JPH08155945A - リムレスレンズ用穴開け装置とこれを用いた玉摺機とこの玉摺機に使用されるメガネ用形状測定装置 - Google Patents

リムレスレンズ用穴開け装置とこれを用いた玉摺機とこの玉摺機に使用されるメガネ用形状測定装置

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JPH08155945A
JPH08155945A JP30636194A JP30636194A JPH08155945A JP H08155945 A JPH08155945 A JP H08155945A JP 30636194 A JP30636194 A JP 30636194A JP 30636194 A JP30636194 A JP 30636194A JP H08155945 A JPH08155945 A JP H08155945A
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stop hole
angle
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  • Mining & Mineral Resources (AREA)
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ止穴を屈折面と直交する方向に正確に
開けることのできる玉摺機を提供する。 【構成】 レンズ研削用砥石5と、リムレスレンズLを
レンズ回転軸回りに回転可能に保持するキャリッジ15
と備えている玉摺機において、リムレスレンズLに開け
られるレンズ止穴の位置を入力する穴位置入力装置と、
移動可能で且つ切削方向の向きが変えられ、リムレスレ
ンズLを切削して前記レンズ止穴を開ける穴開け装置5
0と、前記レンズ止穴の位置におけるリムレスレンズの
屈折面の傾斜角を測定する傾斜角測定装置100と、前
記レンズ止穴の位置と、前記傾斜角測定装置によって測
定された傾斜角とに基づいて、穴開け装置50の位置お
よび向きを制御して、前記位置にリムレスレンズLの屈
折面と直交する方向にレンズ止穴を開けさせる制御装置
とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リムレスレンズにレ
ンズ止穴を開けるリムレスレンズ用穴開け装置と、これ
を用いた玉摺機と、この玉摺機に使用されるメガネ用形
状測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リムレスレンズに開けられるレン
ズ止穴は、レンズ止穴が設けられた型板と、研削加工さ
れたリムレスレンズとを重ね合わせてそのレンズ止穴に
対応したリムレスレンズの屈折面の位置に印しを付け、
この後、熟練した眼鏡技術者がリムレスレンズに印した
位置をドリルで切削して、屈折面と直交する方向に開け
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リムレ
スレンズの表面である屈折面は湾曲しているため、その
屈折面と直交する方向を正確に見極めることが難しく、
勘に頼って直交方向にレンズ止穴を開けていた。
【0004】このため、屈折面に対して斜め方向にレン
ズ止穴が開いてしまうことが多く、このような場合に
は、レンズ止穴に取り付けるレンズ止め金具や、このレ
ンズ止め金具と耳掛け(テンプル)とをつなぐ蝶番を調
整してリムレスレンズがレンズ止め金具から外れないよ
うにしているが、その調整作業が非常に厄介であるとう
問題があった。
【0005】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、レンズ止穴を屈折面と直交する方
向に正確に開けることのできる玉摺機と、この玉摺機に
使用されるメガネ用形状測定装置とを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、研削加工後のリムレスレンズ
を保持するレンズ保持手段と、このレンズ保持手段に保
持されるリムレスレンズの周縁部の所定位置にレンズ止
穴を開ける穴開け手段と、前記穴開け手段による穴開け
方向の角度を調整する角度調整手段とを備えていること
を特徴とする。
【0007】請求項2の発明では、所定位置で高速回転
されるレンズ加工用刃物と、リムレスレンズをレンズ回
転軸回りに回転可能に保持し、レンズ回転軸と前記レン
ズ加工用刃物との軸間距離を相対的に変化可能に移動し
得るキャリッジと備えている玉摺機において、前記リム
レスレンズに開けられるレンズ止穴の穴位置を入力する
穴位置入力手段と、移動可能で且つ切削方向の向きが変
えられ、前記リムレスレンズを切削して前記レンズ止穴
を開ける穴開け手段と、前記レンズ止穴の位置における
リムレスレンズの所定の屈折面の傾斜角を測定する傾斜
角測定手段と、前記穴位置入力手段によって入力された
レンズ止穴の穴位置と、前記傾斜角測定手段によって測
定された傾斜角とに基づいて、前記穴開け手段の位置お
よび向きを制御して、前記リムレスレンズの穴位置に且
つその穴位置における屈折面と直交する方向にレンズ止
穴を開けさせる穴開け制御手段とを設けたことを特徴と
する。
【0008】請求項3の発明では、デモ用レンズを保持
するレンズ保持手段と、このレンズ保持手段に保持され
るデモ用レンズの形状を測定する形状測定手段とを備え
たメガネ用形状測定装置において、前記レンズ保持手段
にデモ用リムレスレンズを保持させた際に、このデモ用
リムレスレンズに開けられたレンズ止穴の位置を検出す
る位置検出手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば、レンズ保持手段によ
って研削加工後のリムレスレンズを保持させ、穴開け手
段によって前記レンズ保持手段に保持されるリムレスレ
ンズの周縁部の所定位置にレンズ止穴を開ける際に、角
度調整手段によって前記穴開け手段による穴開け方向の
角度を調整する。
【0010】請求項2の発明によれば、穴位置入力手段
によってリムレスレンズに開けられるレンズ止穴の穴位
置が入力され、傾斜角測定手段が前記レンズ止穴の穴位
置におけるリムレスレンズの所定の屈折面の傾斜角を測
定し、切削制御手段が前記穴位置入力手段によって入力
されたレンズ止穴の穴位置と、前記傾斜角測定手段によ
って測定された傾斜角とに基づいて穴開け手段の位置お
よび向きを制御して、前記リムレスレンズの穴位置に且
つその穴位置における所定の屈折面と直交する方向にレ
ンズ止穴を開けさせる。
【0011】請求項3の発明によれば、レンズ保持手段
にデモ用のリムレスレンズを保持させた際に、位置検出
手段がそのデモ用のリムレスレンズに開けられたレンズ
