JPH0816395B2 - 型 枠 - Google Patents

型 枠

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JPH0816395B2
JPH0816395B2 JP5158254A JP15825493A JPH0816395B2 JP H0816395 B2 JPH0816395 B2 JP H0816395B2 JP 5158254 A JP5158254 A JP 5158254A JP 15825493 A JP15825493 A JP 15825493A JP H0816395 B2 JPH0816395 B2 JP H0816395B2
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    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G9/00Forming or shuttering elements for general use
    • E04G9/02Forming boards or similar elements
    • E04G2009/023Forming boards or similar elements with edge protection
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    • E04G2009/026Forming boards or similar elements with edge protection specific for corners

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、型枠脱型時の取扱時等
に型枠を地面に落下させたり、他の材料等にぶつけた場
合でも型枠の角部や表面の破損又は欠損を防止し、又、
コンクリート等の仕上げ面を面一又は粗に成形可能であ
り、更に、型枠としての強度を保持しながらも軽量且つ
脱型容易であって、釘打ち、切断も可能な型枠に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の型枠としては金属製型枠や木製型
枠等の所謂コンパネ等がその代表例として使用されてい
たが、近年では軽量化を図るべく発泡合成樹脂製型枠も
使用されつつある。
【0003】しかし、これらの発泡合成樹脂製型枠は、
発泡性合成樹脂を基材としていることから釘立ちが悪
く、釘抜けも起こり、又、型枠としての強度が保持でき
ないものであったため、本出願人は発泡合成樹脂を芯材
とし、この芯材の片面又は両面に硬質の板材を固着した
発泡合成樹脂製型枠と脱型を容易にすべく型枠表面に離
型層を固着した型枠等を先に出願した。
【0004】又、前記型枠に加え型枠周囲に帯状の保護
部材を設けることで型枠全体の強度を高めるとともに、
型枠側壁への釘打ちも可能とし、しかも作業中に型枠周
囲が運搬途上等における他のものとぶつかった程度の衝
撃荷重に対しても破損、欠損しない型枠をも既に出願し
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本出願人が出
願した従来の型枠で通常の型枠としては満足できるもの
であったものの、実際の作業現場における型枠は乱雑に
扱われる為、例えば高所に建て込まれた型枠を脱型する
際に、作業時間を短縮すべく、脱型後の型枠を自然落下
させて取り外すことが常であり、前記した型枠全周に補
強部材を設けた型枠であっても、この落下時における強
い衝撃荷重によって型枠表面に配設した板材角部が剥離
等して欠損、破損する場合が生じた。
【0006】そこで、従来の保護部材を単に大きくして
強度を高めたり、又、保護部材として強硬度の素材を使
用することも考えたが、単に大きくしただけでは高重量
となり、軽量且つ強硬度の素材は高価格である為コスト
高となるうえに再利用しにくい問題があった。本発明が
前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、型枠に
強い衝撃荷重がかかる場合を徹底研究し、その衝撃荷重
に対する保護を成すとともに、型枠全重量が依然として
