JPH0815899A - 静電荷像現像用トナーおよび画像形成方法 - Google Patents

静電荷像現像用トナーおよび画像形成方法

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JPH0815899A
JPH0815899A JP6167538A JP16753894A JPH0815899A JP H0815899 A JPH0815899 A JP H0815899A JP 6167538 A JP6167538 A JP 6167538A JP 16753894 A JP16753894 A JP 16753894A JP H0815899 A JPH0815899 A JP H0815899A
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toner
external additive
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toner particles
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JP6167538A
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Yasuhiro Oya
康博 大矢
Haruhide Ishida
晴英 石田
Takashi Yamamuro
隆 山室
Yasunari Kishimoto
康成 岸本
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流動性、耐ケーキング性、帯電性に優れ、ま
た、黒点状の画像欠陥が発生しにくい静電荷像現像用ト
ナーおよびそれを使用する画像形成方法の提供。 【構成】 結着樹脂と着色剤を含有する静電荷像現像用
トナーにおいて、平均粒子径3〜10μmのトナー粒子
と下記式(1)および下記式(2)を満足する添加剤を
含有することを特徴とする。 80≦F×w≦150 (1) B≦0.5 (2) [ここで、Fは個々の外添剤に関して、f=(31/2 ×
Dt×ρt)/(2π×da×ρa)で求められるfの
総計を表わし、wは外添剤のトナーに対する重量比
(%)、Bはトナー分散液中で超音波振動(出力60
W、周波数20kHz)を30分間加えたときトナー粒
子から脱離する外添剤の全添加量に対する割合を表わ
し、Dtはトナー粒子の平均粒子径、ρtはトナー粒子
の比重、daは外添剤の平均粒子径、ρaは外添剤の比
重を表わす。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法、静電記録
法、静電印刷法等に於いて静電荷像を現像するための静
電荷像現像用トナーおよび画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては、米国特許第
2,297,691号明細書、特公昭42−23910
号公報および特公昭43−24748号公報等に記載さ
れている。これらの方法は、光導電性物質を利用して感
光体上に静電潜像を形成し、トナーで現像し、必要に応
じて紙等にトナー像を転写した後、加熱あるいは溶剤蒸
気等により定着し、複写像を得るものである。静電潜像
をトナーにより可視化する方法としては、例えば、米国
特許第2,674,063号明細書に記載されている磁
気ブラシ法、米国特許第2,616,552号明細書に
記載されているカスケード法、米国特許第2,221,
776号明細書に記載されている粉末雲法等が知られて
いる。このような電子写真法で使用する乾式現像剤は、
結着樹脂中に着色剤を分散させたトナーそのものを用い
る一成分現像剤とそのトナーにキャリアを混合した二成
分現像剤とに大別することができる。これらの現像剤を
用いて複写操作を行う場合、プロセス適合性を有するた
めには、現像剤が流動性、耐ケーキング性、定着性、帯
電性、クリーニング性等に優れていることが必要であ
る。そして、流動性、耐ケーキング性を高めるためにシ
リカ、チタニア等の無機酸化物、樹脂等の微粒子をトナ
ーに添加することがしばしば行われている。ところで、
微粒子をトナー粒子表面に付着させた際の状態もプロセ
ス適合性を大きく左右する。例えば、トナー粒子との付
着力の弱いあるいは未付着の微粒子は、感光層上へ移行
して付着しやすく、黒点状の画像欠陥を生じる原因とも
なり、これを減らす提案が種々なされている(特開昭6
3−85756号公報、特開昭63−139366号公
報、特開平3−293676号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】トナー粒子と微粒子と
の付着力が弱いと現像機内でストレスを受けた時、初期
との付着状態の変化が大きく、追加トナーと帯電レベル
が異なり、カブリ、濃度低下が発生する。しかしなが
ら、トナー粒子との付着力を強くしすぎると、微粒子が
トナー粒子に埋め込まれ、添加量に対して有効に機能す
べき微粒子の割合が減少し、所望のトナー特性を得るた
めに更に添加量を増やさねばならなくなるが、母粒子の
表面積に限界があるため、トナー粒子の被覆率が100
%を超えると付着力の弱い微粒子が増加し、感光体へ移
行し付着する割合が増加し、画像欠陥が発生してしま
