JPH10142733A - 写真フィルム用ベースフィルム - Google Patents

写真フィルム用ベースフィルム

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JPH10142733A
JPH10142733A JP30291896A JP30291896A JPH10142733A JP H10142733 A JPH10142733 A JP H10142733A JP 30291896 A JP30291896 A JP 30291896A JP 30291896 A JP30291896 A JP 30291896A JP H10142733 A JPH10142733 A JP H10142733A
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JP
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film
base film
curl
photographic
less
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Application number
JP30291896A
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English (en)
Inventor
Masaya Watanabe
真哉 渡邊
Koji Furuya
幸治 古谷
Kenji Suzuki
賢司 鈴木
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた機械的特性、透明性を有し、スリ傷が
少なく、感光剤層を塗設した後のフイルムの加工特性が
優れた写真フイルム用ベースフイルムを提供する。 【解決手段】 ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレートからなる配向フィルムであって、該フィ
ルムの長手方向(MD)のヤング率が500kg/mm
2であり、長手方向に直交する方向(TD)のヤング率
がMDのヤング率より高く、複屈折率Δnが−40以下
であり、面配向係数NSが0.27以下であり、かつ1
20〜160℃の温度範囲内に吸熱ピークを示し、該吸
熱ピークが0.3mJ/mg以上であることを特徴とす
る写真フィルム用ベースフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真フイルム用ベー
スフイルムに関し、更に詳しくは優れた抗巻き癖性、機
械的特性及び透明性を有し、スリ傷が少なく、感光剤層
を塗設した後のフイルムの加工特性が優れた写真フイル
ム用ベースフイルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムには、一般のカメラに装填
して撮影に用いるネガフイルムの如くロール状フイルム
で用いるものと、X線用フイルム、製版用フイルム、カ
ットフイルム等の如くシート状フイルムで用いるものと
がある。
【0003】このロール状フイルムのベースフイルムに
はトリアセチルセルロース(以下『TAC』と略称する
ことがある)フイルムが主として用いられ、またシート
状フイルムのベースフイルムには二軸延伸ポリエチレン
テレフタレートフイルムが主として用いられている。
【0004】TACフイルムは、光学的な異方性が少な
く透明度が高いこと、更にプラスチックフイルムとして
は比較的吸水性が高いため、ロールフイルムとして巻か
れた状態で経時されることによって生じる長手方向の巻
き癖(以下、単に『巻き癖』ということがある)が現像
処理での吸水による分子鎖の再配列のため解消する優れ
た性質(以下、『巻き癖回復性』ということがある)を
有している。
【0005】ところが、写真撮影装置が小型化される等
の進歩に伴い、写真フイルムを収納するパトローネも小
型化することが必要になり、これに用いる写真フイルム
用ベースフイルムも従来より肉薄にすること、肉薄とし
ても機械的強度や寸法安定性が十分な性能であることが
要求されるようになった。しかしながら、TACフイル
ムやポリエチレンテレフタレート(以下、『PET』と
いうことがある)フイルムでは厚みを薄くした場合、機
械的強度が不足し、かかる要求を満足することができな
い。
【0006】一方、ポリエチレンテレフタレートフイル
ムは、写真フィルムにしてロール状に巻いて長時間保持
した際に長手方向の巻き癖が現像処理後に解消する性質
が不足し、現像後のフイルムに巻き癖が強く残る。この
ため、現像フイルムを更に写真印画紙に画像を形成させ
る工程で使用する際にスリ傷が発生したり、焦点ボケが
おこる等のトラブルが生じ、ロール状フイルムのベース
フイルムに用いることが難しい。このため、ポリエステ