軽量な型枠を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決すべく、直角の角部を面取り等して切除し、表面側に
コンクリート等との離型性良好な離型層を設けてなる一
対の表面板と、該、表面板の外周全体又は一部に配し、
少なくとも前記切除した切除部に相当する部分に厚肉の
補強部を設けてなる枠体と、前記一対の表面板と枠体間
に充填して互いに一体化してなる合成樹脂製芯材と、よ
りなる型枠を要旨とする。
【0008】また、前記表面板の切除部を二等辺三角形
状に切除し、この切除部を四隅に形成し、前記補強部を
一対の表面板の各表面間の厚さと同厚に設定し、補強部
表面と表面板表面とを面一にしてなる。
【0009】また、離型層として、表面を面一又は粗に
形成してなり、一方の表面を面一にし、他方の表面を粗
に形成してなる。尚、芯材として、発泡合成樹脂を利用
してなる。
【0010】更に、枠体として、平面二等辺三角形状の
補強部の等辺から辺方向に各々帯状辺部を延設し、前記
補強部及び各辺部の内面から内方に向けて、複数の開口
を設けるとともに適所に前記表面板表面を枠体表面と面
一に設定するための支持突起を立設した板状骨部材を一
体成形してなるコーナー枠体と、前記辺部に連設又は着
脱可能に連結され内方に向けて、複数の開孔を設けると
ともに適所に前記支持突起と同高の突片を立設した断面
T状の帯体と、よりなるものを利用してなり、この補強
部内面から内方に向けて、骨部材外面にリブを単又は複
数形成し、前記帯体に芯材用合成樹脂を充填するための
充填口を開設してなる。
【0011】
【作用】以上の如き内容からなる本発明の型枠にあって
は、脱型後のコンクリート面を面一にする場合には、離
型層表面を面一に形成した面を打設面とし、又脱型後の
コンクリート面を粗に仕上げる場合には、離型層表面を
粗に形成した面を打設面にして位置づける等して、周知
方法にて型枠の立て込み作業を行う。そして、コンクリ
ートを打設して該コンクリートが硬化した後、フォーム
タイ等の型枠取付具を除去し、コンクリート面と型枠打
設面との間にバール等を挿入して型枠をコンクリートか
ら剥せば、型枠表面に設けた離型層によって離型剤を用
いなくても容易に脱型される。
【0012】又、脱型時等にあっては、脱型後の型枠が
自然落下して地面に叩きつけられるものの、この落下時
には前記補強部を厚肉としているため、枠体の中ではこ
の補強部は重い部分であるから、この補強部が最初に接
地して落下時の衝撃荷重を受ける。しかし、前記補強部
を厚肉に形成している為、この衝撃荷重による破損、欠
損を生ずることはなく、しかも型枠角部である補強部角
部から表面板端縁までの間には前記厚肉の補強部が介在
することで、該補強部が衝撃荷重を一旦緩衝した後、表
面板に荷重が伝達されるうえに、表面板角部を切除した
切除縁全体にて荷重を受ける為、表面板が捲れたりする
こともない。
【0013】更に、脱型後の型枠表面に付着したコンク
リートは離型剤等を用いなくても布等で拭くだけで容易
に清掃され、新たな型枠同様再利用される。尚、この際
に型枠を建て込むために表面適所に開設したフォームタ
イ、セパレーター用取付孔に型枠表面を面一にしうる合
成樹脂製栓体を嵌合するなど周知手段にて前記取付孔を
埋設すればよい。
【0014】
【実施例】次に添付図面に示した実施例にもとづき本発
明の詳細を説明する。図1は本発明の一実施例を示す型
枠の平面図、図2はその角部分を示す要部拡大分解斜視
図である。1は、数ミリ程度の厚みの木質系の板、合成
樹脂製の板、金属製の薄板、又はこれらの複合材による
板等によって矩形状に形成した四隅の角部2を頂点にし
て平面二等辺三角形状等に面取り、切断等の切除をした
平面八角形状の硬板である。この切除した図中想像線で
示す切除部3は、前記角部2からの二等分線を基準線と
して線対称形状となる二等辺三角形状、正三角形状、正
方形状等であることが美観的にも好ましいが特に限定さ
れるものではなく、本発明の意図するところは硬板1四
隅を切除し、この切除された切除部3に代えて型枠落下
時等の衝撃に耐えうる該切除部3と同形な後述補強部を
設け、この補強部で衝撃を一旦緩衝したうえで前記硬板
1の切除縁4に衝撃を伝達することによって、該切除縁
4の剥離を防止しようとするものであるため非対称形状
であっても構わない。但し、前記角部2から切除縁4ま