う。また、潜像担持体上に現像されたトナーは、画像支
持体へ転写され、定着し、コピーが得られるが、転写さ
れないトナーは潜像担持体に残像したままでは、次の複
写時に影響がでるため、クリーニング、回収される。こ
のクリーニング、回収されたトナーは、クリーナー部で
ストレスを大きく受けるため、前述の如く、もともとの
トナー粒子と微粒子との付着状態が弱いと変化が大き
く、これをそのまま現像機に戻すと状態の異なるトナー
粒子が混在することになり、カブリ、濃度低下が発生す
る。もともとのトナー粒子と微粒子との付着力が強すぎ
ると前述の如く不具合点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、トナー粒
子に対する微粒子の付着力と流動性の改善、画質の向上
回収トナーの再使用性等のトナー特性との関係について
鋭意検討を重ねてきたところ、微粒子の添加量と微粒子
の付着力とが所定の関係にある場合に、上記目的が達成
されることを見出だし、本発明を完成するに至った。即
ち、本発明の静電荷像現像用トナーは、少なくとも結着
樹脂および着色剤を含有し、平均粒子径3〜10μmの
トナー粒子に外部添加される外添剤が下記の式を満足す
ることを特徴とする。 80≦F×w≦150 (1) B≦0.5 (2) [ここで、Fは個々の外添剤に関して、f=(31/2 ×
Dt×ρt)/(2π×da×ρa)で求められるfの
総計を表わし、wは外添剤のトナーに対する重量比
(%)、Bはトナー分散液中で超音波振動(出力60
W、周波数20kHz)を30分間加えたときトナー粒
子から脱離する外添剤の全添加量に対する割合を表わ
し、Dtはトナー粒子の平均粒子径、ρtはトナー粒子
の比重、daは外添剤の平均粒子径、ρaは外添剤の比
重を表わす。]
【0005】また、本発明の画像形成方法は、潜像担持
体上に潜像を形成する工程、現像剤担持体上の現像剤を
用いて現像を行う工程、潜像担持体上の画像を転写体上
に転写する工程、潜像担持体上の残留トナーを除去する
工程を有するものであって、現像剤として上記の静電荷
像現像用トナーを使用することを特徴とする。本発明の
静電荷像現像用トナーは、静電潜像担持体よりクリーニ
ング回収されたトナーを再度現像部へと搬送し、再利用
することを特徴とする画像形成方法に適する。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
静電荷像現像用トナーは、上述のように、少なくとも、
結着樹脂および着色剤を含有し、その平均粒子径が3〜
10μmの範囲にある粒子に外添剤が添加されている。
特に複数の外添剤が好ましく用いられる。トナー粒子の
結着樹脂としては、例えば、スチレン、クロロスチレン
等のスチレン類;エチレン、プロピレン、ブチレン、イ
ソブチレン等のモノオレフィン類;酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、安息香酸ビニル等のビニルエステル類;
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリ
ル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα
−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類;ビニルメ
チルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエ
ーテル等のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビ
ニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等の
ビニルケトン類などの単独重合体あるいはこれらの共重
合体を例示することができる。特に代表的な結着樹脂と
しては、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸アルキル
エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキルエ
ステル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン等を挙
げることができる。さらに、スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン
−無水マレイン酸共重合体、ポリエステル、ポリウレタ
ン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド、変性
ロジン等を挙げることもできる。
【0007】トナー粒子の着色剤としては、カーボンブ
ラック、ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコイル
ブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュ
ポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルー
クロリド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーン
オキサレート、ランプブラック、ローズベンガル、C.