ルフィルムが写真フィルム用として用いられる場合には
前述の如くシート状フィルムのベースフィルムとして従
来は用いられてきた。
【0007】このように、ポリエステルフィルムに巻き
癖解消性を付与することは困難であるが、一方でポリエ
ステルフィルムに抗巻き癖性(抗カーリング性という場
合がある)を付与することができることが知られてい
る。抗巻き癖性を付与するためにはポリエステルフィル
ムをそのガラス転移点(Tg)以下の温度で加熱処理
(以下、BTA処理ということがある)する方法による
ことが一般的である。
【0008】しかし、このBTA処理を施したPETフ
ィルムをもってしても、近年の写真撮影装置の小型化、
及びそれに伴うフィルムを格納容器(パトローネ)の小
型化に対応するフィルム厚みでのフィルムの十分な機械
的強度を得ることは困難であった。
【0009】そこで、写真フィルム用ベースフィルムと
して、PETフィルムに代えてポリエチレン−2,6−
ナフタレンジカルボキシレートフィルムを用いることが
最近検討されている。しかし、従来の方法で加熱処理を
施したポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシ
レートフィルムでは十分な抗巻き癖性を得ることができ
なかった。
【0010】また、ポリエステルフィルムの滑り性が悪
い場合、そのままフィルムをロール状に巻き取るとフィ
ルム同士がブロッキングを起こすため巻取りが不可能と
なり、たとえ巻取りが行えたとしてもフィルム表面にス
クラッチなどの欠点が多発する。この巻取り性を向上さ
せる方法として、フィルム両面端部にエンボス処理を施
す手法が知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
た抗巻き癖性、機械的特性及び透明性を有し、スリ傷が
少なく、感光剤層を塗設した後のフイルムの加工特性が
優れた写真フイルム用ベースフイルムを得ることにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は検討の結果、
抗巻き癖性が付与される方向の高分子鎖の配向の程度を
抑制する特定の条件で延伸処理して得られるポリエチレ
ン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムは
さらにBTA処理を施すことにより、写真フィルム用ベ
ースフィルムとして優れた抗巻き癖性を備えることを知
見した。
【0013】本発明の目的は本発明によれば、ポリエチ
レン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートからなる
配向フィルムであって、該フィルムの長手方向(MD)
のヤング率が500kg/mm2以下であり、長手方向
に直交する方向(TD)のヤング率がMDのヤング率よ
り高く、複屈折率Δnが−40以下であり、面配向係数
NSが0.27以下であり、かつ120〜160℃の温
度範囲内に吸熱ピークを示し、該吸熱ピークが0.3m
J/mg以上であることを特徴とする写真フィルム用ベ
ースフィルムによって達成される。
【0014】[ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレート]本発明においてフィルムの素材として
用いられる高分子であるポリエチレン−2,6−ナフタ
レンジカルボキシレートは、ポリエチレン−2,6−ナ
フタレンジカルボキシレートホモポリマーのみならず、
少割合の、好ましくは10モル%以下、更に好ましくは
5モル%以下の第3成分で変性されたポリエチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレートコポリマーを包
含し、少割合の、好ましくは20重量%以下、更に好ま
しくは10重量%以下の第3成分ポリマーを混合された
ブレンドポリマーも包含する。
【0015】ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカル
ボキシレートは基本的に公知であり、公知の方法で製造
することができる。ポリエチレン−2,6−ナフタレン
ジカルボキシレートは、2,6−ナフタレンジカルボン
酸又はそのエステル形成性誘導体とエチレングリコール
を触媒の存在下で縮重合反応させることにより製造する
ことができる。コポリマーは、第3成分(共重合成分)
を縮重合反応が完了するまでの段階で添加し、反応させ
ることにより製造することができる。またブレンドポリ
マーは、製膜前の段階で第3成分ポリマーを混合するこ
とにより製造することができる。
【0016】好適な第3成分(共重合成分)は、2個の
エステル形成官能基を有する化合物であるが、例えばシ
ュウ酸、アジピン酸、フタル酸、セバシン酸、ドデカン
ジカルボン酸、コハク酸、イソフタル酸、5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸、テレフタル酸、2−カリウムス
