JPS62387Y2 - - Google Patents

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JPS62387Y2
JPS62387Y2 JP1982015582U JP1558282U JPS62387Y2 JP S62387 Y2 JPS62387 Y2 JP S62387Y2 JP 1982015582 U JP1982015582 U JP 1982015582U JP 1558282 U JP1558282 U JP 1558282U JP S62387 Y2 JPS62387 Y2 JP S62387Y2
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sliding door
pulling
frame
stile
attached
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は防音引戸(障子も含む)装置の安全
装置に関するもので、詳しくは開口枠に引戸(片
引き、引分け及び引違いの何れでも良い)を走行
可能に嵌込み、この引戸の竪框に引寄ハンドルに
よつて昇降可能な昇降部材を装設し、この昇降部
材に引戸閉鎖方向へ突出する複数の引寄係合部材
を取付け、上記昇降部材を引戸閉鎖状態で上昇又
は下降させることによつて各引寄係合部材を開口
枠の引寄受け部に係合させて竪框を室内側又は室
外側へ引寄せるようにした防音引戸装置におい
て、引戸を閉鎖したときに引戸の引寄係合部材と
開口枠の引寄受け部とが衝突するのを防止する安
全装置に関するものである。
最近、防音引戸装置においても気密性の高いも
のが要求されるようになり、上記のように昇降部
材に引戸閉鎖方向へ突出する複数の引寄係合部材
を取付け、これらの引寄係合部材を開口枠の引寄
受け部に係合させて引戸を室内側又は室外側へま
つすぐ引寄せるようにしたものが開発された。と
ころが、このような防音引戸装置にあつては、引
寄ハンドルによつて各引寄係合部材を引寄受け部
に係合させるようになつているので、引寄ハンド
ルを引寄せ位置に回動させた状態で引戸を閉鎖す
ると引寄係合部材が引寄受け部に衝突して装置が
破損する問題があつた。
そこで本考案は上記問題点を解決することを目
的とするもので、召合せ框の中間部内の昇降部材
に掛合部を設け、上記召合せ框には上記掛合部と
対応する位置の引寄側框片に切欠窓を設け、その
切欠窓から召合せ框内に支持体を嵌挿して止着
し、その支持体に係止レバーをその一端の当接部
が上記切欠窓から框外へ突出して引戸走行方向へ
揺動可能でかつ他端の掛止部が上記引寄ハンドル
の引寄解除状態で上記掛合部に係脱可能に枢着
し、その係止レバーを上記掛止部が掛合部に係合
する方向へ付勢し、更に開口枠には引戸閉鎖状態
で上記係止レバーの当接部に当接してその係止レ
バーを付勢力に抗して回動させるようにした受止
ピースを設けて成ることを特徴としている。
次に本願の実施例を図面に基いて説明する。図
面において、開口枠1は金属製(例えばスチー
ル、アルミニウム)の上枠2、下枠3、竪枠4,
5及び方立6を枠組みして構成されている。この
上枠2において、7は天井壁、8は室内側壁、9
は室外側壁で、これらは全長に亘つて一体に成形
されている。10は天井壁7の下面と室外側壁9
の下端に取付けられた補助枠で、戸当り側竪枠4
と方立6間の全長に亘つて形成され、上記室内側
壁8との間に引戸案内溝11を形成している。こ
の引戸案内溝11の室外側の段壁10aには室内
側に向けて開口された気密材嵌合溝12が形成さ
れている。上記下枠3において、13は底壁、1
4は底壁13に形成された引戸嵌合凹部で、底面
には案内レール15が突設されている。上記引戸
嵌合凹部14の室外側の段壁13aには竪框4か
ら方立6に亘る長さの保持枠16が固着され、こ
の保持枠16に室内側に向けて開口された気密材
嵌合溝17が形成されている。戸当り側の竪框4
において、18は戸当り壁、19は戸当り壁18
から方立6側へ張り出された張出部で、室内側面
には室内側に向けて開口された気密材嵌合溝20
が上、下の気密材嵌合溝12,17と連続するよ
うに形成されている。他方の竪枠5において、2
1はガラス嵌合部で、室外側へ大きく偏つた位置
