JP2830455B2 - 電子写真用トナー - Google Patents

電子写真用トナー

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JP2830455B2
JP2830455B2 JP2299804A JP29980490A JP2830455B2 JP 2830455 B2 JP2830455 B2 JP 2830455B2 JP 2299804 A JP2299804 A JP 2299804A JP 29980490 A JP29980490 A JP 29980490A JP 2830455 B2 JP2830455 B2 JP 2830455B2
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利昭 室伏
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Fuji Xerox Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、電子写真法、静電記録法等において静電潜
像を現像するために使用する静電荷像現像用(以下、電
子写真用という)トナーに関する。
【従来の技術】
乾式現像剤は、結着樹脂中に着色材を分散したトナー
そのものを用いる一成分現像剤と、そのトナーにキャリ
アを混合した二成分現像剤とに大別することができ、感
光体等に形成された静電潜像をこれら現像剤で現像し、
感光体上のトナーを転写した後、感光体上に残留するト
ナーはクリーニングされるものであり、したがって、乾
式現像剤は複写工程、特に現像工程或いはクリーニング
工程において、種々の条件を満たしていることが必要と
なる。すなわち、トナーは、現像の際にも凝集体として
ではなく、粒子個々で現像に供せられるものであり、こ
の為には、トナーが十分な流動性を持つと共に、流動性
或いは電気的性質が経時的或いは環境(温度、湿度)に
よって変化しないことが必要となる。また、二成分現像
剤では、キャリア表面にトナーが固着する現像(いわゆ
るトナーフィルミング)を生じないようにする必要があ
る。さらに、クリーニングに際しては、感光体表面から
残留トナーを離脱しやすいこと、またブレード或いはウ
エブ等のクリーニング部材と共に用いたとき、感光体を
傷付けないことなどのクリーイング性が必要となる。こ
れら諸要求を満たすべく、乾式現像剤において、シリカ
等の無機微粉、脂肪酸およびその誘導体、金属塩などの
有機微粉、弗素系樹脂微粉などをトナーに外添した一成
分現像剤或いは二成分現像剤が種々提案され、流動性、
耐久性或いはクリーニング性の改善がはかられている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来提案されている方法では、帯電安
定性、耐久性の機能を満足するには至っていなく、何等
かの障害、例えば、濃度環境依存、維持性、かぶり、機
内汚れ等の障害が発生している。 本発明は、上記のような事情の下に、帯電安定性、耐
久性の機能を満足するトナーについて検討を行った結
果、本発明を完成するに至った。 したがって、本発明の目的は、帯電安定性、耐久性、
クリーニング性に優れたトナーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
本発明の電子写真用トナーは、結着樹脂及び着色剤を
主成分とし、アスコルビン酸金属塩を含有することを特
徴とする。 本発明において、アスコルビン酸金属塩は、トナーの
内部に含有させてもよく、また、トナーの表面に付着さ
せてもよい。 本発明において使用するアスコルビン酸金属塩として
は、公知のものならば、特に制限はないく、例えば、ア
スコルビン酸の第1鉄塩、ナトリウム塩、カリウム塩、
カルシウム塩などがあげられるが、好ましくはアスコル
ビン酸第1鉄が用いられる。 アスコルビン酸金属塩の添加量は、特に限定されるも
のではなく、トナーに対して0.05〜10重量%、好ましく
は0.1〜5重量%の範囲で使用される。 本発明において、上記アスコルビン酸金属塩が添加さ
れるトナーは、結着樹脂と着色剤とを主成分として構成
される。 本発明において使用される結着樹脂としては、スチレ
ン、クロスチレン、ビニルスチレン等のスチレン類;エ
チレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン等のモノ
オレフィン類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息
香酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル類;アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ア
クリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フ
ェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−メチ
レン脂肪族モノカルボン酸のエステル類;ビニルメチル
エーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテ
ル等のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニル
ヘキシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等の単独
重合体或いは共重合体を例示することができ、特に代表