ルホテレフタル酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、4,4’−ジフ
ェニルジカルボン酸、フェニルインダンジカルボン酸、
ジフェニルエーテルジカルボン酸;p−オキシエトキシ
安息香酸などの如きオキシカルボン酸;プロピレングリ
コール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパン
ジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジ
オール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,
3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール、p−キシリレングリコール、ビスフ
ェノールAのエチレンオキシド付加物、ビスフェノール
スルホンのエチレンオキシド付加物、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ポリエチレンオキシド
グリコール、ポリテトラメチレンオキシドグリコール、
ネオペンチルグリコールである。
【0017】また、ポリエチレン−2,6−ナフタレン
ジカルボキシレートは、例えば安息香酸、メトキシポリ
アルキレングリコールなどの一官能性化合物によって末
端の水酸基および/またはカルボキシル基の一部又は全
部を封鎖されたものであってもよく、あるいは例えば極
少量のグリセリン、ペンタエリスリトールなどの如き三
官能以上のエステル形成性化合物で実質的に線状のポリ
マーが得られる範囲内で変成されたものであってもよ
い。
【0018】ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカル
ボキシレートとしてはエチレン−2,6−ナフタレンジ
カルボキシレートを実質的に全繰り返し単位とするホモ
ポリマーが好ましい。実質的に全繰返し単位とするとは
95モル%以上、好ましくは98モル%以上の繰返し単
位とすることをいう。
【0019】[染料]本発明のベースフィルムにはライ
トパイピング防止性を付与するために染料を含有させる
ことができる。染料としては、耐熱性、相溶性及び耐昇
華性を同時に満足し、かつハロゲン化銀乳剤に対して不
活性であり、感度、ガンマ等の写真性能に悪影響を及ぼ
さないものが好ましい。
【0020】染料は、赤色染料(最大吸収波長が500
〜600nmの領域にあるもの)、緑色染料(最大吸収
波長が600〜700nmの領域にあるもの)、青色染
料(最大吸収波長が600〜680nmの領域にあるも
の)から選ばれることが好ましい。更には赤色染料と緑
色染料が適当な比率で配合されたもの、赤色染料と青色
染料が適当な比率で配合されたものが好ましい。かかる
染料の配合割合は、用いる染料により異なるが、ポリマ
ーに対し0.005〜0.1重量%であると透明性、ラ
イトパイピング性が良好となるので好ましい。
【0021】上記の赤色染料、緑色染料及び青色染料
は、アントラキノン系染料、トリフェニルメタン系染
料、ニトロ染料、スチルベン染料、インジゴイド染料、
チアジン染料およびアゾ染料から選択されるのが好まし
い。
【0022】そもそも、ポリエチレン−2,6−ナフタ
レンジカルボキシレートからなるポリエステルフイルム
は、従来のTACフィルムやポリエチレンテレフタレー
トフィルムに比べて黄色味の強いフィルムである。その
ためライトパイピング防止性付与を目的とする染料によ
る着色は、可視光領域全域に渡り均一な光学濃度を達成
するように行われることが望ましい。
【0023】[不活性微粒子]本発明のベースフィルム
には、フィルムに滑り性を付与するために不活性微粒子
を少割合含有させることが好ましい。
【0024】かかる不活性微粒子の例としては、シリカ
球状粒子、シリカアルミナ、炭酸カルシウム、アルミ
ナ、ゼオライト、カオリンの如き無機微粒子;シリコン
樹脂粒子、架橋ポリスチレン粒子の如き有機微粒子を好
ましく挙げることができる。無機粒子は天然品に比べ合
成品が好ましく、あらゆる結晶形態のものを用いること
ができる。
【0025】上記の如き不活性微粒子の平均粒径は0.
05〜1.5μmの範囲にあるものが好ましい。不活性
微粒子の平均粒径が0.05μmより小さいとフイルム
の滑り性、耐削れ性、巻き取り性などの向上効果が小さ
く、他方平均粒径が1.5μmより大きいとフイルムの
透明性が低下して好ましくない。
【0026】不活性微粒子の含有量は0.001〜0.
2重量%が好ましい。不活性微粒子が無機粒子の場合、
含有量は0.001〜0.1重量%、さらには0.00
2〜0.05重量%であることが好ましい。また不活性
微粒子がシリコーン樹脂粒子の場合、0.001〜0.
