JPH0443574Y2 - - Google Patents
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- JPH0443574Y2 JPH0443574Y2 JP9022985U JP9022985U JPH0443574Y2 JP H0443574 Y2 JPH0443574 Y2 JP H0443574Y2 JP 9022985 U JP9022985 U JP 9022985U JP 9022985 U JP9022985 U JP 9022985U JP H0443574 Y2 JPH0443574 Y2 JP H0443574Y2
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 9
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 6
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 5
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 4
- 208000027418 Wounds and injury Diseases 0.000 description 1
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- 208000014674 injury Diseases 0.000 description 1
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- Wing Frames And Configurations (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本願は、引寄装置を備えた引分け障子の突合せ
框間、又は引違いサツシの戸先框と竪枠との間
に、指を挟むことを防止する指詰め防止装置に関
するものである。
框間、又は引違いサツシの戸先框と竪枠との間
に、指を挟むことを防止する指詰め防止装置に関
するものである。
従来の技術
開放状態にある障子を閉鎖する時、又は本来の
閉鎖以外の目的で障子を閉鎖方向に移動した際
に、閉鎖する本人又は第三者が不用意に框又は竪
枠に指をかけていると、閉鎖する障子の框と対応
する障子の框、若しくは竪枠間に指を挟んで怪我
をする事故が発生する。而してこの事故は、幼稚
園、小学校等状況判断の能力に欠ける年少者の居
住する建物に多く発生し、その安全対策が問題と
なつていた。
閉鎖以外の目的で障子を閉鎖方向に移動した際
に、閉鎖する本人又は第三者が不用意に框又は竪
枠に指をかけていると、閉鎖する障子の框と対応
する障子の框、若しくは竪枠間に指を挟んで怪我
をする事故が発生する。而してこの事故は、幼稚
園、小学校等状況判断の能力に欠ける年少者の居
住する建物に多く発生し、その安全対策が問題と
なつていた。
以上の事故に対処するために、本出願人が先に
出願した実開昭60−170475号の「指詰め防止装
置」が提案されている。この従来装置は、横引障
子の突合せ框若しくは戸先框に、略鉛直な非干渉
位置と、この位置から障子の閉鎖方向に向つて傾
倒した略水平な干渉位置との間を回動自在に干渉
部材を取付け、非干渉位置にある干渉部材を、障
子の開放に伴なう振動等により干渉位置に傾倒さ
せ、この干渉部材を、相対応する障子の突合せ框
又は竪枠に当接させて指詰め防止を行なうもので
ある。
出願した実開昭60−170475号の「指詰め防止装
置」が提案されている。この従来装置は、横引障
子の突合せ框若しくは戸先框に、略鉛直な非干渉
位置と、この位置から障子の閉鎖方向に向つて傾
倒した略水平な干渉位置との間を回動自在に干渉
部材を取付け、非干渉位置にある干渉部材を、障
子の開放に伴なう振動等により干渉位置に傾倒さ
せ、この干渉部材を、相対応する障子の突合せ框
又は竪枠に当接させて指詰め防止を行なうもので
ある。
考案が解決しようとする問題点
上記した「指詰め防止装置」によれば干渉位置
に傾倒して来た干渉部材を、相手方の框又は竪枠
に当接させ、両者間に干渉部材の長さに相当する
間隙を生じさせることにより指詰の事故は防止す
ることができる。
に傾倒して来た干渉部材を、相手方の框又は竪枠
に当接させ、両者間に干渉部材の長さに相当する