I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント
・レッド57:1、C.I.ピグメント・レッド12
2、C.I.ピグメント・イエロー12、C.I.ピグ
メント・イエロー97、C.I.ピグメント・ブルー1
5:1、C.I.ピグメント・ブルー15:3等を代表
的なものとして例示することができる。また、磁性トナ
ーとして用いる場合には、上記着色剤の一部または全部
を磁性粉に置き換えればよい。このような磁性粉として
は、マグネタイト、フェライト、鉄粉、ニッケル等を挙
げることができる。
【0008】本発明のトナーは、平均粒子径3〜10μ
mの範囲にあるものが使用される。粒子径が3μm未満
では、通常用紙に複写した際、紙の繊維にトナー粒子が
埋まり、ソリッド画像があれた感じとなり、10μmよ
り大きいと階調性、細線再現性が悪くなるため、上記範
囲にあることが必要である。
【0009】本発明において、トナー粒子に外添される
微粒子は、例えば、SiO2 、TiO2 、Al2 3
CuO、ZnO、SnO2 、CeO2 、Fe2 3 、M
gO、BaO、CaO、K2 O、Na2 O、ZrO2
CaO・SiO2 、K2 O・(TiO2 、Al2
3 ・2SiO2 、CaCO3 、MgCO3 、BaS
4 、MgSO4 等の無機微粉末、ポリスチレン、ポリ
フッ化ビニリデン、エポキシ樹脂、メタクリレート樹脂
等の樹脂微粉末などが挙げられる。これらの微粒子のう
ち、シリカ、チタニア、アルミナが好ましく用いられる
が、シリカ微粒子が特に好ましい。また、微粒子は、未
処理のものでも、あるいはシランカップリング剤等の疎
水化剤で疎水化処理されたものや第四級アンモニウム塩
またはシリコーンオイル等で表面処理されたものでも使
用することができる。外添剤をトナー粒子表面に保持さ
せる手段としては、通常の混合機、例えば、ボールミ
ル、V型混合機等も使用できるが、この際、2〜3mm
の鉄球を媒体として全体の容積の1/5〜1/3の量混
入し、混合するとよい。また、いわゆる高速流動撹拌
機、例えば、ヘンシェルミキサー、メカノフュージョン
システム(細川ミクロン社製)ナラハイブリタイゼーシ
ョンシステム(奈良機械製作所製)、メカノミル(岡田
精工社製)等を使用してもよい。
【0010】本発明のトナーは、トナー粒子と外添され
る微粒子とのとの間に下記の関係を満足することがこと
が重要である。 80≦F×w≦150 (1) B≦0.5 (2) [ここで、Fは個々の外添剤に関して、f=(31/2 ×
Dt×ρt)/(2π×da×ρa)で求められるfの
総計を表わし、wは外添剤のトナーに対する重量比
(%)、Bはトナー分散液中で超音波振動(出力60
W、周波数20kHz)を30分間加えたときトナー粒
子から脱離する外添剤の全添加量に対する割合を表わ
し、Dtはトナーの平均粒子径、ρtはトナーの比重、
daは外添剤の平均粒子径、ρaは外添剤の比重を表わ
す。]
【0011】上記Bの付着強度は、次にようにして測定
される。すなわち、0.2%界面活性水溶液40ml中
にトナー粒子2gを添加し、トナー粒子が水溶液に濡れ
るよう十分に分散させる。この状態で周波数20kHz
の超音波振動を所定の出力で所定時間付与し、トナー粒
子から脱離した外添剤を測定する。具体的には、出力6
0Wで30分間超音波振動を付与した後に脱離した外添
剤量と超音波振動付与前に付着している外添剤量との比
である。また、式(1)Fは、トナー表面に付着してい
る外添剤の被覆率を表わす。Fが80より小さいとスト
レスを受けた時の変化が大きくなって、カブリ、濃度低
下が発生し、150より大きいとB値を50以下にする
ことができなくなり、B値が0.5を超えると、コピー
上の黒点が発生してしまう。したがって、上記範囲にあ
ることが必須となる。
【0012】本発明のトナーには、所望により、電荷制
御剤、離型剤等の添加剤を含有させることができる。ま
た、二成分現像剤として使用する場合、キャリアとして
は、鉄粉、ガラスビーズ、フェライト粉、ニッケル粉あ
るいはこれらの表面に樹脂コーティングを施したもの等
が使用される。また、クリーナーシステムに関しては、