1重量%、さらには0.001〜0.02重量%、特に
0.001〜0.01重量%であるのが好ましい。不活
性微粒子が架橋ポリスチレン粒子の場合、好ましくは
0.001〜0.05重量%である。
【0027】不活性微粒子の添加量が上記の量未満では
フィルムの滑り性が不十分となり、一方上記の量を超え
るとフィルムヘーズが増加し、透明性が不十分となり好
ましくない。不活性微粒子の添加時期は、ポリエチレン
−2,6−ナフタレンジカルボキシレートを製膜する前
の段階であれば特に制限はなく、例えばポリマー製造段
階でもよく、また製膜前の段階でもよい。
【0028】[添加剤]ポリエチレン−2,6−ナフタ
レンジカルボキシレートにはさらに他の添加剤、例えば
安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、難熱剤等を添加するこ
ともできる。
【0029】[ヤング率]本発明のベースフィルムの長
手方向(MD)のヤング率は500kg/mm2以下で
ある。好ましくは350〜450kg/mm2である。
この範囲よりヤング率が低いと写真フィルム用ベースフ
ィルムとしての機械的強度が不足して好ましくない。こ
の範囲よりヤング率が高いと縦方向の抗巻き癖性が劣
る。本発明のベースフィルムは長手方向と直交する方向
(TD)のヤング率が長手方向(MD)のヤング率より
も高いフィルムであり、これは実質的に横配向のフィル
ムである。TDのヤング率は十分な強度と抗巻き癖性を
両立させるために750kg/mm2以下、更には50
0〜750kg/mm2の範囲であることが好ましい。
【0030】[複屈折率]複屈折率Δnは下記の式で定
義される。 Δn=(nMD−nTD)×1000 本発明のベースフィルムにおいて複屈折率Δnは−40
以下(Δn≦−40)であることが好ましい。Δnが−
40以下であればベースフィルムは縦方向に比較して横
方向に強く配向した配向フィルムとなり、縦方向の巻き
癖解消性に優れたフィルムとなる。カール(巻き癖)は
クリープ現象であるから、クリープを起こす配向非晶が
縦方向に少ない構造のフィルムほど縦方向の抗巻き癖性
が良好になるものと推察される。
【0031】[面配向係数]本発明のポリエチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレートフィルムの面配
向係数NSは0.27以下である。面配向係数がこの値
より大きいとデラミネーションを起こしやすく、引っ掻
きにより発生する傷がギザギザ(凸凹)を有する傷とな
り易く、デラミ部分や傷痕が白く目立つようになる。
【0032】[吸熱ピーク]本発明のフイルムは示差走
査熱量計(DSC)により熱分析したときに120〜1
60℃にピークの頂点を有する吸熱ピーク(異常比熱)
が観察される。この吸熱ピークは結晶融解熱を示すピー
クとは異なるピークである。本発明のフィルムにおいて
はこの吸熱ピークの大きさが表している吸熱エネルギー
が0.3mJ/mg以上であり、好ましくは0.5mJ
/mg以上である。この吸熱ピークはその頂点が示差走
査熱量計により熱分析したときに120〜160℃の範
囲に観察されるが、好ましくは130〜150℃の範囲
に観察される。吸熱ピーク温度および吸熱エネルギーが
上記の範囲であると、巻き癖(カール)が付き難くなり
抗巻き癖性に優れたフィルムとなる。
【0033】[密度]本発明の写真フィルム用ベースフ
ィルムはその密度が1.350以上であることが好まし
い。密度がこの範囲にあると良好な抗巻き癖性が発現す
る。
【0034】[抗巻き癖性]従来写真フイルムの巻き癖
の評価は一度ついた巻き癖(カール)が通常の写真フイ
ルムの現像あるいは乾燥工程を経て解消される程度、即
ち巻き癖解消性の評価によっていた。これは従来の技術
においてフィルムの備える巻き癖特性が巻き癖解消性に
依存していたことを主な理由とすると推察される。一
方、本発明の写真フイルム用ベースフイルムはフィルム
に巻き癖が付き難い性質を備えたもの、即ち抗巻き癖性
に優れたものである。
【0035】本発明におけるベースフィルムは優れた抗
巻き癖性を備え、具体的には例えば80℃における抗巻
き癖性がANSIカール値で50[m-1]以下である。
この80℃は日常生活において写真フイルムが通常曝さ
れる可能性がある最高温度の概略値である。ANSIカ
