JPH0815785A - 走査装置 - Google Patents

走査装置

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JPH0815785A
JPH0815785A JP17359194A JP17359194A JPH0815785A JP H0815785 A JPH0815785 A JP H0815785A JP 17359194 A JP17359194 A JP 17359194A JP 17359194 A JP17359194 A JP 17359194A JP H0815785 A JPH0815785 A JP H0815785A
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JP
Japan
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movable body
rail
guide rail
scanning device
inclined surface
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JP17359194A
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Haruhiro Hyodo
晴洋 兵藤
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複写機等の走査光学系に於いて、可動体2(3)
の振動を抑制することにより、また、可動体2(3)の傾斜
を無くすことにより、画像の歪みを低減する。 【構成】 ガイドレール4aの案内で可動体2(3)を移動さ
せることにより該可動体2(3)に対して静止されている原
稿を走査する走査装置であって、ガイドレール4aはその
断面形状が各部分で同一でレール方向に沿う稜線部R か
らレール直交方向の両側へ下降する2つの傾斜面S1,S2
を有し、可動体2(3)は傾斜面S1,S2 に対応する少なくと
も一対の回転部材41,410を回動自在に支持して成り回転
部材41,410を傾斜面S1,S2 上でレール方向に沿って転動
させることでガイドレール4aの案内による移動を実現
し、回転部材41,410は少なくともガイドレール4aの傾斜
面との接触部分41a を振動吸収性を備えた弾性体で構成
されて成る走査装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等に於いて原稿
画像走査に用いられる走査装置に関し、詳しくは、走査
により得られる画像の歪みを低減する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等では、原稿台ガラス上の原稿画
像をスリット状に露光走査して、その反射光を感光体表
面に結像させるための走査光学系として、例えば、図6
や図7に示す装置が搭載されている。
【0003】図6の装置では、平行に設けられた2本の
ガイドレ−ル4,4'によって第1可動体2 と第2可動体3
の各両端部が支持されており、上記ガイドレ−ル4,4'の
案内で、上記2つの可動体2,3 がレール方向に摺動され
る。即ち、走査時には第1可動体2 の両端部がワイヤ9,
9aにより走査方向(図中、手前側)へ牽引され、復帰時
には第2可動体3 の両端部がワイヤ9,9aにより復帰方向
(図中、奥側)へ牽引される。ここで、第2可動体3 の
被牽引部は動滑車(プーリ71,72,71a,72a)であり、この
動滑車用のワイヤ9,9aの一端側が第1可動体2 の被牽引
部24,24aに固定されているため、上記摺動時の第2可動
体3 の移動速度は第1可動体2 の移動速度の1/2とな
る。なお、このように、可動体の両端部を牽引する方式
を両側牽引方式という。また、第1可動体2 には露光ラ
ンプ21と第1反射鏡23が搭載されており、第2可動体3
には第2反射鏡31と第3反射鏡32が搭載されている。
【0004】図7の装置では、貫通孔を備えたホルダ40
2 に第1可動体2 の一端部が固定され、同じく貫通孔を
備えたホルダ403 に第2可動体3 の同じ側の端部が固定
されている。また、上記ホルダ402,403 の各貫通孔内に
はレール400 が挿通されている。このため、上記各ホル
ダ402,403 と、これに固定された第1可動体2 及び第2
可動体3 とは、レール400 の案内で移動可能である。な
お、第1可動体2 及び第2可動体3 の各他端部は、レー
ル400 と平行に設けられたガイド40の上縁部に各々係止
片402b,403b を介して摺動可能に係止されている。ま
た、図7の装置は片側牽引方式の装置であり、走査時に
は第1可動体2 を固定するホルダ402 がワイヤ90により
走査方向(図中、手前側)へ牽引され、復帰時には第2
可動体3 を固定するホルダ403 がワイヤ90により復帰方
向(図中、奥側)へ牽引される。第2可動体3 のホルダ
403 の被牽引部は動滑車(プーリ73)であり、この動滑
車用のワイヤ90の一端側が第1可動体2 のホルダ402 の
被牽引部24b に固定されている。このため、この装置の
場合も、図6の装置と同様に、第2可動体3 の移動速度
は第1可動体2 の移動速度の1/2となる。
【0005】実開昭58−57858号公報には、可動
体端部の下面側に設けたコロを、断面円形を成すガイド
軸の周面上で該ガイド軸方向へ転動させることで、上記
可動体を上記ガイド軸に沿って移動させる構成が開示さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6の装置では、可動
体2,3 を、該可動体2,3 と直交する方向(ガイドレール
4,4'に沿う方向)に厳密に位置規制する部材が無い。こ
のため、走査時に可動体2,3 がレール方向に対して傾斜
したり、ふらついたりし易い。このことは、走査によっ
て得られる画像を歪ませる原因となる。図7の装置で
は、ホルダ402,403 の各貫通孔の内面とレール400 の周
面とのガタのため、走査時にコッキングや振動が発生し
易い。また、可動体2,3 の剛性が不足している場合は、
走査時に可動体2,3 が撓み易い。これらのこともまた、
図6の場合と同様に画像を歪ませる原因となる。実開昭
58−57858号公報に開示されている構成では、転
動時にコロが振動して、その振動が可動体に伝わるた
め、図6や図7の場合と同様に画像を歪ませる原因とな
る。また、コロをガイド軸に沿う方向(転動方向)に厳
密に位置規制する部材が無い。このため、可動体の両端
での牽引力に差異が生ずると、一方のコロに対してはガ
イド軸の斜面を上る力が作用し、他方のコロに対しては
ガイド軸の斜面を下る力が作用し、これにより、コロの
転動方向がガイド軸に沿う方向から微小に逸れて、可動
体がガイド軸方向に対して傾斜したり、ふらついたりし
易くなり、図6や図7の場合と同様に画像を歪ませる原
因となる。
【0007】本発明は、走査時の可動体の振動を抑制す
ることで、走査によって得られる画像の歪みを低減する
ことを目的とする。また、走査時の可動体の傾斜を無く
すことで、画像の歪みを低減することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、棒状
のガイドレールの案内で可動体を移動させることにより
該可動体に対して静止されている原稿を該可動体に搭載
されている光学部材によって走査する走査装置であっ
て、前記ガイドレールはその断面形状が各部分で同一で
ありレール方向に沿う稜線部からレール直交方向の両側
へ下降する2つの傾斜面を有し、前記可動体は前記2つ
の傾斜面に対応する少なくとも一対の回転部材を回動自
在に支持して成り各回転部材を各傾斜面上でレール方向
に沿って転動させることによりガイドレールに案内され
る前記移動を実現し、前記回転部材は少なくとも前記傾
斜面との接触部が振動吸収性を備えた弾性体で構成され
て成ることを特徴とする走査装置である。また、本発明
は、上記に於いて、回転部材の少なくとも一部に振動吸
収性の弾性体を用いる構成に代えて(請求項2)、或い
は、回転部材の少なくとも一部に振動吸収性の弾性体を
用いる構成とともに(請求項3)、前記ガイドレールの
傾斜面又は該傾斜面と接触する前記回転部材の転動面の
少なくとも一方に前記転動時に於いて前記回転部材に対
して前記稜線部から離れる方向への付勢力を与える形状
の凹凸を設けて成ることを特徴とする走査装置である。
【0009】
【作用】可動体の移動時(走査時又は復帰時)には、可
動体に回動自在に支持されている回転部材が、ガイドレ
ールの傾斜面上をレール方向に転動し、これにより、可
動体はガイドレールに案内されて移動する。請求項1の
発明では、回転部材の表面(傾斜面との接触面)が振動
吸収性の弾性体で構成されているため、回転部材の振動
は可動体には伝わらない。請求項2の発明では、回転部
材と傾斜面との接触部に形成されている凹凸により、回
転部材に対して該回転部材をガイドレールの稜線部から
遠ざける方向の付勢力が作用するため、回転部材の転動
方向(=可動体の移動方向)は、ガイドレールの方向に
厳密に規制される。請求項3の発明では、上記2つの作
用が奏される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は実
施例装置の機構の概略を示す斜視図、図2は要部(ガイ
ドレール4aとその関連部分)を示す模式的断面図、図3
はガイドレール4aの取付部分を示す斜視図、図4は実施
例装置の光路を模式的に示す断面図である。
【0011】図示の装置は、平行に設けられた2本のガ
イドレ−ル4,4aと、この2本のガイドレ−ル4,4aによっ
て両端部を各々レール方向に移動可能に支持された第1
可動体2 と、同様に支持された第2可動体3 とを有す
る。
【0012】まず、本走査装置の要部を説明する。ガイ
ドレール4 は断面がL字形状を成し、L字の縦辺部が外
側となるように設けられる長尺状の部材であり、このガ
イドレール4 のL字の横辺部上に、第1可動体2(及び第
2可動体3)の端部(図中、左方側の端部)が、摺動可能
に載置される。一方、ガイドレール4aは断面が三角形状
を成す長尺状の部材であり、レール方向に沿う直線状の
稜線部R と、該稜線部R からレール直交方向の両側へ下
降する2つの傾斜面S1,S2 とを有しており、この傾斜面
S1,S2 上に、第1可動体2(及び第2可動体3)の端部(図
中、右方側の端部)が、コロ41,410を介して移動可能に
支持される。
【0013】即ち、図2の(a)に示すように、第1可
動体2(及び第2可動体3)の端部(図1中、右方側の端
部)の下面側には、枢軸42,42 が2つの傾斜面S1,S2 に
対応する角度で各々突設されており、この枢軸42,42 に
より回転部材であるコロ41,410が各々回動自在に支持さ
れているため、第1可動体2(及び第2可動体3)に対して
レール方向(図2の(a)では紙面に垂直な方向)への
牽引力が作用すると、コロ41,410が傾斜面S1,S2 上をレ
ール方向に転動し、これにより、第1可動体2(及び第2
可動体3)がレール方向に移動されるのである。なお、コ
ロ41,410の転動による移動には、摺動等による移動に比
較して、駆動トルクが小さくて足りるという利点と、磨
耗が小さいため経時劣化が小さいという利点があり、さ
らに、第1可動体2(及び第2可動体3)の取り付けや、取
り外しが容易であるため、メインテナンス上の有利さも
ある。
【0014】なお、図2の(a)では一対のコロ41,410
が示されているが、本装置では、このようなコロが、レ
ール方向に所定の間隔をあけて、複数対設けられてい
る。また、コロ41,410と枢軸42,42 に代えて、図2の
(c)に示すように、樹脂製のブッシュ43を用いた場合
でも、ガイドレール4aを用いて第1可動体2(及び第2可
動体3)を同様に移動させることができる。
【0015】前記コロ41,410は外形が輪状を成してお
り、図2の(b)のように、中心部分には枢軸42を挿通
されるための貫通孔h を有し、内周部分41b を樹脂で形
成されるとともに、外周部分41a を振動吸収性の弾性ゴ
ム(例:ブチルゴム,クロロプレンゴム等の減衰係数の
大きな材料)で形成されている。この外周部分41a はガ
イドレール4aの傾斜面S1,S2 に接触される部分であるた
め、走査時に於いてコロ41,410が前記の如く転動される
と、コロ41,410の振動は外周部分41a の弾性ゴムで吸収
されてしまい、第1可動体2(及び第2可動体3)には伝達
されない。したがって、走査で得られる画像には上記の
振動による歪みが反映されず、コントラストの良い画質
を得られる。なお、コロ41,410と枢軸42,42 に代えて前
述の如くブッシュ43を用いた場合には、その先端部とガ
イドレール4aの傾斜面S1,S2 との摩擦により、コロ41,4
10を用いた場合と同様に振動を吸収すすることができ
る。
【0016】前記ガイドレール4aは、図3のように、両
端に設けられた螺子部A,A の高さ調整ネジ10,10 によ
り、各端部の高さを調整することができる。このため、
常にガイドレール4aの水平度を適正に確保することがで
き、斜面S1,S2 とコロ41,410との接触角度を適正な状態
に補正することができる。つまり、コロ41,410の外周部
分41a の弾性ゴムに変形(経時劣化による変形等)が生
じた場合でも、その変形を吸収して、適正な状態での接
触を確保することができる。
【0017】なお、上記の実施例では、コロ41,410の外
周面(傾斜面S1,S2 との接触面)には特別な凹凸は形成
されていないが、図5の(a)のように、コロ41,410の
外周面に、転動時に於いてコロ41,410がガイドレール4a
の稜線部R 方向へ逸れることを妨げる形状の凹凸44,440
を設けておくと、この凹凸44,440からの反作用によっ
て、転動中のコロ41,410を常に適正な位置に規制するこ
