JPH07166783A - 施錠機構を有する電動シヤッター - Google Patents
施錠機構を有する電動シヤッターInfo
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- JPH07166783A JPH07166783A JP34259093A JP34259093A JPH07166783A JP H07166783 A JPH07166783 A JP H07166783A JP 34259093 A JP34259093 A JP 34259093A JP 34259093 A JP34259093 A JP 34259093A JP H07166783 A JPH07166783 A JP H07166783A
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- shutter curtain
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動機構を用いることなく、一般の電動シヤ
ッターだけでなく、透孔付きスラットを用いた電動シヤ
ッターにも適当な施錠機構を提供する。 【構成】 シヤッターカーテン1には、解錠バー4と施
錠バー5が取り付けられている。シヤッターカーテン1
を下降させると、施錠バー5,解錠バー4は、解錠部材
6aを固定ピン2bを軸として回動し、下方に通過す
る。座板1bが着地状態では、施錠バー5が衝合部材9
bに突き当たり、回動部材9を時計方向に回動させて規
制部材9aが施錠バー5をロックする。シヤッターカー
テン1の上昇時には、解錠バー4が解錠部材6aを固定
ピン2aを軸として回動させ、連結部材8を介して、摺
動部材7を上昇させ、係止部材7aの係止を外して、バ
ネ11により回動部材9を反時計方向に回動させ、規制
部材9aを退避させ、ロックを解除する。
ッターだけでなく、透孔付きスラットを用いた電動シヤ
ッターにも適当な施錠機構を提供する。 【構成】 シヤッターカーテン1には、解錠バー4と施
錠バー5が取り付けられている。シヤッターカーテン1
を下降させると、施錠バー5,解錠バー4は、解錠部材
6aを固定ピン2bを軸として回動し、下方に通過す
る。座板1bが着地状態では、施錠バー5が衝合部材9
bに突き当たり、回動部材9を時計方向に回動させて規
制部材9aが施錠バー5をロックする。シヤッターカー
テン1の上昇時には、解錠バー4が解錠部材6aを固定
ピン2aを軸として回動させ、連結部材8を介して、摺
動部材7を上昇させ、係止部材7aの係止を外して、バ
ネ11により回動部材9を反時計方向に回動させ、規制
部材9aを退避させ、ロックを解除する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、施錠機構を有する電動
シヤッター、特に、電動機構によらない施錠機構を有す
る電動シヤッターに関するものである。
シヤッター、特に、電動機構によらない施錠機構を有す
る電動シヤッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動機構を用いて駆動される電動シヤッ
ターの場合、遠隔操作等を可能にするためには、施錠機
構も電動機構を用いるのがよい。電動機構を用いた施錠
機構としては、ソレノイドを用いて、ロック部を駆動す
るのが一般的であるが、価格が高く、施錠部がレールに
設置されるから、電気配線が必要であり、風雨による絶
縁劣化の問題もある。シヤッターの巻上用の電動機にブ
レーキをかけることによって、施錠を行なう方法もあ
る。しかし、この方法は、透孔付きスラットを用いたシ
ヤッターなど、シヤッターカーテンの重量が軽いシヤッ
ターには適していない。
ターの場合、遠隔操作等を可能にするためには、施錠機
構も電動機構を用いるのがよい。電動機構を用いた施錠
機構としては、ソレノイドを用いて、ロック部を駆動す
るのが一般的であるが、価格が高く、施錠部がレールに
設置されるから、電気配線が必要であり、風雨による絶
縁劣化の問題もある。シヤッターの巻上用の電動機にブ
レーキをかけることによって、施錠を行なう方法もあ
