JP2887259B2 - 静電荷像現像用2成分現像剤 - Google Patents
静電荷像現像用2成分現像剤Info
- Publication number
- JP2887259B2 JP2887259B2 JP2080914A JP8091490A JP2887259B2 JP 2887259 B2 JP2887259 B2 JP 2887259B2 JP 2080914 A JP2080914 A JP 2080914A JP 8091490 A JP8091490 A JP 8091490A JP 2887259 B2 JP2887259 B2 JP 2887259B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developer
- pigment red
- component developer
- toner
- electrostatic image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真法、静電記録法等において、静電
潜像を現像するために使用する静電荷像現像用2成分現
像剤に関する。更に詳しくは、トナーを正に帯電させ、
環境の変化、繰り返し使用に際し、安定な画質を維持し
得る静電荷像現像用2成分現像剤に関する。
潜像を現像するために使用する静電荷像現像用2成分現
像剤に関する。更に詳しくは、トナーを正に帯電させ、
環境の変化、繰り返し使用に際し、安定な画質を維持し
得る静電荷像現像用2成分現像剤に関する。
電子写真法については、例えば米国特許第2,297,691
号明細書、特公昭42-23910号公報及び特公昭43-24748号
公報等に各種の方法が記載されているが、一般には、光
導電性物質を利用し、種々の手段により感光体上に静電
潜像を形成させ、次いで、静電潜像をトナーを用いて現
像し、必要に応じて紙等に粉体像を転写した後、加熱或
いは溶剤蒸気などにより定着し、コピーを得るものであ
る。
号明細書、特公昭42-23910号公報及び特公昭43-24748号
公報等に各種の方法が記載されているが、一般には、光
導電性物質を利用し、種々の手段により感光体上に静電
潜像を形成させ、次いで、静電潜像をトナーを用いて現
像し、必要に応じて紙等に粉体像を転写した後、加熱或
いは溶剤蒸気などにより定着し、コピーを得るものであ
る。
静電潜像をトナーを用いて可視化する方法としては、
例えば、米国特許第2,874,063号明細書に記載されてい
る磁気ブラシ法、同第2,618,552号明細書に記載されて
いるカスケード現像法及び同第2,221,776号明細書に記
載されている粉末雲法等が知られている。
例えば、米国特許第2,874,063号明細書に記載されてい
る磁気ブラシ法、同第2,618,552号明細書に記載されて
いるカスケード現像法及び同第2,221,776号明細書に記
載されている粉末雲法等が知られている。
電子写真現像剤としては、ポリスチレン、スチレン−
ブタジエン共重合体、ポリエステル等の樹脂類に、カー
ボンブラック、フタロシアニンブルー等の顔料又は染料
を着色剤として使用し、溶融混練後、1μmから30μm
に粉砕して得られたトナーと、平均粒径がトナーの粒径
とほぼ同じか、ないしは500μmまでのガラスビーズ、
鉄、ニッケル、フェライト等の粒子よりなるか、又はこ
れらに種々の樹脂を被覆したキャリアとを混ぜ合わせた
ものが、一般に使用されている。
ブタジエン共重合体、ポリエステル等の樹脂類に、カー
ボンブラック、フタロシアニンブルー等の顔料又は染料
を着色剤として使用し、溶融混練後、1μmから30μm
に粉砕して得られたトナーと、平均粒径がトナーの粒径
とほぼ同じか、ないしは500μmまでのガラスビーズ、
鉄、ニッケル、フェライト等の粒子よりなるか、又はこ
れらに種々の樹脂を被覆したキャリアとを混ぜ合わせた
ものが、一般に使用されている。
しかしながら、これらの静電荷像現像用現像剤は、所
望の帯電量、帯電速度、電荷交換性、帯電の均一性、画
質の環境依存性及び現像剤の耐久性等が充分でないた
め、しばしば、帯電制御剤を添加剤として内添又は外添
することが行われている。
望の帯電量、帯電速度、電荷交換性、帯電の均一性、画
質の環境依存性及び現像剤の耐久性等が充分でないた
め、しばしば、帯電制御剤を添加剤として内添又は外添
することが行われている。
ところが、正帯電トナーを用いる二成分現像剤の場
合、従来用いられている帯電制御剤を単に添加しただけ
では、必ずしも、上記諸要求を満足するものではなく、
現像剤の初期における所望の帯電性は得られても、繰り
返し使用により、帯電性が低下し、電荷交換性の低下を
招くという問題があった。
合、従来用いられている帯電制御剤を単に添加しただけ
