JP3816062B2 - メークアップ製品用容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通常化粧品分野で特にメークアップ製品の収容に使用されるような容器に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
底部に連接される蓋を有する容器であって、当該連接により、ほぼ一平面上に位置する開口部につながるハウジングが画定される種類の容器がある。一般的に蓋は、開口部の平面と平行に、接続要素によって軸に沿って連接される。こういった閉メカニズムの質は、最新式であろうとなかろうと一般的に良好で、該閉メカニズムまたは該連接部の性能を大幅に低下させることなく、程度の差はあれ多数回にわたって開閉動作を繰り返すことができる。
こういった容器は高品質でコストが高いので、本来、特別な流通チャネルのためのものとされている。
【0003】
もちろん、連接および開閉メカニズムのシステムの性能が劣る容器もあり、こういった容器は製造がより経済的だが、耐用期間が非常に短い。
【0004】
また、画定されたハウジングの開口部の平面に対して垂直なヒンジピンを備えた入れ物または容器も知られている。
【0005】
US−A−6186349では、2つの半殻の協働によって画定されるハウジングの中心にピボット回転の軸が設けられている。こういった構造は化粧製品の収容には適さない。
【0006】
US−A−3476123に記載の容器は多数の円形要素を具備しており、これら円形要素は2つずつ互いに対して、これら円形部材の平面に垂直な軸を中心にピボット可能である。該要素は、シングルスナップ留めメカニズムで2つずつ接続されている。こういったシステムで耐用期間を長くするには、連接部を頑丈にする必要がある。
【0007】
さらに、使用者が所定の動作以外の動作により容器を開けてしまうのを防ぐために、比較的高さのあるスナップ留め用凸部(および対応する溝)を設ける必要がある。残念ながら、容器は、容器を構成する様々な要素を所定の動作にしたがって互いに対して動かしたときに容易に開閉されなければならないことから、これらには限界がある。
【0008】
US−A−1460950に記載のメークアップ製品用容器は、底部と、底部によって画定されたハウジングの開口部の平面に対して垂直な軸を中心に底部に対してピボットする中間要素とを備える。当該文献によると、底部上の中間要素は、底部に連接された蓋によって、回転しないように固定される。使用時の取り扱いは複雑で制約的であり、こういった容器の操作は不安である。製造コストは高い。
【0009】
US−A−3392868に記載の容器は多数の円形要素を重ねてなり、これら円形要素は互いに対して、これら円形部材に垂直な軸を中心にヒンジ運動する。該軸を中心にしたピボット回転以外の相対的動作は、積み重なった円形要素の各端部に2つの固定要素が設けられていることによって防止される。
【0010】
US−A−3161315には、上述した種類の複雑な開閉メカニズムを使用した容器が開示されている。こういった容器のコストは高い。
【0011】
また、本発明の目的の1つは、従来の装置を参照して上述した問題を全てまたは部分的に解決する、特に化粧製品を収容するための容器を設計することである。
【0012】
特に、本発明の目的の1つは、経済的に製造でき、使用が単純で、耐用年数が十分な用品を提供することである。
【0013】
また別の目的は、以下の詳細な説明で明らかにする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、これらの目的は、ほぼ円形の部材を少なくとも1つ有する容器であって:
a)第一ハウジングを画定する第一部分と;
b)容器が閉状態にあるとき、前記円形部材に垂直な軸を中心に第一部分に対してピボット回転し、可逆的に前記第一ハウジングを覆うように設計された第二部分と;
c)i)ピボット回転用機能とは別に、前記軸を中心にしたピボット回転以外の第一部分に対する第二部分の動作を大幅に防止する機能を持つ第一ガイド構造と、
ii)第一構造がガイド位置にあるとき、第二部分が第一部分に対してピボット回転しないように可逆的に確実に固定されるように設計された第二構造と、