る。しかし、この方法は、透孔付きスラットを用いたシ
ヤッターなど、シヤッターカーテンの重量が軽いシヤッ
ターには適していない。
【0003】透孔付きスラットを用いたシヤッターは、
連結部に遊びを有して上下に連結され、その連結部に透
孔を設けた透孔付きスラットを用いたものであり、実公
昭63−29095号公報や特公平3−244786号
公報等に記載されている。
連結部に遊びを有して上下に連結され、その連結部に透
孔を設けた透孔付きスラットを用いたものであり、実公
昭63−29095号公報や特公平3−244786号
公報等に記載されている。
【0004】図6は、このような、透孔付きスラットの
一例を示すものである。図中、21は1枚のスラット、
22は上部連結部、23は下部連結部、24は透孔であ
る。上部連結部22は先端部がフック状に曲げられ、下
部連結部23の中に遊びをもって係合されている。上部
連結部22には、複数の透孔24が設けられ、両連結部
の遊びにより、図のように延びた状態(以下、伸状態と
いう。)では、透孔は開けられた状態となっている。こ
の状態で図示の上のスラットが下がり、下のスラットの
上部連結部22の先端が、上のスラットの下部連結部2
3の中により深く入り込んで各スラットが縮んだ状態
(以下、縮状態という。)となると、透孔24は上のス
ラットの下部連結部23の中に隠れて閉鎖される。した
がって、スラットを下降させ、座板が着地しただけの状
態では、伸状態であり、透孔24が開放された状態とな
る。さらにスラットを下降させ、縮状態にすると、透孔
24は閉鎖された状態となる。また、縮状態にあるシヤ
ッターを少し巻き上げると、伸状態となって、透孔を開
けることができる。
一例を示すものである。図中、21は1枚のスラット、
22は上部連結部、23は下部連結部、24は透孔であ
る。上部連結部22は先端部がフック状に曲げられ、下
部連結部23の中に遊びをもって係合されている。上部
連結部22には、複数の透孔24が設けられ、両連結部
の遊びにより、図のように延びた状態(以下、伸状態と
いう。)では、透孔は開けられた状態となっている。こ
の状態で図示の上のスラットが下がり、下のスラットの
上部連結部22の先端が、上のスラットの下部連結部2
3の中により深く入り込んで各スラットが縮んだ状態
(以下、縮状態という。)となると、透孔24は上のス
ラットの下部連結部23の中に隠れて閉鎖される。した
がって、スラットを下降させ、座板が着地しただけの状
態では、伸状態であり、透孔24が開放された状態とな
る。さらにスラットを下降させ、縮状態にすると、透孔
24は閉鎖された状態となる。また、縮状態にあるシヤ
ッターを少し巻き上げると、伸状態となって、透孔を開
けることができる。
【0005】このように、透孔付きスラットを用いたシ
ヤッターは、閉鎖状態が伸状態から縮状態の間をとるこ
とができる。この透孔付きスラットを用いた電動シヤッ
ターに対して、その巻上用の電動機にブレーキをかけて
施錠を行なう方法を採用すると、縮状態で施錠をかけた
場合は問題はないが、伸状態で閉止した場合には、座板
を持ち上げると、スラット間の連結部の遊びだけ、すな
わち、縮状態になるまで、座板を上げることができ、床
面との間にかなりの隙間が生じ、防犯上も問題である。
また、透光付きスラットではない普通のスラットを用い
たシヤッターでも、包合部に遊びがあり、むりやりシヤ
ッターカーテンを持ち上げて、ケース内に押し込まれる
おそれがあり、同様の問題を引き起こしている。
ヤッターは、閉鎖状態が伸状態から縮状態の間をとるこ
とができる。この透孔付きスラットを用いた電動シヤッ
ターに対して、その巻上用の電動機にブレーキをかけて
施錠を行なう方法を採用すると、縮状態で施錠をかけた
場合は問題はないが、伸状態で閉止した場合には、座板
を持ち上げると、スラット間の連結部の遊びだけ、すな
わち、縮状態になるまで、座板を上げることができ、床
面との間にかなりの隙間が生じ、防犯上も問題である。
また、透光付きスラットではない普通のスラットを用い
たシヤッターでも、包合部に遊びがあり、むりやりシヤ
ッターカーテンを持ち上げて、ケース内に押し込まれる
