JP2007229862A - 眼鏡レンズ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レンズの屈折面の傾斜角に基づいて設定された穴角度に対する修正加工を適切に行える眼鏡レンズ加工装置を提供する。
【解決手段】 眼鏡レンズを保持するレンズ保持手段と、眼鏡レンズにリムレスフレームを取り付けるための穴等を加工する穴加工具と、穴位置でのレンズ屈折面の傾斜角を測定又は入力する手段と、レンズ屈折面の傾斜角に基づいて所定の基準軸に対する穴角度を演算する穴角度演算手段とを備え、前記穴角度演算手段による穴角度に基づいて穴加工具をレンズに対して相対的に移動して穴加工する眼鏡レンズ加工装置において、前記穴角度演算手段による穴角度を修正した穴角度を入力する修正角度入力手段を備え、該修正された穴角度に基づいて穴加工する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、眼鏡レンズの屈折面にリムレスフレームを取り付けるための穴等を加工する眼鏡レンズ加工装置に関する。
眼鏡レンズにリムレスフレーム(ツーポイントフレーム)を取り付けるための穴位置、穴角度等のデータを入力し、数値制御により穴加工を自動的に行う眼鏡レンズ加工装置が知られている(特許文献1参照)。穴あけの角度方向は、所定の穴加工の基準軸に対して任意の角度で設定する方法以外に、レンズの屈折面の傾斜角度を測定又は入力し、レンズの屈折面に対する法線方向(垂直方向)のように、レンズ屈折面の傾斜角に基づいて穴角度を設定する方法(以下、オート穴加工モード)がある。
特開2003−145328号公報
レンズに単穴をあけてリムレスフレームを固定するタイプにおいては、オート穴加工モードで穴を加工することが多い。この場合、本来の穴径より小さな径(例えば、直径0.8mm)で下穴をあけ、加工装置からレンズを一旦取り外し、リムレスフレーム等の取り付け角度を確認することがある。取り付け角度に問題なければ、再びレンズを装置に取り付け、本来の穴径を設定した上でオート穴加工モードにて穴加工することができる。しかし、オート穴加工モードで設定された穴角度の修正が必要な場合、作業者はその穴角度を知ることができなかったため、再び装置に取り付けての修正加工を適切にできなかった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、レンズの屈折面の傾斜角に基づいて設定された穴角度に対する修正加工を適切に行える眼鏡レンズ加工装置を提供することを技術課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために次のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 眼鏡レンズを保持するレンズ保持手段と、眼鏡レンズにリムレスフレームを取り付けるための穴等を加工する穴加工具と、穴位置でのレンズ屈折面の傾斜角を測定又は入力する手段と、レンズ屈折面の傾斜角に基づいて所定の基準軸に対する穴角度を演算する穴角度演算手段とを備え、前記穴角度演算手段による穴角度に基づいて穴加工具をレンズに対して相対的に移動して穴加工する眼鏡レンズ加工装置において、前記穴角度演算手段による穴角度を修正した穴角度を入力する修正角度入力手段を備え、該修正された穴角度に基づいて穴加工することを特徴とする。
(2) (1)の眼鏡レンズ加工装置は、前記穴角度演算手段による穴角度に基づいてレンズに穴加工した後に再度穴加工するための再加工モードを選択するモード選択手段を備え、前記修正角度入力手段は、前記再加工モードの選択時に前記穴角度演算手段により演算された穴角度に対する相対角度として修正角度を入力する手段であることを特徴とする。
(3) (1)の眼鏡レンズ加工装置は、前記穴角度演算手段による穴角度に基づいてレンズに穴加工した後に再度穴加工するための再加工モードを選択するモード選択手段と、前記再加工モードの選択時に前記穴角度演算手段により演算された穴角度を表示する表示手段とを備え、前記修正角度入力手段は、前記再加工モードの選択時に前記基準軸に対する穴角度として修正角度を入力する手段であることを特徴とする。
本発明によれば、レンズの屈折面の傾斜角に基づいて設定された穴角度に対する修正加工を適切に行える。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(1)全体構成
