納
枢着させるための上下面及び後面開口の凹部11を設けて
いる。
【００１５】また、容器体２の右半部を縮径して、該縮
径部分の外面上端より縮径部分以外の部分に至るフラン
ジ12を延設し、該フランジ12外周縁より縮径部分以外の
部分と同一外面をなし且つ周壁10下端より短い垂下壁13
を垂設し、その下面を係止帯７の後述する下部フランジ
が係合する下向き段部14として構成している。この垂下
壁13の容器体中央部前後所定位置に、係止帯７の後述す
る摺動突起を嵌合させるための横長の案内溝15を穿設し
ている。
径部分の外面上端より縮径部分以外の部分に至るフラン
ジ12を延設し、該フランジ12外周縁より縮径部分以外の
部分と同一外面をなし且つ周壁10下端より短い垂下壁13
を垂設し、その下面を係止帯７の後述する下部フランジ
が係合する下向き段部14として構成している。この垂下
壁13の容器体中央部前後所定位置に、係止帯７の後述す
る摺動突起を嵌合させるための横長の案内溝15を穿設し
ている。
【００１６】また、容器体２上面の右半部周縁部に相当
する上記フランジ12上面周縁部に平面視Ｕ字状をなす突
条16を突設し、該突条16上面に係止帯７の後述する上部
フランジが係合する如く構成している。
する上記フランジ12上面周縁部に平面視Ｕ字状をなす突
条16を突設し、該突条16上面に係止帯７の後述する上部
フランジが係合する如く構成している。
【００１７】また、化粧品収納凹部８内中央部には円形
窓孔を穿設し、該窓孔周縁部より上方へ、中枠４の後述
する縮径周壁部が嵌合する短い円筒部17を立設してい
る。
窓孔を穿設し、該窓孔周縁部より上方へ、中枠４の後述
する縮径周壁部が嵌合する短い円筒部17を立設してい
る。
【００１８】蓋体３は、容器体２に開閉可能に設けてい
る。
る。
【００１９】本実施例では、周壁18上端縁より頂壁19を
延設するとともに、頂壁19下面後部左端部より垂設した
ボス20を上記凹部11内に収納してその両側を枢着させ、
回動可能に連結している。また、頂壁19下面の上記化粧
具収納凹部９上方位置には鏡21を嵌着固定させている。
また、右半部外周を所定幅内方へ凹ませて縮径部22を形
成し、該縮径部22外面下部を上記突条16内面に嵌合させ
る如く構成している。
延設するとともに、頂壁19下面後部左端部より垂設した
ボス20を上記凹部11内に収納してその両側を枢着させ、
回動可能に連結している。また、頂壁19下面の上記化粧
具収納凹部９上方位置には鏡21を嵌着固定させている。
また、右半部外周を所定幅内方へ凹ませて縮径部22を形
成し、該縮径部22外面下部を上記突条16内面に嵌合させ
る如く構成している。
【００２０】上記の如く構成した蓋体３は容器体２の後
部斜め後方へ開き、蓋体３を開いた際に、化粧具収納凹
部９上方位置の鏡21が化粧品収納凹部８から遠ざかり、
使用時の化粧品による鏡の汚損を出来るだけ防止する如
く構成している。
部斜め後方へ開き、蓋体３を開いた際に、化粧具収納凹
部９上方位置の鏡21が化粧品収納凹部８から遠ざかり、
使用時の化粧品による鏡の汚損を出来るだけ防止する如
く構成している。
【００２１】中枠４は、上記化粧品収納凹部８内にＯリ
ング23を介して若干の下方への押し下げを可能に且つ上
方への抜け出しを不能に嵌合係止させた皿状を成してい
る。
ング23を介して若干の下方への押し下げを可能に且つ上
方への抜け出しを不能に嵌合係止させた皿状を成してい
る。
【００２２】本実施例では、化粧品収納凹部８内に嵌合
させた周壁24の下部を段部25を介して縮径させ、該縮径
周壁部24a を容器体の上記円筒部17内に嵌合させ、更に
縮径周壁部24a 外周下部に周設した係合突条26を上記円
筒部17内周に周設した係止突条27下面に係合可能に構成
して上方への抜け出しを防止している。また、底壁28上
面周縁部より化粧品収納皿５を係止するための係止筒29
を立設している。
させた周壁24の下部を段部25を介して縮径させ、該縮径
周壁部24a を容器体の上記円筒部17内に嵌合させ、更に
縮径周壁部24a 外周下部に周設した係合突条26を上記円
筒部17内周に周設した係止突条27下面に係合可能に構成
して上方への抜け出しを防止している。また、底壁28上
面周縁部より化粧品収納皿５を係止するための係止筒29
を立設している。
【００２３】また、容器体の上記円筒部17外方の化粧品