を備えた、第一部分と第二部分の連結によって形成された開閉メカニズムと;を備えた、特に化粧品などの製品を収容するための容器を設計することによって達成される。
【0015】
このように、それぞれ機能を有する2つの別個の構造を用いることによって、満足のいく方法で2つの機能を果たすことができ、一方の機能を優先したためにもう一方の機能が損なわれるということも起こらない。よって、第一構造は、不可逆的に容器を破損するリスクを冒さない限り、所定のピボット軸に垂直な軸を中心に一方の部分をもう一方の部分に対して回転させて容器を開けようとすることを困難とする。同様に、第二構造は、第一部分に対する第二部分のヒンジ運動を2つの回転方向、つまり固定位置から解除位置への方向とその逆、にのみ可能とするものであって、容器の用途に必要ななるべく容易な構造である。
【0016】
好ましくは、第二部分は底部を備え、第一ハウジングの開口部は端部によって画定され、該端部は全体が該底部より下に位置する。
【0017】
上記で参照したUS−A−1460950では、端部の半分が中間要素の底部より下に位置する。残りの半分は、それより上に位置する。
この構造では、底部によって画定された区画の有効な体積は、必然的に、端部の最も低い位置までに制限される。
【0018】
有利には、第一構造は、第一(または第二)部分に形成された凸部と、該凸部と契合するように設計された、第二(第一)部分に形成された少なくとも1つの溝を備え、これらは前記円形部材と平行である。
溝の深さと凸部の高さは、溝と凸部が一旦互いに契合すると、不可逆的に容器を破損するリスクを冒さない限り、前記軸を中心にしたピボット回転以外の動作で、特に第一部分によって画定されたハウジングの開口部の平面と平行な軸を中心に「強制的に回転させること」によって、容器を開けることを防ぐのに十分なだけある。
例えば、使用者が通常の軸に垂直な方向への動作によって容器を開けようとした場合、溝の縁に、それに対応する凸部がぶつかる。溝の高さは約0.7mmで、該溝の内部に契合する凸部の高さは約0.6mmである。
この状態では、不可逆的に容器の構成要素のいずれかを破損しない限り、容器の上記円形部材に垂直なピボット軸を中心に第一部分を第二部分に対して回転させて容器を開くことはできない。
【0019】
有利には、溝(1つまたは複数)を画定する2つの縁は、第二(第一)部分に形成された第一表面に近づくほど互いに離れていき、容器を閉じたときに凸部が当該溝(または複数の溝の1つ)に契合するように広がっている。2つの縁は、前記第一表面の反対側に向かって、凸部と溝の縁との間の隙間が最小となるまで幅が狭くなったあとは平行であってよい。
【0020】
好ましくは、溝は第一表面と反対側の第二表面には開口しておらず、このことは、以下でさらに詳述する別の特徴とともに、容器が所定の方向と反対側に回転して開けられてしまうことを防止するのに役立つ。
【0021】
あるいは、容器をいかなる回転方向にも開閉できるようにするために、溝を第二表面にも同様に開口させてもよい。
【0022】
あるいは、容器をいかなる回転方向にも閉じることができ、閉じるために回転させた方向と反対方向に回転させることでのみ開けることができるようにするために、溝を2つ設けてもよい。2つの溝は容器の円形部材に平行な同一平面上に形成され、1つは第一表面に開口し、もう1つは第二表面に開口し、該2つの溝は共通の底部で隔てられているのが好ましい。
【0023】
好適には、第二構造は前記固定をスナップ留めにより確実にする。通常、このようなスナップ留めは米粒形状のフランジとそれに対応する溝との契合によって確実になる。簡単に開閉できるように、これら両方の高さは比較的低い。一般的には、該「米粒」の高さは約0.3mmである。
【0024】
有利には、第二構造は、第一(第二)部分に形成された前記ピボット軸に平行な溝と、該溝と契合するように設計された、第二(第一)部分に形成された前記ピボット軸に平行なフランジを備える。
【0025】
上記で示したように、開閉メカニズムは、所定の方向に回転動作させることによってのみ容器を開けられる(または閉じられる)ようにする手段を具備するのが好ましい。
