JPH04235036A - ポリエステルフイルム及び写真感光材料 - Google Patents

ポリエステルフイルム及び写真感光材料

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JPH04235036A
JPH04235036A JP102991A JP102991A JPH04235036A JP H04235036 A JPH04235036 A JP H04235036A JP 102991 A JP102991 A JP 102991A JP 102991 A JP102991 A JP 102991A JP H04235036 A JPH04235036 A JP H04235036A
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JP
Japan
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film
polyester
polyester film
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layer
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Application number
JP102991A
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English (en)
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Toshihiko Hiraoka
俊彦 平岡
Kenji Tsunashima
研二 綱島
Taiichi Kurome
泰一 黒目
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共重合ポリエステルフ
イルムに関するものであり、特に本発明は、写真感光材
料の支持体またはカバー層として有用な透明性・吸水性
・機械的特性に優れたポリエステルフイルムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】写真感光材料としては、X線用フイルム
、製版用フイルム及びカットフイルムの如くシート状の
形態のものと、ロールフイルム状のものがある。ロール
フイルムの代表的なものは、35mm幅またはそれ以下
の幅でパトローネ内に収められており、一般のカメラに
装填して撮影に用いるカラーまたは白黒ネガフイルムで
ある。
【0003】写真感光材料は一般的に、プラスチックフ
イルム支持体上に少なくとも1層の写真感光性層を塗布
することによって製造される。このプラスチックフイル
ムとしては一般的にトリアセチルセルロース(以下「T
AC」と記す)に代表される繊維系のポリマーとポリエ
チレンテレフタレート(以下「PET」と記す)に代表
されるポリエステル系のポリマーが使用されている(繊
維と工業,41(9),329−324)。
【0004】TACフイルムは、主溶媒として塩化メチ
レンを用いた溶液製膜法で作られ、光学的異方性が小さ
く、透明性・平面性に優れたフイルムである。また、適
度な吸水性を有するため現像処理後のカール回復性にも
優れた性質を有する。すなわちロールフイルムとして巻
かれた状況で経時されることによってフイルムには巻き
ぐせカールが生じるが、現像処理における吸水で分子鎖
の運動性が増し、巻き経時で固定化された分子鎖が再配
列を起こす結果、巻きぐせカールが解消するわけである
【0005】TACフイルムのような巻きぐせカール回
復性を有さないフイルムを用いた写真感光材料では、ロ
ール状態で用いられた際に、例えば現像後写真印画紙に
画像を形成させる焼き付け工程等で、すり傷の発生、焦
点ぼけ、搬送時のジャミング等の問題が生じてしまう。 従って、写真感光材料としてTACフイルムは広く用い
られてきた。
【0006】ところが、近年、写真用感光材料の用途は
多様化しており、撮影時のフイルム巻出しの高速化、撮
影倍率の高倍率化、撮影装置の小型化が著しく進んでい
る。そのため写真感光材料用の支持体としては、機械的
特性、寸法安定性、薄膜化等の性質が要求されてきた。
【0007】二軸延伸したPETフイルムは、優れた透
明性・機械的特性・寸法安定性を有しており、フイルム
の薄膜化が必要なマイクロフイルムや、寸法安定性が厳
しく要求される印刷感材では、TACフイルムに代って
PETフイルムが用いられている。ところがPETフイ
ルムの場合、吸水性が小さいため、TACフイルムのよ
うな巻きぐせカール回復性が小さいため現像処理後の取
扱い性が悪く、上記の優れた特性がありながらその使用