的な結着樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−アル
リル酸アルキルエステル、スチレン−アクリロニトルリ
ル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン
−無水マレイン酸共重合体、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル、スチレン−アクリル−ボリエステ
ル共重合体をあげることができる。さらにポリエステ
ル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポ
リアミド、変性ロジン、パラフィン、ワックス類をあげ
ることができる。 本発明において使用される着色剤としては、カーボン
ブラック、銅フタロシアニン系シアニン色材、アゾ系イ
エロー色材、アゾ系マゼンタ色材、キナクリドン系マゼ
ンタ色材等、公知の着色剤であれば如何なるものでも使
用でき、好ましくは、銅フタロシアニン、アゾ系イエロ
ー色材、アゾ系マゼンタ色材、キナクリドン系マゼンタ
色材が用いられる。 本発明において、トナーには、剥離剤として、ワック
ス等の公知の物質を共存させてもよい。また、場合によ
っては、流動性助剤として、酸化ケイ素等の公知の物
質、またはクリーニング助剤として、アクリル樹脂微粉
末またはフッ素系樹脂微粉末なような公知の物質をトナ
ー表面に共存させてもよい。また、トナー中に公知の帯
電制御剤を添加してもよい。 本発明におけるトナーは、平均粒径30μmより小さ
く、3〜20μmの範囲が好ましい。 本発明のトナーは、キャリアを用いない一成分現像剤
として用いてもよく、また、キャリアを用いた二成分現
像剤用のトナーとして用いてもよい。キャリアを用いる
場合には、公知のキャリアであれば、特に制限はない。
【実施例】
以下、実施例によって本発明を説明する。なお、部は
重量部を意味する。 実施例1 スチレン−n−ブチルアクリレート重合体(80/20) 90部 カーボンブラック(REAGAL 330キャボット社製)9部 アスコルビン酸第1鉄 1部 上記成分を溶融混練し、冷却した後、微粉砕し、さら
に、分級機により分級して、平均粒径11μmのトナーを
得た。 このトナー100部に対して、酸化チタン2部を加え、
ヘンシェルミキサーで分散、混合を行い、トナーAを得
た。 一方、キャリアとして、フッ化ビニリデンとトリフロ
ロプロピレンの共重合体16部、ポリメチルアクリレート
4部を、100部のジメチルホルムアミドに溶解し、この
溶液を減圧式ニーダーコート装置を用いて、平均粒径10
0μmの球状フェライト2000部にコートし、キャリアA
を得た。 このキャリア100部と前記トナー5部を混合して、現
像剤Aを得た。 実施例2 スチレン−n−ブチルアクリレート重合体(80/20) 90部 銅フタロシアニン 10部 アスコルビン酸第1鉄 1部 上記成分を実施例1と同様な方法で処理して、平均粒
径11μmのトナーを得た。 このトナー100部に対して、酸化チタン1.5部を加え、
ヘンシェルミキサーで分散、混合を行い、トナーBを得
た。 このトナーB5部と、実施例1で得られたキャリア100
部とを混合して、現像剤Bを得た。 実施例3 スチレン−n−ブチルアクリレート重合体(80/20) 90部 低分子量ポリプロピレン(ビスコール550P、三洋化成
(株)製) 5部 着色剤(C.I.No.B15:3) 5部 上記成分をバンバリーミキサーにより溶融混練し、冷
却した後、ジェットミキサーにより微粉砕を行い、さら
に分級機により分級して、平均粒径11μmのトナーを得
た。 このトナー100部に対して、アスコルビン酸第1鉄が
2%になるように処理した粒径0.03μmの酸化チタン2
部を加え、ヘンシェルミキサーで分散、混合を行い、ト
ナーCを得た。 このトナーC5部と、実施例1で得られたキャリア100
部とを混合して、現像剤Cを得た。 比較例1 アスコルビン酸第1鉄を用いない以外は、実施例1と
全く同一の条件で現像剤Dを得た。 比較例2 アスコルビン酸第1鉄を用いない以外は、実施例2と
全く同一の条件で現像剤Dを得た。 比較例3 アスコルビン酸第1鉄を用いない以外は、実施例3と
全く同一の条件で現像剤Dを得た。 これら実施例1〜3、比較例1〜3の現像剤を、感光
体速度150mm/sec及び現像磁気ロール(スリーブ)速度4
10mm/secの評価用複写機を用いて、初期画質テスト及び
寿命テストを行った。それらの結果を表1に示す。
【発明の効果】
本発明のトナーは、アスコルビン酸金属塩を含有する
から、帯電安定性が良好であり、濃度の環境依存性が改
善され、長期のコピー操作において背景部カブリもない
優れた画質のコピーを得ることができる。また、現像剤
の寿命も延長させることができる。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結着樹脂中に着色材及びアスコルビン酸金
    属塩を含有することを特徴とする電子写真用トナー。
  2. 【請求項2】アルコルビン酸金属塩がアスコルビン酸第
    1鉄である請求項(1)に記載の電子写真用トナー。
JP2299804A 1990-11-07 1990-11-07 電子写真用トナー Expired - Lifetime JP2830455B2 (ja)

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JPH04172462A JPH04172462A (ja) 1992-06-19
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