こういった手段は、第一部分に形成された第一要素と、第二部分に形成された第二要素からなり、第一要素は前記円形部材と平行でない第一表面を有し、第二要素は前記円形部材と平行でない第二表面を有し、該第一表面と該第二表面の形状は相補的であり、容器が閉位置にあるとき互いに接合する。
【0026】
好ましくは、第一および第二表面のいずれかを画定する第一要素および第二要素の一方が、第一構造の一部と第二構造の一部を備え、他方が第一構造の残りの一部と第二構造の残りの一部を備える。
【0027】
第二要素の第二表面は、第二部分の底部を超えて形成された突出部の端部からなる。この突出部の内側表面には、第一部分に対する第二部分のピボット回転のための水平方向のガイド溝と、第一部分と第二部分のスナップ留めを確実にするための垂直方向のフランジとが形成されている。
【0028】
少なくとも開けるための所定の回転方向を示すために、特に矢印での表示を設ける。第一部分には第一方向の第一矢印を付け、第二部分には第一方向と反対方向の第二矢印を付けるのが好ましい。
【0029】
第二部分は、第二(または第一)部分に形成されたピンによって、第一部分に対してヒンジ運動するようにしてもよい。該ピンは、特にスナップ留めによって、第一(または第二)部分に形成された孔に嵌合するように設計されている。あるいは、特に金属製の接続ピンによってピボット軸を決定することもできる。
【0030】
有利には、第二部分は第二ハウジングを画定し、蓋は取り外し可能な方法で第二ハウジングを覆うように設計されている。このような第二ハウジングは、第二部分の底部の周縁端から離れた位置に形成された短い環状スカート部によって画定されうる。
【0031】
好適には、当該容器は、第二ハウジングを覆う前記蓋を取り外さなくとも第一ハウジングを利用することができるような構造である。上記文献US−A−1460950では、蓋を外さなければ第一ハウジングは利用できない。
【0032】
さらに好適には、第二ハウジングは、直接的または間接的に、前記製品を収容する。実際、製品はハウジング内に直接注ぐまたは詰め込むことができ、または第二ハウジング内に取り外し可能にまたはその他の形態で取り付けられるカップに収容させて第二ハウジングで利用できるようにしてもよい。
【0033】
好適な実施形態によると、蓋は第二部分に螺合される。蓋を外すための回転方向は、第一ハウジングを利用するために第二部分を第一部分に対してピボット回転させる方向と同一または反対にしてよい。
【0034】
蓋は透明または半透明であるのが好ましい。メークアップ製品が第二ハウジングに収容されている場合、この特徴によって、使用者は蓋を通して製品の色を確認することができる。
【0035】
さらなる好適な実施形態によると、第一ハウジングは、特にペンシル、ブラシ、発泡体ブロックまたはフェルトといった、前記製品を適用するための装置を収容する。
【0036】
また、容器に鏡を組み込むこともでき、特に第一ハウジングの底部に取り付けてよい。こういった鏡は接着剤で取り付けることができる。
【0037】
特定の実施例として挙げるが、各構成要素は、ポリプロピレン、ポリスチレンアクリロニトリル(SAN)から選定された1つ以上の熱可塑性物質を単独で、または、特にアクリロブタジエンスチレン(ABS)などの少なくとも1つの別の熱可塑性物質と混合して、成形することによって得られる。
【0038】
本発明のまた別の好適な実施形態によると、容器は2つの部分:底部と蓋からのみなる。この場合、蓋は底部に対してピボット回転し、底部は例えば製品のための第一ハウジングとアプリケータのための第二ハウジングとを画定する。あるいは、アプリケータを小さな房状にし、製品と同じハウジング内の自由表面の最上部に設置してもよい。またさらには、容器はアプリケータを具備せず、指で製品を取り、適用することとしてもよい。
【0039】
本発明による容器は、特に頬紅、アイシャドウまたは口紅といった化粧製品を少なくとも1つ収容するために有利に使用できる。
【0040】
本発明は、上記の構造とは別に、添付の図面を参照して説明する非限定的な実施形態に関して以下に記述する他の多くの構造からなる。