止穴の位置を検出する。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図1において、1は玉摺機の筺体状の本
体、2は本体1の前側上部に設けられた傾斜面、3は傾
斜面2の左側半分に設けられた液晶表示部、4は傾斜面
2の右側に設けられたキーボード部、4a〜4c等はキ
ーボード部4に設けられたスイッチである。
【0014】また、本体1の中央及び左側部近傍の部分
には凹部1a,1bが設けられていて、凹部1aには本
体1に回転自在に保持された砥石(レンズ加工用刃物)
5が配設されている。この砥石5は、粗砥石6とV溝砥
石7を備え、図示しないで回転駆動されるようになって
いる。
【0015】本体1内には、図示しない取付板部が設け
られており、この取付板部の両側部には図2に示すよう
に軸取付用のブラケット10,11が突設され、取付板
部の中間部には軸支持突起12が突設されている。この
ブラケット10,11には軸支持突起12を貫通する支
持軸14の両端部が固定されている。
【0016】<キャリッジ>本体1上にはキャリッジ1
5が配設されている。このキャリッジ15は、図2に示
すように、キャリッジ本体15aと、このキャリッジ本
体15aの両側に前方に向けて一体に設けられた互いに
平行なアーム部15b,15cと、キャリッジ本体15
aの両側に後方に向けて突設された突起15d,15e
を有する。
【0017】この突起15d,15eは、軸支持突起1
2を挟む位置に配設されていると共に、支持軸14の軸
線回りに回動可能に且つ支持軸14の長手方向(左右)
に移動自在に支持軸14に保持されている。これにより
キャリッジ15の前端部が支持軸14を中心に上下回動
できるようになっている。
【0018】このキャリッジ15のアーム部15bには
レンズ回転軸16が回転自在に保持され、キャリッジ1
5のアーム部15cにはレンズ回転軸16と同軸上に配
設されたレンズ回転軸17が回転自在に且つレンズ回転
軸16に対して進退調整可能に保持されていて、このレ
ンズ回転軸16,17の対向端間(一端部間)には被加
工レンズLが挟持される様になっている。また、レンズ
回転軸16の他端部には図示を省略した固定手段により
円板Tが着脱可能に取り付けられている。この固定手段
の構造は周知のものを用いている。
【0019】このレンズ回転軸17はキャリッジ15内
に設けられたパルスモータ137(図25参照)によっ
て回転駆動され、レンズ回転軸16もレンズ回転軸17
とともに回転するものである。
【0020】支持軸14には、本体1の凹部1aに配設
した支持アーム26の後部が左右動自在に保持されてい
る。この支持アーム26は、キャリッジ15に対して相
対回転自在に且つ左右方向には一体的に移動可能に保持
されている。尚、支持アーム26の中間部は本体1に図
示しない軸で左右動自在に保持されている。
【0021】この支持アーム26とブラケット10との
間には支持軸14に巻回したスプリング27が介装さ
れ、本体1とブラケット11との間にはスプリング28
が介装されている。そして、キャリッジ15はスプリン
グ27,28のバネ力がバランスする位置で停止し、こ
の停止位置ではレンズ回転軸16,17間に保持された
被加工レンズLが粗砥石6上に位置するようになってい
る。
【0022】<穴開け装置>本体1の凹部1bには、上
下動可能な台座21が設けられており、この台座21に
はリムレスレンズLのレンズ止穴LHを開ける穴開け装
置50が設けられている。穴開け装置50のドリル51
は進退可能となっており、穴開け装置50は垂直軸線5
0aの回りに回動可能であり、しかも、台座21に対し
て矢印A方向(前後方向)にも移動可能となっている。
ドリル51はモータ52によって回転するものである。
【0023】台座21の上下動はパルスモータ1101
(図26参照)によって、穴開け装置50の回動やA方
向の移動はパルスモータ1102,1103によって行
うものである。そして、パルスモータ1102が穴開け
方向の角度を調整する角度調整手段として機能する。
【0024】<傾斜角測定装置>キャリッジ本体15a
内には、リムレスレンズの屈折面の傾斜角を測定する傾
斜角測定装置(傾斜角測定手段)130が内蔵されてい
る。
【0025】傾斜角測定装置130は、図25に示すよ
うに、パルスモータ132と、このパルスモータ132
の駆動によりリムレスレンズLに接近離反する支持台1
31と、支持台131上に配置されてリムレスレンズL
の前側屈折面Lf及び後側屈折面Lbに当接させられるフ
ィラー133,134と、フィラー133,134の移
動量を検知可能に支持台131上に装着されたエンコー
ダ135,136と、演算装置105と、メモリ10
2,m1等とを有する。
【0026】フィラー133,134は、キャリッジ本
体15aの前面に設けた開口15Kから図1の鎖線で示
すように進出して測定するものである。開口15Kは通
常シャッタ15Sによって閉じられており、測定時にシ
ャッタ15Sが右方向(図1において)にスライド移動
して開口15Kが開くようになっている。
【0027】リムレスレンズLを回転させるパルスモー
タ137には、メモリ102からの動径角度θiが入力
される。そして、パルスモータ137は、この入力を基
にレンズ回転軸16,17を回転制御して、動径角度θ
iだけレンズ回転軸16,17及びリムレスレンズLを
回転させる。
【0028】他方、パルスモータ132にはメモリ10
2から動径長ρiが入力される。そして、パルスモータ
132は、この入力を基に支持台131を駆動して、フ
ィラー133,134を動径長ρiの位置に位置づけす
るようになっている。
【0029】エンコーダ135,136の検出量fZ
i,bZiは演算装置105に入力される。演算装置10
5は、動径角度θi,動径長ρi,検出量fZi,bZiから
リムレスレンズLの前側屈折面Lf及び後側屈折面Lbの
傾斜角や肉厚等を求め、これらからリムレスレンズLの
形状を求める。演算装置105によって求められた傾斜
角データや形状データはメモリm1に記憶される。
【0030】<メガネ用形状測定装置>また、玉摺機本
体1内にはメガネ用形状測定装置60が内蔵されてい
る。
【0031】図20は、メガネ用形状測定装置60を示
したものである。
【0032】この形状測定装置60は、大きく3つの部
分、すなわち、フレームを保持するフレーム保持装置1
00と、レンズを保持させるレンズ保持装置(レンズ保
持手段)900と、このフレーム保持装置100又はレ
ンズ保持装置900との一方を選択的に支持すると共
に、この保持装置の測定面内への移送及びその測定面内
での移動を司る支持装置部200Aと、メガネフレーム
のレンズ枠またはレンズの形状をディジタル計測する計