収納凹部８上面に載置したエラストマー等よりなるＯリ
ング23に段部25下面を支持させ、このＯリング23の弾性
変形により若干下方への押し下げが可能な程度に円筒部
17との間にクリアランスを設けている。
収納凹部８上面に載置したエラストマー等よりなるＯリ
ング23に段部25下面を支持させ、このＯリング23の弾性
変形により若干下方への押し下げが可能な程度に円筒部
17との間にクリアランスを設けている。
【００２４】化粧品収納皿５は、内部に化粧品を収納
し、上記中枠４内に嵌着固定された皿状をなしている。
し、上記中枠４内に嵌着固定された皿状をなしている。
【００２５】本実施例では、上記中枠周壁24内に嵌合さ
せた周壁30下端縁より底壁31を延設し、底壁31下面中央
部所定位置より垂設した係止筒32の外周を、中枠４の上
記係止筒29内周に突条相互の凹凸係合手段を介して離脱
可能に係合させ、また、周壁30上端縁よりフランジ33を
延設している。
せた周壁30下端縁より底壁31を延設し、底壁31下面中央
部所定位置より垂設した係止筒32の外周を、中枠４の上
記係止筒29内周に突条相互の凹凸係合手段を介して離脱
可能に係合させ、また、周壁30上端縁よりフランジ33を
延設している。
【００２６】パッキン６は、エラストマー等の弾力性を
有する材質で構成したもので、上記蓋体頂壁19下面に固
定させるとともに、化粧品収納皿５上面に圧接してその
気密性を維持する如く構成している。
有する材質で構成したもので、上記蓋体頂壁19下面に固
定させるとともに、化粧品収納皿５上面に圧接してその
気密性を維持する如く構成している。
【００２７】本実施例では、蓋体頂壁19裏面に両面テー
プ等により接着した円板状のパッキン６を設けている
が、円板状に限らず、リング状であっても良い。また、
その固定方法も、両面テープによる接着に限らず、単に
嵌合固定させることも可能であり、その他の方法であっ
ても良い。
プ等により接着した円板状のパッキン６を設けている
が、円板状に限らず、リング状であっても良い。また、
その固定方法も、両面テープによる接着に限らず、単に
嵌合固定させることも可能であり、その他の方法であっ
ても良い。
【００２８】係止帯７は、上記容器体２側方より容器体
一方半部側面に嵌合させた縦断面コ字状をなすととも
に、上部フランジ34及び下部フランジ35により容器体上
面部周縁及び容器体側面部下面を挟持させ、且つ、外方
への所定幅の往復動が可能に係止させている。
一方半部側面に嵌合させた縦断面コ字状をなすととも
に、上部フランジ34及び下部フランジ35により容器体上
面部周縁及び容器体側面部下面を挟持させ、且つ、外方
への所定幅の往復動が可能に係止させている。
【００２９】本実施例に於いて、係止帯７は容器体２の
形状に併せてその外側面にピッタリ嵌合する平面視Ｕ字
状をなし、その上部フランジ34及び下部フランジ35によ
り上記突条16上面及び上記下向き段部14下面を挟持させ
ている。また、その両先端部内面から内方へそれぞれ突
設した摺動突起36を上記案内溝15内に左右摺動可能に嵌
合させて外方への所定幅の往復動が可能に構成してい
る。
形状に併せてその外側面にピッタリ嵌合する平面視Ｕ字
状をなし、その上部フランジ34及び下部フランジ35によ
り上記突条16上面及び上記下向き段部14下面を挟持させ
ている。また、その両先端部内面から内方へそれぞれ突
設した摺動突起36を上記案内溝15内に左右摺動可能に嵌
合させて外方への所定幅の往復動が可能に構成してい
る。
【００３０】尚、この係止帯７の形状は本実施例の如き
平面視Ｕ字状に限らず、平面視コ字状等その他の形状で
あっても良く、容器体一方半部側面に嵌合可能な形状で
あれば良い。係止帯７の形状を変える場合には容器体の
形状もそれに併せた形状とする。また、本発明でいう容
器体一方半部とは、正確に容器体の半部を意味するもの
ではなく、容器体の半分程度でそれより大きくても小さ
くても良い。
平面視Ｕ字状に限らず、平面視コ字状等その他の形状で
あっても良く、容器体一方半部側面に嵌合可能な形状で
あれば良い。係止帯７の形状を変える場合には容器体の
形状もそれに併せた形状とする。また、本発明でいう容
器体一方半部とは、正確に容器体の半部を意味するもの
ではなく、容器体の半分程度でそれより大きくても小さ
くても良い。