では、必ずしも、上記諸要求を満足するものではなく、
現像剤の初期における所望の帯電性は得られても、繰り
返し使用により、帯電性が低下し、電荷交換性の低下を
招くという問題があった。
本発明の目的は、所望の帯電量を保持し、環境安定性
を確保し、繰り返し使用時にも帯電量の変化が極めて少
なく、電荷交換性に優れ、機内汚染も少なく、耐久性に
優れた、多数枚の複写にも安定した画質を得ることがで
きる正帯電トナーを使用した静電荷像現像用現像剤を提
供することにある。
を確保し、繰り返し使用時にも帯電量の変化が極めて少
なく、電荷交換性に優れ、機内汚染も少なく、耐久性に
優れた、多数枚の複写にも安定した画質を得ることがで
きる正帯電トナーを使用した静電荷像現像用現像剤を提
供することにある。
本発明の静電荷像現像用2成分現像剤は、結着樹脂
と、着色剤及び電荷制御剤を含む正帯電トナーとキャリ
アからなる静電荷像現像用2成分現像剤において、該正
帯電トナーが、着色剤としてC.I.ピグメントレッド112
又はC.I.ピグメントレッド149を含有し、電荷制御剤と
して第4級アンモニウム塩を含有してなり、かつ、該キ
ャリアがフッ素系ポリマーを含有してなることを特徴と
する。
と、着色剤及び電荷制御剤を含む正帯電トナーとキャリ
アからなる静電荷像現像用2成分現像剤において、該正
帯電トナーが、着色剤としてC.I.ピグメントレッド112
又はC.I.ピグメントレッド149を含有し、電荷制御剤と
して第4級アンモニウム塩を含有してなり、かつ、該キ
ャリアがフッ素系ポリマーを含有してなることを特徴と
する。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明における正帯電トナーは、結着樹脂と、着色剤
及び電荷制御剤を主成分として構成される。着色剤とし
ては、少なくとも、C.I.ピグメントレッド112又はC.I.
ピグメントレッド149のいずれかが使用される。C.I.ピ
グメントレッド112及びC.I.ピグメントレッド149は、そ
れぞれ下記の化学構造を有する赤色顔料であって、正帯
電維持効果の発現に寄与する。
及び電荷制御剤を主成分として構成される。着色剤とし
ては、少なくとも、C.I.ピグメントレッド112又はC.I.
ピグメントレッド149のいずれかが使用される。C.I.ピ
グメントレッド112及びC.I.ピグメントレッド149は、そ
れぞれ下記の化学構造を有する赤色顔料であって、正帯
電維持効果の発現に寄与する。
これらの赤色顔料の添加量は、トナーに対して2〜20
重量%、好ましくは5〜15重量%の範囲である。
重量%、好ましくは5〜15重量%の範囲である。
また、木発明においては、上記の着色剤と共に、その
他公知の着色剤を併用して使用することも可能である。
その場合、併用する着色剤の配合量は、10重量%以下、
好ましくは5重量%以下である。併用することができる
着色剤としては、例えば、カーボンブラック、オイルブ
ラック、黒鉛、ニグロシン染料、アニリンブルー、クロ
ムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレ
ッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フ
タロシアニンブルー、マラカイトグリーンオキサレー
ト、ランプブラック、ローズベンガル、C.I.ピグメント
・レッド57:1、C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.ピグ
メント・イエロー12、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.
I.ピグメント・ブルー15:3などを代表約なものとして例
示することができる。
他公知の着色剤を併用して使用することも可能である。
その場合、併用する着色剤の配合量は、10重量%以下、
好ましくは5重量%以下である。併用することができる
着色剤としては、例えば、カーボンブラック、オイルブ
ラック、黒鉛、ニグロシン染料、アニリンブルー、クロ
ムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレ
ッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フ
タロシアニンブルー、マラカイトグリーンオキサレー
ト、ランプブラック、ローズベンガル、C.I.ピグメント
・レッド57:1、C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.ピグ
メント・イエロー12、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.