範囲が限定されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】すなわち本発明におけ
る課題は、PETフイルム並の透明性・機械的特性・寸
法安定性を維持しながら、TACフイルムなみの吸水性
、延いてはTAC並の巻きぐせカール回復性を有するポ
リエステルフイルムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために次の構成を有する。すなわち、多層構造
を有するポリエステルフイルムであって、その少なくと
も1層を構成するポリエステルAの共重合成分が、金属
スルホネートを有する芳香族ジカルボン酸及び/又はそ
の誘導体と、平均分子量600〜20000のポリアル
キレングリコール及び/又はその誘導体とを含むことを
特徴とするポリエステルフイルムである。
【0010】本発明においては、この金属スルホネート
を有する芳香族ジカルボン酸成分とポリアルキレングリ
コール成分を併用し、しかも多層化することによって著
しい効果をもたらし、本発明の課題を解決するものであ
る。
【0011】本発明のポリエステルAとして好ましく用
いられる共重合ポリエステルは、金属スルホネートを有
する芳香族ジカルボン酸成分を共重合成分とした共重合
ポリエステルである。
【0012】前記金属スルホネートを有する芳香族ジカ
ルボン酸としては、具体的には、5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸、2ーナトリウムスルホテレフタル酸、4
ーナトリウムスルホフタル酸、4ーナトリウムスルホ−
2,6−ナフタレンジカルボン酸およびこれらのナトリ
ウムを他の金属、例えばカリウム、リチウムやアンモニ
ウム塩やホスホニウム塩などで置換した化合物を挙げる
ことができる。金属スルホネートを有する芳香族ジカル
ボン酸成分の共重合割合としては、反応生成物のポリエ
ステルに対して2〜20重量%、好ましくは5〜15重
量%、特に好ましくは7〜12重量%である。
【0013】本発明に用いるポリエステルAには、更に
ポリアルキレングリコール成分が共重合されていること
が、フイルムに透明性、寸法安定性、機械的強度を付与
する点で好ましい。このポリアルキレングリコールの平
均分子量は、600〜20000が好ましく、更には1
000〜15000、特には2000〜10000の範
囲にあるものが好ましい。平均分子量が600以下の場
合吸水性が不十分となり、巻きぐせ回復性を十分に得る
ことができない。TACフイルム並の巻きぐせ回復性を
得るには、ポリエーテル鎖長が長い方が良いが、200
00以上の分子量では逆にフイルムの透明性や剛性が低
下するため好ましくない。ポリアルキレングリコールと
しては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ポリテトラメチレングリコール、ポリエチレン
グリコール−ポリプリピレングリコール共重合体やこれ
らの末端にカルボキシル基を導入したものが挙げられる
。この中でもポリエステルの重合反応性やフイルムの寸
法安定性の点で特にポリエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール−ポリプリピレングリコール共重合体が
より好ましい。また、ポリアルキレングリコール成分の
共重合割合としては、反応生成物のポリエステルに対し
て2〜20重量%、好ましくは5〜15重量%、特に好
ましくは7〜12重量%である。
【0014】本発明のポリエステルフイルムの含水率の
測定は、該フイルムを23℃、30%RH、3時間の条
件で調湿した後、23℃の蒸留水に15分間浸漬させ、
しかる後に微量水分計(たとえば、三菱化成(株)製C
A−20型)を用い乾燥温度150℃で行なう。
【0015】本発明のポリエステルフイルムは、かかる
方法で測定された含水率が0.5重量%以上である点に
特徴があり、好ましくは0.6〜5.0重量%である。 含水率が0.5重量%未満であると現像処理後の巻きぐ
せカール回復性が良化せず、逆に含水率が大き過ぎると
、吸湿による寸法安定性が悪化する。
【0016】本発明において、ポリエステルとは、芳香
族二塩基酸とグリコールを主要な構成成分とするポリエ
ステルであり、二塩基酸としては、テレフタル酸、イソ
フタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェ
ニルスルホンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカル
ボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、シクロヘキ
サンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニ
ルチオエーテルジカルボン酸、ジフェニルケトンジカル
ボン酸、フェニルインダンジカルボン酸などを挙げるこ
とができる。また、グリコールとしては、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコ
ール、シクロヘキサンジメタノール、2,2−ビス(4
−ヒドロキシジフェニル)プロパン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)スルホン、ジエチレングリコール
、ネオペンチルグリコール、ハイドロキノン、シクロヘ
キサンジオールなどを挙げることができる。これらの成
分からなるポリエステルの中でも耐熱性、機械的強度、
寸法安定性等の点から、ポリエチレンテレフレート、シ
クロヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレートが好ましい。
【0017】本発明におけるポリエステルフイルムの多
層構造のうち、ポリエステルA層以外の層をポリエステ
ルB層あるいはC層とすると、本発明のポリエステルフ
イルムは、A/Bの2層構造でもよく、A/B/A、B
/A/BまたはB/A/Cといった3層構造でもよく、
更にはそれ以上の多層構造でもよい。A層のポリエステ
ルは共重合であるため、ホモポリエステルに比べ結晶性
が低下しており、機械的特性や透明性、寸法安定性等が
低下してしまう。そこで、共重合PET層であるA層と
、PET層あるいは他のホモポリマー層、あるいは他の
共重合ポリマー層とを共押出することにより、通常のP
ETフイルム並の透明性・機械的特性・寸法安定性を維
持しながら、TACフイルムなみの吸水性、延いてはT
AC並の巻きぐせカール回復性を有するポリエステルフ
イルムを提供することができる。更には、フイルムの表
面に易滑性や着色性、帯電防止性等を付与する場合でも
必要な添加剤を表層のみ添加すればよく、フイルムの高
透明性を維持でき、またフイルムのコスト自身を下げる
ことにもつながる。
【0018】また、本発明においては、共重合比によっ
ては下びき層を設ける際の熱処理における低重合物の析
出や経時での低重合物の析出が問題となる場合があるが
、その際、A層の片側または両側にA層と異なるポリエ
ステルB層を積層することによって、低重合物の析出を
抑制し、フイルムの透明性を維持することができる。 ポリエステルB層としては、前述のポリエステルが好ま
しく用いられるが、ポリエチレンテレフレート、シクロ
ヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレートが特に好ましい。ポリエステルB層の積層厚み
としては、0.05〜20μmが好ましいが、0.5〜
10μmが特に好ましく、更には1〜5μmが好ましい
。また、本発明のポリエステルフイルムには、吸水性が
求められるが、そのため吸水性の小さいポリエステルB
を用いるとその積層厚みは、低重合物の析出を抑制でき
る範囲内で薄くする必要がある。また、別の手法として
、ポリエステルB層自身に吸水性を付与してもよい。 例えば、金属スルホネートを有する芳香族ジカルボン酸
成分を共重合成分とした共重合ポリエステルを用いるの
が好ましい。金属スルホネートを有する芳香族ジカルボ
ン酸としては前述の化合物が挙げられるが、共重合割合
としては、反応生成物のポリエステルに対して1〜20
重量%、好ましくは3〜12重量%、特に好ましくは5
〜10重量%である。
【0019】ポリエステルB層のガラス転移温度は、6
0℃以上であり、好ましくは65℃以上、更に好ましく
は70℃以上である。本発明の場合、ポリエステルA層
の強度がやや低くなるため、ガラス転移温度の比較的高
いポリエステルB層を積層することによって、強度が維
持されるわけである。
【0020】本発明において、A層の厚みは特に限定さ
れないが、通常ポリエステルフイルム全厚みに対してA
層の厚みは1〜99%の範囲内が好ましい。
【0021】多層積層をを行なう場合、この手段として
は具体的には複数の押出機ならびにフィールドブロック
、あるいはマルチマニフォールドダイによる共押出法が
例示される。
【0022】本発明ポリエステルフイルムのガラス転移
温度は、50℃以上が好ましく、更に好ましくは60℃
以上である。ただし、これは25℃50%RHの雰囲気
におかれたフイルムを示差走査熱量計で測定したもので
ある。ガラス転移温度が50℃より低いと、例えば夏場
の高温下でフイルムが変形する恐れがあるため好ましく
ない。また、ガラス転移温度が高い方がもちろん耐熱性
は向上するが、巻き癖回復性が低下していくため吸水性
を向上させて吸水時のガラス転移温度を低下させる必要
がある。吸水時のガラス転移温度は、フイルムを38℃
の蒸留水中に30分間浸漬した直後に示差走査熱量計で