測部300とから構成されている。尚、フレーム保持装
置100には、特開昭61-274859号公報に開示
されたものと同一構造のものを用いているので、この公
報に記載された符号と同一の符号を付して、その詳細な
説明は省略する。
【0033】支持装置部200Aは本体としての筺体2
01を有する。筺体201は足部253,254を有
し、この足部253,254は玉摺機本体1に取り付け
られたレール251,252上に摺動可能に載置されて
いる。
【0034】また、玉摺機本体1のドア1Dにはレール
255,256が設けられ、ドア1Dを開いたとき、レ
ール251,252の延長線上に位置するように構成さ
れている。この構成により作業者は必要に応じて筺体2
01をスライドさせてレンズ研削装置の筺体外へ引き出
すことができる。
【0035】筺体201は、また、筺体201上に縦方
向(測定座標系のX軸方向)に平行に設置されたガイドレ
ール202a,202bを有し、このガイドレール上にス
テージ203が摺動自在に載置されている。移動ステー
ジ203の下面には雌ネジ204が形成されており、こ
の雌ネジ204にはX軸用送りネジ205が螺合されて
いる。このX軸用送りネジ205はパルスモータからな
るX軸モータ206により回動される。
【0036】移動ステージ203の両側フランジ207
a,207b間には測定座標系のY軸方向と平行にガイド
軸208が渡されており、このガイド軸208はフラン
ジ207aに取り付けられたガイド軸モータ209によ
り回転できるよう構成されている。ガイド軸208は、
その軸と平行に外面に一条のガイド溝210が形成され
ている。ガイド軸208にはホルダー保持部としてのハ
ンド211,212が摺動可能に支持されている。この
ハンド211,212の軸穴213,214にはそれぞ
れ突起部213a,214aが形成されており、この突起
部213a,214aが前述のガイド軸208のガイド溝
210内に係合され、ハンド211,212のガイド軸
208の回りの回転を阻止している。
【0037】ハンド211は互いに交わる二つの斜面2
15,216を持ち、他方ハンド211も同様に互いに
交わる二つの斜面217,218を有している。ハンド
212の両斜面217,218が作る稜線220はハン
ド211の斜面215,216の作る稜線219と平行
で且つ同一平面内に位置するように、また、斜面21
7,218のなす角度と斜面215,216のなす角度
は相等しいように構成されている。そして、両ハンド2
11,212の間には図21に示すようにバネ230が
掛け渡されている。また、斜面215,217にはそれ
ぞれ切欠部215a,217aが形成されている。
【0038】ハンド212には、一端に接触輪242を
有するアーム241が他端を中心に回動自在に取り付け
られている。このアーム241はバネ243によりマイ
クロスイッチ244に常時は当接されている。これら接
触輪242,アーム241,バネ243、マイクロスイ
ッチ244はフレームの左右眼判定装置240を構成す
る。しかも、ハンド212には、レンズ保持装置900
を検出するマイクロスイッチ等のセンサー245が取り
付けられている。
【0039】また、ハンド212には、エンコーダ70
0が取り付けられており、このエンコーダ700はハン
ド212がガイド208に沿って左右方向に所定距離移
動する毎にパルスを発生する。このパルスはカウンタに
よってカウントされ、このカウントのカウント数により
ハンド212の移動距離が求められるようになってい
る。
【0040】ハンド212がモータ224のある最左方
位置(初期位置)に移動したとき、マイクロスイッチ7
01がこれを検知してカウンタをリセットするようにな
っている。
【0041】移動ステージ203の後側フランジ221
の一端にはプーリー222が回転自在に軸支され、後側
フランジ221の他端にはプーリー223を有するパル
スモータから成るY軸モータ224が取り付けられてい
る。プーリー223,224にはスプリング225を介
在させたミニチアベルト226の両端はハンド211の
上面に植設されたピン227に固着されている。他方、
ハンド212の上面には、鍔228が形成されており、
この鍔228はハンド212の移動により移動ステージ
203の後側フランジ221に植設されたピン229の
側面に当接するように構成されている。
【0042】計測部(形状測定手段)300は、筺体2
01の下面に取り付けられたパルスモータから成るセン
サーアーム回転モータ301と筺体201の上面に回動
自在に軸支されたセンサーアーム部302から成る。モ
ータ301の回転軸に取り付けられたプーリー303と
センサーアーム部の回転軸304との間にはベルト30
5が掛け渡されており、これによりモータ301の回転
がセンサーアーム部302に伝達される。
【0043】センサーアーム302はそのベース310
の上方に渡された2本のレール311,311を有し、
このレール311,311上にはセンサーヘッド部31
2のスライダ350がスライド自在に装着され、このセ
ンサーヘッド部312のスライダ350の一側面には磁
気スケール読み取りヘッド313が取り付けられてい
る。この磁気スケール読み取りヘッド313によりベー
ス310にレール311と平行に取り付けられた磁気ス
ケール314を読み取り、センサーヘッド部312の移
動量を検出するように構成されている。また、センサー
ヘッド部312のスライダ350他側には、このヘッド
部312を常時アーム端側面(図20において左方)へ
引っ張るバネ装置315の定トルクバネ316の一端が
固着されている。この定トルクバネ316の付勢力によ
りスライダ350はバネ装置315側へ常時バネ付勢さ
れている。
【0044】上記センサーヘッド部312の磁気スケー
ル読み取りヘッド313及び磁気スケール314は移動
量測定手段を構成している。
【0045】図23は、このバネ装置315の構成を示
している。センサーアーム部302のベース310に取
り付けられたケーシング317内には電磁マグネット3
18が設けられ、スライド軸319がマグネット318
の軸穴内にその軸線方向に摺動可能に構成されている。
このスライド軸319は、鍔320,321を有し、鍔
320とケーシング317の壁間にはバネ323が介在
し、バネ323によりスライド軸319は常時左方に移
動させられている。
【0046】スライド軸319の端部には、クラッチ板
324,325が回動可能に軸支され、一方のクラッチ
板324には定トルクバネ316の一端が固着されてい
る。また、両クラッチ板324,325間にはスライド
軸319を嵌挿されたバネ326が介在し、常時これら
クラッチ板324,325の間隔を広げ、定トルクバネ