ブレードクリーニングによるものでよく、ファーブラシ
クリーニングによるものでも限定はなく、回収されたト
ナーは現像部の追加トナー部へ送られる。
【0013】
【作用】本発明の静電荷像現像用トナーは、トナー粒子
に外添される外添剤が前記式の関係を満足するようにし
たものであり、トナー外添剤の被覆率が高く、かつ、ト
ナー粒子から脱離しやすい外添剤が少ないため、現像機
内におけるストレス、クリーナー回収時におけるストレ
スを受けても、外添剤の埋まりによる外添剤の無いトナ
ー表面の露出が少なく、長期に亘り、安定した流動性、
高画質を維持でき、さらにクリーナー回収トナーを再利
用でき、低コスト化を計ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例によって
さらに具体的に説明する。なお、以下の「部」は、「重
量部」を意味する。 実施例1 スチレン−アクリル酸n−ブチル(85:15)共重合体 85部 カーボンブラック(BP1300、キャボット社製) 10部 ポリプロピレンワックス(ビスコール660P、三洋化成工業社製) 5部 上記成分を溶融混練し、粉砕し、分級して、平均粒子径
9μmの黒色粒子を得た。次いで、このトナー粒子に外
添剤として表1に示すシリカ(RX200、日本アエロ
ジル社製)およびチタニア(P25、日本アエロジル社
製)を添加し、φ3mmの鉄球を媒体としたボールミル
で1時間混合してトナーを得た。なお、トナーの粒子径
は、アパーチャー径100μmの粒度測定器(TA−I
I、コールタカウンター社製)で測定した。
【0015】実施例2 スチレン−アクリル酸n−ブチル(85:15)共重合体 83部 カーボンブラック(BPL、キャボット社製) 10部 電荷制御剤(TRH、保土谷化学社製) 1部 ポリプロピレンワックス(ビスコール660P、三洋化成工業社製) 6部 上記成分を溶融混練し、粉砕し、分級して、平均粒子径
7μmの黒色粒子を得た。次いで、このトナー粒子に外
添剤としてシリカ(R812、日本アエロジル社製)お
よびチタニア(P25、日本アエロジル社製)を添加
し、実施例1と同様にしてトナーを得た。
【0016】実施例3 スチレン−アクリル酸n−ブチル(85:15)共重合体 82部 カーボンブラック(BP1300、キャボット社製) 10部 ポリプロピレンワックス(ビスコール660P、三洋化成工業社製) 6部 ポリエチレンワックス(PE130、ヘキスト社製) 2部 上記成分を溶融混練し、粉砕し、分級して平均粒子径5
μmの黒色粒子を得た。次いで、このトナー粒子に外添
剤として表1に示すシリカ(TS720、キャボット社
製)およびチタニア(P25、日本アエロジル社製)を
添加し、実施例1と同様にしてトナーを得た。
【0017】比較例1 実施例1と同様にして平均粒子径9μmの黒色粒子を得
た後、外部添加剤として前記RX200とP25を添加
し、表1の如き処方でトナーを得た。 比較例2 実施例1と同様にして平均粒子径9μmの黒色粒子を得
た後、外部添加剤として前記RX200とP25を添加
し表1の如き処方でトナーを得た。 比較例3 実施例2と同様に7μmの黒色粒子を得た後、外部添加
剤として前記R812とP25を添加し、表1の如き処
方でトナーを得た。
【0018】得られた各トナー粒子について、次の方法
により外添剤の付着強度を測定し、前記式に従って脱離
外添剤の数値Bを求めた。濃度0.2%のトリトン溶液
(重合度10のポリオキシエチレンオクチルフェニルエ
ーテル、和光純薬工業社製)40ml中にトナー粒子2
gを十分に分散させ、発振周波数20kHzの超音波振
動子を浸した超音波振動装置(超音波ホモジナイザーU
S300T、日本精機製作所製)を出力60Wで30分
間作動させて、外添剤を脱離させた。その後、50cc
の沈澱管付遠心分離機(小型冷却高速遠心分離機Mod
el M160−IV、佐久間製作所製)にかけて10
00rpm×2minの条件でトナー粒子を分離し、上
澄み液を除去後、純水で2回洗浄した後乾燥した。乾燥
したトナーを成型し、蛍光X線分析装置(システム33
70、リガク(株)製)によりトナー粒子に残留してい
る外添剤を定量した。上記測定結果を外部添加剤および