測定したものであり、好ましくは60℃以下、更に好ま
しくは50℃以下である。
【0023】なお、本発明のポリエステルフイルムにお
いては、透明性、機械的特性を阻害しない範囲の小割合
であれば、更に他の酸性分あるいはグリコール成分を共
重合せしめることも可能である。たとえば、セバシン酸
、エイコ酸、ドデカンジカルボン酸、ダイマー酸等の炭
素数が8〜60のアルキレン基を有する長鎖脂肪族ジカ
ルボン酸等が挙げられ、0〜10重量%共重合せしめる
ことができる。
【0024】本発明のポリエステルフイルムのヘイズ値
は5%以下であり、好ましくは2%以下である。ヘイズ
値が5%を越えるとフイルムを写真感光材料として用い
た場合、画像がぼけてしまい不鮮明になるという問題が
ある。
【0025】ポリエステルフイルムを写真感光材料とし
て使用する際に問題となる性質の一つに支持体が高屈折
率であるために発生するライトパイピング現象がある。 TACフイルムの場合屈折率は1.5と小さいのに対し
て、たとえばポリエステルフイルムの屈折率は1.6程
度と高い。一方、下びき層ならびに写真乳剤層にもっぱ
ら用いられるゼラチンの屈折率は1.50〜1.55で
あり、ゼラチンの屈折率の比をとるとTACフイルムの
場合1.50〜1.55/1.5と1より大きいため問
題ないが、ポリエステルフイルムでは、1.5/1.6
と1より小さく、光がフイルムエッジから入射したとき
、ベースフイルムと乳剤層の界面で反射しやすい。この
ためライトパイピング現象を起こしてしまうわけである
【0026】このようなライトパイピング現象を回避す
る方法としてはフイルムに不活性無機粒子等を含有させ
る方法ならびに染料を添加する方法等が知られている。 本発明において好ましいライトパイピング防止方法はフ
イルムヘイズを著しく増加させない染料添加による方法
である。
【0027】フイルム染色に使用する染料については特
に限定を加えるものではないが色調は感光材料の一般的
な性質上グレー染色が好ましく、また染料はポリエステ
ルフイルムの製膜領域での耐熱性に優れ、かつポリエス
テルとの相溶性に優れたものが好ましい。
【0028】染料としては、上記観点から三菱化成(株
)製のDiaresin、日本化薬(株)製のKaya
set等ポリエステル用として市販されている染料を混
合することによって目的を達成することが可能である。
【0029】染色濃度に関しては、マクベス社製の色濃
度計にて可視領域での色濃度を測定し少なくとも0.0
1以上であることが必要である。更に好ましくは0.0
3以上である。
【0030】本発明によるポリエステルフイルムには、
用途に応じて易滑性を付与することも可能であり、易滑
性付与手段としては特に限定を加えるところではないが
、不活性無機化合物の練り込み、あるいは界面活性剤の
塗布等が一般的手法として用いられる。
【0031】かかる不活性無機粒子としては、SiO2
 、TiO2 、BaSO4 、CaCO2 、タルク
、カオリン等が例示される。また、上記のポリエステル
合成反応系に不活性な粒子を添加する外部粒子系による
易滑性付与以外にポリエステルの重合反応時に添加する
触媒等を析出させる内部粒子系による易滑性付与方法も
採用可能である。
【0032】これら易滑性付与手段には特に限定を加え
るものではないが、写真感光材料用支持体としては透明
性が重要な要件となるため、上記易滑性付与方法では外
部粒子系としてはポリエステルフイルムと比較的近い屈
折率をもつSiO2 、あるいは析出する粒子径を比較
的小さくすることが可能な内部粒子系を選択することが
望ましい。また、これらの粒子系は、本発明のポリエス
テルフイルムのいずれの層に添加してもよいが、表層に
添加するのが好ましい。
【0033】本発明のポリエステルフイルムの150℃
、30分における熱収縮率は3%以下が好ましく、更に
好ましくは2.0%以下である。TACフイルムやPE
Tフイルムの熱収縮率は、2%以下と小さいのに対して
、共重合ポリエステルフイルムの熱収縮率は一般に大き
くなる傾向があるが、本発明の共重合ポリエステルフイ
ルムの熱収縮率は他の共重合ポリエステルフィルムに比
べて小さくなることが大きな特徴である。フイルムを写
真感光材料用支持体として使用する場合、疎水性である
ポリエステルフイルムやTACフイルムに親水性の乳剤
層(ゼラチンバインダー)を直接塗布しても必要な接着
力は得られない。そこで通常フイルムには下塗層を付与
しているが、この工程ではフイルムに約150℃の熱が
かけられる。また、塗布した乳剤の乾燥工程は100〜
150℃で加熱される。フイルムがこれらの工程で変形
・伸縮しないことが好ましく、すなわちフイルムに熱寸
法安定性が求められるわけである。
【0034】また、本発明のポリエステルフイルムの引
裂伝播抵抗が500g/mm以上が好ましく、更に好ま
しくは800g/mm以上である。通常TACフイルム
の引裂伝播抵抗は200〜400g/mm程度と小さく
手で引き裂ける程度であるが、この特性が例えば映画用
フイルムの編集作業では必要であったが、逆にこれがパ
ーフォレーションの打ち抜き時の引き裂けの原因ともな
った。従って、通常の写真用フイルムとしては、引裂伝
播抵抗は高い値が求められるわけである。
【0035】また、本発明のポリエステルフイルムの破
断強度は、8kg/mm2 以上であり好ましくは13
kg/mm2 以上である。さらにヤング率は、300
kg/mm2 以上であり、好ましくは350kg/m
m2 以上である。これら機械的強度が低下すると、フ
イルムがカメラ内での巻取時や機械による自動現像・焼
き付け時に外力によって容易に変形あるいは破断してし
まうおそれがあるわけである。本発明の共重合ポリエス
テルフイルムの原料ポリマーの合成法は従来公知のポリ
エステルの製造方法にしたがって製造できる。例えば酸
性分をグリコール成分と直接エステル化反応するか、ま
たは酸性分としてジアルキルエステルを用いる場合はグ
リコール成分とでエステル交換反応し、これを減圧下に
加熱して余剰のグリコール成分を除去することにより、
共重合ポリエステルを得ることができる。この際必要に
応じてエステル交換反応触媒あるいは重合反応触媒を用
い、あるいは耐熱安定剤を添加することができる。もち
ろん実用上、着色防止剤、酸化防止剤、結晶核剤、すべ
り剤、安定剤、ブロッキング防止剤、紫外線吸収剤、粘
度調節剤、消泡剤、透明化剤、帯電防止剤などを添加さ
せてもよい。
【0036】前記にて得られた共重合ポリエステルは一
般に粒状に成型し、乾燥後溶融し、Tダイより共押出し
て、未延伸シートとする。溶融ポリエステルシートを冷
却ロールに接触させる際は、静電印加冷却法を適応する
ことが好ましい。
【0037】得られた未延伸シートをそのまま使用する
こともできるがシートがTダイから押し出される時にシ
ート表面にすじが発生するため、写真用フイルムとして
使うとすじによって画像が歪んでしまう。そこで、シー
トの表面を平滑化することが好ましい。例えば押し出さ
れた溶融状態のフイルムをキャストドラムと付設の冷却
ロール、あるいはキャストドラムと金属製のエンドレス
ベルトで圧着して冷却するのがよい。その際に、キャス
トドラムだけでなく、付設の冷却ロール、あるいは、金
属製のエンドレスベルトの表面は平滑であること、すな
わち冷却体表面の最大粗さは0.2S以下と平滑である
ことが求められ、また十分に冷却することによって、フ
イルムの両面を急冷してその結晶化を防止しできる。
【0038】又、別の手法として、0.2S以下の平滑
なドラムにキャストしたフイルムの非ドラム面をガラス
転移以上に加熱した付設のロールで圧着し、冷却ロール
で急冷しても良い。
【0039】更に、押し出された溶融状態のポリマーを
0.2S以下の表面の平滑な2本のロールの間にバンク
として溜め、ロールの間から押し出して、カレンダリン
グしても良い。
【0040】又、押し出された溶融状態のポリマーを0
.2S以下の平滑な金属製のエンドレスベルト上にキャ
ストし、そのエンドレスベルトと別の平滑な金属製のエ
ンドレスベルトで加熱、圧着し、急冷しても良い。
【0041】フイルムに機械的強度を付与するには、T
ダイより押し出しした未延伸シートをさらに2軸延伸す
るのがよい。二軸延伸の場合、逐次二軸延伸法または同
時二軸延伸法を用いることができるが、最初に長手方向
、次に幅方向の延伸を行なう逐次二軸延伸法が好ましい
。フイルムを延伸する場合、Tダイから押し出した時に
フイルム表面に発生するすじは問題ないレベルまで減少
あるいは消滅してしまうため、前述のフイルム表面の平
滑化は行なわなくても良い。
【0042】逐次二軸延伸時の延伸温度は、ガラス転移
温度〜冷結晶化温度の範囲で行なうのがよいが、本発明
においては長手方向の場合60〜100℃、幅方向の延
伸の場合70〜150℃であることが望ましい。延伸倍
率は通常2.0〜5.0倍が適当である。フイルムの強
度を高めるためには、製膜性が低下しない範囲内で延伸
倍率を高くした方がよく、好ましくは3.5倍以上、特
に好ましくは4.0倍以上にである。また、縦、横延伸
後、縦、横のいずれかに再延伸してもかまわない。
【0043】フイルムの引裂伝播抵抗を向上させるため
には延伸倍率を高倍率にして長手方向及び横方向をバラ
ンスさせることが望ましく、好ましくは3.4倍以上、
特に好ましくは3.8倍以上で、長手方向と横方向の延
伸倍率の差が0.7以下が好ましく、更に好ましくは0
.5以下である。
【0044】更に、延伸したフイルムに熱処理を施して
も良い。この場合の熱処理条件としては、定長下、弛緩
状態、微延伸状態のいずれでもよく、本発明のポリエス
テルフイルムの場合、150〜225℃好ましくは17
0〜220℃の範囲で0.5〜60秒間が好適である。 特に、本発明の場合、製膜性が低下しない範囲内で熱処
理温度は高い方がよく、これによって150℃の熱収縮
率が低下し、更には巻き癖回復性を向上させることがで
きる。
【0045】特に本発明のポリエステルフイルムの場合
、高倍率で延伸を行なった後、高温で熱処理することに
より、破断強度及び引裂伝播抵抗をバランスよく高める
ことができ、しかも低熱収縮性、巻き癖回復性も良好と
なる。
【0046】本発明のポリエステルフイルムの厚さとし
ては特に限定しないが、延伸フイルムの場合、3〜36
0μm、無延伸フイルムの場合、50〜2000μmの
ものが好んで用いられる。写真フイルムの用途分野の場
合、25〜250μが望ましく、更に望ましくは40〜
150μの厚みが採用される。
【0047】本発明のポリエステルフイルムは接着性向
上およびコーティング液のぬれ特性を改良するため、フ
イルムにコロナ放電処理、薬液処理、火炎処理などの各
種表面処理を必要に応じて施すことができる。本発明で
はコロナ放電処理が好ましい。
【0048】本発明のポリエステルフイルムは、写真感
光材料として利用する際に、ポリエステルフイルムとそ
の上に塗設される感光性層等の写真層との接着力を増す
ために必要な下塗層、更には帯電防止性、アンチハレー
ション性、カールバランス、滑り性、耐傷性等の機能を
持たせるためのバッキング層の付与、乳剤層その他のコ
ーティング等の適用は周知のものを用いてよい。
【0049】本発明のポリエステルフイルムは、写真感
光材料の支持体またはカバー層の他、その優れた透明性
・熱寸法安定性・機械的特性を利用して、各種透明フイ
ルム、例えばOHP用フイルム、光学用フイルム、生鮮
食品用といった包装フイルム等に利用できる。
【0050】
【物性の測定方法】(1) ガラス転移温度、冷結晶化
温度ポリエステルフイルムあるいはポリエステル10m
gを、示差走査型熱量計にセットし、窒素気流下で20
℃/minの速度で昇温していき、ベースラインが偏奇
し始める温度と、新たなベースラインに戻る温度との平
均値をガラス転移温度とした。また、結晶化に伴う発熱
ピーク温度を冷結晶化温度とした。
【0051】(2) フイルムヘイズ フイルムヘイズは、ASTM−D1003−52に従っ
て測定した。
【0052】(3) 含水率 ポリエステルフイルムを23℃、30%RH、3時間の
条件で調湿した後、23℃の蒸留水に15分間浸漬させ
、しかる後に微量水分計(たとえば、三菱化成(株)製
CA−20型)を用い乾燥温度150℃で行なった。
【0053】(4) 熱収縮率 10mm幅250〜300mm長さのフイルムサンプル
を200mm間隔にマーキングし、サンプル支持板に一
定張力下で固定し、万能投影機(日本光学製V16A)
を用いてマーキング間隔の原長を測長した。測長したサ
ンプルに3gのクリップを用いて荷重をかけ、150℃
に設定した熱風オーブン中で回転させながら処理した。 処理したサンプルは、原長を測定した雰囲気下に2時間
放置後、原長測定法と同様にマーキング間隔を測長して
収縮率を求めた。
【0054】(5) 引裂伝播抵抗 軽荷重式引裂試験機(東洋精機(株)製)を用いて、A
STM−D−1922に従って測定した。サンプルサイ
ズは、51×64mmで13mmの切れ込みを入れ、残
り51mmを引き裂いた時の指示値を読み取った。
【0055】(6) 巻き癖カール回復性ポリエステル
フイルムを横方向35mm、長手方向135mmの大き
さにサンプリングし、直径10mmの巻芯に巻き付け、
70℃、30%RH、72時間の処理を行ない、その後
巻芯から開放し38℃の蒸留水に30分間浸漬後、30
gの張力をかけた状態で、50℃の熱風オーブン中で5
分間乾燥する。処理したフイルムサンプルを平面上に置
いた時に形成される円筒の直径を測定した。
【0056】巻き癖カール回復性は、以下の5段階で評
価した。
【0057】5:フイルムがカールせず、平らになった
4:円筒直径が60mm以上 3:円筒の直径が40〜60mm 2:円筒の直径が20〜40mm 1:円筒の直径が20mm未満 (7) 破断強度・ヤング率 JIS−Z1702−1976に準じて、幅10mm、
長さ100mmの短冊片で、引張り速度は破断強度の測
定の際には300mm/分、初期弾性率は20mm/分
で測定した。
【0058】(8) 固有粘度 o−クロロフェノール溶媒を用い、25℃で測定した。
【0059】
【実施例】次に本発明を実施例によってさらに詳細に説
明する。
【0060】実施例1 テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコー
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル10重量部、平均分子量4000のポリエチレング