316とクラッチ板325との接触を妨げている。さら
に、スライド軸319の端部にはワッシャー327が取
り付けられている。
【0047】図22はセンサーヘッド部312の構成を
示し、レール311に支持されたスライダー350の一
端部には鉛直方向に軸穴351が形成されており、この
軸穴351にセンサー軸352が挿入されている。セン
サー軸352と軸穴351との間にはセンサー軸352
に保持されたボールベアリング353が介在し、これに
よりセンサー軸352の鉛直軸線回りの回動及び鉛直軸
線方向の移動を滑らかにしている。
【0048】また、センサー軸352の中央にはアーム
355が取り付けられており、このアーム355の上部
にはレンズ枠のヤゲン溝に当接させるソロバン玉状のヤ
ゲンフィラー356がフレームフィラー(フレーム測定
手段)として回動自在に軸支されている。そして、ヤゲ
ンフィラー356の円周点は鉛直なセンサー軸352の
中心線上に位置するように構成されている。
【0049】また、スライダー350の他端部には一対
の筒状軸360,361が植立固定され、この筒状軸3
60,361上にはレンズ測定部材362が配設されて
いる。
【0050】このレンズ測定部材362は、ベース36
3と、ベース363の下面に突設され且つ筒状軸36
0,361に着脱自在に嵌合された取付軸364,36
5(図6A参照)と、ベース362上の中央に突設された
フィラー366を有する。このフィラー366は、上段
に所定の曲率半径の接触面を持つレンズフィラー366
aと、下段に平面状の接触面を持つレンズフィラー36
6bとを有している。フィラー366は、図6Bおよび
図6Cに示すように、傾倒可能になっている。
【0051】また、筺体201にはデモ用リムレスレン
ズLD(図24参照)に設けられたレンズ止穴LDHの位
置を検出するためのエリアセンサ(位置検出手段)10
01が設けられている。このエリアセンサ1001はC
CDからなり、X方向にのびたライン状に形成されてい
る。このエリアセンサ1001に対向した上方位置には
X方向に延びたブラケット1002が設けられており、
ブラケット1002にはX方向に沿って複数のLED1
003が配設されている。なお、ブラケット1002は
支柱1004によって保持されている。
【0052】この複数のLED1003は、図24に示
すように、エリアセンサ1001に向けて平行光束を照
射するものである。
【0053】LED1003とエリアセンサ1001と
の間にデモ用リムレスレンズLDが配置されると、エリ
アセンサ1001の受光量は、デモ用リムレスレンズL
Dの端部LTとレンズ止穴LDHの周辺で受光量が減少す
る。このことからエリアセンサ1001の各受光素子の
受光量からレンズ止穴LDHの位置を求めることができ
る。
【0054】なお、受光量が少ないときには、レンズ止
穴LDHの周辺を塗料などでペイントしてもよい。塗料の
色は例えば赤,だいだい,黄,緑,青,黒,灰色等である。
【0055】そして、メガネ用形状測定装置60がレン
ズ止穴の位置を入力する穴位置入力手段として機能す
る。
【0056】図26に示す制御装置1100は、デモ用
リムレスレンズLDを水平状態に保持させたときのエリ
アセンサ1001の各受光素子の受光量と、計測部30
0で測定したデモ用リムレスレンズLDの形状とからレ
ンズ止穴LDHの長径および短径の大きさを求め、デモ用
リムレスレンズLDの屈折面、特に前側屈折面の傾斜角
度αを算出し、この傾斜角度αを基にして、ハンド21
1,212を回動させてデモ用リムレスレンズLDの屈
折面の傾斜調整を行い、レンズ止穴LDHをほぼ垂直状態
にしたときのレンズ止穴LDHの位置を極座標として求
め、この求めたレンズ止穴LDHの位置に対応したリムレ
スレンズL(図2参照)の穴位置Pを求める。さらに、
制御装置1100は上記穴位置Pに対応したリムレスレ
ンズLの屈折面Lfの傾斜角βと直交する方向にレンズ
止穴LDを開けさせる。
【0057】制御装置1100による上記制御は、リム
レスレンズLの前側屈折面Lfの傾斜角βとデモ用リム
レスレンズLDの前側屈折面の傾斜角αとが一致する場
合であるが、一致しない場合は、レンズ止穴LDHをほぼ
垂直状態にしたときのレンズ止穴LDHの位置を極座標と
して求め、この求めたレンズ止穴LDHの位置に対応した
リムレスレンズLの穴位置P´を求め、さらに、傾斜角
差Δ=β−αを求める。そして、デモ用リムレスレンズ
LDを水平面Hに対して角度α+Δだけ傾斜させたとき
の、デモ用リムレスレンズLDのレンズ止穴LDHの位置
を求める。この位置に対応したリムレスレンズLの穴位
置Pを求め、穴位置Pにおける屈折面Lfの傾斜角度β
と、この傾斜角度βと直交する角度を求めて、穴位置P
に傾斜角βと直交する方向にレンズ止穴LHを開けさせ
る。
【0058】また、上記実施例では、玉摺機本体1内に
メガネ用形状測定装置60を内蔵しているが、これに限
定されず、玉摺機本体1から独立させてもよい。この場
合、デモ用リムレスレンズLDや型板Tの形状データ
や、デモ用リムレスレンズLDのレンズ止穴LDHの穴位
置P等の情報を電話回線等の通信装置を用いて玉摺機本
体1へ送信してもよい。
【0059】<レンズ保持装置>レンズ保持装置900
は、図5,図7〜図11に示したように、側部にフラン
ジ901,901が設けられた筺体状のホルダ本体90
2を有する。
【0060】ホルダー本体902には4つの穴902A
〜902Dが形成されている。穴902Aと902Bと
の間には、図8,図12,図13に示した如く吸着盤保
持部910が設けられている。この吸着盤保持部910
は、ホルダ本体902に一体に形成された治具嵌合用筒
部911と、この治具嵌合用筒部911に形成された切
欠912,912と、切欠912,912に配設され且
つホルダー本体902に一体に設けられた係止爪91
3,913と、治具嵌合用筒部911内の上部付近に設
けられたホルダー本体902と一体の位置決台914
と、この位置決台914に設けられた位置決用の突条9
15を有する。
【0061】また、吸着盤保持部910には、図14に
示した型板保持具920又は第10図に示したレンズ保
持具930が選択的に保持される。そして、吸着盤保持
部910とレンズ保持具930とでレンズ保持部が構成
される。
【0062】図14に示した型板保持具920は、軸部
921と、軸部921の一端に設けられた位置決溝92
2と、軸部921の他端に設けられたフランジ923
と、フランジ923に近接して軸部921の中間部に設
けられた環状係止溝924を有する。フランジ923上
には、軸部921と同軸の雌ネジ筒925が一体に形成
されていると共に、この雌ネジ筒925を挟む位置に配
置された位置決ピン926,926が一体に形成されて
いる。また、雌ネジ筒925には固定ネジ927が螺合
されるようになっている。
【0063】この型板保持具920に取り付ける型板T
には、雌ネジ筒925及び位置決ピン926,926に
係合する中心孔928及びピン孔929,929が形成
されている。そして、型板Tの中心孔928及びピン孔
929,929を型板保持具920の雌ネジ筒925及
び位置決ピン926,926に挿入して、固定ネジ92
7を雌ネジ筒925螺合することにより、型板Tは固定
ネジ927により片板保持具920に固定される。
【0064】図15に示したレンズ保持具930は、軸
部931と、軸部931の一端に設けられた位置決溝9
32と、軸部931の他端に設けられたフランジ933
と、フランジ933に近接して軸部931の中間部に設
けられた環状係止溝Kを有する。
【0065】そして、フランジ933上には、両面粘着
テープ934を介して片眼レンズLが固着されるように
なっている。
【0066】また、ホルダー本体902の穴902Cと
902Dとの間には、吸着保持部910aを左右方向に
スライド可能に保持している保持部960が設けられて
いる。吸着保持部910aは上記と同様にレンズ保持具
930が取り付けられる。
【0067】吸着保持部910a近傍には、図9に示す
ように、レンズ保持具930に載置されるレンズを押さ
える板押え部970が設けられている。板押え部970
は弾性を有する押え部970aを有している。
【0068】図9に示す980はリムレスフレームFの
鼻当Fhを当接させてリムレスフレームFの位置決めを
行う円柱状の支持部である。この支持部980は下側に
行くにしたがって小径となっている。
【0069】支持部980は、図11,図16および図
17に示すように、スリットG1に沿って摺動可能な基
部981に取り付けられており、スプリングS1によっ
て矢印方向に付勢されている。支持部980をスリット
G1の端部Gaより少し手前の位置(図11に示す支持部
980の位置より右側の位置)からリムレスフレームF
の鼻当Fhの間に入れて、スプリングS1の付勢力によっ
て支持部980をスリットG1の端部Gaまで移動させる
ことによりリムレスフレームFの中心位置を予め設定し
た位置に位置させるものである。
【0070】尚、上述以外の構成は、特開昭61-27
4859号公報に開示されたものを採用している。
【0071】次に、この様な構成のレンズレンズの形状
計測装置の作用を説明する。
【0072】(1)メガネフレームのレンズ枠形状測定 レンズ枠(レンズフレーム)501の形状を測定する場合
には、メガネフレームにおける左右の測定したい側のレ
ンズ枠たとえばレンズ枠501をフレーム保持装置10
0のスライダ156,156間に保持させる。
【0073】一方、レンズ研削装置(図示せず)の筺体内
から筺体201を引き出して、この筺体201側のハン
ド211,212を斜め上方に傾斜させ、レンズ測定部
材362を図19の如くスライダー350から取り外す
と共に、このハンド211,212をバネ230のバネ
力に抗して開き、メガネフレームが保持されたフレーム
保持装置100をハンド211,212間に配設して、
フレーム保持装置100をバネ230のバネ力でハンド
211,212間に挟持させる。
【0074】この状態ではセンサー245はONさせられ
ないので、図示しないCPU(演算制御回路)は、ハンド2
11,212間にレンズ保持装置900が装着されてお
らずフレーム保持装置100が保持されていることを検
知する。
【0075】この後、スライダー350を定トルクバネ
316のバネ力に抗してレール311の中央側に移動さ
せると共に、ハンド211,212を下方に水平になる
まで回動させた後、ヤゲンフィラー356を定トルクバ
ネ316のバネ力でレンズ枠501のヤゲン溝501a
に図19,図21の如く当接させる。この状態で、モー
タ301を作動させて回転軸304を回転させることに
より、ベース310を一回転させ。このときのヤゲンフ
ィラー356の移動量を磁気スケール読み取りヘッド3
13により検出する。この際、ヤゲンフィラー356移
動量をベース310の回動角に対応させて記録して、レ
ンズ枠501の形状をCPU等により演算して求める。こ
の様な演算のための回路構成及び演算方法等は特開昭6
1-274859号公報に開示されたものを採用する。
【0076】(2)型板の形状測定 一方、型板Tの形状を測定する場合には、型板Tを型板
保持具920に上述したようにして取り付けて、この型
板保持具920の軸部931を吸着盤保持部910の治
具嵌合筒部911に嵌合する。この際、型板保持具92
0の位置決溝922を治具嵌合筒部911内の突条91
4に係合させると、係止爪913,913が型板保持具
920の係止溝924に係合して、レンズ保持具930
を吸着盤保持部910に保持させることができる。
【0077】一方、玉摺機本体1内から筺体201を引
き出して、この筺体201側のハンド211,212を
斜め上方に傾斜させると共に、このハンド211,21
2の間隔をバネ230のバネ力に抗して開き、このハン
ド211,212間に型板Tが保持されたレンズ保持装
置900を配設して、レンズ保持装置900をバネ23
0のバネ力でハンド211,212間に挟持させる。
【0078】この状態ではセンサー245がレンズ保持
装置900のホルダー本体902によりONさせられ、こ
のON信号は図示しないCPU(演算制御回路)に入力され
る。このCPUは、ハンド211,212間にレンズ保持
装置900が装着されていることをセンサー245のON
信号から判断する。
【0079】この後、スライダー350を定トルクバネ
316のバネ力に抗してレール311の中央側に移動さ
せると共に、ハンド211,212を下方に水平になる
まで回動させた後、レンズフィラー366を定トルクバ
ネ316のバネ力で型板Tの周面に図5,図18の如く
当接させる。この状態で、モータ301を作動させる回
転軸304を回転させることにより、ベース310を一
回転させて、このときのレンズフィラー366の移動量
を磁気スケール読み取りヘッド313により検出する。
この際、レンズフィラー366の移動量をベース310
の回動角に対応させて記録して、型板Tの形状をCPU等
により演算して求める。この様な演算のための回路構成
及び演算方法等は、特開昭61-267732号公報(特
願昭60-287491号)に開示されたものを採用す
る。
【0080】リムレスフレームメガネのレンズの形状を
測定する場合には、図15に示したようなレンズ保持具
930を用いて、このレンズ保持具930を吸着盤保持
部910に嵌着し、上述した型板Tと同様な測定を行わ
せる。
【0081】次に、リムレスレンズLを加工する場合に
ついて説明する。
【0082】先ず、リムレスレンズLを図1および図2
に示すように、レンズ回転軸16,17間に挟持させる
とともに、デモ用リムレスレンズLDを、図10に示す
ように、レンズ保持装置900のホルダー本体902の
レンズ保持具930に取り付ける。そして、ハンド21
1,212を所定位置に移動させて、図24に示すよう
にレンズ止穴LDHをエリアセンサ1001上に位置させ
る。
【0083】この際、デモ用リムレスレンズLDがハン
ド211,212に水平に保持されているときは、図2
7(A)に示すように、屈折面LDfの傾斜によりレンズ
止穴LDHの形状は楕円に投影されるため、レンズ止穴L
DHの投影像LTの長径R1,短径R2を測定することにより
デモ用リムレスレンズLDの屈折面、特に前側屈折面L
Dfの傾斜角αを求めることができる。なお、図27
(B)には、屈折面LDfを水平に保持した場合のレンズ
止穴LDHの投影像LT´の形状を示す。
【0084】すなわち、レンズ止穴LDHの直径(長径)
R1は、屈折面LDfが水平面に対して傾斜角αで傾斜し
ていることにより水平面に短径R2として投影され、図
27(C)の関係が成り立つ。これを三角関数を用いて
示せば、 R1・cosα=R2となり、 α=cos-1(R2/R1) となる。この式からデモ用リムレスレンズLDの屈折面
LDfの傾斜角αを算出することができる。
【0085】ここで求めた傾斜角αを基にしてハンド2
11,212を上下方向に旋回回動させて傾斜調整を行
い、デモ用リムレスレンズLDの屈折面LDfをほぼ水平
に保ち、レンズ止穴LDHの向きをほぼ垂直状態にさせ
る。すなわち、図24に示すように、デモ用リムレスレ
ンズLDを水平Hに対して角度α傾斜させる。
【0086】デモ用リムレスレンズLDの屈折面LDfの
傾斜角αは5°〜15°程度であるので、例えば、傾斜
角10°の屈折面LDfを有するデモ用リムレスレンズL
DHでは、ハンド211,212によりデモ用リムレスレ
ンズLDを10°に傾斜させ、屈折面LDfをほぼ水平に
してレンズ止穴LDHの向きをほぼ垂直状態にさせる。
【0087】次に、デモ用リムレスレンズLDの形状を
型板Tと同様にして測定するとともに、LED1003
を発光させてエリアセンサ1001の各受光素子の受光
量からレンズ止穴LDHの位置を求める。レンズ止穴LDH
の位置は、デモ用リムレスレンズLDの形状データを基
にして極座標で求める。
【0088】一方、玉摺機本体1では、上記型板Tの形
状データに基づいてリムレスレンズLを砥石5によって
研削加工する。この研削加工が終了した後、傾斜角測定
装置130は、フィラー133,134をキャリッジ本
体15aの開口15Kから図1の鎖線で示すように進出
させて、リムレスレンズLの前側屈折面Lf及び後側屈
折面Lbの傾斜角や肉厚等を求めてリムレスレンズLの
形状を求める。
【0089】リムレスレンズLの屈折面、特に前側屈折
面Lfの傾斜角βとデモ用リムレスレンズLDの屈折
面、特に前側屈折面の傾斜角αとが一致する場合、制御
装置1100は、傾斜角測定装置130が求めたリムレ
スレンズLの形状を基にしてデモ用リムレスレンズLD
のレンズ止穴LDHの位置に対応したリムレスレンズLの
穴位置Pを求める。また、制御装置1100は、穴位置
Pにおける屈折面Lfの傾斜角度β(=α)と、この傾
斜角度β(=α)と直交する角度を求め、さらに、パル
スモータ1101〜1103を制御して穴開け装置50
のドリル51の先端部がリムレスレンズLの穴位置Pに
当接するように且つドリル51の向きを傾斜角度αと直
交する方向にする。
【0090】そして、制御装置1100は、ドリルモー
タ52を駆動させてドリル51を回転させるとともに、
図示しないモータを駆動させてドリル51を前進させ、
リムレスレンズLの位置Pを切削して屈折面Lfと直交
する方向にレンズ止穴LHを開けさせる。
【0091】ところで、リムレスレンズLの屈折面Lf
の傾斜角βとデモ用リムレスレンズLDの前側屈折面の
傾斜角αとが一致しない場合が多い。このような場合、
デモ用リムレスレンズLDの前側屈折面LDfに垂直に開
けられたレンズ止穴LDHの位置からリムレスレンズLの
レンズ止穴の位置Pを正確に求めることができない。
【0092】そこで、制御装置1100は、上記と同様
にしてデモ用リムレスレンズLDのレンズ止穴LDHの位
置を求め、この位置からリムレスレンズLの位置Pを求
める。この求めた位置PをP´とし、この位置P´にお
けるリムレスレンズLの屈折面Lfの傾斜角βを求め、
さらに、傾斜角差Δ=β−αを求める。そして、デモ用
リムレスレンズLDを保持するハンド211,212の
前記の傾斜調整に加えて前記傾斜角差Δだけハンド21
1,212を旋回回動させて、デモ用リムレスレンズL
Dの傾斜を微調整する。すなわち、デモ用リムレスレン
ズLDを水平面Hに対して角度α+Δだけ傾斜させる。
さらに、制御装置1100は、微調整された傾斜角α+
Δで保持されたデモ用リムレスレンズLDのレンズ止穴
LDHの位置PD(図示せず)を求める。このレンズ止穴LD
Hの位置PDは、上記と同様にデモ用リムレスレンズLD
の形状データを基にして極座標で求める。
【0093】次いで、制御装置1100は、傾斜角測定
装置130が求めたリムレスレンズLの形状を基にし
て、レンズ止穴LDHの位置PDに対応したリムレスレン
ズLの穴位置Pを極座標で求める。また、制御装置10
0は穴位置Pにおける屈折面Lfの傾斜角度βと、この
傾斜角度βと直交する角度を求め、さらに、パルスモー
タ1101〜1103を制御して穴開け装置50のドリ
ル51の先端部がリムレスレンズLの穴位置Pに当接す
るように且つドリル51の向きを傾斜角βと直交する方
向にする。
【0094】そして、制御装置1100は、ドリルモー
タ52を駆動させてドリル51を回転させるとともに、
図示しないモータを駆動させてドリル51を前進させ、
リムレスレンズLの位置Pを切削して屈折面Lfと直交
する方向にレンズ止穴LHを開けさせる。
【0095】次に、他方のレンズ止穴LDH´の位置を測
定するには、上記と同様にハンド211,212を移動
させてレンズ止穴LDH´をエリアセンサ1001上に位
置させて行う。
【0096】デモ用リムレスレンズLDのレンズ止穴LD
H,LDH´は2つあるので左右のレンズを合わせて穴の位
置測定は4回行うが、左右のレンズの形状は左右対象な
ので、例えば左用のデモ用リムレスレンズLDのレンズ
止穴LDH,LDH´の2つを測定して、そのデータを反転
させて右用のデータとして使用してもよい。
【0097】ところで、制御装置1100は、レンズ止
穴LDHの位置に対応したリムレスレンズLの穴位置Pを
求め、この穴位置PにおけるリムレスレンズLの屈折面
