JP3077641B2 - シャッター用施錠装置 - Google Patents

シャッター用施錠装置

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JP3077641B2 JP09247092A JP24709297A JP3077641B2 JP 3077641 B2 JP3077641 B2 JP 3077641B2 JP 09247092 A JP09247092 A JP 09247092A JP 24709297 A JP24709297 A JP 24709297A JP 3077641 B2 JP3077641 B2 JP 3077641B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のシャッター
部材が上下方向に連結されて構成されるシャッターカー
テンが、その左右両側縁をガイドレールに案内され昇降
するシャッター装置に備えられるシャッター用施錠装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物の開口部などに配設されるシャッタ
ー装置は、一般に上方に収納部を備え、この収納部から
シャッターカーテンが下降して、建物開口部を閉鎖する
構成となっている。そして、この閉鎖状態を保つよう
に、シャッターカーテンには施錠装置が設けられてい
る。
【0003】従来、このシャッター用施錠装置は、軽量
シャッターに採用される施錠装置では、シャッターカー
テンの高さ方向の中途位置に設けられており、鍵等を用
いることで、シャッターカーテンを構成するスラット部
材の左右両端から係合片をそれぞれ突出させ、ガイドレ
ール内に設けられる凹溝内に嵌入させ、これにより施錠
を行うものであった。
【0004】また、窓用シャッターに採用される施錠装
置では、シャッターカーテンの最下縁を構成する座板部
分に、上記同様の施錠装置を設けた構成とされるととも
に、座板部分に、シャッターカーテンの昇降方向と同方
向に摺動可能な機構を内蔵させ、窓下枠に座板が着地す
ると、その摺動と同時に、座板の左右両端より係合片を
突出させ、この係合片をガイドレール内にて係合状態と
するような構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシャッター用施錠装置では、前者の施錠装置に
よると、シャッターカーテンの閉鎖と同時に施錠される
ように、すなわち自動で施錠される構成ではなく、シャ
ッターカーテンの閉鎖後に、手動により施錠操作を行わ
なければならない欠点を有している。
【0006】また、後者の施錠装置では、施錠状態を解
錠状態とする際に、解錠装置の位置が最下縁に位置して
いることから、目視しづらく、また、その解錠操作が、
しゃがむことで行うこととなり、煩雑な作業となる欠点
を有している。
【0007】さらに、この後者の施錠装置によれば、昇
降方向と同方向の摺動機構が必要なことから、シャッタ
ーカーテンの高さ方向の中途位置に配設させることが困
難である欠点を有している。
【0008】また、これら施錠装置によると、構造が複
雑であり、部品点数なども多いことから、容易に製作す
ることができず、また動作も複雑であることから、簡素
な構造の施錠装置が望まれていた。
【0009】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、シャッターカーテンを閉鎖と同時に自動的に施錠
が行えるとともに、解錠の操作が容易であり、簡素な機
構で確実な施錠を行うことのできるシャッター用施錠装
置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。この発明のシャッター用施錠装置1は、複
数のシャッター部材2が上下方向に連結されて構成され
るシャッターカーテン3が、その左右両側縁をガイドレ
ール17に案内され昇降するシャッター装置に備えられ
るシャッター用施錠装置において、短冊板状に形成さ
れ、少なくとも前記シャッターカーテン3の収納部側と
なる一方の長尺な縁部が他のシャッター部材2に連結さ
れ、前記シャッターカーテン3を構成するスラット本体
4と、前記スラット本体4の一方の面4aに沿って配設
されるとともに、前記シャッターカーテン3の移動端側
となる一方の縁が前記スラット本体4に軸支されて、前
記シャッターカーテン3の収納部側となる他方の縁の揺
動端側が前記一方の面4aに対して進退方向に揺動自在
とされる揺動板9と、前記揺動板9の前記スラット本体
4の一方の面4aに対向する面と反対の面9aに対し突
出して配設されるとともに、該揺動板9の揺動端に近接
し、かつ前記ガイドレール17に近接した位置に配設さ
れるラッチ片13と、前記スラット本体4の一方の面4
aに突出形成され、前記揺動板9の揺動範囲を規制する
規制片5と、前記ガイドレール17に設けられ、前記シ
ャッターカーテン3の閉鎖時に前記ラッチ片13が係合
される係合部16と、を具備することを特徴としてい
る。
【0011】また、この発明のシャッター用施錠装置1
は、複数のシャッター部材2が上下方向に連結されて構
成されるシャッターカーテン3が、その左右両側縁をガ
イドレール17に案内され昇降するシャッター装置に備
えられるシャッター用施錠装置において、前記シャッタ
ーカーテン3を構成し、少なくとも上縁部が他のシャッ
ター部材2に連結されている左右方向に長尺な短冊板状
に形成されたスラット本体4と、前記スラット本体4の
一方の面4aに沿って配設されるとともに、下縁が前記
スラット本体4に軸支されて、上縁の揺動端側が前記一
方の面4aに対して進退方向に揺動自在とされる揺動板
9と、前記揺動板9の前記スラット本体4の一方の面4
aに対向する面と反対の面9aに対し突出して配設され
るとともに、該揺動板9の揺動端に近接し、かつ前記ガ
イドレール17に近接した位置に配設されるラッチ片1
3と、前記スラット本体4の一方の面4aに突出形成さ
れ、前記揺動板9の揺動範囲を規制する規制片5と、前
記ガイドレール17に設けられ、前記シャッターカーテ
ン3の閉鎖時に前記ラッチ片13が係合される係合部1
6と、を具備することを特徴としている。
【0012】
【0013】なお、前記揺動板9には、前記スラット本
体4の一方の面4aに対向する面と反対の面に対し突出
するとともに、該揺動板9の長手方向に沿って形成され
る手掛け片11が設けられている構成としてもよく、さ
らには、前記ラッチ片13が前記揺動板9の端部に配設
され、前記ガイドレール17内を移動自在とされるとと
もに、前記係合部16が前記ガイドレール17の案内溝
内に設けられる構成としてもよい。
【0014】また、前記揺動板9と、前記スラット本体
4の一方の面4aとの間に、付勢部材20を介設し、前
記スラット本体4の一方の面4aに対し、前記揺動板9
が突出する付勢力が備えられる構成としてもよい。
【0015】このような構成により、シャッターカーテ
ン3が移動して、シャッターカーテン3が閉鎖状態とな
ると、同時に揺動板9の揺動により、ガイドレール17
に設けられている係合部16に、ラッチ片13が係合
し、施錠状態となる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるシャッター用
施錠装置の実施の形態を示す概略斜視図、図2〜4は同
シャッター用施錠装置の動作を示す平断面図と側断面図
である。
【0017】本実施の形態のシャッター用施錠装置1
は、シャッター部材としての左右方向に長尺な短冊板状
に形成されているスラット2が上下各縁のカール部2
a,2bを介して上下方向に連結させて構成されている
シャッターカーテン3の閉鎖時における高さ方向の中途
部分、例えば閉鎖時における下縁から120cmなどの
高さの位置に配設され、上下のスラット2と連結される
構成となっている。
【0018】なお、本実施の形態では、シャッターカー
テン3が建物開口の上部に収容されて、下降することで
建物の開口を閉鎖するシャッター装置にシャッター用施
錠装置1が配設される例として説明する。
【0019】このシャッター用施錠装置1は、スラット
本体4と、揺動板9と、ラッチ片13と、係合部16と
で大略構成されている。
【0020】まず、スラット本体4は、図1に示すよう
に、前記スラット2と略同様に形成された左右方向に長