に形成されている。上記方立6において、22は
上記ガラス嵌合部21と対向するように形成され
たガラス嵌合部、23はガラス嵌合部22の室内
側(第3図において下側)に形成された逃がし部
で、これらは全長に亘つて形成されている。上記
方立6の室内側壁6aには室内側に向けて開口さ
れた気密材嵌合溝24,25が全長に亘つて形成
され、竪枠4側の溝24は上、下の気密材嵌合溝
12,17に夫々連続されている。26〜29は
上記気密材嵌合溝12,17,20,24に嵌着
された気密材で、夫々の室内側面は互いに連続す
ると共に同一平面上に位置するように形成されて
いる。なお、これらの気密材26〜29の室内側
面は必ずしも同一平面に形成する必要はない。3
0は方立6の気密材嵌合溝25に嵌着された気密
材、31はガラス嵌合部21,22に嵌合された
ガラスである。
次に、32は上框33、下框34、戸先框35
及び召合せ框36を枠組みすると共にこれらの框
間にガラス37を嵌込んで構成された引戸で、上
框33の上部が上記引戸案内溝11に嵌合され、
かつ下框34に取付けられた戸車38が案内レー
ル15上に上載されて開口枠1に走行自在に嵌込
まれている。なお、上記戸先框35と召合せ框3
6は竪框を構成している。この引戸32の各框3
3〜36の室外側片33a〜36aには室外側に
引戸閉鎖状態で上記各気密材26〜29の室内側
面に連続的に圧接可能な気密材当接部39〜42
が同一面上に形成されている。また召合せ框36
の室外側片36aには室外側に気密材30の室内
側面と圧接可能な気密材当接部43も形成されて
いる。上記上框33、戸先框35及び召合せ框3
6には外周側が開放されている収納溝44〜46
が互いに連続するように形成され、これらの収納
溝44〜46を形成する室内側片33b,35
b,36bと室外側片33a,35a,36aと
の内面には相対向する嵌合溝47〜49が夫々形
成されている。この戸先框35と召合せ框36と
の嵌合溝48,49には昇降部材とて例示する昇
降板50,51の両縁部が昇降可能に嵌合されて
いる。これらの昇降板50,51は戸先框35と
召合せ框36の下端近くから上端近くに到る長さ
に形成されている。なお、上記昇降部材はロツド
等で構成しても良い。上記戸先框35の昇降板5
0には上端近くと中間部と下端近くとの3箇所に
取付板52が夫々取付けられ、これらの取付板5
2に引戸閉鎖方向に向けて突出された引寄係合部
材として例示する引寄ローラ53が回動自在に枢
着されている。これらの引寄ローラ53は収納溝
45内に完全に収納させた方が美観上好ましい。
上記召合せ框36の昇降板51には上端近くと中
間部と下端近くとの3箇所に先端部が室外側片3
6aの切欠窓51から室外側へ突出された取付板
55が夫々取付けられ、これらの取婦板55の先
端部に引戸閉鎖方向に向けて突出された引寄係合
部材として例示する引寄ローラ56が回動自在に
枢着されている。なお、上記各引寄係合部材は昇
降板50,51に固着した係合片や回動可能に取
付けたカム片によつて構成しても良い。これらの
引寄ローラ56や取付板55の先端部は引戸閉鎖
状態において方立6の逃がし部23内に収納され
て室内外方向から見えないようにその相対位置が
設定されている。上記召合せ框36の収納溝46
は室内側片36bと室外側片36aとの先端に嵌
着された蓋板57によつて全長に亘つて閉塞され
ている。上記両昇降板50,51は次の如き連動
機構58によつて互いに連動可能に連結されてい
る。この連動機構53において、59,60は
夫々戸先框35と召合せ框36との上端部に固定
的に取付けられたコーナーガイドで、一端から他
端にかけてガイド溝89a,60aが形成され、
また両端部にはガイド溝59a,60aより狭い
幅の摺動溝59b,60b、摺動溝59c,60
cが夫々形成されている。これらのガイド溝59
a,60aの両端部は直線を描くようにまつすぐ
形成され、角部はゆるやかに向きを変えるように
円弧に形成されている。これらのガイド溝59
a,60a内には連結部材として例示する湾曲可
能な弾性板(例えばステンレス板、ばね板等)6
1,62が夫夫長手方向へ摺動可能に嵌合されて
いる。これらの弾性板61,62の両端部には上
記摺動溝59b,60bに嵌合された摺動ピース