リコール酸10重量部に、酢酸カルシウム0.1重量部
および三酸化アンチモン0.03重量部を添加し、常法
によりエステル交換反応を行なった。得られた生成物に
リン酸トリメチルエステル0.05重量部を添加し、徐
々に昇温、減圧し、最終的に280℃、1mmHg以下
で重合を行ない固有粘度IV=0.9の共重合ポリエス
テルAを得た。
【0061】ポリエステルBとして固有粘度IV=0.
7のポリエチレンテレフタレートを用い、不活性粒子と
して平均粒子径0.1μmのSiO2 を0.2重量%
添加した。
【0062】ポリエステルを常法で乾燥した後、2基の
押出機と3層溶融共押出が可能な口金を備えた二軸延伸
製膜機を用い、一方の押出機にポリエステルAを、他方
の押出機にポリエステルBを供して、280℃で溶融し
、B/A/B3層の共押出を行ない、未延伸シートを作
成した。次いで、80℃で縦方向に3.8倍、85℃で
横方向に4.0倍逐次延伸した後、210℃で5秒間熱
固定して厚さ100μmの2軸延伸フイルムを得た。 B/A/Bの厚みは、5μm/90μm/5μmとなっ
た。
【0063】実施例2 テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコー
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル10重量部、平均分子量4000のポリエチレング
リコール5重量部、アジピン酸ジメチル5重量部に、酢
酸カルシウム0.1重量部および三酸化アンチモン0.
03重量部を添加して実施例1と同様に固有粘度IV=
0.9の共重合ポリエステルAを作成した。
【0064】また、テレフタル酸ジメチル100重量部
、エチレングリコール70重量部、5ーナトリウムスル
ホイソフタル酸ジメチル10重量部に酢酸カルシウム0
.1重量部および三酸化アンチモン0.03重量部を添
加して固有粘度IV=0.75の共重合ポリエステルB
を作成した。
【0065】実施例1と同様にB/A/Bの3層共押出
を行なってシート化し、85℃で縦方向に3.6倍、9
0℃で横方向に4.0倍逐次延伸した後、200℃で5
秒間熱固定して厚さ100μmの2軸延伸フイルムを得
た。B/A/Bの厚みは、5μm/90μm/5μmと
なった。
【0066】実施例3 テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコー
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル10重量部、ダイマー酸ジメチル5重量部、平均分
子量6000のポリエチレングリコール5重量部に、酢
酸カルシウム0.1重量部および三酸化アンチモン0.
03重量部、不活性粒子として平均粒子径0.1μmの
SiO2 を0.1重量%添加して共重合ポリエステル
Aを作成した。
【0067】ポリエステルBとしては、固有粘度IV=
0.7のポリエチレンテレフタレートを用い、実施例1
と同様の押出機及び口金を用いて、A/B/Aの3層共
押出を行なってシート化し、85℃で縦方向に3.6倍
、90℃で横方向に4.0倍逐次延伸した後、200℃
で5秒間熱固定して厚さ100μmの2軸延伸フイルム
を得た。A/B/Aの厚みは、30μm/40μm/3
0μmとなった。
【0068】比較例1 常法により固有粘度IV=0.65,不活性粒子として
平均粒子径0.1μmのSiO2 を0.1重量%添加
したポリエチレンテレフタレートを作成し、更にシート
化し、90℃で縦方向に3.5倍、95℃で横方向に3
.8倍逐次延伸した後、220℃で5秒間熱固定して厚
さ100μmの2軸延伸フイルムを得た。
【0069】比較例2 テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコー
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル10重量部、平均分子量4000のポリエチレング
リコール8重量部に、酢酸カルシウム0.1重量部およ
び三酸化アンチモン0.03重量部を添加して固有粘度
IV=0.80の共重合ポリエステルを作成し、更にシ
ート化し、85℃で縦方向に3.6倍、90℃で横方向
に4.0倍逐次延伸した後、200℃で5秒間熱固定し
て厚さ100μmの2軸延伸フイルムを得た。
【0070】比較例3 テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコー
ル70重量部、5ーナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル10重量部、アジピン酸ジメチル10重量部に、酢
酸カルシウム0.1重量部および三酸化アンチモン0.
