JP3453948B2 - シャッター用スラットのガイド部材 - Google Patents

シャッター用スラットのガイド部材

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JP3453948B2 JP24624395A JP24624395A JP3453948B2 JP 3453948 B2 JP3453948 B2 JP 3453948B2 JP 24624395 A JP24624395 A JP 24624395A JP 24624395 A JP24624395 A JP 24624395A JP 3453948 B2 JP3453948 B2 JP 3453948B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、住宅などの建物の
開口部である窓部に配設される窓シャッターにおけるシ
ャッターカーテンを構成するシャッター用スラットのガ
イド部材に関するものである。 【0002】 【従来の技術】住宅などの建築物の開口部分である窓部
に配設される窓シャッターは、窓部の左右側部に垂直に
配設される一対のガイドレール間をシャッターカーテン
がその左右側縁を支持されて昇降するようになってい
る。 【0003】このシャッターカーテンは、左右方向に長
尺な短冊形状の複数のスラットで構成されており、各ス
ラットは上下縁に形成されている連結部にて互いに連結
された構造となっており、このシャッターカーテンの最
下端に位置するボトムスラットには、前記窓部の上縁に
配設される収納部内に、このシャッターカーテンを巻取
収納する際、シャッターカーテンが全て巻き取られ、収
納部内に収納されてしまわないように、ストッパが突設
されている。 【0004】このストッパは、実開平2−123599
号公報に開示されている巻き込み防止構造などが知られ
ており、この巻き込み防止構造は、ボトムスラットの表
裏いずれか一方の面に、ストッパを複数突設するととも
に、収納部のまぐさにストッパ受けを設けた構造とさ
れ、シャッターカーテンを上昇させ全開状態としたとき
に、ボトムスラットのストッパがストッパ受けに係合
し、シャッターカーテンが巻き込まれないようになって
いるものである。 【0005】また、上記のようなボトムスラットの板面
に突設されるストッパを、このボトムスラットの左右両
端近傍にそれぞれ設け、ガイドレールのガイド溝内への
スラット端部の挿入長さを略一定とさせ、シャッターカ
ーテンの昇降時におけるスラット端部の左右幅方向の揺
れ等を規制し、昇降移動を略垂直としスムーズに行うよ
うにした構成などもある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のストッパが設けられるボトムスラットは、窓部
の下縁枠に当接する座板部材であり、水切の機能を付加
させるために、断面逆T字状に形成され、略水平な当接
板が設けられており、この当接板のみはスラットとして
の左右長さより短尺に形成されるとともに、ガイドレー
ルガイド溝の幅長よりも大きい幅長に形成され、垂直な
スラット部がガイドレールのガイド溝内に挿入されるこ
とから、当接板のみが突出した状態となり、すなわち、
この当接板の長手(幅)方向左右両端面がガイドレール
より外方に突出した状態で昇降が行われることとなり、
この端面が切断面であることから、危険であるという問
題があった。 【0007】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、シャッターカーテンの収納部への巻込みを防止す
るとともに、シャッターカーテンの昇降時のガイドとな
り、かつ、スラットの端面を覆い隠すことの可能なシャ
ッター用スラットのガイド部材を提供することを目的と
している。 【0008】 【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。この発明のシャッター用スラットのガイド
部材14は、シャッターカーテン31を構成する左右に
長尺な短冊状のスラット1の左右端部1aにおける端面
の形状の一部と略同一形状の凹溝20,24が本体15
の少なくとも側部16b,16cに形成されるととも
に、前記スラット1の表裏いずれか一方の面2b(2
c)より水平方向に突設される当接部28が前記本体1
5と一体に形成されてなり、前記スラット1の長手方向
端部1aの一部を覆うように前記凹溝20,24を嵌着
させて取り付けられ、前記シャッターカーテン31の左
右側縁部31aを支持し昇降を案内するガイドレール3
2のガイド溝33開口縁部34に前記当接部28が摺接
することを特徴としている。 【0009】 【発明の実施の形態】図1は本発明によるシャッター用
スラットのガイド部材の実施の形態を示す分解斜視図、
図2は同正面図と側断面図である。 【0010】まず、本発明のガイド部材14が設けられ
るシャッター用スラットとしてのボトムスラット1につ
いて説明する。 【0011】このボトムスラット1は、アルミなどの合
金を素材とし、図1及び図4に示すように、左右幅方向
に長尺な短冊状の垂直部2と水平部7とを備えた断面略
逆T字状に形成され、シャッターカーテン31を構成す
る複数のスラットの最下端に位置するスラットである。 【0012】このボトムスラット1の垂直部2の上縁に
は、カール状の連結部3が形成され、他のスラットの下
縁連結部(図示せず)に連結されて、このスラットに対
