JPH0816429B2 - シャッターの非常時脱出機構 - Google Patents

シャッターの非常時脱出機構

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JPH0816429B2
JPH0816429B2 JP27750390A JP27750390A JPH0816429B2 JP H0816429 B2 JPH0816429 B2 JP H0816429B2 JP 27750390 A JP27750390 A JP 27750390A JP 27750390 A JP27750390 A JP 27750390A JP H0816429 B2 JPH0816429 B2 JP H0816429B2
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、左右のガイドレールに沿ってスラットの両
側を摺動自在に嵌め込む構造のシャッターにおける非常
時脱出機構に関する。
(従来の技術) シャッターは、建物開口部やガレージ入口等の上部に
モータまたは手巻により回転される巻芯を取付け、該巻
芯に巻かれたスラットを開口部等の左右に取付けたガイ
ドレールに摺動自在に嵌め込んだ構造を有している。
このようなシャッターにおいて、電動式のものにおい
ては、地震や火災等の非常時のように緊急に脱出する必
要が生じた場合、停電状態であっても脱出可能とするた
め、停電時においては手動が可能となるように構成して
いる。例えば特公平1−37549号においては、停電時に
は電磁ブレーキは不作動状態となるようにして手動によ
りスラットの上げ下げができるようにしている。
(発明が解決しようとする課題) 上述のように、従来の電動式シャッターにおいては、
非常時には手動によりシャッターが上げられるようにし
ているが、手動による巻上には時間がかかり、脱出が遅
れ、急を要する非常時の操作に適していないという問題
点がある。また、手動式のものにおいても、同様に迅速
なシャッター開放ができないという問題点がある。
本発明はこのような背景に基づき、非常時において、
シャッターを迅速に脱出可能な状態にできる構造の非常
時脱出機構を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するため、スラットをガイ
ドする左右のガイドレールのうち、少なくとも一方のガ
イドレールを室内側部材と該室外側部材とに分割して室
外側部材を室内側部材に回動自在に取付け、両部材間に
スラットの側端部が摺動自在に嵌め込まれる構成とし、
前記室内側部材に、前記室外側部材の一部を係止してそ
の室外側への回動を防止する押さえ具を取付けると共
に、該押さえ具を室内側から操作して室外側部材係止位
置から非係止位置に退避させる操作装置を設けたことを
特徴とする。
また、本発明において、前記左右のガイドレールをそ
れぞれ室内側部材と室外側部材に分割して各々に前記押
さえ具を設けると共に、両押さえ具に共通の操作具と、
該操作具の操作により左右の押さえ具を非係止位置に連
動退避させる機構を設けることが好ましい。
(作用) 本発明は、上記構造を有するので、室内側から操作装
置の操作具を操作して押さえ具を室外側部材係止位置か
ら非係止位置に移動させると、押さえ具による室外側部
材の拘束が解かれ、室外側へ回動可能となり、スラット
を室内側から押し開くことができる。左右の押さえ具の
連動機構を設けた場合には、共通の操作具を操作するこ
とにより、左右の室外側部材の押さえ具による拘束が同
時に解かれる。
(実施例) 第1図は本発明によるシャッターの非常時脱出機構の
一実施例を、シャッターの左右のガイドレールの一方に
ついて、ガイドレールの室外側部材を押さえ具による拘
束が解かれた状態で示す横断面図、第2図は同じく室外
側部材が押さえ具により拘束した状態で示す横断面図、
第3図は要部の分解斜視図、第4図はシャッターを室外
側へ押し開いた状態を示す斜視図である。
第1図ないし第4図において、1はスラット、2は左
右のガイドレール、3はスラット1の巻芯を収容したケ
ースであり、電動式の場合は巻芯を回動させるモータが
収容され、手動の場合は手巻式ドラムが収容される。第
1図、第2図に示すように、ガイドレール2は、アルミ
ニウム押し出し型材よりなる室内側部材2aと室外側部材
2bとに分割され、室内側部材2aは、建物開口部の枠(図
示せず)に固定する前記同様の材質でなる固定枠2cと一
体に組み合わされる。室内側部材2aの左右相互の対向面
の室外側には、水平断面形状が略コ字形をなす室外側部
材取付け部4が形成され、該取付け部4内に室外側部材
2bの片側に曲成した抜け止め鍔5aを有する回動基部5が