03重量部を添加して固有粘度IV=0.80の共重合
ポリエステルを作成し、更にシート化し、85℃で縦方
向に3.6倍、90℃で横方向に3.8倍逐次延伸した
後、200℃で5秒間熱固定して厚さ100μmの2軸
延伸フイルムを得た。
【0071】表1、表2に実施例1〜3、比較例1〜3
及びTACフイルムの物性を示す。比較例1では、吸水
性が低く、巻癖カール回復がみられず、また比較例2で
は巻癖カール回復性は比較的良好であるものの熱寸法安
定性、エージング後の透明性が不十分であった。比較例
3では、巻ぐせカール回復性・熱寸法安定性とも不十分
であった。これに対し、実施例1〜3では、透明性・機
械的特性・熱寸法安定性・巻癖カール回復性に優れたフ
イルムが得られ、また40℃90%RHの条件でエージ
ングしてもヘイズ値はほとんど変化せず透明性は維持さ
れており、これらのフイルムは、写真感光材料などのフ
イルム支持体として有用であった。
【0072】
【表1】
【0073】
【表2】
【0074】
【発明の効果】本発明のポリエステルフイルムは、透明
性・吸水性・機械的特性・耐熱性に優れた共重合ポリエ
ステルフイルムであり、写真感光材料の支持体またはカ
バー層として利用する場合、従来のTACフイルムより
薄膜化が可能となり、撮影装置の小型化・巻出しの高速
化等を実現することができる。また、優れた熱寸法安定
性により、耐熱性が要求されるOHPシートに利用する
ことができ、また良好な吸水性は例えば生鮮食品の包装
フイルムに利用することができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  多層構造を有するポリエステルフイル
    ムであって、その少なくとも1層を構成するポリエステ
    ルAの共重合成分が、金属スルホネートを有する芳香族
    ジカルボン酸及び/又はその誘導体と、平均分子量60
    0〜20000のポリアルキレングリコール及び/又は
    その誘導体とを含むことを特徴とするポリエステルフイ
    ルム。
  2. 【請求項2】  ポリエステルAにおいて、金属スルホ
    ネートを有する芳香族ジカルボン酸及び/又はその誘導
    体が2〜20重量%、ポリアルキレングリコールが2〜
    20重量%であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載のポリエステルフイルム。
  3. 【請求項3】  ポリアルキレングリコールがポリエチ
    レングリコールであることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項または第2項に記載のポリエステルフイルム。
  4. 【請求項4】  ポリエステルAよりなる層の少なくと
    も片側に、ガラス転移温度が60℃以上のポリエステル
    Bよりなる層が積層されてなることを特徴とする特許請
    求の範囲第1〜3項のいずれかに記載のポリエステルフ
    イルム。
  5. 【請求項5】  ポリエステルフイルムが二軸配向され
    、フイルムのヘイズ値が5%以下で、かつ含水率が0.
    5%以上であり、150℃における熱収縮率が3%以下
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1〜4項のい
    ずれかに記載のポリエステルフイルム。
  6. 【請求項6】  ポリエステルフイルムの引裂伝播抵抗
    が500g/mm以上であり、ガラス転移温度が50℃
    以上であることを特徴とする特許請求の範囲第1〜5項
    のいずれかに記載のポリエステルフイルム。
  7. 【請求項7】  特許請求の範囲第1〜6項のいずれか
    に記載のポリエステルフイルムを支持体として、そのポ
    リエステルフイルム上に少なくとも1層の感光性層を有
    してなることを特徴とする写真感光材料。
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