I.ピグメント・ブルー15:3などを代表約なものとして例
示することができる。
また、トナーに使用される結着樹脂としては、スチレ
ン、クロロスチレン等のスチレン類;エチレン、プロピ
レン、ブチレン、イソブチレンなどのモノオレフィン
類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル
等のビニルエステル類;アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アク
リル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタ
クリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン
酸エステル;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエー
テル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル;ビニ
ルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプ
ロペニルケトン等のビニルケトン等の単独重合体或いは
共重合体を例示することができ、特に代表的な結着樹脂
としては、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸アルキ
ル共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキル共重合
体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−
ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合
体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等を
あげることができる。
ン、クロロスチレン等のスチレン類;エチレン、プロピ
レン、ブチレン、イソブチレンなどのモノオレフィン
類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル
等のビニルエステル類;アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アク
リル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタ
クリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン
酸エステル;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエー
テル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル;ビニ
ルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプ
ロペニルケトン等のビニルケトン等の単独重合体或いは
共重合体を例示することができ、特に代表的な結着樹脂
としては、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸アルキ
ル共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキル共重合
体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−
ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合
体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等を
あげることができる。
正帯電トナーに使用される電荷制御剤は、第4級アン
モニウム塩化合物が使用される。使用することができる
第4級アンモニウム塩化合物としては、例えば次のもの
を例示することができる。
モニウム塩化合物が使用される。使用することができる
第4級アンモニウム塩化合物としては、例えば次のもの
を例示することができる。
これらの帯電制御剤は、0.1〜10重量%、好ましくは
0.5〜5重量%のは範囲で添加する。
0.5〜5重量%のは範囲で添加する。
その他、正帯電トナーには、所望によりワックス等の
耐オフセット助剤を用いることができる。
耐オフセット助剤を用いることができる。
本発明における正帯電トナーは、約30μm以下、好ま
しくは3〜20μmの平均粒径を有するものが用いられ
る。また、トナー粒子の表面にTiO2その他の外添剤を付
着させてもよい。
しくは3〜20μmの平均粒径を有するものが用いられ
る。また、トナー粒子の表面にTiO2その他の外添剤を付
着させてもよい。
一方、キャリアとしては、ガラスビーズ、アルミニウ
ム粉末、鉄粉末、酸化鉄粉末、カルボニル鉄粉末、マグ
ネタイト粉末、ニッケル粉末、フェライト粉末等の粉
末、及びマグネタイト微粉末成いはフェライト微粉末等
の磁性粉末を樹脂と溶融混線し、粉砕することによって