63,64と摺動溝59c,60cに嵌合された
摺動ピース65,66との一端部が夫々固着され
ている。これらの一方の摺動ピース63,64の
他端部は上記昇降板50,51の上端部に連結片
67,68を介して連結されている。また、他方
の摺動ピース65,66の他端部は上框33の嵌
合溝47に摺動可能に嵌合された連動板69の両
端部に連結片70,71を介して夫々連結されて
いる。この連動板69、弾性板61,62及び連
結片67,68,70,71は両昇降板50,5
1を連動可能に連結する連動部材を構成してい
る。上記連動板69の中間部上面には昇降板50
と同様に取付板72が取付けられ、この取付板7
2に上方へ突出された引寄係合部材として例示す
る引寄ローラ73が回動自在に枢着されている。
なお、上記取付板72や引寄ローラ73は高気密
を必要としない場合には省いても構わない。
次に、74は上記昇降板50,51及び連動板
69等を摺動させる為の引寄ハンドル装置で、第
3図、第4図、第9図に示すように構成されてい
る。この引寄ハンドル装置74において、75は
戸先框35中間部の基壁35cに形成された切欠
窓76に嵌挿されて基壁35cに取付けられた装
置本体で、鋼板を折曲げることによつて形成され
た取付板75a、両側板75b,75b、ガイド
片75c,75d等によつて構成されている。7
7は両側板75b,75bの内面及びガイド片7
5e,75dに案内されて昇降可能に配設された
被動体で、その先端部は取付板75aの切欠孔7
8から昇降可能に突出されかつ昇降板50に対向
されている。この被動体77の両側板77a,7
7aには相対向する位置に水平方向へ長い長孔7
9が夫々形成されている。80,81は夫々室内
側片35bと室外側片35aとの取付けられたハ
ンドル座、82はハンドル座80,80によつて
回動自在に支持された室内外方向のハンドル軸
で、装置本体75の両側板75b,75bを貫通
している。このハンドル軸82の両端部には夫々
室内側用と室外側用の引寄ハンドル83,84が
夫夫固着されている。またハンドル軸82の中央
部には作動腕85が固着され、この作動腕85に
取付けられたピン86の両端が上記被動体77の
長孔79に嵌合されている。87は昇降板50の
中央部に取付けられた取付漠で、これに固着され
た係合ピン88が被動体77の先端に形成された
係合孔89に係合されている。なお、上記引寄ハ
ンドル装置74は召合せ框36に設けても良い。
次に、上記開口枠1の竪枠4、方立6及び上枠
2には引戸閉鎖状態で引寄ハンドル83,84の
引寄側への回動操作により移動される各引寄ロー
ラ53,56,73と係合してこれらを室外側へ
引寄せ得るようにした引寄受け部として例示する
引寄受け具90〜92が夫々室内外方向の位置調
整可能に取付けられている。これらの引寄受け具
90〜92は夫々竪枠4の戸当り壁18、方立6
の端壁6b、上枠2の天井壁7に取付けられた取
付板90a〜92aとこれらの取付板90a〜9
2aから一体に突設された係合部90b〜92b
とで構成され、これらの係合部90b〜92bに
引寄ローラ53,56,73と係合して室外側へ
楔作用を利用して引寄せる為の斜面が形成されて
いる。上記引寄受け具90〜92は各引寄ローラ
53,56,73を室外側へ引寄せたときに引戸
32の気密材当接部39〜42が気密材26〜2
9の室内側面に確実に圧接するようにその取付位
置が設定されている。
93は上記引戸32を閉鎖したときに引戸32
の引寄ローラ53,56と開口枠1の引寄受け具
90,91とが衝突するのを防止する為の安全装
置で、引戸閉鎖状態でのみ引寄ハンドル83,8
4を引寄せ位置へ回動させることができ、引戸開
放状態では引寄ハンドル83,84を引寄せ位置
へ回動させることができないように第4図、第6
図第10図〜第12図に示す如く構成されてい
る。この安全装置93において、94は召合せ框
36側の昇降板51に設けられた掛合部として例
示する掛合孔、95は召合せ框36の室外側片3
6aに上記掛合孔94と対応するように形成され
た切欠窓、96はこの切欠窓95に嵌挿されて室
外側片36aに取付けられた支持体で、切欠部9
7を有する取付板96aとこの取付板96aから
内方へ突出された上、下一対の支持片96b,9