おそれがあり、同様の問題を引き起こしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、一般の電動シヤッターだけ
でなく、透孔付きスラットを用いた電動シヤッターにも
適当な施錠機構を提供することを目的とするものであ
る。
情に鑑みてなされたもので、一般の電動シヤッターだけ
でなく、透孔付きスラットを用いた電動シヤッターにも
適当な施錠機構を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数のスラッ
トを連結し下方に施錠バーと上方に解錠バーが設けられ
たシヤッターカーテンが、開口部左右のガイドレールに
案内されて昇降する電動シヤッターであって、前記ガイ
ドレールの下方に配置され前記施錠バーと係合可能な衝
合部材とその上方近傍に位置する規制部材とを有する施
錠部と、前記ガイドレールの上方に配置され前記解錠バ
ーに係合可能な解錠部材を有する解錠部を備え、前記規
制部材は前記施錠バーが前記衝合部材に係合することに
より前記シヤッターカーテンを施錠し、前記解錠部材は
前記解錠バーの上方移動により前記規制部材による施錠
を解除することを特徴とするものである。
トを連結し下方に施錠バーと上方に解錠バーが設けられ
たシヤッターカーテンが、開口部左右のガイドレールに
案内されて昇降する電動シヤッターであって、前記ガイ
ドレールの下方に配置され前記施錠バーと係合可能な衝
合部材とその上方近傍に位置する規制部材とを有する施
錠部と、前記ガイドレールの上方に配置され前記解錠バ
ーに係合可能な解錠部材を有する解錠部を備え、前記規
制部材は前記施錠バーが前記衝合部材に係合することに
より前記シヤッターカーテンを施錠し、前記解錠部材は
前記解錠バーの上方移動により前記規制部材による施錠
を解除することを特徴とするものである。
【0008】衝合部材と規制部材は、一体の部材として
構成することができるが、別体の部材として構成しても
よい。
構成することができるが、別体の部材として構成しても
よい。
【0009】
【作用】本発明によれば、多数のスラットを連結し下方
に施錠バーと上方に解錠バーが設けられたシヤッターカ
ーテンが、開口部左右のガイドレールに案内されて昇降
する電動シヤッターであって、規制部材が、施錠バーが
衝合部材に係合することによりシヤッターカーテンを施
錠するから、シヤッターカーテンの下部において、施錠
でき、施錠状態で座板を持ち上げても、規制部材が衝合
部材の上方近傍であることにより、座板を持ち上げるこ
とができる高さは僅かである。また、解錠部材が解錠バ
ーの上方移動により規制部材による施錠を解除するよう
にしたことによって、シヤッターカーテンの巻き上げの
開始により施錠を自動解除することができる。
に施錠バーと上方に解錠バーが設けられたシヤッターカ
ーテンが、開口部左右のガイドレールに案内されて昇降
する電動シヤッターであって、規制部材が、施錠バーが
衝合部材に係合することによりシヤッターカーテンを施
錠するから、シヤッターカーテンの下部において、施錠
でき、施錠状態で座板を持ち上げても、規制部材が衝合
部材の上方近傍であることにより、座板を持ち上げるこ
とができる高さは僅かである。また、解錠部材が解錠バ
ーの上方移動により規制部材による施錠を解除するよう
にしたことによって、シヤッターカーテンの巻き上げの
開始により施錠を自動解除することができる。
【0010】
【実施例】図1〜図5は、本発明の施錠機構を有する電
動シヤッターの一実施例を説明するためのものであり、
図1(A)は閉鎖状態の側断面図、図1(B)はシヤッ
ターカーテンの正面図、図2は開放状態の側断面図、図
3,図4は解錠部の動作説明図、図5は施錠部の動作説
明図である。図中、1はシヤッターカーテン、1aはス
ラット、1bは座板、2は解錠部取付部材、2a,2b
は固定ピン、3は施錠部取付部材、3a,3bは固定ピ
ン、4は解錠バー、5は施錠バー、6は揺動部材、6a
は解錠部材、6b,6cは長孔、7は摺動部材、7aは
係止部材、7b,7cは長孔、7dは折り曲げ部、8は
連結部材、8aは連結部、8bは止めナット、9は回動
部材、9aは規制部材、9bは衝合部材、9cは被係止
部、9dは回動軸、10,11は引っ張りバネ、12は