間隙を生じさせることにより指詰の事故は防止す
ることができる。
然しながら上記従来装置においては、非干渉位
置にある干渉部材を該位置に確実に保持する手段
が講ぜられておらず、又非干渉位置から干渉位置
に傾倒させるのに、障子開放時の振動等不安定な
外的要因によつて行なつているため、障子を開放
しても干渉部材が傾倒しなかつたり(この場合手
で傾倒させないと装置は機能せず、これを行なわ
ないと操作忘れの状態となる)、所望時に非干渉
位置に保持されることなく常時干渉位置に傾倒
し、障子の閉鎖引寄せに困難を来たす等操作性に
問題があつた。
置にある干渉部材を該位置に確実に保持する手段
が講ぜられておらず、又非干渉位置から干渉位置
に傾倒させるのに、障子開放時の振動等不安定な
外的要因によつて行なつているため、障子を開放
しても干渉部材が傾倒しなかつたり(この場合手
で傾倒させないと装置は機能せず、これを行なわ
ないと操作忘れの状態となる)、所望時に非干渉
位置に保持されることなく常時干渉位置に傾倒
し、障子の閉鎖引寄せに困難を来たす等操作性に
問題があつた。
問題点を解決するための手段
上記した従来技術の欠点に鑑み本願は、障子の
突合せ框、若しくは戸先框に設けたハンドル操作
によつて、前記框内で昇降するスライドピースを
備えた引寄装置が作動して障子を引寄せ、また解
除するようにしてある横引き障子において、スラ
イドピースにスペーサーピースの下端を枢軸によ
つて枢着し、スペーサーピースをスライドピース
に当接し略鉛直状に位置する非作用位置と、該位
置より障子の閉鎖方向に向つて回転し、略水平に
位置する作用位置との間で回動自在とし、このス
ペーサーピースは非作用位置において、その重心
が枢軸の鉛直上方よりもスライドピース寄りに偏
位する形状とすると共に、その長さを作用位置に
おいてスペーサーピース先端が対向する障子部材
と当接した時に、スペーサーピースを取付けた框
と、対向する障子部材の相対向する先端間に所定
の隙間を生ずる長さに設定し、前記偏位した重心
によつて生ずる回動力で非作用位置に保持された
スペーサーピースを、障子引寄せに伴うスライド
ピースの下降によつて作用位置へ向けて回動させ
る回動力発生機構を設けて成ることを特徴とす
る。
突合せ框、若しくは戸先框に設けたハンドル操作
によつて、前記框内で昇降するスライドピースを
備えた引寄装置が作動して障子を引寄せ、また解
除するようにしてある横引き障子において、スラ
イドピースにスペーサーピースの下端を枢軸によ
つて枢着し、スペーサーピースをスライドピース
に当接し略鉛直状に位置する非作用位置と、該位
置より障子の閉鎖方向に向つて回転し、略水平に
位置する作用位置との間で回動自在とし、このス
ペーサーピースは非作用位置において、その重心
が枢軸の鉛直上方よりもスライドピース寄りに偏
位する形状とすると共に、その長さを作用位置に
おいてスペーサーピース先端が対向する障子部材
と当接した時に、スペーサーピースを取付けた框
と、対向する障子部材の相対向する先端間に所定
の隙間を生ずる長さに設定し、前記偏位した重心
によつて生ずる回動力で非作用位置に保持された
スペーサーピースを、障子引寄せに伴うスライド
ピースの下降によつて作用位置へ向けて回動させ
る回動力発生機構を設けて成ることを特徴とす
る。
作 用
上記構成では、スペーサーピースを枢軸よりス
ライドピース方向に偏位した重心による回動力で
非作用位置に確実に保持し、その状態で障子を閉
鎖し、続いてハンドルを操作して障子の引寄せを
行なう。すると、障子引寄せに伴うスライドピー
スの下降で回動力発生機構が作用してスペーサー
ピースを作用位置方向へ回動させ、次に障子を開
いた時にはスペーサーピースが作用位置まで回動
する。作用位置のスペーサーピースは非作用位置
へ回動させない限り、スペーサーピースを取り付
けた框に対向する障子部材(突合せ框又は竪枠)
と当接して両部材の対向する先端間に指を挟まな
い隙間を生じさせる。
ライドピース方向に偏位した重心による回動力で
非作用位置に確実に保持し、その状態で障子を閉
鎖し、続いてハンドルを操作して障子の引寄せを
行なう。すると、障子引寄せに伴うスライドピー
スの下降で回動力発生機構が作用してスペーサー
ピースを作用位置方向へ回動させ、次に障子を開
いた時にはスペーサーピースが作用位置まで回動
する。作用位置のスペーサーピースは非作用位置
へ回動させない限り、スペーサーピースを取り付
けた框に対向する障子部材(突合せ框又は竪枠)