6bとによつて構成されている。これらの支持片
96b,96bには係止レバー98が支軸99を
介して揺動自在に枢着されている。この係止レバ
ー98の一端部は切欠窓95及び取付板96aの
切欠部97から外方へ突出されて当接部98aに
構成され、他端部は昇降板51方向へ突出された
掛止ピンによつて掛止部98bに構成されてい
る。なお、この掛止部98bはレバー自体を折曲
げて構成しても良い。この係止レバー98は捩り
ばね100によつて第10図において反時計回り
方向へ付勢され、引戸開放状態でかつ引寄ハンド
ル83,84が引離し位置に位置されるときには
上記掛止部98bが昇降板51の掛合孔94に係
合されると共に係止レバー98が切欠部97の縁
部に当接して位置固定され、昇降板51の昇降を
掛止するようになつている。101は方立6の端
壁6bに固定的に取付けられた受止ピースで、引
戸閉鎖状態で上記当接部98aに当接することに
よつて係止レバー98を回動させ、これにより掛
止部98bを掛合孔94から離脱させるように形
成されている。
次に、102は上記安全装置93と同様に引戸
を閉鎖したときに引戸1の引寄ローラ53,56
と開口枠1の引寄受け具90,91とが衝突する
のを防止する為の安全装置で、引戸閉鎖状態での
み引寄ハンドル83,84を引寄せ位置へ回動さ
せることができ、引戸開放状態では引寄ハンドル
83,84を引寄せ位置へ回動させることができ
ないように第13図〜第16図に示す如く構成さ
れている。この安全装置102において、103
は戸先框35側の昇降板50の下端部に位置調整
可能に取付けられた係合ピースで、引戸開閉状態
のとき案内レヨール15の上方に位置するように
取付けられている。この係合ピース103の下端
には案内レール15と対向する位置に第16図に
示すように引戸開放側にいくにつれて幅広くなる
ように形成された案内溝104が形成され、この
案内溝104が案内レール15に嵌込まれること
によつて引戸開閉時における引戸32のふらつき
を防止するようになつている。この案内溝104
は第13図、第14図に示すように引寄ハンドル
83,84を引離し位置に位置させたとき溝底面
が案内レール15頂部の僅か上方に位置するよう
に形成されている。また上記係合ピース103の
下端部には引戸引寄せ用の傾斜面105が形成さ
れて係合ピース103が引寄係合部材を兼ねるよ
うに構成され、この係合ピース103が下降され
ると傾斜面105が引寄受け部として例示する下
枠3の引戸嵌合凹部14の角部106に係合して
引戸32を室外側へ引寄せるようになつている。
107は案内レール15に形成された切欠部で、
引戸閉鎖状態で上記係合ピース103の下端と対
向する位置にのみ設けられている。この切欠部1
07は引寄ハンドル83,84の引寄せ位置への
回動による係合ピース103の下降を許すと共に
案内レール15が案内溝104から外れるように
形成されている。
上記構成のものにあつては、引寄ハンドル8
3,84を引離し位置へ回動させた状態では昇降
板51の掛合孔94が係止レバー98の係止部9
8bに対向され、この状態で引戸32を開放させ
ると係止部98bが捩りばね100によつて嵌合
孔94に嵌合される。従つて、引戸32を開放し
た状態では昇降板51の上方移動が安全装置93
の止部98bによつて係止され、これにより引寄
ハンドル83,84を引寄せ位置へ回動させよう
としてもその動きが阻止され、両昇降板50,5
1の引寄ローラ53,56は引寄受け具90〜9
2の係合部90b〜92bと対向しない位置に維
持される。また、引寄ハンドル83,84を引離
し位置へ回動させた状態では安全装置102の係
合ピース103が第13図に示すように上昇され
て案内溝104の溝底面が案内レール15頂部よ
り上方に位置され、この状態で引戸32を開放さ
せると案内溝104が案内レール15にスムーズ
に嵌まり込んで溝底部が案内レール15頂部の僅
か上方に位置される。従つて、引戸32を開放し
た状態では昇降板50の下方移動が係合ピース1
03と案内レール15との干渉によつて阻止さ
れ、これにより引寄ハンドル83,84を引寄せ
位置へ回動させようとしてもその動きが阻止さ
れ、両昇降板50,51の引寄ローラ53,56
は引寄受け具90〜92の係合部90b〜92b