嵌合され、また、回動基部5の近傍には、室外側部材2b
より室内側にほぼ直角に突出させて形成した位置決め用
突出部6を有する。
7は室外側部材2bの押さえ具であり、該押さえ具7
は、ガイドレール2の構成部材と同様にアルミニウム押
し出し型材からなり、前記室内側部材2a相互の対向面内
に形成された収容部8に室内外方向(第1図に矢印Xで
示す)に移動自在に収容される。該押さえ具7は、前記
室外側部材2bの突出部6に係止させる係止爪7aを有す
る。
9は前記押さえ具7の係止爪7aが室外側部材2bの突出
部6に係止した位置(第2図)から、非係止位置(第1
図)に移動させる操作装置であり、該操作装置は、前記
押さえ具7にねじ等の固定具10により固定された金具11
と、該金具11に固定されたガイドピン12と、該ガイドピ
ン12を摺動自在に貫挿したガイド穴13aを有し、室内側
部材2a内に上下方向のみについて移動自在に挿着された
スライドバー13と、該スライドバー13に固定具14により
固定され、室内側部材2aに設けた縦向きの長穴15に突出
部16aが上下動自在に嵌合された操作具としてのスライ
ドつまみ16とからなる。前記ガイド穴13aは室外側に倒
れた形で傾斜しており、通常時には前記ガイドピン12が
ガイド穴13の上端部に貫挿されている。前記ガイドピン
12を取付けた金具11の室内側の面には、室内側部材2aに
当接させて押さえ具7を室外側へ押圧する板ばね17をね
じ18により取付けている。
このシャッターにおいては、通常はガイドピン12が傾
斜したガイド穴13aの上部に貫挿されて位置しており、
第2図に示すように、押さえ具7は板ばね17の力で室外
側に押圧され、その係止爪7aが室外側部材2bの突出部6
に当接する状態を維持することにより、室外側部材2bを
拘束して外側への回動を防止する。この状態では、スラ
ット1は、その両端部が室内側部材2aと室外側部材2bと
の間に形成される溝部に案内されて上下動する。
このシャッターが電動式である場合、火災や地震等非
常時において、停電等によってシャッター駆動用のモー
タが作動しない場合は、スライドすまみ16に指をかけて
引き上げることにより、スライドバー13を上げ、これに
より、押さえ具7に金具11を介して取付けられているガ
イドピン12に対しガイド穴13aが摺動しながらスライド
バー13が上がるが、ガイド穴13aは室外側に倒れた形で
傾斜しているので、スライドバー13の上昇につれ、ガイ
ド穴13aにガイドピン12が摺接するから、押さえ具7は
板ばね17の弾力に抗して室内側に引き寄せられ(なお、
この時、押さえ具7は自重により持ち上がらないが、必
要に応じて押さえ具の持ち上がりを防止するストッパを
室内側部材2aに設けておいても良い)、押さえ具7の係
止爪7aが室外側部材2bの突出部6から外れ、室外側部材
2bの押さえ具7による拘束が解かれる。この状態でスラ
ット1を室内側から押せば、室外側部材2bはスラット1
に押されて第1図の2点鎖線aから実線bに矢印cで示
すように回動し、第4図に示すように、スラット1を外
側に開くことができる。
このように、スライドつまみ16を上げる操作だけでワ
ンタッチでスラット1を押し開くことができ、非常に迅
速な脱出が行なえる。
第5図は本発明の操作装置の他の例を室内側から見た
図、第6図、第7図はそれぞれそのガイドレールの平面
図および第5図のA−A断面図であり、非常時の操作を
簡略化するため、1個のハンドル21を操作することによ
って左右の室外側部材2bが押さえ具7から同時に解放さ
れるように操作装置を構成したものである。この実施例
のものは、左右のスライドバー13の上部に、ねじ等の固
定具22により、上端を水平に曲成したフック23を室内側
部材2aから上方に突出させて取付け、ケース内のアング
ル20の左右のガイドレール2上に位置する個所に、フッ
ク23の蹴り上げ金具27の取付け金具24をねじ等の固定具
25により取付け、該取付け金具24に設けた軸26を中心と
して蹴り上げ金具27を回動自在に取付ける。該蹴り上げ
金具27は、前記フック23に係合させる係合部27aを有す
るもので、該蹴り上げ金具27はばね28により常時第5図
の矢印B方向に付勢しておき、蹴り上げ金具27がフック
23に係合しない位置にあるようにしておく。また、左右
の蹴り上げ金具27の間をそれぞれワイヤロープ30で接続
し、前記ハンドル21とワイヤロープ30とをワイヤロープ
31で接続し、該ワイヤロープ31を、前記アングル20に固
定したワイヤロープ方向変換用部品32の開口部32aに通
している。
この実施例において、ハンドル21を把持して矢印dの
ように引張れば、ワイヤロープ30が矢印eのように引か
れ、左右の蹴り上げ金具27がばね28の力に抗して反B方