尺な短冊形状に形成されているとともに、上下方向にや
や湾曲した板状に形成され、屋内側となる一方の面4a
における上縁近傍に、鉤状に先端縁が下向きに屈曲形成
された規制片5が、この一方の面4aに対して突出しス
ラット本体4の長手方向に沿って連続して設けられてお
り、この規制片5とスラット本体4とで断面略L字状に
形成されている。
【0021】また、このスラット本体4の上縁及び下縁
には、それぞれ連結カール部6,7が長手方向に沿って
連続形成されている。
【0022】さらにスラット本体4の一方の面4aにお
ける下縁近傍には、下連結カール部7に沿って、上向き
にスリット状の開口部分を有した断面略C字状に形成さ
れる軸支部8が、このスラット本体4の長手方向に連続
して設けられている。
【0023】次に、揺動板9は、前記スラット本体4の
湾曲した板面に略沿うように、やや湾曲した板状部材よ
りなり、このスラット本体4よりやや短尺な短冊板状に
形成されている。
【0024】また、この揺動板9の下縁は、断面略円形
に膨出形成され軸部10とされており、また、上縁近傍
の一方の面9aには、この面9aに対して垂直に突出す
る略水平な手掛け片11が形成されている。
【0025】なお、この揺動板9の上端縁は、手掛け片
11の基端より上方向に条状に突出形成され係止部12
とされている。
【0026】そして、この揺動板9は、下縁の軸部10
が、前記スラット本体4の一方の面4aにおける下縁近
傍の軸支部8に嵌入され、この軸部10を中心に上縁側
が揺動端となって、スラット本体4の一方の面4aに対
して進退する方向に揺動自在とされ、このスラット本体
4の一方の面4aに対向する面と反対の方向に手掛け片
11が突出するように取り付けられるとともに、この揺
動板9の係止部12がスラット本体4の規制片5の鉤状
先端縁に当接するようになり、この規制片5の鉤状先端
縁と、スラット本体4の一方の面4aとの間の範囲内を
揺動自在となるよう取り付けられている。
【0027】次に、ラッチ片13は、略三角形状に形成
される板状部よりなるラッチ部14と、このラッチ部1
4の基端に延設される矩形板状の取付基部15とで構成
され、これらラッチ部14と取付基部15とで直交した
略L字状に屈曲形成されている。
【0028】そして、このラッチ片13は、図1に示す
ように、取付基部15が前記揺動板9の端部にネジやリ
ベットなどの固定手段にて固定され、この端部より延出
し、ラッチ部14がスラット本体4における端部に近接
する位置となるように設けられるとともに、揺動板9の
手掛け片11の突出する方向と同方向にラッチ部14が
突出するように設けられる。
【0029】なお、取り付けられた状態のラッチ片13
のラッチ部14は、揺動板9の揺動端側となる上縁側の
突出量が大きくなる略三角形状とされる。すなわち、こ
のラッチ片13により、揺動板9の重心位置が、下縁の
軸部10に対して離れ、かつ揺動板9の板面9aに対し
て離れた位置となり、この揺動板9が、下縁の軸部10
を中心として、常にスラット本体4の一方の面4aより
離れる方向に傾倒されるようになっている。
【0030】次に、係合部16は、シャッターカーテン
3の昇降移動を案内する断面略コ字形状のガイドレール
17の中途、すなわち垂直に立設されるガイドレール1
7の高さ方向の中途位置に設けられるとともに、屋内側
となる一方の側面板17aに位置して設けられており、
本実施の形態では図1に示すように、矩形状の貫通した
穴よりなる。
【0031】なお、このガイドレール17は、本実施の
形態では、図1に示すように、別体構成とされている断
面略コ字状の外枠材18が取り付けられるように、一方
の側面板17aの外側に取付片19が形成され、図2に
示すように、一体構造となる。
【0032】次に、上述した構成のシャッター用施錠装
置1の動作について説明する。
【0033】まず、シャッターカーテン3が開放状態か
ら閉鎖状態となり、シャッターカーテン3がガイドレー
ル17に沿って下降する際には、図2(a)(b)に示
すように、ラッチ片13のラッチ部14先端が、ガイド
レール17の案内溝内における一方の側板17aの内面
を摺接状態とされて移動する。