図1は本発明に係る眼鏡レンズ加工装置の外観構成を示す図である。1は眼鏡レンズ加工装置本体である。装置本体1には眼鏡枠形状測定装置(玉型形状入力手段)2が接続されている。眼鏡枠形状測定装置2としては、例えば、本出願人による特開平5−212661号公報等に記載のものが使用できる。眼鏡枠形状測定装置2は、オンラインのネットワークやオフラインのデータのやりとりにて、玉型形状のデータを装置本体1とやりとりする構成であってもよい。装置本体1上部には、穴データ入力装置を構成するタッチパネル410、加工スタートスイッチ等の加工指示用の各種スイッチを持つスイッチ部420が設けられている。430はタッチペンであり、ポインティングデバイスであるタッチパネル410上のスイッチパネルの選択や位置指定を行う。タッチパネル410を操作する場合、タッチペン430を使用することが好ましいが、作業者の指等でも操作可能である。タッチパネル410は、加工情報等を表示する表示手段及びデータや穴位置、加工条件等の入力のための入力手段を兼ねる。402は加工室用の開閉窓である。
図2は装置本体1の筐体内に配置されるレンズ加工部の概略構成を示す斜視図である。ベース10上にはキャリッジ部700が搭載され、キャリッジ701が持つチャック軸(レンズ回転軸)702L,702Rに挟持された被加工レンズLEは、砥石回転軸601aに取り付けられた砥石群602に圧接されて研削加工される。回転軸702L,702Rと回転軸601aとは、平行に配置されている。601は砥石回転用モータである。砥石群602はガラス用粗砥石602a、プラスチック用粗砥石602b、ヤゲン及び平加工用の仕上げ砥石602cからなる。キャリッジ701の上方には、レンズ形状測定部500、520が設けられている。キャリッジ部700の後方には、穴あけ・面取り・溝掘り機構部800が配置されている。
(2)各部の構成
(イ)キャリッジ部
レンズ保持手段であるキャリッジ部700の構成を、図2に基づいて説明する。キャリッジ701は、ベース10に固定され、且つ回転軸601aと平行に延びるシャフト703,704に沿って移動可能になっており、また、チャック軸702L,702Rと回転軸601aとの軸間距離が変わるように移動可能となっている。以下では、キャリッジ701を回転軸601aと平行に移動させる方向をX軸方向、チャック軸(702L,703R)と回転軸601aとの軸間距離が変わるようにキャリッジ701を移動させる方向をY軸方向として、レンズチャック機構及びレンズ回転機構、キャリッジ701のX軸移動機構及びY軸移動機構を説明する。
<レンズチャック機構及びレンズ回転機構>
キャリッジ701の左腕701Lにチャック 軸702Lが、右腕701Rにチャック軸702Rが、それぞれ回転可能に同軸に保持されている。右腕701Rの前面にはチャック用モータ710が固定されており、モータ710の回転軸に取り付けられているプーリ711の回転がベルト712を介してプーリ713に伝わり、右腕701Rの内部で回転可能に保持されている図示なき送りネジ及び送りナットに伝わる。これにより、チャック軸702Rをその軸方向(X軸方向)に移動させることができ、レンズLEがチャック軸702L,702Rによって挟持される。
キャリッジ左腕701Lの左側端部にはレンズ回転用モータ720が固定されている。モータ720の回転軸に取付けられたギヤ721がギヤ722と噛合い、ギヤ722と同軸のギヤ723がギヤ724と噛合い、ギヤ724とギヤ725が噛合っている。これにより、チャック軸702Lへモータ720の回転が伝達される。
また、モータ720の回転は、キャリッジ701の後方で回転可能に保持されている回転軸728を介してキャリッジ右腕701R側に伝えられる。キャリッジ右腕701R右側端部には、キャリッジ左腕701Lの左側端部と同様なギヤ(キャリッジ左腕701Lの左側端部のギヤ721〜725と同様であるため詳細は省略)が設けられている。これによりモータ720の回転がチャック軸702Rに伝えられ、チャック軸702Lとチャック軸702Rが同期して回転される。
<キャリッジのX軸方向移動機構、Y軸方向移動機構>
キャリッジシャフト703,704にはその軸方向に移動可能なX軸移動支基740が取り付けられている。X軸移動支基アーム740の後部には、シャフト703と平行に延びる図示なきボールネジが取り付けられており、このボールネジはベース10に固定されたX軸移動用モータ745の回転軸に取り付けられている。モータ745の回転により、X軸移動支基740と共にキャリッジ701がX軸方向に直線移動される。
X軸移動支基740には、Y軸方向に延びるシャフト756,757が固定されている。シャフト756、757にはキャリッジ701がY軸方向に移動可能取り付けられている。また、X軸移動支基740には取付板751によってY軸移動用モータ750が固定されている。モータ750の回転はプーリ752とベルト753を介して、取付板751に回転可能に保持されたボールネジ755に伝達される。ボールネジ755の回転によりキャリッジ701はY軸方向に移動される(すなわち、レンズチャック軸と砥石回転軸601aとの軸間距離が変化される)。