と対向しない位置に維持される。このように引戸
32を開いた状態では引寄ハンドル83,84を
引寄せ位置へ回動させようとしてもその動きが安
全装置93,102の働きによつて阻止されるの
で、引寄ハンドル83,84を引寄せ位置へ回動
させたまま引戸32を閉じるようなこをがなくな
り、引寄ローラ53,56と引寄受け具90〜9
2との衝突が未然に防止される。
次に、引戸32を気密状態に閉塞する為に引戸
32を閉鎖位置へ移動させると、安全装置93の
係止レバー98の当接部98aが第10図に示す
ように受止ピース101に当接して係止レバー9
8が回動され、これにより掛止部98bが昇降板
51の掛合孔94から離脱する。また安全装置1
02の係合ピース103の案内溝104は案内レ
ール15から外れて係合ピース103の下面が案
内レール15の切欠部107に対向される。従つ
て、昇降板51は上昇が可能となり、昇降板50
は下降が可能となり、引寄ハンドル83,84を
引寄せ位置へ回動し得るようになる。この状態で
引寄ハンドル83,84を引寄せ位置へ回動させ
ると昇降板50及び係合ピース103が下降し、
各引寄ローラ53が引寄受け具90の係合部90
bに係合すると共に係合ピース103の傾斜面1
05が下枠3の角部106に係合し、引戸32の
戸先框35を室外側へ引寄せる。また、昇降板5
1は上昇して各引寄ローラ56が引寄受け具91
の係合部91bと係合し、召合せ框36を室外側
へ引寄せ、連動機構53の連動板69は引戸閉鎖
方向へ移動して引寄ローラ73が引寄受け具92
の係合部92bと係合し、上框33中間部を室外
側へ引寄せる。従つて、引戸32の各框33〜3
6は室外側へまつすぐ引寄せられて各気密材当接
部39〜42が気密材26〜29の室内側面にこ
れらをこじることなく連続的に圧接すると共に気
密材当接部43が気密材30の室内側面に圧接
し、これにより引戸32と開口枠1との間は気密
に閉塞される。次に、引戸32を開放したい場合
には、引寄ハンドル83,84を引離し位置へ回
動させると、昇降板50,51、係合ピース10
3及び連動板69が上記と逆方向へ移動されて引
戸32の引寄せを解除する。上記引戸32の引寄
せ及び引離し操作は引戸32の1箇所に設けられ
た引寄ハンドル83,84の操作のみによつて簡
単に行うことができる。また、引寄ハンドル8
3,84に夫々室内側と室外側とに設けられてい
るので、引戸32の引寄せ、引離し操作を従来の
防音ドアの如く室内側からでも室外側からでも一
つの引寄ハンドル83,84の操作によつて行う
ことができる。
なお本願にあつては、係止レバーの掛止部を孔
等で、掛合部を突起等で構成しても良い。更にま
た、本願は夫々の竪框に引寄ハンドルを取付けた
防音引戸装置や、室内側のみに引寄ハンドルを取
付けた防音窓に実施しても良いことは言う迄もな
い。
以上のように本考案にあつては、召合せ框の中
間部内の昇降部材に掛合部を設け、その掛合部と
対応する位置の召合せ框の引寄側框片に切欠窓を
設けると共に、係止レバーをその一端の当接部が
框外へ突出し他端の掛止部が上記掛合部に係脱可
能に枢着し、その係止レバーを上記掛止部が掛合
部に係合する方向へ付勢し、更に開口枠には上記
係止レバーの当接部に当接可能な受止ピースを設
け、引戸閉鎖状態で受止ピースが係止レバーを回
動させて掛止部を掛合部から離脱させるようにし
たので、引寄係合部材を引寄受け部に係合させて
引戸を引寄せるようにした防音引戸装置であつて
も、引戸閉鎖時に引寄係合部材が引寄受け部に衝
突する事故を確実に防止でき、引寄ハンドルの操
作ミスや子供のいたずら等による装置の破損を防
止できる。また上記係止レバーをその当接部が引
戸走行方向へ移動可能に枢着し、引戸閉鎖状態で
は受止ピースが当接部に当接することによつて係
止レバーを回動させて掛止部を掛合部から離脱さ
せるようにしたので、引戸の高さに変動を生じて
も引戸閉鎖状態では引寄ハンドルの引寄せ位置へ
の回動操作を確実に許すことができ、引戸開放状
態では引寄係合部材の移動を確実に阻止でき、引
戸引寄機構の作動を安定させることができる。ま
た上記のように引戸の召合せ框内の中間部に係止
レバーを枢着するようにしたものであつても、召
合せ框の引寄側框片に切欠窓を設け、その切欠窓
から召合せ框内に支持体を嵌挿して止着し、その