得られたもの等が使用できる。キャリアの粒径は、通
常、10〜500μmの範囲に設定される。
ム粉末、鉄粉末、酸化鉄粉末、カルボニル鉄粉末、マグ
ネタイト粉末、ニッケル粉末、フェライト粉末等の粉
末、及びマグネタイト微粉末成いはフェライト微粉末等
の磁性粉末を樹脂と溶融混線し、粉砕することによって
得られたもの等が使用できる。キャリアの粒径は、通
常、10〜500μmの範囲に設定される。
本発明においては、これらキャリアとしてフッ素系ポ
オリマーを含有するものが使用される。その場合、フッ
素系ポリマーは、キャリア粒子の表面に被覆層として形
成されていてもよく、或いは、結着樹脂と共に内部に含
有されていてもよい。
オリマーを含有するものが使用される。その場合、フッ
素系ポリマーは、キャリア粒子の表面に被覆層として形
成されていてもよく、或いは、結着樹脂と共に内部に含
有されていてもよい。
使用できるフッ素系ポリマーとしては、例えばフッ化
ビニリデン、トリフルオロエチレン、テトラフルオロエ
チレン、ヘキサフルオロプロピレン等の主鎖にフッ素原
子を有するオレフィン系モノマーの単独重合体又は共重
合体、例えば、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロ
ピレン共重合体、フッ化ビニリデン−トリフルオロエチ
レン共重合体、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチ
レン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体があげられ
る。また、それら単量体と他のビニル系単量体、例え
ば、塩化ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレ
ン等との共重合体があげられる。更にまた、側鎖にフッ
素化アルキル基を有するアクリレート及びメタクリレー
ト、例えばパーフルオロヘキシルアクリレート、パーフ
ルオロヘプチルメタクリレート等のパーフルオロアルキ
ルアクリレート及びメタクリレートの単独重合体又はこ
れらと他のビニル系単量体との共重合体をあげることが
できる。
ビニリデン、トリフルオロエチレン、テトラフルオロエ
チレン、ヘキサフルオロプロピレン等の主鎖にフッ素原
子を有するオレフィン系モノマーの単独重合体又は共重
合体、例えば、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロ
ピレン共重合体、フッ化ビニリデン−トリフルオロエチ
レン共重合体、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチ
レン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体があげられ
る。また、それら単量体と他のビニル系単量体、例え
ば、塩化ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレ
ン等との共重合体があげられる。更にまた、側鎖にフッ
素化アルキル基を有するアクリレート及びメタクリレー
ト、例えばパーフルオロヘキシルアクリレート、パーフ
ルオロヘプチルメタクリレート等のパーフルオロアルキ
ルアクリレート及びメタクリレートの単独重合体又はこ
れらと他のビニル系単量体との共重合体をあげることが
できる。
これらのフッ素系ポリマーをキャリア表面に被覆層と
して含有させる場合には、被覆層の膜厚を0.005〜5μ
mの範囲に設定するのが好ましい。また、内部に結着樹
脂と共に含有させる場合には、キャリアの総重量の3〜
20%の範囲で含有させるのが好ましい。
して含有させる場合には、被覆層の膜厚を0.005〜5μ
mの範囲に設定するのが好ましい。また、内部に結着樹
脂と共に含有させる場合には、キャリアの総重量の3〜
20%の範囲で含有させるのが好ましい。
本発明において、正帯電トナーとキャリアとの配合割
合は、任意に設定することができる。
合は、任意に設定することができる。
以下、実施例によって本発明を説明する。なお、実施
例中、「部」は、全て「重量部」を意味する。
例中、「部」は、全て「重量部」を意味する。
実施例1 スチレン−n−ブチルアクリレート 84部 共重合体(共重合比75:25) (平均分子量Mn=4000、Mw=20万) C.I.ピグメント・レッド112 10部 (KET RED 304、大日本インキ化学工業(株)製) 低分子量ポリプロピレン(ビスコール 5部 550P、三洋化成工業(株)製) 第4級アンモニウム塩(ボントロン 1部 p51、オリエント化学(株)製) 上記の組成物を混練、粉砕、分級して、平均粒径12μ
mの赤色トナー粒子を得た。得られたトナー粒子100部
に対して、TiO2微粒子粉末(P25、日本アエロジル
(株)製)2.0部を添加し、ヘンシェルミキサーにて混
合し、トナーを得た。
mの赤色トナー粒子を得た。得られたトナー粒子100部
に対して、TiO2微粒子粉末(P25、日本アエロジル
(株)製)2.0部を添加し、ヘンシェルミキサーにて混
合し、トナーを得た。
平均粒径100μmのフェライトコアに、フッ化ビニリ