【0034】次に、シャッターカーテン3がさらに下降
して、シャッターカーテン3の下縁が下枠等に着地し、
閉鎖状態となると、同時に、図3(a)(b)に示すよ
うに、揺動板9が揺動し、ガイドレール4内にて、ラッ
チ片13のラッチ部14が、自重によって傾倒し揺動し
て係合部16の穴内に進入する。
【0035】これにより、ラッチ片13と係合部16と
は係合状態となり、すなわち施錠状態となる。
【0036】この施錠状態においては、外部(屋外)よ
りシャッターカーテン3に手を掛けて持ち上げようとし
ても、ラッチ片13がガイドレール17の係合部16内
に進入し係合状態であることから、シャッターカーテン
3の開放は不可能となる。
【0037】次に、この施錠状態を解き、シャッターカ
ーテン3を閉鎖状態から開放状態とする際には、手を、
この施錠装置1の揺動板9に突設された手掛け片11に
下から掛けるとともに、ややこの揺動板9を押動して、
揺動板9の板面をスラット本体4の一方の面4aに当接
状態とさせる(図4(a)(b)参照)。
【0038】これにより、ラッチ片13は、係合部16
の穴から後退し、互いの係合が解かれ、すなわち、解錠
状態となる。
【0039】そして、手掛け片11に掛けた手を上方に
上げることで、シャッターカーテン3は開放されること
となる。
【0040】なお、シャッターカーテン3は建物開口の
上方に配設される収納部(図示せず)内に巻き取られる
ことで開放となり、この巻回状態で収納されるようにな
っているが、図5に示すように、この巻回状態におい
て、揺動板9は、その自重によりラッチ片13とともに
スラット本体4の一方の面4aに沿うように突出状態か
ら後退することとなり、その巻回状態を妨げることはな
い。
【0041】従ってこのように構成されたシャッター用
施錠装置1では、シャッターカーテン3を閉鎖と同時
に、ラッチ片13が係合部16と係合状態となって、施
錠状態となるので、シャッターカーテン3の閉鎖が行わ
れると自動的に施錠状態とすることができ、煩雑な施錠
操作を行わなくてもよいこととなる。
【0042】また、この施錠状態を解錠し、シャッター
カーテン3を開放する操作も、鍵などを用いた特別な操
作をすることなく、手掛け片11に手を掛け、揺動板9
を軽く押すような操作を行うのみで、ラッチ片13と係
合片16との係合状態が解かれ、すなわち解錠状態とす
ることができ、かつ、そのまま手掛け片11に掛けた手
を上げることで、シャッターカーテン3を上昇させるこ
とが行えるので、施錠装置1の解錠は簡単な操作とな
り、同時にシャッターカーテン3を上昇させる操作を連
続して行うことが可能となる。
【0043】さらに、解錠操作を行うための手掛け片1
1がシャッターカーテン3の略全幅にわたって形成され
ていることから、このシャッターカーテン3に対しての
幅方向のどの位置においても解錠操作を行うことが可能
となり、これにより、緊急時においても慌てることなく
解錠を行え、シャッターカーテン3を開放させることが
可能となる。
【0044】また、このシャッター用施錠装置1によれ
ば、複雑な機構がなく、スラット本体4に対して揺動す
る揺動板9と、この揺動板9に設けられたラッチ片13
と、ラッチ片13に係合する係合部16と、という簡素
な構成で実現でき、製作が容易なものとなるとともに、
廉価に得られ、また、メンテナンスが容易なものとな
る。
【0045】なお、上述した実施の形態では、スラット
本体4に断面C字状の軸支部8を形成し、揺動板9の下
縁に軸部10を形成して、互いを揺動自在に連結させた
構成について述べたが、これら軸支部8と軸部10との
構成は、スラット本体4に対して揺動板9が揺動自在と
なる構成であれば、これに限ることはない。
【0046】また、上述した実施の形態では、スラット
本体4に対して揺動自在な揺動板9を、特にバネなどの
付勢部材を設けた構成とせず、ラッチ片13とによる自
重による揺動にて、施錠状態とする構造の例について述
べたが、図6に示すように、スラット本体4の一方の面
4aと揺動板9との間に圧縮コイルバネや板バネなどの
付勢部材20を介設させ、スラット本体4に対して揺動
板9及びラッチ片13が常に突出する付勢力を備えた構