【0041】
図1、2、3(A)、3(B)、4、5(A)および5(B)に図示した実施形態の容器1は、一端が底部2によって閉鎖されている円形部材のカップ3を備える。カップ3の横壁4は自由端5の方向へと広がっており、該自由端は横壁4内に形成されたハウジング7の開口部を画定する。
【0042】
カップ3は、SAN(80%)とABS(20%)からなる物質を成形して得られる。
【0043】
カップ3は、その周縁端近傍に、スナップ留めでピンを受けるための孔8を備える(後に詳述する)。孔8は、円形部材カップ3の平面に垂直な軸Xの方向に形成される。
【0044】
横壁4の外側表面には、図3(A)に詳細に示したように、数度を超える角度で突出した隆起部9が、孔8の反対側に形成されている。隆起部9は底部2の反対側に表面10を有し、該表面には、横壁4の軸方向の高さの約半分の高さに位置し、底部2とほぼ平行の第一部と、該第一部からカップ3の開口部6の方向に徐々に上昇する第二部とがある。
【0045】
表面10の第一部と第二部の接点辺りの、表面10より上の位置において、横壁4にスナップ留め用溝11が底部2の平面に垂直に形成される。溝の高さは約2mmを超える。
【0046】
溝11の上方に、該溝と中心を同じくする凸部12が横壁に形成されている。凸部はスナップ留め用溝11に対して垂直で、長さは約3mmである。
【0047】
隆起部9の外部表面には、表面10がカップ3の端部5に最も近づく部分の方を向く、カップ3の底部2に平行な矢印14が付けられる。
【0048】
ハウジング7は、アプリケータ13を受けるように設計されており、当該特定の実施形態においては、アプリケータは、把持部材の端部にその長手方向に沿って毛状の房を取り付けてなるブラシである。
【0049】
鏡15は、ハウジング7の底部の内側表面に接着される。
【0050】
図示した実施形態の容器1は、円形部材の中間要素20を備える。
【0051】
中間要素20は底部21を備える。底部21の周縁端近傍には、スナップ留めでカップ3の孔8に嵌合するように設計されたピン22が取り付けられる。
【0052】
底部21には、突出部23がピン22の反対側に形成されており、これらは、中間要素20をカップ3上に載せたとき、カップ3の横壁4の形状とほぼ一致する。突出部23は図3(B)に詳細に示した。
【0053】
突出部23の、底部21と反対側の表面24の形状は、カップ3の表面10の形状と相補的であり、よって、カップ3に中間部材20を被せると表面24と表面10はぴったり契合する。
【0054】
突出部23の内側表面には、中間要素20でカップ3を閉じたときにカップ3に設けられた凸部12を受けるように設計されたガイド溝25が形成される。このために、溝25は、突出部23の横端部28の一方に開口している。横端部28付近の部分で、溝25の縁はいずれかの方にわずかに狭まり、そこを越えたあとはほぼ平行となる。
【0055】
突出部23のガイド溝25と表面24の間の内側表面には、ガイド溝25と垂直方向に米粒形状のフランジ26が形成されており、該フランジはスナップ留めによってカップ3のスナップ留め用溝11と契合するようにできている。
【0056】
突出部23の外側表面には、表面24が底部21から最も離れる部分の方を向く、底部21に平行な矢印14が付けられる。
【0057】
中間要素20は、底部21の周縁端から離れた位置において底部21の突出部23が突出する方とは反対側に形成された環状スカート部29を備える。
【0058】
環状スカート部29は底部21とともに、例えば口紅などの適用すべき製品を収容するカップ31を受けるように設計されたハウジング30を画定する。カップ31は、ハウジング30内に接着またはスナップ留めすることができる。
【0059】
環状スカート部29の外側表面には、透明の蓋40の内側表面に設けられたねじ山42と協働するように設計されたねじ山32が形成される。
【0060】
中間要素20は、ポリプロピレンを成形して得られる。
【0061】
蓋40は、SANを成形して得られる。
【0062】
当該実施形態による容器の組み立てと操作は、より簡単である。
【0063】