と当接して両部材の対向する先端間に指を挟まな
い隙間を生じさせる。
実施例
次に本願を、実施例を示す図面によつて詳細に
説明する。尚本願は上記したように、引分け、引
違い等全ての横引き障子に適用し得るものである
が、実施例の説明においては、本願を引分け戸に
適用した場合について説明する。
説明する。尚本願は上記したように、引分け、引
違い等全ての横引き障子に適用し得るものである
が、実施例の説明においては、本願を引分け戸に
適用した場合について説明する。
第5図において1,1aは、窓枠2の両側部に
嵌込まれた嵌殺し戸で、該窓枠2には二枚の突合
せ障子3,4(以下障子と称す)が建込まれ、こ
れを左右に引分けることにより障子3,4の開放
が行なわれる。第2図において、7,8は夫々の
障子3,4の突合せ框5,6の室外側に設けられ
た突合せパツキン、又9,10は目板で、障子
3,4を閉鎖した時に突合せ部分を掩うものであ
る。最後に12,13は引寄装置11の一部を構
成するスライドピースで、突合せ框5,6の内部
に第1図において上下方向に摺動自在に内装さ
れ、引寄装置11のハンドル14,15操作によ
つてこれと連動して摺動し、図示しない引寄片の
作用により障子3,4を引寄せて気密保持を行な
うものであるが、該引寄装置11は例えば実公昭
48−10654号、あるいは特開昭58−135281号など、
従来公知の装置から適宜に採用するものであるか
らその詳細は省略する。
嵌込まれた嵌殺し戸で、該窓枠2には二枚の突合
せ障子3,4(以下障子と称す)が建込まれ、こ
れを左右に引分けることにより障子3,4の開放
が行なわれる。第2図において、7,8は夫々の
障子3,4の突合せ框5,6の室外側に設けられ
た突合せパツキン、又9,10は目板で、障子
3,4を閉鎖した時に突合せ部分を掩うものであ
る。最後に12,13は引寄装置11の一部を構
成するスライドピースで、突合せ框5,6の内部
に第1図において上下方向に摺動自在に内装さ
れ、引寄装置11のハンドル14,15操作によ
つてこれと連動して摺動し、図示しない引寄片の
作用により障子3,4を引寄せて気密保持を行な
うものであるが、該引寄装置11は例えば実公昭
48−10654号、あるいは特開昭58−135281号など、
従来公知の装置から適宜に採用するものであるか
らその詳細は省略する。
以上の如き引分け戸において、本願指詰め防止
装置16は次の如く構成され以下の如くに作用す
る。
装置16は次の如く構成され以下の如くに作用す
る。
17が後に詳するスペーサーピース18の取付
ベースで、第3図から明らかなように基板17a
の左右両側に取付板19が突設されており、突合
せの框5に内装した上記スライドピース12に取
付けられている。該取付ベース17の取付板19
には、枢軸20によつてスペーサーピース18の
下端が回動自在に枢着される。
ベースで、第3図から明らかなように基板17a
の左右両側に取付板19が突設されており、突合
せの框5に内装した上記スライドピース12に取
付けられている。該取付ベース17の取付板19
には、枢軸20によつてスペーサーピース18の
下端が回動自在に枢着される。
スペーサーピース18は、断面形状が箱形状を
なし、第1図に実線で示した略水平状に位置する
作用位置と、仮想線で示すように、スライドピー
ス12に当つて以後の回動が制され、略鉛直状に
位置する非作用位置との間において回動が自在
で、作用位置においてスペーサーピース18は、
底板21の端面21aが取付板19に当り以後の
回動は制される。又スペーサーピース18は第1
図に示すように、枢軸20の中心に引いた仮想線
X−Xより上側の部分が下側より大きく偏よつて
いるので、これを非作用位置に回動させると、重
心が障子3の開放方向(スライドピース12方
向)に偏位することにより、スペーサーピース1
8には障子3の開放方向、即ち第1図において時
計方向の回動力が生ずるように構成されている。
なし、第1図に実線で示した略水平状に位置する
作用位置と、仮想線で示すように、スライドピー
ス12に当つて以後の回動が制され、略鉛直状に
位置する非作用位置との間において回動が自在
で、作用位置においてスペーサーピース18は、
底板21の端面21aが取付板19に当り以後の
回動は制される。又スペーサーピース18は第1
図に示すように、枢軸20の中心に引いた仮想線
X−Xより上側の部分が下側より大きく偏よつて