ガイドレールを示す仮想線、13は解錠バーと施錠バー
の移動線である。
動シヤッターの一実施例を説明するためのものであり、
図1(A)は閉鎖状態の側断面図、図1(B)はシヤッ
ターカーテンの正面図、図2は開放状態の側断面図、図
3,図4は解錠部の動作説明図、図5は施錠部の動作説
明図である。図中、1はシヤッターカーテン、1aはス
ラット、1bは座板、2は解錠部取付部材、2a,2b
は固定ピン、3は施錠部取付部材、3a,3bは固定ピ
ン、4は解錠バー、5は施錠バー、6は揺動部材、6a
は解錠部材、6b,6cは長孔、7は摺動部材、7aは
係止部材、7b,7cは長孔、7dは折り曲げ部、8は
連結部材、8aは連結部、8bは止めナット、9は回動
部材、9aは規制部材、9bは衝合部材、9cは被係止
部、9dは回動軸、10,11は引っ張りバネ、12は
ガイドレールを示す仮想線、13は解錠バーと施錠バー
の移動線である。
【0011】図1により実施例の概略を説明する。図1
(A)に示すように、シヤッターカーテン1は、図6で
説明したような透孔付きスラット1aを用いた。図1
(B)に示すように、適当なスラットに解錠バー4が取
り付けられ、座板もしくは座板近くのスラットに施錠バ
ー5が取り付けられている。なお、ガイドレールは、一
点鎖線12で、その位置を示した。したがって、シヤッ
ターカーテン1の端部の一点鎖線12より右側は、ガイ
ドレール内にある。
(A)に示すように、シヤッターカーテン1は、図6で
説明したような透孔付きスラット1aを用いた。図1
(B)に示すように、適当なスラットに解錠バー4が取
り付けられ、座板もしくは座板近くのスラットに施錠バ
ー5が取り付けられている。なお、ガイドレールは、一
点鎖線12で、その位置を示した。したがって、シヤッ
ターカーテン1の端部の一点鎖線12より右側は、ガイ
ドレール内にある。
【0012】施錠機構は、建物躯体の開口部の側面に設
けられている。もちろん、一方の側面だけでもよいが、
両方に設けた方がより確実な施錠が可能である。したが
って、図1(B)で説明した解錠バー4および施錠バー
5も、シヤッターカーテン1の両側に設けられている。
図1(A)は、開口部の一方の側面に設けられた施錠機
構を示している。開口部の上方には、建物躯体側に解錠
部取付部材2が固定され、下方には、同様に施錠部取付
部材3が固定されている。解錠部取付部材2には、解錠
部材6aが設けられた揺動部材6が揺動可能に取り付け
られている。施錠部取付部材3には、摺動部材7が摺動
可能に取り付けられ、また、回動部材9が回動可能に取
り付けられている。回動部材9には、規制部材9aと衝
合部材9bが形成されている。
けられている。もちろん、一方の側面だけでもよいが、
両方に設けた方がより確実な施錠が可能である。したが
って、図1(B)で説明した解錠バー4および施錠バー
5も、シヤッターカーテン1の両側に設けられている。
図1(A)は、開口部の一方の側面に設けられた施錠機
構を示している。開口部の上方には、建物躯体側に解錠
部取付部材2が固定され、下方には、同様に施錠部取付
部材3が固定されている。解錠部取付部材2には、解錠
部材6aが設けられた揺動部材6が揺動可能に取り付け
られている。施錠部取付部材3には、摺動部材7が摺動
可能に取り付けられ、また、回動部材9が回動可能に取
り付けられている。回動部材9には、規制部材9aと衝
合部材9bが形成されている。
【0013】揺動部材6には、回動可能な連結部8aに
より連結部材8の一端部が取り付けられている。この実
施例では、連結部材8として、棒状部材を用い、連結部
材8の他端側は、摺動部材7の上部の折り曲げ部7dに
設けた孔に挿通され、止めナット8bが取り付けられて
いる。したがって、連結部材8は、摺動部材7に対し
て、相対的に下方に移動可能である。連結部材8は、ワ
イヤー等の可撓性の材料を用いてもよい。
より連結部材8の一端部が取り付けられている。この実
施例では、連結部材8として、棒状部材を用い、連結部
材8の他端側は、摺動部材7の上部の折り曲げ部7dに
設けた孔に挿通され、止めナット8bが取り付けられて
いる。したがって、連結部材8は、摺動部材7に対し