【００３１】本発明では、上記上部フランジ34が係合す
る容器体２上面部周縁に複数の凹部37を設けるととも
に、蓋体周壁18外周下部に各凹部37内に嵌合可能な突起
39を突設し、且つ、上部フランジ34所定位置に突起挿通
用の切欠き38を設け、上記係止帯７の外方引き出し状態
に於いて、切欠き38と凹部37とが重複して蓋体の開閉を
可能に構成するとともに、係止帯７の押し込み嵌合状態
に於いて、各凹部37内の突起39上面を上部フランジ34に
より圧接係止させる如く構成している。
る容器体２上面部周縁に複数の凹部37を設けるととも
に、蓋体周壁18外周下部に各凹部37内に嵌合可能な突起
39を突設し、且つ、上部フランジ34所定位置に突起挿通
用の切欠き38を設け、上記係止帯７の外方引き出し状態
に於いて、切欠き38と凹部37とが重複して蓋体の開閉を
可能に構成するとともに、係止帯７の押し込み嵌合状態
に於いて、各凹部37内の突起39上面を上部フランジ34に
より圧接係止させる如く構成している。
【００３２】本実施例では、容器体２中央部前後の上記
突条16各両基端部及び右端中央部の三箇所に平面視矩形
状の凹部37を穿設し、また、係止帯７の上部フランジ34
両端部の二箇所に上記凹部と略同じ大きさの平面視矩形
状の切欠き38を穿設し、更に、蓋体周壁18外周下端部の
中央部前後及び右端中央部の三箇所に平面視矩形状で上
面に横長の突部を突設した突起39をそれぞれ突設して構
成している。
突条16各両基端部及び右端中央部の三箇所に平面視矩形
状の凹部37を穿設し、また、係止帯７の上部フランジ34
両端部の二箇所に上記凹部と略同じ大きさの平面視矩形
状の切欠き38を穿設し、更に、蓋体周壁18外周下端部の
中央部前後及び右端中央部の三箇所に平面視矩形状で上
面に横長の突部を突設した突起39をそれぞれ突設して構
成している。
【００３３】また、上部フランジ34下面の右端中央部及
び両切欠き38を跨ぐ位置にそれぞれ小突部40を設けて各
突起30の押圧係止をより良好に行える如く構成してい
る。
び両切欠き38を跨ぐ位置にそれぞれ小突部40を設けて各
突起30の押圧係止をより良好に行える如く構成してい
る。
【００３４】そして、係止帯７を外方へ引き出した際に
蓋体３を閉じると、蓋体中央部前後の各突起39が係止帯
７先端部の各切欠き38を介して容器体中央部前後の各凹
部37内にそれぞれ嵌合され、一方、右端中央部の突起39
は直接右端中央部の凹部37に嵌合され、次いで、係止帯
７を押し込むことで、各突起39が上部フランジ34下面に
押圧され、蓋体３を容器体２に圧接し、その際、パッキ
ン６が化粧品収納皿５上面を圧接して気密に閉塞する如
く構成している。また、Ｏリング23の弾力でパッキン６
の密閉性をより良好に維持する如く構成している。
蓋体３を閉じると、蓋体中央部前後の各突起39が係止帯
７先端部の各切欠き38を介して容器体中央部前後の各凹
部37内にそれぞれ嵌合され、一方、右端中央部の突起39
は直接右端中央部の凹部37に嵌合され、次いで、係止帯
７を押し込むことで、各突起39が上部フランジ34下面に
押圧され、蓋体３を容器体２に圧接し、その際、パッキ
ン６が化粧品収納皿５上面を圧接して気密に閉塞する如
く構成している。また、Ｏリング23の弾力でパッキン６
の密閉性をより良好に維持する如く構成している。
【００３５】尚、上記各部材は特に断りの無い限り合成
樹脂で形成すると良い。
樹脂で形成すると良い。
【００３６】
【発明の効果】以上説明した如く本発明容器は、容器体
２側方より容器体一方半部側面に嵌合させた縦断面コ字
状をなすとともに、上部フランジ34及び下部フランジ35
により容器体上面部周縁及び容器体側面部下面を挟持さ
せ、且つ、外方への所定幅の往復動が可能に係止させた
係止帯７を備え、上記上部フランジ34が係合する容器体
２上面部周縁に複数の凹部37を設けるとともに、蓋体周
壁18外周下部に各凹部37内に嵌合可能な突起39を突設
し、且つ、上部フランジ34所定位置に突起挿通用の切欠
き38を設け、上記係止帯７の外方引き出し状態に於い
て、切欠き38と凹部37とが重複して蓋体の開閉を可能に
構成するとともに、係止帯７の押し込み嵌合状態に於い
て、各凹部37内の突起39上面を上部フランジ34により圧
接係止させる如く構成したので、係止帯を押し込み嵌合
させた際に、蓋体頂壁下面に固定させたパッキンにより
