JP2560423Y2 - グリルシャッターの持ち上げ防止装置 - Google Patents

グリルシャッターの持ち上げ防止装置

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JP2560423Y2
JP2560423Y2 JP8327492U JP8327492U JP2560423Y2 JP 2560423 Y2 JP2560423 Y2 JP 2560423Y2 JP 8327492 U JP8327492 U JP 8327492U JP 8327492 U JP8327492 U JP 8327492U JP 2560423 Y2 JP2560423 Y2 JP 2560423Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、閉鎖時におけるグリル
シャッターの持ち上げによる上昇を防止する持ち上げ防
止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】グリルシャッターは、中空なパイプなど
の棒状のシャッター部材をリンクを介して互いに連結
し、グリル状のシャッターカーテンを構成したもので、
前記シャッター部材の端部を垂直な一対のガイドレール
に沿わせて昇降させることでこのカーテンを開閉するよ
うになっている。このシャッターカーテンの閉鎖時にお
ける施錠は、カーテンを開閉(昇降)させる電動モータ
に内蔵されているブレーキ機構で行われるようになって
おり、カーテンを巻き取る巻取軸の回転を抑止し、カー
テンが容易に上昇しないようにされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のグリルシャッターは、建物開口を閉鎖している
状態において、各シャッター部材をリンク板を介して互
いに連結した構造であるため、シャッターカーテンに手
をかけて持ち上げると、各シャッター部材の端部を案内
するガイドレール内、およびこれに連結されるシャッタ
ーケース内での遊びによって、リンクが屈折し、カーテ
ンが上昇してしまうという問題が発生する。
【0004】特に、シャッターケース内では巻取軸とガ
イドレール上端との間に、カーテンの巻取しろを確保す
るため相当の間隔があけられており、シャッターを降ろ
した状態(閉鎖状態)では最大の自由な距離があり、こ
の閉鎖状態のグリルシャッターを強く持ち上げると、前
述のようにブレーキ機構が働いていても、容易に1m以
上持ち上げられることがあり、シャッターケース内での
故障の原因となるばかりでなく、防犯上、問題である。
【0005】そこで本考案は、上記問題点を解消するた
めに、シャッターカーテンが閉鎖した状態で、このカー
テンを持ち上げた際に、シャッター部材の上昇を防止す
ることができるグリルシャッターの持ち上げ防止装置を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施例に対応する図1乃至図4を参
照して説明する。この発明のグリルシャッターの持ち上
げ防止装置は、棒状のシャッター部材7をリンク8を介
して互いに連続した構成のシャッターカーテン5の持ち
上げによる上昇を阻止するようにしたグリルシャッター
1の持ち上げ防止装置12において、前記リンク8に固
定される板状の部材であって、板面に係合孔16が形成
された規制部材15と、前記シャッターカーテン5の全
閉時に前記規制部材15と対向するとともに、該規制部
材15が上方より進入する開口部19を有したハウジン
グ13と、前記ハウジング13に対し回動自在に設けら
れているとともに、前記ハウジング13の開口部19内
に側方より突出し、前記規制部材15の片15aの下端
に当接する一方の係合片30bと、該一方の係合片30
bの上部に位置し、前記開口部19に対し、側方より進
退自在とされるとともに、前記規制部材15の係合孔1
6に嵌挿される他方の係合片30aとを有した施錠部材
30と、前記施錠部材30の他方の係合片30aを前記
規制部材15の係合孔16から抜脱する方向に常に付勢
させる解錠付勢部材35と、前記施錠部材30の他方の
係合片30bが、前記規制部材15の係合孔16に嵌挿
した際に、前記解錠付勢部材35の付勢力に抗して前記
施錠部材30の嵌挿状態を保持するラッチ部材40と、
前記ラッチ部材40と連動連結され、前記ラッチ部材4
0による前記施錠部材30の保持状態を解除する解除手
段50とを具備したことを特徴としている。
【0007】
【作用】シャッターカーテン5が全閉状態となると、こ
のカーテン5のリンク8に設けられた規制部材15は、
ハウジング13の開口部19内に上方より進入する。規
制部材15は、その下端が施錠部材30の一方の係合片
30bと当接するとともに、解錠付勢部材35の付勢力
に抗して、この一方の係合片30bを下方に押圧し、施
錠部材30を回動させる。すると、施錠部材30の他方
の係合片30aが前記開口部19内に突出し、前記規制
部材15の係合孔16内に嵌挿する。同時に、ラッチ部
材40が働き、前記施錠部材30と規制部材15との嵌
挿状態を保持する。これにより、シャッターカーテン5
は、閉鎖状態での持ち上げによる上昇が阻止される。
【0008】また、シャッターカーテン5を開口する際
には、解除手段50が作動し、前記ラッチ部材40によ
る施錠部材30の保持状態が解除され、前記施錠部材3
0が解除付勢部材35の付勢力により規制部材15の係
合孔16から施錠部材30の他方の係合片30aが退出
し、すなわち、嵌挿状態が解除され、シャッターカーテ
ン5は開放が行われる。
【0009】
【実施例】図1は本考案による持ち上げ防止装置が設け
られるグリルシャッターの概略正面図、図2は図1にお
けるII−II線断面図である。図1に示すように、グリル
シャッター1は、建物の開口部等の上縁にシャッターケ
ース2が水平に設けられている。そして、図2に示すよ
うにシャッターケース2内に設けられている巻取軸3を
同ケース内に配設されている電動モータ4によって回動
させ、この巻取軸3に連結されたシャッターカーテン5
を巻き上げまたは巻き戻しして昇降させるとともに、図
1で示すシャッターケース2の下縁に接続され、前記建
物の開口部の両端縁に設けられた一対のガイドレール
6,6によって、シャッターカーテン5の昇降が案内さ
れる。
【0010】シャッターカーテン5は、中空パイプ等の
棒状の部材より構成されたシャッター部材7を、おのお
の互いに所定ピッチとなるようにリンク8で連結した構
造で、シャッター部材7の両端部が、前記一対のガイド
レール6,6内に挿入されて上下の移動が案内されるよ
うになっている。
【0011】また、シャッターケース2の下縁の前記一
対のガイドレール6,6間には、前記シャッターカーテ
ン5が出入りするスリット状の開口部が設けられてい
る。そして、この開口部には、一対のまぐさ9,10が
長手方向にそって設けられている。これらまぐさ9,1
0の一方のまぐさ10の上方には、湾曲形状の戸当たり
11が配設され、前記シャッターカーテン5の出入り
(昇降)を案内するようになっている。
【0012】また、他方のまぐさ9の上部には、前記戸
当たり11に対向して、持ち上げ防止装置12が配設さ
れている。なお、本実施例の持ち上げ防止装置12は、
図2に示すように、前述したシャッターケース2内の巻
取軸3に近いまぐさ9の上部とされ、シャッターカーテ
ン5が最降下の状態、すなわち全閉状態での位置に対応
して設けられている。すなわち、この持ち上げ防止装置
12は、シャッターカーテン5が全て巻き取られている
状態でのシャッターケース2内の位置(図2中左斜めの
二点鎖線)から、このカーテン5が下降した全閉状態で
のシャッターケース2内の位置(図2中右斜めの二点鎖
線)までを境界線とするシャッターカーテン5の移動領
域の外に設けられている。
【0013】さて次に、持ち上げ防止装置12の詳細を
説明する。図3は、持ち上げ防止装置の概略斜視図であ
り、図に示すように、持ち上げ防止装置12は、ハウジ
ング13と、持ち上げ防止装置本体14と、規制部材1
5とで大略構成されている。
【0014】まず、ハウジング13は、図2で示すまぐ
さ9の上部に所定角度、本実施例においては、図2およ
び図5に示すように、対向する前記戸当たり11方向へ
仰角となるように、傾斜部材60を介して所定角度θを
有して固定されている。この角度θは、図2で示すシャ
ッターカーテン5が最下降した時の巻取軸3からガイド
レール6の上端までのシャッターカーテン5の傾斜(図
2中右斜めの二点鎖線)と持ち上げ防止装置本体14を
平行にする角度である。
【0015】このハウジング13は、図3に示すよう
に、断面略L字形状に形成され、基板13aには、前記
持ち上げ防止装置本体14が固定される。また、基板1
3aに対して直交する直立板13bには、後述する施錠
部材30が突出するスリット17が穿設されている。そ
して、直立板13bの外方には、直立板13bと同方向
に直立する一対のガイド板18,18が、ハウジング1
3に対して一体になるように固定され、直立板13bと
の間で上方に開口する開口部19を形成している。
【0016】次に、持ち上げ防止装置本体14は、図4
の分解斜視図に示すように、前記ハウジング13に固定
される左右の固定金具20,21を基部とし、施錠部材
30と、ラッチ部材40と、ソレノイド50とによって
概略構成されている。
【0017】左右固定金具20,21は、それぞれ略L
字形状に形成され、互いに直立した面を向き合わせた状
態で配設され、水平な面を図示しないネジ等の固定手段
によって前記ハウジング13の基板13aに固定されて
いる。
【0018】なお、この左右固定金具20,21には、
各固定金具20,21間を所定間隔に保つ円筒形状のス
ペーサ22a,22b,22cが3箇所に配設され、各
固定金具20,21は、スペーサ22a,22b,22
cを介してネジ23等で固定されている。
【0019】施錠部材30は、前記ハウジング13の直
立板13bに形成されたスリット17より突出する上下
一対の係合片30a,30bを有する略コ字形状に形成
されている。そして、下部の一方の係合片30bの基部
には、施錠部材30の回動中心となる回動軸31が設け
られ、上部の他方の係合片30aの基部には、上下の係
合片30a,30bと相反する向きに延出するラッチ片
30cが一体に設けられている。また、ラッチ片30c
の中程には、右固定金具21方向に延出する付勢レバー
32が配設されている。
【0020】そして、施錠部材30は、左右固定金具2
0,21に穿設された軸穴20a,21aに回動軸31
を挿通して左右固定金具20,21に保持される。ま
た、付勢レバー32は、右固定金具21に穿設された、
付勢レバー32の軌跡の形状の長孔21bに遊嵌され
る。また、この施錠部材30は、図5に示すように、上
部および下部のスペーサ22a,22bによって、施錠
部材30の回動が所定角度に規制されている。
【0021】さらに、付勢レバー32と、前記上部のス
ペーサ22aより右固定金具21の外側に延出する係合
ピン33との間には、ネジ34により、右固定金具21
に取り付けられた解錠付勢部材としてのねじりコイルバ
ネ35が取り付けられ、該ねじりコイルバネ35の各バ
ネ端35a,35bは、それぞれ係合ピン33と付勢レ
バー32とに係合している。つまり、施錠部材30は、
ねじりコイルバネ35によって付勢レバー32が下方向
に付勢されるので、常に下係合片30bを上方に向ける
方向に回動するように付勢されている。
【0022】次に、ラッチ部材40は、上下方向を長尺
とする左右保持片41,42を基部とし、これら左右保
持片41,42の上部に、前記施錠部材30のラッチ片
30cと当接するローラ43が回動自在に保持された構
成となっている。また、左右保持片41,42の下部に
は、左右に突出する回動軸44が設けられている。そし
て、このラッチ部材40は、回動軸44を左右固定金具
20,21に穿設された軸穴20c,21cに挿通する
ことにより、左右固定金具20,21に回動自在に保持
される。
【0023】また、ラッチ部材40の左保持片41に
は、上方向に延出する解除レバー41aが一体に設けら
れ、この解除レバー41aの中程には、小片41bが突
設されている。この小片41bは、左固定金具20の上
部に設けられた切欠き部20dより左固定金具20の外
側に突出する。さらに、小片41bには、左固定金具2
0に穿設された施錠部材30の軸穴20aの上部に螺合
されたネジ45に一端が取り付けられたコイルバネ46
の他端が連結されている。これにより、ラッチ部材40
は、回動軸44を中心として、ローラ43を常に施錠部
材30方向に付勢された状態で左右固定金具20,21
に保持される。
【0024】次に、解除手段としてのソレノイド50
は、図3で示すハウジング13の直立板13bに固定さ
れている。このソレノイド50に挿通される作動杆51
の先端には、動作レバー52が取り付けられている。そ
して、作動杆51には、動作レバー52とソレノイド5
0との間にコイルバネ53が巻回され、作動杆51は、
常にソレノイド50から外方に突出する方向に付勢され
ている。
【0025】動作レバー52は、前述した左右固定金具
20,21の上縁に突設された貫通孔20e,21eに
挿通されるとともに、その先端が左固定金具20より延
出するように設けられている。そして、この動作レバー
52は、その先端に孔52aが穿設され、前述した左固
定金具20の上端で、前記切欠き部20dの上部に配設
された取付け金具24に、軸54を介して回動自在に設
けられた操作板55と、操作突起55aを介して連動連
結されている。
【0026】なお、操作板55には、前記切欠き部20
dを介して左右固定金具20,21間に延出する切換え
レバー55bが一体に形成され、前述したラッチ部材4
0の解除レバー41aと当接するようになっている。
【0027】かくして、ソレノイド50が通電される
と、作動杆51がソレノイド50内に引き込まれ、動作
レバー52を介して操作突起55aを有する操作板55
を回動させるとともに、切換えレバー55bを、図4中
矢印A方向に作動させる。
【0028】次に、規制部材15は、図3に示すよう
に、略コ字形状に形成されている。長片15aの板面の
中央部分には、長孔形状の貫通した係合孔16が形成さ
れている。また、基端となる短片15bは、図1で示す
シャッターカーテン5が最降下した時、すなわち、全閉
状態の時に、シャッターケース2内に位置するリンク
8、すなわち、前記ハウジング13が固定された位置に
対応するリンク8の側面に固定されている。そして、シ
ャッターカーテン5の下降に伴って、この規制部材15
の前記長片15aは、前記ハウジング13の直立板13
bとガイド板18との間に形成された開口部19に挿入
される。
【0029】以下、上記構成の持ち上げ防止装置12の
動作について、図5(a),(b)の動作図を参照して
説明する。まず、シャッターカーテン5が全開している
状態、および昇降作動時には、図5(a)に示すよう
に、シャッターカーテン5は、ハウジング13のガイド
板18から離れた軌道を通って降下する。この際、持ち
上げ防止装置本体14の施錠部材30は、ねじりコイル
バネ35のバネ力によって、図中矢印B方向に付勢さ
れ、下係合片30bのみを開口部19内に突出した状態
で停止している。また、上係合片30aは、ハウジング
13の内側に収納され、開口部19内には突出していな
い。
【0030】また、ラッチ部材40は、ローラ43が施
錠部材30のラッチ片30cに押圧され、施錠部材30
より後方へ遠ざけられている。なお、このラッチ部材4
0は、コイルバネ46によって、図中矢印C方向に付勢
されている。
【0031】次に、図5(b)に示すように、シャッタ
ーカーテン5が最降下、すなわち、全閉状態となると、
シャッターカーテン5は、その移動軌跡がガイド板18
に最も近づくとともに、シャッターカーテン5を構成す
るリンク8に取り付けられた規制部材15の長片15a
が、ガイド板18と直立板13bとの間の開口部19に
上方より進入する。
【0032】すると、規制部材15の長片15aの下端
は、開口部19内に突出している施錠部材30の下係合
片30bに当接し、下係合片30bを下方向に押圧す
る。そして、施錠部材30は、ねじりコイルバネ35の
付勢方向(図5(b)中矢印B’方向)に抗する方向
(図中反時計回り)に回動する。この、施錠部材30の
回動に伴って、上係合片30aは、ハウジング13のス
リット17から前記開口部19内に突出し、規制部材1
5の長片15aに設けられた係合孔16に嵌挿する。
【0033】同時に、ラッチ部材40は、ローラ43が
施錠部材30のラッチ片30cにより後方に退られると
ともに、コイルバネ46の付勢力(図中矢印C’方向)
に従ってラッチ片30cの下側に移動する。そして、ラ
ッチ部材40は、左保持片41に設けられた解除レバー
41aが、ソレノイド50に連通する前記操作板55の
切換えレバー55bに当接した位置に停止する。
【0034】このラッチ部材40の停止位置において、
ラッチ部材40の回動軸44の中心とローラ43の回動
中心を結ぶ図5(b)中二点鎖線で示す線Lと、施錠部
材30のラッチ片30cとローラ43との接点における
施錠部材30が回動する方向(図中矢印B’)とが同一
線上となるように設定されている。すなわち、ラッチ部
材40が施錠部材30の回動を規制するので、施錠部材
30は、図5(b)の状態で停止し、規制部材15をハ
ウジング13との開口部19内で保持し、すなわち施錠
状態となる。
【0035】これにより、シャッターカーテン5は、持
ち上げによる上昇が不可能となり、シャッターケース2
内にシャッター部材7が進入して故障となったり、防犯
を確保できる。
【0036】また、シャッターカーテン5を上記のよう
な全閉状態から開放する際には、シャッターカーテン5
の上昇動作開始と同時に、ソレノイド50を通電させる
ことにより、前記操作板55が回動し、切換えレバー5
5bをコイルバネ46の付勢力に抗して図5(b)で示
す矢印D方向に移動させるので、ラッチ部材40の解除
レバー41aが同方向に移動して、各機構が図5(a)
の状態に戻り、規制部材15の施錠が解除されシャッタ
ーカーテン5は上昇する。
【0037】従って、このように構成されたグリルシャ
ッター1の持ち上げ防止装置12では、シャッターカー
テン5の最下降時における閉鎖状態において、シャッタ
ーカーテン5の出入口部分のまぐさ9上部に設けられた
ハウジング13と、ハウジング13に固定された持ち上
げ防止装置本体14により、シャッターカーテン5を構
成するリンク8に取り付けられた規制部材15が施錠状
態とされるので、シャッターカーテン5に手を掛けて持
ち上げても、リンク8がシャッターケース2内で持ち上
がって屈曲することがなく、上昇を確実に阻止させるの
で、シャッターカーテン5が容易に持ち上げられること
がなくなり、シャッターケース2内での故障や、この持
ち上げによるグリルシャッター1の防犯を確保できる。
【0038】なお、上述した実施例において、持ち上げ
防止装置12は、シャッターケース2内のまぐさ10上
部に配設した例について述べたが、この位置に限らず、
シャッターカーテン5の軌跡に対応する位置で、このシ
ャッターカーテン5の昇降の際に支承のない場所、例え
ば、ガイドレール6内や、シャッターケース2の下側に
設けられた筐体内等に配設されていても同様の効果を得
ることができる。
【0039】また、持ち上げ防止装置12は、シャッタ
ーカーテン2のリンク8の軌跡に対応した位置に配設さ
れていればよく、例えば、各リンク8に対応させて複数
箇所に設けたり、任意のリンク8一箇所に設けてもよ
い。
【0040】
【考案の効果】以上説明したように本考案によるグリル
シャッターの持ち上げ防止装置は、シャッターカーテン
の最下降時における閉鎖状態において、シャッターカー
テンの軌跡の近傍に設けられたハウジングと、該ハウジ
ングに固定された持ち上げ防止装置本体により、シャッ
ターカーテンを構成するリンクに取り付けられた規制部
材が施錠状態とされるので、シャッターカーテンに手を
掛けて持ち上げても、リンクが持ち上がって屈曲するこ
とがなく、すなわち、シャッターカーテンの上昇を確実
に阻止させるので、シャッターカーテンが容易に持ち上
げられることがなくなり、シャッターカーテンの収容部
内での故障や、この持ち上げによるグリルシャッターの
防犯を確保できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるグリルシャッターの持ち上げ防止
装置が設けられるグリルシャッターの概略正面図。
【図2】図1におけるII−II線断面図。
【図3】本考案による持ち上げ防止装置の一実施例をあ
らわす概略斜視図。
【図4】同実施例による持ち上げ防止装置の持ち上げ防
止装置本体をあらわす分解斜視図。
【図5】(a)同実施例における持ち上げ防止装置の動
作をあらわす側断面図。 (b)同実施例における持ち上げ防止装置の動作をあら
わす側断面図。
【符号の説明】
1…グリルシャッター、5…シャッターカーテン、7…
シャッター部材、8…リンク、12…持ち上げ防止装
置、13…ハウジング、15…規制部材、15a…長
片、16…係合孔、19…開口部、30…施錠部材、3
0a…上係合片、30b…下係合片、35…ねじりコイ
ルバネ、40…ラッチ部材、50…ソレノイド。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状のシャッター部材をリンクを介して
    互いに連続した構成のシャッターカーテンの持ち上げに
    よる上昇を阻止するようにしたグリルシャッターの持ち
    上げ防止装置において、 前記リンクに固定される板状の部材であって、板面に係
    合孔が形成された規制部材と、 前記シャッターカーテンの全閉時に前記規制部材と対向
    するとともに、該規制部材が上方より進入する開口部を
    有したハウジングと、 前記ハウジングに対し回動自在に設けられているととも
    に、前記ハウジングの開口部内に側方より突出し、前記
    規制部材の片の下端に当接する一方の係合片と、該一方
    の係合片の上部に位置し、前記開口部に対し、側方より
    進退自在とされるとともに、前記規制部材の係合孔に嵌
    挿される他方の係合片とを有した施錠部材と、 前記施錠部材の他方の係合片を前記規制部材の係合孔か
    ら抜脱する方向に常に付勢させる解錠付勢部材と、 前記施錠部材の他方の係合片が、前記規制部材の係合孔
    に嵌挿した際に、前記解錠付勢部材の付勢力に抗して前
    記施錠部材の嵌挿状態を保持するラッチ部材と、 前記ラッチ部材と連動連結され、前記ラッチ部材による
    前記施錠部材の保持状態を解除する解除手段と、 を具備したことを特徴とするグリルシャッターの持ち上
    げ防止装置。
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