Lfの傾斜角度αと、この傾斜角度αと直交する角度を
求め、パルスモータ1101〜1103を制御してドリ
ル51の向きを傾斜角度αと直交する方向にするので、
レンズ止穴LHを屈折面Lfと直交する方向に正確に開け
ることができることとなる。
【0098】このため、従来のように、熟練した眼鏡技
術者が勘に頼ってリムレスレンズLの屈折面Lfと直交
方向にレンズ止穴LHを開ける必要がなくなり、レンズ
止穴LHに取り付けるレンズ止め金具の取付け作業の効
率化を図ることができる。
【0099】また、デモ用リムレスレンズLDのレンズ
止穴LDHの位置を求めるためのエリアセンサ1001を
メガネ用形状測定装置60の筺体201に設けたもので
あるから、レンズ止穴LDHの位置を求める装置を玉摺機
本体1とは別個に設ける必要がなく、しかも、レンズ止
穴LDHの位置を求めるために形状測定部300を利用し
ているので、レンズ止穴LDHの位置を極座標として正確
に求めることができ、また、装置が大型化してしまうこ
とを防止することができる。
【0100】次に、リムレスフレームのレンズ幾何学中
心間距離やレンズ形状を測定する場合について説明す
る。
【0101】先ず、リムレスフレームFの片眼レンズL
を取り外し、吸着盤保持部910に嵌着したレンズ保持
具930にその片眼レンズLを取り付ける。他方、片眼
レンズを取り外したリムレスフレームFを図16,図1
7に示すようにセットする。
【0102】そして、このホルダー901をアーム21
1,212間に装着し、図3a,図4aに示すように、レン
ズLの周端にレンズフィラー366aを当接させて上記
と同様にしてレンズ形状を測定する。この測定データか
ら片眼レンズLの巾Haが分かる。
【0103】次に、アーム211,212を上昇させて
斜め上方に傾斜させるとともに初期位置に移動させ、カ
ウンタ(図示せず)をリセットさせる。そして、このアー
ム211,212を右方向へ移動させていき、中央位置
で停止させる。中央位置は前記カウンタのカウント数か
ら求める。他方、スライダ350は定トルクバネ316
により初期位置に移動し、図4cに示すように、レンズ
フィラー366bとレンズLの周端とが離間した状態に
ある(予めこの状態となるように各寸法が設定されてい
る)。
【0104】この状態で、アーム211,212を下降
させて水平状態に位置させる。そして、アーム211,
212をさらに右方向へ移動させていき、レンズLの端
部がレンズフィラー366bに当接するまでの距離を前
記カウンタで測定する。このカウンタのカウント値によ
る距離をH1とする。
【0105】ところで、アーム212の初期位置から支
持部材980までの距離は、カウンタのカウント数によ
って決定され、また、回転軸304の位置は固定されて
いるので、支持部材980から初期位置にあるレンズフ
ィラー366bの接触面までの距離H2は既知となる。
【0106】したがって、リムレスフレームFの1/2の
巾Hbを求めることができる。すなわち、H1−H2=Hb
で求まる。これらデータからレンズ幾何学中心間距離F
PDを次式から求める。
【0107】FPD=2×(Hb−Ha/2) このように、レンズ保持装置900に片眼レンズLとリ
ムレスフレームFをセットすれば、リムレスフレームF
のレンズ幾何学中心間距離FPDを求めることができる
ので、従来のように、レンズLとリムレスフレームFを
交換してレンズ保持装置900にセットをし直すととも
に、この保持装置900をアーム211,212から取
り出して再度アーム211,212に装着し直す必要が
ない。このため、その装着操作は至って簡単なものとな
る。
【0108】上記実施例では、デモ用リムレスレンズL
Dのレンズ止穴LDHの位置をエリアセンサ1001の各
受光素子の受光量から求めているが、このレンズ止穴L
DHの位置は予め分かっているので、この位置データを入
力装置(図示せず)によって入力するようにしてもよい。
【0109】
【効果】以上説明したように、請求項1の発明によれ
ば、レンズ止穴をリムレスレンズの屈折面と直交する方
向に正確に開けることができ、このため、従来のよう
に、熟練した眼鏡技術者が勘に頼ってリムレスレンズの
屈折面と直交方向にレンズ止穴を開ける必要がなく、レ
ンズ止穴に取り付けるレンズ止め金具の取付け作業の効
率化を図ることができる。
【0110】請求項2の発明によれば、メガネ用形状測
定装置にレンズ止穴の位置を検出する位置検出手段を設
けたものであるから、レンズ止穴の位置を求める装置を
玉摺機本体とは別個に設ける必要がなく、しかも、レン
ズ止穴の位置を求めるためにメガネ形状測定装置を利用
することができ、このため、レンズ止穴Lの位置を正確
に求めることができる。また、装置が大型化してしまう
ことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】玉摺機の外観を示した斜視図である。
【図2】キャリッジの概略構成を示した平面図である。
【図3】(a)はこの発明に係るレンズの形状計測装置の
要部斜視図である。(b)はリムレスフレームを測定する
場合を説明した斜視図である。
【図4】(a)はレンズ保持装置にレンズとリムレスフレ
ームを取り付けてレンズ形状を測定する状態を示した説
明図である。(b)はレンズ巾を示した説明図である。
(c)はレンズ保持装置にレンズとリムレスフレームを取
り付けてフレーム巾を測定する状態を示した説明図であ
る。
【図5】Aは型板を測定する場合のレンズ保持装置と形
状計測装置との関係を示す説明図である。Bはフレーム
巾を測定する場合のレンズ保持装置と形状計測装置との
関係を示す説明図である。
【図6】Aはレンズフィラーの取付構造を示す部分断面
図である。Bはレンズフィラーを示した側面図である。
Cはレンズフィラーの傾倒を示した側面図である。
【図7】レンズ保持装置の斜視図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】レンズ保持装置にレンズとリムレスフレームを
取り付けた状態を示した斜視図である。
【図10】図7に示したレンズ保持装置の裏側からみた
説明図である。
【図11】図9のレンズ保持装置に設けた支持部の説明
図である。
【図12】図8に示した吸着盤保持部とレンズ保持具と
の間系を示す説明図である。
【図13】図12に示した吸着盤保持部の斜視図であ
る。
【図14】型板と型板保持具との関係を示す分解斜視図
である。
【図15】レンズとレンズ保持具との関係を示す分解斜
視図である。
【図16】リムレスフレームのレンズをレンズ保持具に
取り付けた状態を示した説明図である。
【図17】リムレスフレームのレンズをレンズ保持具に
取り付けた状態を示した側面図である。