容器を組み立てるには、ピン22を孔8にスナップ留めし、蓋40を中間要素20に螺合する。
【0064】
まずアプリケータ13をハウジング7内に入れたあと、軸Xを中心に中間要素20をカップ3に対して回転動作させ、カップ3の凸部12を要素20の溝25に契合させて閉じる。
このとき、中間要素20は、中間要素20の底部21がカップ3の開口部6の平面から大幅にずれないように、カップ3に対してピボット回転する。
【0065】
このようなピボット回転は、中間要素20のフランジ26がカップ3の溝11にスナップ留めされるまで続く。溝25の深さと凸部12の高さが比較的大きいために、このスナップ留めされた状態では、不可逆的に容器を破損しない限り、容器を閉める動作と反対の動作を行う以外の方法で容器を開けることは不可能である。当該容器が閉状態にあるときの開閉メカニズムの当該構造を図5(B)に詳細に示した。
【0066】
ヒンジ部は、例えば、溝25と凸部12と正反対の位置にある。
【0067】
開けるときには、閉じるときと同様の動作が起こるが、関与しあう部分の一方のもう一方に対する相対的な動作の方向は閉じるときとは逆になり、このことは、表面10と24が相補的なことによるものである。
【0068】
使用者は、容器を開けアプリケータ13を手に取ることができる。次いで、蓋40を回転させて外し、アプリケータ13を使って製品を取り、従来の方法でそれを適用する。もちろん、先に蓋40を外してから、アプリケータの入っているハウジング7を利用するために開口部6を開放することもできる。
【0069】
上述の詳細な説明ではいくつかの本発明の好適な実施形態を説明した。特許請求の範囲に記載された発明の技術思想から逸脱することなく、これらを修正することができることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施形態による容器の分解立体図である。
【図2】 閉状態にある図1の容器を示した図である。
【図3】 図3(A)および(B)は、図1および2の容器の開閉メカニズムを構成する第一および第二構造を詳細に示した図である。
【図4】 図1、2、3(A)および(B)の容器の半分解立体図である。
【図5】 図5(A)および(B)は、図2に示した容器の断面図と、容器が閉位置にあるときの開閉メカニズムを詳細に示した図である。
【符号の簡単な説明】
1 容器
2 底部
3 カップ/第一部分
4 横壁
5 自由端
6 開口部
7 ハウジング
8 孔
9 隆起部
10 表面
11 溝
12 凸部
13 アプリケータ
14 矢印
15 鏡
20 中間要素/第二部分
21 底部
22 ピン
23 突出部
24 表面
25 ガイド溝
26 フランジ
27 矢印
28 横端部
29 環状スカート部
30 ハウジング
31 カップ
32 ねじ山
40 蓋
42 ねじ山
Claims (17)
- 収容するための容器(1)であって、ほぼ円形の部材を少なくとも1つ有し:
a)第一ハウジング(7)を画定する第一部分(3)と;
b)容器が閉状態にあるとき、前記円形部材に垂直な軸Xを中心に第一部分(3)に対してピボット回転し、可逆的に前記第一ハウジングを覆うように設計された第二部分(20)と;
c)i)ピボット回転用機能とは別に、前記軸Xを中心にしたピボット回転以外の第一部分に対する第二部分の動作を大幅に防止する機能を持つ第一ガイド構造(12,25)と、
ii)第一構造がガイド位置にあるとき、第二部分が第一部分に対してピボット回転しないように可逆的に確実に固定されるように設計された第二構造(11,26)と、
を備えた、第一部分と第二部分の連結によって形成された開閉メカニズム(9−12;23−26)とを備え、
第二部分(20)は底部(21)を備え、第一ハウジング(7)の開口部(6)は端部(5)により画定され、端部(5)は全体が底部(21)より下に位置し、第二部分は第二ハウジング(30)を画定し、蓋(40)は第二ハウジングを覆うように第二部分に螺合可能に形成され、第二部分に対して蓋を開く方向が第一部分に対して第二部分を開く方向と反対となるように第二部分および蓋に螺子(32,42)が形成されることを特徴とする容器(1)。 - 第一構造は、第一(または第二)部分に形成された凸部(12)と、該凸部と契合するように設計された、第二(第一)部分に形成された少なくとも1つの溝(25)を備え、これらは前記円形部材と平行であることを特徴とする請求項1に記載の容器(1)。