デン−テトラフルオロエチレン共重合体(ダイキン工業
(株)製、VF 100)1.0重量部を被覆して得られたキャ
リア100部を、上記トナー4.5部とVブレンダーにて混合
し、現像剤を調製した。
デン−テトラフルオロエチレン共重合体(ダイキン工業
(株)製、VF 100)1.0重量部を被覆して得られたキャ
リア100部を、上記トナー4.5部とVブレンダーにて混合
し、現像剤を調製した。
得られ得た現像剤を用い、電子写真複写機(FX-5030
改造機、富士ゼロックス(株)製)によってコピーテス
トを行った。30℃、80%RHの環境下で10000枚、10℃、2
0%RHの環境下で10000枚、合計20000枚の連続コピーを
行ったところ、画像濃度は安定しており、カブリ等の画
質の乱れは発生しなかった。
改造機、富士ゼロックス(株)製)によってコピーテス
トを行った。30℃、80%RHの環境下で10000枚、10℃、2
0%RHの環境下で10000枚、合計20000枚の連続コピーを
行ったところ、画像濃度は安定しており、カブリ等の画
質の乱れは発生しなかった。
実施例2 実施例1において、C.I.ピグメントレッド112を9部
に変更し、さらにC.I.ピグメントイエロー97を1部添加
した以外は、実施例1と全く同様にして現像剤を調製し
た。得られた現像剤を用い、実施例1と全く同様のコピ
ーテストを行ったところ、合計20000枚の連続コピーを
行っても、画像濃度は安定しており、カブリ等の画質の
乱れは発生しなかった。
に変更し、さらにC.I.ピグメントイエロー97を1部添加
した以外は、実施例1と全く同様にして現像剤を調製し
た。得られた現像剤を用い、実施例1と全く同様のコピ
ーテストを行ったところ、合計20000枚の連続コピーを
行っても、画像濃度は安定しており、カブリ等の画質の
乱れは発生しなかった。
実施例3 実施例1において、C.I.ピグメントレッド112の代わ
りに、C.I.ピグメントレッド149 10部を用いた以外は、
全く同様にして現像剤を調製した。得られた現像剤を用
い、実施例1と全く同様のコピーテストを行ったとこ
ろ、合計20000枚の連続コピーを行っても、画像濃度は
安定しており、カブリ等の画質の乱れは発生しなかっ
た。
りに、C.I.ピグメントレッド149 10部を用いた以外は、
全く同様にして現像剤を調製した。得られた現像剤を用
い、実施例1と全く同様のコピーテストを行ったとこ
ろ、合計20000枚の連続コピーを行っても、画像濃度は
安定しており、カブリ等の画質の乱れは発生しなかっ
た。
実施例4 実施例1において、C.I.ピグメントレッド112 10部の
代わりに、C.I.ピグメントレッド149 9部を用い、さら
にC.l.ピグメント・イエロー97の1部を添加した以外
は、全く同様にして現像剤を調製した。得られた現像剤
を用い、実施例1と全く同様のコピーテストを行ったと
ころ、合計20000枚の連続コピーを行っても、画像濃度
は安定しており、カブリ等の画質の乱れは発生しなかっ
た。
代わりに、C.I.ピグメントレッド149 9部を用い、さら
にC.l.ピグメント・イエロー97の1部を添加した以外
は、全く同様にして現像剤を調製した。得られた現像剤
を用い、実施例1と全く同様のコピーテストを行ったと
ころ、合計20000枚の連続コピーを行っても、画像濃度
は安定しており、カブリ等の画質の乱れは発生しなかっ
た。
比較例1 実施例1において、C.I.ピグメントレッド112の代わ
りに、C.I.ピグメントレッド48:1を用いた以外は、全く
同様にして現像剤を調製した。得られた現像剤を用い、
実施例1と全く同様のコピーテストを行ったところ、30
℃、80%RHの環境下で10000枚の連続コピーでは画質の
乱れは発生しなかったが、引き続き、10℃、20%RHの環
境下でコピーをしたところ、1000枚から、濃度低下及び
カブリの発生が認められた。
りに、C.I.ピグメントレッド48:1を用いた以外は、全く
同様にして現像剤を調製した。得られた現像剤を用い、
実施例1と全く同様のコピーテストを行ったところ、30
℃、80%RHの環境下で10000枚の連続コピーでは画質の
乱れは発生しなかったが、引き続き、10℃、20%RHの環
境下でコピーをしたところ、1000枚から、濃度低下及び
カブリの発生が認められた。
比較例2 実施例1において、第4級アンモニウム塩を除いた以
外は、全く同様にして現像剤を調製した。得られた現像
剤を用い、実施例1と同様のコピーテストを行ったとこ
ろ、30℃、80%RHの環境下では1000枚から、また、10
℃、20%RHの環境下において、新たに調製した現像剤に
て再テストをした場合でも500枚からカブリ、機内汚染
が発生した。
外は、全く同様にして現像剤を調製した。得られた現像
剤を用い、実施例1と同様のコピーテストを行ったとこ
ろ、30℃、80%RHの環境下では1000枚から、また、10
℃、20%RHの環境下において、新たに調製した現像剤に
て再テストをした場合でも500枚からカブリ、機内汚染
が発生した。
上記の比較から明らかなように、本発明の静電荷像現
像用2成分現像剤は、上記のように、着色剤として、C.