とができるため、第1可動体2(第2可動体3)の傾斜やふ
らつきを抑制でき、したがって、走査によって得られる
画像の歪みを低減できる。なお、このような凹凸は、コ
ロ41,410の外周面ではなく、図5の(b)のように、ガ
イドレール40a の傾斜面S10,S20 側に設けても、同様の
効果を得ることができる。
【0018】また、上記の実施例では、ガイドレール4a
の傾斜面の傾斜角度や曲率が両側で均等な場合を示して
いるが、例えば、図8の(a)に示すように円弧で形成
したり、同図の(b)に示すように(a)と反対の曲率
の円弧で形成したり、或いは同図の(c)や(d)のよ
うに各側で曲率の反転する円弧で形成してもよい。ま
た、上記実施例では、一方のガイドレールのみを稜線部
と2つの傾斜面を有するように形成して傾斜面上でコロ
を転動させているが、両方のガイドレールを稜線部と2
つの斜面部を有するように形成して傾斜面上でコロを転
動させるように構成してもよく、その場合には、駆動ト
ルクが一層小さくて足りる。
【0019】次に、本走査装置の他の部分の構成と動作
を説明する。第1可動体2 には、管状のランプ21と、ラ
ンプ21の背後に設けられた反射笠22と、第1反射鏡23が
搭載されている。第2可動体3 には、第2反射鏡31と、
第3反射鏡32が搭載されている。ランプ21から出た光
は、図4の如く反射笠22により集光されて原稿台ガラス
17上の原稿画像面をスリット状に露光する。原稿画像面
で反射されたスリット光は、第1反射鏡23、第2反射鏡
31、第3反射鏡32で反射され、レンズブロック14を通過
した後、第4反射鏡15で反射されて、感光体ドラム16の
表面に結像される。こうして感光体ドラム16の表面には
原稿に対応する静電潜像が形成されるのであるが、この
プロセスは公知であるため説明は略す。
【0020】第2可動体3 の両端には、各々ワイヤ9,9a
を巻回される2組のアイドルプ−リ71,71a,72,72a が回
動自在に支持されており、これらのアイドルプ−リ71,7
1a,72,72a は、各々動滑車として構成されている。即
ち、1組のアイドルプ−リ71,71aに各々巻回されるワイ
ヤ9,9aの一端は、各々不動の(=複写機の本体側に固定
された)固定部材12,(12a:ワイヤ9aが固定されるべき固
定部材12a は図では隠れているため不図示である)に固
定されており、他端側は第1可動体2 の両端に一体に設
けられた固定板24,24aに各々固定された後、各々アイド
ルプ−リ8,8a、駆動プ−リ6,6a、アイドルプ−リ5,5aに
巻回され、さらに、各々第2可動体3 の両端の他の1組
のアイドルプ−リ72,72aに巻回された後に、各々スプリ
ング13,13aに連結されている。また、このスプリング1
3,13aの他端側は、複写機の本体側に固定されて不動と
されている。なお、このスプリング13,13aは、ワイヤ9,
9aにテンションを与えるためのものである。
【0021】このようにワイヤ9,9aが張られているた
め、駆動プ−リ6,6aを図示D2方向に回転させると、ワイ
ヤ9,9aには図示D1方向の張力が作用し、これにより、第
1可動体2 は図示D1方向に牽引されて移動する。また、
このとき、第2可動体3 も図示D1方向に牽引されるが、
上述のように、第2可動体3 の両端のプ−リ71,71aは動
滑車として構成されているため、第2可動体3 の移動量
はワイヤ9,9aの移動量の1/2であり、したがって、移
動速度も、第1可動体2 の移動速度の1/2となる。な
お、この場合の移動方向が、スキャナの走査(往移動)
方向である。
【0022】また、上記とは逆に、駆動プ−リ6,6aを図
示D2の反対方向に回転させると、ワイヤ9,9aには図示D3
方向の張力が作用し、このため、第2可動体3 は図示D3
方向に牽引されて移動する。また、第2可動体3 の図示
D3方向への移動に伴い、第1可動体2 も図示D3方向へ移
動するが、ここで、第2可動体3 の両端のプ−リ72,72a
は上述の如く動滑車として構成されているため、第2可
動体3 の移動量は、ワイヤ9,9aの移動量の1/2とな
る。したがって、この場合も、第2可動体3 の移動速度
は、第1可動体2 の移動速度の1/2となる。なお、こ
の場合の移動方向が、スキャナの復帰(復移動)方向で
ある。また、本装置では、上記各駆動プ−リ6,6aは、各
々不図示の駆動モ−タによって回転駆動されるものとす
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように、可動体の移動(走査,復
帰)は、回転部材がガイドレールの2つの傾斜面上をレ
ール方向に転動することで実現され、且つ、請求項1の