化粧品収納皿上面を圧接して充分なる気密性を保持する
ことができるものであり、また、化粧品収納凹部８内に
Ｏリング23を介して若干の下方への押し下げを可能に係
止させた中枠４に化粧品収納皿５を嵌合させたので、上
記パッキンの密閉性をより向上させて長期の使用にあっ
たても内容物が乾燥したりた、或いは内容物が流出する
等の不都合を生じることはない。
２側方より容器体一方半部側面に嵌合させた縦断面コ字
状をなすとともに、上部フランジ34及び下部フランジ35
により容器体上面部周縁及び容器体側面部下面を挟持さ
せ、且つ、外方への所定幅の往復動が可能に係止させた
係止帯７を備え、上記上部フランジ34が係合する容器体
２上面部周縁に複数の凹部37を設けるとともに、蓋体周
壁18外周下部に各凹部37内に嵌合可能な突起39を突設
し、且つ、上部フランジ34所定位置に突起挿通用の切欠
き38を設け、上記係止帯７の外方引き出し状態に於い
て、切欠き38と凹部37とが重複して蓋体の開閉を可能に
構成するとともに、係止帯７の押し込み嵌合状態に於い
て、各凹部37内の突起39上面を上部フランジ34により圧
接係止させる如く構成したので、係止帯を押し込み嵌合
させた際に、蓋体頂壁下面に固定させたパッキンにより
化粧品収納皿上面を圧接して充分なる気密性を保持する
ことができるものであり、また、化粧品収納凹部８内に
Ｏリング23を介して若干の下方への押し下げを可能に係
止させた中枠４に化粧品収納皿５を嵌合させたので、上
記パッキンの密閉性をより向上させて長期の使用にあっ
たても内容物が乾燥したりた、或いは内容物が流出する
等の不都合を生じることはない。
【００３７】また、係止帯を引き出すことで蓋体を開く
ことができるとともに、押し込むことで良好な密閉性を
維持しつつ閉蓋状態とすることができるため、取り扱い
も極めて便利である。
ことができるとともに、押し込むことで良好な密閉性を
維持しつつ閉蓋状態とすることができるため、取り扱い
も極めて便利である。
【００３８】また、請求項２発明の容器では、容器体中
央部前後位置及び側端中央部位置を係止する如く構成し
たので、上部フランジ34による各突起39の押圧係止部分
が少なくて係止帯７の押し込み係合が行い易く、円滑な
係止帯の係脱操作が行え、しかも確実な密閉性を付与で
きる。
央部前後位置及び側端中央部位置を係止する如く構成し
たので、上部フランジ34による各突起39の押圧係止部分
が少なくて係止帯７の押し込み係合が行い易く、円滑な
係止帯の係脱操作が行え、しかも確実な密閉性を付与で
きる。
【００３９】また、切欠き38を上部フランジ34先端部の
二箇所に設けるだけで済むため、見栄えも良い。
二箇所に設けるだけで済むため、見栄えも良い。
【図１】 本発明の一実施例を示す平面図である。
【図２】 同実施例の係止帯引き出し状態の平面図であ
る。
る。
【図３】 同実施例の側面図である。
【図４】 図１のＡ−Ａ線に沿う縦断面図である。
【図５】 図３の要部を拡大した縦断面図である。
【図６】 図１のＢ−Ｂ線に沿う縦断面図である。
【図７】 同実施例の容器体を示す平面図である。
【図８】 同実施例の容器体を示す側面図である。
【図９】 同実施例の係止帯を示す平面図である。
【図１０】図９のＣ−Ｃ線に沿う縦断面図である。
２…容器体，３…蓋体，４…中枠，５…化粧品収納皿，
６…パッキン，７…係止帯，８…化粧品収納凹部，18…
蓋体周壁，19…蓋体頂壁，23…Ｏリング，34…上部フラ
ンジ，35…下部フランジ，37…凹部，38…切欠き，39…
突起
６…パッキン，７…係止帯，８…化粧品収納凹部，18…
蓋体周壁，19…蓋体頂壁，23…Ｏリング，34…上部フラ
ンジ，35…下部フランジ，37…凹部，38…切欠き，39…
突起
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(56)参考文献 実開 平４−21309（ＪＰ，Ｕ)
実開 平４−93017（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭63−25911（ＪＰ，Ｕ)
実開 平５−35006（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭60−15213（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭60−149312（ＪＰ，Ｕ)