て、相対的に下方に移動可能である。連結部材8は、ワ
イヤー等の可撓性の材料を用いてもよい。
【0014】図3,図4により、揺動部材6の動作を説
明する。図3(A)は、図1(A)と同じ方向から見た
図であり、図3(B)は、図3(A)の左側面から見た
図である。揺動部材6には、円弧状の長孔6b,6cが
形成され、長孔6b,6cは解錠部取付部材2に固定さ
れた固定ピン2a,2bに係合している。常時は、揺動
部材6および連結部材8の重量により、長孔6a,6b
の上端が固定ピン2a,2bに位置している。図1に示
すシヤッターカーテンの閉鎖状態や図2に示すシヤッタ
ーカーテンの開放状態等において、揺動部材6は、図3
(A)に示す位置にある。この状態では、解錠部材6a
は、解錠バーや施錠バーに係合する位置に臨出してい
る。
明する。図3(A)は、図1(A)と同じ方向から見た
図であり、図3(B)は、図3(A)の左側面から見た
図である。揺動部材6には、円弧状の長孔6b,6cが
形成され、長孔6b,6cは解錠部取付部材2に固定さ
れた固定ピン2a,2bに係合している。常時は、揺動
部材6および連結部材8の重量により、長孔6a,6b
の上端が固定ピン2a,2bに位置している。図1に示
すシヤッターカーテンの閉鎖状態や図2に示すシヤッタ
ーカーテンの開放状態等において、揺動部材6は、図3
(A)に示す位置にある。この状態では、解錠部材6a
は、解錠バーや施錠バーに係合する位置に臨出してい
る。
【0015】図4(A)は、解錠バーおよび施錠バーが
下方に移動する状態を示している。開放状態にあるシヤ
ッターカーテンを下降させる場合は、まず、図2の移動
線13を施錠バー5が通過する。施錠バー5が、揺動部
材6の解錠部材6aに突き当たると、揺動部材6は、固
定ピン2bを軸とし、長孔6bが固定ピン2aに案内さ
れ、図に示すように時計方向に回動する。したがって、
施錠バー5は、解錠部材6aを下向きに傾斜させて下方
に移動し、その後は、揺動部材6および連結部材8の重
量により、図3の状態に戻る。解錠バー4も同様にし
て、下方に移動することができる。
下方に移動する状態を示している。開放状態にあるシヤ
ッターカーテンを下降させる場合は、まず、図2の移動
線13を施錠バー5が通過する。施錠バー5が、揺動部
材6の解錠部材6aに突き当たると、揺動部材6は、固
定ピン2bを軸とし、長孔6bが固定ピン2aに案内さ
れ、図に示すように時計方向に回動する。したがって、
施錠バー5は、解錠部材6aを下向きに傾斜させて下方
に移動し、その後は、揺動部材6および連結部材8の重
量により、図3の状態に戻る。解錠バー4も同様にし
て、下方に移動することができる。
【0016】図4(B)は、解錠バーおよび施錠バーが
上方に移動する状態を示している。閉鎖状態にあるシヤ
ッターカーテンを上昇させる場合は、まず、図1からも
分かるように、解錠バー4が揺動部材6の解錠部材6a
に突き当たる。それにより、揺動部材6は、固定ピン2
aを軸とし、長孔6cが固定ピン2bに案内され、図に
示すように反時計方向に回動する。したがって、解錠バ
ー4は、解錠部材6aを上向きに傾斜させて上方に移動
し、その後は、揺動部材6および連結部材8の重量によ
り、図3の状態に戻る。施錠バー5も同様にして、上方
に移動することができる。解錠部材6aの上方への傾斜
移動によって、連結部材8は上方に引き上げられる。
上方に移動する状態を示している。閉鎖状態にあるシヤ
ッターカーテンを上昇させる場合は、まず、図1からも
分かるように、解錠バー4が揺動部材6の解錠部材6a
に突き当たる。それにより、揺動部材6は、固定ピン2
aを軸とし、長孔6cが固定ピン2bに案内され、図に
示すように反時計方向に回動する。したがって、解錠バ
ー4は、解錠部材6aを上向きに傾斜させて上方に移動
し、その後は、揺動部材6および連結部材8の重量によ
り、図3の状態に戻る。施錠バー5も同様にして、上方
に移動することができる。解錠部材6aの上方への傾斜
移動によって、連結部材8は上方に引き上げられる。
【0017】図5により、摺動部材7および回動部材9
の動作を説明する。図5(A)は、図1(A)と同じ方
向から見た図であり、図5(B)は、図5(A)の左側