いるので、これを非作用位置に回動させると、重
心が障子3の開放方向(スライドピース12方
向)に偏位することにより、スペーサーピース1
8には障子3の開放方向、即ち第1図において時
計方向の回動力が生ずるように構成されている。
次に、回動力発生機構R1は下記の如くであ
る。本実施例における回動力発生機構R1は、非
作用位置にあるスペーサーピース18と対応して
スライドピース12に穿設された、スライドピー
ス12の摺動ストロークと略等しいかこれより長
くなるように長さを設定した上下方向の長溝22
と、スペーサーピース18の上板23に突設さ
れ、非作用位置において、長溝22内の上端付近
に臨むようにした半球状の回動突起24と、突合
せ框5において、スライドピース12の背面側に
ある隔壁25に、上記の如くに長溝22内に臨ん
だ回動突起24から、スライドピース12の摺動
ストロークより短かくなるように位置させて取付
けられ、頭部が長溝22内に臨んでいる作動板2
6とからなつている。尚図面において27は、ス
ペーサーピース18の前端に取付けたバツフア
ー、又28は、対応する他方の障子4の突合框6
のスライドピース13に取付けた受台である。そ
して、スペーサーピース18は作用位置にある状
態で障子3,4を閉鎖して先端がバツフアー27
が受台28と当接した時に、第2図に示すように
突合せ框5,6の先端間に指を挟むことのない隙
間が生じる長さに設定してある。
る。本実施例における回動力発生機構R1は、非
作用位置にあるスペーサーピース18と対応して
スライドピース12に穿設された、スライドピー
ス12の摺動ストロークと略等しいかこれより長
くなるように長さを設定した上下方向の長溝22
と、スペーサーピース18の上板23に突設さ
れ、非作用位置において、長溝22内の上端付近
に臨むようにした半球状の回動突起24と、突合
せ框5において、スライドピース12の背面側に
ある隔壁25に、上記の如くに長溝22内に臨ん
だ回動突起24から、スライドピース12の摺動
ストロークより短かくなるように位置させて取付
けられ、頭部が長溝22内に臨んでいる作動板2
6とからなつている。尚図面において27は、ス
ペーサーピース18の前端に取付けたバツフア
ー、又28は、対応する他方の障子4の突合框6
のスライドピース13に取付けた受台である。そ
して、スペーサーピース18は作用位置にある状
態で障子3,4を閉鎖して先端がバツフアー27
が受台28と当接した時に、第2図に示すように
突合せ框5,6の先端間に指を挟むことのない隙
間が生じる長さに設定してある。
スペーサーピース18が作用位置にある時に障
子3,4を閉鎖すると、スペーサーピース18の
先端のバツフアー27が受台28に当接すること
により完全な閉鎖が行なわれず、第2図に示すよ
うに目板9,10と突合せ框5,6との間に充分
な隙間が生ずるので、意図した又は意図しない障
子3,4の閉鎖により、指を挟む指詰め事故は発
生しない。
子3,4を閉鎖すると、スペーサーピース18の
先端のバツフアー27が受台28に当接すること
により完全な閉鎖が行なわれず、第2図に示すよ
うに目板9,10と突合せ框5,6との間に充分
な隙間が生ずるので、意図した又は意図しない障
子3,4の閉鎖により、指を挟む指詰め事故は発
生しない。
開放している障子3,4を閉鎖する場合には、
第4図Aに示すように作用位置にあるスペーサー
ピース18を、手によつて第4図Bに示すように
非作用位置に押し上げ、これによつて回動突起2
4は長溝22の上端部付近に入り込む。而してス
ペーサーピース18は上記したように、枢軸20
の中心を通る線X−Xに対して対称ではなく、非
作用位置において重心が大きく右側に偏位するよ
うになされているので、スペーサーピース18に
は障子3の開放方向、図面において時計方向への
回動力が発生し、該回動力によりスライドピース
12に寄り係つたようにして圧接し非作用位置に
保持される。従つてスペーサーピース18は、障
子3を閉鎖する時の振動その他の衝撃等により、
作用位置に回動することなく非作用位置に固定的
に保持されて、障子3の閉鎖は支障なく行なわ
れ、スペーサーピース18は第4図Cに示すよう
に所定の間隔を持つて受台27と対峙する。
第4図Aに示すように作用位置にあるスペーサー
ピース18を、手によつて第4図Bに示すように
非作用位置に押し上げ、これによつて回動突起2
4は長溝22の上端部付近に入り込む。而してス
ペーサーピース18は上記したように、枢軸20