支持体に係止レバーを枢着するようにしたので、
係止レバーの組付構造を極めて簡単にできると共
に召合せ框内の狭い空間に容易に支障なく組付け
ることができ、製造コストを低くし得ると共に引
戸の外観を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は防
音引戸装置全体の正面図、第2図は一部を省略し
て示す−線拡大断面図、第3図は一部を省略
して示す−線拡大断面図、第4図は一部を省
略して示す−線断面図、第5図は第4図の矢
印方向からみた矢視図、第6図は第4図の矢印
方向からみた矢視図、第7図は連動機構を示す
部分拡大断面図、第8図は−線断面図、第9
図は一部を省略して示す第4図の−線断面
図、第10図は第4図の−線断面図、第11
図は引戸を開放した状態の召合せ部分を示す横断
面図、第12図は第11図の背面図、第13図は
戸先框の下部付近を示す縦断面図、第14図は第
13図の正面図、第15図は第13図の−
線断面図、第16図は引戸を引寄せた状態を示
す縦断面図である。 1……開口枠、32……引戸、35……戸先框
(竪框)、36……召合せ框(竪框)、50,51
……昇降板(昇降部材)、53,56……引寄ロ
ーラ(引寄係合部材)、69……連動板(連動部
材)、83,84……引寄ハンドル、90,91
……引寄受け具(引寄受け部)、93……安全装
置、94……掛合孔(掛合部)、98……係止レ
バー、98a……当接部、98b……掛止部、1
01……受止ピース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開口枠に引戸を走行可能に嵌込み、この引戸の
    召合せ框内に引寄ハンドルによつて昇降可能な昇
    降部材を装設し、この昇降部材に引戸閉鎖方向へ
    突出する引寄係合部材を取付け、引戸閉鎖状態で
    昇降部材の昇降によつて各引寄係合部材を開口枠
    の引寄受け部に係合させて召合せ框を室内外方向
    へ引寄せるようにした防音引戸装置において、上
    記召合せ框の中間部内の昇降部材に掛合部を設
    け、上記召合せ框には上記掛合部と対応する位置
    の引寄側框片に切欠窓を設け、その切欠窓から召
    合せ框内に支持体を嵌挿して止着し、その支持体
    に係止レバーをその一端の当接部が上記切欠窓か
    ら框外へ突出して引戸走行方向へ揺動可能でかつ
    他端の掛止部が引寄解除状態で上記掛合部に係脱
    可能に枢着し、その係止レバーを上記掛止部が掛
    合部に係合する方向へ付勢し、更に開口枠には引
    戸閉鎖状態で上記当接部に当接してその係止レバ
    ーを付勢力に抗して回動させるようにした受止ピ
    ースを設けてなる防音引戸装置の安全装置。
JP1558282U 1982-02-05 1982-02-05 防音引戸装置の安全装置 Granted JPS58118175U (ja)

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JP1558282U JPS58118175U (ja) 1982-02-05 1982-02-05 防音引戸装置の安全装置

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JPS62387Y2 true JPS62387Y2 (ja) 1987-01-07

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0443569Y2 (ja) * 1985-09-30 1992-10-14
JPH0420122Y2 (ja) * 1985-09-30 1992-05-08

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214897B2 (ja) * 1973-11-26 1977-04-25
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JPS5717361U (ja) * 1980-06-28 1982-01-29

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