- 溝(1つまたは複数)(25)を画定する2つの縁は、第二(第一)部分に形成された表面(28)に近づくほど互いに離れていき、容器を閉じたときに凸部(12)が当該溝(または複数の溝の1つ)(25)に契合するように広がっていることを特徴とする請求項2に記載の容器(1)。
- 第二構造(11,26)はスナップ留めによる固定を確実にすることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の容器(1)。
- 第二構造は、第一(第二)部分に形成されたピボット軸Xに平行な溝(11)と、該溝と契合するように設計された、第二(第一)部分に形成されたピボット軸Xに平行なフランジ(26)を備えることを特徴とする請求項4に記載の容器(1)。
- 開閉メカニズムは、第二部分を第一部分に対して第一方向に回転動作させることによってのみ容器を開けられる(または閉じられる)ようにし、第二部分を第一部分に対して該第一方向とは反対の方向に回転させても容器を開けられない(または閉じられない)ようにする手段(9,10,23,24)を具備することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の容器(1)。
- 前記手段は、第一部分に形成された第一要素(9)と、第二部分に形成された第二要素(23)からなり、第一要素は前記円形部材と平行でない第一表面(10)を有し、第二要素は前記円形部材と平行でない第二表面(24)を有し、該第一表面と該第二表面の形状は相補的であり、容器が閉位置にあるとき互いに接合することを特徴とする請求項6に記載の容器(1)。
- 少なくとも開けるための所定の回転方向を示すために、少なくとも1つの矢印(14,27)での表示を設けることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の容器(1)。
- 第一要素(9)および第二要素(23)の一方が、第一構造(12,25)の一部と第二構造(11,26)の一部を備え、他方が第一構造の残りの一部と第二構造の残りの一部を備えることを特徴とする請求項7に記載の容器(1)。
- 第二部分は、第二(または第一)部分に形成されたピン(22)をヒンジとして、第一部分に対してピボット回転可能で、該ピンは、第一(または第二)部分に形成された孔(8)に嵌合するように設計されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の容器(1)。
- 第二ハウジング(30)を覆う前記蓋(40)を取り外さなくとも第一ハウジング(7)を利用することができるような構造であることを特徴とする請求項1に記載の容器(1)。
- 第二ハウジング(30)は、直接的または間接的に、前記製品を収容することを特徴とする請求項1に記載の容器(1)。
- 蓋(40)は透明または半透明であることを特徴とする請求項1に記載の容器(1)。
- 第一ハウジング(7)は、前記製品を適用するための装置(13)を収容することを特徴とする請求項1に記載の容器(1)。
- 第一ハウジング(7)の底部に取り付けられた鏡(15)を内蔵することを特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の容器(1)。
- 各構成要素は、ポリプロピレン、ポリスチレンアクリロニトリル(SAN)から選定された1つ以上の熱可塑性物質を単独で、または、アクリロブタジエンスチレン(ABS)といった少なくとも1つの別の熱可塑性物質と混合して、成形することによって得られることを特徴とする請求項1ないし請求項15のいずれか1項に記載の容器(1)。
- 化粧製品を少なくとも1つ収容するための、請求項1ないし請求項16のいずれか1項に記載の容器(1)の使用方法。
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