I.ピグメント・レッド112又はC.I.ピグメント・レッド1
49を用い、電荷制御剤として第4級アンモニウム塩を含
有させたトナーと、フッ素系ポリマーを含有するキャリ
アとの組み合わせよりなるものを用いるから、それらに
より正帯電維持性効果が極めて効果的に発揮され、所望
の正帯電量を保持し、繰り返し使用時にも帯電量の変化
が極めて少ない。また、環境安定性が優れているため、
環境の変化にもかかわらず、多数枚の複写にも安定した
画質のコピーを得ることができる。さらにまた、機内汚
染の発生も少ないという効果もある。
像用2成分現像剤は、上記のように、着色剤として、C.
I.ピグメント・レッド112又はC.I.ピグメント・レッド1
49を用い、電荷制御剤として第4級アンモニウム塩を含
有させたトナーと、フッ素系ポリマーを含有するキャリ
アとの組み合わせよりなるものを用いるから、それらに
より正帯電維持性効果が極めて効果的に発揮され、所望
の正帯電量を保持し、繰り返し使用時にも帯電量の変化
が極めて少ない。また、環境安定性が優れているため、
環境の変化にもかかわらず、多数枚の複写にも安定した
画質のコピーを得ることができる。さらにまた、機内汚
染の発生も少ないという効果もある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−204067(JP,A) 特開 昭63−63054(JP,A) 特開 昭61−126564(JP,A) 特開 昭59−197049(JP,A) 特開 平2−10374(JP,A) 特開 昭61−93456(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/08 G03G 9/113 CA(STN)
Claims (1)
- 【請求項1】結着樹脂と、着色剤及び電荷制御剤を含む
正帯電トナーとキャリアからなる静電荷像現像用2成分
現像剤において、該正帯電トナーが、着色剤としてC.I.
ピグメントレッド112又はC.I.ピグメントレッド149を含
有し、電荷制御剤として第4級アンモニウム塩を含有し
てなり、かつ、該キャリアがフッ素系ポリマーを含有し
てなることを特徴とする静電荷像現像用2成分現像剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2080914A JP2887259B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 静電荷像現像用2成分現像剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2080914A JP2887259B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 静電荷像現像用2成分現像剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03282483A JPH03282483A (ja) | 1991-12-12 |
JP2887259B2 true JP2887259B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=13731664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2080914A Expired - Fee Related JP2887259B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 静電荷像現像用2成分現像剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2887259B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3936076B2 (ja) * | 1998-07-01 | 2007-06-27 | 花王株式会社 | 正帯電性黒トナー |
-
1990
- 1990-03-30 JP JP2080914A patent/JP2887259B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03282483A (ja) | 1991-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0440467A (ja) | 電子写真用トナー組成物 | |
JP2621188B2 (ja) | 電子写真現像剤用キャリヤ | |
US5304449A (en) | Toner and developer compositions with pyridinium compounds and tetrasubstituted ammonium salts as charge enhancing additives | |
JP2623938B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JP3127803B2 (ja) | フルカラー用トナーおよび現像剤組成物および多色画像形成方法 | |
JP3131910B2 (ja) | コーティングキャリヤー粒子を含む現像剤組成物 | |
JP2887259B2 (ja) | 静電荷像現像用2成分現像剤 | |
JP2726278B2 (ja) | 電子写真複写装置 | |
JP2621235B2 (ja) | 現像剤 | |
JPH0414344B2 (ja) | ||
JPH06230609A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2758912B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP3018522B2 (ja) | 乾式現像剤 | |
JPH08272148A (ja) | 静電潜像現像剤及び画像形成方法 | |
JP2624016B2 (ja) | 現像剤組成物 | |
JP2543691B2 (ja) | 静電荷像用現剤組成物 | |
JPH0373968A (ja) | コーティングキャリア | |
JPH07230181A (ja) | 電子写真用現像剤 | |
JPH01204073A (ja) | 現像剤組成物 | |
JP2876877B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2830455B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
US5275902A (en) | Developer composition for electrophotography | |
JPS60186860A (ja) | 現像剤 | |
JP2569495B2 (ja) | 電子写真現像剤用キヤリア | |
JP2855852B2 (ja) | 電子写真法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |