JPH0815817A - 写真フイルム用ベースフイルム - Google Patents

写真フイルム用ベースフイルム

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JPH0815817A
JPH0815817A JP15228594A JP15228594A JPH0815817A JP H0815817 A JPH0815817 A JP H0815817A JP 15228594 A JP15228594 A JP 15228594A JP 15228594 A JP15228594 A JP 15228594A JP H0815817 A JPH0815817 A JP H0815817A
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JP
Japan
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film
layer
curl
base film
mol
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Pending
Application number
JP15228594A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nagai
剛 長井
Kenji Suzuki
賢司 鈴木
Koji Furuya
幸治 古谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】優れた機械的特性、透明性、加工特性を有する
写真フイルム用ベースフイルムを提供する。 【構成】(a)エチレン−2,6−ナフタレンジカルボ
キシレート単位が97モル%以上のポリエチレン−2,
6−ナフタレンジカルボキシレートを実質的な素材とし
た二軸配向フイルムからなる第1層と、エチレン−2,
6−ナフタレンジカルボキシレート単位が50モル%以
上、97モル%未満の共重合ポリエステルを実質的な素
材とした二軸配向フイルムからなる第2層との積層フイ
ルム、 (b)2層の厚み比率が2/7〜7/2、 (c)2層の厚みの合計が40〜120μm、 (d)積層フイルムのヘーズ値が3.0%以下、 (e)積層フイルムの400〜500nmでの最大光線
透過率が65〜83%、500〜600nmで70〜8
5%、600〜700nmで70〜85%、 (f)積層フイルムの幅方向のカール度が0.5〜50
%、 (g)積層フイルムの長手方向の巻き癖回復率が45%
以上である、

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真フイルム用ベースフ
イルムに関し、更に詳しくは優れた機械的特性、透明
性、ライトパイピング防止性を有し、感光剤層を塗設し
た後のフイルムの加工特性が優れた写真フイルムを得る
のに有用な二軸配向ポリエステル積層フイルムよりなる
写真フイルム用ベースフイルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムには、一般のカメラに装填
して撮影に用いるネガフイルム等の如きロール状フイル
ムで用いるものと、X線用フイルム、製版用フイルム、
カットフイルム等の如きシート状フイルムで用いるもの
とが在る。
【0003】このロール状フイルムのベースフイルムに
はトリアセチルセルロース(以下『TAC』と略称する
ことがある)フイルムが主として用いられ、またシート
状フイルムのベースフイルムには二軸延伸ポリエチレン
テレフタレートフイルムが主として用いられている。
【0004】TACフイルムは、光学的な異方性が少な
く透明度が高いこと、更にプラスチックフイルムとして
は比較的吸水性が高いため、ロールフイルムとして巻か
れた状態で経時されることによって生じる巻き癖が現像
処理での吸水による分子鎖の再配列のため解消する優れ
た性質を有している。
【0005】ところが、写真撮影装置が小型化される等
の進歩に伴い、写真フイルムを収納するパトローネも小
型化することが必要になり、これに用いる写真フイルム
用ベースフイルムも従来より肉薄にすること、肉薄とし
ても機械的強度や寸法安定性が十分な性能であることが
要求されるようになった。しかしながら、TACフイル
ムでは厚みを薄くした場合、機械的強度が不足し、かか
る要求を満足することができない。
【0006】一方、ポリエチレンテレフタレートフイル
ムは優れた機械的特性、透明性、寸法安定性、耐熱性、
耐薬品性を有するために、磁気テープ用、写真フイルム
用、電気絶縁フイルム用、包装フイルム用、製図フイル
ム用等多くの用途に用いられており、写真フイルム用と
しては前述の如くシート状フイルムのベースフイルムと
して用いられている。しかしながら、このポリエチレン
テレフタレートフイルムは、ロール状に巻いて長時間保
持した際に長手方向の巻き癖(以下単に『巻き癖』とい
うことがある)が現像処理後に解消する性質(以下『巻
き癖回復性』ということがある)が不足し、現像後のフ
イルムに巻き癖が強く残る。このため、現像フイルムを
更に写真印画紙に画像を形成させる工程で使用する際に
スリ傷が発生したり、焦点ボケがおこる等のトラブルが
生じ、ロール状フイルムのベースフイルムに用いること
が難しい。
【0007】更に、ポリエチレンテレフタレートフイル
ムよりも機械的特性、寸法安定性、耐熱性を改良できる
ポリエステルフイルムとして、ポリエチレン−2,6−
ナタレンジカルボキシレートフイルムをロール状フイル
ムに用いることが種々提案されているが、従来のポリエ
チレン−2,6−ナタレンジカルボキシレートフイルム
をベースフイルムに用いた写真フイルムでは感光剤層を
塗設する際に、感光剤層の乾燥時の収縮がベースフイル
ムの収縮より大きいため塗設後のフイルムが幅方向に
(感光剤層側に凹状の状態で)カールする欠点がある。
またポリエチレン−2,6−ナタレンジカルボキシレー
トは屈折率が高いため、フイルムエッジから入射した光
がベースフイルムと感光剤層の界面で反射しやすく、こ
のためいわゆるライトパイピング現象(ふちかぶり)を
起こしやすい欠点もありその改良が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した欠点を解消し、優れた機械的特性、透明性、カール
特性を有し、かつライトパイピングを防止した写真フイ
ルム用ベースフイルムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、本発明
によれば、(a)下記式(I)の単位が97モル%以上
のポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレー
トを実質的な素材とした二軸配向フイルムからなる第1
層と、下記式(I)の単位が50モル%以上、97モル
%未満の共重合ポリエステルを実質的な素材とした二軸
配向フイルムからなる第2層との積層フイルムであり、
【0010】
【化4】
【0011】(b)第1層の厚みの第2層の厚みに対す
る比率が2/7〜7/2であり、(c)第1層の厚みと
第2層の厚みの合計が40〜120μmであり、(d)
積層フイルムのヘーズ値が3.0%以下であり、(e)
積層フイルムの400〜500nmでの最大光線透過率
が65〜83%、500〜600nmでの最大光線透過
率が70〜85%、かつ600〜700nmでの最大光
線透過率が70〜85%であり、(f)積層フイルムの
幅方向のカール度が0.5〜50%であり、そして
(g)積層フイルムの長手方向の巻き癖回復率が45%
以上である、ことを特徴とする写真フイルム用ベースフ
イルム。により達成できる。
【0012】[ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレート]本発明のベースフイルムには、ポリエ
チレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートを実質
的な素材とした二軸配向ポリエステルフイルムからなる
第1層と、共重合ポリエステルを実質的な素材とした二
軸配向共重合ポリエステルフイルムからなる第2層との
積層フイルムを用いる。
【0013】上記の第1層に用いるポリエチレン−2,
6−ナフタレンジカルボキシレートは、前記式(I)の
エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート単位
が97モル%以上のものである。エチレン−2,6−ナ
フタレンジカルボキシレートが全繰返し単位の97モル
%以上であるとフイルムの巻き癖回復性が良好となり、
特に98モル%以上であると特に巻き癖回復性が良好と
なるので好ましい。
【0014】上記のエチレングリコールおよび2,6−
ナフタレンジカルボン酸以外の構成成分としては、分子
内に2つのエステル形成性官能基を有する化合物を用い
ることができ、例えばシュウ酸、アジピン酸、フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、2, 7−ナフタレン
ジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸等の如
きジカルボン酸;p−オキシ安息香酸、p−オキシエト
キシ安息香酸等の如きオキシカルボン酸;プロピレング
リコール、トリメチレングリコール、テトラメチレング
リコール、ヘキサメチレングリコール、シクロヘキサン
ジメタノール、ネオペンチルグリコール、ジエチレング
リコール等の如き2価アルコール類等を好ましく用いる
ことができる。
【0015】また、ポリエチレンー2,6ーナフタレン
ジカルボキシレートは例えば安息香酸、メトキシポリア
ルキレングリコールなどの一官能性化合物によって末端
の水酸基および/またはカルボキシル基の一部または全
部を封鎖したものであってもよく、あるいは例えば極く
少量のグリセリン、ペンタエリスリトール等の如き三官
能以上のエステル形成性化合物で実質的に線状のポリマ
ーが得られる範囲内で変性されたものでもよい。
【0016】[共重合ポリエステル]前記の第2層に用
いる共重合ポリエステルには、前記式(I)のエチレン
−2,6−ナフタレンジカルボキシレート単位が50モ
ル%以上97モル%未満の共重合ポリエステルを実質的
な素材として用いる。
【0017】エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキ
シレート単位が50モル%に満たないと、長手方向の巻
き癖回復性が不十分なものとなり、97モル%を超える
とベースフイルムの第1層と第2層の収縮応力差による
幅方向のカール(以下単に『幅方向のカール』というこ
とがある)が少なくなり、後述する感光剤層の収縮によ
る幅方向のカール(以下『感光剤層によるカール』とい
うことがある)を打ち消す効果が不足する。
【0018】そして、下記式(II)のネオペンチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレート単位、或いは下
記式(III)のシクロヘキサンジメチレン−2,6−ナフ
タレンジカルボキシレート単位を1〜50モル%、特に
1〜30モル%共重合した、エチレン−2,6−ナフタ
レンジカルボキシレート単位が50〜97モル%の共重
合ポリエステルを第2層に用いると感光剤層によるカー
ルを打ち消す効果が更に向上し、かつ巻き癖回復性が非
常に優れたベースフイルムが得られるため好ましく、特
に下記式(II)を用いたものが好ましい。
【0019】
【化5】
【0020】
【化6】
【0021】上記以外の共重合成分としては、分子内に
2つのエステル形成性官能基を有する化合物を用いるこ
とができ、例えばシュウ酸、アジピン酸、フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、2, 7−ナフタレンジカル
ボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸等の如きジカ
ルボン酸;p−オキシ安息香酸、p−オキシエトキシ安
息香酸等の如きオキシカルボン酸;プロピレングリコー
ル、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ヘキサメチレングリコール、ジエチレングリコール
等の如き2価アルコール類等を好ましく用いることがで
きる。
【0022】[第1層の厚み/第2層の厚み]本発明の
積層ベースフイルムは、第1層の厚みの第2層の厚みに
対する比率が2/7〜7/2の範囲のものであり、特に
3/7〜1/1のものが好ましい。この比率が2/7よ
りも小さいと巻き癖回復性が不良となる。またこの比率
が7/2よりも大きいと感光剤層によるカールを打ち消
す効果が不足する。
【0023】[ベースフイルム厚み]また、本発明の写
真フイルム用ベースフイルムは厚みは、第1層の厚みと
第2層の厚みの合計が40〜120μmの範囲であり、
好ましくは50〜100μmである。この厚みが40μ
m未満では機械的強度が不足し、120μmを越えると
フイルムの薄肉化の意味がなくなる。
【0024】[ヘーズ値]本発明の写真フイルム用ベー
スフイルムのヘーズ値は3.0%以下のものであり、好
ましくは2.0%以下、更に好ましくは1.0%以下の
ものである。このヘーズが3.0%より大きいとフイル
ムの透明性が低下し好ましくない。
【0025】[最大光線透過率]本発明の写真フイルム
用ベースフイルムは積層フイルムとして400〜700
nmの可視光領域全域に渡り均一な吸収を有するもので
ある。すなわち400〜500nmでの最大光線透過率
が65〜83%、500〜600nmでの最大光線透過
率が70〜85%、600〜700nmでの最大光線透
過率が70〜85%である。最大光線透過率が上記の上
限値より大きい場合、フイルムエッジから入射した光が
フイルム内部を透過し易く、ライトパイピング現象を防
止する効果が得られない。また最大光線透過率が上記下
限値よりも小さい場合、写真用ベースフイルムとしての
透明性が不足する。
【0026】最大光線透過率を下げるには、フイルムに
染料を添加する方法や不活性粒子を含有させる方法等を
挙げることができるが、可視光領域での光を吸収する染
料を添加する方法が透明性を損なわなずに最大光線透過
率を下げることができるので好ましい。不活性粒子を用
いる方法では、最大光線透過率を下げるために粒径の大
きな不活性粒子を用いるか、或いは不活性粒子の添加量
を多く用いることが必要であるが、かかる方法ではヘー
ズ値が高くなり透明性が損なわれる欠点があるため好ま
しくない。
【0027】[染料]最大光線透過率を本発明の範囲と
するためにベースフイルムの第1層および第2層に配合
する染料としては、耐熱性、相溶性及び耐昇華性を同時
に満足し、かつハロゲン化銀乳剤に対して不活性であ
り、感度、ガンマ等の写真性能に悪影響を及ぼさないも
のが好ましい。
【0028】かかる染料としては、赤色染料(最大吸収
波長が500〜600nmの領域にあるもの)、緑色染
料(最大吸収波長が600〜700nmの領域にあるも
の)、青色染料(最大吸収波長が600〜680nmの
領域にあるもの)の中から選ばれることが好ましい。更
に好ましくは赤色染料と緑色染料を適当な比率で配合さ
れたもの、赤色染料と青色染料を適当な比率で配合され
たものが好ましい。
【0029】かかる染料の配合割合は、用いる染料によ
り異なるが、ポリマーに対し0.005〜0.1重量%
であると透明性、ライトパイピング性が良好となるので
好ましい。
【0030】上記の赤色染料、緑色染料及び青色染料と
しては、例えばアントラキノン系染料、トリフェニルメ
タン系染料、ニトロ染料、スチルベン染料、インジゴイ
ド染料、チアジン染料およびアゾ染料から選択されるの
が好ましいが、これに限定されるものではない。
【0031】[幅方向のカール度]本発明の写真用ベー
スフイルムは、第2層を内側とする幅方向のカール度が
0.5〜50%の範囲のものである。すなわち、本発明
の積層ベースフイルムは第2層を内側として(第2層側
が凹状にカール)幅方向に曲がる性質を示し、その度合
は幅方向のカール度の値で0.5〜50%の範囲のもの
である。このカール度となる本発明の積層フイルムに
は、第1層側に感光剤層を塗布するが、該感光剤層の乾
燥収縮により幅方向のカール(感光剤層によるカール)
が本発明の第2層を内側とした幅方向のカールにより打
ち消されてカールの少ない写真フイルムを得ることがで
きる。
【0032】[巻き癖回復性]また本発明の写真フイル
ム用ベースフイルムは巻き癖回復性の指標である巻き癖
回復率が45%以上のものである。この巻き癖回復率は
後述の如くベースフイルムを巻芯に巻き付け70℃にて
保持した後、巻芯から解放した際の巻き癖回復率を測定
するものであるが、保持する温度の70℃は日常生活に
おいて写真フイルムが通常曝されることがあり得る最高
温度より選んだ。かかる温度を選択することにより、従
来の巻き癖の評価よりも過酷な条件で保持された写真フ
イルムの巻き癖回復性評価が可能になる。
【0033】本発明のベースフイルムは写真フイルム用
ベースフイルムとして更に下記の特性を備えていること
が好ましい。
【0034】[正味のANSIカール値]本発明のベー
スフイルムは、49℃(70℃よりも21℃低い温度)
においても優れた巻き癖回復性を示すことが好ましい。
すなわち外径3インチのコア上で、49℃、50%R
H、24時間コアセット(熱処理)した場合、正味のA
NSIカール値が測定できるが、この値が10%以下で
あることが好ましい。
【0035】[吸熱エネルギー]本発明のベースフイル
ムは、示差熱量計により積層フイルムを熱分析したとき
120〜160℃、特に130〜150℃の範囲内に吸
熱ピークが観察されることが好ましい。またその吸熱ピ
ークの大きさが表している吸熱エネルギーが0.3mJ
/mg以上、更に0.5mJ/mg以上であることが好
ましい。吸熱ピーク温度および吸熱エネルギーが上記範
囲であると巻き癖回復率が良好となる。
【0036】[tanδ値]本発明の写真フイルム用ベ
ースフイルムは、0.05Hzにおける引張粘弾性によ
る80℃のtanδ値が0.09以下である一方向を有
するものであることが好ましい。このtanδ値は0.
085未満であることが更に好ましく、0.08以下で
あることが特に好ましくい。tanδ値が上記範囲であ
ると巻き癖回復率が特に良好となる。
【0037】[ヤング率]本発明の写真フイルム用ベー
スフイルムは直交する2方向、例えば縦方向と横方向の
ヤング率が750kg/mm2 以下、特に700kg/
mm2 以下であることが好ましい。ヤング率が750k
g/mm2 を越えるとフイルムの裁断時やパーフォレー
ション穿孔時にデラミが発生したり切粉が多く発生し易
くなる。ヤング率の下限は剛性の良好なベースフイルム
を得るため400kg/mm2 、さらには450kg/
mm2 であることが好ましい。両方向のヤング率の差は
特に限定されないが、150kg/mm2 以下であるこ
とが好ましい。
【0038】[添加剤]本発明のポリエチレン−2,6
−ナフタレンジカルボキシレート及び/又は共重合ポリ
エステルには添加剤、例えば安定剤、滑剤、紫外線吸収
剤、着色剤、難燃剤等を含有することができ、特にフイ
ルムに滑り性を付与するため不活性微粒1子を少割合含
有することが好ましい。
【0039】かかる不活性微粒子としては、例えば球状
シリカ粒子、炭酸カルシウム粒子、アルミナ粒子、ゼオ
ライト粒子の如き無機粒子、或いはシリコン樹脂粒子、
架橋ポリスチレン粒子の如き有機粒子を挙げることがで
きる。無機粒子は粒径が均一であること等の理由で天然
品よりも、合成品であることが好ましく、あらゆる結晶
形態の無機粒子を使用することができる。
【0040】上記の不活性微粒子の平均粒径は0.05
〜1.5μmの範囲であることが好ましい。特に、不活
性微粒子が無機粒子の場合には、平均粒径が0.1〜
0.8μmの範囲であることが好ましく、0.2〜0.
5μmであることが更に好ましい。不活性微粒子がシリ
コン樹脂粒子の場合には、平均粒径が0.1〜1.5μ
mの範囲であることが好ましい。また不活性微粒子が架
橋ポリスチレン粒子の場合には、平均粒径が0.1〜
1.5μmの範囲であることが好ましい。
【0041】不活性微粒子の平均粒径が0.05μmよ
り小さいと、フイルムの滑り性、耐削れ性或いは巻き取
り性などの向上効果が小さく、他方平均粒径が1.5μ
mより大きいとフイルムの透明性が低下するので好まし
くない。
【0042】不活性微粒子の含有量は0.001〜0.
2重量%であることが好ましい。不活性微粒子が無機粒
子の場合、0.001〜0.1重量%であることが更に
好ましく、0.002〜0.05重量%であることが特
に好ましい。また不活性微粒子がシリコン樹脂粒子の場
合、0.001〜0.1重量%であることが好ましく、
更に0.001〜0.02重量%、特に0.001〜
0.01重量%であることが好ましい。不活性微粒子が
架橋ポリスチレン粒子の場合、0.001〜0.05重
量%であることが好ましい。この不活性微粒子の添加量
が0.001重量%未満ではフイルムの滑り性が不十分
となりがちであり、一方0.2重量%を越えるとフイル
ムヘーズが増加し、透明性が不十分となり、好ましくな
い。
【0043】不活性微粒子の添加時期は、ポリエチレン
−2,6−ナフタレンジカルボキシレートを成膜する迄
の段階であれば特に制限はなく、例えば重合段階で添加
してもよく、また成膜の際に添加してもよい。
【0044】[積層フイルムの製造条件]本発明の写真
用積層ベースフイルムは、通常の方法例えば共押出しに
より得た未延伸積層フイルムを、二軸延伸し、熱固定
し、次いでアニーリング処理することにより有利に製造
することができる。延伸方法は公知の方法で良く、延伸
温度は通常80〜140℃であり、延伸倍率は縦方向に
好ましくは2.0〜4.2倍、より好ましくは2.5〜
4.0倍であり、横方向に好ましくは2.5〜4.3
倍、より好ましくは2.8〜4.0倍である。得られた
二軸延伸フイルムは170〜260℃、好ましくは18
0〜250℃で1〜100秒熱固定する。延伸は一般に
用いられる例えばロールによる方法やステンターを用い
た方法で行うことができ、縦方向と横方向を同時に延伸
してもよく、また縦方向・横方向に逐次延伸してもよ
い。
【0045】かかる二軸延伸処理、熱固定処理を行う
と、第1層と第2層の延伸特性の差によって両層に面配
向差が生じ、これにより収縮率差が生じて目的とする幅
方向のカールを有するベースフイルムが得られる。
【0046】[アニーリング条件]また、通常の二軸延
伸、熱固定処理条件で製膜した二軸延伸フイルムは長手
方向の巻き癖回復率が45%以下であり、0.05Hz
での引張粘弾性による80℃でのtanδ値が約0.1
0程度であるが、アニーリング処理することにより、こ
の巻き癖回復率を45%以上とし、tanδ値を0.0
9以下まで低下させることが可能である。アニーリング
条件としては、フイルムがロール状態で熱履歴を受ける
温度より高くかつ150℃以下、さらには該熱履歴を受
ける温度より10℃高くかつ130℃以下の温度でアニ
ーリング処理する方法がより効果的で好ましい。フイル
ムがロール状態で熱履歴を受ける温度以下の温度でアニ
ーリング処理しても巻き癖を防止するのが不十分であ
り、他方150℃より高い温度でアニーリング処理する
と、フイルム表面へのオリゴマーの析出や、フイルム面
へのコア転写等が起きやすく、フイルムの使用に不都合
が生じる。
【0047】二軸延伸フイルムのアニーリング処理方法
としては、二軸延伸され、熱固定されたフイルムを一旦
巻き取ることなく加熱ロールに接触させながら加熱する
方法、加熱空気で搬送させながら非接触で加熱する方
法、一旦巻き取ったフイルムを巻き出しながら上記と同
じ方法で加熱する方法、またはフイルムをロール状態の
ままで加熱オーブン中で熱処理する方法等が挙げられ
る。
【0048】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0049】なお、実施例、比較例における各物性値は
次のように測定した。
【0050】(1)幅方向のカール度 フイルムより縦(長手方向)3mm×横(幅方向)12
0mmの試験片を切り取り、試験片を垂直に吊るし、カ
ールした状態の弦の長さX(mm)を測定し、サンプル
の長さ120mmに対する割合(%)をもって、下記式
より幅方向のカール度を求める。
【0051】
【数1】
【0052】(2)巻き癖回復率 120mm(長手方向)×35mm(幅方向)の大きさ
のサンプルフイルムを、第1層を内側にして直径10m
mの巻芯に巻き付け、巻き戻らないように仮固定し、7
0℃、30%RHにて72時間保持した後、巻芯から解
放し、40℃の蒸留水に15分間浸漬する。次いでフイ
ルムの長手方向端部に50gの荷重をかけ、サンプルを
垂直に吊し、巻き癖が残っている状態の「サンプル長
さ」(mm)を測定し、最初のサンプルの長さ120m
mに対する割合(%)をもって、巻き癖回復率とする。
【0053】この場合、「サンプル長さ」は、サンプル
が巻き癖が大きく、円〜半円状の場合はその直径とし、
サンプルの巻き癖が小さく、その形が半円に満たない場
合は弦の長さとする。
【0054】(3)正味のANSIカール度 ANSIPH1.29−1971の試験方法Aに準じ、
インチをメートル法にに換えて算出したカール値。
【0055】(4)最大光線透過率 島津製作所製分光光度計(MPC−3100)を用い
て、フイルム試料の300〜900nmの波長の分光透
過率をチャート上に書かせ、それぞれの波長の分光透過
率をチャート上から読みとり、光線透過率とし、百分率
(%)で表し、各波長帯での光線透過率の最大値を最大
光線透過率とする。
【0056】(5)ヘーズ JIS K−6714の手法に従い、市販のヘーズメー
ターで測定したフイルム1枚当たりの全ヘーズ値。
【0057】(6)吸熱ピーク温度 TK (℃) フイルム10mgをセイコー電子工業(株)製熱分析シ
ステムSSC580DS(DSC)にセットし、N2
流中で20℃/分の昇温速度で加熱し、該フイルムの吸
熱挙動を1次微分、2次微分で解析し、ピークを示す温
度を決定し、これを吸熱ピーク温度とする。
【0058】(7)吸熱エネルギー △HK (mJ/m
g) (6)と同様に、フイルム10mgをセイコー電子工業
(株)製熱分析システムSSC580,SDC20にセ
ットし、N2 気流中で20℃/分の昇温速度で加熱し、
フイルムの吸熱エネルギーに対応するDSCチャート上
の吸熱側面積から求める。この面積は昇温することによ
りベースラインから吸熱側にずれ、さらに昇温を続けて
吸熱ピークを経た後、ベースライン位置まで戻るまでの
吸熱側の面積であり、吸熱開始温度位置から終了温度位
置までを直線で結び、面積(A)を求める。同じDSC
の測定条件でIn(インジウム)を測定し、この面積
(B)を28.5mJ/mgとして、次の式より求め
る。
【0059】
【数2】 (A/B)×28.5=△HK (mJ/mg)
【0060】(8)tanδ セイコー電子工業(株)製熱応力歪測定装置TMA/S
S120Cを用い、下記条件にて測定する。 荷重モード:sin波(荷重変化周波数0.05Hz) 断面積当りの荷重中央値:120g/mm2 断面積当りの荷重振幅:90g/mm2 昇温速度:5℃/分 サンプル巾:4mm サンプル長(チャック間):10mm 測定方向:縦、横方向
【0061】(9)ヤング率 フイルムを試料巾10mm、長さ15cmに切り、チャ
ック間100mmにして引張速度10mm/分、チャー
ト速度500mm/分でインストロンタイプの万能引張
試験装置にて引張る。得られた荷重−伸び曲線の立上部
の接線よりヤング率を計算する。
【0062】(10)折り目デラミ白化率 80mm×80mmの大きさにフイルムサンプルを切り
出し、手で軽く2つに折りながら、平坦な一対の金属板
ではさんだ後、プレス機により所定の圧力P1(kg/
cm2 G)にて20秒間プレスする。その後、サンプル
フイルムを取り出し、折り目に現れた白化部分の長さ
(mm)を測定して合計する。それぞれ新しいフイルム
サンプルを使用し、プレス圧力P1 =1,2,3,4,
5,6(kg/cm2 G)について上記測定を繰り返
す。各プレス圧力における白化部分の長さ(mm)の合
計の平均値が、折り目の全長(80mm)に占める割合
をもって、折り目デラミ白化率とし、この値をフイルム
の層剥離(デラミ)の起こり易さを示す指標として使用
する。
【0063】
【数3】
【0064】[実施例1]ポリエチレン−2,6−ナフ
タレンジカルボキシレート(固有粘度=0.62)ペレ
ットを第1層用の原料(A)とする。一方、共重合ポリ
エステル(エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシ
レート単位80モル%、ネオペンチレン−2,6−ナフ
タレンジカルボキシレート単位20モル%、固有粘度=
0.62)ペレットを第2層用の原料(B)とする。原
料(A)および原料(B)は平均粒径0.3μmのシリ
カ粒子を0.005重量%、赤と緑の染料を0.015
重量%含有している。この原料(A)、原料(B)をそ
れぞれ別個に乾燥し、別個の溶融押出機により共押出法
により積層し、第1層と第2層の厚み構成比率が1:2
である未延伸フイルムを得た。ついでこの未延伸フイル
ムを縦方向(フイルムの押出し方向)に3.0倍、横方
向(フイルムの幅方向)に3.3倍逐次二軸延伸し、次
いで熱処理し、厚みが75μmの二軸配向フイルムを得
た。この二軸配向フイルムを熱処理に引き続いて横方向
の把持を解除し、縦方向は緊張状態で冷却ロールに接触
させて急冷した後ロールに巻取った。
【0065】得られた二軸配向フイルムを幅500mm
にスリットし、直径165mmの巻芯にロール状に巻取
って長さ500mのサンプルロールとし、この状態で1
00℃まで24時間かけて昇温し、24時間保持した
後、24時間かけて室温まで降温するアニール条件でア
ニール処理して、厚みが75μmの二軸配向フイルムを
得た。得られたフイルムの特性は表1に示すとおり良好
なものであった。
【0066】[実施例2]実施例1において、エチレン
−2,6−ナフタレンジカルボキシレート単位90モル
%、シクロヘキサンジメチレン−2,6−ナフタレンジ
カルボキシレート単位10モル%よりなる共重合ポリエ
ステルを原料(B)とする以外はすべて同様に製膜して
二軸配向フイルムを得た。得られたフイルムの特性は表
1に示すとおり良好なものであった。
【0067】[実施例3]実施例1において、添加微粒
子として平均粒径0.5μmの架橋ポリスチレン粒子
0.005%配合し、エチレン−2,6−ナフタレンジ
カルボキシレート単位60モル%、シクロヘキサンジメ
チレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート単位4
0モル%よりなる共重合ポリエステルを原料(B)とす
る以外はすべて同様に製膜して二軸配向フイルムを得
た。得られたフイルムの特性は表1に示すとおり良好な
ものであった。
【0068】[比較例1]実施例1において、原料
(A)のみを押出して単層フイルムとする以外はすべて
同様に製膜して二軸配向フイルムを得た。得られたフイ
ルムの特性を表1に示す。比較例1の二軸配向フイルム
は本発明の特徴の一つである幅方向のカールが発現しな
いため、感光剤層によるカールを打ち消す効果が無いも
のであった。
【0069】[比較例2]実施例2において、第1層と
第2層の厚み構成比率が9:1とする以外はすべて同様
に製膜して二軸配向フイルムを得た。得られたフイルム
の特性を表1に示す。比較例2の二軸配向フイルムは本
発明の特徴の一つである幅方向のカールが発現しないた
め、感光剤層によるカールを打ち消す効果が無いもので
あった。
【0070】[比較例3]実施例2において、添加滑剤
を平均粒径0.5μmのシリコーン粒子0.005%と
し、アニール処理を実施しない以外はすべて同様に製膜
して二軸配向フイルムを得た。得られたフイルムの物性
評価結果を表1に示す。比較例3の二軸配向フイルムは
巻き癖回復率が小さく巻き癖回復性が不良のものであっ
た。
【0071】[比較例4]実施例1において、添加滑剤
を平均粒径0.5μmの架橋ポリスチレン粒子0.00
5%とし、エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシ
レート単位30モル%、エチレンテレフタレート単位7
0モル%よりなるコポリマーを原料(B)とする以外は
すべて同様に製膜して二軸配向フイルムを得た。得られ
たフイルムの特性を表1に示す。比較例4の二軸配向フ
イルムは幅方向のカール度が大きすぎるため感光剤層に
よるカールを打ち消すことができないものであった。ま
た、巻き癖回復率が小さく巻き癖回復性が不良のもので
あった。
【0072】[比較例5]実施例1において、染料を添
加しない以外はすべて同様に製膜して二軸配向フイルム
を得た。得られたフイルムの特性を表1に示す。比較例
5の二軸配向フイルムは各波長域での最大光線透過率が
大きすぎるためライトパイピング防止特性が劣るもので
あった。
【0073】
【表1】
【0074】表1中の第2層構成単位の欄で、式Iの単
位、式IIの単位および式III の単位はそれぞれ前記のエ
チレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート単位、
ネオペンチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレー
ト単位およびシクロヘキサンジメチレン−2,6−ナフ
タレンジカルボキシレート単位を示す。
【0075】また、表1中の総合評価の欄で、○印は良
好であること、×印は不良であることを表す。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、優れた機械的特性、透
明性、ライトパイピング防止性を有し感光層を塗工した
後のフイルムの加工特性が優れた写真フイルム用ベース
フイルムを提供することがことができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)下記式(I)の単位が97モル%
    以上のポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシ
    レートを実質的な素材とした二軸配向フイルムからなる
    第1層と、下記式(I)の単位が50モル%以上、97
    モル%未満の共重合ポリエステルを実質的な素材とした
    二軸配向フイルムからなる第2層との積層フイルムであ
    り、 【化1】 (b)第1層の厚みの第2層の厚みに対する比率が2/
    7〜7/2であり、(c)第1層の厚みと第2層の厚み
    の合計が40〜120μmであり、(d)積層フイルム
    のヘーズ値が3.0%以下であり、(e)積層フイルム
    の400〜500nmでの最大光線透過率が65〜83
    %、500〜600nmでの最大光線透過率が70〜8
    5%、かつ600〜700nmでの最大光線透過率が7
    0〜85%であり、(f)積層フイルムの幅方向のカー
    ル度が0.5〜50%であり、そして(g)積層フイル
    ムの長手方向の巻き癖回復率が45%以上である、こと
    を特徴とする写真フイルム用ベースフイルム。
  2. 【請求項2】 第2層の共重合ポリエステルが下記式
    (II)のネオペンチレン−2,6−ナフタレンジカルボ
    キシレート単位を1〜50モル%共重合したポリエステ
    ルである請求項1記載の写真フイルム用ベースフイル
    ム。 【化2】
  3. 【請求項3】 第2層の共重合ポリエステルが下記式
    (III)の1,4−シクロヘキサンジメチレン−2,6−
    ナフタレンジカルボキシレート単位を1〜50モル%共
    重合したポリエステルである請求項1記載の写真フイル
    ム用ベースフイルム。 【化3】
  4. 【請求項4】 示差熱量計により測定した吸熱ピークが
    120℃から160℃の範囲内にあり、かつその吸熱エ
    ネルギーが0.3mJ/mg以上である請求項1記載の
    写真フイルム用ベースフイルム。
  5. 【請求項5】 0.05Hzにおける引張粘弾性による
    80℃のtanδ値が0.09以下である一方向を有す
    る請求項1記載の写真フイルム用ベースフイルム。
  6. 【請求項6】 ヤング率が750kg/mm2 以下であ
    る直交する2方向を有する請求項1記載の写真フイルム
    用ベースフイルム。
  7. 【請求項7】 第1層の厚みの第2層の厚みに対する比
    率が3/7〜1/1である請求項1記載の写真フイルム
    用ベースフイルム。
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