成としてもよい。
【0047】この付勢部材20を備えた構成とすれば、
揺動板9とラッチ片13との自重によらず、突出する付
勢力を有する構成であり、シャッターカーテン3の閉鎖
と同時に施錠を行える構成であることから、このシャッ
ターカーテン3の移動方向を限定することがなく、すな
わち、建物開口の下部にシャッターカーテン3が収容さ
れて上昇することで閉鎖となる引き上げ式シャッター装
置や、左右方向にシャッターカーテン3が移動して開閉
する横引きシャッター装置にも適用が可能であり、これ
らの構造のシャッター装置であっても上記効果を得るこ
とができる。この場合、スラット本体4に揺動自在に設
けられる揺動板9は、その軸支部分(10)をシャッタ
ーカーテン3の移動端側に設け、揺動端をシャッターカ
ーテン3の収納部側とする構造とする。
【0048】さらに、上述した実施の形態では、揺動板
9に手掛け片11を設け、この手掛け片11にてシャッ
ターカーテン3の上昇を行えるよう構成した例について
述べたが、図7に示すように、揺動板9の形状を略一枚
板状に形成し、スラット本体4の上縁近傍に形成した上
記規制片5を、手掛け片11として兼用させる構成とし
てもよい。
【0049】また、この図7に示すように、揺動板9の
軸支部分(8,10)を、スラット本体4の一方の面4
aにおける中途位置に配設する構造としてもよく、この
場合スラット本体4の下縁近傍に、シャッターカーテン
3の下降操作用としての手掛け片11’を突設させる構
造としてもよい。なお、この場合もラッチ片13は、揺
動板9の端部に設ける構成とし、好ましくは、この揺動
板9の揺動端に近接する位置とさせる。
【0050】さらに、図8に示すように、スラット本体
4の一方の面4aにおける中途位置に片状部材21を突
設させ、シャッターカーテン3の下降及び上昇を行うた
めの手掛け片11と、揺動板9の規制片5とを兼用させ
る構造とさせてもよい。
【0051】また、上述した実施の形態では、ラッチ片
13を揺動板9と別体構成として互いを固定させる構成
とした例について述べたが、図9に示すように、揺動板
9の端部に、この揺動板9と一体に形成されるようにラ
ッチ片13を形成し設ける構成としてもよい。この場
合、部品点数が削減でき、製造し易い効果を得られる。
【0052】さらに、シャッターカーテン3の昇降時
に、ラッチ片13がガイドレール17内を摺接状態とな
る例について述べたが、図10に示すように、このラッ
チ片13のラッチ部14先端に転動ローラ21を設ける
よう構成してもよい。この場合、ガイドレール17内に
て、ラッチ片13は、この転動ローラ21が転動して接
触することとなり、シャッターカーテン3の昇降時に摺
接音を発生させてしまうことがなく、また、その昇降移
動をスムーズなものとすることが可能となる。
【0053】また、上述した実施の形態では、ラッチ片
13が係合する係合部16を、ガイドレール17に穿設
した矩形状の穴として構成した例について述べたが、図
11に示すように、略三角柱形状のブロック部材を係合
部16とし、ガイドレール17内の一方の側面に突設さ
せるように設ける(図11(b)参照)構成としてもよ
い。
【0054】この場合、図11(a)に示すように、ガ
イドレール17の一方の側面17aに垂直方向にやや長
尺に形成される固定穴22を穿設し、この固定穴22の
範囲内を上下方向に微調整が可能となるよう係合部16
をネジなどの固定手段23にて固定させる構成とするこ
とで、ラッチ片13に対する係合部16の高さ方向の位
置調整を行うことが可能となる。
【0055】また、この構成によれば、ラッチ片13の
スラット本体4に対する取付状態を常に突出状態で構成
でき、図11(c)に示すように、ラッチ片13の先端
がガイドレール17内面を摺接しない状態で構成できる
こととなる。そして、上述した実施の形態と異なり、ラ
ッチ片13の係合状態を外部より視認できない構成を得
ることができるので、施錠装置1として好ましいものと
なる。
【0056】さらに、上記のような突出構成の係合部1
6としては、図12に示すような、斜面部を有したブロ
ック状の係合部16をガイドレール17に外側より嵌め
込むことで設ける構成としてもよい。この係合部16
も、上記同様に上下方向にやや長尺な固定穴22を穿設
しネジなどの固定手段23にて固定させることで、高さ
方向の微調整を行うことが可能となる。
【0057】また、上述した実施の形態では、ラッチ片
13の先端のラッチ部14を矩形穴状の係合部16に進
入させることで係合状態とし施錠状態とする例について
述べたが、図13に示すように、ラッチ片13の先端の
形状を櫛歯状に所定間隔毎の複数の凸部で構成させ、ま
た、係合部16となる穴を、これら凸部の間隔毎と略同
間隔となるように複数の穴よりなる係合部16を設けて
構成し、すなわち互いに多段構造として互いの係合状態
を噛合状態とさせる構成としてもよい。
【0058】この場合、図13に示すように、ガイドレ
ール17と別体のブラケット24に複数穴よりなる係合
部16を形成し、ガイドレール17の内面に固定させる
構造としてもよく、また、図14に示すように、ガイド
レール17の一方の側面17aに複数の穴を穿設して係
合部16を構成させてもよい。なお、好ましくは、ラッ
チ片13の先端の各凸部の数より、係合部16を構成す
る穴の数を多く設定する構成が良く、これによれば、ラ
ッチ片13が何れかの穴(係合部16)に確実に係合で
き、施錠を行うことが可能となる。
【0059】さらに、上述した実施の形態では、ラッチ
片13がガイドレール17内を移動するようスラット本
体4に対する端部に設け、係合部16をガイドレール1
7内に設ける構成について述べたが、図15に示すよう
に、ラッチ片13をガイドレール17外の位置となるよ
うに設け、係合部16をガイドレール17の外側に配設
させる構成としてもよい。この場合、ラッチ片13は、
ガイドレール17に最も近接する位置とし、係合部16
は略三角柱形状とする。これによれば、既存のシャッタ
ー装置に対して、本発明の施錠装置1を構成するスラッ
ト本体4をシャッターカーテン3に連結させ、ガイドレ
ール17は交換させる工事を行うことなく、後付け加工
にて係合部16を増設させれば、施錠装置1を構成させ
ることが可能となる。なお、この例の場合、ラッチ片1
3は、手掛け片11と兼用でき、すなわち揺動板9に突
設形成される手掛け片11の端部をラッチ片13として
用いる構成としてもよい。
【0060】また、上述した実施の形態では、シャッタ
ーカーテン3の閉鎖時における高さ方向の中途部分とな
る高さ位置に、施錠装置1を連結し構成する例について
述べたが、シャッターカーテン3の最下端となるエンド
スラットをスラット本体4として構成してもよく、この
場合、シャッターカーテン3を開放しようとする操作者
の自然な操作、すなわち、建物の開口部分を閉鎖してい
る開閉体であるシャッターカーテン3の端部である最下
縁を持って開放しようとする操作となり、シャッターカ
ーテン3の開放操作を簡単でより自然なものとすること
が可能となる。このことから、非常時にシャッターカー
テン3を開放しようとする場合に、その操作が、建物の
開口部分を開放しようとする心理的にも自然な動作とな
り、かつ、重量物に対して下から持ち上げようとする心
理的行動とも一致し、すなわち、この操作が解錠操作と
なり、かつシャッターカーテンの開放操作となるもので
ある。
【0061】さらに、本発明のシャッター用施錠装置1
は、シャッターカーテン3の左右両端縁に位置するよう
一対で構成してもよく、この場合施錠効果をさらに向上
させることが可能となる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるシャッ
ター用施錠装置では、シャッターカーテンを閉鎖と同時
に、ラッチ片が係合部と係合状態となって、施錠状態と
なるので、シャッターカーテンの閉鎖が行われると自動
的に施錠状態とすることができ、煩雑な施錠操作を行わ
なくてもよいという効果を得られる。
【0063】また、この施錠状態を解錠し、シャッター
カーテンを開放する操作も、鍵などを用いた特別な操作
をすることなく、揺動板を軽く押すような操作を行うの
みで、ラッチ片と係合片との係合状態が解かれ、すなわ
ち解錠状態とすることができ、この揺動板に手掛け片が
設けられる構成であれば、この手掛け片に掛けた手をシ