向に回動するから、係合部27aが上がり、フック23の下
面に係合部27aが当接してこれをスライドバー13と共に
矢印fのように押し上げるから、前記のように、室外側
部材2bの突出部6から押さえ具7の係止爪7aが外れ、ス
ラット1を押し開くことができる。
このように、1個のハンドル21の操作でスラット1を
開くことができるようにすれば、スラット1の解放がよ
り迅速化される。また、このように1個のハンドル21の
操作でスラット1が解放できるようにする構成は、シャ
ッターを取付ける開口部等の室内側の片側に嵌め殺し戸
があり、他方に引戸があるため、前記スライドつまみ16
等がガイドレール2に取付けられない場合に特に有効で
ある。なお、ハンドル21は一方のガイドレール2に設け
てその動きをワイヤロープやシーブ、リンク等を介して
他方のスライドバー13に伝達するようにしても良い。
以上本発明を実施例により説明したが、本発明を実施
する場合、室外側部材2aの拘束は、例えばロッド状のも
ので行なうようにしても良く、また、左右のガイドレー
ルの片側のみに本発明の構造を採用する等、本発明の要
旨を逸脱しない範囲において、ガイドレール2、その室
内側部材2a、室外側部材2b、押さえ具7、操作装置9等
の具体的形状やこれらの組合わせ等について、上記実施
例に限らず、種々の変更、付加が可能である。
(発明の効果) 請求項1によれば、スラットの左右端部の少なくとも
一方の室外側の面に対応するガイドレール室外側部材を
室内側部材に対して回動できるようにし、非常時には操
作装置を操作することにより、押さえ具による室外側部
材の拘束を解き、スラットが押し開けるようにしたの
で、操作がワンタッチとなり、従来のように、非常時に
おいても手動でスラットを巻き上げる場合に比較し、シ
ャッター解放を迅速化できる。また、地震等によりスラ
ットが変形したような場合にも、ガイドレールの室外側
部材が開くことにより、脱出可能な状態となり、安全性
が高まる。
請求項2によれば、1つの操作具の操作で左右のスラ
ットの左右の端部の室外側への拘束が解かれるようにし
たので、非常時の操作がより簡単になり、より迅速に対
応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるシャッターの非常時脱出機構の一
実施例を、シャッターの左右のガイドレールの一方につ
いて、ガイドレールの室外側部材の押さえ具による拘束
が解かれた状態で示す横断面図、第2図は同じく室外側
部材が押さえ具により拘束された状態で示す横断面図、
第3図は本実施例の要部の分解斜視図、第4図はスラッ
トを室外側へ押し開いた状態を示す斜視図、第5図は本
発明の他の実施例を室内側より見た図、第6図は該実施
例の一方のガイドレールの平面図、第7図は第5図のA
−A断面図である。 1:スラット、2:ガイドレール、2a:室内側部材、2b:室外
側部材、6:突出部、7:押さえ具、9:操作装置、11:金
具、12:ガイドピン、13:スライドバー、13a:ガイド穴、
16:スライドつまみ、17:板ばね、21:ハンドル、23:フッ
ク、27:蹴り上げ金具、27a:係合部、28:ばね、30、31:
ワイヤロープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スラットをガイドする左右のガイドレール
    のうち、少なくとも一方のガイドレールを室内側部材と
    該室外側部材とに分割して室外側部材を室内側部材に回
    動自在に取付け、両部材間にスラットの側端部が摺動自
    在に嵌め込まれる構成とし、前記室内側部材に、前記室
    外側部材の一部を係止してその室外側への回動を防止す
    る押さえ具を取付けると共に、該押さえ具を室内側から
    操作して室外側部材係止位置から非係止位置に退避させ
    る操作装置を設けたことを特徴とするシャッターの非常
    時脱出機構。
  2. 【請求項2】前記左右のガイドレールをそれぞれ室内側
    部材と室外側部材に分割して各々に前記押さえ具を設け
    ると共に、両押さえ具に共通の操作具と、該操作具の操
    作により左右の押さえ具を非係止位置に連動退避させる
    機構を設けたことを特徴とする請求項1記載のシャッタ
    ーの非常時脱出機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9576028B2 (en) 2011-05-02 2017-02-21 Ab Initio Technology Llc Managing data queries

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