して吊下されるようになっている。 【0013】また、この垂直部2の屋内側となる一方の
面2aには、左右長手方向に連続する溝4が上下一対形
成され、この溝4に沿って図示しない施錠機構などが配
設される。 【0014】なお、この溝4の開口4aは垂直部2の一
方の面2aに面一となるように形成され、溝奥部4bが
屋外側となる他方の面2b側に、膨出するように形成さ
れる。そして、この他方の面2bにおける溝4の外側下
部4cと水平部7との間に、凹溝状の嵌合部5が形成さ
れる。この嵌合部5の開口上縁には、係合片6が突設さ
れている。 【0015】また、このボトムスラット1の水平部7に
は、屋内I側上面7a、及び屋外O側下面7bの各端縁
に、凸条8,9が長手方向に沿って形成されているとと
もに、水平部下面7bの略中央に、垂下リブ10が各凸
状8,9と平行に沿うように鉛直方向に延出して形成さ
れている。 【0016】さらに、このボトムスラット水平部7の長
手方向左右両端縁には、切欠部11,12が形成されて
いる。この切欠部は、図4に示すように、屋内I側及び
屋外O側の両側にそれぞれ形成され、略垂直部2のみが
スラット端部1aにおいて突出するようになっている。 【0017】すなわち、この切欠部11,12によっ
て、水平部7は、その長手方向の長さが垂直部2よりも
短尺に形成されており、垂直部2が左右ガイドレール3
2のガイド溝底35間の間隔長さに略設定され、水平部
7が左右ガイドレール32のガイド溝33開口縁部34
間の間隔長さに略設定されている。なお、本実施の形態
においては、図4(b)に示すように、屋外O側の切欠
長さが大きく設定され、屋内I側の水平部7より屋外O
側の水平部7がやや短尺とされている。 【0018】なお、このボトムスラット1の水平部7
は、垂直部2に対し、屋外O側が下方にやや傾斜するよ
うに形成されている。 【0019】次に、ガイド部材14は、ナイロン樹脂な
どの耐摩耗性の良好な樹脂材料より形成され、本体15
と、当接部28とで構成されている。 【0020】このガイド部材14の本体15は、図1及
び図3に示すように、略水平な基部16と、垂直な支持
部22とで略逆T字状に形成されている。 【0021】まず、基部16は、下面16aの屋外O及
び屋内I側となる前後両端縁に、垂下方向に延出する延
出部17,18が一対形成されているとともに、各延出
部17,18を連結するリブ19が各部間に設けられて
いる。 【0022】そして、この基部16の側部としての左右
両側面16b,16cには、前述したボトムスラット1
の左右両端縁部1aにおける水平部7屋外O側半部の端
面形状と同一形状の凹溝20、すなわち、ボトムスラッ
ト水平部7の屋外O側と、屋外側下面7bの凸条9、及
び水平部下面7bの垂下リブ10との略コ字状の断面形
状と同一形状の凹溝20が形成されている。 【0023】なお、この凹溝20は、図3(a)に示す
ように、屋外O側となる前半部が、基部16を幅方向に
貫通して形成されるのではなく、両側面16b,16c
から同等長さ(深さ)となるように形成され、中央の衝
合板21にて仕切られ、また、凹溝20の後半部(屋内
側)は、基部16の幅方向に貫通し基部16の上面16
d側を開放形成されている。 【0024】また、支持部22には、屋内I側となる一
方の面22aに左右幅方向に延出する翼部23が形成さ
れるとともに、この支持部22と翼部23との接続部分
の上縁に凹溝24が形成されている。 【0025】この翼部23は、図3(a)に示すよう
に、断面略コ字状に形成され、前記ボトムスラット1の
屋外O側の嵌合部5に嵌入される形状とされるととも
に、開口形成されている外側すなわち屋内I側の中央
に、図3(b)の示すように、ネジ孔25が穿設された
リブ部26が形成されている。なお、この翼部23の開
口側は、上下縁とリブ部26とで略エ字状の垂直面27
とされ、ボトムスラット1の他方の面2bに当接するよ
うになっている。 【0026】次に、当接部28は、前記本体15の支持
部22の上縁より屋外O側の水平方向に延出するよう
に、この本体15と一体に形成されている。この当接部
28は、略矩形な板状に形成され、下面28aと支持部
22の屋外O側となる他方の面22bとの間に、支持リ
ブ29が設けられている。なお、この当接部28は、本
体15の支持部22に対する基部16の突出長さより、
十分に長く延出されるよう設定される。 【0027】そして、上記ガイド部材14は、前述した
ボトムスラット1に取り付けられる。その取り付けは、
ボトムスラット1の長手方向端部1aにおける屋外O側
の水平部7と凸部9、及び垂下リブ10を、ガイド部材
14の凹溝20に嵌着させ、また翼部23を嵌合部5内
に嵌入させ、この嵌合部5の係合片6を翼部23の凹溝
24内に嵌入させて、ボトムスラット1の一方の面2a
より貫通するネジ30などの固定手段を翼部23のネジ
孔25に螺着させて固定させる。 【0028】固定された状態では、図2に示すように、
水平部7の屋外O側切欠部12の端面が、ガイド部材1
4の本体15の凹溝20内衝合板21に当接した状態と
なり、この水平部7の端面が覆われ、また、翼部23が
嵌合部5内に嵌入して開口側垂直面27がボトムスラッ
ト1の他方の面2bと対向し、この翼部23の一方の側
端がボトムスラット垂直部2の端面と面一とされ、さら
に、ガイド部材14の当接部28がボトムスラット1の
端縁よりやや内方に位置して他方の面2bより水平方向
に突出するようになる。 【0029】なお、このガイド部材14は、本体15の
側面に形成される凹溝20が、本体15の左右側面16
b,16cにそれぞれ形成され、すなわち左右対称形状
となっていることから、ボトムスラット1の左右両端部
1aにそれぞれ取り付けられ共用できるようになってい
る。 【0030】従ってこのように構成されたシャッター用
スラットのガイド部材14では、ボトムスラット1の長
手方向の左右両端における各端部1aに、この端部1a
の一部である水平部7の屋外O側を覆うように取り付け
られるので、ボトムスラット1の端部1aの切断端面が
表出せず、危険性がなくなることとなる。 【0031】また、このガイド部材14は、当接部28
が設けられ、この当接部28がボトムスラット1の他方
の面2bである屋外O側の面に対し水平方向に突出され
ることとなるので、このボトムスラット1を具備するシ
ャッターカーテン31の昇降時に、シャッターカーテン
31の側縁部31aを支持するガイドレール32のガイ
ド溝33開口縁部34と、この当接部28が摺接するこ
ととなり、シャッターカーテン31の昇降の際の左右幅
方向の振れなどが防止され、垂直な昇降移動の案内とさ
れることとなる。 【0032】さらに、このガイド部材14は、当接部2
8がボトムスラット1より突出していることから、シャ
ッターカーテン31の巻き取り時に、この当接部28が
シャッターカーテン収納部(図示せず)の進入口にて係
合し、収納部内にこのシャッターカーテン31を巻き込
んでしまうことがない。 【0033】なお、上述した実施の形態では、ガイド部
材14を取り付けるスラットをボトムスラット1とさせ
た例について述べたが、このガイド部材14の取り付け
られるスラットは、ボトムスラットに限ることがなく、
シャッターカーテン31を構成する他のスラットに取り
付ける構成としてもよい。この場合、ガイド部材14
は、その取り付けられるスラットの端面の形状と同一な
形状とする凹溝20を形成させ、取り付ける構造とな
る。 【0034】また、上述した実施の形態では、ガイド部
材14の当接部28が、ボトムスラット1の屋外O側に
延出するように構成されているが、屋内I側の一方の面
2aより突出する構成としてもよい。 【0035】 【発明の効果】以上説明したように本発明によるシャッ
ター用スラットのガイド部材では、シャッターカーテン
を構成するスラットの長手方向の左右両端における各端
部に、この端部の一部を覆うように取り付けられるの
で、スラットの端部の切断端面が表出せず、危険性がな
くなり、安全なシャッターを構成することができるとい
う効果がある。 【0036】また、このガイド部材では、当接部が設け
られ、この当接部がスラットの表裏いずれか一方の面に
対し水平方向に突出されることとなるので、このスラッ
トを具備するシャッターカーテンの昇降時に、シャッタ
ーカーテンの側縁部を支持するガイドレールのガイド溝
開口縁部と、この当接部が摺接することとなり、シャッ
ターカーテンの昇降の際の左右幅方向の振れなどが防止
され、垂直な昇降移動の案内とされるという効果があ
る。 【0037】さらに、このガイド部材は、当接部がスラ
ットより突出していることから、シャッターカーテンの
巻き取り時に、この当接部がシャッターカーテン収納部
の進入口にて係合することとなり、収納部内にこのシャ
ッターカーテンを巻き込んでしまうことがないという効
果がある。 【0038】また、このガイド部材によれば、スラット
に取り付けられる位置が、ガイドレールに摺接する端部
であることから、シャッター全体の見栄えが良くなると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明によるシャッター用スラットのガイド部
材の実施の形態を示す分解斜視図 【図2】(a)同ガイド部材をスラットに取り付けた状
態の正面図 (b)同側断面図 【図3】(a)同ガイド部材の側面図 (b)同背面図 【図4】(a)同ガイド部材が取り付けられるスラット
の側断面図 (b)同底面図 【符号の説明】 1…スラット(ボトムスラット) 1a…端部 2a,2b…面 14…ガイド部材 15…本体 16b,16c…側部(側面) 20,24…凹溝 28…当接部 31…シャッターカーテン 31a…側縁部 32…ガイドレール 33…ガイド溝 34…開口縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−98195(JP,U) 実開 昭60−129493(JP,U) 実開 昭49−83841(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/17 E06B 9/58 E06B 9/80

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 シャッターカーテンを構成する左右に長
    尺な短冊状のスラットの左右端部における端面の形状の
    一部と略同一形状の凹溝が本体の少なくとも側部に形成
    されるとともに、前記スラットの表裏いずれか一方の面
    より水平方向に突設される当接部が前記本体と一体に形
    成されてなり、前記スラットの長手方向端部の一部を覆
    うように前記凹溝を嵌着させて取り付けられ、前記シャ
    ッターカーテンの左右側縁部を支持し昇降を案内するガ
    イドレールのガイド溝開口縁部に前記当接部が摺接する
    ことを特徴とするシャッター用スラットのガイド部材。
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