での長さに比して切除縁4に加わる衝撃が和らぐもの
の、あまり長くすれば当然補強部も大きくなって高重量
となるため、型枠全体としての重量を考慮すれば前記角
部2から切除縁4迄の長さを15cm以内とする二等辺三角
形状であることが好ましい。
【0015】又、前記硬板1としては木質系の粉体を板
状に固化してなるハードボードや中質繊維板、所謂MD
F板、ベニヤ板、合板、籾殻を粉砕して板状に成形した
板体等の木質系の板を利用することで、従来のコンパネ
製型枠に代表される木製の型枠との違和感がなく、現場
作業者に受け入れられやすい。又、前記ハードボード、
中質繊維板等の木粉を板状に成形したものであれば、使
用済の型枠又は建築用廃棄木材等を再度粉砕した後、合
成樹脂等で固化させて板状に成形すれば、新たに前記硬
板1として再利用できるため従来の型枠のような廃棄物
とならず、新木材の使用を減少でき、ひいては原産地に
おける森林破壊をも防止できる。
【0016】この硬板1表面に固着させてなる5は、ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフ
タレート等から選んだ一種又は二種以上のものをフィル
ム状又はシート状に形成したセメント系硬化物との離型
性良好な離型層である。この離型層5としては、前記の
フィルム状又はシート状のものを直接接着したもの又は
型枠成形後の型枠表面側に後加工して固着したもの或い
は接着性を高めるために、該シートにコロナ放電した
り、酸で表面処理したりするなどして用いられるだけで
なく、セメント系硬化物との離型性良好な離型層用合成
樹脂材料、例えば、ワックス等の油性の材料や紫外線硬
化型合成樹脂材料を硬板1表面側に塗布又は含浸させた
ものも前記離型層5の概念として含まれるものであり、
この離型層5を前記硬板1表面側に設けて一対の表面板
6、6’を各々構成してなる。更に、前記離型層5表面
にエンボス加工等による凹凸面を形成すれば、離型層5
表面を粗に形成でき、打設後のコンクリート表面を粗に
仕上げることもできる。更に又、一方の離型層5表面を
面一とし、他方の離型層5表面を粗に形成しておけば、
コンクリート仕上げ面に応じた打設面を作業現場にて容
易に選択することが可能となる。
【0017】図中7は前記表面板6、6’の外周全体又
は一部に配し、少なくとも前記切除部3に相当する部分
に厚肉の補強部8を設けてなる枠体である。該枠体7は
合成樹脂、硬質ゴム、木質材等の少なくとも一種以上を
利用して形成することが考えられ、例えば木質材を粉砕
して合成樹脂、硬質ゴムと混合させたものであっても構
わない。又、前記切除部3に相当する部分と其以外の型
枠外周に位置する部分とを異種材で形成して両者を一体
化することも可能である。図例のものは、前記切除部3
と同形な平面二等辺三角形状にし、その厚みtを前記一
対の表面板6、6’の各表面間の厚さと同厚に設定して
なる厚肉の補強部8を形成し、この補強部8の等辺から
辺方向に向けて2〜5mm程度の肉厚で前記厚みtとした
帯状辺部9、9を各々延設し、補強部8及び各辺部9、
9の内面中央から内方に向けて、複数の開口10、10、・
・・を設けるとともに、該開口10以外の適所には前記両
表面板6、6’表面を補強部8表面及び帯状辺部9表面
と面一とする高さに設定した支持突起11、11、・・・を
立設した板状骨部材12を一体成形してなるコーナー枠体
13と、前記帯状辺部9、9に外面を面一にして連設又は
着脱可能に連結される帯状外枠部14の内方に向けて前記
骨部材12と同位に板状突片15を形成し、該突片15適所に
は複数の開孔16、16、・・・を設けるとともに、開孔16
以外の適所に前記支持突起11と同高の支持突部17を立設
した中実又は中空の断面T状の帯体18と、よりなる枠体
7を採用している。
【0018】又、前記補強部8内面から内方に向けた適
所に、骨部材12両面を厚肉としたリブ19を複数形成する
ことで前記補強部8の内面側に対する強度を一層高める
ことができ、図2、図3に示すもの等が考えられる。
【0019】上述の如く構成した型枠は例えば以下の方
法にて製造される。先ず、型枠外周と略同形の図示しな
い金型内に一方の表面板6’を離型層5が外面となるよ
うに内装し、次いで前記枠体7をこの表面板6’外周に
配設した後、更に他方の表面板6の離型層5も外面に向