の中心を通る線X−Xに対して対称ではなく、非
作用位置において重心が大きく右側に偏位するよ
うになされているので、スペーサーピース18に
は障子3の開放方向、図面において時計方向への
回動力が発生し、該回動力によりスライドピース
12に寄り係つたようにして圧接し非作用位置に
保持される。従つてスペーサーピース18は、障
子3を閉鎖する時の振動その他の衝撃等により、
作用位置に回動することなく非作用位置に固定的
に保持されて、障子3の閉鎖は支障なく行なわ
れ、スペーサーピース18は第4図Cに示すよう
に所定の間隔を持つて受台27と対峙する。
次にハンドル14,15操作を行なうと、スラ
イドピース12,13は下方に(ハンドルより上
部は上方)摺動を行ない、引寄装置11の図示し
ない引寄片の作用で障子3,4が引寄せられ、ス
ライドピース12に下降で長溝22の上端部付近
に臨んでいた回動突起24は下方に向つて長溝2
2内を移行し、スライドピース12が摺動を完了
する直前に作動板26に当接し、スライドピース
12が残余の慴動を行なうことによつて回動突起
24が押され、上記したスペーサーピース18自
身の回動力に抗して押し倒すようにして回動さ
れ、第4図Dに示すように受台28に当つて回動
が制され、スペーサーピース18の重心が枢軸2
0の鉛直上方よりも受台28側に位置した状態で
障子3,4の完全閉鎖が完了する。
イドピース12,13は下方に(ハンドルより上
部は上方)摺動を行ない、引寄装置11の図示し
ない引寄片の作用で障子3,4が引寄せられ、ス
ライドピース12に下降で長溝22の上端部付近
に臨んでいた回動突起24は下方に向つて長溝2
2内を移行し、スライドピース12が摺動を完了
する直前に作動板26に当接し、スライドピース
12が残余の慴動を行なうことによつて回動突起
24が押され、上記したスペーサーピース18自
身の回動力に抗して押し倒すようにして回動さ
れ、第4図Dに示すように受台28に当つて回動
が制され、スペーサーピース18の重心が枢軸2
0の鉛直上方よりも受台28側に位置した状態で
障子3,4の完全閉鎖が完了する。
障子3,4の開放を行なうには、先に操作した
ハンドル14,15を旧に復し、障子3,4の引
寄せを解除する。この操作によりスライドピース
12,13は上方に摺動するが、スペーサーピー
ス18は第4図Dの状態を維持したまま、出発点
である第4図Eの位置に上昇し引寄せが解除され
る。この状態で障子3,4を開放するとスペーサ
ーピース18は、自重によつて確実に作用位置迄
回動して事故防止を行ない、操作忘れは発生しな
い。
ハンドル14,15を旧に復し、障子3,4の引
寄せを解除する。この操作によりスライドピース
12,13は上方に摺動するが、スペーサーピー
ス18は第4図Dの状態を維持したまま、出発点
である第4図Eの位置に上昇し引寄せが解除され
る。この状態で障子3,4を開放するとスペーサ
ーピース18は、自重によつて確実に作用位置迄
回動して事故防止を行ない、操作忘れは発生しな
い。
上記において作動板26の取付位置は、回動突
起24の下方で、スライドピース12の摺動スト
ロークの範囲内であれば、との位置に取付けても
その目的を達する。又本願装置を引違いサツシに
適用した場合には、装置の装着は戸先框5aとな
り、スペーサーピースは竪枠2aに当接すること
になる。
起24の下方で、スライドピース12の摺動スト
ロークの範囲内であれば、との位置に取付けても
その目的を達する。又本願装置を引違いサツシに
適用した場合には、装置の装着は戸先框5aとな
り、スペーサーピースは竪枠2aに当接すること
になる。
次に第6図に示す他の実施例について説明する
が、本実施例以下の説明においては、上記した第
1実施例と相違する部分につていのみ説明し、同
一部分については説明を省略する。
が、本実施例以下の説明においては、上記した第
1実施例と相違する部分につていのみ説明し、同
一部分については説明を省略する。
本実施例における回動力発生機構R2は、スラ
イドピース18に上記第1実施例と同様の条件に
設定された長溝22が穿設され、該長溝22の下
端部付近には、突合せ框5の隔壁25に取付けた
作動板126が貫入し、その先端が少しばかりス
ライドピース12より突出している。スペーサー
ピース18には、上記第1実施例の回動突起24
に換え、図面に示すようにその上板23に傾斜方
向を枢軸20に向かうようにした回動斜面124