(ロ)レンズ形状測定部
図3はレンズ前側屈折面形状を測定するレンズ形状測定部(レンズ形状測定手段)500の構成を説明する図である。ベース10上に固設された支基ブロック100に取付支基501が固定され、取付支基501に固定されたレール502上をスライダー503が摺動可能に取付けられている。スライダー503にはスライドベース510が固定され、スライドベース510には測定子アーム504が固定されている。測定子アーム504の先端部には、L型の測定子ハンド505が固定され、測定子ハンド505の先端部には円板状の測定子506が固定されている。レンズ屈折面形状を測定するために、測定子506はレンズLEの前側屈折面に接触される。
スライドベース510の下端部にはラック511が固定されている。ラック511は取付支基501側に固定されたエンコーダ513のピニオン512と噛み合っている。また、モータ516の回転軸に取付けられたギヤ515、アイドルギヤ514、ピニオン512を介してモータ516の回転がラック511に伝えられ、スライドベース510がX軸方向に移動される。レンズ形状測定中は、モータ516は常に一定の力で測定子506をレンズLEに押し当てている。エンコーダ513はスライドベース510のX軸方向の移動量(測定子506の移動位置)を検知する。この移動量とレンズチャック軸(702L,702R)の回転角度の情報により、レンズLEの前側屈折面形状が測定される。
レンズ後屈折面のレンズ形状測定部520は、レンズ形状測定部500に対して左右対称であるのでその構成の説明は省略する。
(ハ)穴あけ・溝掘り機構部
穴あけ・溝掘り機構部800の構成を図4及び図5に基づいて説明する。図4は機構部800の立体図、図5は機構部の回転機構を説明するための断面図である。
機構部(穴加工機構部)800のベースとなる固定板801は支基ブロック100に固定されている。固定板801にはZ軸方向(XY軸平面に対して直交する方向)に延びるレール802が固定され、レール802上にはスライダー803が摺動可能に取り付けられている。スライダー803には、移動支基804が固定されている。移動支基804は、モータ805がボールネジ806を回転することによってZ軸方向に移動される。
移動支基804には、回転支基810が2個の軸受け811によって回転可能に軸支されている。また、軸受け811の片側には、ギヤ813が回転支基810に固定されている。ギヤ813はアイドルギヤ814を介して移動支基804に取付けられたモータ816の軸に固定されたギヤ815と噛み合っている。回転支基810は、モータ816を回転させることにより、軸受け811の軸を中心として回転する。
回転支基810の先端部には、穴加工用エンドミル835等を保持する回転部830が取り付けられている。回転部830の回転軸831の中央部にはプーリ832が付けられ、回転軸831は2つの軸受け834により回転可能に軸支されている。また、回転軸831の一端には穴加工工具としてのエンドミル835がチャック機構837により取付けられ、他端には溝掘り加工具としての溝掘り砥石836がナット839により同軸に取付けられている。
回転軸831を回転するためのモータ840は、回転支基810に取付けられた取付板841に固定されている。モータ840の回転軸にはプーリ843が取付けられている。プーリ832とプーリ843との間には回転支基810内部でベルト833が掛けられ、モータ840の回転が回転軸831へ伝達される。
以上のような構成を持つ装置において、リムレスフレームを取り付けるための穴あけ加工の動作を中心に、図6の制御系ブロック図を使用して説明する。
まず、眼鏡レンズの二次元玉型形状データを入力する。リムレスフレームの場合、型板又はダミーレンズを眼鏡枠形状測定装置2により測定して玉型形状データを得る。玉型形状データは、タッチパネル410に表示された外部通信キーを押すことにより入力され、玉型形状の幾何中心を基準にした動径データ(Rn,θn)(n=1,2,・・・,N)に変換されてデータメモリ(記憶手段)161に記憶される。タッチパネル410の画面には玉型形状に基づく図形が表示され、加工条件を入力できる状態になる。操作者はタッチペン430でタッチパネル410に表示された各種タッチキーを操作して、玉型形状に対する装用者のPD、光学中心の高さ等のレイアウトデータを入力する。また、フレーム種類としてリムレスフレーム(ツーポイント)を指定した後、メニューから穴編集を指定すると、穴位置データを入力できる穴位置編集画面がポインティングデバイスであるタッチパネル410に表示される。タッチパネル410のタッチ機能及び画面表示は、制御部160によって制御される。