混合条件と共に表1に示す。なお、表1中の「外添剤添
加量」はトナー粒子に対するwt%で表している。
【0019】
【表1】
【0020】現像剤の調製 実施例1〜3および比較例1〜3で得られた各トナーに
対して、メチルメタクリレート重合体(Mw;8.5×
104 )1.0部を平均粒子径40μmのフェライト1
00部にコーティング処理したキャリアを濃度5%にな
るようにV型ブレンダーによって混合して現像剤を調製
した。
【0021】連続複写試験 調製された各現像剤について、クリーナー回収トナーを
現像部へと搬送するように改造した電子写真複写機(F
X−5030改造機、富士ゼロックス社製)を用い、連
続1万5千枚のコピーを行い、画像濃度、カブリ、画像
上の黒点、帯電量およびトナー濃度を測定し、これらの
特性を評価した。 ・画像濃度‥‥マクベス濃度計で測定 ・カブリ‥‥G1(良)からG5(悪)までの見本と比
較し判定 ・画像上の黒点‥‥目視による評価 ・帯電量およびトナー濃度‥‥ブローオフ帯電量測定機
(TB−200、東芝ケミカル社製)で測定 その結果を表2に示す。
【0022】
【表2】 表2に示すように、各実施例のトナーを用いた場合に
は、多数枚の複写にもかかわらず濃度維持性、カブリ、
画像上の黒点およびトナー濃度維持性のいずれも、前記
式を満足しない各比較例のトナーと比べて優れているこ
とが分かる。
【0023】
【発明の効果】本発明の電子写真用トナーは、トナー粒
子に外添される微粒子が前記式の関係を満足するもので
あるから、流動性、耐ケーキング性、帯電性に優れ、し
かも、感光体への微粒子の付着が減少し、黒点状画像の
発生等の画像欠陥を長期にわたり抑制することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 康成 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着樹脂と着色剤を含有する静電荷像現
    像用トナーにおいて、平均粒子径3〜10μmのトナー
    粒子と下記式(1)および下記式(2)を満足する添加
    剤を含有することを特徴とする静電荷像現像用トナー。 80≦F×w≦150 (1) B≦0.5 (2) [ここで、Fは個々の外添剤に関して、f=(31/2 ×
    Dt×ρt)/(2π×da×ρa)で求められるfの
    総計を表わし、wは外添剤のトナーに対する重量比
    (%)、Bはトナー分散液中で超音波振動(出力60
    W、周波数20kHz)を30分間加えたときトナー粒
    子から脱離する外添剤の全添加量に対する割合を表わ
    し、Dtはトナー粒子の平均粒子径、ρtはトナー粒子
    の比重、daは外添剤の平均粒子径、ρaは外添剤の比
    重を表わす。]
  2. 【請求項2】 潜像担持体上に潜像を形成する工程、現
    像剤担持体上の現像剤を用いて現像を行う工程、潜像担
    持体上の画像を転写体上に転写する工程、潜像担持体上
    の残留トナーを除去する工程を有する画像形成方法にお
    いて、現像剤として請求項1に記載の静電荷像現像用ト
    ナーを使用することを特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】 潜像担持体上に潜像を形成する工程、現
    像剤担持体上の現像剤を用いて現像を行う工程、潜像担
    持体上の画像を転写体上に転写する工程、潜像担持体上
    の残留トナーを除去する工程を有する画像形成方法にお
    いて、現像剤として請求項1に記載の静電荷像現像用ト
    ナーを使用してなり、かつ残留トナーを除去する工程で
    回収されたトナーを現像工程の現像剤に混入することを
    特徴とする画像形成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6864030B2 (en) 2001-09-27 2005-03-08 Kao Corporation Toner
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