ャッターカーテンの開放方向に移動させることで、シャ
ッターカーテンを開放させることが行えるので、施錠装
置の解錠は簡単な操作となり、同時にシャッターカーテ
ンを開放させる操作を連続して行うことが可能となる効
果を得られる。
【0064】さらに、揺動板及びこの揺動板に形成され
る手掛け片を、シャッターカーテンの左右幅方向に例え
ば略全通して設けることで、シャッターカーテンに対し
ての幅方向のどの位置においても解錠操作を行うことが
可能となり、これにより、緊急時においても慌てること
なく解錠を行え、シャッターカーテンを開放させること
が可能となる。
【0065】また、このシャッター用施錠装置によれ
ば、複雑な機構がなく、スラット本体に対して揺動する
揺動板と、この揺動板に設けられたラッチ片と、ラッチ
片に係合する係合部と、という簡素な構成で実現でき、
製作が容易なものとなる効果を得られるとともに、廉価
に得ることができ、また、構造が簡素であることからメ
ンテナンスが容易なものとなる効果を得られる。
【0066】さらに、ラッチ片が揺動板の端部に配設さ
れ、ガイドレール内を移動自在とされるとともに、係合
部がガイドレール内に設けられる構成とすることで、省
スペース化の図られた施錠装置を得ることが可能とな
る。
【0067】また、このシャッター用施錠装置を、シャ
ッターカーテンの最下端や最上端となるエンドスラット
をスラット本体として構成した場合には、シャッターカ
ーテンを開放しようとする操作者の自然な操作、すなわ
ち、建物の開口部分を閉鎖している開閉体であるシャッ
ターカーテンの端部である最下縁や最上縁を持って開放
しようとする操作となり、シャッターカーテンの開放操
作を簡単でより自然なものとすることが可能となる。こ
のことから、非常時にシャッターカーテンを開放しよう
とする場合に、その操作が、建物の開口部分を開放しよ
うとする心理的にも自然な動作となり、かつ、最下端の
場合には重量物に対して下から持ち上げようとする心理
的行動とも一致し、すなわち、この操作が解錠操作とな
り、かつシャッターカーテンの開放操作となるものであ
る。
【0068】さらに、スラット本体の一方の面と揺動板
との間に付勢部材を介設させ、スラット本体に対して揺
動板が常に突出する付勢力を備えた構成とすれば、建物
開口の下部にシャッターカーテンが収容されて上昇する
ことで閉鎖となる引き上げ式シャッター装置や、左右方
向にシャッターカーテンが移動して開閉する横引きシャ
ッター装置にも適用が可能であり、これら種々の構造の
シャッター装置に対しても上記効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシャッター用施錠装置の実施の形
態を示す概略斜視図
【図2】(a)同シャッター用施錠装置の動作を示す平
断面図 (b)同シャッター用施錠装置の動作を示す側断面図
【図3】(a)同シャッター用施錠装置の動作を示す平
断面図 (b)同シャッター用施錠装置の動作を示す側断面図
【図4】(a)同シャッター用施錠装置の動作を示す平
断面図 (b)同シャッター用施錠装置の動作を示す側断面図
【図5】同シャッター用施錠装置の収納状態を示す概略
側面図
【図6】他の実施の形態のシャッター用施錠装置のスラ
ット本体側の側断面図
【図7】他の実施の形態のシャッター用施錠装置のスラ
ット本体側の側断面図
【図8】他の実施の形態のシャッター用施錠装置のスラ
ット本体側の側断面図
【図9】他の実施の形態のシャッター用施錠装置のスラ
ット本体側の斜視図
【図10】他の実施の形態のシャッター用施錠装置のス
ラット本体側の斜視図
【図11】(a)他の実施の形態のシャッター用施錠装
置の係合部の斜視図 (b)同ガイドレールの平断面図 (c)同平断面図
【図12】他の実施の形態のシャッター用施錠装置の係
合部の斜視図
【図13】他の実施の形態のシャッター用施錠装置の概
略斜視図
【図14】他の実施の形態のシャッター用施錠装置の概
略斜視図
【図15】他の実施の形態のシャッター用施錠装置の斜
視図
【符号の説明】