図7は、穴位置編集画面の例である。図において、FCは二次元玉型形状FTに対する幾何中心である。440はテンプレートアイコン群である。アイコン群440には、予めパターン化されたリムレスフレーム用の固定穴のタイプがいくつか用意されている。例えば、アイコン441は1つ穴(単穴)タイプ(ヨロイタイプ)のテンプレートであり、アイコン442はノッチと単穴を組み合せたテンプレートである。アイコン443は横方向に2つ並んだ2つ穴のテンプレートを示したものであり、アイコン444は2つの穴が縦方向に並んたデンプレートである。アイコン445、446はそれぞれ横方向、縦方向の長穴をテンプレートである。アイコン447は座繰のある単穴をテンプレートである。作業者は、これらアイコン群440の中から所望するアイコンを1つ選択し、玉型形状に反映させることで、穴加工のテンプレートを玉型形状に入力する。これらのアイコン群440は、利用頻度の高いものをパターン化したもので構成されている。また、このパターン化において、複数の穴は予めグループ化されている。
グループ化とは、独立した一つ一つの穴を取りまとめて扱うためのものである。例えば、2つ穴を一つのグループとして扱うことで、穴角度の指定に対して2つの穴が平行に加工される。また、玉型形状図形FT上での穴位置の指定時に、2つの穴を同時に移動できる。ノッチと単穴の組み合わせパターンの場合も同様である。
ここでは、リムレスフレームを取り付けるレンズ前側屈折面の鼻側及び耳側にそれぞれ2つ穴をあける場合を例に挙げて説明する。作業者がタッチペン430で、2つ穴アイコン443を選択(押圧)し、そのまま玉型形状図FTの領域内で穴加工する位置としたい所望の位置(鼻側:Ho1位置)にまで動かす(ドラッグ・アンド・ドロップする)と、玉型形状のHo1の位置に1つ穴が設定され、その横方向に別の1つ穴Ho2が並べて設定される。アイコン443aはドラッグ中のアイコン表示を示している。2つ穴のタイプを選択したときには、1回の選択で2つの穴を同時に設定できるので、単穴毎に設定する場合に比べて手間が省ける。また、玉型の反対側の水平位置にも2つ穴(耳側:Ho3及びHo4)が同時に設定される(鼻側と耳側を同時に設定するか否かは、予めメニュー画面で選択できる)。2つ穴タイプのリムレスフレームでは、耳側及び鼻側の両方が2つ穴タイプであることが多いので、1回の選択で鼻側と耳側の穴を同時に設定できると、さらに選択の手間が簡素化される。この場合、穴Ho3、Ho4は、穴Ho1、Ho2の設定に準じて設定される。例えば、玉型形状の周縁から穴Ho1までの距離と等しい距離で、図示するように玉型形状の周縁から穴Ho4が配置される。また、ミラー反転モードをスイッチ420で選択している場合は、左眼用レンズにも、同様に鼻側、耳側にそれぞれ2つ穴が形成される。Ho1,Ho2は右眼用レンズにリムレスフレームを取り付けるための鼻側の2つの穴位置である。アイコン443を選択後、玉型形状図形FT内の所望の位置をタッチペン430で指定することで穴位置が入力される。
穴位置データは、一般的に、幾何中心FCを基準として左右方向をx軸、上下方向(眼鏡装用時の左右上下をいう)をy軸とする直交座標系にて指定されるので、図7でも直交座標系にての入力例としている。なお、穴位置データ管理上の直交座標xyは、前述のレンズ加工部のX軸,Y軸とは区別して使用するものとする。ここで、ドラッグ・アンド・ドロップ中に、タッチペン430の位置が、x軸データ欄412b、y軸データ欄412aに逐一表示されるので、これらのデータ欄412a、412bを見ながら、位置決めできる。2つ穴の場合は、基準としている位置の座標がデータ欄412a、412bに表示される。この基準は、2つの穴の中間位置又は2つの穴の一方の中心位置とされる。x軸位置データについては、x軸データ欄412bを指定して、選択キー411bにより、中心FCを基準にした寸法xc1(センター基準)、穴の真横のエッジからの寸法xh1(H−エッジ基準)、玉型の耳側端からの寸法xb1(B−エッジ基準)の3種類から選択できる。
ドラッグ・アンド・ドロップで2つの穴位置を設定した後に微調整する場合、データ欄412a、412bを押すことで表示されるテンキーにより入力できる。また、2つ穴タイプを選択された場合(ノッチと単穴の組み合わせの場合も同じ)、穴間隔入力手段を構成する穴間隔入力欄418が表示されるので、入力欄418を押すことで表示されるテンキーで入力できる。2つ穴のリムレスフレームにおいては、通常、2つの穴は間隔で管理されるため、単穴の座標を個々に指定する場合に比べて入力操作が容易であり、入力ミスを防止できる。