実開 平５−56016（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A45D 33/00
Claims (2)
- 【請求項１】 化粧品収納凹部８を設けてなる容器体２
と、該容器体に開閉可能に設けた蓋体３と、上記化粧品
収納凹部８内にＯリング23を介して若干の下方への押し
下げを可能に且つ上方への抜け出しを不能に嵌合係止さ
せた皿状の中枠４と、該中枠内に嵌合させて内部に化粧
品を収納する化粧品収納皿５と、上記蓋体３の頂壁19裏
面に固定するとともに、上記化粧品収納皿上面に圧接し
て気密性を維持するパッキン６と、上記容器体２側方よ
り容器体一方半部側面に嵌合させた縦断面コ字状をなす
とともに、上部フランジ34及び下部フランジ35により容
器体上面部周縁及び容器体側面部下面を挟持させ、且
つ、外方への所定幅の往復動が可能に係止させた係止帯
７とを備え、上記上部フランジ34が係合する容器体２上
面部周縁に複数の凹部37を設けるとともに、蓋体周壁18
外周下部に各凹部37内に嵌合可能な突起39を突設し、且
つ、上部フランジ34所定位置に突起挿通用の切欠き38を
設け、上記係止帯７の外方引き出し状態に於いて、切欠
き38と凹部37とが重複して蓋体の開閉を可能に構成する
とともに、係止帯７の押し込み嵌合状態に於いて、各凹
部37内の突起39上面を上部フランジ34により圧接係止さ
せる如く構成したことを特徴とする化粧用コンパクト容
器。 - 【請求項２】 容器体上面部周縁の容器体中央部前後位
置及び側端中央部位置の三箇所に上記凹部37を設けると
ともに、各凹部37にそれぞれ嵌合する突起39を蓋体３外
周下部三箇所より突設し、且つ、上部フランジ34両先端
部所定位置二箇所に切欠き38を穿設してなる請求項１記
載の化粧用コンパクト容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31276594A JP3519148B2 (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 化粧用コンパクト容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31276594A JP3519148B2 (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 化粧用コンパクト容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08140729A JPH08140729A (ja) | 1996-06-04 |
| JP3519148B2 true JP3519148B2 (ja) | 2004-04-12 |
Family
ID=18033157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31276594A Expired - Lifetime JP3519148B2 (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 化粧用コンパクト容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3519148B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5875795A (en) | 1997-10-23 | 1999-03-02 | Color Access, Inc. | Airtight container |
-
1994
- 1994-11-22 JP JP31276594A patent/JP3519148B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08140729A (ja) | 1996-06-04 |
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Legal Events
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