1…シャッター用施錠装置 2…シャッター部材(スラット) 3…シャッターカーテン 4…スラット本体 4a…一方の面 5…規制片 9…揺動板 11…手掛け片 13…ラッチ片 16…係合部 17…ガイドレール 20…付勢部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/90 E05B 65/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシャッター部材が連結されて構成
    されるシャッターカーテンが、その両側縁をガイドレー
    ルに案内され移動するシャッター装置に備えられるシャ
    ッター用施錠装置において、 短冊板状に形成され、少なくとも前記シャッターカーテ
    ンの収納部側となる一方の長尺な縁部が他のシャッター
    部材に連結され、前記シャッターカーテンを構成するス
    ラット本体と、 前記スラット本体の一方の面に沿って配設されるととも
    に、前記シャッターカーテンの移動端側となる一方の縁
    が前記スラット本体に軸支されて、前記シャッターカー
    テンの収納部側となる他方の縁の揺動端側が前記一方の
    面に対して進退方向に揺動自在とされる揺動板と、 前記揺動板の前記スラット本体の一方の面に対向する面
    と反対の面に対し突出して配設されるとともに、該揺動
    板の揺動端に近接し、かつ前記ガイドレールに近接した
    位置に配設されるラッチ片と、 前記スラット本体の一方の面に突出形成され、前記揺動
    板の揺動範囲を規制する規制片と、 前記ガイドレールに設けられ、前記シャッターカーテン
    の閉鎖時に前記ラッチ片が係合される係合部と、 を具備することを特徴とするシャッター用施錠装置。
  2. 【請求項2】 複数のシャッター部材が上下方向に連結
    されて構成されるシャッターカーテンが、その左右両側
    縁をガイドレールに案内されて昇降し、下降により開口
    部を閉鎖するシャッター装置に備えられるシャッター用
    施錠装置において、 前記シャッターカーテンを構成し、少なくとも上縁部が
    他のシャッター部材に連結されている左右方向に長尺な
    短冊板状に形成されたスラット本体と、 前記スラット本体の一方の面に沿って配設されるととも
    に、下縁が前記スラット本体に軸支されて、上縁の揺動
    端側が前記一方の面に対して進退方向に揺動自在とされ
    る揺動板と、 前記揺動板の前記スラット本体の一方の面に対向する面
    と反対の面に対し突出して配設されるとともに、該揺動
    板の揺動端に近接し、かつ前記ガイドレールに近接した
    位置に配設されるラッチ片と、 前記スラット本体の一方の面に突出形成され、前記揺動
    板の揺動範囲を規制する規制片と、 前記ガイドレールに設けられ、前記シャッターカーテン
    の閉鎖時に前記ラッチ片が係合される係合部と、 を具備することを特徴とするシャッター用施錠装置。
  3. 【請求項3】 前記揺動板には、前記スラット本体の一
    方の面に対向する面と反対の面に対し突出するととも
    に、該揺動板の長手方向に沿って形成される手掛け片が
    設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    のシャッター用施錠装置。
  4. 【請求項4】 前記ラッチ片が前記揺動板の端部に配設
    され、前記ガイドレール内を移動自在とされるととも
    に、前記係合部が前記ガイドレールの案内溝内に設けら
    れることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記
    載のシャッター用施錠装置。
  5. 【請求項5】 前記揺動板と、前記スラット本体の一方
    の面との間には、付勢部材が介設され、前記スラット本
    体の一方の面に対し、前記揺動板が突出する付勢力を備
    えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記
    載のシャッター用施錠装置。
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