面から見た図であるが、連結部材の図示は省略した。摺
動部材7には、長孔7b,7cが形成され、長孔7b,
7cは、施錠部取付部材3に固定された固定ピン3a,
3bに係合している。摺動部材7は、引っ張りバネ10
により、下方に付勢されているから、摺動部材7に固定
された係止部材7aも、常時下方に付勢されている。
の動作を説明する。図5(A)は、図1(A)と同じ方
向から見た図であり、図5(B)は、図5(A)の左側
面から見た図であるが、連結部材の図示は省略した。摺
動部材7には、長孔7b,7cが形成され、長孔7b,
7cは、施錠部取付部材3に固定された固定ピン3a,
3bに係合している。摺動部材7は、引っ張りバネ10
により、下方に付勢されているから、摺動部材7に固定
された係止部材7aも、常時下方に付勢されている。
【0018】回動部材9は、施錠部取付部材3に固定さ
れた回動軸9dに回動可能に取り付けられ、引っ張りバ
ネ11により、反時計方向に付勢されている。回動部材
9の周面に、係止部材7aに係合可能な被係止部9cが
形成されるとともに、規制部材9aと衝合部材9bが一
体的に形成されている。図2に示すシヤッターカーテン
の開放状態においては、回動部材9は、図5(A)に示
す位置にある。この状態では、規制部材9aは、移動線
13から退避した位置にあり、施錠バー5に接触するこ
とはない。衝合部材9bは、施錠バー5に係合する位置
に臨出している。
れた回動軸9dに回動可能に取り付けられ、引っ張りバ
ネ11により、反時計方向に付勢されている。回動部材
9の周面に、係止部材7aに係合可能な被係止部9cが
形成されるとともに、規制部材9aと衝合部材9bが一
体的に形成されている。図2に示すシヤッターカーテン
の開放状態においては、回動部材9は、図5(A)に示
す位置にある。この状態では、規制部材9aは、移動線
13から退避した位置にあり、施錠バー5に接触するこ
とはない。衝合部材9bは、施錠バー5に係合する位置
に臨出している。
【0019】図5(A)の状態において、シヤッターカ
ーテン1が下降して、施錠バー5が衝合部材9bに衝合
すると、図5(C)に示すように、回動部材9が時計方
向に回動し、座板の着地位置においては、回動部材9の
被係止部9cに摺動部材7の係止部材7aが係合し、回
動部材9の反時計方向への回動を阻止する。この状態で
は、規制部材9aが施錠バー5に係合する位置に臨出す
る。したがって、この状態は図1(A)に示す状態であ
るが、この状態では、座板を持ち上げようとしても、施
錠バー5が規制部材9aによって、上方への移動を規制
されるから、シヤッターカーテンの施錠が行なわれ、座
板を持ち上げてシヤッターカーテンを開けることはでき
ない。もちろん、シヤッターカーテンを図示しないケー
ス内に押し込むこともできない。座板が着地した位置か
ら、さらに、シヤッターカーテンを駆動する電動機を下
降方向に駆動すると、上述した縮状態をとることができ
る。縮状態と伸状態との間でシヤッターカーテンを駆動
する電動機を回転させても、施錠状態に影響はない。
ーテン1が下降して、施錠バー5が衝合部材9bに衝合
すると、図5(C)に示すように、回動部材9が時計方
向に回動し、座板の着地位置においては、回動部材9の
被係止部9cに摺動部材7の係止部材7aが係合し、回
動部材9の反時計方向への回動を阻止する。この状態で
は、規制部材9aが施錠バー5に係合する位置に臨出す
る。したがって、この状態は図1(A)に示す状態であ
るが、この状態では、座板を持ち上げようとしても、施
錠バー5が規制部材9aによって、上方への移動を規制
されるから、シヤッターカーテンの施錠が行なわれ、座
板を持ち上げてシヤッターカーテンを開けることはでき
ない。もちろん、シヤッターカーテンを図示しないケー
ス内に押し込むこともできない。座板が着地した位置か
ら、さらに、シヤッターカーテンを駆動する電動機を下
降方向に駆動すると、上述した縮状態をとることができ
る。縮状態と伸状態との間でシヤッターカーテンを駆動
する電動機を回転させても、施錠状態に影響はない。
【0020】施錠を解除するには、シヤッターカーテン
を上昇させるだけでよい。シヤッターを上昇させると、