【図18】レンズとレンズフィラーとの関係を示す説明
図である。
【図19】レンズ枠のヤゲンフィラーによる測定状態を
示す説明図である。
【図20】上述した構成を有する計測装置の斜視図であ
る。
【図21】図20に示したヤゲンフィラーによる測定状
態を示す説明図である。
【図22】図20に示したヤゲンフィラーの部分の拡大
説明図である。
【図23】図20に示した定トルクバネの部分の拡大断
面図である。
【図24】エリアセンサとエリアセンサの出力との関係
を示した説明図である。
【図25】図1の玉摺機に設けた傾斜角測定装置の構成
を示した説明図である。
【図26】図1の玉摺機に設けた制御系の構成を示した
ブロック図である。
【図27】(A)屈折面が傾斜している場合のレンズ止穴
の投影像を示した説明図である。 (B)屈折面を水平に保持した場合のレンズ止穴の投影像
を示した説明図である。 (C)投影像の長径と短径の関係を示した説明図である。
【符号の説明】
5 砥石 15 キャリッジ 50 穴開け装置(穴開け手段) 100 傾斜角測定装置(傾斜角測定手段) 300 計測部(形状測定手段) 900 レンズ保持装置(レンズ保持手段) 1001 エリアセンサ(位置検出手段) 1100 制御装置(切削制御手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】玉摺機の外観を示した斜視図である。
【図2】キャリッジの概略構成を示した平面図である。
【図3】(a)はこの発明に係るレンズの形状計測装置の
要部斜視図である。(b)はリムレスフレームを測定する
場合を説明した斜視図である。
【図4】(a)はレンズ保持装置にレンズとリムレスフレ
ームを取り付けてレンズ形状を測定する状態を示した説
明図である。(b)はレンズ巾を示した説明図である。
(c)はレンズ保持装置にレンズとリムレスフレームを取
り付けてフレーム巾を測定する状態を示した説明図であ
る。(d)はリムレスフレームの1/2の幅を示した説明
図である。
【図5】Aは型板を測定する場合のレンズ保持装置と形
状計測装置との関係を示す説明図である。Bはフレーム
巾を測定する場合のレンズ保持装置と形状計測装置との
関係を示す説明図である。
【図6】Aはレンズフィラーの取付構造を示す部分断面
図である。Bはレンズフィラーを示した側面図である。
Cはレンズフィラーの傾倒を示した側面図である。
【図7】レンズ保持装置の斜視図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】レンズ保持装置にレンズとリムレスフレームを
取り付けた状態を示した斜視図である。
【図10】図7に示したレンズ保持装置の裏側からみた
説明図である。
【図11】図9のレンズ保持装置に設けた支持部の説明
図である。
【図12】図8に示した吸着盤保持部とレンズ保持具と
の間系を示す説明図である。
【図13】図12に示した吸着盤保持部の斜視図であ
る。
【図14】型板と型板保持具との関係を示す分解斜視図
である。
【図15】レンズとレンズ保持具との関係を示す分解斜
視図である。
【図16】リムレスフレームのレンズをレンズ保持具に
取り付けた状態を示した説明図である。
【図17】リムレスフレームのレンズをレンズ保持具に
取り付けた状態を示した側面図である。
【図18】レンズとレンズフィラーとの関係を示す説明
図である。
【図19】レンズ枠のヤゲンフィラーによる測定状態を
示す説明図である。
【図20】上述した構成を有する計測装置の斜視図であ
る。
【図21】図20に示したヤゲンフィラーによる測定状
態を示す説明図である。
【図22】図20に示したヤゲンフィラーの部分の拡大
説明図である。
【図23】図20に示した定トルクバネの部分の拡大断
面図である。
【図24】エリアセンサとエリアセンサの出力との関係
を示した説明図である。
【図25】図1の玉摺機に設けた傾斜角測定装置の構成
を示した説明図である。
【図26】図1の玉摺機に設けた制御系の構成を示した
ブロック図である。
【図27】(A)屈折面が傾斜している場合のレンズ止穴
の投影像を示した説明図である。 (B)屈折面を水平に保持した場合のレンズ止穴の投影像
を示した説明図である。 (C)投影像の長径と短径の関係を示した説明図である。
【符号の説明】 5 砥石 15 キャリッジ 50 穴開け装置(穴開け手段) 100 傾斜角測定装置(傾斜角測定手段) 300 計測部(形状測定手段) 900 レンズ保持装置(レンズ保持手段) 1001 エリアセンサ(位置検出手段) 1100 制御装置(切削制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】研削加工後のリムレスレンズを保持するレ
    ンズ保持手段と、 このレンズ保持手段に保持されるリムレスレンズの周縁
    部の所定位置にレンズ止穴を開ける穴開け手段と、 前記穴開け手段による穴開け方向の角度を調整する角度
    調整手段とを備えていることを特徴とするリムレスレン
    ズ用穴開け装置。
  2. 【請求項2】所定位置で高速回転されるレンズ加工用刃
    物と、 リムレスレンズをレンズ回転軸回りに回転可能に保持
    し、レンズ回転軸と前記レンズ加工用刃物との軸間距離
    を相対的に変化可能に移動し得るキャリッジと備えてい
    る玉摺機において、 前記リムレスレンズに開けられるレンズ止穴の穴位置を
    入力する穴位置入力手段と、 移動可能で且つ切削方向の向きが変えられ、前記リムレ
    スレンズを切削して前記レンズ止穴を開ける穴開け手段
    と、 前記レンズ止穴の位置におけるリムレスレンズの所定の
    屈折面の傾斜角を測定する傾斜角測定手段と、 前記穴位置入力手段によって入力されたレンズ止穴の穴
    位置と、前記傾斜角測定手段によって測定された傾斜角
    とに基づいて、前記穴開け手段の位置および向きを制御
    して、前記リムレスレンズの穴位置に且つその穴位置に
    おける屈折面と直交する方向にレンズ止穴を開けさせる
    穴開け制御手段とを設けたことを特徴とする玉摺機。
  3. 【請求項3】デモ用レンズを保持するレンズ保持手段
    と、このレンズ保持手段に保持されるデモ用レンズの形
    状を測定する形状測定手段とを備えたメガネ用形状測定
    装置において、 前記レンズ保持手段にデモ用リムレスレンズを保持させ
    た際に、このデモ用リムレスレンズに開けられたレンズ
    止穴の位置を検出する位置検出手段を設けたことを特徴
    とする請求項2の玉摺機に使用されるメガネ用形状測定
    装置。
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