また、アイコン443の2つ穴のタイプが選択されたときは、穴径の入力欄413,穴深さの入力欄414に値を入力すると、2つの穴の穴径,穴深さの値が主制御部160により同時に設定される。入力欄413,414を持つタッチパネル420及び主制御部160により、穴径・穴深さデータ入力手段及び穴径・穴深さデータ設定手段が構成される。この場合も、個々の穴を個別に入力する場合に比べて入力操作を効率的に行える。
またさらに、2つ穴のタイプが選択されたときは、はじめに横方向(x軸方向)に2つの穴が配置される。2つの穴の並ぶ方向を変化させる場合は、方向変更手段である穴方向の入力欄419を押すことで表示されるテンキーにより、その回転角θ1を入力する。2つの穴の並ぶ方向の回転角θ1は、図7(b)に示すように、2つ穴の一方の中心位置(ここでは、穴Ho1)又は2つ穴の中間位置を基準とされる。入力欄419に入力された角度θ1に基づいて、主制御部160は玉型経常での穴位置データを修正し、穴加工時の穴位置を算出する。
なお、2つの穴(Ho1、Ho2)の位置データ等を個別に入力する場合は、穴番号をキー411aで指定することで行える。
ここで、2つの穴タイプにおいて、穴角度指定キー417でオート穴加工モードを指定すると、2つ穴の中間位置のレンズ屈折面に対して垂直方向に2つの穴が平行に加工される。もちろん、任意の角度を指定することも可能である。これらの寸法も、各データキーを押すことで表示されるテンキーで入力できる。入力した穴位置データは、メモリ161に記憶される。
なお、以上の実施形態では、穴位置の入力(設定)をドラッグ・アンド・ドロップで行ったがこれに限るものではない。表示画面上で、テンプレートを選択し、玉型形状の所望の位置を指定することで穴位置データが入力できればよい。アイコン群440の一つのアイコンを押して選択した後に、玉型形状の所望の位置を押すことで、穴位置データを入力してもよい。また、ポインティングデバイスとしては、タッチパネルに限られものでなく、PC(パーソナルコンピュータ)のモニタ等であってもよい。モニタの場合は、マウスカーソルにてアイコン群440をドラッグ・アンド・ドロップすればよい。穴タイプの選択及び穴位置の入力(設定)は、データ入力用の表示手段とは別に配置されたスイッチを持つ構成としてもよいが、本実施形態のようなタッチパネル等のポインティングデバイスを用いた方が、自由度が高く、好ましい。
穴位置データ等の必要な入力ができたら、レンズLEをチャック軸702L,702Rによりチャッキングした後、スイッチ部420のスタートスイッチを押して装置を作動させる。主制御部160は、入力された玉型形状データを基にレンズ形状測定部500及び520を制御してレンズ屈折面形状を測定する。主制御部160は測定子アーム504を退避位置から測定位置に位置させた後、玉型の動径データ(Rn,θn)(n=1,2,・・・,N)に基づき、モータ750を駆動してキャリッジ701を移動させると共に、モータ516を駆動して、測定子506がレンズLEの前側屈折面に当接するように測定子アーム504をレンズ側に移動させる。測定子506が屈折面に当接した状態で、モータ720を駆動してレンズLEを回転しながら、動径データに従ってキャリッジ701を上下移動させる。こうしたレンズLEの回転及び移動に伴い、測定子506はレンズ前側屈折面形状に沿ってチャック軸(702L,702R)方向に移動する。この移動量はエンコーダ513により検出され、レンズLEの前側屈折面形状データ(Rn,θn,zn)(n=1,2,・・・,N)が測定される。znは、チャック軸方向のレンズ屈折面の高さデータである。レンズLEの後側屈折面形状についてもレンズ形状測定部520により測定される。測定された屈折面形状データはメモリ161に記憶される。また、穴指定があるときは、穴位置(2つ穴のときはその中間位置)及びそれより所定距離だけ外側のコバ位置を測定し、レンズ屈折面の傾斜角α1を求める。
主制御部160は、入力された穴位置の寸法及び二次元玉型形状を、レンズ屈折面形状のカーブに沿った寸法で管理し、穴加工データを求める。穴加工データは、穴位置データ及び穴方向のデータを、キャリッジ701のX軸及びY軸の移動データ、レンズLEの回転角データ、機構部800のZ軸移動データ、回転部830の回転角データ等に変換することで求められる。また、主制御部160は、周縁加工データも玉型形状データを基にレンズ回転毎の加工点を求めることにより得る。
2つの穴を並べてレンズ屈折面に垂直な方向で平行に加工するオート方式が指定された場合、主制御部160は、レンズ前側屈折面の傾斜角α1に基づき、レンズLEのチャック軸を基準とし、パターンとして扱われている2つ穴の中間位置のレンズ屈折面に垂直となるように穴角度α2を演算する(図8(a)参照)。ここで、2つ穴の間隔が前述したように間隔dで指定された場合、レンズLEの屈折面は曲面であるため、二次元座標上での間隔で無く、レンズ屈折面の垂直方向から見た間隔dとなるように、レンズ屈折面の傾斜角α1に基づいて計算される。
主制御部160は、レンズLEの周縁を加工する。主制御部160は粗砥石602b上にレンズLEがくるようにキャリッジ701をモータ720により移動させた後、モータ750によりキャリッジ701を上下移動させて粗加工を行う。次に、仕上げ砥石602cの平坦部分にレンズLEを移動し、同様にキャリッジ701を上下移動させて仕上げ加工を行う。
仕上げ加工が終了すると、続いて穴あけ加工に移る。主制御部160は、前述の各穴Ho1,Ho2の穴位置データに従って機構部800及びキャリッジ701の移動を制御する。2つの穴を並べてレンズ屈折面に垂直な方向(法線方向)で平行に加工する場合は、2つの穴の中間位置がレンズ屈折面に垂直になるように穴角度α2を求めておく(図8(a)、(b)参照)。主制御部160は、チャック軸方向(X軸方向)に対して、角度α2だけエンドミル835の回転軸を傾斜させると共に、レンズLEの回転、チャック軸のXY軸方向の移動等を制御し、補正後の穴位置にエンドミル835の先端を位置させる。その後、エンドミル835をモータ840によって回転させ、エンドミル835の回転軸の軸方向(傾斜角α2方向)にキャリッジ701をXY移動することにより、穴あけ加工を行う。もう1つの穴についても、角度α2のまま、穴位置にエンドミル835の先端を位置させて同様に加工する。主制御部160は、穴角度設定手段を構成する。
図9は、ノッチアイコン442が選択された場合の穴位置設定の例を説明する図である。前述と同様にテンプレートアイコン群440から、ノッチアイコン442が選ばれた後、タッチペン430で、ノッチHo5、Ho6が入力されることで、玉型の反対側にも同様の穴Ho7、Ho8が配置される(図9(a)参照)。穴Ho7、Ho8の穴間隔はdとする。ここで、穴全体の高さを変更する場合を考える。タッチペン430で穴Ho6を選択し、Y軸方向のみの移動方向を示す矢印A方向にドラッグすることで、穴Ho5は矢印B方向(レンズ周縁上)、Ho6は矢印C方向を移動し、穴Ho9,Ho10に配置される。それに伴い反対側のHo7,Ho8もそれぞれHo11,Ho12へと移動する。これは、図7のノッチアイコン442が指定されることで、ノッチとなる穴Ho5、Ho8は玉型形状の周縁上に位置することが確定されるため、タッチペン430による位置移動を指定しても、ノッチである穴Ho5、Ho8は玉型形状の周縁上しか移動しない。また、ノッチのグループ化がされているため、ノッチとなる穴Ho5、Ho8にそれぞれ対応する穴Ho6、Ho7も穴間隔dを保ったまま移動する。
玉型形状の周縁上に配置される穴Ho5の穴位置データは、必ず玉型形状データのxy座標の値を持つ。穴Ho5に対応する穴Ho6の穴位置データは、y座標が穴Ho5のy座標と同一で、x座標は穴Ho5のx座標に穴間隔dを加えた(引いた)値としている。従って、タッチペン430で穴Ho6を矢印A方向に移動させても、主制御部160はタッチペン430で与えた移動量のうち、穴Ho6のy座標の移動量(高さ方向)だけしか移動を受け付けない。このような構成にすることによって、ノッチの穴位置指定や位置変更作業が効率的になる。なお、この構成はノッチと単穴を組み合せたものに限るものではなく、単穴(ヨロイタイプ)に適応してもよい。例えば、玉型形状の周縁から単穴の穴位置設定で指定した距離以上玉型形状の内側に移動しない構成とするものが挙げられる。
なお、以上の説明では、耳側(もしくは鼻側)のノッチと単穴を移動させることで、同じ玉型形状に配置されたもう一方の鼻側(もしくは耳側)のノッチと単穴が連動して移動する構成となっているが、これに限るものではない。反対側(右目の玉型なら左目の玉型)の玉型形状上のノッチと単穴にも連動してもよい。また、このような穴位置移動の連動機能設定を外したい場合は、タッチパネル410のメニュー415で図示なき設定メニューを表示させ、連動機能をオフとする設定をすればよい。
このようにして、穴加工のテンプレート群440を表示手段であるタッチパネル410上に配置することで、穴加工の指定や穴位置データの入力が簡単に行える。特に、利用頻度の高い穴、例えば、2つ穴や長穴、ノッチ等をテンプレート群440にし、利用頻度の高い数値(穴径や穴間隔)をデフォルト値とすることで、作業効率が上がる。また、本実施形態では、ドラッグ・アンド・ドロップでの穴位置入力を行ったが、テンプレートを選択することで、玉型形状上に自動的に穴が置かれる構成としてもよい。
また、上記では貫通穴について説明したが、レンズ屈折面に座繰り(貫通させない凹部形状)を加工する場合についても、その座繰り位置データを同様に穴パターンのテンプレートとして用意する。座繰り加工の場合は、座繰りの径、縦横の寸法、穴深さ(座繰り深さ)等のデータを入力する。エンドミル835は、穴加工のみならず、その側部で座繰り加工が可能である。
次に、前述のオート穴加工モードにより、レンズ屈折面に対して垂直方向となるように設定された穴角度を微修正する場合を説明する。図10は単穴の穴加工を設定する表示画面を示した図である。図7で説明したのと同様に、玉型形状に穴位置を入力する。ここでは、ヨロイタイプのリムレスフレームを固定するための単穴を入力する。オートで設定された穴角度の修正が必要となるケースは、レンズ屈折面に単穴を加工し、レンズ周縁にて回り止め金具を配置するヨロイタイプのフレームが多い。アイコン441をタッチペン430で選択し、ドラッグ・アンド・ドロップにより、玉型形状の所望の位置に単穴の位置を入力する。アイコン441aはドラッグ中のアイコンを示したものである。以下、単穴Ho1,Ho2が前述と同様に設定されてものとして説明する。図10では、単穴の設定であるため、図7に示される穴間隔の入力欄は出現しない。
穴角度設定417は、オート穴加工モードを選択する。オート穴加工モードを選択したときは、初めの段階ではその角度が分からないので、穴角度設定417の角度表示欄417aには角度が表示されない。穴径の表示欄413には、始めに下穴を加工し、後でリムレスフレームへの取り付け具合を確認するために、下穴径0.8mm(エンドミル835の径)を入力するものとする。その後、1.2mmで本穴をあけるものとする。
加工を開始すると、前述のように、傾斜角測定手段を兼ねるレンズ形状測定部500が作動され、玉型形状でのレンズコバ位置及び穴位置でのコバ位置が計測された後、レンズLEの周縁が加工される。そして、穴加工に移る。図8(a)で示したように、レンズLEの前面屈折面の形状に基づいて穴位置でのレンズ屈折面の傾斜角α1(ここでは、単穴Ho1での傾斜角)が、主制御部160により求められる。さらに、この傾斜角α1に基づいて主制御部160(穴角度演算手段)により単穴Ho1の位置での法線方向となるように穴角度α2が求められる。そして、単穴Ho1での穴角度がα2として、あけられる。なお、レンズ屈折面の傾斜角α1については、装置本体1に設けられたレンズ形状測定部500を使用して測定しなくても、他の装置で予め測定した傾斜角α1をタッチパネル410により入力又は通信手段を利用して入力しても良い(傾斜角入力手段)。
レンズ周縁加工と下穴が加工されたら、作業者はチャック軸702L,702Rから加工済みレンズLEを外し、下穴の角度や間隔等がフレームと適合するかどうかをチェックする。チェック後、再びレンズLEをチャック軸にチャックする。スイッチ部420に配置されたリタッチスイッチ(モード選択手段)を押すと、再加工モードとなり、再加工用のメニューがタッチパネル410に表示される。再加工モードではレンズ周縁加工のサイズを調整できるが、ここでは穴データの編集について説明する。
穴編集画面を選択すると、図11に示すように再加工用の穴編集画面が表示される。再加工モードでは、一つ前に加工された加工データ、レンズ前面屈折面の傾斜角α1、オート加工で設定された穴角度α2を含む穴の設定データがメモリ161に記憶されており、再加工用の穴編集画面にはそのときの穴データが表示される。ここで、角度欄417bにはオート穴加工で設定された角度α2(穴位置でのレンズ前面に対する垂直方向の角度)が表示される。そして、修正角度欄(修正角度入力手段)417cにてオート穴角度α2に対する相対角度を入力できるようになる。修正角度欄417cを押すとテンキーが表示されるので、下穴の確認により修正が必要な角度を、オート穴角度α2に対する相対角度としてプラス(+)/マイナス(−)で簡単に微修正する角度を入力できる。このように、角度欄417bと修正角度欄417cで穴角度指定手段が構成される。なお、このときの角度微修正の方向は、図12に示すように、基準点であるチャック軸(FC)と単穴Hp1を通る直線を軸としたp軸方向に行われるが、x軸方向,y軸方向及び両者を複合した方向にも修正可能である。x軸方向,y軸方向及び両者を複合した方向に修正を加える場合は、穴角度設定417を押すことで表示される選択項目から選択できる。
また、修正角度欄417cに入力する角度は、穴加工の基準軸(チャック軸)に対する角度として入力しても良い。この場合であっても、操作者は角度欄417bの表示により先に加工されたオート穴角度α2を知ることできるので、修正が必要な角度を入力することができる。
再加工に際しては、穴径の入力欄413の値を本穴の1.2mmとする。さらに、穴位置の微修正、穴深さの修正が必要であれば、それぞれの値も変えることもできる。
穴の修正データを入力した後、再び加工スタートスイッチを押すと、修正が加えられた部分を加工するように、制御部160は各機構を制御する。穴角度の修正の場合、制御部160は入力された修正角度に基づいてエンドミル835の軸方向、レンズの回転角度及び回転部830のZ軸方向位置を求める。そして、キャリッジ701をXY軸方向の移動制御することにより穴加工する。
このようにして、オート穴加工でレンズ前面の法線方向に下穴をあけた後に、本穴角度を微調整できる構成とすることによって、オート穴加工で設定された穴角度に対する修正加工を適切に行え、作業効率の向上を図ることができる。また、本穴角度の微調整を下穴角度に対して相対的に行うことで、仕上りが把握しやくなる。
上記においては、タッチパネル410及び制御部160等から構成される穴データ入力装置を加工装置本体1に一体的に設けた例で説明したが、これに限られるものではない。例えば、穴データ入力装置は、眼鏡枠形状測定装置2に設けられていても良い。あるいは、被加工レンズにカップを取り付けるカップ取付け装置等、レンズ周縁加工装置に関連して使用される周辺装置に組み込まれていても良い。さらに専用装置として分離されていても良い。この場合、設定された穴データは、加工装置本体1からの指示信号またはタッチパネル410に配置されたデータ送信スイッチの指示信号により、通信線等を介して加工装置本体1側に送信される(出力される)。
眼鏡レンズ加工装置の外観構成を示す図である。 レンズ加工部の概略構成を示す斜視図である。 レンズ形状測定部500の構成を説明する図である。 穴あけ・溝掘り機構部の立体図である。 穴あけ・溝掘り機構部の回転機構を説明する断面図である。 眼鏡レンズ加工装置の制御系ブロック図である。 タッチパネルに表示される穴位置編集画面の例である。 算出したレンズカーブから穴加工の角度を算出する方法とエンドミルによる穴加工動作を説明する図である。 ノッチと単穴の組合せが選択された場合の穴位置設定の例を説明する図である 単穴の穴加工を設定する表示画面を示した図である。 再加工用の穴編集画面を示す図である。 角度微修正の方向を示す図である。
符号の説明
1 眼鏡レンズ加工装置本体
2 眼鏡枠形状測定装置
160 主制御部
161 メモリ
410 タッチパネル
417 穴角度設定キー
418 穴間隔入力欄
430 タッチペン
440 アイコン群
500 レンズ形状測定部
602 砥石群
700 キャリッジ部
800 穴あけ・溝掘り機構部
835 エンドミル



Claims (3)

  1. 眼鏡レンズを保持するレンズ保持手段と、眼鏡レンズにリムレスフレームを取り付けるための穴等を加工する穴加工具と、穴位置でのレンズ屈折面の傾斜角を測定又は入力する手段と、レンズ屈折面の傾斜角に基づいて所定の基準軸に対する穴角度を演算する穴角度演算手段とを備え、前記穴角度演算手段による穴角度に基づいて穴加工具をレンズに対して相対的に移動して穴加工する眼鏡レンズ加工装置において、
    前記穴角度演算手段による穴角度を修正した穴角度を入力する修正角度入力手段を備え、該修正された穴角度に基づいて穴加工することを特徴とする眼鏡レンズ加工装置。
  2. 請求項1の眼鏡レンズ加工装置は、前記穴角度演算手段による穴角度に基づいてレンズに穴加工した後に再度穴加工するための再加工モードを選択するモード選択手段を備え、
    前記修正角度入力手段は、前記再加工モードの選択時に前記穴角度演算手段により演算された穴角度に対する相対角度として修正角度を入力する手段であることを特徴とする眼鏡レンズ加工装置。
  3. 請求項1の眼鏡レンズ加工装置は、前記穴角度演算手段による穴角度に基づいてレンズに穴加工した後に再度穴加工するための再加工モードを選択するモード選択手段と、
    前記再加工モードの選択時に前記穴角度演算手段により演算された穴角度を表示する表示手段とを備え、
    前記修正角度入力手段は、前記再加工モードの選択時に前記基準軸に対する穴角度として修正角度を入力する手段であることを特徴とする眼鏡レンズ加工装置。






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