が設けられている。
イドピース18に上記第1実施例と同様の条件に
設定された長溝22が穿設され、該長溝22の下
端部付近には、突合せ框5の隔壁25に取付けた
作動板126が貫入し、その先端が少しばかりス
ライドピース12より突出している。スペーサー
ピース18には、上記第1実施例の回動突起24
に換え、図面に示すようにその上板23に傾斜方
向を枢軸20に向かうようにした回動斜面124
が設けられている。
作用位置にあるスペーサーピース18を非作用
位置に回動すると、スペーサーピース18は、上
記第1実施例と同様に重心位置の偏位により、非
作用位置に保持され逆回は行なわず、この時作動
板126は回動斜面124の直下に位置してい
る。障子3,4を閉鎖し引き寄せ操作を行なうこ
とによりスライドピース12が下方に摺動し、こ
れにより回動斜面124に作動板126が当接
し、作動板126が回動斜面124を押してスペ
ーサーピース18を、非作用位置から受台28に
当る位置迄回動させ、以後は上記第1の実施例と
同様にして作用位置に回動する。
位置に回動すると、スペーサーピース18は、上
記第1実施例と同様に重心位置の偏位により、非
作用位置に保持され逆回は行なわず、この時作動
板126は回動斜面124の直下に位置してい
る。障子3,4を閉鎖し引き寄せ操作を行なうこ
とによりスライドピース12が下方に摺動し、こ
れにより回動斜面124に作動板126が当接
し、作動板126が回動斜面124を押してスペ
ーサーピース18を、非作用位置から受台28に
当る位置迄回動させ、以後は上記第1の実施例と
同様にして作用位置に回動する。
最後に、第7図に示す第3の実施例の回動力発
生機構R3について説明する。本実施例におい
て、スペーサーピース18の上板23には回動突
起224が突設され、又スライドピース12に
は、スペーサーピース18が非作用位置に回動し
た時に、回動突起224に対応するようにして透
孔222を穿設する。226はスライドピース1
2に揺動自在に枢支された回動杆で、上端が透孔
222と対応し下端にはガイドピン227が取付
けられている。ガイド板229は突合せ框5の隔
壁25に取付けられ、斜面部228aと直線部2
28bとからなるガイド溝228を有し、ガイド
溝228の長さはスライドピース12の摺動スト
ロークと略等しいか、これより長くなるように設
定されている。ガイド溝228には回動杆226
のガイドピン227が遊嵌され、障子3,4の引
寄せが開放された状態でガイドピン227は斜面
部228aの上端に位置し、一方回動杆226の
先端部は透孔222内に入り込むことなく、図面
に示すようにその入口付近に対峙している。
生機構R3について説明する。本実施例におい
て、スペーサーピース18の上板23には回動突
起224が突設され、又スライドピース12に
は、スペーサーピース18が非作用位置に回動し
た時に、回動突起224に対応するようにして透
孔222を穿設する。226はスライドピース1
2に揺動自在に枢支された回動杆で、上端が透孔
222と対応し下端にはガイドピン227が取付
けられている。ガイド板229は突合せ框5の隔
壁25に取付けられ、斜面部228aと直線部2
28bとからなるガイド溝228を有し、ガイド
溝228の長さはスライドピース12の摺動スト
ロークと略等しいか、これより長くなるように設
定されている。ガイド溝228には回動杆226
のガイドピン227が遊嵌され、障子3,4の引
寄せが開放された状態でガイドピン227は斜面
部228aの上端に位置し、一方回動杆226の
先端部は透孔222内に入り込むことなく、図面
に示すようにその入口付近に対峙している。
作用位置にあるスペーサーピース18を非作用
位置に回動すると、回動突起224は透孔222
内に臨み、スペーサーピース18は上記二つの実
施例と同様に非作用位置に保持される。障子3,
4の引寄せを行なうとスライドピース12は下方
に摺動し、該スライドピース12に取付けられた
回動杆226も当然に下方に移行する。この下方
向への移行によりガイドピン227は、ガイド溝
228の斜面部228aに案内されて斜下方に移
行することにより回動杆226は、図面において
反時計方向に揺動し仮想線で示すように透孔22
2内に入り込んで回動突起224を押すことによ
り、スペーサーピース18は非作用位置から受台
28に当接する迄回動し、以後は上記二つの実施
例と同様にして作用位置迄回動する。尚仮想線で