発明では、回転部材の表面(回転部材が傾斜面と接触す
る表面)が振動吸収性を有する弾性体で構成されている
ため、転動(走査)時に於ける回転部材の振動が可動体
に伝達されず、その結果、可動体の振動が良好に抑制さ
れて、走査で得られる画像の歪みが非常に低減される。
請求項2の発明では、回転部材と傾斜面との接触部分に
形成されている凹凸のため、転動(走査)時には、一対
の回転部材の各々に対して当該回転部材をガイドレール
の稜線部から遠ざける方向の付勢力が作用するため、そ
の転動方向(=可動体の移動方向)がガイドレールの方
向に厳密に規制される。このため、可動体の傾斜やふら
つきが良好に抑制されて、走査で得られる画像の歪みが
非常に低減される。請求項3の発明では、上記2つの効
果が相乗的に奏されるため、走査で得られる画像の画質
が極めて良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置の機構の概略を示す斜視図。
【図2】実施例装置の要部を説明する模式図。
【図3】実施例装置のガイドレールの取付方法の一例を
示す模式的斜視図。
【図4】実施例装置の光路を説明する断面模式図。
【図5】他の実施例装置の要部を説明する模式図。
【図6】従来装置の機構の概略を示す斜視図。
【図7】図6と異なる従来装置の機構の概略を示す斜視
図。
【図8】実施例装置の要部の変形例を説明する模式図。
【符号の説明】
2 第1可動体 3 第2可動体 4 ガイドレール 4a ガイドレール 41 コロ 41a 振動吸収性の弾性ゴム部 41b 樹脂部 43 ブッシュ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状のガイドレールの案内で可動体を移
    動させることにより該可動体に対して静止されている原
    稿を該可動体に搭載されている光学部材によって走査す
    る走査装置であって、 前記ガイドレールは、その断面形状が各部分で同一であ
    り、レール方向に沿う稜線部からレール直交方向の両側
    へ下降する2つの傾斜面を有し、 前記可動体は、前記2つの傾斜面に対応する少なくとも
    一対の回転部材を回動自在に支持して成り、各回転部材
    を各傾斜面上でレール方向に沿って転動させることによ
    りガイドレールに案内される前記移動を実現し、 前記回転部材は、少なくとも前記傾斜面との接触部が振
    動吸収性を備えた弾性体で構成されて成る、 ことを特徴とする走査装置。
  2. 【請求項2】 棒状のガイドレールの案内で可動体を移
    動させることにより該可動体に対して静止されている原
    稿を該可動体に搭載されている光学部材によって走査す
    る走査装置であって、 前記ガイドレールは、その断面形状が各部分で同一であ
    り、レール方向に沿う稜線部からレール直交方向の両側
    へ下降する2つの傾斜面を有し、 前記可動体は、前記2つの傾斜面に対応する少なくとも
    一対の回転部材を回動自在に支持して成り、各回転部材
    を各傾斜面上でレール方向に沿って転動させることによ
    りガイドレールに案内される前記移動を実現し、 前記ガイドレールの傾斜面、又は、該傾斜面と接触する
    前記回転部材の転動面の少なくとも一方に、前記転動時
    に於いて前記回転部材に対して前記稜線部から離れる方
    向への付勢力を与える形状の凹凸を設けて成る、 ことを特徴とする走査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、さらに、 前記ガイドレールの傾斜面、又は、前記回転部材の前記
    弾性体の少なくとも一方に、前記転動時に於いて前記回
    転部材に対して前記稜線部から離れる方向への付勢力を
    与える形状の凹凸を設けて成る、 ことを特徴とする走査装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012083457A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Seiko Epson Corp 画像読取装置
JP2014066969A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Sharp Corp 画像読取装置及び画像形成装置
JP2020166149A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 ブラザー工業株式会社 読取装置

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