まず、図4(B)で説明したように、解錠バー4が、揺
動部材6の解錠部材6aに突き当たり、揺動部材6を反
時計方向に回動させて、連結部材8を引き上げる。それ
により、摺動部材7が引き上げられる。このときには、
施錠バー5は、衝合部材9bとの衝合位置を離れている
から、回動部材9の被係止部9cは係止部材7aによる
係止を解除され、図5(A)の状態となる。したがっ
て、施錠バー5は、規制部材9aに規制されることな
く、上昇でき、シヤッターカーテンを開放させることが
できる。開放状態では、図2の状態となる。
を上昇させるだけでよい。シヤッターを上昇させると、
まず、図4(B)で説明したように、解錠バー4が、揺
動部材6の解錠部材6aに突き当たり、揺動部材6を反
時計方向に回動させて、連結部材8を引き上げる。それ
により、摺動部材7が引き上げられる。このときには、
施錠バー5は、衝合部材9bとの衝合位置を離れている
から、回動部材9の被係止部9cは係止部材7aによる
係止を解除され、図5(A)の状態となる。したがっ
て、施錠バー5は、規制部材9aに規制されることな
く、上昇でき、シヤッターカーテンを開放させることが
できる。開放状態では、図2の状態となる。
【0021】解錠部と施錠部の位置関係は、図5(C)
の状態において、施錠バー5が衝合部材9bとの衝合位
置から規制部材9aに接触するまでの間に、解錠バー4
が図4(B)で説明した解錠部材6aを押し上げて、連
結部材8を介して摺動部材7を上昇させ、係止部材7a
が被係止部9cの係止を解除するように設定される。な
お、上述した実施例では、衝合部材と規制部材とを一体
的に形成したが、別体で形成し、衝合部材の動作に連動
して、規制部材が、施錠バーを規制するするようにして
もよい。また、規制部材は、必ずしも、施錠バーを規制
する必要はなく、座板等に規制部材によって規制される
部材を設けるようにしてもよい。施錠バーや解錠バーも
座板やスラットの一部を利用してもよい。
の状態において、施錠バー5が衝合部材9bとの衝合位
置から規制部材9aに接触するまでの間に、解錠バー4
が図4(B)で説明した解錠部材6aを押し上げて、連
結部材8を介して摺動部材7を上昇させ、係止部材7a
が被係止部9cの係止を解除するように設定される。な
お、上述した実施例では、衝合部材と規制部材とを一体
的に形成したが、別体で形成し、衝合部材の動作に連動
して、規制部材が、施錠バーを規制するするようにして
もよい。また、規制部材は、必ずしも、施錠バーを規制
する必要はなく、座板等に規制部材によって規制される
部材を設けるようにしてもよい。施錠バーや解錠バーも
座板やスラットの一部を利用してもよい。
【0022】なお、解錠部取付部材を下の方に設けた場
合、シヤッター全閉時に解錠部取付部材の上に位置する
スラットを手で押し付けながら、上に移動させることに
より施錠を開放されるおそれがある。したがって、解錠
部取付部材は、極力このような心配のない位置、すなわ
ち、できるだけ上方に取り付けるのがよい。シヤッター
のガイドレールは、図示しない上方の収納ケース内にま
で入り込んでいるので、この収納ケース内のレール部に
設けることが、より好ましい。
合、シヤッター全閉時に解錠部取付部材の上に位置する
スラットを手で押し付けながら、上に移動させることに
より施錠を開放されるおそれがある。したがって、解錠
部取付部材は、極力このような心配のない位置、すなわ
ち、できるだけ上方に取り付けるのがよい。シヤッター
のガイドレールは、図示しない上方の収納ケース内にま
で入り込んでいるので、この収納ケース内のレール部に
設けることが、より好ましい。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
よれば、電動機構を用いることなく、シヤッターカーテ
ンの施錠が可能であるばかりでなく、一般の電動シヤッ
ターだけでなく、透孔付きスラットにも用いることがで
きる施錠機構を得ることができるという効果がある。
よれば、電動機構を用いることなく、シヤッターカーテ
ンの施錠が可能であるばかりでなく、一般の電動シヤッ
ターだけでなく、透孔付きスラットにも用いることがで
きる施錠機構を得ることができるという効果がある。
【図1】本発明の施錠機構を有する電動シヤッター1の
一実施例の閉鎖状態の説明図である。
一実施例の閉鎖状態の説明図である。
【図2】図1の電動シヤッターの開放状態の説明図であ
る。
る。
【図3】図1の電動シヤッターの解錠部の動作説明図で
ある。
ある。
【図4】図1の電動シヤッターの解錠部の動作説明図で
ある。
ある。
【図5】図1の電動シヤッターの施錠部の動作説明図で
ある。
ある。
【図6】透孔付きスラットの一例の説明図である。
1…シヤッターカーテン、2…解錠部取付部材、3…施
錠部取付部材、4…解錠バー、5…施錠バー、6…揺動
部材、6a…解錠部材、7…摺動部材、7a…係止部
材、8…連結部材、9…回動部材、9a…規制部材 9
b…衝合部材。
錠部取付部材、4…解錠バー、5…施錠バー、6…揺動
部材、6a…解錠部材、7…摺動部材、7a…係止部
材、8…連結部材、9…回動部材、9a…規制部材 9
b…衝合部材。
Claims (1)
- 【請求項1】 多数のスラットを連結し下方に施錠バー
と上方に解錠バーが設けられたシヤッターカーテンが、
開口部左右のガイドレールに案内されて昇降する電動シ
ヤッターであって、前記ガイドレールの下方に配置され
前記施錠バーと係合可能な衝合部材とその上方近傍に位
置する規制部材とを有する施錠部と、前記ガイドレール
の上方に配置され前記解錠バーに係合可能な解錠部材を
有する解錠部を備え、前記規制部材は前記施錠バーが前
記衝合部材に係合することにより前記シヤッターカーテ
ンを施錠し、前記解錠部材は前記解錠バーの上方移動に
より前記規制部材による施錠を解除することを特徴とす
る施錠機構を有する電動シヤッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34259093A JPH07166783A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 施錠機構を有する電動シヤッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34259093A JPH07166783A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 施錠機構を有する電動シヤッター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07166783A true JPH07166783A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18354949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34259093A Pending JPH07166783A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 施錠機構を有する電動シヤッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07166783A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102619418A (zh) * | 2012-04-19 | 2012-08-01 | 无锡旭峰门业制造有限公司 | 自动门防坠落自动锁扣 |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP34259093A patent/JPH07166783A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102619418A (zh) * | 2012-04-19 | 2012-08-01 | 无锡旭峰门业制造有限公司 | 自动门防坠落自动锁扣 |
CN102619418B (zh) * | 2012-04-19 | 2014-07-30 | 无锡旭峰门业制造有限公司 | 自动门防坠落自动锁扣 |
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