ール値が50[m-1]より大きいと、写真の現像処理工
程でのハンドリングが困難となり好ましくない。
【0036】本発明のベースフィルムは、フィルムの長
手方向(MD)に配向した高分子鎖が幅方向(TD)に
配向した高分子鎖に比較して少ない状態で熱処理(BT
A処理)が施されてランダムな状態で高分子鎖が安定
し、長手方向の配向成分が幅方向の配向成分に比較して
少ない非晶としてフィルムが安定化することにより、長
手方向に高度な抗巻き癖性が付与されると推測される。
【0037】[厚み]本発明のベースフィルムは厚みが
40〜120μmの範囲、好ましくは50〜100μm
の範囲にあるものである。この厚みが40μmより薄く
なると機械的強度が不足し、フィルムの曲げ強度が低下
するため好ましくなく、さらに製膜後フィルムをロール
に巻き取った際のフィルムのたわみが大きくなり、ロー
ルの形態が悪くなるため好ましくない。一方、厚みが1
20μmを超えるとフィルム薄膜化の意味がなくなるた
め好ましくない。
【0038】[エンボス]さらに、本発明者の検討の結
果、フィルムに施したそれぞれ隣接するエンボスの高さ
に差が生ずることがあり、この差が大きいと、フィルム
をロール状に巻きとった場合にフィルムがネジレ、シワ
の発生などで表面性が悪化すること、更にロールに巻か
れた状態のまま(Tg〜Tg−40℃)の温度で加熱処
理を行うと平面性の悪化がより顕著なものとなること、
このようにベースフィルムの平坦性が悪化すると、その
後の感光材料塗布の際に塗布斑を引き起こす原因となる
ことが明らかとなった。
【0039】本発明の他の目的は、優れた抗巻き癖性を
有し、ロール状に巻きとった際のロールの形態が良好で
ありかつ、ロールの形態不良により引き起こされるフィ
ルムの平面性不良の発生が低減されたポリエチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレートからなる写真フ
ィルム用ベースフィルムを提供することにある。
【0040】本発明のフィルムは少なくとも両側端部に
エンボス加工によるエンボスを形成していることが好ま
しい。このエンボスはフィルムの熱処理をロール状態で
行うために以下に述べる条件を満足することが好まし
い。
【0041】前記エンボスの高さは5〜40μmであ
り、さらに好ましくは10〜30μmである。フィルム
にエンボス処理を行わずに巻き取るか、あるいはエンボ
スの高さが5μmより低い状態で巻き取ると、フィルム
同士のブロッキング、フィルム同士の擦れにより細かな
スリ傷が発生するほか、ロール状フィルムの熱処理の
際、巻き締まりのためブロッキングによる平面性不良や
コアの転写が発生するために写真フィルム用としての平
面性が不満足なものになる。一方、エンボスの高さが4
0μmを超えるとこれらの問題が発生しない代わりにロ
ールの巻き姿そのものが不安定になり、ロール巻き取り
時の巻きズレやロール搬送時のロール変形、さらにロー
ル熱処理の際の巻き締まりによる変形が起こるため、好
ましくない。
【0042】さらに、上記エンボスはフィルム長手(M
D)方向に対して直角に交わる直線上に存在する2つ以
上のエンボスの高さの差がエンボスの高さの50%以下
である。好ましくは40%以下、特に好ましくは30%
以下である。このエンボスの高さの差がエンボスの高さ
の50%を超えるとフィルムをロール状に巻き取った際
にフィルムがネジレ、シワが発生してフィルムの平面性
が悪化するため、好ましくない。さらに、ロール形態が
悪い状態のままポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレートのガラス転移点(Tg)〜(Tg−4
0)℃の温度で加熱処理すると、ロール各部のフィルム
が不均一に巻き締まるためフィルムの平面性の悪化はよ
り顕著なものとなり、好ましくない。
【0043】フィルムにエンボスを付与する方法につい
てはフィルムの長手方向(MD方向)に連続した凹凸を
つける方法であれば特に限定されるものではない。例え
ば既に公知である特公昭47−16064号公報に示さ
れる方法などを利用することができる。
【0044】[ハリツキ度]ベースフィルムは、さら
に、エンボス加工を施していない部分のフイルム/フイ
ルム間のハリツキ度が好ましくは3級以下であり、より
好ましくは2.5級以下、特に好ましくは2級以下であ
る。このハリツキ度の等級が大きい程フイルムは滑り難
く、等級が小さい程フイルム同士が滑り易い傾向を示
す。このハリツキ度が3級より大きいと、フイルム同士
の滑りが悪く、フイルム同士のブロッキングの発生、フ
イルム走行時の搬送ロール等によるスクラッチの発生、
ロール巻き上げ時にロールにコブ状の突起が生じ易くな
る等がおこり、写真フイルム用として使用する上で好ま
しくない。
【0045】[フラットネス]ベースフィルムのフラッ
トネスは好ましくは250cm/m幅以下である。フィ
ルムのフラットネスが250cm/m幅を超えると、感
光乳剤の均一塗布が困難になり不適当である。フラット
ネスは特に200cm/m幅以下であることが望まし
い。
【0046】[厚み斑]ベースフィルムは、好ましくは
5μm/2m以下、より好ましくは4μm/2m以下の
厚み斑を許容する。厚み斑が5μm/2mを超えると、
感光乳剤をフィルム面に均一の塗布をすることが困難と
なり、写真フィルムの品質を低下させることもある。厚
み斑を小さくするには、面倍を高くし、熱固定温度、縦
延伸温度、横延伸温度を低くする。
【0047】[スリ傷]更に、本発明のベースフィルム
のスリ傷は、面積が0.04mm2以上のものの数が0
〜100個/1m2である。この大きさのスリ傷が10
0個/1m2以上あると写真に焼き付けた際スリ傷が拡
大され目立ってしまい好ましくない。
【0048】[製造条件]本発明におけるベースフィル
ムは、原料ポリマーを通常の方法で未延伸フィルムと
し、これを特定の条件で延伸し、更に特定の条件で熱固
定することにより製造することができる。
【0049】延伸は次のように行なう。未延伸フィルム
をポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレー
トのガラス転移点(Tg)〜(Tg+60)℃の温度で
縦方向に1.0〜5.0倍の範囲で、好ましくは1.0
〜3.5倍の範囲で延伸する。次に横方向に縦方向の延
伸倍率より高い倍率で延伸する。この時の延伸倍率は縦
方向の延伸倍率より高い範囲でかつ2.0〜5.0倍の
延伸倍率であることが好ましく、延伸温度は(Tg−2
0)℃〜(Tg+20)℃の範囲であることが好まし
い。
【0050】二軸延伸の方法は上記のように縦方向に延
伸した後、横方向に延伸する方法が好ましいが、横方向
に延伸した後、縦方向に延伸する方法を用いることもで
きる。三段延伸、四段延伸、同時二軸延伸法を用いるこ
ともできる。延伸後、(Tg+50)〜(Tg+14
0)℃で1〜100秒間熱固定する。
【0051】抗巻き癖性をフィルムに付与するために
は、フィルムを例えばロールフィルムの状態で、温度範
囲Tg〜(Tg−40)℃でアニール処理(熱処理)す
ることにより付与する。この熱処理の時間は生産効率を
良好に保つためには0.1〜1500時間が好ましい。
熱処理温度が(Tg−40)℃より低いと、熱処理に非
常に長い時間を要し、生産効率が悪くなるため好ましく
ない。一方、熱処理温度がTgを超えると、抗巻き癖性
が劣り、巻き癖が付きやすくなり好ましくない。
【0052】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。なお、フィルム特性は下記の方法で測定あるいは
評価した。
【0053】(1)面配向係数 アッベ屈折計(株式会社アタゴ製)を用い、25℃にて
Na−D線を用いてフィルム機械軸方向(縦方向、長手
方向)、機械軸と直交する方向(幅方向)、厚み方向の
屈折率を求める。面配向係数は式 (面配向係数)=(nMD+nTD)/2−nZ で表される。ここでnMDは配向フィルムの機械軸方向
(縦方向)の屈折率を表し、nTDは機械軸方向と直行
する方向(幅方向)の屈折率を表し、nZはフィルムの
厚み方向の屈折率を表す。
【0054】(2)複屈折率 アッベ屈折計(株式会社アタゴ製)を用い、25℃にて
Na−D線を用いてフィルム機械軸方向(縦方向)、機
械軸と直交する方向(幅方向)の屈折率を求める。複屈
折率は式 複屈折率(Δn)=(nMD−nTD)×1000 で表される。ここでnMDは配向フィルムの機械軸(長
手)方向(縦方向)の屈折率であり、nTDは機械軸方
向と直行する方向(幅方向)の屈折率である。
【0055】(3)ヤング率 フイルムを試料長150mm(ベースフィルムの長手方
向)×試料幅10mm(ベースフィルムの幅方向)に切
り出し、チャック間100mmにして引張速度10mm
/分、チャート速度500mm/分でインストロンタイ
プの万能引張試験装置にて引張る。得られた荷重−伸び
曲線の立上部の接線よりヤング率を計算する。
【0056】(4)ハリツキ度 平面な台上にゴム板を敷き、その上にフイルム間にゴ
ミ、汚れ等を含まない2枚のフイルムを重ねて置く。外
径70mm、重さ10kgの円柱状の重りを真上から静
かにフイルム上に載せ、10分後に静かに重りを取り除
く。30秒放置後、円柱跡の円形内の接触模様を写真撮
影し、ハリツキ部分の面積の割合を測定し、下記の表1
より0〜5級で格付する。
【0057】
【表1】
【0058】(5)抗巻き癖性(ANSIカール値) 120mm(ベースフィルムの長手方向)×35mm
(ベースフィルムの幅方向)のサンプルフイルムをベー
スフィルムから切り出し、直径7mmの巻芯に巻き付
け、巻き戻らないように仮固定し、80℃にて2時間加
熱した後、巻芯から解放し、40℃の蒸留水に15分間
浸漬する。次いで33gの荷重をかけ、サンプルを垂直
に吊し、55℃にて3分間加熱処理する。巻き癖(カー
ル)が残っている状態のサンプルをANSI PH
1.29−1971の試験方法Aに準じて測定し、イン
チをメートル法に換えてカール値を算出する。
【0059】(6)エンボス高さ エンボス処理を施した凹凸部を含めたフィルム全体の厚
み(t1)と該エンボスの凹凸の側近のエンボス処理を
施していない部分のフィルム厚み(t0)の差をもって
エンボス高さを算出する。 エンボス高さ(μm) = t1-t0
【0060】(7)吸熱ピーク温度 TK (℃) フイルム10mgをセイコー電子工業(株)製熱分析シ
ステム(示差走査熱量計)SSC5200,DSC22
0にセットし、窒素気流中で20℃/分の昇温速度で加
熱し、該フイルムの吸熱挙動を1次微分、2次微分で解
析し、ピークを示す温度を決定し、これを吸熱ピーク温
度とする。
【0061】(8)吸熱エネルギー △HK (mJ/m
g) (6)と同様に、フイルム10mgをセイコー電子工業
(株)製熱分析システム(示差走査熱量計)SSC52
00、DSC220にセットし、窒素気流中で20℃/
分の昇温速度で加熱し、フイルムの吸熱エネルギーに対
応するDSCチャート上の吸熱側面積から求める。この
面積は昇温することによりベースラインから吸熱側にず
れ、さらに昇温を続けて吸熱ピークを経た後、ベースラ
イン位置まで戻るまでの吸熱側の面積であり、吸熱開始
温度位置から終了温度位置までを直線で結び、面積
(A)を求める。同じDSCの測定条件でIn(インジ
ウム)を測定し、この面積(B)を28.5mJ/mg
として、次の式より求める。 (A/B)×28.5=△HK (mJ/mg)
【0062】(9)ガラス転移点(Tg) セイコー電子工業(株)製示差走査熱量測定装置DSC
220を用い、下記条件にて測定する。 昇温速度:20℃/min サンプル量:10mg 窒素気流中にて測定 サンプルを上記条件にて加熱融解した後急冷し、再度上
記条件で測定する。
【0063】(10)フラットネス フィルムロールから、長さ2mのフィルムサンプルを採
取し、ロールに巻かれていた時にロールの表面側であっ
た側を上にして、水平で平坦な台の上に広げる。10分
間静置後、フィルムサンプルの全表面を観察し、該表面
に残存する皺(フルート)の長さ(cm)を計測しその
合計をフィルムの幅(m)で除してフラットネスを算出
する。
【0064】(11)フィルムの厚み斑 アンリツ(株)製電子マイクロメーターK−312A型
を用い、針圧30g、走行速度25mm/秒で、フィル
ムの縦方向及び横方向、それぞれ2mの長さにわたって
測定し、±4μmの感度による連続厚みチャートを得
る。このチャートから、2mにわたる厚みの最大値と最
小値を求め、その差R(μm)をもって厚み斑とする。
【0065】(12)表面スリ傷 測定面のフィルム表面に薄くアルミニウム蒸着したもの
をカールツアイス製微分干渉顕微鏡で200倍で観察し
その大きさをスケールで測定する。
【0066】[実施例1]平均粒径0.3μmのシリカ
粒子を0.004重量%含有し、固有粘度が0.60で
あるポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ートをダイスリットより溶融押出しキャスティングドラ