けて両表面板6、6’を対向配設させる。この時にこれ
ら表面板6、6’は前記枠体7に設けた支持突起11及び
支持突部17によって間隙を設けた状態で位置づけられ、
表面板6、6’各表面と補強部8表面とは面一状態とな
る。又、前記枠体7はコーナー枠材13と帯体18とを順次
表面板6外周に配設するか又はこれらを連結して型枠外
周形状としたものを配設することが可能である。
【0020】上記のようにして位置づけた両表面板6、
6’及び枠体7内に形成される前記間隙内に発泡性合成
樹脂を充填して発泡させれば、その発泡に伴って前記発
泡性合成樹脂は前記枠体7の開口10、10及び開孔16、16
を介して両表面板6、6’内面に接着するとともに、図
4に示す部分拡大断面図に示す如く前記骨部材12及び突
片15が内在して固化された芯材20となって、前記枠体7
及び両表面板6、6’が一体化された型枠を製造でき
る。また、中空成形した帯体18を使用した場合には、図
5に示す如くその一体化は更に強化でき、強化具合によ
っては前記支持突条17を不要とする。更に、前記発泡性
合成樹脂を充填後、未発泡にして固化させても型枠製造
は可能であるが、型枠強度と軽量化との均衡を考えれ
ば、15倍迄の低発泡倍率とすることが好ましい。
【0021】又、前記合成樹脂製芯材20の充填にあって
は、種々の充填方法が採用されるが、例えば前記枠体7
の適所に内部に連通する充填口21を単又は複数開設して
おけば該充填口21から充填ノズル等を挿入させて型枠側
面から型枠内に充填させることができ、更に、複数の型
枠を積層して複数枚の型枠を同時に製造することも可能
である。又、前述の如く配設した型枠を順次周知の搬送
装置等によって自動充填すれば大量の型枠を自動的に製
造できうる。
【0022】上述の如く形成した型枠を周知手段にて建
て込み作業を行うが、コンクリート表面を面一な状態で
仕上げる場合には離型層5表面を面一に形成したものを
使用し、又、コンクリート表面を粗に仕上げる場合には
離型層5表面をエンボス加工等を施して粗に形成したも
のを使用して建て込めばよい。又、離型層5の一方の表
面を面一に、他の表面を粗に形成しておけば作業現場に
て瞬時にこれらの建て込み面を選択することができる。
そして、コンクリートが硬化した後の脱型作業時におい
て、フォームタイ等の補強具を取り除きバール等の型枠
表面とコンクリート表面間をこじるなどすれば離型剤等
を用いずとも容易に型枠が脱型される。又、高所に建て
込まれた型枠にあっては直接地面に落下するものの、こ
の落下時には前記補強部8を厚肉としているため、枠体
の中ではこの補強部8は重い部分であるから、この補強
部8が落下途中に下位となって最初に接地し、落下時の
衝撃荷重を直接受ける。しかし、この衝撃は図6の拡大
平面図に示す如く、前記補強部8を厚肉に形成している
為、この衝撃荷重による破損、欠損を生ずることはな
く、しかも切除縁4までの間には前記厚肉の補強部8が
介在している為に、該補強部8が衝撃荷重を一旦緩衝し
た後、表面板6の切除縁4に荷重が伝達される。又、切
除縁4全面で荷重を受けるうえに、切除縁4各部にあっ
ては衝撃荷重を分散して受け、一箇所に衝撃荷重が集中
することがないので、表面板6、6’が捲れることがな
い。但し、落下高さが高い程この衝撃荷重も大となる
が、通常使用される型枠の最大落下高さに合わせて前記
切除縁4長さを設定しておけば型枠としての使用にあっ
ては安全である。尚、型枠長さ方向及び幅方向への衝撃
荷重にあっては前記帯体18等と連設されているために高
強度であり説明するには及ばない。
【0023】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る型枠は、直角
の角部を切除してなる一対の表面板の切除部に相当する
部分に厚肉の補強部を設けているため、該補強部が枠体
の中では重いために型枠落下途中では必ず下位となり、
それゆえ型枠落下時における最初の型枠接地箇所は前記
型枠角部に設けた補強部となる。しかし、この補強部は
厚肉であるが為に強い衝撃荷重に対して破損、欠損等を
生じることがないうえ、補強部のみを厚肉に形成してい
ることで、従来の保護部材を単に厚くしたものに比べれ
ば軽量化できる。又、前記補強部にて受けた衝撃荷重は
一旦補強部を介して表面板に伝達されるものの、該補強
部の角部分から表面板間迄を厚肉に形成し且つ表面板の
角部分を切除しているため、荷重による直接衝撃を緩衝
したうえに表面板の切除縁全面で受けることによって表
面板の捲れ等を防止している。又、枠体全周に枠体を配
した場合にあっては、型枠の運搬途上や工事作業中に生
じ易い型枠端部、特に型枠四隅部分又は周辺部分の変形
又は欠損等をも防止できるものである。勿論、型枠角部
以外に他の材料がぶつかった場合にあっては前記枠体を
もって保護できる。又、表面板の表面に固着した離型層
によって、セメント系硬化物に対する高い離型効果を発
揮し離型剤等を用いずとも容易に剥離することができ
る。しかも型枠に充填された発泡合成樹脂製芯材を基材
とすることで型枠全体の軽量化も成されるうえに表面板
を両面に設けることで型枠自体の反り、捩じれ等を防止
している。更に、前記枠体を設けることで型枠全体の強
度を更に高めることとなり、型枠としての強度を保持し
ながらも軽量にできる。又、離型層の一方の表面を面一
とし、他方の表面を粗に形成することで、脱型後のコン
クリート表面を面一又は粗にすることが作業現場で容易
に選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す型枠の平面図
【図2】本発明の一実施例を示す型枠の角部分を示す要
部拡大分解斜視図
【図3】枠体の他の実施例を示す斜視図
【図4】本発明の一実施例を示す型枠の部分拡大断面図
【図5】本発明の他の帯体を示す型枠の部分拡大断面図
【図6】本発明の一実施例を示す型枠の角部分を示す拡
大平面図
【符号の説明】
1 硬板 2 角部 3 切除部 4 切除縁 5 離型層 6 表面板 7 枠体 8 補強部 9 帯状辺部 10 開口 11 支持突起 12 骨部材 13 コーナー枠体 14 外枠部 15 突片 16 開孔 17 支持突部 18 帯体 19 リブ 20 芯材 21 充填口

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直角の角部を面取り等して切除し、表面
    側にコンクリート等との離型性良好な離型層を設けてな
    る一対の表面板と、 該、表面板の外周全体又は一部に配し、少なくとも前記
    切除した切除部に相当する部分に厚肉の補強部を設けて
    なる枠体と、 前記一対の表面板と枠体間に充填して互いに一体化して
    なる合成樹脂製芯材と、 よりなる型枠。
  2. 【請求項2】 表面板の切除部を二等辺三角形状に切除
    してなる請求項1記載の型枠。
  3. 【請求項3】 切除部を四隅に形成してなる請求項1又
    は2記載の型枠。
  4. 【請求項4】 補強部を一対の表面板の各表面間の厚さ
    と同厚に設定し、補強部表面と表面板表面とを面一にし
    てなる請求項1,2又は3記載の型枠。
  5. 【請求項5】 離型層として、表面を面一又は粗に形成
    してなる請求項1,2,3又は4記載の型枠。
  6. 【請求項6】 離型層として、一方の表面を面一にし、
    他方の表面を粗に形成してなる請求項5記載の型枠。
  7. 【請求項7】 芯材として、発泡合成樹脂を利用してな
    る請求項1,2,3,4,5又は6記載の型枠。
  8. 【請求項8】 枠体として、平面二等辺三角形状の補強
    部の等辺から辺方向に各々帯状辺部を延設し、前記補強
    部及び各辺部の内面から内方に向けて、複数の開口を設
    けるとともに適所に前記表面板表面を枠体表面と面一に
    設定するための支持突起を立設した板状骨部材を一体成
    形してなるコーナー枠体と、前記辺部に連設又は着脱可
    能に連結され内方に向けて、複数の開孔を設けるととも
    に適所に前記支持突起と同高の突片を立設した断面T状
    の帯体と、よりなるものを利用してなる請求項1,2,
    3,4,5,6又は7記載の型枠。
  9. 【請求項9】 補強部内面から内方に向けて、骨部材外
    面にリブを単又は複数形成してなる請求項8記載の型
    枠。
  10. 【請求項10】 帯体に芯材用合成樹脂を充填するための
    充填口を開設してなる請求項8又は9記載の型枠。
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