示すように揺動しスペーサーピース18を押し倒
した回動杆226は、以後ガイドピン27が直線
部228bを通過することにより揺動状態を維持
し、障子3,4の引き寄せを解除するためにスラ
イドピース12が上方に摺動すると元の状態に戻
る。
位置に回動すると、回動突起224は透孔222
内に臨み、スペーサーピース18は上記二つの実
施例と同様に非作用位置に保持される。障子3,
4の引寄せを行なうとスライドピース12は下方
に摺動し、該スライドピース12に取付けられた
回動杆226も当然に下方に移行する。この下方
向への移行によりガイドピン227は、ガイド溝
228の斜面部228aに案内されて斜下方に移
行することにより回動杆226は、図面において
反時計方向に揺動し仮想線で示すように透孔22
2内に入り込んで回動突起224を押すことによ
り、スペーサーピース18は非作用位置から受台
28に当接する迄回動し、以後は上記二つの実施
例と同様にして作用位置迄回動する。尚仮想線で
示すように揺動しスペーサーピース18を押し倒
した回動杆226は、以後ガイドピン27が直線
部228bを通過することにより揺動状態を維持
し、障子3,4の引き寄せを解除するためにスラ
イドピース12が上方に摺動すると元の状態に戻
る。
考案の効果
以上に詳述したように本願指詰め防止装置によ
れば、非作用位置に回動して来たスペーサーピー
スは、重心の偏位によりスペーサーピース自体に
発生する回動力によつて確実に該位置に保持され
るので、障子閉鎖時に容易に作用位置に到れない
ため、障子閉鎖、引寄せが円滑に行ない得る。ま
た引寄装置を持つ横引き障子において、閉鎖時に
操作者が通常行なう操作、即ち障子の閉鎖に続く
ハンドル操作で生じる障子の引寄に伴うスライド
ピースの下降により、回動力発生機構が作用し
て、スペーサーピースが非作用位置から脱して作
用位置方向へ回動し、障子を開放すると自動的に
作用位置に回動してくるようにしたので、操作者
はスペーサーピースを作用位置へ回動させるとい
う操作について、全く意識しなくてもよく、いわ
ゆる操作忘れの状態が発生することを確実に防止
でき、不用意に行なわれた障子の閉鎖時の指挟み
事故を略100%防止できる。
れば、非作用位置に回動して来たスペーサーピー
スは、重心の偏位によりスペーサーピース自体に
発生する回動力によつて確実に該位置に保持され
るので、障子閉鎖時に容易に作用位置に到れない
ため、障子閉鎖、引寄せが円滑に行ない得る。ま
た引寄装置を持つ横引き障子において、閉鎖時に
操作者が通常行なう操作、即ち障子の閉鎖に続く
ハンドル操作で生じる障子の引寄に伴うスライド
ピースの下降により、回動力発生機構が作用し
て、スペーサーピースが非作用位置から脱して作
用位置方向へ回動し、障子を開放すると自動的に
作用位置に回動してくるようにしたので、操作者
はスペーサーピースを作用位置へ回動させるとい
う操作について、全く意識しなくてもよく、いわ
ゆる操作忘れの状態が発生することを確実に防止
でき、不用意に行なわれた障子の閉鎖時の指挟み
事故を略100%防止できる。
図面は本願実施の一例を示し、第1図は正面
図、第2図は第1図の平面図、第3図は要部の側
面図、第4図は作動説明図、第5図は全体正面
図、第6図、第7図は他の実施例の正面図であ
る。 3,4……突合せ障子、5,6……突合せ框、
11……引寄せ装置、12,13……スライドピ
ース、18……スペーサーピース、20……枢
軸、22……長溝、24,224……回動突起、
25……隔壁、26,126……作動板、124
……回動斜面、222……透孔、226……回動
杆、227……回動ピン、228……ガイド溝、
229……ガイド板、R1,R2,R3……回動
力発生機構。
図、第2図は第1図の平面図、第3図は要部の側
面図、第4図は作動説明図、第5図は全体正面
図、第6図、第7図は他の実施例の正面図であ
る。 3,4……突合せ障子、5,6……突合せ框、
11……引寄せ装置、12,13……スライドピ
ース、18……スペーサーピース、20……枢
軸、22……長溝、24,224……回動突起、
25……隔壁、26,126……作動板、124
……回動斜面、222……透孔、226……回動
杆、227……回動ピン、228……ガイド溝、
229……ガイド板、R1,R2,R3……回動
力発生機構。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 障子の突合せ框、若しくは戸先框に設けたハ
ンドル操作によつて、前記框内で昇降するスラ
イドピースを備えた引寄装置が作動して障子を
引寄せ、また解除するようにしてある横引き障
子において、スライドピースにスペーサーピー
スの下端を枢軸によつて枢着し、スペーサーピ
ースをスライドピースに当接し略鉛直状に位置
する非作用位置と、該位置より障子の閉鎖方向
に向つて回転し、略水平に位置する作用位置と
の間で回動自在とし、このスペーサーピースは
非作用位置において、その重心が枢軸の鉛直上
方よりもスライドピース寄りに偏位する形状と
すると共に、その長さを作用位置においてスペ
ーサーピース先端が対向する障子部材と当接し
た時に、スペーサーピースを取付けた框と、対
向する障子部材の相対向する先端間に所定の隙
間を生ずる長さに設定し、前記偏位した重心に
よつて生ずる回動力で非作用位置に保持された
スペーサーピースを、障子引寄せに伴うスライ
ドピースの下降によつて作用位置へ向けて回動
させる回動力発生機構を設けて成ることを特徴
とする指詰め防止装置。 2 非作用位置にあるスペーサーピースと対向す
るスライドピース部分に上下方向の長溝を穿設
し、非作用位置において長溝の上端付近に臨む
半球状の回動突起をスペーサーピースの先端に
突設し、長溝に臨んだ回動突起から下方にスラ
イドピースのストロークより短かくなる位置
に、スライドピースの背面側にある隔壁から、
頭部が長溝内に臨む作動板を突設して回動力発
生機構を構成したことを特徴とする実用新案登
録請求の範囲第1項記載の指詰め防止装置。 3 非作用位置にあるスペーサーピースと対向す
るスライドピース部分に上下方向の長溝を穿設
し、非作用位置のスペーサーピースのスライド
ピース側に位置する上板に、傾斜方向を枢軸に
向かうようにした回動斜面を設け、スライドピ
ース背面側の隔壁には、先端が長溝よりスペー
サーピース側へ僅かに突出してスライドピース
下降時に前記回動斜面と当接する作動板を固着
して回動力発生機構を構成したことを特徴する
実用新案登録請求の範囲第1項記載の指詰め防
止装置。 4 非作用位置にあるスペーサーピースのスライ
ドピース側に位置する上板に回動突起を突設
し、非作用位置においてこの回動突起と対向す
るスライドピース部分に透孔を穿設し、スライ
ドピースの背面に上端が透孔と対向する回動杆
の中間部を揺動自在に支持し、回動杆下端のガ
イドピンをスライドピースの背面側に位置する
隔壁に設けたガイド板のガイド溝に摺動自在に
係合させ、このガイド溝形状をスライドピース
の昇降により回動杆上端を透孔内に出没させる
形状として回動力発生機構を構成したことを特
徴する実用新案登録請求の範囲第1項記載の指
詰め防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9022985U JPH0443574Y2 (ja) | 1985-06-15 | 1985-06-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9022985U JPH0443574Y2 (ja) | 1985-06-15 | 1985-06-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61206077U JPS61206077U (ja) | 1986-12-26 |
JPH0443574Y2 true JPH0443574Y2 (ja) | 1992-10-14 |
Family
ID=30645035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9022985U Expired JPH0443574Y2 (ja) | 1985-06-15 | 1985-06-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0443574Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-06-15 JP JP9022985U patent/JPH0443574Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61206077U (ja) | 1986-12-26 |
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