ム上で冷却固化させて未延伸フィルムを作成した。
【0067】この未延伸フィルムを、縦方向(機械軸方
向)に2.2倍、横方向(幅方向)に3.2倍逐次延伸
し、225℃で20秒間熱固定し、厚みが75μmの二
軸配向フィルムを得た。なお、熱固定は熱固定処理ゾー
ンをX1、X2、X3の3ゾーンに分けた装置を用いて
行い、最高熱固定温度となるゾーン(X2)で、ステン
ターレールの幅を狭めることにより、フィルムの幅方向
に収縮を与えた。熱処理に引き続いて把持を解除して緊
張状態で急冷ロールに接触させて急冷し、この二軸配向
フィルムの両端部にエンボスの高さが25μmとなるよ
うにエンボス処理を行った後、二軸配向フイルムをロー
ルに巻取った。なお、フィルムの長手方向(MD)と直
角に交わる直線上に存在するそれぞれのエンボスの高さ
の差は3μmであった。
【0068】得られた二軸配向フイルムから幅1000
mm、長さ2000m(長手方向)のフイルムをサンプ
リングし、これを直径165mmの巻芯に巻取ってサン
プルロールとした。この状態で、110℃まで24時間
かけて昇温し24時間保持後24時間かけて室温まで降
温するアニール処理(熱処理)をして、厚みが75μm
のベースフイルムを得た。ベースフィルムの物性は表2
に示す通りであった。
【0069】
【表2】
【0070】[実施例2]実施例1に於いて、縦方向の
延伸倍率を2.5倍、熱固定温度を230℃にする以外
は全て同様に製膜した。結果を表2に示す。
【0071】[実施例3]実施例1に於いて横方向の延
伸倍率を4.2倍にする以外は全て同様に製膜した。結
果を表2に示す。
【0072】[実施例4]実施例1に於いて縦方向の延
伸倍率を1.5倍、横方向の延伸倍率を3.0倍、熱固
定温度を210℃とする以外は全て同様に製膜した。結
果を表2に示す。
【0073】[比較例1]実施例1に於いて縦方向の延
伸倍率を3.5倍、横方向の延伸倍率を3.5倍、熱固
定温度を230℃にする以外は全て同様に製膜した。結
果を表2に示す。
【0074】[比較例2]実施例1に於いて縦方向の延
伸倍率を3.2倍、横方向の延伸倍率を2.2倍、熱固
定温度を220℃にする以外は全て同様に製膜した。結
果を表2に示す。
【0075】[比較例3]実施例1に於いて縦方向の延
伸倍率を4.0倍、横方向の延伸倍率を4.0倍、熱固
定温度を230℃にする以外は全て同様に製膜した。結
果を表2に示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
    ルボキシレートからなる配向フィルムであって、該フィ
    ルムの長手方向(MD)のヤング率が500kg/mm
    2以下であり、長手方向に直交する方向(TD)のヤン
    グ率がMDのヤング率より高く、複屈折率Δnが−40
    以下であり、面配向係数NSが0.27以下であり、か
    つ120〜160℃の温度範囲内に吸熱ピークを示し、
    該吸熱ピークが0.3mJ/mg以上であることを特徴
    とする写真フィルム用ベースフィルム。
  2. 【請求項2】 長手方向に直交する方向(TD)のヤン
    グ率が500〜750kg/mm2である請求項1に記
    載の写真フィルム用ベースフィルム。
  3. 【請求項3】 フィルムの密度が1.350g/cm3
    以上である請求項1又は2に記載の写真フィルム用ベー
    スフィルム。
  4. 【請求項4】 80℃における抗巻き癖性がANSIカ
    ール値で50m-1以下である請求項1又は2に記載の写
    真フィルム用ベースフィルム。
  5. 【請求項5】 フィルム間のハリツキ度が3級以下であ
    る請求項1又は2に記載の写真フィルム用ベースフィル
    ム。
  6. 【請求項6】 フラットネスが250cm/m巾以下で
    ある請求項1又は2に記載の写真フィルム用ベースフィ
    ルム。
  7. 【請求項7】 一方向の厚み斑が5μm/2m以下であ
    る請求項1又は2に記載の写真フィルム用ベースフィル
    ム。
  8. 【請求項8】 面積が0.04mm2以上のスリ傷の数
    が0〜100個/m2である請求項1又は2に記載の写
    真フィルム用ベースフィルム
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